JPH10213329A - 空気調和機の室内機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 騒音を低減できる空気調和機の室内機を提供
する。 【解決手段】 ケーシング１の互いに隣接する吹出口２
１,２３の間にガイド部３１を取り付ける。上記ガイド
部３１は、吹出口２１のガイド部３１近傍の端部よりも
ターボファン２の回転方向の後側に向かって突出する先
端部４１を有している。上記ガイド部３１によって、タ
ーボファン２から吹き出した空気を両側の吹出口２１,
２３に夫々スムーズに案内する。したがって、上記ケー
シング１のコーナー部に空気流の乱れが生じるのを防止
できる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、前方から吸い込
んだ空気を上下方向と左右方向の４方に吹き出す空気調
和機に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、空気調和機の室内機としては、壁
面に取り付けられた略長方形状のケーシング内にクロス
フィン熱交換器とクロスフローファンとを配置して、ケ
ーシングの下側に設けられた吹出口から空調空気を吹き
出すものがある。しかしながら、上記空気調和機は、壁
面からの出っ張りが大きく、奥行きを薄くすることがで
きないため、室内のインテリアに合わないという欠点が
ある。そこで、本願出願人は、薄型化により室内のイン
テリア性を向上できる空気調和機の室内機を製作した。
この空気調和機の室内機は、図４に示すように、略正方
形状のケーシング１０１(図４では左側のみを示す)内に
配置され、前面側から吸い込んだ空気を軸に対して半径
方向外向に吹き出すターボファン１０２を備えると共
に、上下方向と左右方向の４方に吹き出す吹出口１１１
〜１１３(図４では３つのみを示す)を設けている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところが、上記空気調
和機の室内機では、図４に示すように、ケーシング１０
１のコーナー部において、ターボファン１０２から吹き
出す空気の流れが乱れるため、騒音が発生するという欠
点がある。つまり、反時計回りに回転するターボファン
１０２の外周の接線に対して略３５度外向に空気が吹き
出し、吹き出した空気がケーシング１０１の各コーナー
部の内壁に当たって、空気の流れに乱れが生じるために
騒音が発生するのである。

【０００４】また、図５に示すように、上記ケーシング
１０１の各コーナー部に略Ｌ字形状の仕切板３３,３４
(図５では２つのみを示す)を設けた場合、ターボファン
１０２から吹き出す空気が仕切板３３,３４の上流側の
平面３３a,３４aに衝突して、空気の流れが乱れると共
に、仕切板３３,３４の下流側の平面３３b,３４b近傍で
剥離流れが生じて、騒音が発生するという欠点がある。

【０００５】そこで、この発明の目的は、騒音を低減で
きる空気調和機の室内機を提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項１の空気調和機の室内機は、ケーシング内に
軸が前後方向に配置され、前面側から吸い込んだ空気を
軸に対して半径方向外向に吹き出すターボファンと、上
記ターボファンからの吹き出し空気を上下方向と左右方
向に吹き出すように上記ケーシングに設けられた吹出口
と、上記ケーシングの互いに隣接する上記吹出口の間に
設けられ、上記ターボファンから吹き出す空気を両側の
吹出口に向かって流れるように案内するガイド部とを備
えたことを特徴としている。

【０００７】上記請求項１の空気調和機の室内機によれ
ば、上記ケーシングの互いに隣接する吹出口の間に設け
られたガイド部によって、上記ターボファンから吹き出
す空気をガイド部の両側の吹出口に案内するので、ケー
シングの互いに隣接する吹出口の間において空気の乱れ
が生じることがなく、騒音の発生を抑えることができ
る。

【０００８】また、請求項２の空気調和機の室内機は、
請求項１の空気調和機の室内機において、上記ガイド部
は、上記ターボファンの回転方向の後側に隣接する上記
吹出口の端部よりも上記ターボファンの回転方向の後側
に向かって突出する先端部を有することを特徴としてい
る。

【０００９】上記請求項２の空気調和機の室内機によれ
ば、上記ガイド部の先端部は、ターボファンの回転方向
の後側に隣接する吹出口の端部よりもターボファンの回
転方向の後側に向かって突出しているので、上記ガイド
部の先端部から両側の吹出口側に沿って空気が流れやす
い湾曲面を形成することができ、ターボファンから吹き
出す空気をスムーズに案内できる。

【００１０】請求項３の空気調和機の室内機は、請求項
１または２に記載の空気調和機の室内機において、上記
ガイド部は上記ケーシングに対して取り外し可能なガイ
ド部材に形成されていることを特徴としている。

【００１１】上記請求項３の空気調和機の室内機によれ
ば、上記ガイド部は、上記ケーシングに対して取り外し
可能なガイド部材に形成されているので、このガイド部
材を他のガイド部材と簡単に交換できる。上記他のガイ
ド部材としては、同一種のガイド部材であってもよく、
異種のガイド部材であってもよい。

【００１２】請求項４の空気調和機の室内機は、請求項
３に記載の空気調和機の室内機において、上記ガイド部
材は断熱材でできていることを特徴としている。

【００１３】上記請求項４の空気調和機の室内機によれ
ば、上記ガイド部材は、断熱材でできているので、冷房
時に冷風によって上記ガイド部材上に結露が生じるのを
防止できる。

【００１４】請求項５の空気調和機の室内機は、請求項
３または４に記載の空気調和機の室内機において、上記
ガイド部材は穴を有し、この穴は上記ケーシングに設け
られたボスに嵌合していることを特徴としている。

【００１５】上記請求項５の空気調和機の室内機によれ
ば、上記ガイド部材が有する穴は、上記ケーシングに設
けられたボスに嵌合するので、上記ガイド部材は上記ケ
ーシングに対して位置決めおよび固定が簡単にできる。

【００１６】請求項６の空気調和機の室内機は、請求項
３乃至５のいずれか１つに記載の空気調和機の室内機に
おいて、上記ガイド部材は上記ケーシングとベルマウス
によって挟まれて固定されていることを特徴としてい
る。

【００１７】上記請求項６の空気調和機の室内機によれ
ば、上記ガイド部材は、上記ケーシングと上記ベルマウ
スによって挟まれて固定されているので、上記ターボフ
ァンより吹き出す風がガイド部材と、上記ケーシングま
たは上記ベルマウスとの間から漏れるのを防止できる。
したがって、空気調和能力が低下するのを防止し、ま
た、漏れが生じないから他の箇所に結露するのを防止で
きる。また、上記ガイド部材の固定が容易にできる。

【００１８】

【発明の実施の形態】以下、この発明の空気調和機の室
内機を図示の実施の形態により詳細に説明する。

【００１９】図１はこの発明の実施の形態の空気調和機
の室内機１０の正面図であり、図２は図１のII−II線か
ら見た断面図を示している。

【００２０】図１において、１は室内の壁面に後面側が
取り付けられる略正方形状のケーシング、２は上記ケー
シング１内の略中央に軸が前後方向に配置され、前面側
から吸い込んだ空気を軸に対して半径方向外向に吹き出
すターボファン、３は上記ターボファン２の前面側に配
置された熱交換器(図１に示す斜線部)である。上記熱交
換器３の下側にドレンパン５を取り付けている。また、
上記熱交換器３の中央に設けられた略正方形状の開口部
３aにカバー６を取り付けると共に、ケーシング１の上
下面と両側面に設けられた吹出口２１〜２４にフラップ
１１〜１４を開閉自在に夫々取り付けている。なお、図
１では、図を見やすくするため前面パネルを外した状態
を示している。

【００２１】また、図２に示すように、上記室内機１０
は、ケーシング１内にターボファン２の後面側の凹部に
モータ４を配置している。そして、上記モータ４により
ターボファン２を回転駆動して、ターボファン２の軸方
向前方から熱交換器３を介して空気を矢印Ｒ1,Ｒ2の方
向に吸い込み、ターボファン２の湾曲面に沿って空気が
流れて、熱交換器３で熱交換された空調空気を半径方向
外向に矢印Ｒ3,Ｒ4の方向に上下の吹出口２１,２２から
吹き出す(他の吹出口２３,２４も同様)。

【００２２】図３は上記室内機１０の熱交換器３(図１
に示す)を外してコーナー部を見やすくした概略図を示
し、ケーシング１のコーナー部にガイド部３１,３２を
設けている。上記ガイド部３１,３２は、ターボファン
２の回転方向の後側に隣接する吹出口２１,２３の端部
よりも上記ターボファンの回転方向(矢印Ｒ1の方向)の
後側に向かって突出する先端部４１,４２を有してい
る。上記ガイド部３１の先端部４１から吹出口２１の端
部側に向かって湾曲する湾曲面３１aを形成する一方、
先端部４１から吹出口２３の端部側に向かって略Ｓ字形
状に湾曲する湾曲面３１bを形成している。また、上記
ガイド部３２の先端部４２から吹出口２３の端部側に向
かって湾曲する湾曲面３２aを形成する一方、先端部４
２から吹出口２２の端部側に向かって略Ｓ字形状に湾曲
する湾曲面３２bを形成している。なお、上記ガイド部
３１,３２は、板材を折り曲げて湾曲させることによっ
て、所定の形状に製作している。

【００２３】上記構成の空気調和機の室内機１０におい
て、ターボファン２が反時計回り(矢印Ｒ5の方向)に回
転すると、吹き出しの風向は、ターボファン２の外周の
接線に対して回転方向側に略３５度外向になる。そし
て、上記ターボファン２から吹き出す空気が、ガイド部
３１の吹出口２１側(風上側)の湾曲面３１aに沿ってス
ムーズに流れると共に、ガイド部３１の吹出口２３側
(風下側)の湾曲面３１bに沿ってスムーズに流れる。ま
た、上記ターボファン２から吹き出す空気が、ガイド部
３２の吹出口２３側(風上側)の湾曲面３２aに沿ってス
ムーズ流れると共に、ガイド部３２の吹出口２２側(風
下側)の湾曲面３２bに沿ってスムーズに流れる。なお、
図示しないが他のコーナー部においても、ターボファン
２から吹き出す空気を同様にして案内する。

【００２４】図６はこの発明の別の実施の形態の空気調
和機の室内機の要部の分解斜視図であり、５１は室内の
壁面に後面側が取り付けられる略正方形状の底フレー
ム、５２は上記底フレーム１の略中央に設けられた取付
部６１にモータ固定板１２を介して固定されたモータ、
５３は上記底フレーム５１に軸が前後方向に配置され、
上記モータ５２により軸が駆動されて、前面側から吸い
込んだ空気を軸に対して半径方向外向に吹き出すターボ
ファンである。また、５４は上記底フレーム５１にター
ボファン５３の前面側に位置するように取り付けられた
ベルマウス、５５は上記ベルマウスの前面側に取り付け
られた熱交換器、５６は上記底フレーム５１に上記熱交
換器５５の前面側に位置するように取り付けられ、略正
方形状の吸込口５６ａを有する前面パネル、５７は上記
前面パネル５６の吸込口５６ａに取り付けられ、エアフ
ィルタ５８が後面側に取り付けられた吸込グリルであ
る。

【００２５】上記ベルマウス５４の略中央に円穴６４を
設けると共に、上記ベルマウス５４の下部には、ドレン
パン６３を配置している。また、上記底フレーム５１の
コーナー部には、上記底フレーム５１の面に垂直なボス
７０を設けている。上記底フレーム５１のコーナーに
は、断熱材からなるガイド部材７１,７１,７２,７２を
配置している。これらのガイド部材７１,７２には、夫
々、貫通穴７１a,７２aを設けている。これらの貫通穴
７１a,７２aに上記ボス７０を挿入することによって、
上記ガイド部材７１,７２を上記底フレーム５１に取り
付けている。また、上記底フレーム５１に取り付けられ
た上記ガイド部材７１,７２に、上記ベルマウス５４を
被せ、図示しないビスを用いて、上記ベルマウス５４を
介してガイド部材７１,７２を上記底フレーム５１に締
め付けている。そのため、上記ガイド部材７１,７２
は、上記ベルマウス５４と上記底フレーム５１とに挟ま
れて密着している。

【００２６】図７は上記ガイド部材７１の拡大正面図で
あり、上記ガイド部材７１には上記穴７１aとガイド部
７４と先端部７５と溝７６とを形成している。上記ガイ
ド部７４は、図３のガイド部３１,３２と同様、上記タ
ーボファン５３の回転方向の後側に向かって突出する先
端部７５を有し、また、上記先端部７５から図示しない
吹出口に向かって湾曲する面７４aを形成する一方、上
記先端部７５から図示しないもう一方の吹出口に向かう
面７４bを形成している。さらに、上記溝７６は、その
口部の面７７,７８が略９０度に開いていて、上記口部
は上記底フレーム１の図示しない矩形の突出部に係合す
る。この係合によって上記ガイド部材７１が回転するの
が防止される。

【００２７】このように、上記空気調和機の室内機１０
では、ケーシング１の各コーナー部にガイド部３１,３
２を設けて、ターボファン２から吹き出す空気を両側の
吹出口２１,２３または吹出口２２,２３に夫々案内する
ので、ケーシング１のコーナー部において空気の乱れが
生じることがなく、騒音の発生を効果的に抑えることが
できる。

【００２８】また、上記ガイド部３１の先端部４１は、
吹出口２１のガイド部３１近傍の端部よりもターボファ
ン２の回転方向の後側に向かって突出すると共に、ガイ
ド部３２の先端部４２は、吹出口２３のガイド部３２近
傍の端部よりもターボファン２の回転方向の後側に向か
って突出しているので、ガイド部３１では両側の吹出口
２２,２３に向けて空気が流れるように、ガイド部３２
では両側の吹出口２１,２３に向けて空気が流れるよう
に、ターボファン２から吹き出す空気をスムーズに案内
することができる。

【００２９】上記ガイド部７４は、上記ケーシング１に
対して取り外し可能なガイド部材７１,７２に形成され
ているので、このガイド部材７１,７２を他のガイド部
材と簡単に交換できる。上記他のガイド部材としては、
同一種のガイド部材であってもよく、異種のガイド部材
であってもよい。

【００３０】上記ガイド部材７１,７２は、断熱材でで
きているので、冷房時に冷風によって上記ガイド部材７
１,７２上に結露が生じるのを防止できる。

【００３１】上記ガイド部材７１,７２が有する穴７１
a,７２a,は、上記ケーシング１に設けられたボス７０に
嵌合するので、上記ガイド部材７１,７２は上記ケーシ
ング１に対して位置決めおよび固定が簡単にできる。

【００３２】上記ガイド部材７１,７２は、上記ケーシ
ング１と上記ベルマウス５４によって挟まれて固定され
ているので、上記ターボファン５３より吹き出す風がガ
イド部材７１,７２と、上記ケーシング１または上記ベ
ルマウス５４との間から漏れるのを防止できる。したが
って、空気調和能力が低下するのを防止し、また、漏れ
が生じないから他の箇所に結露するのが防止できる。ま
た、上記ガイド部材７１,７２の固定が容易にできる。

【００３３】上記実施の形態では、ガイド部３１,３２
は、板材を湾曲させて製作したが、ガイド部はこれに限
らず、合成樹脂により成形したものでもよく、また、ガ
イド部の形状は、ケーシングや吹出口の形状等に応じて
適宜な形状にしてよい。

【００３４】図８はガイド部材の変形例を示し、このガ
イド部材８１は断熱材８４とシール材８５とで製作され
ている。ガイド部材８１は、貫通穴８１aにボス７０を
挿入した後、上記ベルマウス５４を被せ、上記ベルマウ
ス５４と上記ガイド部材８１をボス７０にビス８６で固
定している。そして、上記ガイド部材８１は上記ベルマ
ウス５４と上記底フレーム５１によって挟まれた状態に
なっている。このとき、上記断熱材８４と上記ベルマウ
ス５４の間、および上記断熱材８４と上記底フレーム５
１の間は、上記シール材８５によって良好に密封される
上に、断熱材８４により結露しない。

【００３５】

【発明の効果】以上より明らかなように、請求項１の発
明の空気調和機の室内機は、ケーシング内に軸が前後方
向に配置されたターボファンにより前面側から吸い込ん
だ空気を軸に対して半径方向外向に吹き出し、そのター
ボファンにより吹き出された空気を上下方向と左右方向
に吹き出すように上記ケーシングに吹出口を設けると共
に、上記ケーシングの互いに隣接する吹出口の間に設け
られたガイド部によって、ターボファンから吹き出す空
気をガイド部の両側の吹出口に向かって流れるように案
内するので、ケーシングの互いに隣接する吹出口の間に
おいて空気の乱れが生じることがなく、騒音の発生を効
果的に抑えることができる。

【００３６】また、請求項２の発明の空気調和機の室内
機は、請求項１の空気調和機の室内機において、上記ガ
イド部の先端部が、上記ターボファンの回転方向の後側
に隣接する吹出口の端部よりもターボファンの回転方向
の後側に向かって突出するので、上記ガイド部の先端部
から両側の吹出口側に沿って空気が流れやすいように湾
曲面を形成することができ、ターボファンから吹き出す
空気をスムーズに案内することができる。

【００３７】上記請求項３の空気調和機の室内機は、上
記ガイド部が、上記ケーシングに対して取り外し可能な
ガイド部材に形成されているので、このガイド部材を他
のガイド部材と簡単に交換できる。上記他のガイド部材
としては、同一種のガイド部材であってもよく、異種の
ガイド部材であってもよい。

【００３８】上記請求項４の空気調和機の室内機は、上
記ガイド部材が断熱材でできてイるので、冷房時に冷風
によって上記ガイド部材上に結露が生じるのを防止でき
る。

【００３９】上記請求項５の空気調和機の室内機は、上
記ガイド部材が有する穴は、上記ケーシングに設けられ
たボスに嵌合するので、上記ガイド部材は上記ケーシン
グに対して位置決めおよび固定が簡単にできる。

【００４０】上記請求項６の空気調和機の室内機は、上
記ガイド部材を上記ケーシングと上記ベルマウスによっ
て挟んで固定しているので、上記ターボファンより吹き
出す風がガイド部材と、上記ケーシングまたは上記ベル
マウスとの間から漏れるのを防止できる。したがって、
空気調和能力が低下するのを防止し、また、漏れが生じ
ないから他の箇所に結露するのが防止できる。また、上
記ガイド部材の固定が容易にできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 図１はこの発明の実施の一形態の空気調和機
の室内機の正面図である。

【図２】 図２は図１のII−II線から見た断面図であ
る。

【図３】 図３は上記室内機の概略図である。

【図４】 図４は上記空気調和機の室内機の概略図であ
る。

【図５】 図５は上記室内機のコーナー部に仕切板を取
り付けた場合の概略図である。

【図６】 図６はこの発明の別の実施の形態の室内機の
要部の分解斜視図である。

【図７】 図７は図６のガイド部材の拡大正面図であ
る。

【図８】 図８は図７と構成材料が異なるガイド部材の
断面図である。

【符号の説明】

１…ケーシング、２,５３…ターボファン、３,５５…熱
交換器、４,５２…モータ、５,６３…ドレンパン、６…
カバー、１１〜１４…フラップ、２１〜２４…吹出口、
３１,３２,７４…ガイド部、４１,４２,７５…先端部、
７０…ボス、７１,７２,８１…ガイド部材、７１a,７２
a,８１a…穴。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 得居 卓司 滋賀県草津市岡本町字大谷1000番地の２ ダイキン工業株式会社滋賀製作所内 (72)発明者 木澤 敏浩 滋賀県草津市岡本町字大谷1000番地の２ ダイキン工業株式会社滋賀製作所内

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ケーシング(１)内に軸が前後方向に配置
   され、前面側から吸い込んだ空気を軸に対して半径方向
   外向に吹き出すターボファン(２,５３)と、 上記ターボファン(２,５３)からの吹き出し空気を上下
   方向と左右方向に吹き出すように上記ケーシング(１)に
   設けられた吹出口(２１〜２４)と、 上記ケーシング(１)の互いに隣接する上記吹出口(２１
   〜２４)の間に設けられ、上記ターボファン(２,５３)か
   ら吹き出す空気を両側の吹出口(２１,２３：２２,２３)
   に向かって流れるように案内するガイド部(３１,３２,
   ７４)とを備えたことを特徴とする空気調和機の室内
   機。
2. 【請求項２】 請求項１に記載の空気調和機の室内機に
   おいて、上記ガイド部(３１,３２,７４)は、上記ターボ
   ファン(２,５３)の回転方向の後側に隣接する上記吹出
   口(２１〜２４)の端部よりも上記ターボファン(２,５
   ３)の回転方向の後側に向かって突出する先端部(４１,
   ４２,７５)を有することを特徴とする空気調和機の室内
   機。
3. 【請求項３】 請求項１または２に記載の空気調和機の
   室内機において、上記ガイド部(３１,３２,７４)は上記
   ケーシング(1)に対して取り外し可能なガイド部材(７
   １,７２,８１)に形成されていることを特徴とする空気
   調和機の室内機。
4. 【請求項４】 請求項３に記載の空気調和機の室内機に
   おいて、上記ガイド部材(７１,７２,８１)は断熱材でで
   きていることを特徴とする空気調和機の室内機。
5. 【請求項５】 請求項３または４に記載の空気調和機の
   室内機において、上記ガイド部材(７１,７２,８１)は穴
   (７１a,７２a,８１a)を有し、この穴(７１a,７２a,８１
   a)は上記ケーシング(１)に設けられたボス(７０)に嵌合
   していることを特徴とする空気調和機の室内機。
6. 【請求項６】 請求項３乃至５のいずれか１つに記載の
   空気調和機の室内機において、上記ガイド部材(７１,７
   ２,８１)は上記ケーシング(１)とベルマウス(５４)によ
   って挟まれて固定されていることを特徴とする空気調和
   機の室内機。