JPH09210274A - フレキシブルチューブ用継手 - Google Patents

フレキシブルチューブ用継手

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JPH09210274A
JPH09210274A JP1982296A JP1982296A JPH09210274A JP H09210274 A JPH09210274 A JP H09210274A JP 1982296 A JP1982296 A JP 1982296A JP 1982296 A JP1982296 A JP 1982296A JP H09210274 A JPH09210274 A JP H09210274A
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JP
Japan
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flexible tube
joint
filter
gas
retainer
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Pending
Application number
JP1982296A
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English (en)
Inventor
Toshio Shibabuchi
利夫 柴渕
Nobuhiko Hayashi
延彦 林
Masaru Naohara
大 猶原
Hideo Hirabayashi
秀雄 平林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinwa Sangyo Co Ltd
Osaka Gas Co Ltd
Onda Mfg Co Ltd
JFE Pipe Fitting Mfg Co Ltd
Original Assignee
Shinwa Sangyo Co Ltd
Osaka Gas Co Ltd
Onda Mfg Co Ltd
Nippon Kokan Pipe Fitting Mfg Co Ltd
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Publication date
Application filed by Shinwa Sangyo Co Ltd, Osaka Gas Co Ltd, Onda Mfg Co Ltd, Nippon Kokan Pipe Fitting Mfg Co Ltd filed Critical Shinwa Sangyo Co Ltd
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  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 防水性能を維持しつつ、ガス漏れの検知を容
易かつ確実に行うことができるフレキシブルチューブ用
継手を提供する。 【解決手段】 筒状本体11に押し輪20を螺合し、そ
の押し輪20の内端部にリテーナ31を取り付ける。押
し輪20の本体21の外周において押し輪20のナット
部24と筒状本体11間にスペーサ44を介装する。押
し輪20内にはフレキシブルチューブ41を挿通し、そ
の端部をリテーナ31の内端から所定量だけ突出させ
る。押し輪20のナット部24には挿通孔29を設け、
その拡大部29aにフィルタ30を装填する。このフィ
ルタ30はポリエチレンの焼結成形法により得られ、
0.01〜0.1kg/cm2以下の圧力でガスを通し、かつ
0.01〜1.0kg/cm2以下の圧力では水を通さない。
このフィルタ30により、ガス漏れの検知を可能とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ガス配管等に使
用されるフレキシブルチューブ用継手に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のフレキシブルチューブ用
継手としては、ガス等の管体に螺着される筒状の本体
と、この本体内に螺合される押し輪と、その内端部の内
周に嵌着されるリング状をなす合成樹脂製のリテーナと
を備えている。フレキシブルチューブはポリエチレン製
の外被体で被覆され、押し輪内に挿通され、その先端部
がリテーナの内端から筒状本体内に所定量だけ突出され
ている。
【0003】そして、フレキシブルチューブの先端部が
所定量だけ突出した状態で、押し輪を螺進させることに
より、そのチューブの突出端部が、リテーナと筒状本体
内との間で圧潰されて密接される。これにより、フレキ
シブルチューブが管体に気密状態で接続される。
【0004】このような継手で接続されるフレキシブル
チューブは、建築物の外壁と内壁間の隙間を通って所望
の場所まで配管されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、建築物の内
壁に釘を打ったりしたときに誤ってフレキシブルチュー
ブに孔を開ける場合がある。この場合、フレキシブルチ
ューブはポリエチレン製の外被体で被覆されているた
め、すぐにはガスはほとんど外部に漏れることがなく、
時間の経過とともに次第に漏れてくる。一方、フレキシ
ブルチューブや継手のガス漏れを検知するには、継手を
含む配管系に一定時間圧力、例えば0.05kg/cm2の圧
力をかけ、圧力の低下があればガス漏れ箇所があると判
断される。また、防水性能は、継手を水槽の中に一定時
間浸漬し、継手内部が濡れるか否かによって判断され
る。
【0006】ところが、上記のような場合、フレキシブ
ルチューブから出たガスはポリエチレン製の外被体によ
って遮断され、外被体の内側におけるガス圧が低下しな
いので、継手においてガス漏れ箇所があるのを検知する
ことができないという問題があった。しかも、継手やフ
レキシブルチューブの腐食を防止するため、継手につい
て防水性能を維持する必要がある。
【0007】この発明は、このような従来技術に存在す
る問題に着目してなされたものである。その目的とする
ところは、防水性能を維持しつつ、ガス漏れの検知を容
易かつ確実に行うことができるフレキシブルチューブ用
継手を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載のフレキシブルチューブ用継手の
発明では、押し輪のナット部のシール部材より筒状本体
側または筒状本体には外部に開放される挿通孔を設け、
その挿通孔には所定圧のガスを通し、所定圧以下では液
体を通さないフィルタを装填したものである。
【0009】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載のフレキシブルチューブ用継手において、前記フィル
タは、熱可塑性樹脂の焼結成形体であるものである。請
求項3に記載の発明では、請求項2に記載のフレキシブ
ルチューブ用継手において、前記フィルタは、0.01
〜0.1kg/cm2以下の圧力でガスを通し、かつ0.01
〜1.0kg/cm2以下の圧力では液体を通さないものであ
る。
【0010】従って、請求項1に記載のフレキシブルチ
ューブ用継手においては、押し輪のナット部のシール部
材より筒状本体側または筒状本体には、外部に開放され
る挿通孔が設けられ、その挿通孔にフィルタが装填され
る。このフィルタは所定圧のガスを通し、所定圧以下で
は液体を通さない。このため、ガス漏れを検知する場合
に加えられた圧力によるガスがこのフィルタから抜ける
ため、ガス漏れの検知を容易かつ確実に行うことができ
る。しかも、防水性能を維持することができる。
【0011】請求項2に記載の発明では、フィルタが熱
可塑性樹脂の焼結成形体であることから、所定圧以下で
ガスを通し、液体を通さない細孔を有するフィルタを確
実に得ることができる。
【0012】請求項3に記載の発明においては、フィル
タは0.01〜0.1kg/cm2以下の圧力でガスが通し、
かつ0.01〜1.0kg/cm2以下の圧力では液体を通さ
ないものであるため、ガス漏れの検知に際し、微小圧力
でガス漏れの検知が可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、この発明を具体化した実
施形態を、図1〜図9に基づいて詳細に説明する。
【0014】図1に示すように、筒状本体11は一端外
周の雄ネジ部12においてガス等の管体13に螺着さ
れ、その他端側内周には雌ネジ部14が形成されてい
る。円筒部15は筒状本体11の他端部に突出形成され
ている。円環状の当接面16は筒状本体11内の中央部
に形成され、その外周の溝部17内にはシール材18が
嵌着されている。傾斜面16aは当接面16の外周に環
状に形成されている。テーパ面19は雌ネジ部14と溝
部17との間において筒状本体11の内周面に形成さ
れ、その内径が溝部17に向かって次第に小さくなって
いる。
【0015】筒状の押し輪20は本体21の外周の雄ネ
ジ部22において前記筒状本体11の雌ネジ部14に螺
合され、その内端部の外周には係止溝23が形成されて
いる。ナット部24は押し輪20の外端に形成され、そ
の内周には環状溝25が形成されている。この環状溝2
5内にはシール部材としてのパッキン26が嵌着されて
いる。外周溝部27は押し輪20の外周中央に形成さ
れ、この溝部27内にはシールリング28が嵌着されて
いる。
【0016】図1〜3に示すように、挿通孔29は押し
輪20のナット部24のパッキン26より筒状本体11
側において、一端がナット部24の内周面に開口され、
他端がナット部24の外周面に開口されている。この挿
通孔29の外表面側は拡径された拡大部29aとなり、
その拡大部29aには円盤状のフィルタ30が装填され
ている。同フィルタ30は拡大部29aに圧入されると
ともに、フィルタ30の周面が接着剤により拡大部29
aの内面に接着される。
【0017】このフィルタ30は熱可塑性樹脂としての
ポリエチレンの焼結成形体により形成され、0.01〜
0.1kg/cm2以下の圧力でガスが通過し、かつ0.01
〜1.0kg/cm2以下の圧力では液体が通過しないように
なっている。そして、ガス漏れの検知と防水性能の維持
を図ることができる。さらに、0.01kg/cm2以下の圧
力でガスを通し、かつ0.05kg/cm2以下の圧力では液
体を通さないのが好ましい。
【0018】ポリエチレンの焼結成形体は、いわゆる焼
結成形法により成形される。すなわち、ポリエチレンの
粒状体を金型内の所定形状を有する成形凹部に充填した
後、加熱して200℃に保持し、ポリエチレンを焼結し
て成形する方法である。このようにして得られた焼結成
形体は、ポリエチレンの粒子同士がそれらの表面で結合
し、粒子間に20〜100μmの微細な孔が形成され、
そのような微細な孔によりガスが通過し、液体が通過し
ないものと考えられる。
【0019】リテーナ31は前記押し輪20の内端部の
外周に嵌着されている。このリテーナ31は合成樹脂に
よりリング状に形成された嵌着部32と、その嵌着部3
2の内端に分割して突出形成された複数(4個)の弾性
突片33とからなっている。環状の係止突起34は嵌着
部32の内周面に形成され、この係止突起34が押し輪
20の係止溝23に係合することにより、リテーナ31
が押し輪20の内端外周に係止保持される。
【0020】図1,図6および図7に示すように、金属
板よりなる4個のインサート35は前記リテーナ31の
各弾性突片33内に埋設形成され、それらの内端には爪
部36が断面T字状をなすように突出形成されている。
各インサート35はすり割り部37を介してほぼ円筒状
に配置されるように、基端において薄板状の連結片38
により拡開可能に連結して一体的に形成されている。溝
部39は各インサート35の内周面に形成され、円周方
向に延びている。
【0021】環状の接合面40は前記リテーナ31にお
ける弾性突片33の端面に形成され、リテーナ31が押
し輪20の内端部の外周に嵌着されたとき、この接合面
40が押し輪20の内端面に接合される。図示しないス
リットはリテーナ31の各弾性突片33の外周面にイン
サート35のすり割り部37と対応するように所定間隔
おきで軸線方向へ延びるように形成されている。このス
リットの形成によって弾性突片33の拡開方向への弾性
変形を容易にしている。
【0022】図1に示すように、フレキシブルチューブ
41は金属よりなる蛇腹状のチューブ本体42と、その
チューブ本体42の外周に被覆された合成樹脂製の外被
体43とから構成されている。そして、チューブ本体4
2の端部から所定山数(4山分)だけ外被体43を剥離
した状態で、フレキシブルチューブ41が押し輪20内
に挿通される。このとき、チューブ本体42の外周の所
定の谷部にインサート35の爪部36が係合されるとと
もに、チューブ本体42の端部がリテーナ31の内端か
ら筒状本体11内に所定量(この実施形態では1山分)
だけ突出される。なお、外被体43はチューブ本体42
との間にチューブ41の長さ方向に延びてガスを継手ま
で流通させる図示しない流通空間を有している。
【0023】図1,図4および図5に示すように、スペ
ーサ44は円弧状をなし(この実施形態では240
度)、前記筒状本体11に押し輪20を螺合する際に、
押し輪20の外周に嵌着して使用される。このスペーサ
44は合成樹脂により所定の厚さに形成され、両側が一
対の弾性挟持片45となり、両弾性挟持片45により嵌
着凹部46が形成されている。
【0024】そして、このスペーサ44の嵌着により、
筒状本体11に対する押し輪20の螺合位置が所定位置
に規制され、この状態で押し輪20内にフレキシブルチ
ューブ41を挿通したとき、そのチューブ本体42の端
部をリテーナ31の内端から1山分だけ突出させること
ができる。
【0025】次に、前記のように構成されたフレキシブ
ルチューブ用継手について作用を説明する。さて、この
スペーサ44を使用して、筒状本体11にフレキシブル
チューブ41を接続する場合には、図1に示すように、
まず、押し輪20の内端部にリテーナ31を取り付け
る。その後、押し輪20の外周にスペーサ44を、一対
の弾性挟持片45の弾性力に抗して嵌着する。この状態
で、押し輪20の雄ネジ部22を筒状本体11の雌ネジ
部14に螺合すると、押し輪20はスペーサ44により
規制される所定位置に設定される。
【0026】この状態で、フレキシブルチューブ41を
押し輪20内に挿通すると、リテーナ31の各弾性突片
33が弾性力に抗して拡開変形されながら、各インサー
ト35の爪部36がチューブ本体42の外周の山部を乗
り越えて、所定の谷部に係合する。そして、チューブ本
体42の端部がリテーナ31の内端から筒状本体11内
に、所定量(1山分)だけ突出する。
【0027】次に、図8に示すように、スパナ47を押
し輪20のナット部24に係合させ、筒状本体11に対
して螺進させると、スペーサ44は筒状本体11の円筒
部15外周面上に係止される。
【0028】このとき、図9に示すように、リテーナ3
1の各弾性突片33が筒状本体11内のテーパ面19に
係合し、自体の弾性力に抗して縮径方向に変形される。
さらにチューブ本体42の突出端部がインサート35の
爪部36と筒状本体11の当接面16と傾斜面16aと
の間で圧潰される。そして、この圧潰部分の端面が筒状
本体11の当接面16と傾斜面16aに密接されるとと
もに、圧潰部分の外周縁が筒状本体11内のシール材1
8に密接される。これによって、フレキシブルチューブ
41は筒状本体11に対して気密に接続される。
【0029】次に、このフレキシブルチューブ用継手に
ついてガス漏れと防水性の検知を行う。すなわち、ガス
漏れの検知のためにフレキシブルチューブ41内に0.
05kg/cm2のガス圧を所定時間加え、ガス圧の低下を測
定する。このとき、フレキシブルチューブ41に孔が開
いている場合、チューブ41内のガスはその孔からチュ
ーブ41と外被体43との間に流れ、チューブ41の長
さ方向に延びる流通空間を介して継手に至る。図8に示
すように、そのガスは継手において、押し輪20の内周
面とチューブ41の外被体43との間に流れ、挿通孔2
9からフィルタ30に至る(図中矢印)。
【0030】このフィルタ30は、0.01〜0.1kg
/cm2以下の圧力でガスが通過するようになっていること
から、ガスはフィルタ30より外部へ放出される。従っ
て、チューブ41からのガス漏れを検知することができ
る。
【0031】また、防水性能の検知は、継手を水槽の中
に一定時間浸漬し、継手内部が濡れるか否かによって判
断される。この場合、フィルタ30は0.01〜1.0
kg/cm2以下の圧力では液体が通過しないようになってい
ることから、防水性能は維持される。
【0032】以上説明したように、この実施形態によれ
ば、次のような利点を有する。 (1)押し輪20のナット部24に挿通孔29を設け、
その拡大部29aにフィルタ30を装填するだけでよ
く、構造が簡易である。 (2)フィルタ30は0.01〜0.1kg/cm2以下の低
い圧力でガスを通すことから、ガス漏れの検知を容易
に、しかも確実に行うことができる。 (3)フィルタ30は0.01〜1.0kg/cm2以下の圧
力では液体を通さないことから、継手の防水性能の維持
を図ることができる。 (4)継手をガスの管体13に螺着して取付け施工する
ときの施工確認を容易に行うことができる。 (5)ポリエチレンを焼結成形法によって所定形状に成
形することにより、低い圧力でガスを通し、液体を通さ
ない細孔を有するフィルタ30を簡易に得ることができ
る。 (6)フィルタ30は水を通さないことから、フレキシ
ブルチューブ41が電触を起こして腐食するおそれを防
止することができる。 (7)建物に火災が発生した場合、継手部分が高温にな
って樹脂製のフィルタ30が溶けるが、フィルタ30の
設けられている挿通孔29の位置がフレキシブルチュー
ブ41の先端と筒状本体11内の当接面16とのシール
部より外側であるため、ガス漏れが発生するおそれはな
い。
【0033】なお、この発明は、次のように変更して具
体化することも可能である。 (a)図10に示すように、筒状本体11に挿通孔29
とその外端に拡大部29aを設け、その拡大部29aに
フィルタ30を装填すること。 (b)フィルタ30を形成する材料として、ポリプロピ
レン、ポリ塩化ビニル樹脂、ABS樹脂、アクリル樹脂
などの熱可塑性樹脂を使用すること。 (c)フィルタ30を挿通孔29の拡大部29aだけで
はなく、挿通孔29の全体に装填すること。このように
すれば、フィルタ30の機能を長く維持させることがで
きる。 (d)挿通孔29の拡大部29aを省略し、円柱状の孔
のみとすること。このようにすれば、挿通孔29の穿設
作業を容易にすることができる。 (e)挿通孔29を筒状本体11の円筒部15に設ける
こと。 (f)フィルタ30を挿通孔29の拡大部29aに圧入
のみすること。あるいは、フィルタ30の周面を接着剤
により拡大部29aの内面に接着のみすること。
【0034】また、前記実施形態より把握される技術的
思想について以下に記載する。 (1)前記挿通孔は筒状本体の当接面より外方側に設け
た請求項1に記載のフレキシブルチューブ用継手。この
ようにすれば、継手においてガス漏れの検知を確実に行
うことができる。 (2)前記挿通孔の外端部に拡大部を設け、その拡大部
にフィルタを装填するようにした請求項1に記載のフレ
キシブルチューブ用継手。このようにすれば、所定厚み
のフィルタを拡大部に容易に装填することができる。 (3)外被体はフレキシブルチューブとの間に長さ方向
にガスを流通させる流通空間を形成するものである請求
項1に記載のフレキシブルチューブ用継手。この構成に
よれば、フレキシブルチューブより漏れたガスが流通空
間を通って継手まで導くことができる。 (4)スペーサの幅をフレキシブルチューブの端部がリ
テーナの内端から筒状本体内に1山分だけ突出するよう
に設定した請求項1に記載のフレキシブルチューブ用継
手。このようにすれば、ガスのシール性を維持しつつ、
継手全体の長さを短くすることができる。
【0035】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るため、次のような効果を奏する。請求項1に記載のフ
レキシブルチューブ用継手によれば、所定圧のガスを通
し、所定圧以下では液体を通さないフィルタを用いたこ
とから、防水性能を維持しつつ、ガス漏れの検知を容易
かつ確実に行うことができる。
【0036】請求項2に記載の継手によれば、所定圧以
下でガスを通し、液体を通さない細孔を有するフィルタ
を容易に得ることができる。請求項3に記載の継手によ
れば、ガス漏れの検知に際し、微小圧力でガス漏れの検
知が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態のフレキシブルチューブ用継手の部
分破断側面図。
【図2】 その継手の平面図。
【図3】 継手の挿通孔に装填されるフィルタを示す斜
視図。
【図4】 継手に装着されるスペーサを示す断面図。
【図5】 そのスペーサを示す側面図。
【図6】 インサートを示す斜視図。
【図7】 図6の7−7線における断面図。
【図8】 押し輪を螺進させた状態の継手を示す部分破
断側面図。
【図9】 押し輪を締付けた状態の部分拡大断面図。
【図10】 フレキシブルチューブ用継手の別例を示す
部分破断側面図。
【符号の説明】
11…筒状本体、16…当接面、20…押し輪、24…
ナット部、25…環状溝、26…シール部材としてのパ
ッキン、28…シールリング、29…挿通孔、30…フ
ィルタ、31…リテーナ、36…爪部、41…フレキシ
ブルチューブ。
フロントページの続き (71)出願人 000231121 日本鋼管継手株式会社 大阪府岸和田市田治米町153番地の1 (72)発明者 柴渕 利夫 大阪府大阪市住之江区南加賀屋2丁目10番 16号新和産業 株式会社内 (72)発明者 林 延彦 岐阜県山県郡美山町富永57番地の2 株式 会社オンダ製作所内 (72)発明者 猶原 大 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯 株式会社内 (72)発明者 平林 秀雄 大阪府岸和田市田治米町153番地の1 日 本鋼管継手 株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に当接面を有する筒状本体と、その
    筒状本体に螺合される押し輪と、その押し輪内に挿通さ
    れる外被体で被覆されたフレキシブルチューブと、押し
    輪の内端に取り付けられ、フレキシブルチューブの外周
    の谷部に係合可能な複数の爪部を有するリテーナとを備
    え、押し輪内に挿通されるフレキシブルチューブの端部
    を、リテーナの内端から筒状本体内に所定量だけ突出さ
    せた状態で、押し輪を螺進させることにより、フレキシ
    ブルチューブの突出端部を、リテーナの爪部と筒状本体
    の当接面との間で圧潰して当接面に密接させるようにす
    るとともに、押し輪本体の端部にナット部を設け、ナッ
    ト部の内周部に環状溝を設けてその環状溝内に内周縁が
    フレキシブルチューブに密接するシール部材を収容し、
    かつ押し輪本体の外周にシールリングを装着したフレキ
    シブルチューブ用継手において、 前記押し輪のナット部のシール部材より筒状本体側また
    は筒状本体には外部に開放される挿通孔を設け、その挿
    通孔には所定圧のガスを通し、所定圧以下では液体を通
    さないフィルタを装填したフレキシブルチューブ用継
    手。
  2. 【請求項2】 前記フィルタは、熱可塑性樹脂の焼結成
    形体である請求項1に記載のフレキシブルチューブ用継
    手。
  3. 【請求項3】 前記フィルタは、0.01〜0.1kg/c
    m2以下の圧力でガスを通し、かつ0.01〜1.0kg/c
    m2以下の圧力では液体を通さないものである請求項1に
    記載のフレキシブルチューブ用継手。
JP1982296A 1996-02-06 1996-02-06 フレキシブルチューブ用継手 Pending JPH09210274A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007247829A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Hitachi Metals Ltd 金属フレキシブル管用継手

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007247829A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Hitachi Metals Ltd 金属フレキシブル管用継手

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