JPH09210006A - 建設機械の再生回路 - Google Patents
建設機械の再生回路Info
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- JPH09210006A JPH09210006A JP8016925A JP1692596A JPH09210006A JP H09210006 A JPH09210006 A JP H09210006A JP 8016925 A JP8016925 A JP 8016925A JP 1692596 A JP1692596 A JP 1692596A JP H09210006 A JPH09210006 A JP H09210006A
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- poppet
- check valve
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F15—FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
- F15B—SYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F15B13/00—Details of servomotor systems ; Valves for servomotor systems
- F15B13/02—Fluid distribution or supply devices characterised by their adaptation to the control of servomotors
- F15B13/021—Valves for interconnecting the fluid chambers of an actuator
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E02—HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
- E02F—DREDGING; SOIL-SHIFTING
- E02F9/00—Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
- E02F9/20—Drives; Control devices
- E02F9/22—Hydraulic or pneumatic drives
- E02F9/2217—Hydraulic or pneumatic drives with energy recovery arrangements, e.g. using accumulators, flywheels
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- E02F—DREDGING; SOIL-SHIFTING
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- E02F9/22—Hydraulic or pneumatic drives
- E02F9/2264—Arrangements or adaptations of elements for hydraulic drives
- E02F9/2267—Valves or distributors
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F15—FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
- F15B—SYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F15B13/00—Details of servomotor systems ; Valves for servomotor systems
- F15B13/02—Fluid distribution or supply devices characterised by their adaptation to the control of servomotors
- F15B13/04—Fluid distribution or supply devices characterised by their adaptation to the control of servomotors for use with a single servomotor
- F15B13/0401—Valve members; Fluid interconnections therefor
- F15B13/0402—Valve members; Fluid interconnections therefor for linearly sliding valves, e.g. spool valves
- F15B13/0403—Valve members; Fluid interconnections therefor for linearly sliding valves, e.g. spool valves a secondary valve member sliding within the main spool, e.g. for regeneration flow
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 アームシリンダの作動速度を速くする再生回
路を備えた建設機械に於いて、アーム閉じ操作を低速状
態から急激に変化させることなく緩やかに加速し、加速
後のアーム閉じ最高速度を可及的に高くして、操作性並
びに作業効率の向上を図る。 【解決手段】 方向制御弁のアーム閉じ位置（ロ）に、
タンク戻り油路１６とシリンダ供給油路１９とを連通す
る油路２０を設け、この油路２０にチェック弁３１を介
装する。ポペット３２の先端部３２ａの傾斜を緩やかに
してポぺット３２の移動量に対するチェック弁３１の開
口面積の変化を小に形成し、ポペットの先端部３２ａか
らバネ室３２ｂに通じる油路３２ｃに絞り３２ｄを設け
る。更に、前記油路２０とシリンダ供給油路１９との接
続口３４の開口を広げて、油路２０を通過する圧力油の
流量を多くする。
路を備えた建設機械に於いて、アーム閉じ操作を低速状
態から急激に変化させることなく緩やかに加速し、加速
後のアーム閉じ最高速度を可及的に高くして、操作性並
びに作業効率の向上を図る。 【解決手段】 方向制御弁のアーム閉じ位置（ロ）に、
タンク戻り油路１６とシリンダ供給油路１９とを連通す
る油路２０を設け、この油路２０にチェック弁３１を介
装する。ポペット３２の先端部３２ａの傾斜を緩やかに
してポぺット３２の移動量に対するチェック弁３１の開
口面積の変化を小に形成し、ポペットの先端部３２ａか
らバネ室３２ｂに通じる油路３２ｃに絞り３２ｄを設け
る。更に、前記油路２０とシリンダ供給油路１９との接
続口３４の開口を広げて、油路２０を通過する圧力油の
流量を多くする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は建設機械の再生回路
に関するものであり、特に、油圧ショベル等に於いてア
ームとブームとを同時に操作しながら直線掘削する場合
に、アーム閉じ速度を制御するための再生回路に関する
ものである。
に関するものであり、特に、油圧ショベル等に於いてア
ームとブームとを同時に操作しながら直線掘削する場合
に、アーム閉じ速度を制御するための再生回路に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の建設機械の油圧回路を図４に示
す。同図は油圧ショベルのアームとブームの油圧回路で
あり、アームシリンダ１を制御する方向制御弁２はセン
タバイパスを有し、第１の油圧ポンプ３からバイパス油
路４にて圧力油が供給される。また、ブームシリンダ５
を制御する方向制御弁６もセンタバイパスを有し、第２
の油圧ポンプ７からバイパス油路８にて圧力油が供給さ
れる。
す。同図は油圧ショベルのアームとブームの油圧回路で
あり、アームシリンダ１を制御する方向制御弁２はセン
タバイパスを有し、第１の油圧ポンプ３からバイパス油
路４にて圧力油が供給される。また、ブームシリンダ５
を制御する方向制御弁６もセンタバイパスを有し、第２
の油圧ポンプ７からバイパス油路８にて圧力油が供給さ
れる。
【０００３】前記バイパス油路４からパラレル油路９を
分岐してアームシリンダ用の方向制御弁２へ接続すると
ともに、該パラレル油路９の途中に絞り１０とチェック
弁１１を介装する。また前記バイパス油路４の途中にブ
ーム速度切替弁１２を介装し、第１の油圧ポンプ３から
吐出された圧力油を分岐してブームシリンダ用の方向制
御弁６へ合流可能にしてある。
分岐してアームシリンダ用の方向制御弁２へ接続すると
ともに、該パラレル油路９の途中に絞り１０とチェック
弁１１を介装する。また前記バイパス油路４の途中にブ
ーム速度切替弁１２を介装し、第１の油圧ポンプ３から
吐出された圧力油を分岐してブームシリンダ用の方向制
御弁６へ合流可能にしてある。
【０００４】ここで、油圧ショベルにて直線掘削する場
合は、図５に示すように、アーム１３の閉じ操作とブー
ム１４の上げ操作とを同時に行ってバケット１５を矢印
方向へ水平引きする。このとき、アーム１３は自重で落
下する方向へ付勢されるのでアーム閉じ速度が速くなる
とともに、ブーム１４は持ち上げられるためにブーム上
げ速度が遅くなる。従って、同図の二点鎖線で示すよう
に、アーム１３が落ち込んでバケット１５が地面へ食い
込むことがある。
合は、図５に示すように、アーム１３の閉じ操作とブー
ム１４の上げ操作とを同時に行ってバケット１５を矢印
方向へ水平引きする。このとき、アーム１３は自重で落
下する方向へ付勢されるのでアーム閉じ速度が速くなる
とともに、ブーム１４は持ち上げられるためにブーム上
げ速度が遅くなる。従って、同図の二点鎖線で示すよう
に、アーム１３が落ち込んでバケット１５が地面へ食い
込むことがある。
【０００５】これを防止するために、図４に示した前記
方向制御弁６をブーム上げ位置（ハ）へ切り替えたとき
は、この操作に連動して前記ブーム速度切替弁１２が
（イ）の位置に切り替わり、ブームシリンダ５への流量
を増加させてブーム上げ速度が上昇するようにしてい
る。このとき、第１の油圧ポンプ３の圧力油はパラレル
油路９を経て前記方向制御弁２へ供給されるが、パラレ
ル油路９に絞り１０を介装してあるため、アームシリン
ダ１へ供給される流量が制限され、アーム閉じ速度の上
昇が抑えられる。
方向制御弁６をブーム上げ位置（ハ）へ切り替えたとき
は、この操作に連動して前記ブーム速度切替弁１２が
（イ）の位置に切り替わり、ブームシリンダ５への流量
を増加させてブーム上げ速度が上昇するようにしてい
る。このとき、第１の油圧ポンプ３の圧力油はパラレル
油路９を経て前記方向制御弁２へ供給されるが、パラレ
ル油路９に絞り１０を介装してあるため、アームシリン
ダ１へ供給される流量が制限され、アーム閉じ速度の上
昇が抑えられる。
【０００６】また、図４及び図６に示すように、前記方
向制御弁２のアーム閉じ位置（ロ）にはタンク戻り油路
１６に絞り１７が設けられており、アームシリンダ１か
らタンク１８へ戻る流量を抑止してアーム閉じ速度の上
昇を抑えている。従って、直線掘削作業の初期段階で
は、ブーム上げ速度が上昇するとともにアーム閉じ速度
の上昇を防止して、操作性が良好になっている。然し、
この状態のままではアーム１３の動きが抑制されるた
め、直線掘削速度が低下して作業効率が悪化する。
向制御弁２のアーム閉じ位置（ロ）にはタンク戻り油路
１６に絞り１７が設けられており、アームシリンダ１か
らタンク１８へ戻る流量を抑止してアーム閉じ速度の上
昇を抑えている。従って、直線掘削作業の初期段階で
は、ブーム上げ速度が上昇するとともにアーム閉じ速度
の上昇を防止して、操作性が良好になっている。然し、
この状態のままではアーム１３の動きが抑制されるた
め、直線掘削速度が低下して作業効率が悪化する。
【０００７】そこで、前記方向制御弁２のアーム閉じ位
置（ロ）に、タンク戻り油路１６からシリンダ供給油路
１９へ連通する油路２０を設け、この油路２０にチェッ
ク弁２１を介装して再生回路が形成されている。通常は
図６に示すように、該チェック弁２１のポペット２２が
バネ２３の付勢で押圧され、ポペットの先端部２２ａに
より前記油路２０が閉止されている。
置（ロ）に、タンク戻り油路１６からシリンダ供給油路
１９へ連通する油路２０を設け、この油路２０にチェッ
ク弁２１を介装して再生回路が形成されている。通常は
図６に示すように、該チェック弁２１のポペット２２が
バネ２３の付勢で押圧され、ポペットの先端部２２ａに
より前記油路２０が閉止されている。
【０００８】いま、当該油圧ショベルが図５に示した状
態にあるときは、アーム１３の自重を支えるためにアー
ムシリンダ１のトップ側に保持圧が発生し、この保持圧
が前記タンク戻り油路１６に作用している。そして、タ
ンク戻り油路１６の圧力が高くなっていき、図７に示す
ように、前記チェック弁２１のポペット２２がバネ２３
側へ押圧される。このため、ポペットの先端部２２ａが
離反して前記油路２０が瞬時に開口する。
態にあるときは、アーム１３の自重を支えるためにアー
ムシリンダ１のトップ側に保持圧が発生し、この保持圧
が前記タンク戻り油路１６に作用している。そして、タ
ンク戻り油路１６の圧力が高くなっていき、図７に示す
ように、前記チェック弁２１のポペット２２がバネ２３
側へ押圧される。このため、ポペットの先端部２２ａが
離反して前記油路２０が瞬時に開口する。
【０００９】従って、アームシリンダ１のトップ側から
タンク戻り油路１６を経てタンク１８へ戻る圧力油の一
部が、油路２０から再びシリンダ供給油路１９を経てア
ームシリンダ１のボトム側へ送られることにより、前記
油圧ポンプ３の吐出量を増加させることなくアーム閉じ
速度が上昇する。また、前記チェック弁２１が開口した
ときに、アーム閉じ速度が急激に上昇してアーム１３が
落ち込むのを防止するために、チェック弁２１の下流に
絞り２４を設けて油路２０の流量を抑止している。
タンク戻り油路１６を経てタンク１８へ戻る圧力油の一
部が、油路２０から再びシリンダ供給油路１９を経てア
ームシリンダ１のボトム側へ送られることにより、前記
油圧ポンプ３の吐出量を増加させることなくアーム閉じ
速度が上昇する。また、前記チェック弁２１が開口した
ときに、アーム閉じ速度が急激に上昇してアーム１３が
落ち込むのを防止するために、チェック弁２１の下流に
絞り２４を設けて油路２０の流量を抑止している。
【００１０】このように、前記方向制御弁２のスプール
に再生回路を設けることにより、直線掘削作業の中間段
階以降のアーム閉じ速度を上昇させて直線掘削作業の効
率向上が図られている。
に再生回路を設けることにより、直線掘削作業の中間段
階以降のアーム閉じ速度を上昇させて直線掘削作業の効
率向上が図られている。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】従来の再生回路では、
チェック弁の下流に絞りを設けてアームの落ち込みを防
止しているので、操作性が良好に保持されている。然
し、この絞りによって再生回路の流量が抑止されるた
め、直線掘削作業の中間段階以降のアーム閉じ速度があ
まり上昇せず、直線掘削作業の効率向上が期待できな
い。
チェック弁の下流に絞りを設けてアームの落ち込みを防
止しているので、操作性が良好に保持されている。然
し、この絞りによって再生回路の流量が抑止されるた
め、直線掘削作業の中間段階以降のアーム閉じ速度があ
まり上昇せず、直線掘削作業の効率向上が期待できな
い。
【００１２】そこで、アームシリンダの作動速度を速く
する再生回路を備えた建設機械に於いて、アーム閉じ操
作を低速状態から急激に変化させることなく緩やかに加
速し、加速後のアーム閉じ最高速度を可及的に高くし
て、操作性並びに作業効率の向上を図るために解決すべ
き技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題
を解決することを目的とする。
する再生回路を備えた建設機械に於いて、アーム閉じ操
作を低速状態から急激に変化させることなく緩やかに加
速し、加速後のアーム閉じ最高速度を可及的に高くし
て、操作性並びに作業効率の向上を図るために解決すべ
き技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題
を解決することを目的とする。
【００１３】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために提案されたものであり、アームシリンダ用の
方向制御弁のアーム閉じ位置のタンク戻り油路に絞りを
設け、更に、該タンク戻り油路からアーム閉じ位置のシ
リンダ供給油路へ連通する油路を設け、この油路にチェ
ック弁を介装してシリンダ供給油路からの逆流を防止し
た再生回路に於いて、前記チェック弁のポペットの先端
部の傾斜を緩やかにしてポペットの移動量に対するチェ
ック弁の開口面積の変化を小に形成するとともに、該ポ
ペットのバネ室に通じる油路に絞りを設けた建設機械の
再生回路を提供するものである。
するために提案されたものであり、アームシリンダ用の
方向制御弁のアーム閉じ位置のタンク戻り油路に絞りを
設け、更に、該タンク戻り油路からアーム閉じ位置のシ
リンダ供給油路へ連通する油路を設け、この油路にチェ
ック弁を介装してシリンダ供給油路からの逆流を防止し
た再生回路に於いて、前記チェック弁のポペットの先端
部の傾斜を緩やかにしてポペットの移動量に対するチェ
ック弁の開口面積の変化を小に形成するとともに、該ポ
ペットのバネ室に通じる油路に絞りを設けた建設機械の
再生回路を提供するものである。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って詳述する。尚、説明の都合上、従来と同一構成
部分には同一符号を付してその説明を省略する。
に従って詳述する。尚、説明の都合上、従来と同一構成
部分には同一符号を付してその説明を省略する。
【００１５】図１は建設機械の一例として油圧ショベル
のアームとブームの油圧回路を示し、アームシリンダ１
を制御する方向制御弁２のアーム閉じ位置（ロ）には、
タンク戻り油路１６からシリンダ供給油路１９へ連通す
る油路２０を設け、この油路２０にチェック弁３１を介
装して再生回路が形成されている。通常は図２に示すよ
うに、該チェック弁３１のポペット３２がバネ３３の付
勢で押圧され、ポペットの先端部３２ａにより前記油路
２０が閉止されている。
のアームとブームの油圧回路を示し、アームシリンダ１
を制御する方向制御弁２のアーム閉じ位置（ロ）には、
タンク戻り油路１６からシリンダ供給油路１９へ連通す
る油路２０を設け、この油路２０にチェック弁３１を介
装して再生回路が形成されている。通常は図２に示すよ
うに、該チェック弁３１のポペット３２がバネ３３の付
勢で押圧され、ポペットの先端部３２ａにより前記油路
２０が閉止されている。
【００１６】同図に示すように、ポペットの先端部３２
ａは従来型と比較して傾斜を緩やかにしてあり、ポペッ
ト３２の移動量に対するチェック弁３１の開口面積の変
化を小に形成してある。また、ポペットの先端部３２ａ
からバネ室３２ｂに通じる油路３２ｃに絞り３２ｄを設
ける。更に、前記油路２０とシリンダ供給油路１９との
接続口３４の開口を広げて、従来型に設けられていた絞
りを廃止する。
ａは従来型と比較して傾斜を緩やかにしてあり、ポペッ
ト３２の移動量に対するチェック弁３１の開口面積の変
化を小に形成してある。また、ポペットの先端部３２ａ
からバネ室３２ｂに通じる油路３２ｃに絞り３２ｄを設
ける。更に、前記油路２０とシリンダ供給油路１９との
接続口３４の開口を広げて、従来型に設けられていた絞
りを廃止する。
【００１７】而して、当該油圧ショベルにて直線掘削す
る場合は、図５に示したように、アーム１３の閉じ操作
とブーム１４の上げ操作とを同時に行ってバケット１５
を矢印方向へ水平引きする。このとき、図１に示したブ
ームシリンダ用の方向制御弁６をブーム上げ位置（ハ）
へ切り替えると、この操作に連動してブーム速度切替弁
１２が（イ）の位置に切り替わり、ブームシリンダ５へ
の流量が増加されてブーム上げ速度が上昇するととも
に、パラレル油路９に介装されている絞り１０によりア
ームシリンダ１へ供給される流量が制限されてアーム閉
じ速度の上昇が抑えられる。
る場合は、図５に示したように、アーム１３の閉じ操作
とブーム１４の上げ操作とを同時に行ってバケット１５
を矢印方向へ水平引きする。このとき、図１に示したブ
ームシリンダ用の方向制御弁６をブーム上げ位置（ハ）
へ切り替えると、この操作に連動してブーム速度切替弁
１２が（イ）の位置に切り替わり、ブームシリンダ５へ
の流量が増加されてブーム上げ速度が上昇するととも
に、パラレル油路９に介装されている絞り１０によりア
ームシリンダ１へ供給される流量が制限されてアーム閉
じ速度の上昇が抑えられる。
【００１８】また、図１及び図２に示したように、前記
方向制御弁２のアーム閉じ位置（ロ）にはタンク戻り油
路１６に絞り１７が設けられているので、アームシリン
ダ１からタンク１８へ戻る流量を抑止してアーム閉じ速
度の上昇が抑えられる。即ち、従来型と同様に直線掘削
作業の初期段階では、ブーム上げ速度が上昇するととも
にアーム閉じ速度の上昇が抑えられて、操作性が良好に
なっている。
方向制御弁２のアーム閉じ位置（ロ）にはタンク戻り油
路１６に絞り１７が設けられているので、アームシリン
ダ１からタンク１８へ戻る流量を抑止してアーム閉じ速
度の上昇が抑えられる。即ち、従来型と同様に直線掘削
作業の初期段階では、ブーム上げ速度が上昇するととも
にアーム閉じ速度の上昇が抑えられて、操作性が良好に
なっている。
【００１９】そして、アーム１３の自重を支える保持圧
によってタンク戻り油路１６の圧力が高くなると、前記
チェック弁３１のポペット３２がバネ３３側へ押圧され
る。然し、前記油路３２ｃに絞り３２ｄが設けられてい
るため、バネ室３２ｂ内の油の排出が抑止されてポペッ
ト３２はゆっくり移動し始める。更に、ポペットの先端
部３２ａの傾斜を緩やかにしてあるので、ポペット３２
の移動量に対するチェック弁３１の開口面積の変化が小
となり、チェック弁３１は緩慢に開口することになる。
従って、直線掘削作業の初期段階から中間段階へ移行す
る際に、アーム閉じ速度が急激に上昇せずにゆっくり加
速されるため、アーム１３の落ち込みを防止することが
できる。
によってタンク戻り油路１６の圧力が高くなると、前記
チェック弁３１のポペット３２がバネ３３側へ押圧され
る。然し、前記油路３２ｃに絞り３２ｄが設けられてい
るため、バネ室３２ｂ内の油の排出が抑止されてポペッ
ト３２はゆっくり移動し始める。更に、ポペットの先端
部３２ａの傾斜を緩やかにしてあるので、ポペット３２
の移動量に対するチェック弁３１の開口面積の変化が小
となり、チェック弁３１は緩慢に開口することになる。
従って、直線掘削作業の初期段階から中間段階へ移行す
る際に、アーム閉じ速度が急激に上昇せずにゆっくり加
速されるため、アーム１３の落ち込みを防止することが
できる。
【００２０】斯くして、図３に示すように、チェック弁
３１が全開状態になり、アームシリンダ１のトップ側か
らタンク戻り油路１６を経てタンク１８へ戻る圧力油の
一部が、油路２０から再びシリンダ供給油路１９を経て
アームシリンダ１のボトム側へ送られることにより、ア
ームシリンダ１の流量が増加してアーム閉じ速度が上昇
する。前述したように、油路２０とシリンダ供給油路１
９との接続口３４の開口を広げてあるので、油路２０を
通過してシリンダ供給油路１９へ多量の圧力油が流入
し、アーム閉じ最高速度が従来より速くなる。従って、
直線掘削作業の中間段階以降からのアーム閉じ速度が著
しく上昇し、作業効率の向上を図ることができる。
３１が全開状態になり、アームシリンダ１のトップ側か
らタンク戻り油路１６を経てタンク１８へ戻る圧力油の
一部が、油路２０から再びシリンダ供給油路１９を経て
アームシリンダ１のボトム側へ送られることにより、ア
ームシリンダ１の流量が増加してアーム閉じ速度が上昇
する。前述したように、油路２０とシリンダ供給油路１
９との接続口３４の開口を広げてあるので、油路２０を
通過してシリンダ供給油路１９へ多量の圧力油が流入
し、アーム閉じ最高速度が従来より速くなる。従って、
直線掘削作業の中間段階以降からのアーム閉じ速度が著
しく上昇し、作業効率の向上を図ることができる。
【００２１】尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない
限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該
改変されたものに及ぶことは当然である。
限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該
改変されたものに及ぶことは当然である。
【００２２】
【発明の効果】以上説明したように、本発明ではアーム
とブームを同時に操作して直線掘削作業を行う場合に、
作業初期段階にはアーム閉じ速度を遅くし、作業中間段
階へ移行する際はアーム閉じ速度を緩慢に上昇させて、
アームの落ち込みを防止している。そして、作業中間段
階以降は再生回路の流量を増加してアーム閉じ速度を上
昇させるので、直線掘削速度が著しく速くなる。
とブームを同時に操作して直線掘削作業を行う場合に、
作業初期段階にはアーム閉じ速度を遅くし、作業中間段
階へ移行する際はアーム閉じ速度を緩慢に上昇させて、
アームの落ち込みを防止している。そして、作業中間段
階以降は再生回路の流量を増加してアーム閉じ速度を上
昇させるので、直線掘削速度が著しく速くなる。
【００２３】斯くして、直線掘削作業の操作性を良好に
保持しつつ、作業効率の向上に寄与できる。
保持しつつ、作業効率の向上に寄与できる。
【図１】本発明の実施の形態を示し、油圧ショベルのア
ームとブームの油圧回路図。
ームとブームの油圧回路図。
【図２】再生回路のチェック弁が閉止状態の方向制御弁
の断面図。
の断面図。
【図３】再生回路のチェック弁が全開状態の方向制御弁
の断面図。
の断面図。
【図４】従来の油圧ショベルのアームとブームの油圧回
路図。
路図。
【図５】直線掘削作業中の油圧ショベルの側面図。
【図６】従来の再生回路のチェック弁が閉止状態の方向
制御弁の断面図。
制御弁の断面図。
【図７】従来の再生回路のチェック弁が全開状態の方向
制御弁の断面図。
制御弁の断面図。
１ アームシリンダ ２ 方向制御弁 １６ タンク戻り油路 １７ 絞り １９ シリンダ供給油路 ２０ 油路 ３１ チェック弁 ３２ ポペット ３２ａ 先端部 ３２ｂ バネ室 ３２ｃ 油路 ３２ｄ 絞り ロ 方向制御弁のアーム閉じ位置
Claims (1)
- 【請求項１】 アームシリンダ用の方向制御弁のアーム
閉じ位置のタンク戻り油路に絞りを設け、更に、該タン
ク戻り油路からアーム閉じ位置のシリンダ供給油路へ連
通する油路を設け、この油路にチェック弁を介装してシ
リンダ供給油路からの逆流を防止した再生回路に於い
て、前記チェック弁のポペットの先端部の傾斜を緩やか
にしてポペットの移動量に対するチェック弁の開口面積
の変化を小に形成するとともに、該ポペットのバネ室に
通じる油路に絞りを設けたことを特徴とする建設機械の
再生回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8016925A JPH09210006A (ja) | 1996-02-01 | 1996-02-01 | 建設機械の再生回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8016925A JPH09210006A (ja) | 1996-02-01 | 1996-02-01 | 建設機械の再生回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09210006A true JPH09210006A (ja) | 1997-08-12 |
Family
ID=11929712
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8016925A Pending JPH09210006A (ja) | 1996-02-01 | 1996-02-01 | 建設機械の再生回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09210006A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
1996
- 1996-02-01 JP JP8016925A patent/JPH09210006A/ja active Pending
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