JPH09208836A - 生体模擬材 - Google Patents

生体模擬材

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JPH09208836A
JPH09208836A JP1998296A JP1998296A JPH09208836A JP H09208836 A JPH09208836 A JP H09208836A JP 1998296 A JP1998296 A JP 1998296A JP 1998296 A JP1998296 A JP 1998296A JP H09208836 A JPH09208836 A JP H09208836A
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biomimetic
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softening agent
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JP1998296A
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Inventor
Takahiro Matsuse
貴裕 松瀬
Shinichi Toyosawa
真一 豊澤
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生体類似性に優れた生体模擬材を提供する。 【解決手段】 高分子有機材料と軟化剤とを含む熱可塑
性材料からなる生体模擬材であって、JIS A硬度が
0°〜25°であり、100℃における圧縮永久歪みが
50%以下であり、230℃におけるMFRが10g/
10分以上であることを特徴とする。また、高分子有機
材料100重量部に対して、軟化剤50〜500重量部
を含み、高分子有機材料と軟化剤の各々の溶解度パラメ
ーターの差が3.0以下であり、ポリフェニレンエーテ
ル10〜250重量部を含有し、高分子有機材料がポリ
スチレンとポリブタジエンのブロックを含む共重合体を
水添して得られる重合体であり、軟化剤はナフテン系、
パラフィン系、ポリイソブチレン系オイルから選択され
ることが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱可塑性材料から
なる生体模擬材に関し、詳しくは、人間、動物、植物等
の柔軟な組織を構成材料として有する生体の部分又は全
体を模倣した材料に係り、特に弾力性、感触等が極めて
生体に類似した(以下、単に「生体類似性」と言う)生
体模擬材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、各種用途に使用される生体模擬材
は低硬度であり、改良された流動特性をもち、優れた耐
ヘタリ性を有する等の諸物性によって、生体類似性を向
上させることが強く要請されている。
【0003】医療分野における臨床教育では、正確な知
識や熟練した技術の習得が極めて重要であるが、そのた
めには、臨床実習に先立って、臨場感のある患者シミュ
レーター等で基礎的訓練を経験することが効果的であ
る。
【0004】こうした目的のために、従来、頭頸部モデ
ル、新生児モデル、乳癌教育用視触診モデルといった極
めて多種の生体モデルが開発され、実用に供されてい
る。
【0005】これらはいずれも実際に手等で触れて使用
されるものであることから、構造、即ち、形状や寸法の
精密さに加え、更に実際の生体に類似した感触を有する
ことが強く要求される。
【0006】そこで、従来生体に類似した感触を有する
材料の開発が進められ、シリコーン、ポリ塩化ビニル等
の材料、ポリアクリルアミド等からなる水性ゲル材料等
が用いられているが満足し得るものではない。
【0007】このように従来の材料の生体類似性が十分
でないのは、材料における上記の諸物性がいずれも高い
レベルでのバランスに欠け、満足されていないことに起
因するものと考えられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事実に
鑑みなされたもので、材料として低硬度であり、高温時
の圧縮永久歪みが低く(耐ヘタリ性に優れ)、配合され
た低分子成分のブリードを抑制しうるものを用いること
によって、加工性を向上し、生体類似性に優れた生体模
擬材を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の生体模擬材は、
高分子有機材料と軟化剤とを含む熱可塑性材料からなる
生体模擬材であって、硬度がJIS K6301規格A
スケールで0°〜25°であり、100℃における圧縮
永久歪みがJIS K6301規格で50%以下であ
り、且つ、230℃におけるMFRがJIS K721
0規格で10g/10分以上であることを特徴とする。
【0010】また、前記熱可塑性材料は、高分子有機材
料100重量部と、軟化剤50〜500重量部と、を含
み、高分子有機材料と軟化剤の各々の溶解度パラメータ
ーの差が3.0以下であることが好ましい。
【0011】前記熱可塑性材料は、ポリフェニレンエー
テルを10〜250重量部含んでなることが好ましい。
【0012】本発明の生体模擬材に用いられる前記高分
子有機材料は、ビニル芳香族化合物を主体とする重合体
ブロックの少なくとも1つと、共役ジエン化合物を主体
とする重合体ブロックの少なくとも1つからなるブロッ
ク共重合体を水添して得られる水添ブロック共重合体で
あり、その平均分子量が150,000〜400,00
0であることを特徴とする。
【0013】さらに、前記軟化剤は、ナフテン系オイ
ル、パラフィン系オイル又はポリイソブチレン系オイル
から選択される一種又は二種以上であり、その平均分子
量が450〜5,000であることを特徴とする。
【0014】本発明の生体模擬材は、高分子有機材料と
軟化剤とを組み合わせることにより、低硬度の材料が得
られ、形状追随性と密着性が良好で、且つ、高分子有機
材料と軟化剤の各々の溶解度パラメーターの差を3.0
以下とすることにより、材料の相溶性が向上し、低分子
成分のブリードを防止することができ、また圧縮永久歪
が小さい(耐ヘタリ性が向上する)ため、優れた生体類
似性を達成しうる。
【0015】また、この熱可塑性材料は、剥離性が良好
であるため、シート状に成型した後、積層して保存して
も材料同志が粘着せず、スムースに引き剥がすことがで
きるため、保存後も生体模擬材の生産性が低下しない。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を詳細に説明す
る。
【0017】本発明において、高分子有機材料として
は、数平均分子量が20,000以上、特に、30,0
00以上、とりわけ40,000以上の熱可塑性高分子
有機材料が好ましく、例えば、スチレン系(ブタジエン
スチレン系、イソプレンスチレン系など)、エステル
系、アミド系、ウレタン系などの各種熱可塑性エラスト
マー、並びに、それらの水添、その他による変性物、ス
チレン系、ABS系、オレフィン系(エチレン系、プロ
ピレン系、エチレンプロピレン系、エチレンスチレン
系、プロピレンスチレン系など)、塩化ビニル系、アク
リル酸エステル系(アクリル酸メチル系など)、メタク
リル酸エステル系(メタクリル酸メチル系、など)カー
ボネート系、アセタール系、ナイロン系、ハロゲン化ポ
リエーテル系(塩化ポリエーテル系など)、ハロゲン化
オレフィン系(四フッ化エチレン系、フッ化−塩化エチ
レン系、フッ化エチレンプロピレン系など)、セルロー
ス系(アセチルセルロース系、エチルセルロース系な
ど)、ビニリデン系、ビニルブチラール系、アルキレン
オキサイド系(プロピレンオキサイド系など)などの熱
可塑性樹脂、及びこれらの樹脂のゴム変性物などが挙げ
られる。
【0018】具体的な熱可塑性高分子有機材料として
は、このうちで結晶構造、凝集構造などの硬質ブロック
を形成しやすい部分と、アモルファス構造などの軟質ブ
ロックとを一緒に持ち合わせているものが特に好まし
く、具体的には、下記〜が挙げられる。
【0019】 ポリブタジエンとブタジエン−スチレ
ンランダム共重合体とのブロック共重合体を水添して得
られる結晶性ポリエチレンとエチレン/ブチレン−スチ
レンランダム共重合体とのブロック共重合体。
【0020】 ポリブタジエンとポリスチレンとのブ
ロック共重合体、あるいは、ポリブタジエン又はエチレ
ン−ブタジエンランダム共重合体とポリスチレンとのブ
ロック共重合体を水添して得られる、例えば、結晶性ポ
リエチレンとポリスチレンとのジブロック共重合体、ス
チレン−エチレン/ブチレン−スチレンのトリブロック
共重合体等、なかでも、スチレン−エチレン/ブチレン
−スチレンブロック共重合体。
【0021】 エチレン/ブチレン共重合体の片末端
又は両末端に結晶性ポリエチレンが連結したブロック共
重合体。
【0022】 エチレン−プロピレンゴム。 このうち特にに挙げられた、ビニル芳香族化合物を主
体とする重合体ブロックの少なくとも1つと、共役ジエ
ン化合物を主体とする重合体ブロックの少なくとも1つ
からなるブロック共重合体を水添して得られる水添ブロ
ック共重合体であって、その平均分子量が150,00
0〜400,000であるものが好ましい。すなわち、
ビニル芳香族化合物を主体とする重合体ブロックの少な
くとも1つ(1セグメント)と、共役ジエン化合物を主
体とする重合体ブロックの少なくとも1つ(1セグメン
ト)とからなるブロック共重合体を水添して得られるも
のが好ましいが、ビニル芳香族化合物を主体とする重合
体ブロックの少なくとも2つと、共役ジエン化合物を主
体とする重合体ブロックの少なくとも1つとを有するブ
ロック共重合体(例えば、スチレン−ブタジエン−スチ
レンブロック共重合体等)を水添して得られる水添ブロ
ック共重合体がさらに好ましい。このスチレン−エチレ
ン/ブチレン−スチレンブロック共重合体に代表される
水添ブロック共重合体においては、平均分子量が15
0,000未満であると、圧縮永久歪が悪化して生体類
似効果の持続性が低下し、400,000を超えると材
料の流動性が低下して成形性が悪化するため、平均分子
量は、前記範囲であることが好ましい。
【0023】非晶性スチレンブロックの含有量は、10
〜70重量%、好ましくは15〜60重量%の範囲のも
のが望ましい。また、非晶性スチレンブロック部のガラ
ス転移温度(Tg)は、60℃以上、好ましくは80℃
以上であるものが望ましい。また、両末端の非晶性スチ
レンブロックを連結する部分の重合体としては、やはり
非晶性のものが好ましく、例えばエチレン−ブチレン共
重合体、ブタジエン重合体、イソプレン重合体等を挙げ
ることができ、これらのブロック或いはランダム共重合
体であっても良い。
【0024】これらの各種熱可塑性高分子有機材料は主
に単独で用いられるが、2種以上をブレンドして用いて
もよい。
【0025】また、本発明に用いられる軟化剤として
は、数平均分子量は20,000未満の低分子の材料を
使用することが好ましく、物性的には、100℃におけ
る粘度が5×105 センチポイズ以下、特に、1×10
5 センチポイズ以下であることが好ましく、また、分子
量の観点からは、数平均分子量は20,000未満、特
に10,000以下、とりわけ5,000以下であるこ
とが好ましい。このような軟化剤としては、通常、室温
で液体または液状の材料が好適に用いられる。また、親
水性、疎水性のいずれの軟化剤も使用できる。軟化剤と
しては特に限定されないが、次のものが適している。こ
の軟化剤には鉱物油系、植物油系、合成系などの各種ゴ
ム用または樹脂用軟化剤が含まれる。鉱物油系として
は、ナフテン系、パラフィン系などのプロセス油が挙げ
られる。植物油系としては、ひまし油、綿実油、あまみ
油、なたね油、大豆油、パーム油、やし油、落花生油、
木ろう、パインオイル、オリーブ油などが挙げられる。
なかでも、鉱物油系オイルのパラフィン系オイル、ナフ
テン系オイル、又はポリイソブチレン系オイルから選択
される一種又は二種以上であって、その平均分子量が4
50〜5,000であるものが好ましい。この軟化剤と
して好ましく用いられるオイルにおいては、平均分子量
が450未満であると圧縮永久歪みが悪化して生体類似
効果の持続性が低下し、5,000を超えると得られた
生体模擬材表面にベタツキが生じるため、平均分子量が
前記範囲であることが好ましい。
【0026】これらの軟化剤は1種を単独で用いてもよ
く、互いの相溶性が良好であれば2種以上を混合して用
いてもよい。
【0027】これらの軟化剤の配合量は高分子有機材料
100重量部に対して50〜500重量部であり、特に
50〜300重量部であることが好ましい。配合量が5
0重量部未満であると、十分な低硬度を達成しえず、材
料の柔軟性が不充分となり、500重量部を超えると軟
化剤のブリードを生じ易くなり、また、材料の機械的強
度が低下するため、いずれも生体類似効果の観点から好
ましくない。
【0028】本発明の生体模擬材が好ましい柔軟性、振
動減衰性と耐久性を発現するためには、その物性が、硬
度がJIS K6301規格Aスケールで0°〜25°
であり、100℃における圧縮永久歪みがJIS K6
301規格で50%以下であり、且つ、230℃におけ
るMFRがJIS K7210規格で10g/10分以
上であることを要する。
【0029】本発明の生体模擬材の硬度がJIS K6
301規格Aスケールで25°を超えると材料の硬度が
高くなって生体類似性が得られず、100℃における圧
縮永久歪みがJIS K6301規格で50%を超える
と材料が経時的に変形し、生体類似性が低下する虞があ
り、230℃におけるMFRがJIS K7210規格
で10g/10分未満であると加工性が低下して、生産
性が悪化するため、いずれも好ましくない。
【0030】前記の各特性を備えるためには、本発明に
おける熱可塑性材料を構成する高分子有機材料は三次元
連続の網状骨格構造を有することが好ましく、形成され
る三次元連続の網状骨格構造は、その骨格の平均径が5
0μm以下、好ましくは30μm以下、セル(網目)の
平均径は、500μm以下、好ましくは300μm以下
であり、高分子有機材料の体積分率を[高分子有機材料
の体積/(高分子有機材料の体積+軟化剤の体積)]×
100(%)と定義したとき、高分子有機材料の体積分
率が50%以下、特に33%以下であることが好まし
い。
【0031】また、多量の軟化剤とより少ない量の高分
子有機材料を含む熱可塑性材料からなる生体模擬材を得
るために、用いる軟化剤と高分子有機材料の各々の溶解
度パラメーター値δ=(ΔE/V)1/2 (ΔE=モル蒸
発エネルギー、V=モル体積)の差が3.0以下、好ま
しくは2.5以下となるよう、両材料を選択することが
好ましい。この差が3.0を超えると両材料の相溶性の
点から、軟化剤が多量に保持されにくく、得られる熱可
塑性材料の低弾性化の障害となり、また、軟化剤のブリ
ードが発生しやすくなり、生体類似性が低下する虞があ
るため好ましくない。
【0032】また、本発明の生体模擬材には、材料の圧
縮永久歪みを改善し、生体類似効果の持続性、生体模擬
材の耐久性を向上する目的でポリフェニレンエーテル樹
脂を配合することができる。ここで用いられるポリフェ
ニレンエーテル樹脂は、下記式で表される結合単位から
なる単独重合体又は該結合単位を含む共重合体である。
【0033】
【化1】
【0034】式中、R1 、R2 、R3 及びR4 はそれぞ
れ独立に、水素原子、ハロゲン原子又は炭化水素基を表
す。
【0035】ポリフェニレンエーテル樹脂は公知のもの
を用いることができ、具体的には、例えば、ポリ(2,
6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテル)、ポリ
(2−メチル−6−エチル−1,4−フェニレンエーテ
ル)、ポリ(2,6−ジフェニル−1,4−フェニレン
エーテル)、ポリ(2−メチル−6−フェニレン−1,
4−フェニレンエーテル)、ポリ(2,6−ジクロロ−
1,4−フェニレンエーテル)等が挙げられ、また、
2,6−ジメチルフェノールと1価のフェノール類(例
えば、2,3,6−トリメチルフェノールや2−メチル
−6−ブチルフェノール)との共重合体の如きポリフェ
ニレンエーテル共重合体も用いることができる。なかで
も、ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエー
テル)や2,6−ジメチルフェノールと2,3,6−ト
リメチルフェノールとの共重合体が好ましく、さらに、
ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテ
ル)が好ましい。
【0036】ポリフェニレンエーテル樹脂の配合量は、
熱可塑性材料に対して10〜250重量部の範囲で好適
に選択することができる。250重量部を超えると熱可
塑性材料の硬度が高くなって柔軟性が失われ、生体類似
性が低下する虞があり、10重量部未満では配合して得
られる改善効果が不十分であるため、いずれも好ましく
ない。
【0037】なお、本発明に係る生体模擬材には、必要
に応じて、更に、次のような充填材を配合してもよい。
すなわち、クレー、珪藻土、シリカ、タルク、硫酸バリ
ウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、金属酸化
物、マイカ、グラファイト、水酸化アルミニウムなどの
麟片状無機充填剤、各種の金属粉、木片、ガラス粉、セ
ラミックス粉、粒状ないし粉末ポリマーなどの粒状ない
し粉末状固体充填剤、その他の各種の天然または人工の
短繊維、長繊維(例えば、ワラ、毛、ガラスファイバ
ー、金属ファイバー、その他各種のポリマーファイバー
など)などを配合することができる。
【0038】また、中空フィラー、例えば、ガラスバル
ーン、シリカバルーンなどの無機中空フィラー、ポリフ
ッ化ビニリデン、ポリフッ化ビニリデン共重合体からな
る有機中空フィラーを配合することにより、軽量化を図
ることができる。更に軽量化などの各種物性に改善のた
めに、各種発泡剤を混入することも可能であり、また、
混合時などに機械的に気体を混ぜ込むことも可能であ
る。
【0039】本発明の生体模擬材には、前記成分のほ
か、諸特性の改良のため、公知の樹脂成分や添加剤を併
用することができる。
【0040】樹脂成分としては、例えば、ポリオレフィ
ン樹脂やポリスチレン樹脂などを併用することができ
る。これらを添加することにより生体模擬材の加工性、
耐熱性の向上を図ることができる。ポリオレフィン樹脂
としては、例えば、ポリエチレン、アイソタクチックポ
リプロピレン、プロピレンと他の少量のα−オレフィン
との共重合体(例えば、プロピレン−エチレン共重合
体、プロピレン/4−メチル−1ペンテン共重合体)、
ポリ(4−メチル−1ペンテン)、ポリブテン−1等を
挙げることができる。ポリオレフィン樹脂としてアイソ
タクチックポリプロピレンまたはその共重合体を用いる
場合、そのMFR(JIS K7210)が0.1〜5
0g/10分、特に、0.5〜30g/10分の範囲の
ものが好適に使用できる。
【0041】また、ポリスチレン樹脂としては、公知の
製造方法で得られるものであれば、ラジカル重合法、イ
オン重合法のいずれで得られたものも好適に使用でき
る。ポリスチレン樹脂の数平均分子量は5,000〜5
00,000、好ましくは10,000〜200,00
0の範囲から選択でき、分子量分布〔重量平均分子量
(Mw)と数平均分子量(Mn)との比(Mw/M
n)〕は5以下のものが好ましい。
【0042】このスチレン樹脂としては、例えば、ポリ
スチレン、スチレン含有量60重量%以上のスチレン−
ブタジエンブロック共重合体、ゴム補強ポリスチレン、
ポリα−メチルスチレン、ポリp−第3ブチルスチレン
等が挙げられ、これらは一種又は二種以上を併用しても
よい。さらに、これらポリマーを構成するモノマーの混
合物を重合して得られる共重合体も用いることができ
る。
【0043】また、前記ポリオレフィン樹脂とポリスチ
レン樹脂とを併用することもできる。本発明の生体模擬
材にこれらの樹脂を添加する場合、ポリオレフィン樹脂
単独を添加する場合に比較してポリスチレン樹脂を併用
すると、得られる材料の硬度が高くなる傾向にある。従
って、これらの配合比率を選択することにより、得られ
る生体模擬材の硬度を調整することもできる。この場
合、ポリオレフィン樹脂/ポリスチレン樹脂の比率は9
5/5〜5/95(重量比)の範囲から選択することが
好ましい。
【0044】これらの樹脂成分を併用する場合、本発明
の効果を損なわない範囲において使用すべきであり、配
合量は高分子有機材料100重量部に対して0〜100
重量部程度であることが好ましい。樹脂成分の配合量が
100重量部を超えると得られる生体模擬材の硬度が高
くなり過ぎて柔軟性が失われ、生体類似性が低下するた
め好ましくない。
【0045】また、他の添加剤として、必要に応じて、
難燃剤、抗菌剤、ヒンダードアミン系光安定剤、紫外線
吸収剤、酸化防止剤、無機充填剤、着色剤、シリコーン
オイル、クマロン樹脂、クマロン−インデン樹脂、フェ
ノールテルペン樹脂、石油系炭化水素、ロジン誘導体等
の各種粘着付与剤(タッキファイヤー)、レオストマー
(商品名:理研ビニル社製)等の各種接着剤、ハイブラ
ー(商品名:クラレ社製、ビニル−ポリイソプレンブロ
ックの両末端にポリスチレンブロックが連結したブロッ
ク共重合体)又はノーソレックス(商品名:日本ゼオン
社製、ノルボルネンを開環重合して得られるポリノルボ
ルネン)等の制振性を向上させる熱可塑性エラストマー
又は樹脂等を併用することができる。
【0046】本発明の生体模擬材の製造方法には特に制
限はなく、公知の方法を適用することができる。例え
ば、前記の各材料及び所望により添加剤成分を加熱混練
機、例えば、一軸押出機、二軸押出機、ロール、バンバ
リーミキサー、ブラベンダー、ニーダー、高剪断型ミキ
サー等、を用いて溶融混練りし、さらに、所望により有
機パーオキサイド等の架橋剤、架橋助剤などを添加した
り、又は、これら必要な成分を同時に混合し、加熱溶融
混練することにより、容易に製造することができる。
【0047】また、高分子有機材料と軟化剤とを混練り
した熱可塑性材料を予め用意し、この材料を、ここに用
いたものと同種か若しくは種類が異なる1種以上の高分
子有機材料にさらに混ぜ合わせて製造することもでき
る。
【0048】また、本発明の生体模擬材においては、有
機パーオキサイド等の架橋剤、架橋助剤などを添加して
架橋することも可能である。
【0049】ここで、部分架橋のために添加しうる架橋
剤としては、有機パーオキサイドが好適に挙げられ、具
体的には、例えば、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t
−ブチルパーオキシ)−ヘキサン、2,5−ジメチル−
2,5−ジ(ベンゾイルパーオキシ)−ヘキサン、t−
ブチルパーオキシベンゾエート、ジクミルパーオキサイ
ド、t−ブチルクミルパーオキサイド、ジイソプロピル
ベンゾハイドロパーオキサイド、1,3−ビス−(t−
ブチルパーオキシイソプロピル)−ベンゼン、ベンゾイ
ルパーオキサイド、1,1−ジ(t−ブチルパーオキ
シ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン等が挙げ
られ、また、有用な架橋助剤としては、例えば、ジビニ
ルベンゼン、トリメチロールプロパントリアクリレー
ト、エチレンジメタクリレート、ジアリルフタレート、
キノンジオキシム、フェニレンビスマレイミド、ポリエ
チレングリコールジメタクリレート、不飽和シラン化合
物等が挙げられる。これら有機パーオキサイド及び架橋
助剤は、配合材料全体を100重量部としたとき、0.
1〜5重量部の範囲で、任意に使用して架橋度を調整す
ることができる。これらの有機パーオキサイド及び架橋
助剤は必要に応じてそれぞれ2種以上を併用することも
できる。なお、架橋助剤として不飽和シラン化合物を使
用した場合には、さらにシラノール縮合触媒の存在下で
水分と接触させて架橋を進行させることができる。
【0050】かくして得られた本発明の生体模擬材は、
公知の方法、例えば、射出成型などにより所望の形状に
成型して使用できる。
【0051】本発明の生体模擬材は生体類似性が必要な
あらゆる用途に用いられる。例えば、まず人体各部の器
官モデルが挙げられ、脚、腕のように筋肉や脂肪からな
る部分や、肘、膝のように伸縮をうける部分、耳、鼻の
ような部分、各種内蔵器官、或いは皮膚等、人体のあら
ゆる部分のモデルに好適である。動物用モデルについて
も同様であり、更には植物についても葉、茎、根等のあ
らゆる部分のモデルが挙げられる。
【0052】これらの生体模擬材は、医学・歯学教育
用、看護・保健教育用、形成外科・耳鼻咽喉科用等の医
療用として有用である。また、車両等の衝突実験等、人
間や動物が何らかの外力、環境の変化を受ける類の試験
のための生体ダミーとしても用いられる。また、玩具
用、鑑賞用として、各種動物、人形、植物を作成するに
も好適に用いられる。
【0053】
【実施例】以下に、実施例、比較例を挙げて本発明を具
体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に制限され
るものではない。
【0054】なお、これらの実施例の物性評価は以下の
方法によって行った。 (1)材料の硬度 JIS K6301 Aタイプの評価法に準拠した。
【0055】(2)圧縮永久歪み 耐ヘタリ性の指標であり、JIS K6301に準拠
し、100℃×22時間、25%変形後の歪残率で評価
した。
【0056】(3)MFR JIS K7210の熱可塑性プラスチックの流れ試験
方法に準拠し、230℃において評価した。
【0057】なお、溶解度パラメーターの測定は常法に
より行い、数平均分子量の測定はゲルパーミエイション
クロマトグラフィ[GPC;東ソー製GMH−XL(2
本直列)]により行い、示差屈折率(RI)を用いて、
単分散ポリスチレンを標準としてポリスチレン換算で行
った。 (実施例1) (1)生体模擬材の調製 下記の原料を用いて生体模擬材用熱可塑性材料を調製し
た。
【0058】 高分子有機材料 100重量部 (スチレン−エチレン/ブチレン−スチレンブロック共重合体: 分子量 200,000、SP値 8.5) 軟化剤:パラフィン系オイル 58重量部 (分子量1,500、SP値 7.8) 軟化剤:パラフィン系オイル 170重量部 (分子量750、SP値 7.8) ポリフェニレンエーテル樹脂 10重量部 〔ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテル)〕 ポリプロピレン樹脂 13.1重量部 (アイソタクチックポリプロピレンM−1300、旭ポリプロ社製) 高級脂肪酸アミド 3.0重量部 (アーモスリップE、ライオン社製) 前記各原料をヘンシェルミキサーでよく混合し、この混
合物を50mm径の二軸押出機にて240℃の条件下で
溶融混練りして、熱可塑性材料のペレットを得た。
【0059】この熱可塑性材料の硬度はJIS−Aにて
0°、圧縮永久歪みは45%、MFRは300g/分で
あった。 (2)生体モデルの作成及び評価 得られた熱可塑性材料を高温(200℃)に保持したま
ま、シリコーン製の外皮(人形用)に注入して冷却し、
熱可塑性材料とシリコーン外皮とからなる生体モデル
(人形)を作成した。このモデルは弾力性、感触等極め
て実際の生体(人体)に類似していた。 (実施例2) (1)生体模擬材の調製 下記の原料を用いて実施例1と同様にして生体模擬材用
熱可塑性材料を調製した。
【0060】 高分子有機材料 100重量部 (スチレン−エチレン/ブチレン−スチレンブロック共重合体: 分子量 200,000、SP値 8.5) 軟化剤:パラフィン系オイル 58重量部 (分子量1,500、SP値 7.8) 軟化剤:パラフィン系オイル 73重量部 (分子量750、SP値 7.8) ポリフェニレンエーテル樹脂 10重量部 〔ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテル)〕 ポリプロピレン樹脂 13.1重量部 (アイソタクチックポリプロピレンM−1300、旭ポリプロ社製) この熱可塑性材料の硬度はJIS−Aにて10°、圧縮
永久歪みは30%、MFRは119g/分であった。 (2)生体モデルの作成及び評価 得られた熱可塑性材料を用いて、実施例1と同様にし
て、生体モデル(人形)を作成し、評価した結果、実施
例1と同様に優れた生体類似性を示した。 (比較例1) (1)生体模擬材の調製 下記の原料を用いて実施例1と同様にして生体模擬材用
熱可塑性材料を調製した。
【0061】 高分子有機材料 100重量部 (スチレン−エチレン/ブチレン−スチレンブロック共重合体: 分子量 30,000、SP値 8.5) 軟化剤:パラフィン系オイル 58重量部 (分子量1,500、SP値 7.8) 軟化剤:パラフィン系オイル 73重量部 (分子量750、SP値 7.8) ポリフェニレンエーテル樹脂 15重量部 〔ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテル)〕 ポリプロピレン樹脂 12重量部 (アイソタクチックポリプロピレンM−1300、旭ポリプロ社製) この熱可塑性材料の硬度はJIS−Aにて5°、圧縮永
久歪みは90%、MFRは300g/分であった。 (2)生体モデルの作成及び評価 得られた熱可塑性材料を用いて、実施例1と同様にし
て、生体モデル(人形)を作成し、評価した結果、この
モデルは弾力性、感触等、実際の生体(人体)に明らか
に類似するものではなかった。 (比較例2) (1)生体模擬材の調製 下記の原料を用いて実施例1と同様にして生体模擬材用
熱可塑性材料を調製した。
【0062】 高分子有機材料 100重量部 (スチレン−エチレン/ブチレン−スチレンブロック共重合体: 分子量 200,000、SP値 8.5) 軟化剤:パラフィン系オイル 58重量部 (分子量1,500、SP値 7.8) 軟化剤:パラフィン系オイル 73重量部 (分子量400、SP値 7.8) ポリフェニレンエーテル樹脂 15重量部 〔ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテル)〕 ポリプロピレン樹脂 12重量部 (アイソタクチックポリプロピレンM−1300、旭ポリプロ社製) この熱可塑性材料の硬度はJIS−Aにて8°、圧縮永
久歪みは100%、MFRは200g/分であった。 (2)生体モデルの作成及び評価 得られた熱可塑性材料を用いて、実施例1と同様にし
て、生体モデル(人形)を作成し、評価した結果、この
モデルは比較例1と同様に、実際の生体(人体)に明ら
かに類似するものではなかった。
【0063】以上の実施例から明らかなように、本発明
の生体模擬材は、低硬度であり、高温時の圧縮永久歪み
が低く(耐ヘタリ性に優れ)、低分子材料のブリードを
抑制することができるため、優れた生体類似性を示すこ
とがわかる。
【0064】一方、分子量の低い水添ブロック共重合体
の高分子有機材料を用いて得られた比較例1及び添加す
る軟化剤として低分子量のパラフィン系オイルを用いて
得られた比較例2は、いずれも低硬度ではあるが、圧縮
永久歪みが高く、生体類似性に劣ることがわかる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の生体模擬
材は、低硬度であり、高温時の圧縮永久歪みが低く、流
動性が良く、低分子材料のブリードを抑制しうる材料を
用いているため、加工性が改善され、生体類似性が向上
するという優れた効果を奏する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 71/12 LQP C08L 71/12 LQP

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高分子有機材料と軟化剤とを含む熱可塑
    性材料からなる生体模擬材であって、硬度がJIS K
    6301規格Aスケールで0°〜25°であり、100
    ℃における圧縮永久歪みがJIS K6301規格で5
    0%以下であり、且つ、230℃におけるMFRがJI
    S K7210規格で10g/10分以上であることを
    特徴とする生体模擬材。
  2. 【請求項2】 前記熱可塑性材料が、高分子有機材料1
    00重量部と、軟化剤50〜500重量部と、を含み、 前記高分子有機材料と前記軟化剤の各々の溶解度パラメ
    ーターの差が3.0以下であることを特徴とする請求項
    1記載の生体模擬材。
  3. 【請求項3】 前記熱可塑性材料が、ポリフェニレンエ
    ーテルを10〜250重量部含んでなることを特徴とす
    る請求項1又は2記載の生体模擬材。
  4. 【請求項4】 前記高分子有機材料が、ビニル芳香族化
    合物を主体とする重合体ブロックの少なくとも1つと、
    共役ジエン化合物を主体とする重合体ブロックの少なく
    とも1つからなるブロック共重合体を水添して得られる
    水添ブロック共重合体であり、その平均分子量が15
    0,000〜400,000であることを特徴とする請
    求項1乃至3記載の生体模擬材。
  5. 【請求項5】 前記軟化剤が、ナフテン系オイル、パラ
    フィン系オイル又はポリイソブチレン系オイルから選択
    される一種又は二種以上であり、その平均分子量が45
    0〜5,000であることを特徴とする請求項1乃至4
    記載の生体模擬材。
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