JP7482867B2 - 樹脂組成物及び病変管状組織モデル - Google Patents

樹脂組成物及び病変管状組織モデル Download PDF

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Description

本発明は、樹脂組成物及びそれを用いた病変管状組織モデルに関する。
人工の血管、リンパ管、胆管、尿管等の管状組織は、生体内への移植の他、外科的治療等における技術習得用の医療シミュレータ等の種々の分野で用いられている。特許文献1には、スチレンを主体とする重合体ブロックと共役ジエン化合物を主体とする重合体ブロックからなるブロック共重合体等を繊維強化樹脂として含む人工血管が提案されている。特許文献2では、管状組織に用いられる樹脂組成物として、所定のMFRを有する水添ブロック共重合体、オイル、及び所定の比表面積を有するポリオレフィン系樹脂を所定量で含有する樹脂組成物が提案されている。
特開2014-186281号公報 国際公開第2018/151320号
人工管状組織は、技術習得用の医療シミュレータとして用いられ、物理的性質がヒトを含む動物の管状組織に近似していることが求められる。一方、実際の管状組織は、病変により管状組織内部に石灰化部が形成され、病変部の物理的性質が変化することがある。そのような病変部に対する術者の技術を向上させるために、石灰化部が形成された管状組織の物理的性質を有する技術習得用の医療シミュレータの開発が求められている。
本発明は、ヒトを含む動物の管状組織の病変部に近似した物理的性質を有する病変管状組織モデルに用いることができる樹脂組成物を提供することを目的とする。
本発明者は、研究を進め、水添ブロック共重合体に、無機フィラーを含有させることで、管状組織の病変部に物理的性質が近似することを見出し、本発明を完成させるに至った。
本発明は、以下に関するものである。
[1]成分(A)水添ブロック共重合体100質量部と成分(B)無機フィラー100~5900質量部とを含有する樹脂組成物。
[2]成分(A)水添ブロック共重合体のMFR(温度230℃、荷重2.16kgで測定)が0.01g/10分以上、1g/10分以下である、[1]に記載の樹脂組成物。
[3]成分(A)水添ブロック共重合体100質量部に対し、成分(B)無機フィラー400~5000質量部を含有する、[1]又は[2]に記載の樹脂組成物。
[4]成分(B)無機フィラーが炭酸カルシウムを含有する、[1]から[3]のいずれかに記載の樹脂組成物。
[5]さらに成分(C)オイルを3~1500質量部含有する、[1]から[4]のいずれかに記載の樹脂組成物。
[6]成分(C)オイルの37.8℃又は40℃における動粘度が0.1~1000m/sである、[5]に記載の樹脂組成物。
[7]病変管状組織モデル用である、[1]から[6]のいずれかに記載の樹脂組成物。
[8][1]から[7]のいずれかに記載の樹脂組成物を用いた病変管状組織モデル。
本発明によれば、ヒトを含む動物の管状組織の病変部に近似した物理的性質を有する病変管状組織モデルに用いることができる樹脂組成物を提供することができる。
本発明の病変管状組織モデルの一構成例を示す図であって、(a)は病変管状組織モデルの長さ方向に直交する面の断面図、(b)は(a)のA-A線視断面図である。 本発明の病変管状組織モデルの別の構成例を示す図であって、(a)は病変管状組織モデルの長さ方向に直交する面の断面図、(b)は(a)のB-B線視断面図である。
以下、本発明の一実施形態について詳細に説明する。本発明は、以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の効果を阻害しない範囲で適宜変更を加えて実施することができる。
[第一実施形態]
本発明の第一実施形態に係る樹脂組成物は、成分(A)水添ブロック共重合体100質量部と成分(B)無機フィラー100~5900質量部とを含有する。これにより、ヒトを含む動物の管状組織の病変部に類似した物理的性質を有する病変管状組織モデルとすることが可能である。
<成分(A)水添ブロック共重合体>
成分(A)水添ブロック共重合体は、芳香族ビニルから導かれるブロック重合単位(X)と共役ジエンから導かれるブロック重合単位(Y)とからなる芳香族ビニル-共役ジエンブロック共重合体の水添物(水素添加物または水素化物)を1種以上含有することが好ましい。
このような構成の芳香族ビニル-共役ジエンブロック共重合体の形態は、たとえばX(YX)又は(XY)〔nは1以上の整数〕で示される。これらの中では、X(YX)の形態のもの、特にX-Y-Xの形態のものが好ましい。X-Y-Xの形態のものとしては、ポリスチレン-ポリブタジエン-ポリスチレンブロック共重合体、ポリスチレン-ポリイソプレン-ポリスチレンブロック共重合体、ポリスチレン-ポリイソプレン・ブタジエン-ポリスチレンブロック共重合体からなる群から選択される1種以上の共重合体が好ましい。
このような芳香族ビニル-共役ジエンブロック共重合体では、ハードセグメントである芳香族ビニルブロック単位(X)が、共役ジエンゴムブロック単位(Y)の橋かけ点として存在して擬似架橋(ドメイン)を形成している。この芳香族ビニルブロック単位(X)間に存在する共役ジエンゴムブロック単位(Y)は、ソフトセグメントであってゴム弾性を有している。
芳香族ビニルブロック重合単位(X)を形成する芳香族ビニルとしては、スチレン、α-メチルスチレン、3-メチルスチレン、p-メチルスチレン、4-プロピルスチレン、4-ドデシルスチレン、4-シクロヘキシルスチレン、2-エチル-4-ベンジルスチレン、4-(フェニルブチル)スチレン、1-ビニルナフタレン、2-ビニルナフタレン等が挙げられる。これらの中では、スチレンが好ましい。
共役ジエンブロック重合単位(Y)を形成する共役ジエンとしては、ブタジエン、イソプレン、ペンタジエン、2,3-ジメチルブタジエン及びこれらの組合せ等が挙げられる。これらの中では、ブタジエン、イソプレン、ブタジエンとイソプレンとの組み合わせ(ブタジエン-イソプレンの共重合)からなる群から選択される1種以上の共役ジエンが好ましい。これらのうち1種以上の共役ジエンを組み合わせて用いることもできる。ブタジエン-イソプレン共重合単位からなる共役ジエンブロック重合単位(Y)は、ブタジエンとイソプレンとのランダム共重合単位、ブロック共重合単位、テーパード共重合単位の何れであってもよい。
上記のような芳香族ビニル-共役ジエンブロック共重合体では、芳香族ビニルブロック重合単位(X)の含有量が5質量%以上50質量%以下であることが好ましく、20質量%以上40質量%以下であることがより好ましい。この芳香族ビニル単位の含有量は赤外線分光、NMR分光法等の常法によって測定することができる。
上記のような芳香族ビニル-共役ジエンブロック共重合体は、種々の方法により製造することができる。製造方法としては、(1)n-ブチルリチウム等のアルキルリチウム化合物を開始剤として、芳香族ビニル、次いで共役ジエンを逐次重合させる方法、(2)芳香族ビニル、次いで共役ジエンを重合させ、これをカップリング剤によりカップリングさせる方法、(3)リチウム化合物を開始剤として、共役ジエン、次いで芳香族ビニルを逐次重合させる方法等を挙げることができる。
水添ブロック共重合体は、上記のような芳香族ビニル-共役ジエンブロック共重合体を公知の方法により水添した物(水素添加物または水素化物)であり、好ましい水添率は90モル%以上である。この水添率は、共役ジエンブロック重合単位(Y)中の炭素-炭素二重結合の全体量を100モル%としたときの値である。「水添率が90モル%以上」とは、炭素―炭素二重結合の90モル%以上が水素添加されていることを示す。このような水添ブロック共重合体としては、ポリスチレン-ポリ(エチレン/プロピレン)ブロック(SEP)、ポリスチレン-ポリ(エチレン/プロピレン)ブロック-ポリスチレン(SEPS)、ポリスチレン-ポリ(エチレン/ブチレン)ブロック-ポリスチレン(SEBS)、ポリスチレン-ポリ(エチレン-エチレン/プロピレン)ブロック-ポリスチレン(SEEPS)等が挙げられる。より具体的には、SEPTON(クラレ(株)社製)、クレイトン(Kraton;シェル化学(株)社製)、クレイトンG(シェル化学(株)社製)、タフテック(旭化成(株)社製)(以上商品名)等が挙げられる。これらは、単独で用いても、複数を組み合わせて用いてもよい。中でも、成分(C)としてSEEPSが含まれることが好ましい。
成分(A)水添ブロック共重合体のメルトフローレート(MFR(温度230℃、荷重2.16kg))は、0.01g/10分以上、1g/10分以下であることが好ましく、より好ましくは0.05g/10分以上、0.1g/10分未満である。MFR(温度230℃、荷重2.16kg)とは、JIS K7210に従って、温度230℃、荷重2.16kgの条件下で測定するMFRをいう。MFRが0.01g/10分以上とすることで、成形加工する際に成形不良を生じる可能性が低減され、MFRが1g/10分以下とすることで、オイルを添加した際にブリードアウト(オイルのしみ出し)が発生したり、力学的強度が低下する可能性が低減される。水添率は、核磁気共鳴スペクトル解析(NMR)等の公知の方法により測定する。
成分(A)水添ブロック共重合体の形状は、混練前のオイル吸収作業の観点から、粉末又は無定形(クラム)状が好ましい。
<成分(B)無機フィラー>
成分(B)無機フィラーとしては、炭酸カルシウム、タルク、クレー(粘土)、珪酸カルシウム、炭酸マグネシウム、水酸化マグネシウム、マイカ、硫酸バリウム、酸化チタン、水酸化アルミニウム、シリカ、アルミナ、カーボンブラック等が挙げられる。これらの中では、炭酸カルシウム、シリカ、アルミナ、タルク、クレーからなる群から選択される1種以上が好ましく、炭酸カルシウムがより好ましい。
(含有量)
樹脂組成物の好ましい組成としては、成分(A)水添ブロック共重合体を100質量部、成分(B)無機フィラーを100質量部以上5900質量部以下、より好ましくは400質量部以上5000質量部以下、さらに好ましくは500質量部以上4000質量部以下含有することが好ましい。上記組成とすることで、ヒトを含む動物の管状組織の病変部に類似した物理的性質を有する人工管状組織をより容易に実現することができる。
本発明の一実施形態において、さらに成分(C)オイルを含有してもよい。
<成分(C)オイル>
成分(C)オイルとしては、最も好ましくは、パラフィン系プロセスオイル、ナフテン系プロセスオイル、芳香族系プロセスオイルや流動パラフィン等の鉱物油系オイル、シリコンオイル、ヒマシ油、アマニ油、オレフィン系ワックス、鉱物系ワックス等が挙げられる。これらの中では、パラフィン系及び/又はナフテン系のプロセスオイルが好ましい。プロセスオイルとしては、ダイアナプロセスオイルシリーズ(出光興産社製)、JOMOプロセスP(ジャパンエナジー社製)等が挙げられる。また、フタル酸系、トリメリット酸系、ピロメリット酸系、アジピン酸系、またはクエン酸系の各種エステル系可塑剤も用いることができる。これらの可塑剤は、単独で用いても、複数を組み合わせて用いてもよい。
成分(C)オイルは、事前に成分(A)水添ブロック共重合体にあらかじめ吸収させておくのが作業性の点で好ましい。そのためには、成分(A)水添ブロック共重合体の形状は、オイルを吸収しやすい、前記粉末又は無定形(クラム)状が好ましい。
成分(C)オイルは、37.8℃又は40℃における動粘度が0.1~1000m/sであることが好ましく、0.1~500m/sであることがより好ましく、0.1~100m/sであることがさらに好ましい。上記範囲内にすることで、ヒトの血管及び/又は皮膚に類似した軟質性や物性を有する生体モデルを与える樹脂組成物にすることができる。動粘度の測定は、JIS K 2283:2000の「5.動粘度試験方法」に従って、キャノンフェンスケ粘度計を用いて37.8℃又は40℃の試験温度で測定することにより得ることができる。
(含有量)
樹脂組成物の好ましい組成としては、成分(A)水添ブロック共重合体を100質量部に対し、成分(C)オイルを3質量部以上1500質量部以下、より好ましくは5質量部以上1200質量部以下、さらに好ましくは8質量部以上500質量部以下含有することが好ましい。
<潤滑剤>
本発明の一実施形態において、潤滑剤を含有してもよい。潤滑剤としては、イオン性界面活性剤、ノニオン系(非イオン性)界面活性、炭化水素系滑剤、脂肪酸系滑剤、脂肪族アミド系滑剤、金属石鹸系滑剤、エステル系滑剤等を挙げることができる
イオン性界面活性剤としては、アニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、両性界面活性剤を用いることができる。アニオン系界面活性剤としては、脂肪酸ナトリウム、モノアルキル硫酸塩、アルキルポリオキシエチレン硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、モノアルキルリン酸塩等を挙げることができる。市販品としては花王株式会社製の商品名「エレクトロストリッパーPC」等を挙げることができる。
カチオン系界面活性剤としては、アルキルトリメチルアンモニウム塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩、アルキルベンジルジメチルアンモニウム塩等を挙げることができる。
両性界面活性剤としては、アルキルジメチルアミンオキシド、アルキルカルボキシベタイン等を挙げることができる。
ノニオン系界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、脂肪酸ソルビタンエステル、アルキルポリグルコシド、脂肪酸ジエタノールアミド、アルキルモノグリセリルエーテル等を挙げることができる、市販品としては、花王株式会社製の商品名「エレクトロストリッパーEA」等を挙げることができる。
炭化水素系滑剤としては、パラフィンワックス、合成ポリエチレンワックス、オクチルアルコール等を挙げることができる。脂肪酸系滑剤としては、ステアリン酸やステアリルアルコール等を挙げることができる。
脂肪族アミド系滑剤としては、ステアリン酸アミド、オレイン酸アミド、エルカ酸アミド等の脂肪酸アミド;メチレンビスステアリン酸アミド、エチレンビスステアリン酸アミド等のアルキレン脂肪酸アミド等を挙げることができる。金属石鹸系滑剤としては、ステアリン酸金属塩等を挙げることができる。
エステル系滑剤としては、アルコールの脂肪酸エステル、ステアリン酸モノグリセリド、ステアリルステアレート、硬化油等を挙げることができる。
潤滑剤は、上記した潤滑剤から選択される1以上を用いることができる。中でも、ヒトの血管及び/又は皮膚により類似した軟質性や物性を有する点で、イオン性界面活性剤及び非イオン性界面活性剤からなる群から選択される1以上の潤滑剤を含むことが好ましく、ノニオン系界面活性剤から選択される1以上を含むことがより好ましい。
(含有量)
本実施形態の樹脂組成物は、潤滑剤を、成分(A)水添ブロック共重合体を100質量部に対し、0.1質量部以上150質量部以下含有することが好ましく、より好ましくは0.1質量部以上100質量部以下、さらに好ましくは0.1質量部以上50質量部以下含有することが好ましい。
<添加剤等>
本発明の一実施形態において、樹脂組成物は、必要に応じて、ゴム、可塑剤、安定剤、老化防止剤、耐光性向上剤、紫外線吸収剤、軟化剤、滑剤、加工助剤、着色剤、帯電防止剤、防曇剤、ブロッキング防止剤、結晶核剤、発泡剤等を含有していてもよい。
本実施形態における樹脂組成物は、必要に応じて、その他の樹脂又はエラストマーを含有してもよい。その他の樹脂又はエラストマーとしては、特に限定されるものではないが、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン-プロピレン共重合体、エチレン-酢酸ビニル共重合体(EVA)等のポリオレフィン、スチレン-ブタジエン共重合体、スチレン-イソプレン共重合体、スチレン-ブタジエン-イソプレン共重合体、スチレン-エチレン-ブタジエン-スチレン共重合体(SEBS)、スチレン-エチレン-プロピレン-スチレン共重合体(SEPS)等のスチレン系熱可塑性エラストマー、アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン共重合体(ABS樹脂)、アクリルニトリル-スチレン共重合体(AS樹脂)、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等、繊維状フィラーを挙げることができる。その他の樹脂又はエラストマーを含有する場合、その含有量は、成分(A)水添ブロック共重合体を100質量部に対し、0.01質量部以上500質量部以下であることが好ましい。
樹脂組成物は、製造コスト、物性バランスの点で、熱可塑性であることが好ましい。
本発明の一実施形態において、樹脂組成物のA硬度は、作製する病変管状組織モデルにより特に限定されないが、1~100が好ましく、1~80がより好ましく、1~60がさらに好ましい。例えば病変冠動脈モデルを作製する場合、樹脂組成物のA硬度は、10~100が好ましく、40~100がより好ましく、60~100がさらに好ましく、80~100が最も好ましい。なお、樹脂のA硬度は、JIS K6253-1997のデュロメーター硬さ試験法に従って測定することができる。
[製造方法]
樹脂組成物の製造方法は、特に限定されず、公知の適当なブレンド法を用いることができる。例えば、単軸、二軸のスクリュー押出機、バンバリー型ミキサー、プラストミル、コニーダー、加熱ロールなどで溶融混練を行うことができる。溶融混練を行う前に、ヘンシェルミキサー、リボンブレンダー、スーパーミキサー、タンブラーなどで各原料を均一に混合しておくこともよい。溶融混練温度はとくに制限はないが、50~300℃、好ましくは70~250℃が一般的である。
[病変管状組織モデル]
本実施形態の病変管状組織モデルは、人工管状組織の内側に上記樹脂組成物から成形された疑似病変部が配置されてなる。
(人工管状組織)
人工管状組織は、中空の細長い構造をしていることが好ましい。
人工管状組織の内径は、作製する管状組織の種類により特に限定されないが0.1mm~30mmが好ましく、0.5mm~20mmがより好ましく、1mm~10mmがさらに好ましい。
人工管状組織の外径は、作製する管状組織の種類によるが、内径の大きさに応じて適宜設定され、特に限定されるものではないが0.3mm~35mmが好ましく、0.7mm~25mmがより好ましく、1.2mm~12mmがさらに好ましい。
人工管状組織の厚みは、内径と外形の関係により適宜設定され、特に限定されるものではないが0.1mm~3mmが好ましく、0.3mm~2mmがより好ましく、0.5mm~1mmがさらに好ましい。
(疑似病変部)
疑似病変部は、人工管状組織2の内腔4を狭窄もしくは閉塞するように、管の内方に椀状に膨出する突出部を形成する構造であってもよく(図1の疑似病変部3Aを参照)、人口管状組織2の内方に筒状に形成されていてもよく、さらに疑似病変部の開口部端部には、内方に向けて窄まる摺鉢状の傾斜面5が形成されていてもよい(図2の疑似病変部3Bを参照)。
疑似病変部が筒状構造である場合の内径は、作製する管状組織の種類により、特に限定されるものではないが0.1mm~3mmが好ましく、0.2mm~2mmがより好ましく、0.3mm~1mmがさらに好ましい。
疑似病変部3Bの外径は、作製する管状組織の種類によるが、疑似病変部3Bの内径の大きさに応じて適宜設定され、特に限定されるものではないが0.2mm~32mmが好ましく、0.6mm~22mmがより好ましく、1.1mm~12mmがさらに好ましい。
疑似病変部3Bの層の厚みは、その内径と外径の関係により適宜設定され、実際に狭窄部位の狭窄度に適した厚みに設定することにより、適した訓練を確実に実施できる厚みにすることで貫通孔練を確実に実施することができ、術者の技術向上が的確に図られる。
ここで、疑似病変部3Bの外径は、人工管状組織の内径よりも大きく形成されていることが好ましい。このような構造を採ることにより、疑似病変部3Bは人工管状組織に圧縮された状態で配置され、人工管状組織内に固定されることになるため、例えばステント拡張手技練習や石灰化部切削手技練習の際に疑似病変部3Bの位置がずれるのが抑制される。接着剤、熱融着などを用いて固定しても良い。
[疑似病変部の製造方法]
疑似病変部の製造方法は、特に限定されず、公知の成形方法により製造できる。例えば押出し成形、注型成形、射出成形、真空成形等、目的の管状組織モデルに合わせ様々な成形方法を用いることができる。
以下に実施例を示して本発明をさらに具体的に説明するが、これらの実施例により本発明の解釈が限定されるものではない。
[人工血管用樹脂組成物の製造]
人工血管用樹脂組成物の製造に用いた材料を以下に示す。なお、以下において、メルトフローレート(MFR)は、温度230℃、荷重2.16kgの値である。
[材料]
<水添ブロック共重合体>
株式会社クラレ社製「セプトン4055」
<オイル>
出光興産株式会社社製「ダイアナプロセスオイルPW90」
[疑似病変部用樹脂組成物の製造]
人工血管の内周面に配置するための疑似病変部の製造に用いた材料を以下に示す。
[材料]
<成分(A)水添ブロック共重合体>
A:SEEPS、株式会社クラレ製「SEPTON-4055」、MFR1g/10分、スチレン含有量30質量%
<成分(B)無機フィラー>
B:炭酸カルシウム、日東粉化工業社製「NS#100」
<成分(C)オイル>
C:パラフィン系オイル、出光興産株式会社製「PW-90」、40℃における動粘度90.5mm/s
[実施例1-3、比較例1、2]
水添ブロック共重合体(A)と、無機フィラー(B)とを、表1に示す組成で、ブラベンダープラスチコーダー(ブラベンダー社製PL2000型)を使用し、200~230℃、回転速度50回/分、6分間混練して樹脂組成物を得た。なお、水添ブロック共重合体(A)は、無定形の粉末でメーカーより供給された。
[実施例4-6]
水添ブロック共重合体(A)と、無機フィラー(B)と、オイル(C)とを、表1に示す組成で、ブラベンダープラスチコーダー(ブラベンダー社製PL2000型)を使用し、200~230℃、回転速度50回/分、6分間混練して樹脂組成物を得た。なお、水添ブロック共重合体(A)は、無定形の粉末でメーカーより供給された。混練数日前に、水添ブロック共重合体(A)に対し、所定量のオイル(C)を滴下し十分に染みこませておいた。なお、ここで染み込ませたオイル(C)の量は、上記配合量に含まれる。
[比較例3-5]
水添ブロック共重合体(A)に替えて以下の樹脂を用いた以外は、実施例1と同じ方法で樹脂組成物を得た。
比較例1:ポリエチレン(PE)、住友化学株式会社製「スミカセンC215」
比較例2:アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合合成樹脂(ABS)、デンカ株式会社製「GR-2000」
比較例3:ポリカーボネート(PC)、(三菱エンジニアリングプラスチックス)社製「ユーピロンML200」
[測定及び評価]
人工血管用樹脂組成物を押出し成形することにより、外径8mm、内径4mm、肉厚2mmの人工血管を作製した。
実施例1-6及び比較例1-3の樹脂組成物を押出し成形することにより、外径4.2mm、内径1mm、肉厚1.6mm、長さ10mmの管状構造を有する疑似病変部を作製した。
なお、外径、内径、及び厚みは、OLYMPUS社製オプトデジタルマイクロスコープDSX500を用いて測定した。
得られた人工血管の内側に疑似病変部を配置し、病変管状組織モデルとした。
実施例及び比較例の樹脂組成物を用いて製造した病変管状組織モデルについて、以下のようにして物性の測定及び評価を行った。
(硬度)
50mm×50mm、厚さ10mmの試験片を作製し、JIS K6253-1997のデュロメーター硬さ試験法に従って、23℃、50%RHの室内環境下の条件にてタイプAのデュロメーター硬度を求めた。なお、この硬度は瞬間値である。以下の基準に基づいて評価した。
○:60以上100以下
△:10以上60未満
×:10未満
(触感性)
病変管状組織モデルについて、医療従事者による触診評価を行い、触感性を評価した。
○:実際の石灰化病変部に似ている
△:実際の石灰化病変部にやや似ている
×:実際の石灰化病変部に似ていない
(石灰化部切削試験における有用性)
病変管状組織モデルについて、ローターブレーターを用い、疑似病変部の切削を行った。切削時の触感性及び切削具合について、医師による目視評価を行った。
○:実際の石灰化病変部を切削した場合と同様であった
△:実際の石灰化病変部を切削した場合と触感性が異なっていた
×:実際の石灰化病変部を切削した場合と触感性が大きく異なっていた
(ステント拡張試験における有用性)
石灰化部を切削した病変管状組織モデルをバルーンカテーテルで拡張し、ステント留置術によりステントを埋め込み、拡げた箇所の補強を行った。ステントによる拡張の程度について目視評価した。
○:内腔が実際の石灰化病変部と同様にステント拡張、保持の再現が出来た
△:内腔が拡がりきらなかった、もしくは疑似病変部の樹脂の一部がステントの網目から浸潤してきた
×:ステントが拡がらなかった、ステントが食い込み内腔が拡がらなかった、もしくはステント拡張後に保持できず収縮してしまった (拡張を維持できなかった)
(総合評価)
上記の評価に基づいて、以下の基準に従って総合評価を行った。
○:病変管状組織モデルとして有用であった
△:病変管状組織モデルとしてやや有用であった
×:病変管状組織モデルとして有用ではなかった
Figure 0007482867000001
Figure 0007482867000002
表1に示すように、実施例の病変管状組織モデルは、ヒトを含む動物の管状組織の病変部に近似した物理的性質を有しており、石灰化部分の触診手技用トレーニングモデル、カテーテル手技練習用トレーニングモデル、ステント拡張手技練習用トレーニングモデル、石灰化部切削手技練習用トレーニングモデルとして有用であることが明らかとなった。これに対して、比較例の病変管状組織モデルは、ヒトを含む動物の管状組織の病変部に近似した物理的性質を有していない、もしくは前記トレーニングモデルとして適していなかった。
1 病変管状組織モデル
2 人工管状組織
3A、3B 疑似病変部
4 内腔
5 傾斜面

Claims (6)

  1. 成分(A)水添ブロック共重合体100質量部と成分(B)無機フィラー500質量部以上5000質量部以下とを含有する病変管状組織モデル用樹脂組成物。
  2. 成分(A)水添ブロック共重合体のMFR(温度230℃、荷重2.16kgで測定)が0.01g/10分以上、1g/10分以下である、請求項1に記載の病変管状組織モデル用樹脂組成物。
  3. 成分(B)無機フィラーが炭酸カルシウムを含有する、請求項1又は2に記載の病変管状組織モデル用樹脂組成物。
  4. さらに成分(C)オイルを3~1500質量部含有する、請求項1から3のいずれか一項に記載の病変管状組織モデル用樹脂組成物。
  5. 成分(C)オイルの37.8℃又は40℃における動粘度が0.1~1000m/sである、請求項に記載の病変管状組織モデル用樹脂組成物。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の病変管状組織モデル用樹脂組成物を用いた病変管状組織モデル。
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