JPH09207677A - 車両用シート連動コンソールボックス - Google Patents
車両用シート連動コンソールボックスInfo
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- JPH09207677A JPH09207677A JP1457296A JP1457296A JPH09207677A JP H09207677 A JPH09207677 A JP H09207677A JP 1457296 A JP1457296 A JP 1457296A JP 1457296 A JP1457296 A JP 1457296A JP H09207677 A JPH09207677 A JP H09207677A
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- Japan
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- console box
- vehicle
- seat
- vehicle seat
- lock
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 車両用シートと連動してスライドするコンソ
ールボックスによる乗員の足等への当接荷重を低減す
る。 【解決手段】 フロントシートとコンソールボックスと
は、トーションスプリング70によって一方向へ付勢さ
れたキャッチ56の係合溝68にロックバー80の係合
ピン80Bが係合されることにより連結状態とされてい
る。ここで、フロントシートを後方へスライドさせた場
合、コンソールボックスの後端部が後部座席に着座する
乗員の足等に当接することがあるが、この場合にはキャ
ッチ56がトーションスプリング70の付勢力に抗して
回転することによりロックが解除されて分離状態とされ
る。従って、コンソールボックスによる乗員の足等への
当接荷重を低減することができる。
ールボックスによる乗員の足等への当接荷重を低減す
る。 【解決手段】 フロントシートとコンソールボックスと
は、トーションスプリング70によって一方向へ付勢さ
れたキャッチ56の係合溝68にロックバー80の係合
ピン80Bが係合されることにより連結状態とされてい
る。ここで、フロントシートを後方へスライドさせた場
合、コンソールボックスの後端部が後部座席に着座する
乗員の足等に当接することがあるが、この場合にはキャ
ッチ56がトーションスプリング70の付勢力に抗して
回転することによりロックが解除されて分離状態とされ
る。従って、コンソールボックスによる乗員の足等への
当接荷重を低減することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両前後方向に沿
ってスライド可能に設けられた車両用シートに隣接して
配置され、車両前後方向に沿ってスライド可能に設けら
れたコンソールボックス本体を備えた車両用シート連動
コンソールボックスに関する。
ってスライド可能に設けられた車両用シートに隣接して
配置され、車両前後方向に沿ってスライド可能に設けら
れたコンソールボックス本体を備えた車両用シート連動
コンソールボックスに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車の運転席用シートと助手
席用シートとの間には、小物を整理等するためのコンソ
ールボックスが配設されている。この種のコンソールボ
ックスはインストルメントパネルから一体的に設けられ
ることが多いが、中には利便性を考慮してコンソールボ
ックスをインストルメントパネルから独立して車両前後
方向にスライド可能にしたものもある。さらに、シート
ポジションの調節時における運転席用シートの前後動に
連動してコンソールボックスをスライドさせる連結状態
と、運転席用シートとは別個独立にスライドさせ得る分
離状態とを使い分けることができるようにしたコンソー
ルボックスもある。この種のコンソールボックスが特開
平4−24133号公報に開示されており、以下この公
報に開示された構成について説明する。
席用シートとの間には、小物を整理等するためのコンソ
ールボックスが配設されている。この種のコンソールボ
ックスはインストルメントパネルから一体的に設けられ
ることが多いが、中には利便性を考慮してコンソールボ
ックスをインストルメントパネルから独立して車両前後
方向にスライド可能にしたものもある。さらに、シート
ポジションの調節時における運転席用シートの前後動に
連動してコンソールボックスをスライドさせる連結状態
と、運転席用シートとは別個独立にスライドさせ得る分
離状態とを使い分けることができるようにしたコンソー
ルボックスもある。この種のコンソールボックスが特開
平4−24133号公報に開示されており、以下この公
報に開示された構成について説明する。
【0003】図8に示されるように、運転席用シート1
00と助手席用シート102との間には、小物等を収納
可能なコンソール本体104及びこのコンソール本体1
04を閉塞するリッド106から成るコンソールボック
ス108が配設されている。また、コンソールボックス
108が載置されるフロアトンネル110の上端部及び
一方の側部には、各々アッパレール112A、114A
及びロアレール112B、114Bから成るスライドレ
ール112、114が配設されている。このうち、フロ
アトンネル110の上端部側のアッパレール112Aに
は、コンソール本体104の底面に配設されたコンソー
ルロアパネル116が固着されている。また、フロアト
ンネル110の側部側のアッパレール114Aには、板
状のガイドブラケット118の下端部が固着されてい
る。
00と助手席用シート102との間には、小物等を収納
可能なコンソール本体104及びこのコンソール本体1
04を閉塞するリッド106から成るコンソールボック
ス108が配設されている。また、コンソールボックス
108が載置されるフロアトンネル110の上端部及び
一方の側部には、各々アッパレール112A、114A
及びロアレール112B、114Bから成るスライドレ
ール112、114が配設されている。このうち、フロ
アトンネル110の上端部側のアッパレール112Aに
は、コンソール本体104の底面に配設されたコンソー
ルロアパネル116が固着されている。また、フロアト
ンネル110の側部側のアッパレール114Aには、板
状のガイドブラケット118の下端部が固着されてい
る。
【0004】さらに、図9及び図10に示されるよう
に、ガイドブラケット118の上端部はコンソールロア
パネル116側へ延出されており、コンソールロアパネ
ル116の屈曲部116Aが係止されている。また、ガ
イドブラケット118の上端部には複数の切欠120が
形成されており、この切欠120には平面視でコ字形の
ロックブラケット122の両端部が係合されている。こ
のロックブラケット122は支軸回りに回転可能とされ
ており、解除レバー124と連結されたケーブル126
の端部が係止されている。なお、ロックブラケット12
2とケーブル126の端部との間にはリターンスプリン
グ128が配設されており、ロックブラケット122を
常時係合方向へ押圧付勢している。また、ロックブラケ
ット122の下方には、支軸回りに回転可能な十字形の
カム130が配設されている。カム130の上端部はロ
ックブラケット122の底面に当接されており、又下端
部はコンソールロアパネル116に形成されたスリット
132に挿入されている。
に、ガイドブラケット118の上端部はコンソールロア
パネル116側へ延出されており、コンソールロアパネ
ル116の屈曲部116Aが係止されている。また、ガ
イドブラケット118の上端部には複数の切欠120が
形成されており、この切欠120には平面視でコ字形の
ロックブラケット122の両端部が係合されている。こ
のロックブラケット122は支軸回りに回転可能とされ
ており、解除レバー124と連結されたケーブル126
の端部が係止されている。なお、ロックブラケット12
2とケーブル126の端部との間にはリターンスプリン
グ128が配設されており、ロックブラケット122を
常時係合方向へ押圧付勢している。また、ロックブラケ
ット122の下方には、支軸回りに回転可能な十字形の
カム130が配設されている。カム130の上端部はロ
ックブラケット122の底面に当接されており、又下端
部はコンソールロアパネル116に形成されたスリット
132に挿入されている。
【0005】上記構成によれば、解除レバー124が図
10図示位置に保持されている場合には、ロックブラケ
ット122の両端部が切欠120に係合されているた
め、ガイドブラケット118とコンソールロアパネル1
16とは連結状態にある。従って、この状態で、運転席
用シート100をスライドさせると、コンソールボック
ス108も連動してスライドする。
10図示位置に保持されている場合には、ロックブラケ
ット122の両端部が切欠120に係合されているた
め、ガイドブラケット118とコンソールロアパネル1
16とは連結状態にある。従って、この状態で、運転席
用シート100をスライドさせると、コンソールボック
ス108も連動してスライドする。
【0006】一方、解除レバー124をリターンスプリ
ング128の付勢力に抗して上方へ回転させると、ロッ
クブラケット122とガイドブラケット118との係合
状態が解除される。このため、ガイドブラケット118
とコンソールロアパネル116とは分離状態になる。従
って、コンソールボックス108のみ或いは運転席用シ
ート100のみを独立してスライドさせることが可能と
なる。
ング128の付勢力に抗して上方へ回転させると、ロッ
クブラケット122とガイドブラケット118との係合
状態が解除される。このため、ガイドブラケット118
とコンソールロアパネル116とは分離状態になる。従
って、コンソールボックス108のみ或いは運転席用シ
ート100のみを独立してスライドさせることが可能と
なる。
【0007】さらに、上記構成によれば、運転席用シー
ト100とコンソールボックス108との連結状態にお
いて運転席用シート100を大きくスライドさせた場合
には、カム130の下端部がストッパブラケット134
(図10参照)に当接して回転することにより分離状態
となり、コンソールボックス108が過度にスライドす
るのを防止するようになっている。なお、このストッパ
ブラケット134は、車両前方側及び車両後方側の双方
に配設されている。
ト100とコンソールボックス108との連結状態にお
いて運転席用シート100を大きくスライドさせた場合
には、カム130の下端部がストッパブラケット134
(図10参照)に当接して回転することにより分離状態
となり、コンソールボックス108が過度にスライドす
るのを防止するようになっている。なお、このストッパ
ブラケット134は、車両前方側及び車両後方側の双方
に配設されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成による場合、ストッパブラケット134によってコン
ソールボックス108のスライド量を制限しているもの
の、当該制限された範囲内において(即ち、ストッパブ
ラケット134にカム130が当接する以前に)、コン
ソールボックス108が後部座席に着座する乗員の足や
荷物に当たった場合には、比較的大きな当接荷重が乗員
の足や荷物に作用するという問題がある。
成による場合、ストッパブラケット134によってコン
ソールボックス108のスライド量を制限しているもの
の、当該制限された範囲内において(即ち、ストッパブ
ラケット134にカム130が当接する以前に)、コン
ソールボックス108が後部座席に着座する乗員の足や
荷物に当たった場合には、比較的大きな当接荷重が乗員
の足や荷物に作用するという問題がある。
【0009】本発明は上記事実を考慮し、車両用シート
と連動してスライドするコンソールボックスによる乗員
の足等への当接荷重を低減することができる車両用シー
ト連動コンソールボックスを得ることが目的である。
と連動してスライドするコンソールボックスによる乗員
の足等への当接荷重を低減することができる車両用シー
ト連動コンソールボックスを得ることが目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明に
係る車両用シート連動コンソールボックスは、車両前後
方向に沿ってスライド可能に設けられた車両用シートに
隣接して配置され、車両前後方向に沿ってスライド可能
に設けられたコンソールボックス本体と、車両用シート
とコンソールボックス本体とを連結した状態でロックす
る第1のロック手段と、この第1のロック手段による連
結状態において車両用シートを車両後方へスライドさせ
た場合に、コンソールボックス本体に所定値以上の荷重
が作用することにより第1のロック手段による連結状態
を解除して分離状態とする解除手段と、を有することを
特徴としている。
係る車両用シート連動コンソールボックスは、車両前後
方向に沿ってスライド可能に設けられた車両用シートに
隣接して配置され、車両前後方向に沿ってスライド可能
に設けられたコンソールボックス本体と、車両用シート
とコンソールボックス本体とを連結した状態でロックす
る第1のロック手段と、この第1のロック手段による連
結状態において車両用シートを車両後方へスライドさせ
た場合に、コンソールボックス本体に所定値以上の荷重
が作用することにより第1のロック手段による連結状態
を解除して分離状態とする解除手段と、を有することを
特徴としている。
【0011】請求項2記載の本発明に係る車両用シート
連動コンソールボックスは、請求項1に記載の発明にお
いて、さらに、前記解除手段によって車両用シートとコ
ンソールボックス本体とが分離状態とされた場合に、コ
ンソールボックス本体を車体フロア側に固定する第2の
ロック手段を設けた、ことを特徴としている。
連動コンソールボックスは、請求項1に記載の発明にお
いて、さらに、前記解除手段によって車両用シートとコ
ンソールボックス本体とが分離状態とされた場合に、コ
ンソールボックス本体を車体フロア側に固定する第2の
ロック手段を設けた、ことを特徴としている。
【0012】請求項3記載の本発明に係る車両用シート
連動コンソールボックスは、請求項1又は請求項2に記
載の発明において、さらに、前記解除手段によって車両
用シートとコンソールボックス本体とが分離状態とされ
た場合に、車両用シートを車両前方側へスライドさせる
ことにより、第1のロック手段による連結状態を自動的
に復帰させる自動復帰手段を設けた、ことを特徴として
いる。
連動コンソールボックスは、請求項1又は請求項2に記
載の発明において、さらに、前記解除手段によって車両
用シートとコンソールボックス本体とが分離状態とされ
た場合に、車両用シートを車両前方側へスライドさせる
ことにより、第1のロック手段による連結状態を自動的
に復帰させる自動復帰手段を設けた、ことを特徴として
いる。
【0013】請求項4記載の本発明に係る車両用シート
連動コンソールボックスは、請求項1乃至請求項3のい
ずれかに記載の発明において、さらに、前記第1のロッ
ク手段による車両用シートとコンソールボックス本体と
の連結状態において、コンソールボックス本体に車両後
方側への所定値以上の慣性力が作用して当該第1のロッ
ク手段による連結状態が解除された場合に、コンソール
ボックス本体の車両後方への所定量以上の移動を阻止す
る阻止手段を設けた、ことを特徴としている。
連動コンソールボックスは、請求項1乃至請求項3のい
ずれかに記載の発明において、さらに、前記第1のロッ
ク手段による車両用シートとコンソールボックス本体と
の連結状態において、コンソールボックス本体に車両後
方側への所定値以上の慣性力が作用して当該第1のロッ
ク手段による連結状態が解除された場合に、コンソール
ボックス本体の車両後方への所定量以上の移動を阻止す
る阻止手段を設けた、ことを特徴としている。
【0014】請求項5記載の本発明に係る車両用シート
連動コンソールボックスは、請求項1乃至請求項4のい
ずれかに記載の発明において、車両用シート側に回転可
能に支持されると共に支軸回りの回転角が所定範囲に規
制され、かつ支軸回りに車両後方側へ回転付勢された回
転部材と、コンソールボックス本体側に設けられると共
に回転部材に係合可能とされ、回転部材が付勢力に抗し
て支軸回りに車両前方側へ所定量回転することにより非
係合状態となる係合部材と、によって前記第1のロック
手段及び解除手段を構成した、ことを特徴としている。
連動コンソールボックスは、請求項1乃至請求項4のい
ずれかに記載の発明において、車両用シート側に回転可
能に支持されると共に支軸回りの回転角が所定範囲に規
制され、かつ支軸回りに車両後方側へ回転付勢された回
転部材と、コンソールボックス本体側に設けられると共
に回転部材に係合可能とされ、回転部材が付勢力に抗し
て支軸回りに車両前方側へ所定量回転することにより非
係合状態となる係合部材と、によって前記第1のロック
手段及び解除手段を構成した、ことを特徴としている。
【0015】請求項6記載の本発明に係る車両用シート
連動コンソールボックスは、請求項5に記載の発明にお
いて、さらに、所定質量を有すると共に、車両衝突時に
前記回転部材に所定方向への回転力を付与することで前
記回転部材と前記係合部材との係合状態を強化する係合
強化手段を設けた、ことを特徴としている。
連動コンソールボックスは、請求項5に記載の発明にお
いて、さらに、所定質量を有すると共に、車両衝突時に
前記回転部材に所定方向への回転力を付与することで前
記回転部材と前記係合部材との係合状態を強化する係合
強化手段を設けた、ことを特徴としている。
【0016】請求項1記載の本発明によれば、第1のロ
ック手段によってロックされることにより、車両用シー
トとコンソールボックス本体とが連結状態となる。従っ
て、この状態で、車両用シートを車両前後方向へスライ
ドさせると、コンソールボックス本体も車両用シートと
一体に連動してスライドする。
ック手段によってロックされることにより、車両用シー
トとコンソールボックス本体とが連結状態となる。従っ
て、この状態で、車両用シートを車両前後方向へスライ
ドさせると、コンソールボックス本体も車両用シートと
一体に連動してスライドする。
【0017】ところで、第1のロック手段によって車両
用シートとコンソールボックス本体とが連結された状態
において、車両用シートを車両後方へスライドさせた場
合、コンソールボックス本体の後端部が後部座席に着座
する乗員の足や荷物等に当たることがある。この場合、
本発明では、コンソールボックス本体に所定値以上の荷
重が作用することにより、解除手段によって第1のロッ
ク手段による連結状態が解除されて、車両用シートとコ
ンソールボックス本体とが分離状態とされる。
用シートとコンソールボックス本体とが連結された状態
において、車両用シートを車両後方へスライドさせた場
合、コンソールボックス本体の後端部が後部座席に着座
する乗員の足や荷物等に当たることがある。この場合、
本発明では、コンソールボックス本体に所定値以上の荷
重が作用することにより、解除手段によって第1のロッ
ク手段による連結状態が解除されて、車両用シートとコ
ンソールボックス本体とが分離状態とされる。
【0018】請求項2記載の本発明によれば、請求項1
に記載の発明において、解除手段によって車両用シート
とコンソールボックス本体とが分離状態とされた場合に
は、第2のロック手段によってコンソールボックス本体
が車体フロア側に固定される。
に記載の発明において、解除手段によって車両用シート
とコンソールボックス本体とが分離状態とされた場合に
は、第2のロック手段によってコンソールボックス本体
が車体フロア側に固定される。
【0019】請求項3記載の本発明によれば、請求項1
又は請求項2に記載の発明において、車両用シートとコ
ンソールボックス本体とが分離状態とされた後に両者を
連結状態とするには、車両用シートを車両前方側へスラ
イドさせればよい。これにより、自動復帰手段によって
第1のロック手段による連結状態が自動的に復帰され
る。
又は請求項2に記載の発明において、車両用シートとコ
ンソールボックス本体とが分離状態とされた後に両者を
連結状態とするには、車両用シートを車両前方側へスラ
イドさせればよい。これにより、自動復帰手段によって
第1のロック手段による連結状態が自動的に復帰され
る。
【0020】請求項4記載の本発明によれば、請求項1
乃至請求項3のいずれかに記載の発明において、第1の
ロック手段によって車両用シートとコンソールボックス
本体とが連結状態とされた場合において後突(追突)さ
れると、コンソールボックス本体に車両後方側への慣性
力が作用する。この場合、コンソールボックス本体に作
用する車両後方側への慣性力が大きく、第1のロック手
段による連結状態が意に反して解除されると、コンソー
ルボックス本体は車両後方側へ慣性移動しようとする。
しかし、本発明では、コンソールボックス本体の車両後
方への所定量以上の移動を阻止する阻止手段を設けてい
るので、コンソールボックス本体の車両後方への移動量
は所定量未満に制限される。
乃至請求項3のいずれかに記載の発明において、第1の
ロック手段によって車両用シートとコンソールボックス
本体とが連結状態とされた場合において後突(追突)さ
れると、コンソールボックス本体に車両後方側への慣性
力が作用する。この場合、コンソールボックス本体に作
用する車両後方側への慣性力が大きく、第1のロック手
段による連結状態が意に反して解除されると、コンソー
ルボックス本体は車両後方側へ慣性移動しようとする。
しかし、本発明では、コンソールボックス本体の車両後
方への所定量以上の移動を阻止する阻止手段を設けてい
るので、コンソールボックス本体の車両後方への移動量
は所定量未満に制限される。
【0021】請求項5記載の本発明によれば、請求項1
乃至請求項4のいずれかに記載の発明において、車両用
シート側に回転可能に支持されると共に支軸回りの回転
角が所定範囲に規制され、かつ支軸回りに車両後方側へ
回転付勢された回転部材と、コンソールボックス本体側
に設けられると共に回転部材に係合可能とされ、回転部
材が付勢力に抗して支軸回りに車両前方側へ所定量回転
することにより非係合状態となる係合部材と、によって
第1のロック手段及び解除手段を構成したので、第1の
ロック手段と解除手段とを別個独立に構成する場合に比
し、構造が簡素になる。
乃至請求項4のいずれかに記載の発明において、車両用
シート側に回転可能に支持されると共に支軸回りの回転
角が所定範囲に規制され、かつ支軸回りに車両後方側へ
回転付勢された回転部材と、コンソールボックス本体側
に設けられると共に回転部材に係合可能とされ、回転部
材が付勢力に抗して支軸回りに車両前方側へ所定量回転
することにより非係合状態となる係合部材と、によって
第1のロック手段及び解除手段を構成したので、第1の
ロック手段と解除手段とを別個独立に構成する場合に比
し、構造が簡素になる。
【0022】請求項6記載の本発明によれば、請求項5
に記載の発明において、車両衝突時になると、所定質量
を有する係合強化手段によって回転部材に所定方向への
回転力が付与される。そして、この回転力によって回転
部材と係合部材との係合状態が強化される。このため、
車両用シートとコンソールボックス本体との連結状態が
強化され、分離されにくくなる。
に記載の発明において、車両衝突時になると、所定質量
を有する係合強化手段によって回転部材に所定方向への
回転力が付与される。そして、この回転力によって回転
部材と係合部材との係合状態が強化される。このため、
車両用シートとコンソールボックス本体との連結状態が
強化され、分離されにくくなる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図6を用いて、本発
明の一実施形態を説明する。
明の一実施形態を説明する。
【0024】図2には、運転席用のフロントシート10
及びコンソールボックス12が斜視図にて示されてい
る。この図に示されるように、フロントシート10は、
シートクッション14と、このシートクッション14の
後端部に傾倒可能に配設されたシートバック16と、こ
のシートバック16の上端部に高さ調節可能に配設され
たヘッドレスト18と、によって構成されている。な
お、フロントシート10のシートクッション14の前端
側の下方には、フロントシート10の前後位置を調節す
る際にロック解除を行うべく上方へ引っ張られるハンド
ル20が配設されている。また、コンソールボックス1
2は、フロントシート10に隣接して配置されており、
小物等を収納可能な箱体状のボックス本体22と、この
ボックス本体22の上端部に設けられた開口を開放可能
に閉塞するリッド24と、を含んで構成されている。
及びコンソールボックス12が斜視図にて示されてい
る。この図に示されるように、フロントシート10は、
シートクッション14と、このシートクッション14の
後端部に傾倒可能に配設されたシートバック16と、こ
のシートバック16の上端部に高さ調節可能に配設され
たヘッドレスト18と、によって構成されている。な
お、フロントシート10のシートクッション14の前端
側の下方には、フロントシート10の前後位置を調節す
る際にロック解除を行うべく上方へ引っ張られるハンド
ル20が配設されている。また、コンソールボックス1
2は、フロントシート10に隣接して配置されており、
小物等を収納可能な箱体状のボックス本体22と、この
ボックス本体22の上端部に設けられた開口を開放可能
に閉塞するリッド24と、を含んで構成されている。
【0025】図1には、上述した運転席用のフロントシ
ート10及びコンソールボックス12の下部構造が示さ
れている。この図に示されるように、フロントシート1
0のシートクッション14の両側部の下部側には、シー
トアジャスタの一部を構成する長尺状のロアアーム26
がそれぞれ配設されている(なお、本図においては、片
側のロアアーム26のみを図示している)。ロアアーム
26の後端部26Aは上方へ延出されており、この後端
部26Aがシートバック16の両側部の下端部に配設さ
れたアッパアーム(図示省略)とヒンジ結合されてい
る。また、ロアアーム26の下縁部には、断面略L字形
の二枚の板材を密着させて固定することにより形成され
たシート側アッパレール28が取り付けられている。こ
のシート側アッパレール28は、車体のフロアパネル3
0(図5に一部のみ図示)にブラケット32を介してボ
ルトで固定されたシート側ロアレール34に嵌挿されて
いる。これにより、フロントシート10は、シート側ロ
アレール34に沿って車両前後方向にスライド可能とさ
れている。
ート10及びコンソールボックス12の下部構造が示さ
れている。この図に示されるように、フロントシート1
0のシートクッション14の両側部の下部側には、シー
トアジャスタの一部を構成する長尺状のロアアーム26
がそれぞれ配設されている(なお、本図においては、片
側のロアアーム26のみを図示している)。ロアアーム
26の後端部26Aは上方へ延出されており、この後端
部26Aがシートバック16の両側部の下端部に配設さ
れたアッパアーム(図示省略)とヒンジ結合されてい
る。また、ロアアーム26の下縁部には、断面略L字形
の二枚の板材を密着させて固定することにより形成され
たシート側アッパレール28が取り付けられている。こ
のシート側アッパレール28は、車体のフロアパネル3
0(図5に一部のみ図示)にブラケット32を介してボ
ルトで固定されたシート側ロアレール34に嵌挿されて
いる。これにより、フロントシート10は、シート側ロ
アレール34に沿って車両前後方向にスライド可能とさ
れている。
【0026】上述したシート側ロアレール34に隣接す
る位置には、コンソールボックス12の幅方向寸法に略
一致する幅を持つコンソール側ロアレール36が配設さ
れている。コンソール側ロアレール36は、平板状の一
般部36A(図4、図5参照)と、この一般部36Aの
両側部に配置された断面略コ字形の一対のロアレール部
36B、36Cと、によって構成されている。なお、一
方のロアレール部36Bと一般部36Aとの間には帯板
状の連結体38の一方の側縁部38Aが挟持されてお
り、この状態で三者が一体にスポット溶接されている。
連結体38の他方の側縁部38Bは上方へ屈曲されてお
り、この他方の側縁部38Bはシート側ロアレール34
の側部にスポット溶接されている。これにより、シート
側ロアレール34及びコンソール側ロアレール36は、
連結体38を介してフロアパネル30に固定的に支持さ
れている。但し、この構成だけでは、コンソール側ロア
レール36がシート側ロアレール34に片持ち支持され
ることになるため、両持ち支持構成にするべく本実施形
態では一般部36Aにおける他方のロアレール部38C
側に一対のボルト挿通孔40を形成し、このボルト挿通
孔40内へボルト42を挿入してフロアパネル30に溶
着されたウエルドナット44に螺合させている(図5参
照)。
る位置には、コンソールボックス12の幅方向寸法に略
一致する幅を持つコンソール側ロアレール36が配設さ
れている。コンソール側ロアレール36は、平板状の一
般部36A(図4、図5参照)と、この一般部36Aの
両側部に配置された断面略コ字形の一対のロアレール部
36B、36Cと、によって構成されている。なお、一
方のロアレール部36Bと一般部36Aとの間には帯板
状の連結体38の一方の側縁部38Aが挟持されてお
り、この状態で三者が一体にスポット溶接されている。
連結体38の他方の側縁部38Bは上方へ屈曲されてお
り、この他方の側縁部38Bはシート側ロアレール34
の側部にスポット溶接されている。これにより、シート
側ロアレール34及びコンソール側ロアレール36は、
連結体38を介してフロアパネル30に固定的に支持さ
れている。但し、この構成だけでは、コンソール側ロア
レール36がシート側ロアレール34に片持ち支持され
ることになるため、両持ち支持構成にするべく本実施形
態では一般部36Aにおける他方のロアレール部38C
側に一対のボルト挿通孔40を形成し、このボルト挿通
孔40内へボルト42を挿入してフロアパネル30に溶
着されたウエルドナット44に螺合させている(図5参
照)。
【0027】上述したコンソール側ロアレール36に
は、コンソール側アッパレール46が挿嵌されている。
このコンソール側アッパレール46は、平板状の一般部
46Aと、この一般部46Aの両側部に形成された断面
略T字形の一対のアッパレール部46B、46Cと、に
よって構成されている。このうち、一対のアッパレール
部46B、46Cが一対のロアレール部36B、36C
内へ前後スライド可能に挿嵌されている。なお、一般部
46Aの前端部及び後端部にはそれぞれ一対のボルト挿
通孔48が形成されており、このボルト挿通孔48内へ
図示しないボルト、ビス等が螺入されることにより、コ
ンソール側アッパレール46とボックス本体22とが一
体化されている。
は、コンソール側アッパレール46が挿嵌されている。
このコンソール側アッパレール46は、平板状の一般部
46Aと、この一般部46Aの両側部に形成された断面
略T字形の一対のアッパレール部46B、46Cと、に
よって構成されている。このうち、一対のアッパレール
部46B、46Cが一対のロアレール部36B、36C
内へ前後スライド可能に挿嵌されている。なお、一般部
46Aの前端部及び後端部にはそれぞれ一対のボルト挿
通孔48が形成されており、このボルト挿通孔48内へ
図示しないボルト、ビス等が螺入されることにより、コ
ンソール側アッパレール46とボックス本体22とが一
体化されている。
【0028】ここで、上述したシート側アッパレール2
8の前端部の側面には、金属製又は高強度の樹脂製とさ
れたスリーブ50が立設されている。図3に拡大して示
されるように、スリーブ50は、方形板状の取付部50
Aと、この取付部50Aの中央部に立設された円筒体5
0Bと、によって構成されている。取付部50Aの四隅
にはビス孔52が形成されており、このビス孔52内へ
図示しないビスが螺入されることによりスリーブ50が
シート側アッパレール28の前端部の側面に取り付けら
れている。なお、取付部50Aの中央部には、後述する
取付ボルト62の小径部62Cと同径の貫通孔(図示省
略)が形成されている。また、円筒体50Bの先端部の
外周所定部位には、円弧板状のストッパ54が突出され
ている。なお、ストッパ54の突出長さは、後述するキ
ャッチ56の肉厚寸法に略一致する長さに設定されてい
る。
8の前端部の側面には、金属製又は高強度の樹脂製とさ
れたスリーブ50が立設されている。図3に拡大して示
されるように、スリーブ50は、方形板状の取付部50
Aと、この取付部50Aの中央部に立設された円筒体5
0Bと、によって構成されている。取付部50Aの四隅
にはビス孔52が形成されており、このビス孔52内へ
図示しないビスが螺入されることによりスリーブ50が
シート側アッパレール28の前端部の側面に取り付けら
れている。なお、取付部50Aの中央部には、後述する
取付ボルト62の小径部62Cと同径の貫通孔(図示省
略)が形成されている。また、円筒体50Bの先端部の
外周所定部位には、円弧板状のストッパ54が突出され
ている。なお、ストッパ54の突出長さは、後述するキ
ャッチ56の肉厚寸法に略一致する長さに設定されてい
る。
【0029】スリーブ50の円筒体50Bの先端部に
は、略台形平板状とされたキャッチ56が配設されてい
る。キャッチ56の中央下方側には円孔58が形成され
ており、更にこの円孔58の外側の所定範囲には円弧状
のストッパ溝60が形成されている。そして、このスト
ッパ溝60内へスリーブ50のストッパ54が挿入され
た状態で、取付ボルト62が円孔58内へ挿入されるよ
うになっている。
は、略台形平板状とされたキャッチ56が配設されてい
る。キャッチ56の中央下方側には円孔58が形成され
ており、更にこの円孔58の外側の所定範囲には円弧状
のストッパ溝60が形成されている。そして、このスト
ッパ溝60内へスリーブ50のストッパ54が挿入され
た状態で、取付ボルト62が円孔58内へ挿入されるよ
うになっている。
【0030】より具体的に説明すると、この取付ボルト
62は、頭部62Aと、平滑な周面とされた大径部62
Bと、この大径部62Bの軸心部から突出し周面に雄ね
じが形成された小径部62Cと、から成る段付ボルトと
されている。取付ボルト62の大径部62Bの外径寸法
はキャッチ56の円孔58の内径寸法及びスリーブ50
の円筒体50Bの内径寸法に一致されており、更に大径
部62Bの軸長はワッシャ64の肉厚寸法とキャッチ5
6の肉厚寸法とスリーブ50の円筒体50Bの軸長とを
足した長さに略一致するように設定されている。従っ
て、大径部62Bにワッシャ64を挿通させた後に、こ
れをキャッチ56の円孔58及びスリーブ50の円筒体
50B内へ挿入させ、更にシート側アッパレール28か
ら突出状態で配置される小径部62Cにナット66を螺
合させることにより、キャッチ56はストッパ溝60及
びストッパ54によって規制された回転角の範囲内にお
いて取付ボルト62回りに回転自在に支持される。その
意味では、ストッパ54及びストッパ溝60は、キャッ
チ56の回転角を所定範囲に規制する規制手段といえ
る。なお、ナット66は、シート側アッパレール28に
予め溶着させておいてもよい。
62は、頭部62Aと、平滑な周面とされた大径部62
Bと、この大径部62Bの軸心部から突出し周面に雄ね
じが形成された小径部62Cと、から成る段付ボルトと
されている。取付ボルト62の大径部62Bの外径寸法
はキャッチ56の円孔58の内径寸法及びスリーブ50
の円筒体50Bの内径寸法に一致されており、更に大径
部62Bの軸長はワッシャ64の肉厚寸法とキャッチ5
6の肉厚寸法とスリーブ50の円筒体50Bの軸長とを
足した長さに略一致するように設定されている。従っ
て、大径部62Bにワッシャ64を挿通させた後に、こ
れをキャッチ56の円孔58及びスリーブ50の円筒体
50B内へ挿入させ、更にシート側アッパレール28か
ら突出状態で配置される小径部62Cにナット66を螺
合させることにより、キャッチ56はストッパ溝60及
びストッパ54によって規制された回転角の範囲内にお
いて取付ボルト62回りに回転自在に支持される。その
意味では、ストッパ54及びストッパ溝60は、キャッ
チ56の回転角を所定範囲に規制する規制手段といえ
る。なお、ナット66は、シート側アッパレール28に
予め溶着させておいてもよい。
【0031】さらに、上述したキャッチ56の前端部に
は、所定角度のテーパ面56Aが形成されている。この
テーパ面56Aの下端側には、上方へ向かって切り欠か
れた所定深さの係合溝68が形成されている。
は、所定角度のテーパ面56Aが形成されている。この
テーパ面56Aの下端側には、上方へ向かって切り欠か
れた所定深さの係合溝68が形成されている。
【0032】また、上述したスリーブ50の円筒体50
Bの外周部には、トーションスプリング70が巻装され
ている。トーションスプリング70の一端は、シート側
アッパレール28から立設されたピン72に係止されて
いる。また、トーションスプリング70の屈曲された他
端は、キャッチ56の後端側の側面に係止されている。
従って、トーションスプリング70は、キャッチ56を
取付ボルト62を中心にして図6の反時計方向(矢印A
方向)へ回転付勢している。その意味では、トーション
スプリング70は、キャッチ56を一方向(車両後方
側)へ回転付勢する(第1の)付勢手段ともいえる。
Bの外周部には、トーションスプリング70が巻装され
ている。トーションスプリング70の一端は、シート側
アッパレール28から立設されたピン72に係止されて
いる。また、トーションスプリング70の屈曲された他
端は、キャッチ56の後端側の側面に係止されている。
従って、トーションスプリング70は、キャッチ56を
取付ボルト62を中心にして図6の反時計方向(矢印A
方向)へ回転付勢している。その意味では、トーション
スプリング70は、キャッチ56を一方向(車両後方
側)へ回転付勢する(第1の)付勢手段ともいえる。
【0033】一方、上述したコンソール側アッパレール
46における一方のアッパレール部46Bに沿う位置に
は、棒状部材の軸線をL字形に屈曲させて形成した解除
レバー74が配設されている。解除レバー74の屈曲
部、即ち把持部74Aは、コンソールボックス12の前
端部下方から突出した状態で配置されている(図2参
照)。また、解除レバー74の中間部は、コンソール側
アッパレール46の一般部46Aの一部を円弧面状に切
り起こして形成した一対の軸受76によって軸線回りに
回転自在に軸支されている。さらに、解除レバー74の
中間部(後方側の軸受76付近)には、トーションスプ
リングであるリターンスプリング78が巻装されてい
る。リターンスプリング78の一端は軸受76の内面に
挿入係止されており、又他端は後述するロック爪82の
裏面に係止されている。これにより、リターンスプリン
グ78は、解除レバー74を軸線回りに図1の矢印B方
向へ回転付勢している。その意味では、リターンスプリ
ング78は、後述するロックバー80の係合ピン80B
をキャッチ56の係合溝68へ係合する方向へ回転付勢
する(第2の)付勢手段ともいえる。
46における一方のアッパレール部46Bに沿う位置に
は、棒状部材の軸線をL字形に屈曲させて形成した解除
レバー74が配設されている。解除レバー74の屈曲
部、即ち把持部74Aは、コンソールボックス12の前
端部下方から突出した状態で配置されている(図2参
照)。また、解除レバー74の中間部は、コンソール側
アッパレール46の一般部46Aの一部を円弧面状に切
り起こして形成した一対の軸受76によって軸線回りに
回転自在に軸支されている。さらに、解除レバー74の
中間部(後方側の軸受76付近)には、トーションスプ
リングであるリターンスプリング78が巻装されてい
る。リターンスプリング78の一端は軸受76の内面に
挿入係止されており、又他端は後述するロック爪82の
裏面に係止されている。これにより、リターンスプリン
グ78は、解除レバー74を軸線回りに図1の矢印B方
向へ回転付勢している。その意味では、リターンスプリ
ング78は、後述するロックバー80の係合ピン80B
をキャッチ56の係合溝68へ係合する方向へ回転付勢
する(第2の)付勢手段ともいえる。
【0034】さらに、解除レバー74の中間部の前端部
付近には、解除レバー74の軸直角方向(キャッチ56
に接近する方向)へ突出するロックバー80が固着され
ている。このロックバー80は、板材を略L字形に屈曲
させた本体部80Aと、この本体部80Aの先端部中央
から突出する係合ピン80Bと、によって構成されてい
る。なお、係合ピン80Bの外径寸法は、前述したキャ
ッチ56の係合溝68の溝幅に略一致するように設定さ
れている。
付近には、解除レバー74の軸直角方向(キャッチ56
に接近する方向)へ突出するロックバー80が固着され
ている。このロックバー80は、板材を略L字形に屈曲
させた本体部80Aと、この本体部80Aの先端部中央
から突出する係合ピン80Bと、によって構成されてい
る。なお、係合ピン80Bの外径寸法は、前述したキャ
ッチ56の係合溝68の溝幅に略一致するように設定さ
れている。
【0035】また、解除レバー74の中間部の後端部付
近には、解除レバー74の軸直角方向(一方のロアレー
ル部36Bに接近する方向)へ突出する矩形平板状のロ
ック爪82が固着されている。このロック爪82に対応
して、コンソール側ロアレール36の一方のロアレール
部36Bの内側上縁部には、矩形状の切欠による複数の
ロック溝84、86、88、90が形成されている。な
お、ロック溝84〜90の溝幅は、ロック爪82の爪幅
に略一致するように設定されている。また、ロック爪8
2の突出方向とロックバー80の突出方向との間には所
定角度の位相差が設定されている。従って、ロックバー
80の係合ピン80Bがキャッチ56の係合溝68に係
合された状態では、ロック爪82はロック溝90に係合
せず(図5(A)参照)、ロックバー80の係合ピン8
0Bがキャッチ56の係合溝68から外れることにより
ロック爪82がロック溝90に係合するようになってい
る(図5(B)参照)。
近には、解除レバー74の軸直角方向(一方のロアレー
ル部36Bに接近する方向)へ突出する矩形平板状のロ
ック爪82が固着されている。このロック爪82に対応
して、コンソール側ロアレール36の一方のロアレール
部36Bの内側上縁部には、矩形状の切欠による複数の
ロック溝84、86、88、90が形成されている。な
お、ロック溝84〜90の溝幅は、ロック爪82の爪幅
に略一致するように設定されている。また、ロック爪8
2の突出方向とロックバー80の突出方向との間には所
定角度の位相差が設定されている。従って、ロックバー
80の係合ピン80Bがキャッチ56の係合溝68に係
合された状態では、ロック爪82はロック溝90に係合
せず(図5(A)参照)、ロックバー80の係合ピン8
0Bがキャッチ56の係合溝68から外れることにより
ロック爪82がロック溝90に係合するようになってい
る(図5(B)参照)。
【0036】さらに、上述したコンソール側ロアレール
36の一方のロアレール部36Bの内側上縁部には、最
後端側のロック溝90に隣接して同一形状の阻止溝92
が形成されている。なお、この阻止溝92と当該ロック
溝90とのピッチは、隣合うロック溝88、90等の間
のピッチよりも狭く設定されている。
36の一方のロアレール部36Bの内側上縁部には、最
後端側のロック溝90に隣接して同一形状の阻止溝92
が形成されている。なお、この阻止溝92と当該ロック
溝90とのピッチは、隣合うロック溝88、90等の間
のピッチよりも狭く設定されている。
【0037】次に、本実施形態の作用並びに効果を説明
する。解除レバー74に設けられたリターンスプリング
78の付勢力によって、ロックバー80の係合ピン80
Bがキャッチ56の係合溝68に係合された状態(図1
図示状態)を基準にして説明する。なお、この状態で
は、前述した如く、ロックバー80の突出方向とロック
爪82の突出方向との間に所定角度の位相差が設けられ
ているため、ロック爪82はロック溝90に係合されて
いない。従って、この状態で、フロントシート10のハ
ンドル20を上方へ引っ張ってシートアジャスタのロッ
ク状態を解除すると、フロントシート10をシート側ロ
アレール34に沿って車両前方又は車両後方へスライド
させることができ、これによりフロントシート10の前
後位置を調整することができる。このとき、コンソール
ボックス12は、ロックバー80の係合ピン80Bがキ
ャッチ56の係合溝68に係合されているため、コンソ
ールボックス12とフロントシート10とは連結状態に
ある。従って、フロントシート10を車両前後方向にス
ライドさせると、これに伴ってコンソールボックス12
もコンソール側ロアレール36に沿って車両前後方向に
スライドされる。
する。解除レバー74に設けられたリターンスプリング
78の付勢力によって、ロックバー80の係合ピン80
Bがキャッチ56の係合溝68に係合された状態(図1
図示状態)を基準にして説明する。なお、この状態で
は、前述した如く、ロックバー80の突出方向とロック
爪82の突出方向との間に所定角度の位相差が設けられ
ているため、ロック爪82はロック溝90に係合されて
いない。従って、この状態で、フロントシート10のハ
ンドル20を上方へ引っ張ってシートアジャスタのロッ
ク状態を解除すると、フロントシート10をシート側ロ
アレール34に沿って車両前方又は車両後方へスライド
させることができ、これによりフロントシート10の前
後位置を調整することができる。このとき、コンソール
ボックス12は、ロックバー80の係合ピン80Bがキ
ャッチ56の係合溝68に係合されているため、コンソ
ールボックス12とフロントシート10とは連結状態に
ある。従って、フロントシート10を車両前後方向にス
ライドさせると、これに伴ってコンソールボックス12
もコンソール側ロアレール36に沿って車両前後方向に
スライドされる。
【0038】なお、付言すれば、コンソールボックス1
2のみを単独で車両前方又は車両後方へスライドさせて
その前後位置を調節したい場合には、リターンスプリン
グ78の付勢力に抗して解除レバー74の把持部74A
を回転させればよい。これにより、キャッチ56とロッ
クバー80との係合状態が解除されると共に、この状態
ではロック爪82はロック溝90に係合されていないの
で、コンソールボックス12を任意の位置にスライドさ
せてその前後位置を調節することができる。
2のみを単独で車両前方又は車両後方へスライドさせて
その前後位置を調節したい場合には、リターンスプリン
グ78の付勢力に抗して解除レバー74の把持部74A
を回転させればよい。これにより、キャッチ56とロッ
クバー80との係合状態が解除されると共に、この状態
ではロック爪82はロック溝90に係合されていないの
で、コンソールボックス12を任意の位置にスライドさ
せてその前後位置を調節することができる。
【0039】ここで、後部座席に例えば乗員が3人着座
していた場合や後部座席の中央部に乗員の荷物等を置い
ていた場合において、前述した操作によってフロントシ
ート10に連動してコンソールボックス12を車両後方
へスライドさせた場合、コンソールボックス12の後端
部が後部座席の中央に着座していた乗員の足や荷物等に
当接することがある。
していた場合や後部座席の中央部に乗員の荷物等を置い
ていた場合において、前述した操作によってフロントシ
ート10に連動してコンソールボックス12を車両後方
へスライドさせた場合、コンソールボックス12の後端
部が後部座席の中央に着座していた乗員の足や荷物等に
当接することがある。
【0040】この場合、本実施形態によれば、コンソー
ルボックス12のボックス本体22の後端部に所定値以
上の荷重が作用すると、トーションスプリング70の付
勢力に抗してキャッチ56が取付ボルト62回りに時計
方向(図6の矢印A方向と反対方向)へ回転する。この
ため、ロックバー80の係合ピン80Bがキャッチ56
の係合溝68から離脱する。従って、フロントシート1
0とコンソールボックス12との連結状態が解除され、
両者は分離状態とされる。この結果、本実施形態によれ
ば、フロントシート10と連動してスライドするコンソ
ールボックス12による乗員の足等への当接荷重を低減
することができる。なお、この効果が本実施形態の基本
的な効果である。
ルボックス12のボックス本体22の後端部に所定値以
上の荷重が作用すると、トーションスプリング70の付
勢力に抗してキャッチ56が取付ボルト62回りに時計
方向(図6の矢印A方向と反対方向)へ回転する。この
ため、ロックバー80の係合ピン80Bがキャッチ56
の係合溝68から離脱する。従って、フロントシート1
0とコンソールボックス12との連結状態が解除され、
両者は分離状態とされる。この結果、本実施形態によれ
ば、フロントシート10と連動してスライドするコンソ
ールボックス12による乗員の足等への当接荷重を低減
することができる。なお、この効果が本実施形態の基本
的な効果である。
【0041】次に、上記の如くしてフロントシート10
とコンソールボックス12とが分離状態とされると、ロ
ックバー80の係合ピン80Bはリターンスプリング7
8の付勢力によって自然状態に復帰してキャッチ56の
テーパ面56A上或いはその前方に位置されると共に、
ロック爪82はロック溝88とロック溝90との間に位
置される。このため、乗員の足や荷物から受けた反力や
車体振動等によって、ロック爪82はリターンスプリン
グ78の付勢力により瞬時にロック溝88又はロック溝
90と係合する。このロック溝88、90はフロアパネ
ル30に固定されたコンソール側ロアレール36に形成
されていることから、コンソールボックス12はフロア
パネル30に固定的に支持されることになる。この結
果、本実施形態によれば、フロントシート10とコンソ
ールボックス12との分離状態においてコンソールボッ
クス12が不用意に車両前後方向へスライドするのを防
止することができる。
とコンソールボックス12とが分離状態とされると、ロ
ックバー80の係合ピン80Bはリターンスプリング7
8の付勢力によって自然状態に復帰してキャッチ56の
テーパ面56A上或いはその前方に位置されると共に、
ロック爪82はロック溝88とロック溝90との間に位
置される。このため、乗員の足や荷物から受けた反力や
車体振動等によって、ロック爪82はリターンスプリン
グ78の付勢力により瞬時にロック溝88又はロック溝
90と係合する。このロック溝88、90はフロアパネ
ル30に固定されたコンソール側ロアレール36に形成
されていることから、コンソールボックス12はフロア
パネル30に固定的に支持されることになる。この結
果、本実施形態によれば、フロントシート10とコンソ
ールボックス12との分離状態においてコンソールボッ
クス12が不用意に車両前後方向へスライドするのを防
止することができる。
【0042】また、この状態から、基準となる元の状態
に復帰させる場合には、乗員が再度ハンドル20を上方
へ引っ張ってフロントシート10を車両前方側へスライ
ドさせるだけでよい。フロントシート10をスライドさ
せると、これに伴ってキャッチ56も車両前方へ移動す
る。このため、キャッチ56のテーパ面56Aにロック
バー80の係合ピン80Bが当接し、このテーパ面56
Aによってリターンスプリング78の付勢力に抗して係
合ピン80Bが押し下げられる。これにより、係合ピン
80Bは係合溝68に対応して再び係合状態となり、フ
ロントシート10とコンソールボックス12との連結状
態が自動的に復帰される。この結果、本実施形態によれ
ば、フロントシート10とコンソールボックス12との
連結状態の復帰操作性を向上させることができる。特
に、前述した如く、乗員はハンドル20を上方へ引っ張
ってフロントシート10を車両前方へスライドさせるだ
けでよいことから、片手操作でフロントシート10とコ
ンソールボックス12との連結状態の復帰操作を行うこ
とができる点において操作性に優れている。
に復帰させる場合には、乗員が再度ハンドル20を上方
へ引っ張ってフロントシート10を車両前方側へスライ
ドさせるだけでよい。フロントシート10をスライドさ
せると、これに伴ってキャッチ56も車両前方へ移動す
る。このため、キャッチ56のテーパ面56Aにロック
バー80の係合ピン80Bが当接し、このテーパ面56
Aによってリターンスプリング78の付勢力に抗して係
合ピン80Bが押し下げられる。これにより、係合ピン
80Bは係合溝68に対応して再び係合状態となり、フ
ロントシート10とコンソールボックス12との連結状
態が自動的に復帰される。この結果、本実施形態によれ
ば、フロントシート10とコンソールボックス12との
連結状態の復帰操作性を向上させることができる。特
に、前述した如く、乗員はハンドル20を上方へ引っ張
ってフロントシート10を車両前方へスライドさせるだ
けでよいことから、片手操作でフロントシート10とコ
ンソールボックス12との連結状態の復帰操作を行うこ
とができる点において操作性に優れている。
【0043】さらに、本実施形態では、一方向に回転付
勢されたキャッチ56の係合溝68に一方向に回転付勢
されたロックバー80の係合ピン80Bを係合させるこ
とで、フロントシート10とコンソールボックス12と
を連結状態にすると共にコンソールボックス12に所定
値以上の荷重が作用した場合にはロックを解除して分離
状態とする構成を採ったので、即ち第1のロック手段と
解除手段とを同一部品で兼用させたので、両者を別個独
立に構成する場合に比し、構造の簡素化を図ることがで
きる。この結果、本実施形態によれば、コンソールボッ
クス12のボックス本体22内の収納スペースを狭めず
に済む。
勢されたキャッチ56の係合溝68に一方向に回転付勢
されたロックバー80の係合ピン80Bを係合させるこ
とで、フロントシート10とコンソールボックス12と
を連結状態にすると共にコンソールボックス12に所定
値以上の荷重が作用した場合にはロックを解除して分離
状態とする構成を採ったので、即ち第1のロック手段と
解除手段とを同一部品で兼用させたので、両者を別個独
立に構成する場合に比し、構造の簡素化を図ることがで
きる。この結果、本実施形態によれば、コンソールボッ
クス12のボックス本体22内の収納スペースを狭めず
に済む。
【0044】次に、衝突時におけるコンソールボックス
12の移動阻止に関する作用並びに効果を、別の実施形
態を交えながら説明する。この場合の衝突形態として
は、コンソールボックス12が車両前後方向にしかスラ
イドしないため、後突(追突)と正突(正面衝突)とを
考慮すれば充分である。まず、後突時対策について言及
する。
12の移動阻止に関する作用並びに効果を、別の実施形
態を交えながら説明する。この場合の衝突形態として
は、コンソールボックス12が車両前後方向にしかスラ
イドしないため、後突(追突)と正突(正面衝突)とを
考慮すれば充分である。まず、後突時対策について言及
する。
【0045】ロックバー80の係合ピン80Bがキャッ
チ56の係合溝68に係合された基準状態において後突
された場合、コンソールボックス12にはその質量に応
じた車両後方への慣性力が作用する。従って、コンソー
ルボックス12は車両後方へ移動しようとするが、トー
ションスプリング70の付勢力によって既にストッパ溝
60の一端部がストッパ54が圧接されていることか
ら、ロックバー80の係合ピン80Bとキャッチ56の
係合溝68との係合状態は維持される。このため、後突
時にコンソールボックス12に作用する慣性力がストッ
パ54の弾性限度内であるような軽度の後突であれば、
ストッパ54によってコンソールボックス12の後方移
動は(一次的に)阻止される。
チ56の係合溝68に係合された基準状態において後突
された場合、コンソールボックス12にはその質量に応
じた車両後方への慣性力が作用する。従って、コンソー
ルボックス12は車両後方へ移動しようとするが、トー
ションスプリング70の付勢力によって既にストッパ溝
60の一端部がストッパ54が圧接されていることか
ら、ロックバー80の係合ピン80Bとキャッチ56の
係合溝68との係合状態は維持される。このため、後突
時にコンソールボックス12に作用する慣性力がストッ
パ54の弾性限度内であるような軽度の後突であれば、
ストッパ54によってコンソールボックス12の後方移
動は(一次的に)阻止される。
【0046】これに対し、コンソールボックス12に作
用する慣性力がストッパ54の弾性限度を越えるような
後突であった場合には、ストッパ54が屈曲、破断等し
てロックバー80とキャッチ56との係合状態が解除さ
れることも考えられる。しかし、この場合には、リター
ンスプリング78の付勢力によってロック爪82がロッ
ク溝90に隣接して設けられた阻止溝92に瞬時に係合
される。そして、前述した如く、阻止溝92とロック溝
90とのピッチは隣合うロック溝88、90等の間のピ
ッチよりも狭く設定されているため、コンソールボック
ス12の車両後方への移動量は微量に抑えられる。この
結果、本実施形態によれば、後突時におけるコンソール
ボックス12の乗員の足等への当接を確実に防止するこ
とができる。すなわち、本実施形態によれば、二重のロ
ック機構によって後突時におけるコンソールボックス1
2の所定量以上の後方移動を確実に阻止することができ
る。
用する慣性力がストッパ54の弾性限度を越えるような
後突であった場合には、ストッパ54が屈曲、破断等し
てロックバー80とキャッチ56との係合状態が解除さ
れることも考えられる。しかし、この場合には、リター
ンスプリング78の付勢力によってロック爪82がロッ
ク溝90に隣接して設けられた阻止溝92に瞬時に係合
される。そして、前述した如く、阻止溝92とロック溝
90とのピッチは隣合うロック溝88、90等の間のピ
ッチよりも狭く設定されているため、コンソールボック
ス12の車両後方への移動量は微量に抑えられる。この
結果、本実施形態によれば、後突時におけるコンソール
ボックス12の乗員の足等への当接を確実に防止するこ
とができる。すなわち、本実施形態によれば、二重のロ
ック機構によって後突時におけるコンソールボックス1
2の所定量以上の後方移動を確実に阻止することができ
る。
【0047】次に、ロックバー80の係合ピン80Bが
キャッチ56の係合溝68に係合された基準状態におい
て正突された場合、コンソールボックス12にはその質
量に応じた車両前方への慣性力が作用する。従って、コ
ンソールボックス12は車両前方へ移動しようとする。
このため、正突時にコンソールボックス12に作用する
慣性力がトーションスプリング70の付勢力の範囲内で
あるような軽微な正突であれば、キャッチ56とロック
バー80との係合状態は維持されるので、コンソールボ
ックス12の前方移動は(一次的に)阻止される。
キャッチ56の係合溝68に係合された基準状態におい
て正突された場合、コンソールボックス12にはその質
量に応じた車両前方への慣性力が作用する。従って、コ
ンソールボックス12は車両前方へ移動しようとする。
このため、正突時にコンソールボックス12に作用する
慣性力がトーションスプリング70の付勢力の範囲内で
あるような軽微な正突であれば、キャッチ56とロック
バー80との係合状態は維持されるので、コンソールボ
ックス12の前方移動は(一次的に)阻止される。
【0048】これに対し、コンソールボックス12に作
用する慣性力がトーションスプリング70の付勢力を越
えるような正突であった場合(本実施形態の流れ〔基本
的な効果〕を考慮すれば、正突の多くはこの場合に該当
する)には、トーションスプリング70の付勢力に抗し
てキャッチ56が時計方向へ回転し、キャッチ56とロ
ックバー80との係合状態は解除される。しかし、この
場合には、リターンスプリング78の付勢力によって、
ロック爪82がその状態(位置)において最も先に対向
し合うロック溝88、86、84のいずれかと係合して
ロック状態となる。従って、コンソールボックス12が
インストルメントパネルに当接してこれを損傷させる等
の不具合は生じない。
用する慣性力がトーションスプリング70の付勢力を越
えるような正突であった場合(本実施形態の流れ〔基本
的な効果〕を考慮すれば、正突の多くはこの場合に該当
する)には、トーションスプリング70の付勢力に抗し
てキャッチ56が時計方向へ回転し、キャッチ56とロ
ックバー80との係合状態は解除される。しかし、この
場合には、リターンスプリング78の付勢力によって、
ロック爪82がその状態(位置)において最も先に対向
し合うロック溝88、86、84のいずれかと係合して
ロック状態となる。従って、コンソールボックス12が
インストルメントパネルに当接してこれを損傷させる等
の不具合は生じない。
【0049】なお、本実施形態では、正突時におけるコ
ンソールボックス12の前方移動阻止を図る一次的な手
段としてトーションスプリング70の付勢力を利用した
が、この効果を補強するべく、図7に示されるように、
キャッチ56の上端部裏面に所定質量のウエイト96を
固着してもよい。この場合、正突時になると、ウエイト
96にその質量に応じた車両前方への慣性力が作用する
ため、キャッチ56には反時計方向への回転力が付与さ
れる。このため、トーションスプリング70の付勢力と
相まって、キャッチ56の係合溝68にロックバー80
の係合ピン80Bがより強固に係合される。この結果、
正突時にキャッチ56からロックバー80が外れにくく
なる。
ンソールボックス12の前方移動阻止を図る一次的な手
段としてトーションスプリング70の付勢力を利用した
が、この効果を補強するべく、図7に示されるように、
キャッチ56の上端部裏面に所定質量のウエイト96を
固着してもよい。この場合、正突時になると、ウエイト
96にその質量に応じた車両前方への慣性力が作用する
ため、キャッチ56には反時計方向への回転力が付与さ
れる。このため、トーションスプリング70の付勢力と
相まって、キャッチ56の係合溝68にロックバー80
の係合ピン80Bがより強固に係合される。この結果、
正突時にキャッチ56からロックバー80が外れにくく
なる。
【0050】以上から、本実施形態によれば、後突時及
び正突時のいずれについてもコンソールボックス12の
所定量以上の移動を阻止することができる。
び正突時のいずれについてもコンソールボックス12の
所定量以上の移動を阻止することができる。
【0051】また、本実施形態によれば、以下の付随的
な効果も得られる。まず、前述した如く、解除レバー7
4を操作することにより、コンソールボックス12のみ
を単独で車両前方へスライドさせることができるので、
後部座席周りのスペースを拡大することができる。従っ
て、後部座席に着座する乗員の居住性を向上させること
ができると共に、後部座席の足元付近に比較的大きな荷
物を置くことができる。
な効果も得られる。まず、前述した如く、解除レバー7
4を操作することにより、コンソールボックス12のみ
を単独で車両前方へスライドさせることができるので、
後部座席周りのスペースを拡大することができる。従っ
て、後部座席に着座する乗員の居住性を向上させること
ができると共に、後部座席の足元付近に比較的大きな荷
物を置くことができる。
【0052】さらに、RV車等のように後部座席が前後
に折り畳み可能である場合には、コンソールボックス1
2を車両前方へスライドさせることにより、コンソール
ボックス12に干渉させることなく後部座席を折り畳む
ことができる。従って、荷物スペースを拡充させること
ができる。
に折り畳み可能である場合には、コンソールボックス1
2を車両前方へスライドさせることにより、コンソール
ボックス12に干渉させることなく後部座席を折り畳む
ことができる。従って、荷物スペースを拡充させること
ができる。
【0053】なお、本実施形態では、第1のロック手段
と解除手段とを同一部品(主として、キャッチ56及び
ロックバー80)によって構成し、両者の共用化を図る
構成を採ったが、これに限らず、第1のロック手段と解
除手段とを別個に設けてもよい。
と解除手段とを同一部品(主として、キャッチ56及び
ロックバー80)によって構成し、両者の共用化を図る
構成を採ったが、これに限らず、第1のロック手段と解
除手段とを別個に設けてもよい。
【0054】また、本実施形態では、後突時のコンソー
ルボックス12の後方移動を極力抑えるべく、複数のロ
ック溝84〜90とは別に阻止溝92を設けたが、図1
図示状態におけるロック爪82の位置をロック溝88に
対応させるようにすれば、最後端側のロック溝90が阻
止溝92として機能する(従って、この構成を採る場合
には、ロック溝90が請求項4記載の「阻止手段」に相
当することになる)ので、この場合には阻止溝92を廃
止してもよい。
ルボックス12の後方移動を極力抑えるべく、複数のロ
ック溝84〜90とは別に阻止溝92を設けたが、図1
図示状態におけるロック爪82の位置をロック溝88に
対応させるようにすれば、最後端側のロック溝90が阻
止溝92として機能する(従って、この構成を採る場合
には、ロック溝90が請求項4記載の「阻止手段」に相
当することになる)ので、この場合には阻止溝92を廃
止してもよい。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の本発
明に係る車両用シート連動コンソールボックスは、車両
用シートとコンソールボックス本体とを連結した状態で
ロックする第1のロック手段と、この第1のロック手段
による連結状態において車両用シートを車両後方へスラ
イドさせた場合に、コンソールボックス本体に所定値以
上の荷重が作用することにより第1のロック手段による
連結状態を解除して分離状態とする解除手段を有するの
で、車両用シートと連動してスライドするコンソールボ
ックスによる乗員の足等への当接荷重を低減することが
できるという優れた効果を有する。
明に係る車両用シート連動コンソールボックスは、車両
用シートとコンソールボックス本体とを連結した状態で
ロックする第1のロック手段と、この第1のロック手段
による連結状態において車両用シートを車両後方へスラ
イドさせた場合に、コンソールボックス本体に所定値以
上の荷重が作用することにより第1のロック手段による
連結状態を解除して分離状態とする解除手段を有するの
で、車両用シートと連動してスライドするコンソールボ
ックスによる乗員の足等への当接荷重を低減することが
できるという優れた効果を有する。
【0056】請求項2記載の本発明に係る車両用シート
連動コンソールボックスは、請求項1に記載の発明にお
いて、さらに、解除手段によって車両用シートとコンソ
ールボックス本体とが分離状態とされた場合に、コンソ
ールボックス本体を車体フロア側に固定する第2のロッ
ク手段を設けたので、車両用シートとコンソールボック
ス本体との分離状態においてコンソールボックス本体が
不用意に車両前後方向へスライドするのを防止すること
ができるという優れた効果を有する。
連動コンソールボックスは、請求項1に記載の発明にお
いて、さらに、解除手段によって車両用シートとコンソ
ールボックス本体とが分離状態とされた場合に、コンソ
ールボックス本体を車体フロア側に固定する第2のロッ
ク手段を設けたので、車両用シートとコンソールボック
ス本体との分離状態においてコンソールボックス本体が
不用意に車両前後方向へスライドするのを防止すること
ができるという優れた効果を有する。
【0057】請求項3記載の本発明に係る車両用シート
連動コンソールボックスは、請求項1又は請求項2に記
載の発明において、さらに、解除手段によって車両用シ
ートとコンソールボックス本体とが分離状態とされた場
合に、車両用シートを車両前方側へスライドさせること
により、第1のロック手段による連結状態を自動的に復
帰させる自動復帰手段を設けたので、車両用シートを車
両前方側へスライドさせるだけで第1のロック手段によ
る連結状態を自動的に復帰させることができ、これによ
り復帰操作時の操作性を向上させることができるという
優れた効果を有する。
連動コンソールボックスは、請求項1又は請求項2に記
載の発明において、さらに、解除手段によって車両用シ
ートとコンソールボックス本体とが分離状態とされた場
合に、車両用シートを車両前方側へスライドさせること
により、第1のロック手段による連結状態を自動的に復
帰させる自動復帰手段を設けたので、車両用シートを車
両前方側へスライドさせるだけで第1のロック手段によ
る連結状態を自動的に復帰させることができ、これによ
り復帰操作時の操作性を向上させることができるという
優れた効果を有する。
【0058】請求項4記載の本発明に係る車両用シート
連動コンソールボックスは、請求項1乃至請求項3のい
ずれかに記載の発明において、さらに、第1のロック手
段による車両用シートとコンソールボックス本体との連
結状態において、コンソールボックス本体に車両後方側
への所定値以上の慣性力が作用して当該第1のロック手
段による連結状態が解除された場合に、コンソールボッ
クス本体の車両後方への所定量以上の移動を阻止する阻
止手段を設けたので、コンソールボックス本体の車両後
方への移動量を所定量未満に制限することができ、これ
により後突時におけるコンソールボックスの乗員の足等
への当接を確実に防止することができるという優れた効
果を有する。
連動コンソールボックスは、請求項1乃至請求項3のい
ずれかに記載の発明において、さらに、第1のロック手
段による車両用シートとコンソールボックス本体との連
結状態において、コンソールボックス本体に車両後方側
への所定値以上の慣性力が作用して当該第1のロック手
段による連結状態が解除された場合に、コンソールボッ
クス本体の車両後方への所定量以上の移動を阻止する阻
止手段を設けたので、コンソールボックス本体の車両後
方への移動量を所定量未満に制限することができ、これ
により後突時におけるコンソールボックスの乗員の足等
への当接を確実に防止することができるという優れた効
果を有する。
【0059】請求項5記載の本発明に係る車両用シート
連動コンソールボックスは、請求項1乃至請求項4のい
ずれかに記載の発明において、車両用シート側に回転可
能に支持されると共に支軸回りの回転角が所定範囲に規
制され、かつ支軸回りに車両後方側へ回転付勢された回
転部材と、コンソールボックス本体側に設けられると共
に回転部材に係合可能とされ、回転部材が付勢力に抗し
て支軸回りに車両前方側へ所定量回転することにより非
係合状態となる係合部材と、によって第1のロック手段
及び解除手段を構成したので、第1のロック手段と解除
手段とを別個独立に構成する場合に比し構造の簡素化を
図ることができ、これによりコンソールボックス本体内
の収納スペースを狭めずに済むという優れた効果を有す
る。請求項6記載の本発明に係る車両用シート連動コン
ソールボックスは、請求項5に記載の発明において、さ
らに、所定質量を有すると共に、車両衝突時に回転部材
に所定方向への回転力を付与することで回転部材と係合
部材との係合状態を強化する係合強化手段を設けたの
で、車両用シートとコンソールボックス本体との連結状
態を強化することができ、これにより正突時にコンソー
ルボックス本体を車両前方へ移動しにくくすることがで
きるという優れた効果を有する。
連動コンソールボックスは、請求項1乃至請求項4のい
ずれかに記載の発明において、車両用シート側に回転可
能に支持されると共に支軸回りの回転角が所定範囲に規
制され、かつ支軸回りに車両後方側へ回転付勢された回
転部材と、コンソールボックス本体側に設けられると共
に回転部材に係合可能とされ、回転部材が付勢力に抗し
て支軸回りに車両前方側へ所定量回転することにより非
係合状態となる係合部材と、によって第1のロック手段
及び解除手段を構成したので、第1のロック手段と解除
手段とを別個独立に構成する場合に比し構造の簡素化を
図ることができ、これによりコンソールボックス本体内
の収納スペースを狭めずに済むという優れた効果を有す
る。請求項6記載の本発明に係る車両用シート連動コン
ソールボックスは、請求項5に記載の発明において、さ
らに、所定質量を有すると共に、車両衝突時に回転部材
に所定方向への回転力を付与することで回転部材と係合
部材との係合状態を強化する係合強化手段を設けたの
で、車両用シートとコンソールボックス本体との連結状
態を強化することができ、これにより正突時にコンソー
ルボックス本体を車両前方へ移動しにくくすることがで
きるという優れた効果を有する。
【図1】本実施形態に係る車両用シート連動コンソール
ボックスの下部構造を示す全体斜視図である。
ボックスの下部構造を示す全体斜視図である。
【図2】図1に示される下部構造を備えた車両用シート
及びコンソールボックスを示す斜視図である。
及びコンソールボックスを示す斜視図である。
【図3】図1に示されるキャッチ及びロックバーを中心
に示す要部拡大分解斜視図である。
に示す要部拡大分解斜視図である。
【図4】図1の4−4線に沿う断面図である。
【図5】図1の5−5線に沿う断面図である。
【図6】キャッチの拡大側面図である。
【図7】図6に示されるキャッチの上端部にウエイトを
設けた実施形態を示す図6に対応する拡大側面図であ
る。
設けた実施形態を示す図6に対応する拡大側面図であ
る。
【図8】従来例に係る車両用シート連動コンソールボッ
クスの構造を示す横断面図である。
クスの構造を示す横断面図である。
【図9】図8に示される要部を示す拡大斜視図である。
【図10】図9に示される要部を車両後方側から見た拡
大正面図である。
大正面図である。
10 フロントシート(車両用シート) 12 コンソールボックス(コンソールボックス本
体) 56 キャッチ(第1のロック手段、解除手段、回転
部材) 56A テーパ面(自動復帰手段) 68 係合溝(第1のロック手段、解除手段) 70 トーションスプリング(第1のロック手段、解
除手段) 78 リターンスプリング(第1のロック手段、解除
手段) 80 ロックバー(第1のロック手段、解除手段、係
合部材) 82 ロック爪(第2のロック手段、阻止手段) 84 ロック溝(第2のロック手段) 86 ロック溝(第2のロック手段) 88 ロック溝(第2のロック手段) 90 ロック溝(第2のロック手段) 92 阻止溝(阻止手段) 96 ウエイト(係合強化手段)
体) 56 キャッチ(第1のロック手段、解除手段、回転
部材) 56A テーパ面(自動復帰手段) 68 係合溝(第1のロック手段、解除手段) 70 トーションスプリング(第1のロック手段、解
除手段) 78 リターンスプリング(第1のロック手段、解除
手段) 80 ロックバー(第1のロック手段、解除手段、係
合部材) 82 ロック爪(第2のロック手段、阻止手段) 84 ロック溝(第2のロック手段) 86 ロック溝(第2のロック手段) 88 ロック溝(第2のロック手段) 90 ロック溝(第2のロック手段) 92 阻止溝(阻止手段) 96 ウエイト(係合強化手段)
Claims (6)
- 【請求項1】 車両前後方向に沿ってスライド可能に設
けられた車両用シートに隣接して配置され、車両前後方
向に沿ってスライド可能に設けられたコンソールボック
ス本体と、 車両用シートとコンソールボックス本体とを連結した状
態でロックする第1のロック手段と、 この第1のロック手段による連結状態において車両用シ
ートを車両後方へスライドさせた場合に、コンソールボ
ックス本体に所定値以上の荷重が作用することにより第
1のロック手段による連結状態を解除して分離状態とす
る解除手段と、 を有することを特徴とする車両用シート連動コンソール
ボックス。 - 【請求項2】 さらに、前記解除手段によって車両用シ
ートとコンソールボックス本体とが分離状態とされた場
合に、コンソールボックス本体を車体フロア側に固定す
る第2のロック手段を設けた、 ことを特徴とする請求項1に記載の車両用シート連動コ
ンソールボックス。 - 【請求項3】 さらに、前記解除手段によって車両用シ
ートとコンソールボックス本体とが分離状態とされた場
合に、車両用シートを車両前方側へスライドさせること
により、第1のロック手段による連結状態を自動的に復
帰させる自動復帰手段を設けた、 ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用
シート連動コンソールボックス。 - 【請求項4】 さらに、前記第1のロック手段による車
両用シートとコンソールボックス本体との連結状態にお
いて、コンソールボックス本体に車両後方側への所定値
以上の慣性力が作用して当該第1のロック手段による連
結状態が解除された場合に、コンソールボックス本体の
車両後方への所定量以上の移動を阻止する阻止手段を設
けた、 ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記
載の車両用シート連動コンソールボックス。 - 【請求項5】 車両用シート側に回転可能に支持される
と共に支軸回りの回転角が所定範囲に規制され、かつ支
軸回りに車両後方側へ回転付勢された回転部材と、 コンソールボックス本体側に設けられると共に回転部材
に係合可能とされ、回転部材が付勢力に抗して支軸回り
に車両前方側へ所定量回転することにより非係合状態と
なる係合部材と、 によって前記第1のロック手段及び解除手段を構成し
た、 ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記
載の車両用シート連動コンソールボックス。 - 【請求項6】 さらに、所定質量を有すると共に、車両
衝突時に前記回転部材に所定方向への回転力を付与する
ことで前記回転部材と前記係合部材との係合状態を強化
する係合強化手段を設けた、 ことを特徴とする請求項5に記載の車両用シート連動コ
ンソールボックス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1457296A JPH09207677A (ja) | 1996-01-30 | 1996-01-30 | 車両用シート連動コンソールボックス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1457296A JPH09207677A (ja) | 1996-01-30 | 1996-01-30 | 車両用シート連動コンソールボックス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09207677A true JPH09207677A (ja) | 1997-08-12 |
Family
ID=11864885
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1457296A Pending JPH09207677A (ja) | 1996-01-30 | 1996-01-30 | 車両用シート連動コンソールボックス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09207677A (ja) |
-
1996
- 1996-01-30 JP JP1457296A patent/JPH09207677A/ja active Pending
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