JPH0920704A - 脂肪族α,ω−ジオールの製造方法 - Google Patents
脂肪族α,ω−ジオールの製造方法Info
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Abstract
らのC4〜12の脂肪族α,ω−ジオールの製造方法で
あって、酸又はそれらのエステル誘導体の水素化におい
て副生成物としてC1〜12のモノアルコールが非常に
小量しか生成せず、C4〜C12−ラクトンもC4〜C12−
ω−ヒドロキシカルボン酸も生成しない製造方法を提供
する。 【解決手段】 まず第一にジオール及びジカルボン酸か
らオリゴエステルを生成させ、引き続いて液相中で接触
水素化し、この水素化を鉄族金属の又はマンガンの一種
以上の酸化物を含む又は含まないCu、Zn及びAl酸
化物の圧縮粉末から成る片の形の触媒上で180〜25
0℃、H2圧力、100〜400barH2量は化学量論
的必要量の20〜100倍で実施する。
Description
α,ω−ジカルボン酸からの4〜12個の炭素原子の脂
肪族α,ω−ジオールの製造方法であって、このような
酸又はそれらのエステル誘導体の水素化においては通常
は副生成物として製造される炭素数1〜12のモノアル
コールが非常に小量しか生成せず、そしてC4〜C12−
ラクトンもC4〜C12−ω−ヒドロキシカルボン酸も生
成しない製造方法に関する。この目的のために、まず第
一に用いられるべきカルボン酸からそして製造されるべ
きジオールからオリゴマー状ジオールジカルボキシレー
トを製造し、そしてこのジカルボキシレートを、蒸留に
よって更に精製することなく、引き続いて液相中で水素
によって接触的に水素化することによってエステル製造
のためのモノアルコールの使用を回避する。述べた条件
は、本発明による方法を生態的にそして工業的に有利に
する。
−1,6−ジオールは、特別な機械的及び化学的特性を
有する熱可塑性ポリエステルのそしてポリウレタンの製
造のための重要なモノマーである。この目的のために
は、このようなジオールは、純粋な形で、又はC4〜C
12の範囲内の異なる連鎖長を有する二種以上の混合物と
して用いることができる。
造するためには、アジピン酸又はその塩を直接に、水性
溶液中で又は有機溶媒中で、バッチ式(DE−A−26
05 107;GB 1,300,889)又は連続
的(DE−A−23 21101)手順によって水素化
することが知られているが、この手順においては、ヘキ
サン−1,6−ジオールの外に、比較的大きな割合のカ
プロラクトン、ω−ヒドロキシ−カプロン酸及び1〜6
の炭素数を有するモノアルコールが常に生成される。同
じ目的のために、アジピン酸をモノアルコールによって
エステル化してアジピン酸ジ−n−アルキルを生成さ
せ、これを気相中で水素化してヘキサン−1,6−ジオ
ールを生成させることもまた知られている(WO 82
/03854)。アジピン酸をジオール、例えばヘキサ
ン−1,6−ジオールでバッチ式手順によってエステル
化して高級エステルの混合物を生成させ、これをバッチ
式オートクレーブ方法で水素化してヘキサン−1,6−
ジオール及びω−ヒドロキシ−カプロン酸エステルを生
成させることもまた知られているが、ここでは用いられ
る水素化触媒は粉末銅クロマイト触媒である(DE−B
−10 23 750)。
α,ω−ジカルボン酸からの4〜12個の炭素原子の脂
肪族α,ω−ジオールの製造方法であり、前記ジカルボ
ン酸の前記ジオールによるオリゴエステル化及び生成す
るオリゴエステルの液相中での接触水素化による方法で
あって、オリゴエステルを、元素の周期表(メンデレエ
フ)の鉄族の金属の又はマンガンの少なくとも一種の酸
化物を含む又は含まないCu酸化物、Zn酸化物及びA
l酸化物の圧縮された粉末から成る片の形の触媒の上で
180〜250℃、好ましくは190〜240℃で、1
00〜400bar、好ましくは150〜300bar
のH2圧力で、そして化学量論的に必要とされる量の2
0〜100倍の量のH2で連続的に水素化することを特
徴とする方法に関する。
ヘキサン−1,6−ジオールを使用するアジピン酸から
のヘキサン−1,6−ジオールの生成を基にして、以下
の組の式によって表すことができる:
較的大量の副生成物が常に得られ、これは、純粋な形で
の反応生成物の製造においてかなりの複雑さをもたら
す。リサイクルが常に可能であるということはない。何
故ならば、既に上で述べたように、水素化が常に所望の
生成物へと滑らかに進むわけではなく、そしてそれ故も
っと高いレベルの循環副生成物を導くであろうからであ
る。もう一つの基本的困難は、エステル化のためにこれ
まで用いられてきたモノアルコールであり、これは原則
として最終生成物から分離しなければならない。エステ
ル化のためのモノアルコールによる不揮発性化(fix
ation)は、水素化方法の液相から気相への展開の
過程において、容易に揮発させることができるエステル
を利用可能にすることが必要であったという事実によっ
て非常に明瞭に説明される。このような容易に揮発可能
なモノアルコールからのエステルを支持する別の議論
は、それらが明らかに純粋な形で製造することができる
という事実である。水素化における汚染された出発物質
は一般に困難を導くので、これは非常に重要であるよう
に思われる。ジカルボン酸及び低級アルコール、例えば
メタノール、エタノール又はプロパノールのこのような
エステルは、しかしながら、一般に、エステル化触媒及
び水伴出剤、例えばトルエンの使用を要求し、これらの
物質は両方ともシステムにとって異質でありそして分離
除去しなければならない。生成される反応水との共沸混
合物として反応混合物から留去し、水から分離しそして
反応混合物にリサイクルしなければならない水伴出剤の
使用は、装置に関しての付加的な出費を意味する。更に
また、その量が生成される水の量の何倍にもなる伴出剤
を反応混合物から繰り返して留去するためには、比較的
大量のエネルギーを用いなければならない。最後に、ジ
アルキルジカルボキシレートは、接触水素化に先立って
蒸留又はその他の面倒な精製手段によってエステル化触
媒を注意深く除去しなければならない。水素化に引き続
いては、モノアルコールを反応生成物から分離しなけれ
ばならないが、これは技術的な努力を必要とし、そして
避けることができないアルコールの損失を補いながら、
モノアルコールを純粋なアルコールへと後処理しそして
エステル化方法に返さなければならない。
気相中で水素化するために、より高沸のアルコール、例
えば3よりも多い炭素数を有するアルコールによってジ
カルボン酸をエステル化することが望まれる場合には、
エステル化触媒及び伴出剤を省略することが可能である
かもしれないが、その時には、反応に対して異質な物質
として、比較的高価でより高沸のモノアルコールが付加
的に必要とされ、これは同様に純粋なアルコールへと再
び後処理しそしてエステル化方法に返さなければなら
ず、この場合にはアルコールの避けられない損失をここ
でもまた補わなければならない。このようなアルコール
の比較的高い価格のために、これらの損失はこのような
方法の経済性に強く影響する。加えて、比較的高い沸点
に起因して、各々の蒸留のために比較的多くが費やされ
る。
ステル化するために、4〜12個の炭素原子のジオール
を用いるならば、このような場合にはエステル化触媒も
伴出剤も必要としないので、そしてエステル化のジオー
ルは、システム中に固有の物質として、反応生成物中に
留まることができるので、状況は異なりそして有利であ
る。上で述べた意図された用途のためには、多くの場合
において、異なる連鎖長のジオールの混合物を用いるこ
とが許される。それ故、ジカルボン酸のオリゴエステル
化において同じ数の炭素原子を有するジオールを用いる
ことは必要ではない。むしろ、本発明によれば、例え
ば、アジピン酸をヘキサン−1,6−ジオールとばかり
でなくまたブタン−1,4−ジオール、オクタン−1,
8−ジオール及びその他のジオールと反応させて、例え
ばC6のジオールとC4のジオールとのまたC8のジオー
ルとの混合物を得ることが許される。しかしながら、均
一な炭素数を有する反応生成物としてα,ω−ジオール
を得るためには、反応させるべきジカルボン酸を同じ炭
素数のジオールによってオリゴエステル化しそして水素
化する、例えばアジピン酸をヘキサン−1,6−ジオー
ルによって、コハク酸をブタン−1,4−ジオールによ
って、スベリン酸をオクタン−1,8−ジオールによっ
てなどである。
の炭素原子も含めて偶数又は奇数の炭素原子を有する、
本発明に従って用いることができるジカルボン酸の例
は、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、
スベリン酸、ヘプタンジカルボン酸、オクタンジカルボ
ン酸及びデカンジカルボン酸である。これらの酸は、知
られていてそして天然の又は合成のソースから得られ
る。
てオリゴエステル化ステップにおいて用いることができ
る、偶数又は奇数の炭素原子を有するα,ω−ジオール
の例は、ブタン−1,4−ジオール、ペンタン−1,5
−ジオール、ヘキサン−1,6−ジオール、ヘプタン−
1,7−ジオール、オクタン−1,8−ジオール、デカ
ン−1,10−ジオール及びドデカン−1,12−ジオ
ールである。
ジオールによるアジピン酸のオリゴエステル化及び引き
続く水素化によるヘキサン−1,6−ジオールの製造の
ために特に重要である。
リゴエステルを製造するためには、例えば、ヘキサン−
1,6−ジオールアジペートを製造するためには、ジカ
ルボン酸及びジオールが触媒有りで又は無しで反応器中
でエステル化され、そしてエステル化の間に生成される
水が伴出剤有りで又は無しで反応混合物から除去される
不連続的方法(バッチ方法)が通常は用いられる。この
ようなオリゴエステルは本発明に従って用いることがで
きる。しかしながら、上で述べたタイプのバッチ方法
は、それらの容量が反応容積に対して小さくそしてそれ
故大きな反応器及び貯蔵タンクが必要とされるという欠
点を有する。エネルギー消費が不経済であり、そして人
的要求が比較的高い。
る連続的エステル化方法は、これらの欠点の幾つかを回
避する。それ故、本発明による方法の好ましい態様は、
オリゴエステル化を、バッチ式手順でばかりでなくまた
疑似連続的手順で、そしてそれ故、ただ一つのエステル
化段階においての外に、また4つまでのエステル化段階
において、好ましくは2つ又は3つのエステル化段階に
おいては反応水の蒸留除去をしながら疑似連続的に実施
することである。この文脈における適切な範囲は、温度
に関しては100〜240℃そして圧力に関しては15
00〜100mbarである。1よりも多い、好ましく
は2〜4のエステル化段階、好ましくは2又は3のエス
テル化段階でのこの手順でさえ、反応混合物からの水の
排出を技術的手段によって、例えば高速撹拌機システム
によって加速しない限り、例えば12時間以上の比較的
長い反応時間の実質的な短縮をもたらすことが殆ど単独
ではできない。水の排出における一層の加速は、例え
ば、推進ガスを吹き込むことによって、例えば窒素を吹
き込むことによって達成される加速である。
ードに反応器を結合することはもっとずっと効果的であ
り、そしてそれ故本発明による方法の更に好ましい態様
に相当する。かくして、液体−溶融液出発成分のエステ
ル化反応を最初は例えば110〜150℃の比較的低い
反応温度で始めて、この反応を第二のそして引き続くエ
ステル化段階において高められた温度で続けることが有
用であることが証明されたが、この時、温度は段階から
段階へと10〜40℃だけ、好ましくは15〜30℃だ
け上昇させる。各々の段階内では、温度を少し変えるこ
とができるばかりでなく、また5〜30℃だけ故意に上
昇させることができる。温度のカスケードに加えて、圧
力を変えることもまた可能であり、この文脈において
は、1500〜100mbarの一般的範囲において、
温度の上昇は原則として圧力の低下を伴う。かくして、
例えば、多段階オリゴエステル化の場合には、第一段階
を大気圧で、最後の段階を200〜600mbarでそ
して、3又は4段階の場合には、中間段階を400〜1
00mbarで実施することができる。
複数の反応器を使用する時にも、オリゴエステル化は、
ある時間サイクルで、反応器を時間の異なる点でエステ
ル化混合物によって満たすように実施することができ
る。かくして、後続の水素化のためのオリゴエステルの
新しいバッチは、全体のエステル化のために必要とされ
るよりも短い時間の後で各々の場合において利用可能で
ある。上で述べたやり方での多段階エステル化において
は、後続のエステル化段階を実施するためのエステル化
混合物を一つの反応器から他の反応器に移す。各々の場
合において空にされた反応器は、次に、続くバッチで満
たすことができる。この場合においてもまた、後続の水
素化のためのオリゴエステルの新しいバッチは、全体の
オリゴエステル化のために必要とされるよりも短い時間
後に利用可能である。このやり方においては、疑似連続
的オリゴエステル化が可能である。
は、一般に、効果的な撹拌機をそして8〜15のトレー
を有する慣用的な構造の装備された蒸留カラムを備えて
いる、耐酸性材料から作られた1以上の反応器から成
る。
1:1のモル比でジカルボン酸をジオールによってエス
テル化することを望む場合には、異なるオリゴマー化度
(=オリゴエステル中のジカルボン酸の分子の数)を有
するオリゴエステルの混合物が得られるが、その分子質
量分布はベル曲線に非常に良く従う。上の組の式の意味
における平均オリゴマー化度nは、n=9であり、酸価
は50mgKOH/g反応生成物よりも高い。もっと低
い酸価を得て、そしてかくして腐食の例を抑制し、そし
て加えてオリゴエステルの平均連鎖長をもっと短い連鎖
長に向かって移動させるためには、モル過剰のジオール
の存在下でエステル化を実施することが便宜的である。
指示された反応条件下で1:2のモル比でジカルボン酸
をジオールによってエステル化する場合には、遊離カル
ボキシル基は比較的速くエステル化され、そして得られ
るオリゴエステル混合物は例えばn=5の平均連鎖長を
有するに過ぎないことが本当に確かであるが、比較的高
い割合のジオールを用いることが必要である。ジカルボ
ン酸を基にして僅かなモル過剰のジオールによってさ
え、50mgKOH/g反応混合物よりも大きくない酸
価、例えば20〜50の酸価を達成することができるこ
とがここに驚くべきことに見い出されたが、これは本発
明による方法の別の有利な態様を構成する。必要とされ
るオリゴエステルのためのこの種類のモル比は、1モル
のジカルボン酸あたり1.03〜1.15モル、好まし
くは1.05〜1.12モルのジオールを構成する。こ
の場合に得られる平均エステル化度(オリゴマー化度)
は、n=3ないしn=6の範囲内で変化する。
オールは、通常は99%よりも大きい純度を有する。し
かしながら、システムに対して異質の物質省くことがで
きるという事実のために、オリゴエステル化に従う水素
化ステップからの蒸留リサイクル物の純度はまた、これ
らの蒸留リサイクル物が小量の未水素化オリゴエステル
を含む場合においてさえも、本発明による方法を実施す
るために全く適切である。このようなリサイクルされる
オリゴエステル及びその他の成分は、ジオール対ジカル
ボン酸の述べられたモル比を確立する時に考慮に入れな
ければならない。
にして製造されたオリゴエステルは、追加の精製ステッ
プなしに水素化段階において更に直接に処理することが
できることである。
は、化学量論的に必要とされる量の20〜100倍にあ
たる過剰の水素によって液相中で実施される。液相中で
作業することによって、気相方法中に含まれるエネルギ
ー消費が減らされ、かくしてコストの節約をもたらす。
エステルの水素化のためにも不連続方法(バッチ方法)
がまだ広く用いられていて、このような方法はエステル
化に関して述べた欠点に同様にさらされ、そしてこのよ
うな方法は懸濁技術における粉末触媒を用いるけれど
も、本発明による方法は、その水素化段階においては完
全に連続して操作される。加えて、水素化段階は、片の
形の触媒の上で実施される。粉末触媒に関して含まれる
困難、即ち特定のかつ均一なやり方で粉末触媒を活性化
する困難、特別な懸濁ポンプの助けによって粉末触媒を
循環する困難、及び反応生成物からの粉末触媒の定量的
な分離を達成する困難は、これによって回避される。事
実、懸濁ポンプは高い機械的応力にさらされる。更にま
た、粉末触媒の定量的除去は、それが切り替え設計の装
置による粗い濾過及び細かい濾過を必要とするので繁雑
である。加えて、これらの付加的な操作の結果として触
媒がそれらの活性を急速に失う大きなリスクが存在し、
これは、高い触媒消費の数字をなお予期しなければなら
ないことを意味する。示してきたこれらの困難とは対照
的に、本発明に従って用いられるべき片の形の触媒は、
酸に対する高い不感応性、圧力に対する高い不感応性を
有し、そして1年以上の期間にわたって低下しない高い
活性を有する。頻繁な触媒交換は固定床中に配置された
片の形の触媒に関してさえ非常に煩わしいので、後者の
利点は非常に重要である。
は、Cu酸化物、Zn酸化物及びAl酸化物の圧縮され
た粉末から成り、その中で、Cuの割合は40〜60重
量%であり、Znの割合は15〜30重量%であり、そ
してAlの割合は0.2〜6重量%であり、ここですべ
ての数字は酸化物粉末混合物の全量を基にしていて、そ
して100重量%への残りは酸素から成る。このような
触媒は、追加の添加物なしでこの形で本発明による水素
化ステップのために用いることができる。しかしなが
ら、有利には、それは、元素の周期表(メンデレエフ)
の鉄族からの金属の又はマンガンの少なくとも一種のあ
る量の酸化物を付加的に含む。この文脈における鉄族か
らの適切な元素は、鉄、コバルト及びニッケルである。
鉄、コバルト、ニッケル及びマンガン、好ましくは鉄、
コバルト及びニッケル元素の酸化物は、個別にそして上
で述べた複数の元素の酸化物の混合物としてのどちらで
も用いることができる。圧縮された酸化物粉末中の鉄族
からの及び/又はマンガンの酸化物の全量は、水素化触
媒のための全酸化物粉末の0.05〜1.5重量%、好
ましくは0.1〜0.5重量%である。鉄族からの元素
のそしてマンガンの酸化物の複数を用いる場合には、こ
れらの混合された酸化物の各々は、0.05〜1.5重
量%の上で述べた全範囲の20%よりも少なくはなくそ
して80%よりも多くはない量で存在する。
金属及びアルカリ土類金属のないものでなければならな
い。この場合における最大許容汚染レベルは、酸化物粉
末混合物の全量を基にして0.1重量%である。
によって、例えばタブレット又はペレット成形機で高圧
下で金属酸化物粉末を圧縮することによって製造するこ
とができ、この文脈においては、金属酸化物粒子の接着
能力を改善するために、圧縮される成分の全重量を基に
して0.5〜3重量%の量でグラファイト及び/又は接
着剤を使用することもまた可能である。片の形の触媒の
例は、2〜10mm、好ましくは3〜7mmの寸法を有
するタブレット、球又はグラニュールである。外部表面
積を大きくするために、タブレットの形に軸方向の貫通
孔を付与することもまた可能である。このような形は、
巨視的に見れば、滑らかな表面を有する。長い使役寿命
(保存寿命)を達成するためには、片の形の触媒は、造
形された形の表面上で50〜200N、好ましくは75
〜150Nの圧縮強度を持たなければならない。片の形
の触媒は、付加的に、10〜90m2/g、好ましくは
30〜80m2/gの内部表面積を有する。片の形の担
体なし触媒の圧縮強度は、DIN 50 106に従っ
て測定することができる。内部表面積は、Analy
t.Chem.30(1958)、1387〜1390
頁に従って、又はS.J.Gregg及びS.W.Si
ng、吸着、表面積及び多孔度、ロンドン 1982、
第2及び6章に従って測定される。
も一種の酸化物を含む又は含まない、Cu酸化物、Zn
酸化物及びAl酸化物の圧縮された粉末から成る、水素
化触媒として用いられる造形された形は、用いる前に注
意深く還元しなければならない。これは180〜200
℃で水素による処理によって行い、この処理の始めには
10〜15容量%のH2及び90〜85容量%の不活性
ガスの混合物を用いそして、処理の過程において、不活
性ガス成分を0容量%にまで減らす。このような処理は
約15〜30時間の期間にわたって実施し、そして触媒
がもはや水素を消費せずそして、結果として、もはや反
応水を生成させない時に完了である。
は、180〜250℃、好ましくは190〜240℃
で、そして100〜400bar、好ましくは150〜
300barのH2圧力で、純粋な水素を使用して液相
中で連続的に実施する。
水素化反応器中でボトムからトップへ又はトップからボ
トムへ流すことは原理的には等価であるけれども、オリ
ゴエステル混合物を触媒の上をトップからボトムへ流す
(したたり流れ相)ことが有利であることが見い出され
た。この文脈においては、水素化されるべきオリゴエス
テルは、別途導入された若しくは予め混合された水素と
一緒に触媒の上を流れることもできるし(並流技術)、
又はその代わりに水素に向かって導くこともできる(向
流技術)。
分的に片の形の触媒で満たされている鋼又は鋼合金で作
られた単一の高圧パイプでも良く、この場合には、比較
的大きなパイプ断面を有して、トレー(ワイヤバスケッ
ト又は類似物)の上に片の形の担体なし触媒を配置する
こともまた有用であろう。しかしながら、共通のハウジ
ング内の高圧パイプの束を使用することもまた可能であ
り、ここでは個々のパイプを完全に又は部分的に片の形
の担体なし触媒で満たす。
0〜600mlのオリゴエステル混合物で良い。上で明
記した反応条件下では、8000〜16,000時間の
高い触媒使役寿命を達成することができる。水素化反応
器を去る反応混合物は、過剰の水素を途中で捕らえそし
てそれを圧縮しそして消費された水素を補った後で再使
用することができるようにする後処理(let dow
n)の後で、98.5重量%を越える程度まで、予期し
たジオール又は予期したジオールの混合物から成る。そ
れは、有機低沸成分に関しては、0.5重量%よりも多
いモノアルコールは含まず、そして、高沸成分に関して
は、0.5重量%よりも多い比較的高分子量の残渣を含
まない。比較的高沸の成分は、本質的に未反応オリゴエ
ステルから成りそして本発明の方法にリサイクルするこ
とができるが、その結果ジオールに関するその全選択率
は少なくとも99.0重量%となる。製造されたジオー
ルは、低沸及び高沸成分の蒸留除去の後では、少なくと
も99.9重量%の純度で得られ、そしてこの純度にお
いては、それはすべての後続の化学的処理操作のために
用いることができる。
中の730.7g(5モル)のアジピン酸の110℃の
熱い溶液を、各々が5lの容積を有しそして各々が慣用
的な構造の急速撹拌システム(タービン撹拌機、回転速
度:800〜1200/分)及び蒸留塔(10理論段)
を備えた3つの直列接続された反応器から成る、耐酸性
材料で作られた反応器カスケードの第一反応器中に入
れ、この溶液を撹拌しながら140〜150℃の反応温
度に素早く加熱し、そして生成した反応水を大気圧下で
留去した。1.5時間の滞留時間の後で、反応混合物を
隣の第二反応器に移し、その中では反応水の更なる部分
を150〜180℃の反応温度で撹拌しながら大気圧下
で留去した。最後に、1.5時間の更なる滞留時間の後
で、反応混合物を隣の第三反応器に移し、そこでは残り
の反応水を400mbarの圧力下でそして180〜1
90℃の反応温度で除去した。更に1.5時間の滞留時
間(全部で4.5時間)の後では、所望のエステル化度
に到達していた。得られたオリゴマー状ヘキサン−1,
6−ジオールアジペート(1,290g)は、(ゲルパ
ーミエーションクロマトグラフィーによって測定して)
n=4の平均オリゴエステル化度(オリゴエステル中の
アジピン酸の分子の数)及び25mgKOH/g反応混
合物の酸価を有していた。第一反応器を部分的に又は完
全に空にした後で、新しい量の反応混合物を添加するこ
とによって疑似連続的なやり方でエステル化方法を継続
することが可能であった。
オール中の730.7g(5モル)のアジピン酸の溶液
を、実施例1におけるのと同じ反応器カスケードの第一
反応器中に入れ、この溶液を撹拌しながら140〜15
0℃の反応温度に加熱し、そして生成した反応水を大気
圧下で留去した。1時間の滞留時間の後で、反応混合物
を隣の第二反応器中に流し込み、そこでは反応水の更な
る部分を140〜180℃の反応温度で大気圧下で留去
した。最後に、1時間の滞留時間の後で、反応混合物を
第三反応器中に流し込み、そして残りの反応水を350
mbarの圧力下でそして180℃の反応温度で除去し
た。更に2時間の反応時間(全部で4時間)の後では、
所望のエステル化度に到達していた。得られたオリゴマ
ー状ヘキサン−1,6−ジオールアジペート(1,25
6g)は、n=5の平均オリゴエステル化度(ゲルパー
ミエーションクロマトグラフィーによって測定された分
子質量分布)及び32mgKOH/g反応混合物の酸価
を有していた。第一及び/又は第二反応器を部分的に又
は完全に空にした後で、新しい量の反応混合物を添加す
ることによって疑似連続的なやり方でエステル化方法を
継続することが可能であった。
及び1mの長さを有する垂直な断熱された高圧チューブ
に、予め窒素をどっと流してそれから酸素を無くし、そ
して銅、亜鉛、アルミニウム及び鉄の酸化物の粉末をタ
ブレット化することによって製造された1.4lの水素
化触媒によってそれを満たした。タブレットの銅含量は
42重量%であり、亜鉛含量は17重量%であり、アル
ミニウム含量は2.0重量%であり、そして鉄含量は
0.2重量%であった。5mmの円筒高さ及び5mmの
径で、タブレットは、円筒外面上で125Nの圧縮強度
及び68m2/gの内部表面積を有していた。
性化するために、タブレットを最初に窒素の流れ(温
度:最高 200℃、量:5m3のN2/h(s.t.
p))の中で6時間乾燥させた。本当の活性化は、20
0barの窒素圧力及び180〜200℃の温度で行
い、この間に不活性ガスに水素を次第に混合したが、初
期相において混合されたこの水素の割合は10〜15容
量%を越えてはならない。24時間の過程にわたって、
ガス混合物中の窒素の割合を、最後には、純粋な水素が
反応器を通って流れるまでどんどん減らした。下流の分
離器中で収集される反応水がもはや生成しなくなった時
には、反応は終了していた。
システム中の水素圧力を300barに上げた。引き続
いて、1時間あたり、420gの実施例1に従って得ら
れていたヘキサン−1,6−ジオールアジペートを30
0barの圧力で5m3(s.t.p)の水素と一緒に
高圧チューブを通してポンプ送りしたが、ヘキサン−
1,6−ジオールアジペートは、高圧チューブ中へ入れ
る前に、上流の電気加熱された熱交換器中で210℃の
温度に加熱した。
サン−1,6−ジオール)を、第二熱交換器(水コンデ
ンサー)中で300barの水素圧力で<60℃の温度
に冷却し、そしてガス分離器中で過剰の水素から分離
し、この過剰の水素は水素化システムに返した。<30
℃の温度への更なる冷却及び大気圧への除圧の後で、反
応生成物をガスクロマトグラフィーによって分析した。
それは、有機低沸成分に関しては、僅かに0.4重量%
の炭素数1〜6のモノアルコールをそして、比較的高沸
の成分に関しては、0.3重量%の未反応ヘキサン−
1,6−ジオールアジペートを含んでいたが、その結果
有機反応生成物のヘキサン−1,6−ジオール含量は9
9.3重量%となった。製造されたヘキサン−1,6−
ジオールは、低沸及び高沸成分の蒸留除去の後で、≧9
9.9重量%の純度で得られた。比較的高沸の成分をプ
ロセスに返したので、ヘキサン−1,6−ジオールに関
するその総括的選択率は99.6重量%であった。
不変の活性を示し、その結果反応生成物の組成はこの期
間にわたって変わらなかった。
ルミニウム及びニッケルの酸化物の粉末をタブレット化
することによって製造された1.4lの水素化触媒によ
って不活性ガス下で満たした。タブレットの銅含量は5
1重量%であり、亜鉛含量は19重量%であり、アルミ
ニウム含量は0.5重量%であり、そしてニッケル含量
は0.15重量%であった。3mmの円筒高さ及び3m
mの径で、タブレットは、円筒外面上で81Nの圧縮強
度及び58m2/gの内部表面積を有していた。
合物を含むこの水素化触媒の活性化に引き続いて、水素
圧力を300barに上げた。引き続いて、1時間あた
り、420gの実施例2に従って得られたヘキサン−
1,6−ジオールアジペートを、300barの圧力下
で5Nm3(s.t.p)の水素と一緒に高圧チューブ
を通して連続的にポンプ送りしたが、ヘキサン−1,6
−ジオールアジペートは、高圧チューブ中へ入れる前
に、220℃の温度に加熱した。
サン−1,6−ジオール)は、過剰の水素からの分離及
び<30℃の温度への冷却の後で、そしてガスクロマト
グラフィーによる分析によって、 - 有機低沸成分に関
しては - 0.48重量%の炭素数1〜6のモノアルコ
ールをそして - 比較的高沸の成分に関しては - 0.3
5重量%の未反応ヘキサン−1,6−ジオールアジペー
トを含んでいたが、その結果有機反応生成物のヘキサン
−1,6−ジオール含量は99.17重量%となった。
低沸及び高沸成分の蒸留除去の後で、製造されたヘキサ
ン−1,6−ジオールは、99.9重量%の純度で得ら
れた。比較的高沸の成分をプロセスに返したので、ヘキ
サン−1,6−ジオールに関するその総括的選択率は9
9.52重量%であった。
不変の活性を示し、その結果反応生成物の組成はこの期
間にわたって変わらなかった。
ルミニウム及びコバルトの酸化物の粉末をタブレット化
することによって製造された1.4lの水素化触媒によ
って不活性ガス下で満たした。タブレットの銅含量は4
9重量%であり、亜鉛含量は27重量%であり、アルミ
ニウム含量は1.8重量%であり、そしてコバルト含量
は0.22重量%であった。5mmの円筒高さ及び5m
mの径で、タブレットは、円筒外面上で110Nの圧縮
強度及び47m2/gの内部表面積を有していた。
触媒の活性化に引き続いて、水素圧力を250barに
上げた。引き続いて、1時間あたり、420gの実施例
2に従って得られたヘキサン−1,6−ジオールアジペ
ートを、250barの圧力下で5Nm3(s.t.
p)の水素と一緒に高圧チューブを通して連続的にポン
プ送りしたが、ヘキサン−1,6−ジオールアジペート
は、高圧チューブ中へ入れる前に、220℃の温度に加
熱した。反応チューブを去る粗製生成物(粗製ヘキサン
−1,6−ジオール)は、過剰の水素の分離及び<30
℃の温度への冷却の後で、そしてガスクロマトグラフィ
ーによる分析によって、 - 有機低沸成分に関しては -
0.68重量%の炭素数1〜6のモノアルコールをそし
て - 比較的高沸の成分に関しては - 0.38重量%の
未反応ヘキサン−1,6−ジオールアジペートを含んで
いたが、その結果有機反応生成物のヘキサン−1,6−
ジオール含量は98.94重量%となった。未反応ヘキ
サン−1,6−ジオールアジペートをプロセスに返した
ので、ヘキサン−1,6−ジオールに関するその総括的
選択率は99.32重量%であった。
不変の活性を示し、その結果反応生成物の組成はこの期
間にわたって変わらなかった。
中の590.5g(5モル)のコハク酸の溶液を、実施
例1におけるのと同じ反応器カスケードの第一反応器中
に入れ、この溶液を撹拌しながら130〜140℃の反
応温度に加熱し、そして生成した反応水を大気圧下で留
去した。2時間の滞留時間の後で、反応混合物を隣の第
二反応器中に流し込み、そこでは反応水の更なる部分を
140〜160℃の反応温度で大気圧下で留去した。最
後に、1時間の滞留時間の後で、反応混合物を第三反応
器中に流し込み、そして残りの反応水を800mbar
の圧力下でそして160℃の反応温度で除去した。更に
2時間の反応時間(全部で5時間)の後では、所望のエ
ステル化度に到達していた。得られたオリゴマー状ブタ
ンン−1,4−ジオールスクシネート(1,005g)
は、n=5の平均オリゴエステル化度(ゲルパーミエー
ションクロマトグラフィーによって測定された分子質量
分布)及び46mgKOH/g反応混合物の酸価を有し
ていた。第一及び/又は第二反応器を部分的に又は完全
に空にした後で、新しい量の反応混合物を添加すること
によって連続的にエステル化方法を継続することが可能
であった。
及び1mの長さを有する垂直な断熱された高圧チューブ
に、予め窒素をどっと流してそれから酸素を無くし、そ
して銅、亜鉛、アルミニウム及び鉄の酸化物の粉末をタ
ブレット化することによって製造された1.4lの水素
化触媒によってそれを満たした。タブレットの銅含量は
42重量%であり、亜鉛含量は17重量%であり、アル
ミニウム含量は2.0重量%であり、そして鉄含量は
0.2重量%であった。5mmの円筒高さ及び5mmの
径で、タブレットは、円筒外面上で125Nの圧縮強度
及び68m2/gの内部表面積を有していた。
性化するために、タブレットを最初に窒素の流れ(温
度:最高 200℃、量:5m3のN2/h(s.t.
p))の中で6時間乾燥させた。本当の活性化は、10
0barの窒素圧力及び180〜200℃の温度で行
い、この間に不活性ガスに水素を次第に混合したが、初
期相において混合されたこの水素の割合は10〜15容
量%を越えてはならない。24時間の過程にわたって、
ガス混合物中の窒素の割合を、最後には、純粋な水素が
反応器を通って流れるまでどんどん減らした。下流の分
離器中で収集される反応水がもはや生成しなくなった時
には、反応は終了していた。
システム中の水素圧力を150barに上げた。
施例1に従って得られていたブタン−1,4−ジオール
スクシネートを150barの圧力で5m3(s.t.
p)の水素と一緒に高圧チューブを通してポンプ送りし
たが、ブタン−1,6−ジオールスクシネートは、高圧
チューブ中へ入れる前に、上流の電気加熱された熱交換
器中で210℃の温度に加熱した。
ン−1,4−ジオール)を、第二熱交換器(水コンデン
サー)中で300barの水素圧力で<60℃の温度に
冷却し、そしてガス分離器中で過剰の水素から分離し、
この過剰の水素は水素化システムに返した。
への除圧の後で、反応生成物をガスクロマトグラフィー
によって分析した。
重量%のテトラヒドロフラン及び0.1重量%のn−ブ
タノールをそして、比較的高沸の成分に関しては、0.
4重量%の未反応ブタン−1,4−ジオールスクシネー
トを含んでいたが、その結果有機反応生成物のブタン−
1,4−ジオール含量は99.3重量%となった。
沸及び高沸成分の蒸留除去の後で、≧99.9重量%の
純度で得られた。
で、ブタン−1,4−ジオールに関するその総括的選択
率は99.7重量%であった。
不変の活性を示し、その結果反応生成物の組成はこの期
間にわたって変わらなかった。
である。
ω−ジカルボン酸からの4〜12個の炭素原子の脂肪族
α,ω−ジオールの製造方法であり、前記ジカルボン酸
の前記ジオールによるオリゴエステル化及び生成するオ
リゴエステルの液相中での接触水素化による方法であっ
て、オリゴエステルを、元素の周期表(メンデレエフ)
の鉄族の金属の又はマンガンの少なくとも一種の酸化物
を含む又は含まないCu酸化物、Zn酸化物及びAl酸
化物の圧縮された粉末から成る片の形の触媒の上で18
0〜250℃、好ましくは190〜240℃で、100
〜400bar、好ましくは150〜300barのH
2圧力で、そして化学量論的に必要とされる量の20〜
100倍の量のH2で連続的に水素化することを特徴と
する方法。
は1〜4つのエステル化段階で疑似連続的に、好ましく
は2つ又は3つのエステル化段階で疑似連続的に、反応
水の蒸留除去をしながら100〜240℃の温度範囲で
そして1500〜100mbarの圧力範囲で実施する
ことを特徴とする、上記1記載の方法。
いて、温度を、段階から段階へ10〜40℃だけ、好ま
しくは15〜30℃だけ、そして各々の段階内で5〜3
0℃だけ上昇させることを特徴とする、上記2記載の方
法。
いて、第一段階を大気圧で、最後の段階を200〜60
0mbarでそして、3又は4段階の場合には、中間段
階を400〜1000mbarで実施することを特徴と
する、上記2記載の方法。
ジカルボン酸あたり1.03〜1.15モル、好ましく
は1.05〜1.12モルのジオールの混合物から、3
〜6の平均エステル化度及び20〜50mgKOH/g
オリゴエステルの酸価が得られるようなやり方で製造す
ることを特徴とする、上記1記載の方法。
めの一層の精製なしで使用することを特徴とする、上記
1記載の方法。
いて、Cuの割合が40〜60重量%であり、Znの割
合が15〜30重量%であり、そしてAlの割合が0.
2〜6重量%であり、ここですべての数字は酸化物粉末
混合物の全量を基にしていて、そして100重量%への
残りは酸素から成ることを特徴とする、上記1記載の方
法。
化物が圧縮された酸化物粉末中に存在し、そしてそれら
の全量が全酸化物粉末の0.05〜1.5重量%、好ま
しくは0.1〜0.5重量%であることを特徴とする、
上記1記載の方法。
片の形の触媒が、2〜10mm、好ましくは3〜7mm
の寸法を有する円筒状又は球形の形、そして形作られた
本体表面上で50〜200N、好ましくは75〜150
Nの圧縮強度及び10〜90m2/g、好ましくは30
〜80m2/gの内部表面積を有することを特徴とす
る、上記1記載の方法。
水素化に先立って、180〜200℃でのH2による処
理によって活性化し、この処理の始めには10〜15容
量%のH2及び90〜85容量%の不活性ガスの混合物
を用いそして、処理の過程において、不活性ガス成分を
0容量%にまで減らすことを特徴とする、上記1記載の
方法。
Claims (1)
- 【請求項1】 4〜12個の炭素原子の脂肪族α,ω−
ジカルボン酸からの4〜12個の炭素原子の脂肪族α,
ω−ジオールの製造方法であり、前記ジカルボン酸の前
記ジオールによるオリゴエステル化及び生成するオリゴ
エステルの液相中での接触水素化による方法であって、
オリゴエステルを、元素の周期表(メンデレエフ)の鉄
族の金属の又はマンガンの少なくとも一種の酸化物を含
む又は含まないCu酸化物、Zn酸化物及びAl酸化物
の圧縮された粉末から成る片の形の触媒の上で180〜
250℃、好ましくは190〜240℃で、100〜4
00bar、好ましくは150〜300barのH2圧
力で、そして化学量論的に必要とされる量の20〜10
0倍の量のH2で連続的に水素化することを特徴とする
方法。
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