JPH09206604A - 弱塩基性アニオン交換樹脂の再生方法 - Google Patents

弱塩基性アニオン交換樹脂の再生方法

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JPH09206604A
JPH09206604A JP8018657A JP1865796A JPH09206604A JP H09206604 A JPH09206604 A JP H09206604A JP 8018657 A JP8018657 A JP 8018657A JP 1865796 A JP1865796 A JP 1865796A JP H09206604 A JPH09206604 A JP H09206604A
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JP
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exchange resin
anion exchange
basic anion
acrylonitrile
aldehydes
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JP8018657A
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Yoshiichi Uehara
与志一 上原
Yoshihiko Kanbara
芳彦 神原
Yasushi Tsukahara
靖 塚原
Shohei Nozaki
正平 野崎
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アクリロニトリルの精製等において使用し、ア
ルデヒド類を吸着した1級及び/または2級アミン基を
有する弱塩基性アニオン交換樹脂の交換能力を再生す
る。 【解決手段】アルデヒド類を吸着した1級及び/または
2級アミン基を有する弱塩基性アニオン交換樹脂を鉱酸
水溶液と接触させることにより、アルデヒド類に対する
交換能力を再生、回復せしめる。 【効果】従来法ではアルデヒド類に対する吸着能力の再
生は困難であったが、本発明の方法により容易に再生
し、アクリロニトリルの精製等に1級及び/または2級
アミン基を有する弱塩基性アニオン交換樹脂を繰返し使
用することが出来、工業的に極めて有利である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルデヒド類を含
んだ液体及び/または気体を精製することにより、アル
デヒド類の吸着能力が低下した1級及び/または2級ア
ミン基を有する弱塩基性アニオン交換樹脂の再生方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、1級及び/または2級アミン
基を有する弱塩基性アニオン交換樹脂にはアルデヒド類
が吸着することは知られている。 例えば、従来アクリ
ロニトリルから、その中に微量含まれるアクロレインに
代表されるようなアルデヒド類を除去するために、いく
つかの方法が提案されている。これらの中には、1級及
び/または2級アミン官能基を有する弱塩基性アニオン
交換樹脂と接触させることによって、アクリロニトリル
中に含まれるアクロレインに代表されるようなアルデヒ
ド類を除去することを、その全てまたは一部に含むこと
を特徴としている方法がある。
【0003】特公昭58−1108では、1級及び/ま
たは2級アミン基を交換基として有するポーラス型イオ
ン交換樹脂と接触させることによりアクリロニトリル中
のアクロレインを0.8ppm以下とすることができる
と記されている。このとき1級及び/または2級アミン
基を交換基として有するポーラス型イオン交換樹脂の交
換基は、遊離塩基形でも、交換基の一部もしくは実質的
に全てを炭酸イオン、塩酸イオン、硫酸イオンなどのよ
うな無機アニオン及び/また酢酸イオンに代表される有
機カルボン酸イオンなどによって塩の形に変換されてい
てもよいと記されている。
【0004】また、同様に特開昭58−134063で
は、1級及び/または2級アミン官能基を有するゲル型
の弱塩基性アニオン交換樹脂と接触させることによりア
クリロニトリル中のアルデヒド類、実質的にアクロレイ
ンを低減させることができると記載されている。
【0005】また、特開平7−145123には、アク
リロニトリルを強酸性カチオン交換樹脂、1級及び/ま
たは2級アミン基を有する弱塩基性アニオン交換樹脂、
さらに必要に応じて活性炭の順に接触させると、アクロ
レインに代表されるアルデヒド類が除去され、さらにこ
のアクリロニトリルを銅系触媒の存在下で水和反応して
得られるアクリルアミドは、ポリマーとした場合、良好
な水溶性と十分に高い分子量を持つと記されている。
【0006】これらの方法によって、アクリロニトリル
中に含まれるアクロレインに代表されるようなアルデヒ
ド類は除去される。しかしながら、アルデヒド類の吸着
能力が低下した1級及び/または2級アミン基を有する
弱塩基性アニオン交換樹脂の再生方法については、特公
昭58−1108、特開昭58−134063、特開平
7−145123の何れにも開示されていない。
【0007】一般に、弱塩基性アニオン交換樹脂は遊離
塩基形で使用され、主に酸性側溶液中でイオン交換性を
有し、塩酸や硫酸のような鉱酸を交換するだけでなく、
塩化アンモニウムのような弱塩基の塩などを分解交換を
する。使用された弱塩基性アニオン交換樹脂は苛性ソー
ダはもちろんのこと、アンモニア水や炭酸ソーダ水溶液
によってもイオン交換によって容易に再生される。
【0008】また、例えばアニオン交換樹脂を用いた水
処理で、精製能力が低下したアニオン交換樹脂を再生
し、これを繰り返し使用する場合、その樹脂層内部に無
機汚染物質及び有機汚染物質が沈積し、樹脂の交換基を
閉塞してしまうため徐々に再生効率が悪化することがあ
る。このようなとき、従来、無機汚染物質に対しては塩
酸処理、有機汚染物質に対しては温食塩処理、あるいは
温苛性ソーダ含有食塩処理、さらに上記方法で再生困難
の場合は次亜塩素酸ソーダ処理等が行われてきた。ま
た、弱塩基性アニオン交換樹脂では弱酸はイオン交換さ
れにくいが、例えば炭酸などの弱酸が少量吸着し、その
ために苛性ソーダによる再生効率が悪化するような場合
には、より強い酸である塩酸などの鉱酸によってイオン
交換処理した後、苛性ソーダによって再生を行うことも
ある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発明
者らが試験したところによれば、アルデヒド類の吸着能
力が低下した1級及び/または2級アミン基を有する弱
塩基性アニオン交換樹脂を、通常の弱塩基性アニオン交
換樹脂の再生と同じく苛性ソーダ等のアルカリで処理し
ても、アルデヒド類の吸着能力は全く回復されないこと
が明らかとなった。本発明は、アルデヒド類の吸着能力
が低下し、従来の方法では全く再生されない1級及び/
または2級アミン基を有する弱塩基性アニオン交換樹脂
を、再生することを目的としている。
【0010】本発明者らの知見によれば、例えば、アク
リロニトリル中に含まれるアクロレインに代表されるよ
うなアルデヒド類は、1級及び/または2級アミン基を
有する弱塩基性アニオン交換樹脂の交換基とシッフ塩基
を形成することによって樹脂に吸着、除去される。即
ち、アルデヒド類は中性の有機化合物であるので、1級
及び/または2級アミン基を有する弱塩基性アニオン交
換樹脂にイオン交換されて吸着、除去されるのではな
い。従って、苛性ソーダはもちろんのこと、アンモニア
水や炭酸ソーダ水溶液でも再生されない。 また、アル
デヒド類を含んだアクリロニトリルの精製によって、1
級及び/または2級アミン基を有する弱塩基性アニオン
交換樹脂樹脂層内部に無機汚染物質及び有機汚染物質が
沈積し、樹脂の交換基が閉塞されるわけでもないので、
温食塩処理、あるいは温苛性ソーダ含有食塩処理、さら
に、次亜塩素酸ソーダ処理等を行っても効果はない。
【0011】また、弱塩基性アニオン交換樹脂では弱酸
はイオン交換されにくいが、例えば炭酸などの弱酸が少
量吸着し、そのために苛性ソーダによる再生効率が悪化
するような場合には、より強い酸である塩酸などの鉱酸
によってイオン交換処理した後、苛性ソーダによって再
生を行うこともある。しかしながら、アルデヒド類は酸
類ではなく、この方法の目的にそぐわない。また、この
方法は苛性ソーダによる再生効率が悪化した場合、ある
いは苛性ソーダによる再生効率の低下を抑制したい場合
に供されるものであり、苛性ソーダによって全く再生さ
れない場合に供されるものではない。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、アルデヒ
ド類の吸着能力が低下した1級及び/または2級アミン
基を有する弱塩基性アニオン交換樹脂の再生方法につい
て、鋭意検討を加えた結果、アルデヒド類の吸着能力が
低下した1級及び/または2級アミン基を有する弱塩基
性アニオン交換樹脂を、鉱酸で処理することにより、1
級及び/または2級アミン基を有する弱塩基性アニオン
交換樹脂のアルデヒド類の吸着能力は回復することを見
出した。
【0013】即ち、本発明の弱塩基性アニオン交換樹脂
の再生方法は、アルデヒド類を吸着した1級及び/また
は2級アミン基を有する弱塩基性アニオン交換樹脂を鉱
酸水溶液と接触させることを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明において適用される1級及
び/または2級アミン基を有する樹脂は、交換基として
1級または2級アミン基のいずれか、あるいは両方が存
在すればよく、例えば、ダイヤイオンWA−20(商品
名、三菱化学社製)等のポーラス型樹脂、あるいは、例
えばレバチットOC−1059(商品名、バイエル社
製)等のゲル型樹脂何れでもよく、これらは市販のもの
を十分に水洗して用いることができる。無論、希薄なア
ルカリで前処理したのち、十分水洗して用いてもよい。
あるいは交換基の一部または実質的に全てを炭酸イオ
ン、塩酸イオン、硫酸イオンのような無機アニオン及び
/または酢酸イオンに代表される有機カルボン酸イオン
などによって塩の形に変換したものを十分水洗して用い
てもよい。あるいは、前処理の有無を問わず、水洗後の
樹脂を熱風、乾燥窒素、または、減圧乾燥により、十分
乾燥して用いてもよい。
【0015】例えば、1級及び/または2級アミン基を
有する樹脂を、アクロレインに代表されるようなアルデ
ヒド類を含んだアクリロニトリルの精製に使用する場合
について説明すると、適用されるアクリロニトリルは従
来公知のいずれの方法によって製造されたアクリロニト
リルでもよい。樹脂は塔類に充填し、固定床としてアク
リロニトリルと連続的に接触、精製できるほか、回分式
でも利用できる。また、鉱酸水溶液による再生をアクリ
ロニトリルの精製処理と同じ装置で行っても、あるいは
別の装置で行ってもよい。このとき、アクリロニトリル
の精製処理に使用された樹脂を塔類に充填し、固定床と
して鉱酸水溶液によって連続的に再生できるほか、回分
式でもよい。しかし、精製効率、再生効率、運転の容易
さ等の理由から、樹脂を塔類に充填し固定床として使用
し、さらにアクリロニトリルの精製処理と樹脂の再生処
理は同じ装置で行うことが望ましい。
【0016】アクリロニトリルの精製処理においては、
具体的には上記のように前処理した1級及び/または2
級アミン基を有する弱塩基性アニオン交換樹脂を塔に充
填し、連続的にアクリロニトリルを接触させる。アクロ
レインに代表されるようなアルデヒド類の吸着能力が低
下した時点で、塔内のアクリロニトリルを除去後、連続
的に鉱酸水溶液を接触させる。この樹脂を充填する塔の
材質は、アクリロニトリルや使用する鉱酸水溶液に侵さ
れない材質であれば良い。
【0017】本発明に使用される酸としては、塩酸、硫
酸、硝酸、リン酸、クロム酸、次亜塩素酸などの鉱酸の
うち1種類または2種類以上が選ばれる。また、純粋な
1種類または2種類以上の鉱酸を含む水溶液のかわり
に、カチオン交換樹脂を鉱酸によって再生する際に流出
される鉱酸を含む液を用いることも可能である。
【0018】本発明に使用される鉱酸水溶液の濃度は、
0.1〜10規定の範囲が好ましく、また鉱酸水溶液の
温度は0〜100℃の範囲が好ましい。使用される鉱酸
水溶液の総量は、使用する弱塩基性アニオン交換樹脂の
総交換容量の10〜100倍容量の範囲が望ましい。鉱
酸水溶液と弱塩基性アニオン交換樹脂との接触時間は、
1時間当たり樹脂容量の0.1〜10倍容量の範囲が好
ましい。
【0019】本発明における鉱酸水溶液による1級及び
/または2級アミン基を有する弱塩基性アニオン交換樹
脂の再生処理は、アクリロニトリルの精製後直ちに行っ
てもよいが、再生処理を行う前に水洗などにより樹脂層
内に残るアクリロニトリルを極力低減することが望まし
い。アルデヒド類は1級及び/または2級アミン基を有
する弱塩基性アニオン交換樹脂の交換基とシッフ塩基を
形成することによって樹脂に吸着、除去されるが、鉱酸
水溶液と接触により、1級及び/または2級アミン基を
有する弱塩基性アニオン交換樹脂の交換基とアルデヒド
類とのシッフ塩基は加水分解される。
【0020】このとき、1級及び/または2級アミン基
を有する弱塩基性アニオン交換樹脂は、使用した鉱酸と
の塩の形になっている。アクリロニトリル中に含まれる
アルデヒド類の除去の目的には、上記のような使用した
鉱酸との塩の形のまま、十分水洗してから使用すること
ができる。無論、希薄なアルカリで処理し遊離塩基形に
変換した後、十分水洗して用いてもよい。あるいは、さ
らに交換基の一部または実質的に全てを炭酸イオン、塩
酸イオン、硫酸イオンのような無機アニオン及び/また
は酢酸イオンに代表される有機カルボン酸イオンなどに
よって塩の形に変換したものを十分水洗して用いてもよ
い。あるいは、前処理の有無を問わず、水洗後の樹脂を
熱風、乾燥窒素、または、減圧乾燥により十分乾燥して
用いてもよい。
【0021】本発明の方法は、従来公知の製造及び精製
方法によって得られたアクリロニトリルの精製に使用さ
れた1級及び/または2級アミン基を有する弱塩基性ア
ニオン交換樹脂の再生に適用されることは勿論のこと、
その他、従来公知の製造工程の所々に使用されアルデヒ
ド類を吸着した1級及び/または2級アミン基を有する
弱塩基性アニオン交換樹脂の再生にも適用される。
【0022】
【実施例】次に実施例により本発明をさらに詳細に説明
する。
【0023】実施例1 <アクリロニトリルの精製>1級及び/または2級アミ
ン基を有する弱塩基性アニオン交換樹脂ダイヤイオンW
A−20(商品名、三菱化学社製)(遊離塩基形)30
mlを十分水洗したのち、内径19.2mm、長さ20
0mmのガラス製カラムに充填した。このカラムにアク
ロレインを2ppm含むアクリロニトリルを60ml/
hの流量で通液した。
【0024】アクリロニトリル通液開始5時間後より1
時間毎5時間にわたって各時点において、カラム出口で
少量のアクリロニトリルを採取し、アクロレイン含有量
をガスクロマトグラフィーにより分析した。何れも検出
限界(0.1ppm)以下であることを確認した。さら
に通液を続け、1日1回、カラム出口で少量のアクリロ
ニトリルを採取し、アクロレイン含有量を分析し、1p
pmが観測された時点で通液を終了した。
【0025】<弱塩基性アニオン交換樹脂の再生>通液
終了後、カラム内に残るアクリロニトリルをカラム下部
より抜き、その後50℃、2規定の硫酸水溶液を120
ml/hの流量で、ダイヤイオンWA−20の容量の5
0倍容量を通液した。その後、樹脂を十分水洗した。
【0026】<再生効果の確認>再生が終了し、十分水
洗したダイヤイオンWA−20が充填されたカラムにア
クロレインを2ppm含むアクリロニトリルを60ml
/hの流量で通液した。アクリロニトリル通液開始5時
間後より1時間毎5時間にわたって各時点において、カ
ラム出口で少量のアクリロニトリルを採取し、アクロレ
イン含有量を分析した。何れも検出限界(0.1pp
m)以下であることを確認した。
【0027】実施例2 1級及び/または2級アミン基を有する弱塩基性アニオ
ン交換樹脂の再生において、25℃の2規定の塩酸を使
用した以外は、実施例1と同様の操作を行ったところ、
再生後の通液において、アクロレインは検出限界以下で
あった。
【0028】実施例3 常法に従い、希塩酸で処理してH形とし、十分水洗した
強酸性カチオン交換樹脂レバチットS−100(商品
名、バイエル社製)30mlを、90℃、常圧で、約8
時間乾燥後、充填した内径19.2mm、長さ200m
mのガラス製カラムを、ダイヤイオンWA−20を充填
したカラムの前に接続した以外は実施例1と同様にアク
リロニトリルを精製した。また、弱塩基性アニオン交換
樹脂の再生において、まず25℃、2規定の硫酸水溶液
を120ml/hでレバチットS−100の充填された
カラムに通液し、レバチットS−100を再生した後、
そのカラムの出口液を50℃に加温してダイヤイオンW
A−20の充填されたカラムに通液した以外は、実施例
1と同様にダイヤイオンWA−20を再生した。2つの
塔を十分水洗した後、実施例1と同様の方法で再生効果
を確認したところ、再生後の通液において、アクロレイ
ンは検出限界以下であった。
【0029】比較例1 実施例1と同様にアクリロニトリルを精製した。ダイヤ
イオンWA−20の再生において、通液終了後、カラム
内に残るアクリロニトリルをカラム下部より抜き、その
後50℃、2規定の苛性ソーダ水溶液を120ml/h
の流量で、弱塩基性アニオン交換樹脂の容量の50倍容
量を通液した。樹脂を十分水洗した後、再びアクロレイ
ンを2ppm含むアクリロニトリルを60ml/hの流
量で通液した。実施例1と同様の方法で、再生効果を確
認することにしたが、アクリロニトリル通液開始5時間
ですでに、約1ppmのアクロレインが検出された。
【0030】
【発明の効果】本発明の方法によれば、アルデヒド類を
吸着してその能力が低下した1級及び/または2級アミ
ン基を有する弱塩基性アニオン交換樹脂を、容易に再生
し吸着能力を回復させることが出来、アクリロニトリル
の精製等に於いて繰り返し使用が可能となり、極めて効
果的である。
フロントページの続き (72)発明者 野崎 正平 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 東圧化学株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アルデヒド類を吸着した1級及び/または
    2級アミン基を有する弱塩基性アニオン交換樹脂を鉱酸
    水溶液と接触させることを特徴とする弱塩基性アニオン
    交換樹脂の再生方法。
  2. 【請求項2】1級及び/または2級アミン基を有する弱
    塩基性アニオン交換樹脂がアクリロニトリルの精製に用
    いられ、アルデヒド類を吸着したものである請求項1記
    載の弱塩基性アニオン交換樹脂の再生方法。
JP8018657A 1996-02-05 1996-02-05 弱塩基性アニオン交換樹脂の再生方法 Pending JPH09206604A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009118781A (ja) * 2007-11-15 2009-06-04 Japan Organo Co Ltd アルコール含有溶液中のアルデヒド化合物の除去方法及び該方法により精製された醸造酒
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