JPH09206015A - バッター液、マイクロ波調理用冷凍油揚げ食品及びその製造法 - Google Patents
バッター液、マイクロ波調理用冷凍油揚げ食品及びその製造法Info
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- JPH09206015A JPH09206015A JP8012532A JP1253296A JPH09206015A JP H09206015 A JPH09206015 A JP H09206015A JP 8012532 A JP8012532 A JP 8012532A JP 1253296 A JP1253296 A JP 1253296A JP H09206015 A JPH09206015 A JP H09206015A
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Abstract
ける保存時において、油ちょう直後のコロモのクリスピ
ーな食感の低下を軽減することができ、特に天ぷら、フ
リッター等に有用なバッター液、並びに冷凍保存時及び
マイクロ波調理時におけるコロモのクリスピー感の低下
を防止したマイクロ波調理用冷凍油揚げ食品及びその製
造法を提供すること。 【解決手段】小麦粉、デンプン及び水を含む油揚げ食品
用バッター液において、該バッター液が、融点30℃以
上の油脂含有物を、粒状及び/又はフレーク状として含
有している油揚げ食品用バッター液、このバッター液を
用いて油ちょう、冷凍したマイクロ波調理用冷凍油揚げ
食品とその製造法。
Description
期間、特に冷凍保存期間において、天ぷらやフリッター
等の油揚げ食品のクリスピー感等の低下を軽減すること
ができるバッター液、その製造法、並びに電子レンジ等
のマイクロ波調理器による解凍調理後においても油揚げ
食品のクリスピー感を保持することが可能なマイクロ波
調理用冷凍油揚げ食品、並びにその製造法に関する。
サクサク感及び具材自体の食感がミックスされた食感が
望まれており、通常油ちょう調理直後の油揚げ食品にお
いてはこのような食感が得られている。
が開発されており、前記油揚げ食品においても種々のも
のが提案されている。このような冷凍油揚げ食品には、
電子レンジ等のマイクロ波調理器により手軽に調理する
ことが可能なものが知られており、市販されている。
げ食品においては、具材の水分等が保存期間中にコロモ
に移行し、更にマイクロ波調理器により調理する場合に
は、マイクロ波照射時に発生する蒸発水分をコロモが吸
収し、油ちょう調理直後のコロモのクリスピーな食感が
著しく低下するという問題が生じる。そこで、このよう
な問題を解決するために、種々の提案がなされており、
バッター液の成分を種々調整する方法、バッター液中に
油脂をエマルジョンとして含有させる方法、更には冷凍
前に行う油ちょう処理を真空下、低温度で行う方法(特
開平6−253753号公報)等が提案されている。
ッター等のバッター液のみでコロモを形成するものの場
合、前述の水分吸収や水分移行の問題を特に受け易く、
これらの冷凍油揚げ食品やマイクロ波調理を意図した冷
凍油揚げ食品においては油ちょう調理直後のクリスピー
な食感が得られることが少ないのが実状である。
組成の組合わせが提案されており、中でも小麦粉とデン
プンとを組合わせたバッター液については古くから知ら
れている(特開昭56−92751号公報等)。しか
し、そのほとんどは、油揚げ食品を製造する際の具材へ
の付着性や作業性、更には油ちょう調理直後の食感改良
を目的としたものがほとんどである。
を、揚げギョウザ、揚げシュウマイ、春巻、揚げパイ等
の生地に均一分散させて、これらの油揚げ食品の生地の
食感をクリスピーで歯切れの良いものに改良する技術が
提案されている。しかし、このような固形の油脂を液状
であるバッター液中に固形の状態で含有させることにつ
いては全く知られていない。
は、油揚げ食品を油ちょう調理した後の冷凍等における
保存時において、油ちょう直後のコロモのクリスピーな
食感の低下を軽減することができ、特に天ぷら、フリッ
ター等のバッター液自体がコロモとなる油揚げ食品であ
ってもクリスピー感の低下を防止することができる油揚
げ食品用バッター液を提供することにある。
クロ波調理時におけるコロモのクリスピー感の低下を防
止し、特に天ぷら、フリッター等のバッター液自体がコ
ロモとなる油揚げ食品において有用なマイクロ波調理用
冷凍油揚げ食品及びその製造法を提供することにある。
粉、デンプン及び水を含む油揚げ食品用バッター液にお
いて、該バッター液が、融点30℃以上の油脂含有物
を、粒状及び/又はフレーク状として含有していること
を特徴とする油揚げ食品用バッター液が提供される。ま
た本発明によれば、前記バッター液の製造法であって、
小麦粉、デンプン及び水を含むバッター液を冷却し、該
冷却されたバッター液中に、液状である融点30℃以上
の油脂含有物を滴下し、該融点30℃以上の油脂含有物
を粒状及び/又はフレーク状に固化させてバッター液中
に含有させることを特徴とする油揚げ食品用バッター液
の製造法が提供される。更に本発明によれば、前記バッ
ター液を接触・付着させた油揚げ食品用基材を油ちょう
し、冷凍してなることを特徴とするマイクロ波調理用冷
凍油揚げ食品が提供される。また本発明によれば、油揚
げ食品用基材に、前記バッター液を接触・付着させ、1
50〜190℃の油温で第1段目の油ちょう処理をした
後、該第1段目の油温より低く、且つ135℃以上の油
温で第2段目の油ちょう処理を行い、次いで冷凍するこ
とを特徴とする前記マイクロ波調理用冷凍油揚げ食品の
製造法が提供される。
ター等の油揚げ食品に用いるものであって、冷凍等の保
存時やマイクロ波調理時におけるコロモのクリスピーな
サクサク感の低下を防止するように作用し得る。このバ
ッター液は、小麦粉、デンプン、水、並びに粒状(球状
である粉末状や不定形の粒状のいずれであっても良い)
及び/又はフレーク状の形態で融点30℃以上の油脂含
有物を必須成分として含有する。好ましくは、デンプン
としてはハイアミロースデンプンを含有させるのが望ま
しく、更には糖類及び/又はデンプン分解物や揚げ玉等
を含有させるのが好ましい。
は、油揚げ食品のコロモからの効率的な水分除去を良好
にするよう作用しうる成分であって、油脂含有物の油脂
としては、融点30℃以上、好ましくは融点30〜60
℃の食用油脂であれば良く、具体的には例えば綿実油、
大豆油、ピーナッツ油、コーン油、サフラワー油、パー
ム油、パーム核油、カカオ脂、菜種油等の植物油脂;ラ
ード、牛脂、魚油等の動物油脂;これら動植物油脂の水
素添加された硬化油、分別油、分別硬化油又はこれらの
混合油脂等を挙げることができる。油脂含有物には、前
記融点30℃以上の油脂の他に、必要に応じて乳化剤等
を配合することもできる。乳化剤としては、HLBが7
以下のものであれば特に限定されるものではないが、グ
リセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸
エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エス
テル、レシチン又はこれらの混合物等を挙げることがで
きる。この乳化剤を配合する場合の配合割合は、油脂含
有物中の油脂と乳化剤の合計量に対して、0.1〜10
重量%の範囲が好ましい。
て、粒状及び/又はフレーク状の形態として含有させる
必要がある。その粒径は、好ましくは0.2〜5mm程
度が望ましいが、特に限定されるものではない。このよ
うに油脂含有物を固形状態で含有させるには、油脂含有
物を、凍結粉砕、押出し造粒、噴霧冷却造粒等して所望
の粒状又はフレーク状に成形し、含有させることができ
る。この際含有させるバッター液の液温は、当然油脂含
有物の融点未満に調整しておく必要がある。また、特に
簡易で好ましい方法としては、所定の油脂含有物を配合
していないバッター液を、あらかじめ油脂含有物の融点
よりも好ましくは−10℃以上、特に好ましくは−20
℃以上低い液温に冷却しておき、該冷却されたバッター
液中に、溶融した液状の油脂含有物を所望量滴下し、冷
却されたバッター液中で油脂含有物を粒状及び/又はフ
レーク状に固化させてバッター液中に含有させる方法等
を挙げることができる。このように液状の油脂含有物を
冷却したバッター液中で固化させた場合、ほとんど粉末
状の油脂含有物とさせることができる。
は、バッター液全体に対して、2〜30重量%、特に5
〜20重量%が好ましい。2重量%未満では、所望の効
果が得られ難く、30重量%を超えるとコロモを形成さ
せることができず、油ちょう中に散ってしまったり、ま
た油っぽくなりコロモとして好ましくなくなる恐れがあ
るので好ましくない。
は、薄力粉、中力粉、強力粉のいずれであっても良い
が、好ましくは薄力粉を含んでいるのが望ましい。小麦
粉の配合量は、バッター液全量に対して、10〜45重
量%、特に10〜30重量%が好ましい。
ては、種子起源、根茎起源のいずれのデンプンを使用す
ることができ、例えば米デンプン、馬鈴薯デンプン、タ
ピオカデンプン、小麦デンプン及びこれらの化工デンプ
ン等を用いることができる。好ましくは所望効果の更な
る向上のためにいずれかのハイアミロースデンプンを用
いるのが望ましい。この際、ハイアミロースデンプンと
は、アミロース含量が25%以上のデンプンを意味し、
特に好ましくはアミロース含量が30%以上のハイアミ
ロースデンプンの使用が望ましい。
ンプンの配合割合も含めて、バッター液全量に対して、
5〜30重量%、特に5〜20重量%が好ましい。5〜
30重量%の範囲外では、所望の効果が得られない恐れ
があるので好ましくない。
水であれば良く、その配合割合は、バッター液全量に対
して、35〜70重量%、特に40〜65重量%である
のが好ましい。
を向上させるために、糖類及び/又はデンプン分解物を
配合することもできる。糖類及びデンプン分解物として
は、単糖類、少糖類、多糖類のいずれであっても良い
が、好ましくは平均重合度4程度のオリゴ糖、DE30
〜2のデキストリン等を挙げることができる。糖類及び
/又はデンプン分解物を配合する場合の配合割合は、バ
ッター液全量に対して、3〜25重量%、特に5〜20
重量%であるのが好ましい。
感の変化を生じにくくし、保存期間を1〜2月程度延長
させる所望の効果を向上させるために、揚げ玉を配合す
ることもできる。揚げ玉としては、通常小麦粉を主成分
とするものを粒状に成形し油ちょう処理した揚げ玉であ
れば特に限定されるものではない。好ましい揚げ玉の構
成材料成分としては、小麦粉、デンプン、糖類、乳化剤
と油と水とからなる乳化物、カルシウム等を挙げること
ができる。これらの具体例としては、前述の各成分で列
挙したものを好ましく挙げることができる。また前記乳
化物は、好ましくは水:油を重量比で7:3程度とし、
乳化物となるように乳化剤を適量添加したもの等を挙げ
ることができる。各成分の好ましい配合割合は、小麦粉
20〜35重量%、デンプン15〜30重量%、糖類1
0〜15重量%、乳化物20〜55重量%を合計量10
0重量%となるように配合するのが望ましい。揚げ玉の
粒径は、1〜6mm程度が好ましい。揚げ玉を配合する
場合の配合割合は、バッター液全量に対して、2〜40
重量%、特に5〜30重量%であるのが好ましい。
記各成分の他に、調味料、着色剤、香料、増粘剤、卵
白、卵黄、食物繊維等を含有させることもできる。ま
た、バッター液自体は、通常エマルジョンではないが、
エマルジョンとすることも可能である。
30℃以上の油脂含有物を、粒状及び/又はフレーク状
として含有させるように各成分を撹拌混合する方法によ
り得ることができるが、好ましくは、前述の冷却したバ
ッター液中に液状の融点30℃以上の油脂含有物を滴下
して調製する方法により得ることができる。
は、前述のバッター液を接触・付着させた油揚げ食品用
基材を油ちょうし、冷凍したものである。油揚げ食品用
基材は、野菜類、肉類、魚介類又はこれらの加工品等の
油揚げ食品の具材として使用されているものであれば特
に限定されるものではない。特に、天ぷら、フリッター
の基材が好ましい。
付着させるには、目的とする油揚げ食品の通常のバッタ
ー液の付着方法により行うことができる。例えばバッタ
ー液中に基材を通したり浸漬させる方法、バッター液と
基材とを混合する方法、バッター液を塗布する方法等に
より行うことができる。また、フライ類を製造する場合
には、バッターを付着させた後、常法によりパン粉等を
更に接触・付着させることもできる。
用基材を油ちょうするには、通常の150〜190℃程
度の油温において油ちょうすることにより行うことがで
きるが、前記バッター液の効果を十分に発揮させ、且つ
こげ目が生じないように油ちょうするには、150〜1
90℃の油温で第1段目の油ちょう処理をした後、該第
1段目の油温より低く、且つ135℃以上の油温で第2
段目の油ちょう処理を行う方法が好ましい。第1段目の
油ちょう時間は、油温に応じて設定することができる
が、好ましくは15〜90秒の範囲である。第2段目の
油ちょうは、第1段目の油温より低く、好ましくは15
〜65℃程度低い温度で(但し135℃以上である必要
がある)油ちょうする。第2段目の油ちょう時間も油温
に応じて設定することができるが、好ましくは90〜2
40秒の範囲である。この際第1段目と第2段目の油ち
ょう処理は、連続的に行っても、また第1段目の油ちょ
う処理終了後、一旦油ちょう物を油から揚げ、第2段目
の油ちょう処理を行っても良い。また、第3段目以降の
油ちょう処理を行うこともできるが、工程が煩雑化し、
更には2回の油ちょう処理で前記バッター液の特性を十
分に引き出せるので2回油ちょうが望ましい。
のが好ましく、その温度は、好ましくは−10℃以下で
行なうことができる。この際冷凍温度の下限は特に限定
されるものではない。また冷凍処理後の冷凍保存も−1
0℃以下、特に−18℃以下で保存するのが好ましい。
は、公知の電子レンジ等のマイクロ波調理器を用いて調
理することができ、好ましくは30〜100秒間の電子
レンジ調理等を行なって食することができる。
の油脂含有物を、粒状及び/又はフレーク状として含有
しているので、油揚げ食品を油ちょう調理した後の冷凍
等における保存時において、油ちょう直後のコロモのク
リスピーな食感の低下を軽減することができ、特に天ぷ
ら、フリッター等のバッター液自体がコロモとなる油揚
げ食品であってもクリスピー感の低下を防止することが
できる。また、本発明のマイクロ波調理用冷凍油揚げ食
品は、前記バッター液を使用しているので、1か月を超
える長期間に及ぶ冷凍保存においても、且つマイクロ波
調理時の蒸発水分の発生によっても油ちょう直後のコロ
モのクリスピーな食感の低下を軽減し、良好なコロモの
サクサク感及び具材の食感を得ることができる。更に本
発明のマイクロ波調理用冷凍油揚げ食品の製造法では、
特定の2段階の油ちょう処理を行うので、前記バッター
液の特性を十分に引き出したマイクロ波調理用冷凍油揚
げ食品を製造することができる。
細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものでは
ない。
部を、水220重量部と混合しながらケーキ用ミキサー
により3分間撹拌混合した。撹拌混合を続けながら、パ
ーム由来の粒状油脂(融点50℃)60重量部を徐々に
ゆっくり添加して、天ぷら用バッター液を調製した。こ
のバッター液は、粒状の油脂が固形粒状のまま分散され
ている状態であった。
マネギと、適度に細断したホウレン草とを、これら具材
の40容量%程度の前記調製した天ぷら用バッター液に
十分混合してバッター液を付着させた。続いて油温16
0℃で4分間油ちょう処理した後、−18℃で凍結さ
せ、冷凍かき揚げ天ぷらを製造した。得られたかき揚げ
天ぷらの食感を、油ちょう直後、凍結1日後、凍結3月
後にそれぞれ8名のパネルにより評価した。凍結後のか
き揚げ天ぷらについては、市販の電子レンジで60秒間
解凍した後の食感を評価した。結果を平均値として表1
に示す。尚、評価は、5点満点とし、以下に基づいて行
った。 5点:とてもサクサクする、 4点:少しサクサクする、 3点:普通、 2点:あまりサクサクしない、 1点:全くサクサクしない
部を、水220重量部と混合しながらケーキ用ミキサー
により3分間撹拌混合した後、10℃に冷却した。一
方、あらかじめパーム由来の粒状油脂(融点50℃)を
容器に入れ50℃の温水中で液化させた。この液化させ
た油脂を、前記10℃に冷却した混合物中に撹拌しなが
ら徐々に滴下し、混合物中において粒状に固形化させ、
分散させて天ぷら用バッター液を調製した。得られた天
ぷら用バッター液を用いて、実施例1と同様にかき揚げ
天ぷらを製造し、各評価を行った。結果を表1に示す。
と、適度に細断したホウレン草とを、これら具材の40
容量%程度の実施例2で調製した天ぷら用バッター液に
十分混合してバッター液を付着させた。続いて油温17
0℃で30秒間一段目の油ちょうをした後、一旦油から
引き上げ、続いて150℃で150秒間2段目の油ちょ
うを行ってかき揚げ天ぷらを製造した。得られたかき揚
げ天ぷらについて、実施例1と同様に凍結処理を施し、
各評価を行った。結果を表1に示す。
ロコシ由来のハイアミロースデンプン(アミロース含量
50%)40重量部を用いた以外は、実施例1と同様に
天ぷら用バッター液を調製した。得られた天ぷら用バッ
ター液を用いて、実施例3と同様にかき揚げ天ぷらを製
造し各評価を行った。その結果を表1に示す。
ロコシ由来のハイアミロースデンプン(アミロース含量
50%)40重量部を用い、更に平均重合度4のオリゴ
糖60重量部を添加した以外は、実施例1と同様に天ぷ
ら用バッター液を調製した。得られた天ぷら用バッター
液を用いて、実施例3と同様にかき揚げ天ぷらを製造し
各評価を行った。その結果を表1に示す。
ロコシ由来のハイアミロースデンプン(アミロース含量
50%)40重量部を用い、更にデキストリン60重量
部を添加した以外は、実施例2と同様に天ぷら用バッタ
ー液を調製した。得られた天ぷら用バッター液を用い
て、実施例3と同様にかき揚げ天ぷらを製造し各評価を
行った。その結果を表1に示す。
比で9:1に混合し、粉体重量の50重量%に相当する
水を加えて十分混合した後、粒径1〜6mm程度となる
ように160℃の油に滴下して油ちょうし揚げ玉を調製
した。得られた揚げ玉45重量部、小麦粉80重量部、
トウモロコシ由来のハイアミロースデンプン(アミロー
ス含量50%)40重量部及び平均重合度4のオリゴ糖
40重量部を、水220重量部と混合しながらケーキ用
ミキサーにより3分間撹拌混合した。撹拌混合を続けな
がら、パーム由来の粒状油脂(融点50℃)60重量部
を徐々にゆっくり添加して、天ぷら用バッター液を調製
した。このバッター液は、粒状の油脂が固形粒状のまま
分散されている状態であった。得られた天ぷら用バッタ
ー液を用いて、実施例1と同様にかき揚げ天ぷらを製造
し、各評価を行った。結果を表1に示す。
量である20重量部とした以外は、実施例5と同様にバ
ッター液を調製した後、かき揚げ天ぷらを製造し各評価
を行った。結果を表1に示す。
量部とした以外は、実施例5と同様にバッター液を調製
した後、かき揚げ天ぷらを製造し各評価を行った。結果
を表1に示す。
りに、パーム由来の粒状油脂60重量部とW/O型乳化
剤(商品名「エマルジーMS」理研ビタミン社製、グリ
セリン脂肪酸エステル)0.6重量部との混合物を用い
た以外は実施例5と同様にバッター液を調製した後、か
き揚げ天ぷらを製造し各評価を行った。結果を表1に示
す。
い以外は実施例1と同様にバッター液を調製した後、か
き揚げ天ぷらを製造し各評価を行った。結果を表1に示
す。
に、大豆白絞油60重量部を用いた以外は実施例1と同
様にバッター液を調製した。このバッター液は、大豆白
絞油が液状のままバッター液中に存在するものであっ
た。得られたバッター液を用いて実施例1と同様にかき
揚げ天ぷらを製造し各評価を行った。結果を表1に示
す。
ロコシ由来のハイアミロースデンプン(アミロース含量
50%)40重量部を用いた以外は、比較例1と同様に
天ぷら用バッター液を調製した。得られた天ぷら用バッ
ター液を用いて、実施例3と同様にかき揚げ天ぷらを製
造し各評価を行った。その結果を表1に示す。
ロコシ由来のハイアミロースデンプン(アミロース含量
50%)40重量部を用い、更に平均重合度4のオリゴ
糖60重量部を添加した以外は、比較例1と同様に天ぷ
ら用バッター液を調製し、かき揚げ天ぷらを製造して各
評価を行った。その結果を表1に示す。
Claims (7)
- 【請求項1】 小麦粉、デンプン及び水を含む油揚げ食
品用バッター液において、該バッター液が、融点30℃
以上の油脂含有物を、粒状及び/又はフレーク状として
含有していることを特徴とする油揚げ食品用バッター
液。 - 【請求項2】 前記デンプンが、ハイアミロースデンプ
ンを含有することを特徴とする請求項1記載のバッター
液。 - 【請求項3】 更に糖類及び/又はデンプン分解物を含
有することを特徴とする請求項1又は2記載のバッター
液。 - 【請求項4】 更に揚げ玉を含むことを特徴とする請求
項1〜3のいずれか1項記載のバッター液。 - 【請求項5】 請求項1記載のバッター液の製造法であ
って、小麦粉、デンプン及び水を含むバッター液を冷却
し、該冷却されたバッター液中に、液状である融点30
℃以上の油脂含有物を滴下し、該融点30℃以上の油脂
含有物を粒状及び/又はフレーク状に固化させてバッタ
ー液中に含有させることを特徴とする油揚げ食品用バッ
ター液の製造法。 - 【請求項6】 請求項1〜4項のいずれか1項記載のバ
ッター液を接触・付着させた油揚げ食品用基材を油ちょ
うし、冷凍してなることを特徴とするマイクロ波調理用
冷凍油揚げ食品。 - 【請求項7】 油揚げ食品用基材に請求項1〜4項のい
ずれか1項記載のバッター液を接触・付着させ、150
〜190℃の油温で第1段目の油ちょう処理をした後、
該第1段目の油温より低く、且つ135℃以上の油温で
第2段目の油ちょう処理を行い、次いで冷凍することを
特徴とする請求項6記載のマイクロ波調理用冷凍油揚げ
食品の製造法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP01253296A JP3541096B2 (ja) | 1996-01-29 | 1996-01-29 | バッター液、マイクロ波調理用冷凍油揚げ食品及びその製造法 |
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---|---|---|---|
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Publication Number | Publication Date |
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JPH09206015A true JPH09206015A (ja) | 1997-08-12 |
JP3541096B2 JP3541096B2 (ja) | 2004-07-07 |
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JP01253296A Expired - Lifetime JP3541096B2 (ja) | 1996-01-29 | 1996-01-29 | バッター液、マイクロ波調理用冷凍油揚げ食品及びその製造法 |
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- 1996-01-29 JP JP01253296A patent/JP3541096B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP3541096B2 (ja) | 2004-07-07 |
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