JPH09204349A - 情報表示システム、情報提供装置及び情報表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、サーバとクライアントがネットワー
クを介して接続されており、サーバからクライアントに
情報を提供してクライアント側でその提供された情報を
表示する情報表示システムに関し、クライアントからサ
ーバに向けて情報の提供を要求してからクライアント側
でその情報を表示する間での時間を短縮する。 【解決手段】クライアント側で最初に表示する部分情報
のみ非圧縮の形式でサーバからクライアントに転送し、
残りの部分情報は圧縮された形式でサーバからクライア
ントに転送する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、情報を格納してお
き、情報提供要求を受け付けて情報提供要求元に向けて
要求された情報を提供する情報提供装置（いわゆるサー
バ）、情報提供元に向けて情報提供を要求し、その情報
提供元から提供された情報を表示画面上に表示する情報
表示装置（いわゆるクライアント）、およびそれら情報
提供装置と情報表示装置とが通信回線を介して接続され
てなる情報表示システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、益々、上記のような情報表示シス
テム、すなわち、サーバとクライアントとが例えば電話
回線やＬＡＮ等の通信回線で接続されたシステムが広く
普及している。図２１は、サーバとクライアントを有す
るネットワークシステムの一構成例を示す図である。通
常、クライアントは複数接続されており、サーバも複数
接続されている場合もあるが、ここでは簡単のため、１
台のサーバと１台のクライアントが接続されているもの
とする。

【０００３】また、図２２は、サーバに格納された情報
の形式を示す模式図である。サーバには、大容量の情報
蓄積装置１１が備えられている。この情報蓄積装置１１
には、図２２（Ａ）に示すような、そのまま表示するこ
とのできる非圧縮の形式の情報や、図２２（Ｂ）に示す
ような、そのままでは正しい情報として表示されない、
圧縮された形式の情報が多数格納されている。情報を圧
縮された形式で格納しておく利点はデータ容量が削減さ
れるからであり、正しい情報として表示するためには、
非圧縮の形式に伸長（解凍）する必要がある。

【０００４】また、サーバ１０には、情報蓄積装置１１
をアクセスするためのプログラムやその情報蓄積装置１
１から読み出された情報をネットワーク３０を経由して
クライアント２０に送るためのプログラム等このサーバ
１０を動作させるためのプログラムを実行する、パーソ
ナルコンピュータ（ＰＣ）あるいはワークステーション
（ＷＳ）等のコンピュータ１２、および、このサーバ１
０を管理する際の情報を表示するディスプレイ１３が備
えられている。

【０００５】このサーバ１０は、基本的に上記のような
構成を有し、情報をネットワーク３０経由でクライアン
ト２０に提供するためのシステムである。特に有名なサ
ーバシステムとしてインターネットのＷＷＷ（Ｗｏｒｌ
ｄ Ｗｉｄｅ Ｗｅｂ）が知られている。通常、ＵＮＩ
ＸあるいはＷｉｎｄｏｗｓ ＮＴ等のＯＳ上でＨＴＴＰ
デーモンを動作させることでＭｏｓａｉｃ等のクライア
ントアプリケーションからのアクセスが可能になり、目
的の情報をクライアントに転送することが可能になる。

【０００６】一方、クライアント２０は、サーバ１０か
ら送られてきた情報を表示するディスプレイ２１を備え
たコンピュータシステムであり、ネットワーク３０を経
由してデータを送受信するためのインターフェース２
２、ＯＳ、アプリケーションソフトウェア等を実行する
ＣＰＵ２３、それらＯＳ、アプリケーションソフトウェ
アや各種データをＣＰＵ２３で参照するために一時的に
格納するメモリ２４、ＯＳ、アプリケーションソフトウ
ェア、データ等を格納しておく情報蓄積装置２５、およ
び、キーボードやマウス等からなるユーザインターフェ
ース２６が備えられている。情報蓄積装置２５は、通
常、ハードディスク装置等からなり、この情報蓄積装置
２５に圧縮形式のデータを伸長（解答）するアプリケー
ションソフトウェア、情報表示用のアプリケーションソ
フトウェア等が格納されている。それらのアプリケーシ
ョンソフトウェアは、ＣＰＵ２３での実行にあたってメ
モリ２４に展開される。また、この情報蓄積装置２５
は、サーバ１０から転送されてきた情報の一時的な格納
場所ともなっている。

【０００７】このクライアント２０は、基本的には、上
記のような通常のパーソナルコンピュータの構成を有
し、例えばＭｏｓａｉｃ等のＷＷＷブラウザ（通信用ソ
フトウェアの一例）が動作可能であり、ネットワーク３
０を経由してサーバ１０に対し情報の提供を要求し、サ
ーバ１０からネットワーク３０を経由して送られてきた
情報をディスプレイ２１に表示する。ディスプレイ２１
に表示された情報のうち、他の情報にリンクされた文字
あるいは静止画部分を、ユーザインターフェース２６と
して備えられたマウスでクリックすることで、そのリン
クされた情報を表示することも可能である。

【０００８】図２３は、サーバとクライアントにおける
基本処理ルーチンの概要を示すフローチャートである。
先ずクライアント側で通信用ソフトウェアが起動され
（ステップ２０−１）、表示しようとする情報をサーバ
に要求する（ステップ２０−２）。サーバ側ではクライ
アントから情報提供要求があったか否かを監視しており
（ステップ１０−１）、クライアントからの情報提供要
求があると、その要求された情報（ファイル）をクライ
アントに転送する（ステップ１０−２）、クライアント
側では、その転送されてきたファイルのヘッダを参照
し、そのヘッダに記録されている情報から、圧縮された
形式のファイルであるか非圧縮の形式のファイルである
かを判定する（ステップ２０−３）。非圧縮の形式のフ
ァイルであったときは、その情報が全て受信されるのを
待って（ステップ２０−４）、その受信した情報を表示
する（ステップ２０−５）。

【０００９】また、ステップ２０−３において、サーバ
から転送されてきたファイルが圧縮された形式の情報フ
ァイルであると判定されたときは、ステップ２０−６に
進み、その提供されてきているファイルを保存するか否
かが判定される。ファイルを保存するか否かの判定を行
なうのは、圧縮ファイルの場合、その圧縮ファイルを伸
長するのに時間がかかるため、あるいは対応する伸長ソ
フトウェアを別途用意する必要があるため、表示せずに
破棄することもよくあるからである。この判定はクライ
アントの利用者によるユーザインターフェース２６の操
作により行なってもよく、あるいは、あらかじめ、圧縮
ファイルの場合は保存しない旨、クライアントに指示し
ておいてもよい。保存する場合は、その圧縮ファイルの
受信が完了するのを待って（ステップ２０−７）、その
受信された情報を圧縮された形式のまま、情報蓄積装置
２５（図１参照）に格納する（ステップ２０−８）。

【００１０】その保存の後、情報伸長プログラムが起動
され、情報蓄積装置２５に格納された圧縮ファイルが非
圧縮の形式に伸長されてディスプレイ２１に表示され
る。

【００１１】

【発明が解決しようとする課題】上記のような、サーバ
からクライアントに情報を送ってクライアント側でその
送られてきた情報を表示するシステムにおいて、クライ
アントからサーバに対し情報提供を要求した後、サーバ
から短時間のうちに情報が送られてきて直ちに表示され
ることが望まれる。

【００１２】ところが、非圧縮の形式の情報の場合、サ
ーバ１０からクライアント２０に情報を送るのに時間が
かかり、特にネットワーク３０の通信速度が低速の場合
や情報量の大きな情報、例えばイメージや動画等の情報
を送る場合、その情報が表示されるまでに長時間を要
し、その間クライアント２０の利用者が長時間待たされ
るという問題がある。また、ネットワーク３が電話回線
の場合、通信時間がかかるため回線使用料が増えるとい
う問題、インターネットを利用している場合、回線占有
率が増えるため、利用者が多いと転送速度が低下すると
いう問題もある。

【００１３】一方、サーバ１０からクライアント２０に
圧縮された形式の情報を転送する場合、情報が圧縮され
データ容量が小さくなっている分だけ通信時間は短くし
て済むが、その圧縮情報を受信したクライアント側で、
表示を行なう前に非圧縮の形式に伸長（解凍）する必要
があり、この伸長（解凍）に時間がかかり、やはり表示
されるまでに長時間を要するという問題がある。

【００１４】図２４は、ＧＩＦ形式のイメージ情報の表
示方法を示す模式図である。ＧＩＦ形式のイメージ情報
において、図２４（Ａ）のように上から下に向かって順
次並んだ走査線１，２，３，…の順に画像を表示するこ
とに代わり、図２４（Ｂ）に示すように、飛び飛びの走
査線１，２，３，…の順に画像を表示するいわゆるイン
ターレース再生を行なうことが知られている。このイン
ターレース再生の場合であっても、一枚の画像全体が表
示されるまでの時間は図２４（Ａ）の場合と同じである
が、先ず概略の画像が表示され、その後画像の細部が表
示されるため、クライアント２０の利用者には、あたか
も、サーバ１０に情報を要求してから短時間に画像が表
示されたかのような印象を与え、クライアント２０の利
用者は、画像が表示されるまで長時間待たされたという
いら立ちから解放される。ただしこの方式はＧＩＦ形式
のイメージにのみ適用され、他のファイル形式の情報に
は適用されず、また、クライアント２０の利用者に画像
が直ちに表示されたかのような錯覚を与えているだけで
あって、真の意味で情報の表示を早めているものではな
い。

【００１５】本発明は、上記事情に鑑み、情報の提供を
要求してからその情報が表示されるまでの時間が短縮さ
れた情報表示システム、およびその情報表示システムに
好適な情報提供装置（サーバ）、情報表示装置（クライ
アント）を提供することを目的とする。

【００１６】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の情報表示システムは、情報を格納しておき、情報提
供要求を受け付けて情報提供要求元に向けて要求された
情報を提供する情報提供装置と、情報提供装置に向けて
情報提供を要求し、情報提供装置から提供された情報を
表示画面上に表示する情報表示装置とが通信回線を介し
て接続されてなる情報表示システムにおいて、情報提供
装置が、情報表示装置に情報を提供するにあたり、その
情報が複数に分割されてなる複数の部分情報のうち情報
表示装置で最初に表示される第１の部分情報を非圧縮の
形式で情報表示装置に提供するとともに、その第１の部
分情報を除く残りの部分情報のうちの少なくとも一部か
らなる第２の部分情報を圧縮された形式で情報表示装置
に提供する情報提供手段を備え、情報表示装置が、上記
第２の部分情報を非圧縮の形式に伸長する情報伸長手段
と、上記第１の部分情報を先ず表示するとともにその表
示の後第１の部分情報以外の部分情報を表示する表示制
御手段とを備えたことを特徴とする。

【００１７】ここで、上記本発明の情報表示システム
は、上記情報表示装置が、その情報表示装置に表示され
る文字数を表わすもしくはその文字数に換算される文字
数情報を情報提供装置に通知する文字数通知手段を備
え、上記情報提供装置が、情報表示装置に提供する情報
を、その情報表示装置から通知を受けた文字数情報に応
じたサイズに分割することにより上記複数の部分情報を
生成するものであってもよい。

【００１８】また、上記本発明の情報表示システムにお
いて、上記情報表示装置が、情報提供装置に、情報の提
供を、情報提供装置からの情報の提供に先立って 要求
するとともに、情報提供装置から提供された情報を表示
している途中においても表示の更新のたびに情報提供装
置に情報の提供を要求する情報提供要求手段を備え、上
記情報提供手段が、情報表示装置に情報を提供するにあ
たり、その情報表示装置からの最初の情報提供要求に応
じて上記第１の部分情報を非圧縮の形式で提供するとと
もに、残余の部分情報はその情報表示装置からの新たな
情報提供要求に応じて圧縮された形式で提供するもので
あってもよい。

【００１９】あるいは、上記本発明の情報表示システム
において、上記情報表示装置が、情報提供装置に、情報
の提供を、情報提供装置からの情報の提供に先立って要
求するとともに、情報提供装置から提供された情報を表
示している途中においても表示の更新のたびに情報提供
装置に情報の提供を要求する情報提供要求手段を備え、
上記情報提供手段が、情報表示装置に情報を提供するに
あたり、その情報表示装置からの最初の情報提供要求に
応じて上記第１の部分情報を非圧縮の形式で提供し、か
つ、その第１の部分情報の表示に続いて表示される部分
情報を圧縮された形式で提供し、残余の部分情報は、情
報表示装置からの新たな情報提供要求に応じて圧縮され
た形式で提供するものであってもよい。

【００２０】また、上記本発明の情報表示システムを構
成するのに好適な情報提供装置は、情報を格納してお
き、情報提供要求を受け付けて情報提供要求元に向けて
要求された情報を提供する情報提供装置において、提供
される情報が複数に分割されてなる複数の部分情報のう
ち、情報提供要求元に最初に提供される第１の部分情報
を非圧縮の形式で情報提供要求元に提供するとともに、
その第１の部分情報を除く残りの部分情報のうちの少な
くとも一部からなる第２の部分情報を圧縮された形式で
情報提供要求元に提供する情報提供手段を備えたことを
特徴とする。

【００２１】ここで、上記本発明の情報提供装置は、情
報提供要求元で一回に利用される文字数を表わすもしく
は文字数に換算される文字数情報の通知を受ける文字数
受信手段と、情報提供要求元に提供する情報を、その情
報提供要求元から通知を受けた文字数情報に応じたサイ
ズに分割することにより上記複数の部分情報を生成する
情報分割手段とを備えたものであってもよい。

【００２２】また、上記本発明の情報提供装置は、情報
提供要求元に提供する情報を圧縮された形式と非圧縮の
形式との双方の形式で格納しておく情報格納手段を備
え、情報提供手段が、上記情報提供要求元に情報を提供
するにあたり、圧縮された形式の部分情報と非圧縮の形
式の部分情報とを組み合わせて情報提供要求元に提供す
るものであってもよく、あるいは、上記情報提供装置
は、情報提供要求元に提供する情報を非圧縮の形式で格
納しておく情報格納手段を備え、上記情報提供手段が、
情報提供要求元に情報を提供するにあたり、上記第２の
部分情報を圧縮して情報提供要求元に提供するものであ
ってもよく、あるいは、上記情報提供装置は、情報提供
要求元に提供する情報を圧縮された形式で格納しておく
情報格納手段を備え、情報提供手段が、上記情報提供要
求元に情報を提供するにあたり、上記第１の部分情報を
非圧縮の形式に伸長して情報提供要求元に提供するもの
であってもよい。

【００２３】また、上記本発明の情報提供装置におい
て、上記情報提供手段は、情報提供要求元に情報を提供
するにあたり、その情報提供要求元からの最初の情報提
供要求に応じて上記第１の部分情報を非圧縮の形式で提
供するとともに、残余の部分情報はその情報提供要求元
からの新たな情報提供要求に応じて圧縮された形式で提
供するものであってもよく、あるいは、上記情報提供手
段は、情報提供要求元に情報を提供するにあたり、情報
提供要求元からの最初の情報提供要求に応じて上記第１
の部分情報を非圧縮の形式で提供し、かつ、その第１の
部分情報の表示に続いて表示される部分情報を圧縮され
た形式で提供し、残余の部分情報は、その情報提供要求
元からの新たな情報提供要求に応じて圧縮された形式で
提供するものであってもよい。

【００２４】また、上記本発明の情報表示システムを構
成するのに好適な本発明情報表示装置は、情報提供元に
向けて情報提供を要求し、情報提供元から提供された情
報を表示画面上に表示する情報表示装置において、非圧
縮の形式の部分情報と圧縮された形式の部分情報とから
なる情報の提供を受ける情報受信手段と、情報提供元か
ら提供された情報のうち圧縮された形式の部分情報を非
圧縮の形式に伸長する情報伸長手段と、情報提供元から
非圧縮の形式で提供された部分情報のうちの少なくとも
一部の第１の部分情報を先ず表示するとともにその表示
の後その第１の部分情報以外の部分情報を表示する表示
制御手段とを備えたことを特徴とする。

【００２５】ここで、上記本発明の情報表示装置は、上
記情報表示装置に表示される文字数を表わすもしくはそ
の文字数に換算される文字数情報を情報提供元に通知す
る文字数通知手段を備えたものであってもよい。さら
に、上記本発明の情報表示装置は、情報提供元に、情報
の提供を、その情報提供元からの情報の提供に先立って
要求するとともに、情報提供元から提供された情報を表
示している途中においても表示の更新のたびにその情報
提供元に情報の提供を要求する情報提供要求手段を備え
たものであってもよい。

【００２６】本発明によれば、情報表示装置（クライア
ント）で最初に表示される情報は非圧縮の形式で提供さ
れるためクライアント側では直ちにその情報を表示する
ことができる。また、本発明によれば、その最初に表示
される情報以外の情報のうち少なくとも一部は圧縮され
た形式で提供されるため、その分、通信回線の混雑度が
緩和され、かつ短時間で通信が行なわれる。また、クラ
イアント側に提供された圧縮された形式の情報は、非圧
縮の形式で提供された情報を表示している間にクライア
ント側で伸長処理を行なうことができる。したがって、
本発明によれば、通信の高速化と表示迄の待ち時間の短
縮化との双方をバランスよく達成することが可能であ
る。

【００２７】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。 （第１実施形態）図１、図２は、本発明の情報表示シス
テムを構成する、それぞれ、サーバとクライアントの機
能ブロック図である。

【００２８】本実施形態のサーバ、クライアントは、ハ
ードウェアとしては図２１に示すように構成されるが、
図１、図２では、それらサーバ、クライアントが機能別
のブロックで表わされている。図１に示すサーバ１０
と、図２に示すクライアント２０はネットワーク３０を
介して互いに接続されている。サーバ１０は、クライア
ント２０の情報提供送信手段２０１から送信された情報
提供要求を情報提供要求受信手段１０１で受信して情報
格納手段１０２に渡す。情報格納手段１０２には、クラ
イアント２０に提供するための情報が格納されており、
クライアント２０からの情報提供要求を受信すると、そ
の要求に応じた情報が情報格納手段１０２から情報分割
手段１０３に送られる。クライアント２０からは情報提
供要求とともに、あるいは情報提供要求に先立って、ク
ライアント２０側での表示ウィンドウの大きさの情報、
ないし、その大きさから求められるその表示ウィンドウ
に表示することのできる文字数の情報（これら、文字数
を直接あるいは間接に表わす情報を、ここでは文字数情
報と称する）が文字数通知手段２０２から、文字数情報
受信手段１０４に送られる。この受信した文字数情報
は、情報分割手段１０３に通知され、情報分割手段１０
３では、情報格納手段１０２から送られてきた情報が文
字数情報に応じて分割され、情報提供手段１０５に送ら
れる。情報提供手段１０５は、情報分割手段１０３から
送られてきた、文字数情報に応じて分割された情報のう
ち、クライアント２０側で最初に表示される情報、例え
ば先頭の１ページ分の情報を被圧縮の形式に、かつその
先頭の１ページ分の情報以外の情報を圧縮された形式に
編集してネットワーク３０を経由してクライアント２０
に送信する。

【００２９】図３は、サーバからクライアントに送信さ
れる情報のファイル形式を示した模式図である。１ペー
ジ目のみ被圧縮の形式の部分情報、２ページ目以降は圧
縮された形式の部分情報となっている。クライアント２
０側では、その送られてきた図３の形式の情報が情報受
信手段２０３（図２参照）で受信され、その受信された
情報のうち、１ページ目の非圧縮形式の部分情報は、そ
のまま表示制御手段２０４に送られ、一方、情報受信手
段２０３で受信した情報のうち、２ページ目以降の圧縮
された形式に伸長（解凍）された後表示制御手段２０４
に送られ、表示画面２０５上に表示されている情報に代
えてその表示画面２０５に表示される。

【００３０】尚、クライアント２０側の情報提供要求手
段２０１は、サーバ１０からの情報の提供に先立ってサ
ーバ１０に情報の提供を要求するだけでなく、サーバか
ら提供された情報を表示している途中においても、表示
制御手段２０４による表示画面２０５への表示の更新の
度にサーバに情報の提供を要求し、サーバ１０では、要
求された情報全てを一度に提供するのではなく、その情
報の提供の要求の度に、その提供しようとする情報が複
数に分離されてなる部分情報を提供するように構成して
もよい。

【００３１】以上は、本発明の概括的な一実施形態であ
るが、以下では本発明の各種実施形態の特徴点について
説明する。 （第２実施形態）図４は、サーバに格納された情報の管
理テーブルを示す模式図、図５は、サーバからクライア
ントに転送される情報の処理方式を示す模式図、図６
は、クライアント側に転送されたファイルの処理方式を
示す模式図、図７は、本実施形態におけるサーバとクラ
イアントの基本処理ルーチンのフローチャートである。

【００３２】図２１に示すシステム構成において、サー
バ１０側の情報蓄積装置１１には、同一の情報が非圧縮
形式と圧縮された形式との双方の形式で格納されてお
り、図４に示す管理テーブルによって、非圧縮ファイル
ＸＸＸ．ｎと圧縮ファイルＸＸＸ．ｅが同一のファイル
名ＸＸＸで管理されている。各非圧縮ファイルＸＸＸ．
ｎと各圧縮ファイルＸＸＸ．ｅには、互いに対応する位
置に各タグｔａｇ１，ｔａｇ２，…が張られている。

【００３３】クライアント２０は、表示したいファイル
をサーバ１０に要求する（図７ステップ７２−１）、ク
ライアント２０から情報提供要求があると、サーバ１０
では、目的のファイルが検索されてそのファイルが図４
に示す管理テーブルで管理されていることが見出され
（ステップ７１−１）、今度はその管理テーブルが検索
されて、あるファイル（ここではファイル名ｓａｍｐｌ
ｅ１のファイル）が特定される（ステップ７１−２）。

【００３４】その後ステップ７１−３，７１−４におい
て、特定されたファイル名ｓａｍｐｌｅ１のファイルの
うちの非圧縮ファイルｓａｍｐｌｅ１．ｎ、圧縮ファイ
ルｓａｍｐｌｅ１．ｅがそれぞれ最初のタグｔａｇ１で
分離され、ステップ７１−５において、図５に示すよう
に、非圧縮ファイルｓａｍｐｌｅ１．ｎ（図５（ａ））
のタグｔａｇ１よりも前段の部分と、圧縮ファイルｓａ
ｍｐｌｅ１．ｅ（図５（ｂ））のタグｔａｇ１よりも後
段の部分とが連結されて、図５（ｃ）に示すような転送
ファイルが生成され、その転送ファイルが、サーバ１０
からクライアント２０に転送される。

【００３５】クライアント２０では、その転送ファイル
を受信すると、先ず、その転送ファイルのうちの先頭の
非圧縮データ部分が表示され（ステップ７２−２）、圧
縮データ部分が非圧縮の形式に解凍（伸長）され（ステ
ップ７２−３）、その解凍されたデータが、図６に示す
ように、もともと非圧縮で転送されたデータ部分に連結
されその非圧縮のデータ部分に続いて表示される（ステ
ップ７２−４）。

【００３６】図８は、サーバ側で同一の情報を非圧縮の
形式と圧縮された形式との双方の形式で格納しておく他
の形態を示す模式図である。上記では、非圧縮の形式の
情報と圧縮された形式の情報とを別々のファイルとして
もち、図４に示す管理テーブルでそれらのファイルを管
理していたが、そのような管理方式に代わり、図８
（Ａ）に示すように非圧縮ファイルと圧縮ファイルとが
１つに結合されたファイルとして管理してもよく、図８
（Ｂ）に示すように非圧縮形式の部分と圧縮形式の部分
を交互に配置した形で管理してもよい。 （第３実施形態）図９は、複数のクライアントそれぞれ
からサーバに通知された、各クライアントの表示領域の
サイズが記入されたサイズ管理テーブル（Ａ）、およ
び、表示領域のサイズとその表示領域に表示することの
できる文字数との対応を表わす文字数対応テーブル
（Ｂ）を示す模式図、図１０は、サーバでの情報処理方
式を示す模式図、図１１は、本実施形態におけるサーバ
とクライアントの基本処理ルーチンのフローチャートで
ある。

【００３７】図２１に示すシステム構成において、サー
バ１０側の情報蓄積装置１１には、本実施形態では、図
１０（ａ）に示すように、非圧縮形式の情報が格納され
ており、また、サーバ１０では、図９（Ａ）に示すサイ
ズ管理テーブルが作成され、さらに、サーバ１０には図
９（Ｂ）に示す文字数対応テーブルが格納されている。

【００３８】クライアント２０は、先ず、表示領域のサ
イズをサーバ１０に通知する（図１１ステップ１２−
１）。すると、サーバ１０では、その通知されたサイズ
を、図９（Ａ）に示すサイズ管理テーブルに格納する
（ステップ１１−１）。次にクライアント２０が、サー
バ１０に向けて、表示したいファイルの転送を要求する
（ステップ１２−２）。するとサーバ１０では、目的の
ファイルを検索する（ステップ１１−２）。

【００３９】ステップ１１−３では、ステップ１１−２
における検索で特定された情報（図１０（ａ）参照）の
うち、図９に示すサイズ管理テーブルおよび文字数対応
テーブルにより特定された文字数に対応する部分（図１
０（ｂ）の非圧縮部分）が分離され（ステップ１１−
３）、即座にクライアントに転送される（ステップ１１
−４）。この非圧縮部分の転送情報には、クライアント
２０側で残りの情報部分と連結できるよう、全情報の一
部である旨記載されている。サーバ側では、分割された
残りの情報を圧縮し、その後、その残りの情報を圧縮さ
れた形式でクライアントに転送する（ステップ１１−
５）。

【００４０】尚、図９（Ｂ）に対する文字数対応テーブ
ルの’サイズ（ＳＩＺＥ）’は、図９（Ａ）のサイズ管
理テーブルの’Ｘサイズ（Ｘｓｉｚｅ）’と’Ｙ（Ｙｓ
ｉｚｅ）’との積に対応している。一方、クライアント
では、先に転送されてきた非圧縮の形式の部分情報のヘ
ッダを解釈して、要求した情報の一部分であることを認
識した上で、その部分情報をディスプレイに表示し（ス
テップ１２−２）、続いて転送されてくるはずの残りの
部分情報を待つ。その残りの情報が転送されてきたら、
その圧縮情報を解凍し（ステップ１２−４）、先に転送
されディスプレイに表示されている情報に連結して、そ
の表示されている情報に続けて表示する（ステップ１２
−５）。

【００４１】図１２は、クライアントと表示文字数との
対応を示す文字数管理テーブルである。図９（Ａ）に示
すサイズ管理テーブルに代えて、図１２に示す文字数管
理テーブルを備え、クライアントから送信されてきた表
示領域のサイズの情報を文字数に変換してこの図１２に
示す文字数管理テーブルに格納してもよく、あるいは、
クライアントから文字数の情報を送信してもらい、図９
（Ａ），（Ｂ）のサイズ管理テーブルおよび文字数対応
テーブルの双方に代えて、図１２に示す文字数管理テー
ブルを備えてもよい。 （第４実施形態）図１３は、サーバでの情報の処理方式
を示す模式図、図１４は、本実施形態におけるサーバと
クライアントの基本処理ルーチンのフローチャートであ
る。

【００４２】上述した実施形態と同様、クライアント２
０は、先ず表示領域サイズをサーバ１０に通知する（ス
テップ１５−１）。するとサーバ１０では、その通知さ
れたサイズを、図９（Ａ）に示すサイズ管理テーブルに
格納する（ステップ１４−１）。次に、クライアント２
０が、サーバ１０に向けて、表示したいファイルの転送
を要求する（ステップ１５−２）。するとサーバでは、
目的のファイルを検索する（ステップ１４−２）。検索
により目的のファイルが特定されると、ステップ１４−
３では、その特定されたファイルを、先頭から順に、図
９に示すサイズ管理テーブルおよび文字数対応テーブル
により特定された文字数に対応するサイズに分離する
（ステップ１４−３）。ついで、その分離された部分
が、そのファイルの先頭部分か否か判定し（ステップ１
４−４）、先頭部分の場合は直ちに、先頭部分以外の部
分の場合はその部分のデータを圧縮した後（ステップ１
４−５）、その部分をクライアントに転送する（ステッ
プ１４−６）。サーバ１０ではその後、ステップ１４−
２の検索で特定されたファイルの最終まで上記の処理が
終了したか否か判定され（ステップ１４−７）、残りの
部分が存在している時は、ステップ１４−３に戻る。

【００４３】一方、クライアント２０では、サーバ１０
からステップ１５−１で通知した表示領域サイズに対応
したサイズの部分情報が順次転送されてくる毎に、その
転送されてきた部分情報が圧縮されているか否か判定さ
れ（ステップ１５−３）、非圧縮の先頭部分については
直ちに、その後転送されてきた圧縮部分についてはその
圧縮を解凍した後（ステップ１５−４）、その部分情報
を表示する（ステップ１５−５）。

【００４４】図１５〜図１７は、サーバでの情報の処理
方式の各例を示す模式図である。図１３に示す処理方式
では、サーバからクライアントに転送しようとする情報
はクライアントの表示領域サイズに対応したサイズの複
数の部分領域に分け、先頭の部分領域は、非圧縮の形式
のまま転送するとともに、その先頭の部分情報以外の各
部分情報は順次圧縮しては転送するように構成したが、
図１５に示すように、先頭の非圧縮の部分情報のみ転送
し、他の各部分情報は、それぞれ圧縮してサーバに待機
させておき、クライアントからの新たな転送要求があっ
たときに転送してもよく、あるいは、図１６に示すよう
に、先頭の非圧縮の部分情報のみ転送し、他の各部分情
報は次の要求が来るまで非圧縮の状態のままとしてお
き、次の要求があった時点で圧縮処理して転送してもよ
く、あるいは、図１７に示すように、先頭の部分情報を
非圧縮状態のまま転送すると共に、その先頭の部分情報
に続く次の部分情報を圧縮して転送し、さらに次の部分
情報は、圧縮処理のみ行なって転送せずにサーバに待機
させておき、さらに残りの部分情報は非圧縮の状態のま
まサーバ待機させておき、次の転送要求があった時は圧
縮された状態で待機している部分情報を転送すると共に
その部分情報に続く部分情報を圧縮処理のみ行って転送
せずにサーバに待機させておくようにしてもよい。 （他の実施形態）図１８は、サーバでの情報の処理方式
の他の例を示す模式図である。

【００４５】上述した各実施形態では、クライアント側
で最初に表示される部分情報は、サーバからクライアン
トに転送される情報のうちの先頭の部分情報であるとし
て説明したが、クライアント側で最初に表示される部分
情報は必ずしも先頭の部分情報である必要はない。例え
ば、図１８に示すように、サーバには非圧縮データを格
納しておき、その途中の一部の部分情報を分離して非圧
縮のまま転送するとともに他の部分情報は圧縮して転送
し、クライアント側では、その非圧縮の部分情報を先に
表示し、他の部分情報は解凍処理した後に表示してもよ
い。どこの部分情報を非圧縮のまま転送するかは、情報
の提供を要求する際にクライアント側から指定してもよ
く、あるいはサーバ側にあらかじめその情報を持たせて
おいてもよい。

【００４６】尚、非圧縮の部分情報と圧縮された部分情
報は、図１８に示すようにサーバ側で連結してからクラ
イアントに送ってもよく、先ずは、非圧縮の部分情報の
みをクライアントに転送し、次いで他の部分情報を圧縮
してからクライアントに転送し、それら転送された部分
情報をクライアント側で連結してもよい。図１９は、サ
ーバ側に圧縮された形式の情報が格納されている場合
の、サーバでの情報の処理方式の一例を示す模式図であ
る。

【００４７】ここでは、サーバ側で先頭の一部分のみ分
離・伸張され、残りの圧縮された形式の部分情報と連結
されてクライアントに転送される。尚、非圧縮の部分情
報と圧縮された形式の部分情報を別々にクライアントに
転送してクライアント側で連結してもよいことは上述の
各実施形態と同様である。図２０は、サーバ側に圧縮さ
れた形式の情報が格納されている場合の、サーバでの情
報の処理方式の一例を示す模式図である。

【００４８】クライアントに提供しようとする情報の、
途中の一部分のみ伸張処理されて転送される。クライア
ントでは非圧縮の形式で転送されてきた部分情報を先ず
表示すると共に、圧縮された形式で転送されてきた部分
情報を伸張処理して、非圧縮の形式で転送され表示され
た部分情報の次に、もしくはその部分情報に代えて表示
する。

【００４９】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
サーバからクライアントに情報を転送するに当たり、ク
ライアント側で表示等に最初に用いられる部分情報は非
圧縮の形式で転送され残りの部分情報のうちの少なくと
も一部の部分情報は圧縮された形式で転送されるため、
クライアント側で直ちに表示を行うことができると共
に、全体としての転送時間も短縮される。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の情報表示システムを構成するサーバの
機能ブロック図である。

【図２】本発明の情報表示システムを構成するクライア
ントの機能ブロック図である。

【図３】サーバからクライアントに送信される情報のフ
ァイル形式を示した模式図である。

【図４】サーバに格納された情報の管理テーブルを示す
模式図である。

【図５】サーバからクライアントに転送される情報の処
理方式を示す模式図である。

【図６】クライアント側に転送されたファイルの処理方
式を示す模式図である。

【図７】本実施形態におけるサーバとクライアントの基
本処理ルーチンのフローチャートである。

【図８】サーバ側で同一の情報を非圧縮の形式と圧縮さ
れた形式との双方の形式で格納しておく他の形態を示す
模式図である。

【図９】複数のクライアントそれぞれからサーバに通知
された、各クライアントの表示領域のサイズが記入され
たサイズ管理テーブル（Ａ）、および、表示領域のサイ
ズとその表示領域に表示することのできる文字数との対
応を表わす文字数対応テーブル（Ｂ）を示す模式図であ
る。

【図１０】サーバでの情報処理方式を示す模式図であ
る。

【図１１】本実施形態におけるサーバとクライアントの
基本処理ルーチンのフローチャートである。

【図１２】クライアントと表示文字数との対応を示す文
字数管理テーブルである。

【図１３】サーバでの情報の処理方式を示す模式図であ
る。

【図１４】本実施形態におけるサーバとクライアントの
基本処理ルーチンのフローチャートである。

【図１５】サーバでの情報の処理方式の例を示す模式図
である。

【図１６】サーバでの情報の処理方式の例を示す模式図
である。

【図１７】サーバでの情報の処理方式の例を示す模式図
である。

【図１８】サーバでの情報の処理方式の例を示す模式図
である。

【図１９】サーバ側に圧縮された形式の情報が格納され
ている場合の、サーバでの情報の処理方式の一例を示す
模式図である。

【図２０】サーバ側に圧縮されて形式の情報が格納され
ている場合の、サーバでの情報の処理方式の一例を示す
模式図である。

【図２１】サーバとクライアントを有するネットワーク
システムの一構成例を示す図である。

【図２２】サーバに格納された情報の形式を示す模式図
である。

【図２３】サーバとクライアントにおける基本処理ルー
チンの概要を示すフローチャートである。

【図２４】ＧＩＦ形式のイメージ情報の表示方法を示す
模式図である。

【符号の説明】

１０ サーバ １１ 情報蓄積装置 １２ コンピュータ １３ ディスプレイ ２０ クライアント ２１ ディスプレイ ２２ インターフェース ２３ ＣＰＵ ２４ メモリ ２５ 情報蓄積装置 ２６ ユーザインターフェース ３０ ネットワーク １０１ 情報提供要求受信手段 １０２ 情報格納手段 １０３ 情報分割手段 １０４ 文字数情報受信手段 １０５ 情報提供手段 ２０１ 情報提供要求送信手段 ２０２ 文字数通知手段 ２０３ 情報受信手段 ２０４ 表示制御手段 ２０５ 表示画面 ２０６ 情報伸張手段

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 屋代 禎夫 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 村本 貴英 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (14)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 情報を格納しておき、情報提供要求を受
   け付けて情報提供要求元に向けて要求された情報を提供
   する情報提供装置と、該情報提供装置に向けて情報提供
   を要求し、該情報提供装置から提供された情報を表示画
   面上に表示する情報表示装置とが通信回線を介して接続
   されてなる情報表示システムにおいて、 前記情報提供装置が、前記情報表示装置に情報を提供す
   るにあたり、該情報が複数に分割されてなる複数の部分
   情報のうち前記情報表示装置で最初に表示される第１の
   部分情報を非圧縮の形式で該情報表示装置に提供すると
   ともに、該第１の部分情報を除く残りの部分情報のうち
   の少なくとも一部からなる第２の部分情報を圧縮された
   形式で該情報表示装置に提供する情報提供手段を備え、 前記情報表示装置が、前記第２の部分情報を非圧縮の形
   式に伸長する情報伸長手段と、前記第１の部分情報を先
   ず表示するとともに該表示の後該第１の部分情報以外の
   部分情報を表示する表示制御手段とを備えたことを特徴
   とする情報表示システム。
2. 【請求項２】 前記情報表示装置が、該情報表示装置に
   表示される文字数を表わすもしくは該文字数に換算され
   る文字数情報を前記情報提供装置に通知する文字数通知
   手段を備え、 前記情報提供装置が、前記情報表示装置に提供する情報
   を、該情報表示装置から通知を受けた文字数情報に応じ
   たサイズに分割することにより前記複数の部分情報を生
   成するものであることを特徴とする請求項１記載の情報
   表示システム。
3. 【請求項３】 前記情報表示装置が、前記情報提供装置
   に、情報の提供を該情報提供装置からの情報の提供に先
   立って要求するとともに、該情報提供装置から提供され
   た情報を表示している途中においても表示の更新のたび
   に該情報提供装置に情報の提供を要求する情報提供要求
   手段を備え、 前記情報提供手段が、前記情報表示装置に情報を提供す
   るにあたり、該情報表示装置からの最初の情報提供要求
   に応じて前記第１の部分情報を非圧縮の形式で提供する
   とともに、残余の部分情報は該情報表示装置からの新た
   な情報提供要求に応じて圧縮された形式で提供するもの
   であることを特徴とする請求項１記載の情報表示システ
   ム。
4. 【請求項４】 前記情報表示装置が、前記情報提供装置
   に、情報の提供を、該情報提供装置からの情報の提供に
   先立って要求するとともに、該情報提供装置から提供さ
   れた情報を表示している途中においても表示の更新のた
   びに該情報提供装置に情報の提供を要求する情報提供要
   求手段を備え、 前記情報提供手段が、前記情報表示装置に情報を提供す
   るにあたり、該情報表示装置からの最初の情報提供要求
   に応じて前記第１の部分情報を非圧縮の形式で提供し、
   かつ、該第１の部分情報の表示に続いて表示される部分
   情報を圧縮された形式で提供し、残余の部分情報は、該
   情報表示装置からの新たな情報提供要求に応じて圧縮さ
   れた形式で提供するものであることを特徴とする請求項
   １記載の情報表示システム。
5. 【請求項５】 情報を格納しておき、情報提供要求を受
   け付けて情報提供要求元に向けて要求された情報を提供
   する情報提供装置において、 提供される情報が複数に分割されてなる複数の部分情報
   のうち、情報提供要求元に最初に提供される第１の部分
   情報を非圧縮の形式で該情報提供要求元に提供するとと
   もに、該第１の部分情報を除く残りの部分情報のうちの
   少なくとも一部からなる第２の部分情報を圧縮された形
   式で該情報提供要求元に提供する情報提供手段を備えた
   ことを特徴とする情報提供装置。
6. 【請求項６】 前記情報提供装置が、情報提供要求元で
   一回に利用される文字数を表わすもしくは該文字数に換
   算される文字数情報の通知を受ける文字数受信手段と、
   前記情報提供要求元に提供する情報を、該情報提供要求
   元から通知を受けた文字数情報に応じたサイズに分割す
   ることにより前記複数の部分情報を生成する情報分割手
   段とを備えたことを特徴とする請求項５記載の情報提供
   装置。
7. 【請求項７】 前記情報提供装置が、情報提供要求元に
   提供する情報を圧縮された形式と非圧縮の形式との双方
   の形式で格納しておく情報格納手段を備え、前記情報提
   供手段が、情報提供要求元に情報を提供するにあたり、
   圧縮された形式の部分情報と非圧縮の形式の部分情報と
   を組み合わせて該情報提供要求元に提供するものである
   ことを特徴とする請求項５記載の情報提供装置。
8. 【請求項８】 前記情報提供装置が、情報提供要求元に
   提供する情報を非圧縮の形式で格納しておく情報格納手
   段を備え、前記情報提供手段が、情報提供要求元に情報
   を提供するにあたり、前記第２の部分情報を圧縮して該
   情報提供要求元に提供するものであることを特徴とする
   請求項５記載の情報提供装置。
9. 【請求項９】 前記情報提供装置が、情報提供要求元に
   提供する情報を圧縮された形式で格納しておく情報格納
   手段を備え、前記情報提供手段が、情報提供要求元に情
   報を提供するにあたり、前記第１の部分情報を非圧縮の
   形式に伸長して該情報提供要求元に提供するものである
   ことを特徴とする請求項５記載の情報提供装置。
10. 【請求項１０】 前記情報提供手段が、情報提供要求元
    に情報を提供するにあたり、該情報提供要求元からの最
    初の情報提供要求に応じて前記第１の部分情報を非圧縮
    の形式で提供するとともに、残余の部分情報は該情報提
    供要求元からの新たな情報提供要求に応じて圧縮された
    形式で提供するものであることを特徴とする請求項５記
    載の情報提供装置。
11. 【請求項１１】 前記情報提供手段が、情報提供要求元
    に情報を提供するにあたり、該情報提供要求元からの最
    初の情報提供要求に応じて前記第１の部分情報を非圧縮
    の形式で提供し、かつ、該第１の部分情報の表示に続い
    て表示される部分情報を圧縮された形式で提供し、残余
    の部分情報は、該情報提供要求元からの新たな情報提供
    要求に応じて圧縮された形式で提供するものであること
    を特徴とする請求項５記載の情報提供装置。
12. 【請求項１２】 情報提供元に向けて情報提供を要求
    し、該情報提供元から提供された情報を表示画面上に表
    示する情報表示装置において、 非圧縮の形式の部分情報と圧縮された形式の部分情報と
    からなる情報の提供を受ける情報受信手段と、 情報提供元から提供された情報のうち圧縮された形式の
    部分情報を非圧縮の形式に伸長する情報伸長手段と、 情報提供元から非圧縮の形式で提供された部分情報のう
    ちの少なくとも一部の第１の部分情報を先ず表示すると
    ともに該表示の後該第１の部分情報以外の部分情報を表
    示する表示制御手段とを備えたことを特徴とする情報表
    示装置。
13. 【請求項１３】 前記情報表示装置に表示される文字数
    を表わす、もしくは該文字数に換算される文字数情報を
    情報提供元に通知する文字数通知手段を備えたことを特
    徴とする請求項１２記載の情報表示装置。
14. 【請求項１４】 情報提供元からの情報の提供に先立っ
    て該情報提供元に情報の提供を要求するとともに、該情
    報提供元から提供された情報を表示している途中におい
    ても表示の更新のたびに該情報提供元に情報の提供を要
    求する情報提供要求手段を備えたことを特徴とする請求
    項１２記載の情報表示装置。