JPH09203898A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH09203898A
JPH09203898A JP8011526A JP1152696A JPH09203898A JP H09203898 A JPH09203898 A JP H09203898A JP 8011526 A JP8011526 A JP 8011526A JP 1152696 A JP1152696 A JP 1152696A JP H09203898 A JPH09203898 A JP H09203898A
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light guide
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置全体の薄型化及び軽量化を図ることを課
題とする。 【解決手段】 透過型の液晶表示パネル1と、この液晶
表示パネル1の表示面の背面側に配置されたバックライ
ト機構2とを備えた液晶表示装置10において、バック
ライト機構2が、光源21と、この光源21からの照射
光が入射する光入射面及び当該入射により光を放射する
光放射面22Bを有する導光板22とを備え、この導光
板22に、光源21を収納する収納用溝22Cを設け、
液晶表示パネル1を、導光板22に一体的に装着する構
成を採っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置に係
り、特に、バックライト機構を備えた液晶表示装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の液晶表示装置50を図5に示す。
この液晶表示装置50は、液晶表示パネル51と、この
液晶表示パネル51の背面側(表示面の反対側)に配設
されたバックライト機構52と、これらの構成を収納す
る筺体53とから主に構成される。
【0003】そして、上記のバックライト機構52は、
光源54と、この光源54からの照射光を受ける光入射
面55A及び受光により発光する光放射面55Bを備え
た導光板55と、光源54からの照射光を導光板55の
光入射面55A側に集中させる反射板56とから構成さ
れる。
【0004】即ち、図6に示すように、光源54と導光
板55の光入射面55Aとが近接した状態で筺体53内
部に配設され、光源54からの照射光が光入射面55A
から入射すると、導光板55内においてこの照射光は各
表面に反射され、これら各表面が発光状態となる。これ
により発光する面の一つを光放射面55Bとして、この
光放射面55Bに液晶表示パネル51の背面を対向させ
た状態で、これら導光板55及び液晶表示パネル51が
固定装備されている。
【0005】即ち、この光放射面55Bからの発光によ
り液晶表示パネル51を背面側から照らす構成を採って
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例にあっては、バックライト機構の光源及び導光板の
所定位置の保持,外力や埃等の影響からの保守等の理由
から液晶表示パネル及びバックライト機構を収納する筺
体を必要としていた。
【0007】このため、従来の液晶表示装置は、その生
産時に、この筺体に対する導光板及び液晶表示パネル等
の取付調整等の作業が必要であり、またさらに、この筺
体により装置全体の大きさ及び重量が影響され、装置全
体として薄型化及び軽量化が困難であるという不都合を
有していた。
【0008】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の有する不都合
を改善し、軽量,薄型の液晶表示装置を提供すること
を、その目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の構成で
は、透過型の液晶表示パネルと、この液晶表示パネルの
表示面の背面側に配置されたバックライト機構とを備え
た液晶表示装置において、バックライト機構が、光源
と、この光源からの照射光が入射する光入射面及び当該
入射により光を放射する光放射面を有する導光板とを有
している。
【0010】そして、この導光板に、光源を収納する収
納用溝を設けると共に、液晶表示パネルを、導光板に一
体的に装着する構成を採っている。
【0011】上記の構成では、バックライト機構を構成
する導光板の収納用溝に光源を収納保持し、この収納用
溝の内部壁面に対して光源から照射光の照射を行う。そ
して、この収納用溝の内部壁面から導通板内に入射した
照射光は、導通板の内部で各表面により反射されて光放
射面から導通板の外部に放出される。
【0012】即ち、この放出により、液晶表示パネルが
表示面の背後から照射光の照射を受けるようになってい
る。
【0013】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明と同様の構成を備えると共に、導光板に液晶表示パ
ネルの表示面の周囲に沿って溝を設け、この溝の内の一
部を光源の収納用溝とする構成を採っている。
【0014】請求項1記載の発明と同様に収納用溝の内
部に収納された光源から照射光の照射が行われ、導光板
の内部において、各表面及び溝の内部壁面により反射さ
れ、光放射面から導通板の外部に放出される。そして、
この放出された照射光は、液晶表示パネルを背面側から
照射するようになっている。
【0015】請求項3記載の発明では、請求項1又は2
記載の発明と同様の構成を備えると共に、液晶表示パネ
ルを、導光板とほぼ等しい大きさの押さえ部材を介して
前記導光板に装着する構成を採っている。
【0016】押さえ部材は、液晶表示パネルの背面にお
ける表示面に対応する部分と導光板の光放射面とが対向
するように、当該液晶表示パネルをその周囲から導光板
と一体的に保持を行うようになっている。
【0017】請求項4記載の発明では、請求項1,2又
は3記載の発明と同様の構成を有すると共に当該導光板
の収納用溝の光入射面及び光放射面を除く全ての表面を
反射膜で被覆する構成を採っている。
【0018】上記の構成では、バックライト機構を構成
する導光板の収納用溝に光源を収納保持し、この収納用
溝内部の光入射面に対して光源から照射光の照射を行
う。そして、この光入射面から導通板内に入射した照射
光は、導通板の内部で各表面を被覆する反射面により反
射されて光放射面から導通板の外部に放出される。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図1乃至図
4に基づいて説明する。本実施形態は、例えば小型コン
ピュータ等の表示手段として装備される液晶表示装置1
0を示している。
【0020】この液晶表示装置10は、透過型の液晶表
示パネル1と、この液晶表示パネル1の表示面の背面側
に配設されたバックライト機構2と、液晶表示パネル1
を後述する導光板22に固定装備させる押さえ部材3と
から主に構成される。
【0021】各部を詳説すると、まず、バックライト機
構2は、光源21と、この光源21からの照射光を受光
する光入射面22A及びこの光入射面22Aの受光によ
り光を放射する光放射面22Bを有する導光板22と、
光源21の照射光を光入射面22A側に集中させる断面
U字状の反射板23とを備えている。
【0022】上記の光源21は、円筒状の蛍光ランプで
あり、その軸方向長さは、液晶表示パネル1の一方の幅
とほぼ同一に設定され、さらに、その軸方向長さに沿う
方向について一様な明るさの照射光を発する。
【0023】導光板22は、その素材としては、例えば
透明度の高いアクリル樹脂等から形成され、図3に示す
ように、液晶表示パネル1の大きさ及び形状に応じて当
該液晶表示パネルの周囲に四本の溝が四角形状に設けら
れている。それら溝の内の一つは、光源21の収納用溝
22Cであり、光源21及び反射板23が収納可能な大
きさに設定されている。
【0024】さらに、この収納用溝22Cは、図2に示
すように、その内部壁面の右側壁面が光入射面22Aと
なっており、反射板23は、その開口部をこの光入射面
22A側に向けて配設される。この収納用溝22Cの内
部に、光源21及び反射板23を収納装備することによ
り、外力や埃等の影響を有効に排除することが可能とな
っている。
【0025】また、4本の溝の内,残る3つの溝22D
は、収納用溝22Cよりも幅が狭く設定されており、そ
の内部壁面が反射面として機能する。即ち、光入射面2
2Aから導光部材22の内部に入射した照射光は、各表
面で透過と反射を行いながら光放射面22Bから放出さ
れる。かかる場合に、これらの溝22Dを設けることに
より、光源21と対向する各溝22Dの内部壁面に照射
光が反射することにより、これら各溝22D以遠(即
ち、液晶表示パネル1の範囲外)にまで照射光が拡散す
ることを抑制し、照射光を効率よく光放射面22Bまで
導光させて光放射面22Bからの発光量を高める構成と
なっている。
【0026】次に、押さえ部材3について説明すると、
押さえ部材3は、導光板22とほぼ同じ大きさに設定さ
れており、液晶表示パネル1とほぼ同じ大きさの窓3A
が設けられている。即ち、液晶表示パネル1は、その表
示面をこの窓3Aに対応させた状態で押さえ部材3を介
して導光板22に装着される。そして、この押さえ部材
3を導光板22に装着することにより、光源21,反射
板23,収納用溝22C及び各溝22Dは、外部から遮
蔽された状態となる。これにより、これら各構成に対す
る外力や埃等の影響をより有効に排除することが可能と
なっている。
【0027】次に、上述した各構成からなる液晶表示装
置10の動作を説明する。
【0028】光源21からの照射が行われると、光入射
面22Aから導光板22の内部に照射光が入射し、この
導光板22の内部において当該導光板22の各表面に照
射光の一部が透過され,また,一部は反射されてこれら
を繰り返しながら光放射面22Bから外部に放出され
る。
【0029】これにより、この光放射面22Bと対向す
る液晶表示パネル1は、その表示面の背面側から照射光
を受けて、表示面が明るくなった状態で表示面上の表示
内容を読み取ることが可能となっている。
【0030】以上のように、本実施形態では、導光板2
2に収納用溝22Cを設け、この収納用溝22Cに光源
21及び反射板23を収納装備する構成を採り、これに
より外力や埃等の外部から受ける影響の低減を図ること
ができる。このため、筺体を新たな構成として加え,こ
の筺体内に上記各構成を収納装備する必要がなく、筺体
による装置全体の大型化を防止すると共に装置全体を薄
型化し,また軽量化することが可能となっている。
【0031】また、液晶表示パネルの表示面の形状及び
大きさに応じて当該液晶表示パネル1の周囲に対応する
箇所に3つの溝22Dを設けているため光源21からの
照射光が、導光板22の内部において、液晶表示パネル
1の範囲内から拡散することを防止し、このため、光源
21からの照射光を他方に損なうことなく、導光板22
の光放射面22Bからの発光量を増加させることが可能
となっている。
【0032】ここで、導光板22は、図4に示すよう
に、光入射面22A及び光放射面22Bを除く全ての表
面部を当該導光板22の内側に向けて反射する反射膜3
0で被覆する構成としても良い。この反射膜としては、
例えば、導光板22の表面にアルミ蒸着等を行うことに
より形成される。
【0033】この反射膜30により、光入射面22Aか
ら入射した照射光は、導光板22の各表面から外部に漏
れることなく内側に反射されるため、損失を少なくして
効率良く光放射面22Bからの発光を行うことが可能と
なる。
【0034】また、三方に設けた溝22Dのいずれか
に、さらに新たな光源を設ける構成としても良い。かか
る場合、その溝の幅は、光源を収納可能な大きさに設定
する必要がある。この新たな光源を設けることにより、
より、光放射面22Bを明るく発光させることが可能と
なり、これにより、液晶表示パネル1の表示面をより明
るく照射することが可能となる。
【0035】また、三方に設けた溝22D及び収納用溝
22Cは、全てを連結して環状としても良い。これによ
り、より光源からの照射光をこの溝の範囲内から拡散す
ることを防止することが可能となる。
【0036】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、導光板に収納
用溝を設け、この収納用溝に光源を収納装備する構成を
採り、これにより外力や埃等の外部から受ける影響の低
減を図ることができる。このため、従来のように筺体を
独立した構成として加え,この筺体内に本発明の各構成
を収納装備する必要がなく、筺体による装置全体の大型
化を防止すると共に装置全体を薄型化し,また筺体重量
分の軽量化を図ることが可能となっている。
【0037】またさらに、筺体を不要とする構成のた
め、筺体に各構成を取り付ける際の取付調整等の工数を
減ずることができると共に筺体自体の備品点数を低減さ
せることが可能となり、生産性の向上を図ることが可能
となっている。
【0038】請求項2記載の発明では、導光板の液晶表
示パネルの周囲に対応する箇所に溝を設けているため、
光源からの照射光が、導光板の内部において、液晶表示
パネルの範囲内から拡散することを防止し、このため、
光源からの照射光を他方に損なうことなく、導光板の光
放射面からの発光量を増加させることが可能となってい
る。
【0039】請求項3記載の発明では、液晶表示パネル
を導光板とほぼ等しい大きさの押さえ部材を介して導光
板に装備する構成を採っており、これにより、光源,収
納用溝等は、外部から遮蔽された状態となる。このた
め、これら各構成に対する外力や埃等の影響をより有効
に排除することが可能となっている。
【0040】請求項4記載の発明では、導光板の光入射
面及び光放射面を除く各表面を反射膜により被覆する構
成であるため、光源からの照射光が光入射面から入射す
ると、導光板の内部でこの照射光は、光放射面以外の各
表面に対しては反射膜による反射を繰り返し外部に光が
漏れてしまうことが防止されるので、光放射面からの発
光量を向上させることが可能となる。
【0041】本発明は以上のように構成され機能するの
で、これにより従来にない優れた液晶表示装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す一部切り欠いた斜視
図である。
【図2】図1に開示された導光板を示し、その内部の照
射光の進行状態を示す説明図である。
【図3】図1に開示された導光板を示す斜視図である。
【図4】反射膜に被覆された導光板を示し、その内部の
照射光の進行状態を示す説明図である。
【図5】従来の液晶表示装置を示す一部切り欠いた斜視
図である。
【図6】図5に開示された従来の導光板を示し、その内
部の照射光の進行状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 液晶表示パネル 2 バックライト機構 21 光源 22 導光板 22A 光入射面 22B 光放射面 22C 収納用溝 22D 溝 3 押さえ部材 10 液晶表示装置 30 反射膜

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透過型の液晶表示パネルと、この液晶表
    示パネルの表示面の背面側に配置されたバックライト機
    構とを備えた液晶表示装置において、 前記バックライト機構が、光源と、この光源からの照射
    光が入射する光入射面及び当該入射により光を放射する
    光放射面を有する導光板とを備え、 この導光板に、前記光源を収納する収納用溝を設け、 前記液晶表示パネルを、前記導光板に一体的に装着した
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 前記導光板の光放射面上に,前記液晶表
    示パネルの周囲に沿って溝を設け、 この溝の一部を前記光源の収納用溝としたことを特徴と
    する請求項1記載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 前記液晶表示パネルを、前記導光板とほ
    ぼ等しい大きさの押さえ部材を介して前記導光板に装着
    したことを特徴とする請求項1又は2記載の液晶表示装
    置。
  4. 【請求項4】 前記導光板の光入射面及び光放射面を除
    く全ての表面を反射膜で被覆したことを特徴とする請求
    項1,2又は3記載の液晶表示装置。
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