JPH08201809A - 照明装置 - Google Patents

照明装置

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JPH08201809A
JPH08201809A JP7012027A JP1202795A JPH08201809A JP H08201809 A JPH08201809 A JP H08201809A JP 7012027 A JP7012027 A JP 7012027A JP 1202795 A JP1202795 A JP 1202795A JP H08201809 A JPH08201809 A JP H08201809A
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light guide
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liquid crystal
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JP7012027A
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English (en)
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Takayoshi Tanabe
隆祥 田辺
Nobuyuki Takahashi
伸行 高橋
Hirohide Terasaki
啓秀 寺崎
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Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 導光板4が、液晶表示パネル2の背面側に配
され、少なくとも一側端部側が、光出射面4d側とは反
対側に屈曲形成されている。光源3が、導光板4の非対
応部4bの光入射端面4cから光を入射させるべく、こ
の光入射端面4cに沿って配されている。リフレクター
5が、上記導光板4における非対応部4bの屈曲部分の
外端面4e側に、導光板4との間に空間部10を介して
設けられている。 【効果】 液晶表示パネル2のデータ表示領域Rを照射
する対応部4aとして導光板4の光出射面4dを広く使
用することができ、この結果、この照明装置を備えた液
晶表示装置等の表示装置の外形寸法を小さくすることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示装置等の表示
装置を背面から照射する照明装置に関し、特に、光源を
端部に配したエッジライト式の照明装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、液晶表示装置では、液晶表示
パネルを背面から照射する照明装置として、液晶表示パ
ネルの背面側に複数の光源を配した直下式の照明装置
と、導光板の側端部に光源を配したエッジライト式の照
明装置とがある。
【0003】一般に、直下式の照明装置は、エッジライ
ト式の照明装置に比べて、装置の外形寸法を小さくでき
るものの、薄型化が困難である、輝度斑が発生し易
い、構造が複雑である、という欠点を有している。こ
のため、エッジライト式の照明装置が、直下式の照明装
置に比べて、近年よく使用されている。
【0004】エッジライト式の照明装置は、図6に示す
ように、導光板102と、この導光板102の両側端に
配置された光源101・101とを有している。即ち、
光源101・101から照射された光は、導光板102
の光入射端面102a・102aから導光板102内へ
入射され、導光板102の背面に配された反射シート1
04により反射されながら、導光板102内に導かれ、
導光板102の上面に配された拡散シート103を通し
て液晶表示パネル(図示せず)のデータ表示領域Rを照
射する。尚、導光板102からの照射光は、上記データ
表示領域Rに対応したデータ表示領域対応部(以下、対
応部と略記する)102bから面状の光線として出射さ
れるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記構成の
エッジライト式の照明装置では、光源101と導光板1
02の対応部102bとを近づけて配置した場合、導光
板102の端部付近が中央部に比べて明るく照明される
ので、導光板102に輝度斑が生じる。そこで、導光板
102に生じる輝度斑を防ぐために、光源101を導光
板102の対応部102bから3mm以上離して配置す
る必要がある。
【0006】しかしながら、このような光源101と導
光板102の対応部102bとを離した照明装置の構成
だと、液晶表示装置に搭載した場合に、液晶表示パネル
のデータ表示領域R以外の部分が占める面積が増大し、
データ表示領域Rの面積に対する液晶表示装置の外形寸
法が大きくなってしまうといった問題を生じる。
【0007】一方、導光板102に生じる輝度斑を防ぐ
構成の照明装置として、例えば特開平5−88166号
公報には、図7に示すように、導光板102の光入射端
面102aを円弧状の凸面とし、導光板102の端部付
近へ進む光を凸レンズ効果を利用して中央部へ進むよう
に屈折させることにより、光源101からの光が導光板
102の端部付近を中央部より明るく照射されるのを防
ぎ、導光板102に生じる輝度斑を防ぐ照明装置が開示
されている。
【0008】確かに、これによれば、上記した構成に比
べて、光源101と導光板102の対応部102bとの
距離をある程度短くすることができるが、やはり、光源
101・101と導光板102とが同一平面上に配置さ
れているので、照明装置全体の外形寸法は、液晶表示パ
ネル(図示せず)の大きさよりも光源101・101の
分だけ大きくなり、その結果、このような照明装置を液
晶表示装置に搭載した場合も、データ表示領域の面積に
対する液晶表示装置の外形寸法を、思うように小さくす
ることはできない。
【0009】尚、この他、例えば特開平5−53111
号公報には、図8に示すように、導光板102の対応部
102bの板厚が、光入射端面102aの板厚よりも薄
くなるように形成されると共に、上記光入射端面102
aの板厚が光源101の管径とほぼ同じ大きさに形成さ
れた液晶表示装置が開示され、また、特開平5−249
459号公報には、図9に示すように、導光板102を
薄型化した場合でも光源101からの光の入射面積に影
響を与えないように、光源101を導光板102の端部
前面に配置し、液晶表示パネル106を導光板102の
凹部102cに埋没させた構成の液晶表示装置が開示さ
れている。
【0010】しかしながら、これらの公報に開示された
液晶表示装置でも、導光板102の肉厚を薄くすること
で、液晶表示装置の薄型化については実現できるが、や
はり、データ表示領域の面積に対する液晶表示装置の外
形寸法を小さくすることはできない。
【0011】本発明は、上記の問題点に鑑みなされたも
のであって、その目的は、出光面側の全面積に対するデ
ータ表示領域対応部の占める面積率の高い照明装置を提
供し、この照明装置を表示装置の照明装置として用いる
ことで、表示装置のデータ表示領域の面積に対する外形
寸法を小さくすることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の照明装置は、
表示パネルの背面側に配され、少なくとも一側端部側
が、出光面側とは反対側に屈曲形成された導光板と、こ
の導光板の屈曲部分の内側端面から光を入射させるべ
く、この内側端面に沿って配された光源とを有し、か
つ、上記導光板における屈曲部分の外端面側に、導光板
との間に空間を介して配された反射部材が設けられてい
ることを特徴としている。
【0013】請求項2の照明装置は、請求項1記載の照
明装置において、導光板の屈曲部分が、約90°の角度
を有する断面略二等辺三角形状に形成されていることを
特徴としている。
【0014】請求項3の照明装置は、請求項1または2
記載の照明装置において、反射部材は、複数の反射面を
有し、少なくとも2面の反射面で形成される角度が約9
0°であることを特徴としている。
【0015】請求項4の照明装置は、請求項1、2また
は3記載の照明装置において、高反射率の鏡面で構成さ
れていることを特徴としている。
【0016】
【作用】請求項1の構成によれば、導光板の少なくとも
一側端部側が出光面側とは反対側に屈曲形成され、この
導光板の屈曲部の内側端面を光入射端面として、これに
沿って光源が配されている。したがって、従来からデー
タ表示領域対応部以外の面積を大きくする原因であった
光源は、導光板の背面側に配されることとなり、出光面
側の全面積に対するデータ表示領域対応部の占める面積
率の高い照明装置となる。
【0017】その結果、このような照明装置を液晶表示
装置の照明装置として用いることで、表示装置のデータ
表示領域の面積に対する表示装置の外形寸法を小さくす
ることができ、同じデータ表示領域の面積を有する従来
の表示装置に比べ、装置の外形寸法を小さくすることが
できる。
【0018】さらに、導光板における屈曲部分の外端面
側に、導光板との間に空間を介して配された反射部材が
設けられていることで、光源から導光板の屈曲部分に入
射された光のうち、導光板を透過する光は、空間に出射
され、反射部材により再び導光板に入射するように反射
される。
【0019】これにより、導光板の出光面と屈曲部分と
の境界部近傍に入射される光の入射角を臨界角以上に変
換することができるので、臨界角未満の光を低減するこ
とができ、導光板の輝線を低減することができる。した
がって、導光板の中央部と端部側との輝度の差を小さく
することができるので、導光板の面内輝度を均一化する
ことができる。
【0020】この結果、表示パネルのデータ表示領域に
照射するデータ表示領域対応部として導光板の出光面を
広く使用することができるので、この照明装置を備えた
液晶表示装置等の表示装置の外形寸法をさらに小さくす
ることができる。
【0021】請求項2の構成によれば、導光板の屈曲部
分が、約90°の角度を有する断面略二等辺三角形状に
形成されていることで、光源から導光板の屈曲部分の内
側端面に平行に入射された光は、ほぼ45°の入射角を
有する光となるため全反射で屈曲部内に導かれる。これ
により、光源から出射される光のうち、導光板の屈曲部
分で全反射を行なう光を増加させることができるので、
導光板の導光効率を向上させることができる。
【0022】請求項3の構成によれば、反射部材が、複
数の反射面を有し、少なくとも2面の反射面で形成され
る角度が約90°であることで、導光板の屈曲部分から
空間に出射された光を、入反射角度を変えずに、反射部
材の反射面で平行に反射させることができる。これによ
り、反射部材による直接的な反射光を低減することがで
きるので、結果として、導光板の出光面と屈曲部分との
境界部近傍に入射される臨界角未満の光を低減すること
ができ、光源からの光を有効に導光板内に導くことがで
きる。
【0023】請求項4の構成によれば、反射部材が、高
反射率の鏡面で構成されていることで、反射部材に照射
される光が反射の際に拡散しなくなる。これにより、導
光板の光源側端面からの光の漏れをなくすことができる
ので、光源からの光を効率良く導光板に導くことができ
る。
【0024】
【実施例】本発明の一実施例について図1ないし図5に
基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0025】本実施例に係る照明装置である平面光源装
置1は、液晶表示装置に搭載されるものであり、図1に
示すように、平板状の液晶表示パネル2の背面側に配さ
れ、液晶表示パネル2を背面から照射するものである。
【0026】上記平面光源装置1は、図2の斜視図に示
すような外観を有し、主に2本の光源3・3と、これら
光源3・3の光を導光する導光板4と、各光源3から発
せられた光を反射させて効率よく導光板4に入射させる
ための2個のリフレクター5・5とから構成されてい
る。
【0027】光源3は、従来からエッジライト方式の液
晶表示装置用照明装置に利用されているものと同様の線
状光源の蛍光管である。
【0028】導光板4は、透明アクリル樹脂等の全光線
透過率の良いもので作られたほぼ平板状のものである
が、図1にも示すように、導光板4における光源3側の
端部側はそれぞれ、断面三角形状をなして下方に折り曲
げられた屈曲形状となっている。導光板4におけるこの
折り曲げ位置は、上方に配された液晶表示パネル2のデ
ータ表示領域Rより外側位置であり、導光板4における
内側の平板部分がデータ表示領域Rに対応するデータ表
示領域対応部(以下、対応部と称する)4a、折り曲げ
られた端部側が非データ表示領域対応部(以下、非対応
部と称する)4bとなっている。
【0029】上記非対応部4bにおける屈曲部分の内端
面は、導光板4の光入射端面であり、この光入射端面4
cと対向するように、上記の光源3が導光板4の裏面側
に配設されている。
【0030】そして、本実施例において、導光板4で
は、対応部4aである平板部分の肉厚より、非対応部4
bの光入射端面4cが形成されている部分の肉厚が厚く
形成されている。尚、非対応部4bの肉厚は、光源3の
光の有効利用の点から光源3の管径とほぼ同じ大きさに
するのが望ましい。
【0031】上記非対応部4bの屈曲部分の外端面4e
は、約90°の角度の断面くの字状の断面略二等辺三角
形状に形成されている。これにより、光源3から導光板
4の非対応部4bの光入射端面4cに平行に入射された
光は、ほぼ45°の入射角を有する光となるため全反射
で非対応部4bに導かれる。したがって、光源3から出
射される光のうち、導光板4の非対応部4bで全反射を
行なう光を増加させることができるので、導光板4の導
光効率を向上させることができる。
【0032】また、リフレクター5は金属製で、導光板
4の光入射端面4cに対向する側を除く光源3の外周、
及び導光板4における非対応部4bを空間部10・10
を介して覆うように液晶表示パネル2のデータ表示領域
Rの手前位置まで形成されており、導光板4に固定され
ている。
【0033】また、このリフレクター5は、断面略コ字
状に形成されると共に、コーナーの角度が約90°とな
るように形成されている。これにより、導光板4の非対
応部4bから空間部10に出射された光を、入反射角度
を変えずに、リフレクター5の反射面で平行に反射させ
ることができるので、リフレクター5による直接的な反
射光を低減することができ、結果として、輝線となる光
を低減することができる。したがって、導光板4の光出
射面4dと非対応部4bとの境界部近傍に入射される臨
界角未満の光を低減することができるので、光源3から
の光を有効に導光板4内に導くことができる。
【0034】また、リフレクター5の長手方向の両端部
には、図2に示す電極保持部材6が一体化されており、
この電極保持部材6に、上記光源3が、光源3の両端部
の電極部分に嵌め込まれたシリコン製のホルダー9を介
して固定されている。
【0035】また、上記導光板4の背面側には、図1に
示すように、導光板4の背面側から漏れ出す光を反射さ
せるために背面反射板7が配されると共に、導光板4の
光出射面4d側には、光出射面4dから出射した光を拡
散させるために拡散シート8がそれぞれ配置されてい
る。
【0036】次に、上記構成の平面光源装置1における
導光板4内の光の進み方を図1を用いて説明する。
【0037】光源3から発せられた光は、導光板4にお
ける光入射端面4cから非対応部4bの折曲部分に入
り、そして、屈曲部分の断面くの字の外端面4eに達す
る。このとき、外端面4eに対して臨界角(例えば4
2.1°)以上で入射した光は、全反射を繰り返しなが
ら導光板4の屈曲部分内を進み、導光板4の対応部4a
に進む。一方、臨界角未満で入射した光は、一旦導光板
4から導光板4の屈折率とは異なる屈折率の空間部10
に出射され、リフレクター5により反射されて、再び導
光板4内へと戻され、同様にして導光板4の対応部4a
に進む。
【0038】こうして導光板4の対応部4aに到達した
光は、導光板4内の全反射や、導光板4の背面に設けら
れた背面反射板7での反射により、対応部4aの光出射
面4dから出射し、液晶表示パネル2と導光板4との間
に配された拡散シート8により拡散されて、液晶表示パ
ネル2をほぼ均一に照射する。
【0039】以上のように、上記平面光源装置1は、導
光板4の外側端部側が光出射面4d側とは反対側に屈曲
形成され、この導光板4の屈曲部の内側端面を光入射端
面4cとして、これに沿って光源3が配されている。し
たがって、従来からデータ表示領域対応部以外の面積を
大きくする原因であった光源3は、導光板4の背面側に
配されることとなり、出光面側の全面積に対するデータ
表示領域対応部(対応部4a)の占める面積率の高い照
明装置となる。
【0040】その結果、このような照明装置を液晶表示
装置等の表示装置の照明装置として用いることで、表示
装置のデータ表示領域の面積に対する表示装置の外形寸
法を小さくすることができ、同じデータ表示領域の面積
を有する従来の表示装置に比べ、装置の外形寸法を小さ
くすることができる。
【0041】上記構成の平面光源装置1の他に、例え
ば、導光板4の非対応部4bを屈曲させることで、表示
装置の外形寸法を小さくし得る照明装置として、図5に
示す平面光源装置1’が考えられる。これは、図1に示
す平面光源装置1のリフレクター5に代えて、リフレク
ター5’を採用したものである。このリフレクター5’
は、非対応部4bの外端面4eに沿って形成されたもの
である。
【0042】ところが、図5に示す平面光源装置1’の
ような、リフレクター5’が導光板4の屈曲部分である
非対応部4bの外端面4eに沿って形成された構成で
は、図4(a)に示すように、導光板4における対応部
4aと非対応部4bとの境界部分の光出射面4dに、臨
界角未満で入射する光Lがあり、その結果、上方に配さ
れる液晶表示パネル2のデータ表示領域Rの端部側の輝
度が他の部分に比べて明るくなる輝線が発生するように
なる。
【0043】これに対し、本実施例の平面光源装置1の
場合、リフレクター5と導光板4との間に、空気層から
なる空間部10が形成されているので、上記のような光
Lは、図4(b)に示すように、非対応部4bから出射
されたた場合、空間部10およびリフレクター5によっ
てその進路が変えられて、非対応部4bに再び入射され
対応部4aへと進むようになる。したがって、導光板4
の対応部4aと非対応部4bとの境界部分の光出射面4
dに、入射される臨界角未満の光を低減することができ
る。即ち、導光板4の対応部4aと非対応部4bとの境
界部分の輝線を低減することができる。
【0044】これにより、導光板4の対応部4aにおけ
る中央部と非対応部4bとの境界部分との輝度差を低減
することができるので、導光板4の対応部4aの面内輝
度を均一化することができる。
【0045】また、上記のように、本来導光板4の対応
部4aと非対応部4bとの境界部分の光出射面4dから
外側に出射される光は、導光板4の外側に出射されるこ
とがないので、導光板4の対応部4aに有効に導かれ
る。これにより、導光板4の対応部4aにおける輝度の
向上を図ることができる。
【0046】以上のように、本実施例の平面光源装置1
では、導光板4の一側端部側が光出射面4d側とは反対
側に屈曲形成され、この導光板4の屈曲部分の内側端面
4cを光入射端面として、これに沿って光源3が配され
た構成で、従来から対応部以外の面積を大きくする原因
であった光源3は、導光板4の背面側に配されている。
したがって、光出射面4d側の全面積に対する対応部4
aの占める面積率が高くなる。
【0047】その結果、このような平面光源装置1を照
明装置として用いた液晶表示装置は、データ表示領域R
の面積に対する表示装置の外形寸法が小さく、同じデー
タ表示領域Rの面積を有する従来の液晶表示装置に比
べ、装置の外形寸法を小さくすることができる。
【0048】しかも、リフレクター5と導光板4との間
に空間部10が形成されていることで、非対応部4b内
に入射された臨界角未満の光は、非対応部4bから出射
された光が空間部10によってその進路が変えられて、
再び非対応部4bに入射され対応部4aへと進むように
なるので、導光板4における対応部4aと非対応部4b
との境界部分から出射する光を減らすことができ、導光
板4における対応部4aの端部側に発生する輝線を低減
できる。
【0049】このように、輝線を低減することで、面内
の輝度を均一にすることができ、液晶表示装置としての
表示品位を向上し得ることはもちろん、従来と同じレベ
ルの輝線を許容範囲とした場合、輝線により遮光してい
た部分を対応部として使用できるので、図1における対
応部4aよりもっと広げることができ、さらに、データ
表示領域Rの面積に対する液晶表示装置の外形寸法を小
さくすることができる。
【0050】また、本来導光板4の対応部4aと非対応
部4bとの境界部分の光出射面4dから外側に出射され
る光が、この部分で導光板4から出射されることなく、
導光板4内の対応部4aに導かれて出射するので、導光
板4の対応部4aにおける輝度の向上を図ることもでき
る。
【0051】また、平面光源装置1では、リフレクター
5が、導光板4の光入射端面4cに対向する側を除く光
源3の外周、及び導光板4における非対応部4bを覆う
ように形成されているので、リフレクター5で光源3の
上部が覆われ、光源3から発せられた光は遮光され、導
光板4の対応部4aに直接入射せず、また、導光板4の
屈曲部分の外端面4eが覆われ、導光板4の光入射面か
ら入った光のうち、屈曲部4bの光入射端面4cに臨界
角未満の角度で入射し、外端面4eから一旦出射したも
のも空間部10を介してリフレクター5で反射され導光
板4内へと戻される。したがって、光源3の上部に遮光
膜等を別途形成することなく、導光板4の対応部4aに
直接入射することにより発生する輝度斑を防止すること
ができ、また、屈曲部分の外端面4eに新たに反射膜等
を設ける必要もない。
【0052】また、上記導光板4では、対応部4aであ
る平板部分の肉厚より、非対応部4bの光入射端面4c
が形成されている部分の肉厚が厚く形成されているの
で、装置の薄型化を図ると共に、光源3の光を効率良く
導くことができる。
【0053】尚、上記実施例においては、導光板4の非
対応部4bの屈曲部分を約90°の角度を有する断面略
三角形状としたが、断面台形状、断面略半円状であって
もよい。
【0054】また、図3に示すように、液晶の駆動回路
および光源3の制御回路11を導光板4の背面に配置す
ることにより、導光板4の背面を有効に利用することが
できるので、液晶表示装置の薄型化を可能にする。
【0055】また、本実施例では、リフレクター5の反
射率には特に触れていないが、リフレクター5を高反射
率の鏡面で構成することにより、リフレクター5に照射
される光が反射の際に拡散しなくなる。これにより、導
光板4とリフレクター5との境界面からの光の漏れをな
くすことができるので、光源3からの光を効率良く導光
板4に導くことができる。
【0056】
【発明の効果】請求項1の発明の照明装置は、以上のよ
うに、表示パネルの背面側に配され、少なくとも一側端
部側が、出光面側とは反対側に屈曲形成された導光板
と、この導光板の屈曲部分の内側端面から光を入射させ
るべく、この内側端面に沿って配された光源とを有し、
かつ、上記導光板における屈曲部分の外端面側に、導光
板との間に空間を介して配された反射部材が設けられて
いる構成である。
【0057】これにより、導光板の出光面と屈曲部分と
の境界部近傍に入射される光の入射角を臨界角以上に変
換することができるので、臨界角未満の光を低減するこ
とができ、導光板の輝線を低減することができる。した
がって、導光板の中央部と端部側との輝度の差を小さく
することができるので、導光板の面内輝度を均一化する
ことができる。
【0058】この結果、表示パネルのデータ表示領域を
照射するデータ表示領域対応部として導光板の出光面を
広く使用することができるので、この照明装置を備えた
液晶表示装置等の表示装置の外形寸法を小さくすること
ができるという効果を奏する。
【0059】請求項2の発明の照明装置は、以上のよう
に、導光板の屈曲部分が、約90°の角度を有する断面
略二等辺三角形状に形成されている構成である。
【0060】これにより、光源から出射される光のう
ち、導光板の屈曲部分で全反射を行なう光を増加させる
ことができるので、導光板の導光効率を向上させること
ができるという効果を奏する。
【0061】請求項3の発明の照明装置は、以上のよう
に、反射部材が、複数の反射面を有し、少なくとも2面
の反射面で形成される角度が約90°である構成であ
る。
【0062】これにより、反射部材により直接反射され
導光板に出射され、輝線となる光を低減することができ
るので、導光板の出光面と屈曲部分との境界部近傍に入
射される臨界角未満の光を低減することができ、この結
果、光源からの光を有効に導光板内に導くことができる
という効果を奏する。
【0063】請求項4の発明の照明装置は、以上のよう
に、反射部材は、高反射率の鏡面で構成されている。
【0064】これにより、反射部材に照射される光が反
射の際に拡散しなくなるので、導光板の光源側端面から
の光の漏れをなくすことができるので、光源からの光を
効率良く導光板に導くことができるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の照明装置の概略断面図であ
る。
【図2】上記照明装置の斜視図である。
【図3】本発明の他の実施例の照明装置の概略断面図で
ある。
【図4】(a)はリフレクターが導光板の屈曲部の外側
に沿って形成された照明装置についての光の進み方の説
明図であり、(b)はリフレクターと導光板の屈曲部と
の間に空間部を設けた照明装置についての光の進み方の
説明図である。
【図5】本発明の比較例の照明装置の概略断面図であ
る。
【図6】従来のエッジライト式の照明装置の概略構成図
である。
【図7】従来のエッジライト式の照明装置の概略構成図
である。
【図8】従来のエッジライト式の照明装置の概略構成図
である。
【図9】従来のエッジライト式の照明装置の概略構成図
である。
【符号の説明】
1 平面光源装置 2 液晶表示パネル(表示パネル) 4 導光板 4b 非対応部(屈曲部分) 4c 光入射端面(内端面) 4d 光出射面(出光面) 4e 外端面 5 リフレクター(反射部材) 10 空間部(空間)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示パネルの背面側に配され、少なくとも
    一側端部側が、出光面側とは反対側に屈曲形成された導
    光板と、この導光板の屈曲部分の内側端面から光を入射
    させるべく、この内側端面に沿って配された光源とを有
    し、かつ、上記導光板における屈曲部分の外端面側に、
    導光板との間に空間を介して配された反射部材が設けら
    れていることを特徴とする照明装置。
  2. 【請求項2】上記導光板の屈曲部分が、約90°の角度
    を有する断面略二等辺三角形状に形成されていることを
    特徴とする請求項1記載の照明装置。
  3. 【請求項3】上記反射部材は、複数の反射面を有し、少
    なくとも2面の反射面で形成される角度が約90°であ
    ることを特徴とする請求項1または2記載の照明装置。
  4. 【請求項4】上記反射部材は、高反射率の鏡面で構成さ
    れていることを特徴とする請求項1、2または3記載の
    照明装置。
JP7012027A 1994-12-15 1995-01-27 照明装置 Pending JPH08201809A (ja)

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KR1019950048167A KR100211607B1 (ko) 1994-12-15 1995-12-06 조명장치
US08/573,498 US5808708A (en) 1994-12-15 1995-12-14 Lighting apparatus

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040050342A (ko) * 2002-12-10 2004-06-16 이상길 광원의 위치가 개선된 백라이트 유니트
JP2009251753A (ja) * 2008-04-02 2009-10-29 Glory Ltd Icカード端末装置
CN103104862A (zh) * 2011-11-09 2013-05-15 株式会社东芝 面光源装置
CN108267811A (zh) * 2018-01-15 2018-07-10 友达光电股份有限公司 显示装置

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