JP4848511B2 - 液晶ディスプレイ用バックライトユニット - Google Patents

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Description

本発明は、大型の液晶ディスプレイに適した液晶ディスプレイ用バックライトユニット、ならびに、このバックライトユニットを有する液晶ディスプレイに関する。
液晶ディスプレイを備えたテレビジョン受像機(単に液晶テレビとも呼ばれる)やパーソナルコンピュータ用ディスプレイ等における比較的大型の液晶ディスプレイに用いられるバックライトユニットにおいては、一般に、複数本の蛍光ランプ(冷陰極管とも呼ばれる)が光源として使用されている。例えば、対角サイズ32インチ以上の液晶テレビにおけるバックライトユニットは、直径2〜3mm程度で長さ700mm前後の細長い蛍光ランプを10〜20本程度有している。
この種の液晶ディスプレイ用バックライトユニットの一例を、図1(a)に示す。図1(a)を参照すると、このバックライトユニットは、角板状を呈する液晶パネル10の裏側において液晶パネル10の幅方向Wに長手方向を沿わせて液晶パネル10の縦方向Hに沿って並ぶように配置された複数本の蛍光ランプ20と、蛍光ランプ20の周面のうちの液晶パネル10の裏面に対向しない領域から放射される光を液晶パネル10の裏面に入射すべく反射するリフレクタ30と、液晶パネル10の裏面に亘って設けられ、蛍光ランプ20から直接およびリフレクタ30で反射して液晶パネル10に向かう光を拡散する拡散板50とを有している。拡散板50は、液晶パネル10の裏面に照射されるべき白色光の光量分布を均一化させようとするものである。尚、図1(a)は、蛍光ランプ20の長手方向に垂直な断面図である。図中、破線矢印は、白色光の光路を示している。また、矢印Dは、液晶パネル10の厚さ方向を示している。
図1(a)に示した液晶ディスプレイ用バックライトユニットにおいては、液晶パネル10の裏面に照射される白色光の光強度分布が不均一になってしまうことが、発明者等による種々の実験を経て判明した。即ち、図1(a)に対応した図1(b)に示すように、液晶パネル10の縦方向において、各蛍光ランプ20と同じ高さ位置の部分が他の領域に比べて強く照射されるような光量分布になってしまう。
特に、バックライトユニットを薄型化すべく蛍光ランプと液晶パネルとの間隔を短くした場合には、このような不均一な光量分布がさらに強調されることになり、均一な光量分布で液晶パネルの裏面を照射することが困難である。
それ故、本発明の課題は、光源からの光を均一な光量分布で液晶パネルに照射することができる液晶ディスプレイ用バックライトユニットを提供することである。
本発明の他の課題は、ユニットの薄型化と光量分布の均一性とを両立した液晶ディスプレイ用バックライトユニットを提供することである。
本発明のさらに他の課題は、上記のような液晶ディスプレイ用バックライトユニットを備えた液晶ディスプレイを提供することである。
本発明によれば、以下の態様(1)〜(13)が、少なくとも得られる。
(1)長手方向を有する形状を呈し、角板状を呈する液晶パネルの裏側において液晶パネルの幅方向に該長手方向を沿わせて配置される光源と、前記光源の周面のうちの液晶パネルの裏面に対向しない領域から放射される光を液晶パネルの裏面に入射すべく反射するリフレクタと、液晶パネルの裏面に亘って設けられ、前記光源から直接および前記リフレクタで反射して液晶パネルに向かう光を拡散する拡散板とを有する液晶ディスプレイ用バックライトユニットにおいて、
前記拡散板のうちの少なくとも該光源が平行投影される領域には、該領域の通過光の光強度を低下させる光抑制部が形成されることを特徴とする液晶ディスプレイ用バックライトユニット。
(2)前記光抑制部は、前記光源の前記長手方向に垂直な断面における該光源の中心に近付くにつれ前記領域の通過光の光強度を低下させる度合いが強くなるように設定されていることを特徴とする態様(1)の液晶ディスプレイ用バックライトユニット。
(3)前記光抑制部は、前記拡散板の厚さを部分的に増大させてなる増厚部分によって構成されることを特徴とする態様(1)または(2)の液晶ディスプレイ用バックライトユニット。
(4)前記増厚部分は、前記光源の前記長手方向に垂直な断面における形状として、該光源の中心に向かって突出する山型を呈していることを特徴とする態様(3)の液晶ディスプレイ用バックライトユニット。
(5)前記光抑制部は、前記拡散板の光透過率を材質調整により部分的に低下させてなる低透過率部分によって構成されることを特徴とする態様(1)または(2)の液晶ディスプレイ用バックライトユニット。
(6)前記光抑制部は、前記拡散板の表面上方に該拡散板とは別部材として設けられた三角プリズム層によって構成されることを特徴とする態様(1)の液晶ディスプレイ用バックライトユニット。
(7)前記光抑制部は、前記拡散板の表面に形成された三角プリズム面によって構成されることを特徴とする態様(1)の液晶ディスプレイ用バックライトユニット。
(8)前記拡散板は、酸化チタンを反射剤として含むポリカーボネートから成ることを特徴とする態様(1)〜(7)のいずれか1つの液晶ディスプレイ用バックライトユニット。
(9)前記リフレクタは、前記光源の前記長手方向に垂直な断面における形状として、該光源に向かって突出した山型部を持っていることを特徴とする態様(1)〜(8)のいずれか1つの液晶ディスプレイ用バックライトユニット。
(10)前記リフレクタは、前記光源の前記長手方向に垂直な断面における形状がカップ状を呈し、カップの底辺は、前記拡散板の表面に平行であり、カップの2つの立辺はそれぞれ、前記底辺に対して45度の角度をなしていることを特徴とする態様(1)〜(9)のいずれか1つの液晶ディスプレイ用バックライトユニット。
(11)前記光源は、冷陰極型蛍光ランプまたは熱陰極型蛍光ランプであることを特徴とする態様(1)〜(10)のいずれか1つの液晶ディスプレイ用バックライトユニット。
(12)前記光源は、前記長手方向に配列された複数のLEDを含むLEDアレイであることを特徴とする態様(1〜(10)のいずれか1つの液晶ディスプレイ用バックライトユニット。
(13)態様(1)〜(12)のいずれか1つの前記液晶ディスプレイ用バックライトユニットと、前記液晶パネルとをすることを特徴とする液晶ディスプレイ。
尚、本発明における拡散板とは、入射する光を四方八方に拡散させるような半透明板だけではなく、本発明で示された作用をなすものであれば、透明板をも含むものとする。
本発明による液晶ディスプレイ用バックライトユニットは、光源からの光を均一な光量分布で液晶パネルに照射することができる。
本発明による液晶ディスプレイ用バックライトユニットはまた、ユニットの薄型化と光量分布の均一性とを両立できる。
本発明による液晶ディスプレイ用バックライトユニットはさらに、径が太いが故にバックライトユニットの薄型化の弊害となるために適用に問題があった熱陰極管をバックライトユニットの光源として採用できる。
また、本発明による液晶ディスプレイは、その構成要素である液晶ディスプレイ用バックライトユニットが、上記のような効果を奏する。
本発明による液晶ディスプレイ用バックライトユニットは、長手方向を有する形状を呈し、角板状を呈する液晶パネルの裏側において液晶パネルの幅方向に長手方向を沿わせて配置される光源と、光源の周面のうちの液晶パネルの裏面に対向しない領域から放射される光を液晶パネルの裏面に入射すべく反射するリフレクタと、液晶パネルの裏面に亘って設けられ、光源から直接およびリフレクタで反射して液晶パネルに向かう光を拡散する拡散板とを有している。
本発明によるバックライトユニットにおいては特に、拡散板のうちの少なくとも光源が平行投影される領域に、そこを通過する光の光強度を低下させる光抑制部が形成されている。
このような構造の本発明による液晶ディスプレイ用バックライトユニットによれば、光源から放射される光が拡散板に入射する際に、光源に近い部分では、光が強く拡散され、拡散板から液晶パネルの裏面に対して出射される光の光量が低下する。この結果、液晶パネル全体においては均一な光量分布で光を照射することができる。
本発明によればまた、ユニットの薄型化を図るべく、液晶パネルに対して光源を従来よりも近くに配置しても、均一な光量分布で光を液晶パネルに照射できる。この結果、ユニットの薄型化と光量分布の均一性とを両立できる。
さらに、本発明は、光源を液晶パネルに対してより近付けて配置しても均一な光量分布を得られるため、特にバックライトユニットが厚くなりやすい太い蛍光ランプを用いる場合に有効である。例えば、冷陰極管に比べて光量が大きく、高効率に液晶パネルを照明し得るものの、径が太いが故に液晶ディスプレイ用バックライトユニットの薄型化の弊害となるために適用に問題があった熱陰極型の蛍光ランプ(熱陰極管)を、液晶ディスプレイ用バックライトユニットの光源として採用することが可能になる。つまり、蛍光ランプが太くなることを、蛍光ランプを液晶パネルに近づけることで相殺できるため、バックライトユニットの薄型化がいたずらに阻害されることがない。
以下、図面を参照して、本発明の実施例による液晶ディスプレイ用バックライトユニットならびに液晶ディスプレイを説明する。
図2を参照すると、本発明の実施例1による液晶ディスプレイ用バックライトユニットは、図1(a)に示した従来例と同様に、光源としての複数本の冷陰極型の蛍光ランプ20と、リフレクタ40と、拡散板60とを有している。尚、図2は、蛍光ランプ20の長手方向に垂直な断面図である。図中、矢印W、H、およびDはそれぞれ、液晶パネル10の幅方向、縦方向、および厚さ方向を示している。各蛍光ランプ20は、長手方向を有する形状を呈し、角板状を呈する液晶パネル10の裏側において液晶パネル10の幅方向Wに長手方向を沿わせ、かつ、液晶パネルの縦方向Hに沿って並列するように配置されている。リフレクタ40は、蛍光ランプ20の周面のうちの液晶パネル10の裏面に対向しない領域から放射される光(特に、白色光。以後、単に光と呼ぶ)を液晶パネル10の裏面に入射すべく反射するものである。リフレクタ40の表面には、アルミニウムを主体とした反射膜がコーティングされている。ただし、銀がコーティングされてもよく、また、どちらの場合でも、反射膜上にさらに保護膜が施されてもよい。拡散板60は、液晶パネル10の裏面に亘って密着して設けられ、蛍光ランプ20から直接およびリフレクタ40で反射して液晶パネル10に向かう光を拡散するものである。
本バックライトユニットにおいては特に、拡散板60のうちの少なくとも蛍光ランプ20が平行投影される領域Pに、通過光の光強度を低下させる光抑制部が形成されている。この光抑制部は、拡散板60の厚さを部分的に増大させてなる増厚部分62によって構成されている。増厚部分62は、蛍光ランプ20の長手方向に垂直な断面における形状として、蛍光ランプ20の中心に向かって突出する山型を呈している。増厚部分62が山型を呈していることにより、増厚部分62は、蛍光ランプ20の長手方向に垂直な断面における蛍光ランプ20の中心に近付くにつれ、通過光の光強度を低下させる度合いが強くなっている。
拡散板60の母材としては、樹脂の中で比較的熱に強いポリカーボネートを採用した。ポリカーボネートから成る板によって光を拡散させるためには、母材のポリカーボネートと屈折率の異なる樹脂を拡散剤として混入させればよい。あるいは、ポリカーボネート中に酸化チタン等の反射剤を混入させてもよい。本実施例では、後者を採用した。
以上のような構成を有する実施例1による液晶ディスプレイ用バックライトユニットによれば、拡散板60における蛍光ランプ20の近傍では光が強く拡散されるようになり、液晶パネル10においては蛍光ランプ20の直ぐ近くのみが強く照射されることがない。よって、蛍光ランプ20からの光を均一な光量分布で液晶パネル10に照射することができる。
尚、比較例として、図1(a)に示したバックライトユニットにおいて、その拡散板50よりも全体的に厚さが厚いものに代えた構成を試みたところ、光量分布の不均一性は殆ど改善されなかった。これは、拡散板の光透過率が全体的に低下するのみで、光源からの距離が異なる各所間の相対的な光透過率には差が生じないためであると考えられる。
実施例1によるバックライトユニットにおいてはまた、リフレクタ40は、蛍光ランプ20毎に、蛍光ランプ20の長手方向に垂直な断面における形状がカップ状を呈している。カップの底辺は、蛍光ランプ20を挟んで拡散板50の表面に平行である。また、カップの2つの立辺である斜面部42はそれぞれ、底辺に対して45度の角度をなしている。尚、この斜面部の角度は、45度に限られるものではなく、例えばバックライトユニットの厚さ寸法に応じて設定される。ただし、反射効率等からすれば、35〜55度の範囲が好ましい。斜面部42は、蛍光ランプ20から放射される光のうち、通常であれば液晶パネル10の縦方向Hにほぼ沿って進行して液晶パネル10を照らすことなく無駄となってしまう光を、ほぼ45度の角度で反射して液晶パネル10を照らすようにするものである。リフレクタ40はまた、蛍光ランプ20の長手方向に垂直な断面における形状として、蛍光ランプ20に向かって突出した山型部43を持っている。山型部43は、蛍光ランプ20から放射される光のうち、液晶パネル10から遠ざかる向きに進行し、通常であればリフレクタ40の主面で反射されて蛍光ランプ20に戻って蛍光ランプ20に吸収されてしまう光を、液晶パネル10を照らすようにするものである。このように、リフレクタの斜面部42および山型部43は共に、通常であれば損失となってしまう光を液晶パネル10に効果的に向かわせることができる。この結果、蛍光ランプ20から放射される光の利用効率が高められる。
本発明の実施例1による液晶ディスプレイは、上記本実施例による液晶ディスプレイ用バックライトユニットと、液晶パネル10とを有している。
尚、本実施例において、光源は、冷陰極型蛍光ランプに限らず、熱陰極型蛍光ランプであってもよいし、あるいは、長手方向に配列された複数のLEDを含むLEDアレイであってもよい。
図3を参照すると、本発明の実施例2による液晶ディスプレイ用バックライトユニットは、図2に示した実施例1とは、拡散板のうちの少なくとも蛍光ランプ20が平行投影される領域に形成された通過光の光強度を低下させる光抑制部の具体的構造が異なっている。それ以外の点では、実施例2は実施例1と同様であるため、詳細な説明は省略する。
実施例2によるバックライトユニットにおいては、実施例1と同様に、拡散板70のうちの少なくとも蛍光ランプ20が平行投影される領域Pに、通過光の光強度を低下させる光抑制部が形成されている。ただし、この光抑制部は、拡散板70の光透過率を材質調整により部分的に低下させてなる低透過率部分72によって構成されている。即ち、ポリカーボネートから成る拡散板70のうちの少なくとも蛍光ランプ20が平行投影される領域Pには、他領域よりも高濃度に拡散剤または酸化チタン等の反射剤を混入させている。低透過率部分72における拡散剤または反射剤の濃度分布としては、蛍光ランプ20の長手方向に垂直な断面における蛍光ランプ20の中心に近付くにつれ、高濃度となるようにしてもよい。こうすることで、蛍光ランプ20の長手方向に垂直な断面における蛍光ランプ20の中心に近付くにつれ、通過光の光強度を低下させる度合いが強くなる。
以上のような構成を有する実施例2による液晶ディスプレイ用バックライトユニットによれば、液晶パネル10においては蛍光ランプ20の直ぐ近くのみが強く照射されることがない。よって、蛍光ランプ20からの光を均一な光量分布で液晶パネル10に照射することができる。
尚、実施例2においては、拡散板70の光透過率を材質調整により部分的に低下させるため、拡散板70の厚さは全体的に均一である。
本発明の実施例2による液晶ディスプレイは、上記本実施例による液晶ディスプレイ用バックライトユニットと、液晶パネル10とを有している。
尚、本実施例においても、光源は、冷陰極型蛍光ランプに限らず、熱陰極型蛍光ランプであってもよいし、あるいは、長手方向に配列された複数のLEDを含むLEDアレイであってもよい。
図4および図5を参照すると、本発明の実施例3による液晶ディスプレイ用バックライトユニットは、実施例1、2とは、拡散板のうちの少なくとも蛍光ランプ20が平行投影される領域に形成された通過光の光強度を低下させる光抑制部の具体的構造が異なっている。それ以外の点では、実施例3は実施例1、2と同様であるため、詳細な説明は省略する。
実施例3によるバックライトユニットにおいては、実施例1、2と同様に、拡散板80のうちの少なくとも蛍光ランプ20が平行投影される領域Pに、通過光の光強度を低下させる光抑制部が形成されている。ただし、この光抑制部は、拡散板80の表面上方に拡散板80とは別部材として設けられた三角プリズム層92によって構成されている。より具体的には、拡散板80の表面に亘って、その上方には僅かな距離をおいて、透過光制御板90が設けられている。透過光制御板90は、基本的に、光透過率がほぼ100%である。透過光制御板90の拡散板80側の表面においては、領域Pに相当する箇所に、三角プリズム層92が形成されている。尚、三角プリズム層92のプリズムの形状(頂角の角度、山の高さ、山間ピッチ等)としては、蛍光ランプ20の長手方向に垂直な断面における蛍光ランプ20の中心に近付くにつれ、反射率等が高まるようにしてもよい。こうすることで、蛍光ランプ20の長手方向に垂直な断面における蛍光ランプ20の中心に近付くにつれ、通過光の光強度を低下させる度合いが強くなる。
三角プリズム層92およびその近傍を拡大して示した図5に示されるように、蛍光ランプ20から放射された光L1〜L4は、透過光制御板90の特に三角プリズム層92に入射する。光L1〜L4のうちの光L2およびL3は、三角プリズム層92内で全反射し、図中左側に戻される。一方、光L1およびL4は、三角プリズム層92内で屈折して図中右側、即ち、拡散板80および液晶パネル10(図5には、図示せず)に向かう。尚、透過光制御板90のうちの三角プリズム層92以外の領域を通過する光は僅かに屈折するため、透過光制御板90からの出射角が、ひいては、液晶パネル10の裏面への入射角が、垂直に近付けられる。
尚、本実施例の透過光制御板90では、領域Pに相当する箇所のみが三角プリズム層になっており、それ以外の部分はフラットな面になっているが、透過光制御板の表面全面を三角プリズム層とし、ただし三角プリズム層92のプリズムの形状(頂角の角度、山の高さ、山間ピッチ等)を蛍光ランプ20の長手方向に垂直な断面における蛍光ランプ20の中心に近付くにつれて反射率等が高まるようにしてもよい。
以上のような構成を有する実施例3による液晶ディスプレイ用バックライトユニットによれば、液晶パネル10においては蛍光ランプ20の直ぐ近くのみが強く照射されることがない。よって、蛍光ランプ20からの光を均一な光量分布で液晶パネル10に照射することができる。
尚、実施例3においても、三角プリズム層92を設けることにより通過光の光強度を部分的に低下させるため、拡散板80の厚さは全体的に均一である。
本発明の実施例3による液晶ディスプレイは、上記本実施例による液晶ディスプレイ用バックライトユニットと、液晶パネル10とを有している。
尚、本実施例においても、光源は、冷陰極型蛍光ランプに限らず、熱陰極型蛍光ランプであってもよいし、あるいは、長手方向に配列された複数のLEDを含むLEDアレイであってもよい。
尚、図示はしないが、その他の実施例として、光抑制部を、拡散板の表面に形成された三角プリズム面によって構成してもよい。
本発明は、30インチ以上の大型の液晶ディスプレイに適用して極めて有効であるだけではなく、小型の液晶ディスプレイにも適用可能である。
従来の液晶ディスプレイ用バックライトユニットの要部を説明するための図であり、(a)はその構造を示し、(b)は縦方向位置に応じた光強度(相対値)を示す。 本発明の実施例1による液晶ディスプレイ用バックライトユニットの要部の構造を示す概略的な断面図である。 本発明の実施例2による液晶ディスプレイ用バックライトユニットの要部の構造を示す概略的な断面図である。 本発明の実施例3による液晶ディスプレイ用バックライトユニットの要部の構造を示す概略的な断面図である。 図4に示した液晶ディスプレイ用バックライトユニットの動作(光の放射の経緯)を説明するための図である。
符号の説明
10 液晶パネル
20 蛍光ランプ
30、40 リフレクタ
42 斜面部
43 山型部
50、60、70、80 拡散板
62 増厚部
72 低透過率部分
90 透過光制御板
92 三角プリズム層
D 液晶パネルの厚さ方向
H 液晶パネルの縦方向
W 液晶パネルの幅方向

Claims (7)

  1. 長手方向を有する形状を呈し、角板状を呈する液晶パネルの裏側において液晶パネルの幅方向に該長手方向を沿わせて配置される光源と、前記光源の周面のうちの液晶パネルの裏面に対向しない領域から放射される光を液晶パネルの裏面に入射すべく反射するリフレクタと、液晶パネルの裏面に亘って設けられ、前記光源から直接および前記リフレクタで反射して液晶パネルに向かう光を拡散する拡散板とを有する液晶ディスプレイ用バックライトユニットにおいて、
    前記リフレクタは、前記光源の前記長手方向に垂直な断面における形状として、前記光源毎に前記拡散板側が開口したカップ状を呈し、カップの底辺は前記光源を挟んで前記拡散板の表面に平行であり、カップの2つの立辺である斜面部がそれぞれ前記底辺に対して35〜55度の角度をなして前記拡散板の表面まで達しており、前記底辺には該光源に向かって突出した山型部を持っており、
    前記拡散板は、その母材と屈折率の異なる拡散剤を混入させて成り、
    前記拡散板のうちの少なくとも該光源が平行投影される領域には、通過光の光強度を低下させる光抑制部が形成され、
    前記光抑制部は、前記拡散板の光透過率を材質調整により部分的に低下させてなる低透過率部分によって構成されることを特徴とする液晶ディスプレイ用バックライトユニット。
  2. 長手方向を有する形状を呈し、角板状を呈する液晶パネルの裏側において液晶パネルの幅方向に該長手方向を沿わせて配置される光源と、前記光源の周面のうちの液晶パネルの裏面に対向しない領域から放射される光を液晶パネルの裏面に入射すべく反射するリフレクタと、液晶パネルの裏面に亘って設けられ、前記光源から直接および前記リフレクタで反射して液晶パネルに向かう光を拡散する拡散板とを有する液晶ディスプレイ用バックライトユニットにおいて、
    前記リフレクタは、前記光源の前記長手方向に垂直な断面における形状として、前記光源毎に前記拡散板側が開口したカップ状を呈し、カップの底辺は前記光源を挟んで前記拡散板の表面に平行であり、カップの2つの立辺である斜面部がそれぞれ前記底辺に対して35〜55度の角度をなして前記拡散板の表面まで達しており、前記底辺には該光源に向かって突出した山型部を持っており、
    前記拡散板は、その母材と屈折率の異なる拡散剤を混入させて成り、
    前記拡散板のうちの少なくとも該光源が平行投影される領域には、通過光の光強度を低下させる光抑制部が形成され、
    前記光抑制部は、前記拡散板の表面上方に該拡散板とは別部材として設けられた三角プリズム層によって構成されることを特徴とする液晶ディスプレイ用バックライトユニット。
  3. 長手方向を有する形状を呈し、角板状を呈する液晶パネルの裏側において液晶パネルの幅方向に該長手方向を沿わせて配置される光源と、前記光源の周面のうちの液晶パネルの裏面に対向しない領域から放射される光を液晶パネルの裏面に入射すべく反射するリフレクタと、液晶パネルの裏面に亘って設けられ、前記光源から直接および前記リフレクタで反射して液晶パネルに向かう光を拡散する拡散板とを有する液晶ディスプレイ用バックライトユニットにおいて、
    前記リフレクタは、前記光源の前記長手方向に垂直な断面における形状として、前記光源毎に前記拡散板側が開口したカップ状を呈し、カップの底辺は前記光源を挟んで前記拡散板の表面に平行であり、カップの2つの立辺である斜面部がそれぞれ前記底辺に対して35〜55度の角度をなして前記拡散板の表面まで達しており、前記底辺には該光源に向かって突出した山型部を持っており、
    前記拡散板は、その母材と屈折率の異なる拡散剤を混入させて成り、
    前記拡散板のうちの少なくとも該光源が平行投影される領域には、通過光の光強度を低下させる光抑制部が形成され、
    前記光抑制部は、前記拡散板の表面に形成された三角プリズム面によって構成されることを特徴とする液晶ディスプレイ用バックライトユニット。
  4. 前記光抑制部は、前記光源の前記長手方向に垂直な断面における該光源の中心に近付くにつれ前記領域の通過光の光強度を低下させる度合いが強くなるように設定されていることを特徴とする請求項1に記載の液晶ディスプレイ用バックライトユニット。
  5. 前記光源は、冷陰極型蛍光ランプまたは熱陰極型蛍光ランプであることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1つに記載の液晶ディスプレイ用バックライトユニット。
  6. 前記光源は、前記長手方向に配列された複数のLEDを含むLEDアレイであることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1つに記載の液晶ディスプレイ用バックライトユニット。
  7. 請求項1乃至のいずれか1つに記載の前記液晶ディスプレイ用バックライトユニットと、前記液晶パネルとをすることを特徴とする液晶ディスプレイ。
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