JP2003036715A - 面光源装置および液晶表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 輝度が向上する面光源装置を提供する。 【解決手段】 Ｆ/Ｌ用ＦＰＣ34にＬＥＤ36a,36bを配設
する。リフレクタ31の切欠溝部33a,33bにＦ/Ｌ用ＦＰＣ
34を挿通させる。切欠溝部33a,33bの外側であるリフレ
クタ31の一主面上にＬＥＤ36a,36bが位置する。切欠溝
部33a,33bの内側であるリフレクタ31の一主面にランプ
ガイド32を配設する。ランプガイド32がＬＥＤ36a,36b
に対向する。ＬＥＤ36a,36bからの発光の一部をリフレ
クタ31の側面で遮らない。ＬＥＤ36a,36bからの発光の
すべてがランプガイド32へと入り込む。ランプガイド32
に入り込んだ光をランプガイド32が面方向へと導く。Ｌ
ＥＤ36a,36bからランプガイド32へと導いた光の輝度を
向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、光源からの光を導
光板で面方向へと導く面光源装置およびこれを備えた液
晶表示装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の面光源装置としては、例
えば図３に示す構成が知られている。

【０００３】この図３に示す面光源装置１は、屈曲可
能、すなわちフレキシブルな矩形平板状の基板としての
ＦＰＣ(Flexible Print Circuit)２を備えている。この
ＦＰＣ２の一主面には、このＦＰＣ２より小さい矩形平
板状の反射板としてのリフレクタ３が配設されている。
このリフレクタ３は、このリフレクタ３の一主面から入
射する光を全反射させる。

【０００４】そして、このリフレクタ３の両側側方であ
るＦＰＣ２の一主面には、細長断面矩形状の光源として
の発光ダイオードであるＬＥＤ(Light Emitting Diode)
4a,4bが、このリフレクタ３の側面に長手方向が沿った
状態でそれぞれ配設されている。

【０００５】また、リフレクタ３の一主面には、このリ
フレクタ３より小さい矩形平板状の導光板としてのラン
プガイド５が配設されている。このランプガイド５は、
互いのＬＥＤ4a,4bから発光された光を一主面である面
方向へと導く。さらに、このランプガイド５の一主面に
は、入射する光を反射または透過させる平板状の反射板
としてのリフレクタ６がリフレクタ３と対向して配設さ
れている。このリフレクタ６は、各ＬＥＤ4a,4bの一側
面を覆っている。

【０００６】この結果、各ＬＥＤ4a,4bから発光された
光は、ランプガイド５へと入り込み、互いのリフレクタ
３,６にて反射されながら、このランプガイド５の一主
面から面方向へと透光される。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
面光源装置１では、ＦＰＣ２の同一の一主面にリフレク
タ３およびＬＥＤ4a,4bがそれぞれ配設されているた
め、これら各ＬＥＤ4a,4bから発光した光の一部が、リ
フレクタ３の側面にて遮られてしまいランプガイド５へ
と入り込まない。このため、これら各ＬＥＤ4a,4bから
発光される光すべてをランプガイド５へと導くことがで
きないため、このランプガイド５の一主面から面方向へ
と発光される光の輝度が低下してしまうという問題を有
している。

【０００８】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、輝度が向上する面光源装置およびこれを備えた液
晶表示装置を提供することを目的とする。

【０００９】

【課題を解決するための手段】本発明は、基板と、この
基板の一主面に配設された光源と、前記基板が挿通され
る挿通部を備え、この挿通部に前記基板を挿通させた状
態で、この挿通部の一側である一主面上に前記光源が位
置する反射板と、この反射板の一主面である前記挿通部
の他側に前記光源に対向して配設され、前記光源からの
光を面方向へと導く導光板とを具備しているものであ
る。

【００１０】そして、この構成では、光源が配設された
基板を反射板の挿通部に挿通させることにより、この反
射板における挿通部の外側一主面上に光源が位置する。
このため、この光源から発光された光の一部が反射板の
側面にて遮られることなく、この光源から発光されるす
べての光が反射板における挿通部の内側一主面に配設し
た導光板へと入り込み、この入り込んだ光が導光板によ
り面方向へと導かれる。よって、この光源から導光板へ
と導いた光の輝度が向上する。

【００１１】

【発明の実施の形態】以下、本発明の液晶表示装置の一
実施の形態の構成を図１および図２を参照して説明す
る。

【００１２】図１および図２において、11は液晶表示装
置で、この液晶表示装置11は、例えば携帯電話などに用
いられる液晶パネル12を備えている。この液晶パネル12
の表面には、この液晶パネル12に表示される画像へと光
を照射させるフロントライトとしての面光源装置13が相
対して配設されている。

【００１３】そして、液晶パネル12は、中央が開口され
た矩形状の枠体としてのベゼル14に取り付けられてい
る。また、このベゼル14と液晶パネル12との間には、ガ
スケット15が取り付けられている。さらに、液晶パネル
12の一側には、この液晶パネル12へと電気的な信号を入
力させるとともに電力を供給させる基板としてのセル用
ＦＰＣ(Flexible Print Circuit)16が取り付けられてい
る。そして、このセル用ＦＰＣ16が取り付けられた液晶
パネル12の一側には、この液晶パネル12に対するセル用
ＦＰＣ16の取り付けを補強する補強板17が取り付けられ
ている。

【００１４】一方、面光源装置13は、中央が開口された
矩形状の枠体としてのフレーム21に取り付けられてい
る。このフレーム21は合成樹脂製で、互いに対向する両
側面に嵌合爪22がそれぞれ設けられている。

【００１５】さらに、面光源装置13は、図１に示すよう
に、略矩形平板状の反射板としてのリフレクタ31を備え
ている。このリフレクタ31は、一主面から入射した光を
全反射させる。また、このリフレクタ31の一主面上に
は、このリフレクタ31より小さい略矩形平板状の導光板
としてのランプガイド32が配設されている。このランプ
ガイド32は、側面から入射した光をこのランプガイド32
の一主面である面方向へと導く。

【００１６】また、リフレクタ31におけるランプガイド
32の両側域には、このランプガイド32の両側面に沿って
切り欠かれた細長溝状の挿通部としての切欠溝部33a,33
bがそれぞれ設けられている。この結果、ランプガイド3
2は、切欠溝部33a,33bの内側であるリフレクタ31の一主
面上に配設されている。

【００１７】そして、これら切欠溝部33a,33bには、屈
曲可能、すなわちフレキシブルな略矩形平板状の基板と
してのＦ/Ｌ用ＦＰＣ34の互いに対向する両側域がリフ
レクタ31の他主面側から挿通されている。このＦ/Ｌ用
ＦＰＣ34は、図２に示すように、液晶パネル12に面光源
装置13を取り付けた状態でセル用ＦＰＣ16を取り付けた
液晶パネル12の一側から外部へと導出する導出部35を備
えている。

【００１８】また、このＦ/Ｌ用ＦＰＣ34の一主面上に
は、細長断面矩形状の光源としての発光ダイオードであ
るＬＥＤ(Light Emitting Diode)36a,36bが、一対配設
されている。これらＬＥＤ36a,36bは、Ｆ/Ｌ用ＦＰＣ34
の両側域をリフレクタ31の切欠溝部33a,33bにそれぞれ
挿通させた状態で、このＦ/Ｌ用ＦＰＣ34の両側域が互
いに対向する側方へと屈曲されて、これら切欠溝部33a,
33bの外側であるリフレクタ31の一主面上に位置してい
る。

【００１９】さらに、これらＬＥＤ36a,36bは、ランプ
ガイド32の両側面に長手方向が沿った状態で、このラン
プガイド32に対向してＦ/Ｌ用ＦＰＣ34の一主面上に実
装されている。また、これらＬＥＤ36a,36bは、Ｆ/Ｌ用
ＦＰＣ34におけるリフレクタ31側の面ではなく、ランプ
ガイド32が配設された側の面に配設されている。そし
て、これらＬＥＤ36a,36bは、Ｆ/Ｌ用ＦＰＣ34の導出部
35から入力された電力により発光する。

【００２０】さらに、ランプガイド32の一主面には、こ
のランプガイド32より大きい矩形平板状の反射板として
のリフレクタ37が配設されている。このリフレクタ37
は、このリフレクタ37の他主面から入射した光を反射ま
たは透過させる。また、このリフレクタ37は、リフレク
タ31に対向して配設されており、ランプガイド32に配設
した状態で、各ＬＥＤ36a,36bの一側面を覆っている。

【００２１】次に、上記一実施の形態の作用を説明す
る。

【００２２】まず、Ｆ/Ｌ用ＦＰＣ34の導出部35から電
力を入力させて各ＬＥＤ36a,36bを発光させる。

【００２３】すると、これら各ＬＥＤ36a,36bから発光
されるすべての光が、リフレクタ31,37にて反射されな
がらランプガイド32へと入り込む。

【００２４】そして、このランプガイド32へと入り込ん
だ光は、リフレクタ31,37にて反射されつつこのランプ
ガイド32により光路がこのランプガイド32の一主面側へ
と変更される。

【００２５】この結果、このランプガイド32へと入り込
んだ光は、このランプガイド32の一主面である面方向へ
と導かれ、このランプガイド32の一主面から外部へと発
光される。

【００２６】上述したように、上記一実施の形態によれ
ば、リフレクタ31の他主面側からこのリフレクタ31の切
欠溝部33a,33bそれぞれにＦ/Ｌ用ＦＰＣ34の両側域を挿
通させることにより、このリフレクタ31の一主面上であ
るランプガイド32の両側に各ＬＥＤ36a,36bがそれぞれ
位置することなる。

【００２７】この結果、これら各ＬＥＤ36a,36bから発
光された光の一部がリフレクタ31の側面などにより遮ら
れることがなく、これら各ＬＥＤ36a,36bから発光され
るすべての光をリフレクタ31,37による反射を解してラ
ンプガイド32へと入り込ませて、このランプガイド32に
入り込ませた光をこのランプガイド32の一主面から面方
向へと導くことができる。

【００２８】よって、これら各ＬＥＤ36a,36bから発光
された光をランプガイド32の一主面へと導く際における
光の損失を防止できるから、これら各ＬＥＤ36a,36bか
らランプガイド32へと導いた光の輝度を向上できる。

【００２９】また、リフレクタ31に切欠溝部33a,33bを
設け、これら各切欠溝部33a,33bにＦ/Ｌ用ＦＰＣ34を挿
通させて、このＦ/Ｌ用ＦＰＣ34を屈曲させるだけでよ
いので、新たな部材を設ける必要がない。よって、簡単
な構成で容易に実施できる。

【００３０】なお、上記一実施の形態では、液晶パネル
12にて表示される画像へと光を照射させるフロントライ
トである面光源装置13について説明したが、発光させた
光を面方向へと変更させれば、他の装置にも利用でき
る。

【００３１】

【発明の効果】本発明によれば、基板を反射板の挿通部
に挿通させれば、この反射板における挿通部の外側一主
面上に光源が位置するから、この光源から発光された光
の一部が反射板の側面にて遮られず、この光源から発光
されるすべての光が導光板へと入り込み、この入り込ん
だ光を導光板にて面方向へと導けるので、この光源から
導光板へと導いた光の輝度を向上できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の液晶表示装置の一実施の形態における
面光源装置を示す断面図である。

【図２】同上液晶表示装置の分解斜視図である。

【図３】従来の面光源装置を示す断面図である。

【符号の説明】

11 液晶表示装置 12 液晶パネル 13 面光源装置 31 反射板としてのリフレクタ 32 導光板としてのランプガイド 33a,33b 挿通部としての切欠溝部 34 基板としてのＦ/Ｌ用ＦＰＣ 36a,36b 光源としてのＬＥＤ 37 反射板としてのリフレクタ

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 基板と、 この基板の一主面に配設された光源と、 前記基板が挿通される挿通部を備え、この挿通部に前記
   基板を挿通させた状態で、この挿通部の一側である一主
   面上に前記光源が位置する反射板と、 この反射板の一主面である前記挿通部の他側に前記光源
   に対向して配設され、前記光源からの光を面方向へと導
   く導光板とを具備していることを特徴とした面光源装
   置。
2. 【請求項２】 光源は、導光板の側部に沿っていること
   を特徴とした請求項１記載の面光源装置。
3. 【請求項３】 反射板の挿通部は、導光板の両側域にそ
   れぞれ設けられ、 基板は、前記反射板の挿通部に両側域がそれぞれ挿通さ
   れ、 光源は、前記導光板の両側域である前記基板の一主面に
   それぞれ配設されていることを特徴とした請求項１また
   は２記載の面光源装置。
4. 【請求項４】 導光板の一主面に配設され、入射した光
   を反射または透過させる反射板を具備していることを特
   徴とした請求項１ないし３いずれか記載の面光源装置。
5. 【請求項５】請求項１ないし４いずれか記載の面光源装
   置と、 この面光源装置が相対されて取り付けられた液晶パネル
   とを具備していることを特徴とした液晶表示装置。