JPH09152607A - 照明装置および表示装置 - Google Patents

照明装置および表示装置

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JPH09152607A
JPH09152607A JP8071336A JP7133696A JPH09152607A JP H09152607 A JPH09152607 A JP H09152607A JP 8071336 A JP8071336 A JP 8071336A JP 7133696 A JP7133696 A JP 7133696A JP H09152607 A JPH09152607 A JP H09152607A
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JP
Japan
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light
reflecting
light source
reflecting portion
oblique
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Pending
Application number
JP8071336A
Other languages
English (en)
Inventor
Mikihito Sekiguchi
幹仁 関口
Tomishige Ishiwatari
富繁 石渡
Akio Ishizuka
明朗 石塚
Masatoshi Takeno
正敏 竹野
Jun Yajima
純 矢嶋
Hiroyuki Kojima
浩之 小島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は器具効率および輝度均斉度の向上を図
ることを目的とする。 【解決手段】本発明は、内面が光反射性の背面反射部、
背面反射部と離間対向し内面が光反射性の前面反射部お
よび前面反射部に分散して形成された多数の光導出孔を
有する中空の反射手段2と;反射手段内へ側方から光を
入射するように配設された光源3と;光源を包囲して配
設され、光源から放射された光が光導出孔および前面反
射部に斜め方向に導入するように構成された斜光線形成
手段4と;反射手段の前方に配設され、反射手段から光
導出孔を斜め方向に通過した光を背面から入射し、内部
で方向変換されて前面から前方へ出射するように配設さ
れた光方向変換手段5と;を具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、照明装置および表
示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば米国特許第5396350
号には、導光板の背面に反射手段、前面に光導出部を有
するとともに、この前面に集光板を配設した液晶照明装
置が開示されている。
【0003】図20は、従来の照明装置の側面図であ
る。この導光板はアクリル樹脂等の透光性部材で成形さ
れており、導光板の上には複数の集光レンズを有する集
光板および液晶表示板が配設されている。
【0004】また、アクリル樹脂等の導光板の代わりに
中空の導光手段を使用している照明装置もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように導光板とし
てアクリル樹脂を使用しているものは、アクリル樹脂の
密度が大きいために重量も増加しやすくなり例えば天井
等の高所に設置する場合には、作業性が悪くなる等の欠
点がある。また、アクリル樹脂は高価であり照明装置の
コストが増大する。さらにまた、光学的にはアクリル樹
脂の臨界角は、42゜であり、これ以下の角度で出光面
に入射した光等は導光板を透過するので、反射ロスが生
じやすく、器具効率が低下しやすい。
【0006】これに対し、中空の導光手段を使用した間
接照明器具では、外枠がアルミニウムやプラスチック等
の軽いものを使用でき、設置の作業性やコストの面で有
利である。また、このものは反射面とこれに対向して光
導出部が開口しているので、器具効率はよいが開口部の
輝度均斉度が向上しにくい。すなわち、光源側の輝度は
高く中央部にいくにしたがって低下するものである。
【0007】この輝度均斉度を改善するために、中央部
に光を集めるように反射面を複雑な形状にすることが考
えられるが、このようにすると器具高さが高くなり、薄
形化になりにくいものである。
【0008】本発明は、器具効率および輝度均斉度の向
上を図った照明装置および表示装置を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、内面
が光反射性の背面反射部、背面反射部と離間対向し内面
が光反射性の前面反射部および前面反射部に分散して形
成された多数の光導出孔を有する中空の反射手段と;反
射手段内へ側方から光を入射するように配設された光源
と;光源を包囲して配設され、光源から放射された光が
光導出孔および前面反射部に斜め方向に導入するように
構成された斜光線形成手段と;反射手段の前方に配設さ
れ、反射手段から光導出孔を斜め方向に通過した光を背
面から入射し、内部で方向変換されて前面から前方へ出
射するように配設された光方向変換手段と;を具備して
いることを特徴とする。
【0010】本発明および以下の各発明において、照明
装置は、ペンダント、シーリングライト、液晶表示装置
や広告灯等のバックライト等任意の照明装置を許容す
る。
【0011】中空の反射手段は、例えば、鉄、アルミニ
ウム等の金属または樹脂等で成形され、その材質は何で
もよい。この反射手段の内面の光反射性は、例えば、白
色、白色に近い塗装またはアルミニウムや銀等の蒸着膜
やシート状のもの等で得られる。
【0012】斜光線形成手段は、光源から放射された光
が光導出孔および前面反射部に斜め方向に導入するよう
に構成されたものであれば何でもよい。
【0013】光方向変換手段は、例えば複数の小さいレ
ンズを平面上に配列したレンズシート等がある。
【0014】本発明では、斜光線形成手段は、光源から
放射された光を光導出孔および前面反射部に斜め方向に
導入する。導入された斜光線は、背面反射部および前面
反射部間で多重反射して光量が低下しないで、光導出孔
から出射し光方向変換手段に入射する。そして光方向変
換手段では制光されて前面から所定方向に多くの光が出
射する。
【0015】請求項2の発明は、内面が光反射性の背面
反射部、背面反射部と離間対向し内面が光反射性の前面
反射部および前面反射部に分散して形成された多数の光
導出孔を有する外形四角形の中空の反射手段と;反射手
段内へ少なくとも二側方から光を導入するように配設さ
れた光源と;光源を包囲して配設され、光源から放射さ
れた光が光導出孔および前面反射部に斜め方向に入射す
るように構成された斜光線形成手段と;反射手段の前方
に配設され、反射手段から光導出孔を斜め方向に通過し
た光を背面から入射し、内部で方向変換されて前面から
前方へ出射するように配設された光方向変換手段と;を
具備していることを特徴とする。
【0016】本発明では、反射手段の少なくとも二側方
から光源の光が反射手段内に導入される。その後の作用
は、請求項1の発明の作用と同じである。
【0017】請求項3の発明は、内面が光反射性の背面
反射部、背面反射部と離間対向し内面が光反射性の前面
反射部および前面反射部に分散して形成された多数の光
導出孔を有する中空の反射手段と;反射手段内へ側方か
ら光を導入するように配設された半径Rの太さを有する
光源と;光源を包囲するとともに光軸と直交する方向の
寸法をXとし、軸方向の寸法をYとし、反射光の軸に対
する角度をθとしたとき、実質的に下式を満足する2次
曲面に形成されて光源から放射された光を光導出孔およ
び前面反射部に斜め方向に入射するように構成された斜
光線形成手段と;
【数3】 反射手段の前方に配設され、反射手段から光導出孔を斜
め方向に通過した光を背面から入射し、内部で方向変換
されて前面から前方へ出射するように配設された光方向
変換手段と;を具備していることを特徴とする。
【0018】斜光線形成手段は、上記2次方程式どおり
ではなく、ほぼ満足するものも許容する。
【0019】本発明では、斜光線形成手段で形成された
斜光線は、再び光源に戻されることがないので、反射ロ
スが少ない分、光導出孔から光方向変換手段に入射する
光が増加する。
【0020】さらに、光軸と直交する方向の寸法をXと
し、軸方向の寸法をYとし、反射光の軸に対する角度を
θとしたとき、反射光は角度θの等しい特定の角度を有
する平行な斜光線となる。この斜光線は、反射手段の平
行する背面反射部および前面反射部で多重反射し、光量
が低下しないで多数の光導出孔…から光方向変換手段に
入射され、前面から出射される。
【0021】請求項4の発明は、内面が光反射性の背面
反射部、背面反射部と離間対向し内面が光反射性の前面
反射部および前面反射部に分散して形成された多数の光
導出孔を有する中空の反射手段と;反射手段内へ側方か
ら光を導入するように配設された半径Rの太さを有する
光源と;光源を包囲するとともに光軸と直交する方向の
寸法をXとし、軸方向の寸法をYとしたとき、実質的に
下式を満足する2次曲面に形成されて光源から放射され
た光を光導出孔および前面反射部に斜め方向に入射する
ように構成された斜光線形成手段と;
【数4】 反射手段の前方に配設され、反射手段から光導出孔を斜
め方向に通過した光を背面から入射し、内部で方向変換
されて前面から前方へ出射するように配設された光方向
変換手段と;を具備していることを特徴とする。
【0022】斜光線形成手段は、上記2次方程式どおり
ではなく、ほぼ満足するものも許容する。
【0023】本発明では、斜光線形成手段からの反射光
が再び光源に戻されることがなく、光源から出た光は全
て反射手段の背面反射部、光導出孔および前面反射部に
入射されて多重反射される。そして、反射ロスが少ない
分、光導出孔から光方向変換手段に入射する光および出
射する光量が増加する。
【0024】請求項5の発明は、内面が光反射性の背面
反射部、背面反射部と離間対向し内面が光反射性の前面
反射部および前面反射部に分散して形成された多数の光
導出孔を有する中空の反射手段と;反射手段内へ側方か
ら光を導入するように配設された光源と;光源を包囲し
て配設され、光源から放射された光が光導出孔および前
面反射部に斜め方向に入射するように構成された斜光線
形成手段と;反射手段の前方に配設され、光源から離隔
するにしたがって光透過率が高くなり、かつ反射率が低
くなるように構成されたハーフミラーと;ハーフミラー
の前方に配設され、反射手段から光導出孔を斜め方向に
通過した光を背面から入射し、内部で方向変換されて前
面から前方へ出射するように配設された光方向変換手段
と;を具備していることを特徴とする。
【0025】本発明では、反射手段側に配設されたハー
フミラーは、光源から離隔するにしたがって光透過率が
高くなり、かつ反射率が低くなるように構成されている
ので、光源付近では光導出孔を透過して出光する光が抑
制され、その分反射される光が増加し、反射手段の中央
部近傍では逆に光導出孔を透過する光が増加し、反射さ
れる光が抑制されるので、ハーフミラーから光方向変換
手段に入射する光が均一になるので、光方向変換手段上
の輝度均斉度が向上する。
【0026】請求項6の発明は、請求項1ないし5のい
ずれか一に記載の照明装置において、斜光線形成手段は
反射手段の側方に連接していることを特徴とする。
【0027】連接する手段は、両者の嵌合、溶接、接着
剤による接合等何でもよい。また、斜光線形成手段およ
び反射手段は、別体ではなく一体でもよい。
【0028】本発明によると、反射手段および斜光線形
成手段の間には、隙間等が構成されないので、密閉性に
優れて虫等の異物が入り込めない。
【0029】請求項7の発明は、請求項1ないし6のい
ずれか一記載の照明装置において、光導出孔は、光源の
長手方向に沿って複数個配置されて列をなし、この列は
光源から離隔するに方向に複数列配置されていることを
特徴とする。
【0030】本発明では、請求項1の発明の作用に加
え、光導出孔を縦横に多数配設させているので、光導出
孔のそれぞれからほぼ均一に光が出射し光方向変換手段
に入射する。したがって、光方向変換手段上の輝度均斉
度が向上する。
【0031】請求項8の発明は、請求項7記載の照明装
置において、隣り合う列の光導出孔と前面反射部は、対
向して配置されていることを特徴とする。
【0032】本発明では、中空の反射手段の前面反射部
の総面積に対する光導出孔の総面積の比率で規定される
開口率を向上させることができる。
【0033】請求項9の発明は、請求項7記載の照明装
置において、光導出孔の大きさは、光源から離隔するに
したがって大きく形成されていることを特徴とする。
【0034】本発明では、請求項7の発明の光方向変換
手段上の輝度均斉度について、さらに向上させることが
できる。
【0035】請求項10の発明は、請求項7記載の照明
装置において、光導出孔の大きさは全てほぼ同一であ
り、隣り合う列間の距離であるピッチは、光源から離隔
するにしたがって小さくなることを特徴とする。
【0036】本発明では、請求項7の発明の光方向変換
手段上の輝度均斉度について、さらに向上させることが
できる。
【0037】請求項11の発明は、請求項1ないし10
のいずれか一記載の照明装置において、中空の反射手段
の前面反射部の総面積に対する光導出孔の総面積の比率
で規定される開口率は、50%ないし70%であること
を特徴とする。
【0038】本発明では、請求項1の発明の作用に加
え、光方向変換手段上の輝度均斉度が向上する。
【0039】請求項12の発明は、請求項1ないし11
のいずれか一記載の照明装置と;照明装置の光方向変換
手段側に配設された表示手段と;を具備していることを
特徴とする。
【0040】本発明では、光方向変換手段上の輝度均斉
度が向上するので、表示面の明るさのむらが低減され、
見え方が向上する。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
について、図1ないし図14に基づき説明する。
【0042】図1は、第1の実施の形態を示す照明装置
の斜視図であり、図2は、同じく、照明装置の主要部断
面図である。図において、照明装置1は、外形四角形の
中空の反射手段2と、反射手段2の側方から光を入射さ
せる光源3と、光源3を包囲して配設された斜光線形成
手段4と、反射手段2の前方に配設された光方向変換手
段5とで構成されている。なお、斜光線形成手段4は、
カバー1aで覆われている。
【0043】中空の反射手段2は、内面が光反射性の背
面反射部2a、背面反射部2aと離間対向し内面が光反
射性の前面反射部2bおよび前面反射部2bに分散して
形成された多数の光導出孔2cを有する。
【0044】光源3は、例えば蛍光ランプであり、反射
手段2内へ二側方から光を導入するように配設されてい
る。
【0045】斜光線形成手段4は、光源2から放射され
た光が光導出孔2cおよび前面反射部2bに斜め方向に
入射するように構成されている。
【0046】光方向変換手段5は、反射手段2から光導
出孔2cを斜め方向に通過した光を背面5aから入射
し、内部で方向変換されて前面5bから前方へ出射する
ように配設されている。
【0047】図3は、第1の実施の形態において、光方
向変換手段を取り外した状態の照明装置の斜視図であ
り、図4は、同じく、照明装置の正面図である。
【0048】反射手段2の光導出孔2cは、光源3の手
方向に沿って複数個配置されて列をなし、この列は光源
3から離隔するに方向に複数列配置されている。この反
射手段2は、アルミニウム板をプレス加工により成形し
て形成されている。
【0049】また、斜光線形成手段4には、光源3が光
学的に対向して配設されている。なお、蛍光ランプ3
は、軟質ガラスバルブで成形された直管形バルブの内面
に蛍光体被膜が形成されているとともに、両端部に電極
が封装され、バルブ内には水銀およびアルゴン等の希ガ
スが封入されている。
【0050】なお、符号2dは、光源3を点灯するイン
バータ回路であり、反射手段2内に配設されている。
【0051】図5は、同じく、開口率を横軸に器具効率
と輝度均斉度を縦軸に表したグラフである。なお、器具
効率は光源から放射される全光束に対する器具から放射
される光束で定義し、輝度均斉度は、最小輝度に対する
最大輝度で定義する。
【0052】これによると、図5に示すように、中空の
反射手段2の前面反射部2bの総面積に対する光導出孔
2cの総面積の比率で規定される開口率は、50%ない
し70%であるものが好適である。
【0053】図6は、同じく、照明装置の斜光線形成手
段の断面図である。斜光線形成手段4は、蛍光ランプ3
から放射された光を背面反射部2aと前面反射部2bと
の間に斜光線を導入する。
【0054】すなわち、蛍光ランプ3の光軸と直交する
方向の寸法をXとし、軸方向の寸法をYとし、反射光の
軸に対する角度をθとしたとき、
【数5】 で表され、斜光線形成手段4の全ての位置における法線
P−Pに関し、蛍光ランプ3から入射した光は、入射角
と同じ角度で反射されるようになっている。
【0055】さらにこの場合、斜光線形成手段4の反射
光は、蛍光ランプ3の外側を通り、この反射光と蛍光ラ
ンプ3のY軸とのなす角度θ(以下、「制御角」とい
う。)は、全ての反射光で同じになり、反射光は制御角
θの等しい特定の角度を有する平行な斜光線となる。こ
の斜光線は、背面反射部2aおよび前面反射部2bで多
重反射し、光量が低下することなく多数の光導出孔2c
…から放射される。
【0056】したがって、斜光線形成手段4の反射光が
再び蛍光ランプ3に戻されることがないので、反射ロス
が少ない分、光導出孔から外部に出る光が増加するとと
もに、光導出孔2cのそれぞれからほぼ均一に光が出射
するので、反射手段2上の輝度均斉度が向上する。
【0057】図7は、同じく、斜光線形成手段の断面図
である。斜光線形成手段4は、蛍光ランプ3の半径をR
としたとき、
【数6】 で表され、このようなインボリュート曲線では、法線P
−Pが蛍光ランプ3の接線Tを通るようになり、斜光線
形成手段4からの斜光線は、全て蛍光ランプ3の外側を
通るので、反射ロスが少なく、その分、光導出孔2cか
ら光方向変換手段5に入射する光が増加する。また、光
導出孔2cのそれぞれからほぼ均一に光が出射するの
で、反射手段2上の輝度均斉度が向上する。なお、斜光
線形成手段4は、上記2種類の曲線とを組合せて構成し
てもよい。
【0058】さらに、反射手段2の前面には、光方向変
換手段5が配設されている。光方向変換手段5は、反射
手段2から光導出孔2cを斜め方向に通過した光を背面
5aから入射し、内部で方向変換されて前面5bから前
方へ出射するように配設されている。これにより、光導
出孔2cから出射した多くの光を導入するとともに、内
部で方向変換されて前面5bから前方へ出射して光方向
変換手段5上の輝度均斉度が向上する。
【0059】光方向変換手段5は、具体的には、V字状
の溝部がピッチ0.8mmで複数本縦横に配列されてな
る背面5aおよび外方に膨出する曲面を有する凸部に形
成されてなる前面5bで構成されている。
【0060】図8は、照明装置の要部断面図ある。図8
では、反射手段2の光導出孔2cは、光方向変換手段5
の背面5aと対向して配設されている。
【0061】図9は、照明装置の配光分布を示すグラフ
である。この配光分布によると、照明装置の直下の照度
低下を防止するとともに、輝度均斉度を向上させること
ができている。
【0062】図10は、照明装置の要部断面図ある。図
8では、反射手段2の光導出孔2cに光方向変換手段5
の背面5aの一部が嵌合して配設されている。
【0063】図11は、他の反射手段の断面図である。
図において、符号6はハーフミラーであり、反射手段2
の前面に配設され、蛍光ランプ3から離隔するにしたが
って光透過率が高くなり、かつ反射率が低くなるように
構成されている。
【0064】したがって、蛍光ランプ3付近では光導出
孔2cを透過して出光する光が抑制され、その分反射さ
れる光が増加し、反射手段2の中央部近傍では逆に光導
出孔2cを透過する光が増加し、反射される光が抑制さ
れるので、ハーフミラー6から光方向変換手段5に入射
する光がさらに均一になるので、光方向変換手段5上の
輝度均斉度が向上する。
【0065】図12は、他の反射手段の正面図である。
照明装置の反射手段2の光導出孔2cの大きさは全てほ
ぼ同一であり、隣り合う列間の距離であるピッチは、光
源3から離隔するにしたがって小さくなる。したがっ
て、蛍光ランプ3付近では光導出孔2cを透過して出光
する光が抑制され、その分反射される光が増加し、反射
手段2の中央部近傍では逆に光導出孔2cを透過する光
が増加し、光方向変換手段上の輝度均斉度が向上する。
【0066】図13は、他の反射手段の正面図である。
反射手段2の光導出孔2cの大きさは、光源から離隔す
るにしたがって大きく形成されている。
【0067】したがって、図11のハーフミラー6と同
様の効果がある。
【0068】図14は、他の反射手段の正面図である。
隣り合う列の光導出孔2cと前面反射部2bは、対向し
て配置されている。したがって、中空の反射手段2の前
面反射部2bの総面積に対する光導出孔2cの総面積の
比率で規定される開口率を向上させることができる。
【0069】次に、本発明の第2の実施の形態につい
て、図15および図16に基づき説明する。
【0070】図15は、第2の実施の形態を示す照明装
置の断面図であり、図16は、同じく、照明装置の正面
図である。反射手段2の背面反射部2aに凹む凹部を形
成し、この凹部に点灯回路7を収容してある。この場
合、広い面積をもつ背面反射部2aを有効に活用するこ
とができ、他の箇所に点灯回路7の設置スペースが不要
になり、構成がコンパクトになる。
【0071】図16に示すように、2本のL字形蛍光ラ
ンプ3,3を互いに対向して配置し、反射手段2内に全
体として四角形状の発光部を形成するようにしてもよ
い。この場合、反射手段2の4辺部はそれぞれ2次曲面
からなる斜光線形成手段4を形成している。
【0072】次に、本発明の第3の実施の形態につい
て、図17および図18に基づき説明する。
【0073】図17は、第3の実施の形態を示す丸形の
照明装置の断面図であり、図18は、同じく、照明装置
の正面図である。本実施の形態では、環形蛍光ランプ3
を使用し、反射手段2の中心から放射状に光導出孔2c
が形成されている。
【0074】これによると、蛍光ランプ3から放射され
た光は、反射手段2の背面反射部2aおよび前面反射部
2bで反射を繰り返して光導出孔2cから出射する。
【0075】このため、反射ロスが少なく、その分、光
導出孔2cから外部に出る光が増加する。また、同心円
状に複数個配設された光導出孔2cのそれぞれからほぼ
均一に光が出射するので、反射手段2上の輝度均斉度が
向上する。
【0076】次に、本発明の第4の実施の形態につい
て、図19に基づき説明する。
【0077】図19は、第4の実施の形態を示す表示装
置の断面図である。図において、表示装置は、光方向変
換手段5を有する照明装置1と、この光方向変換手段5
の前方に配設された表示板である液晶表示板8を含んで
構成されている。この液晶表示板8は、照明装置1から
出た光を背面側から受けるようになる。
【0078】この表示装置は、照明装置1の輝度が高く
なっているとともに、輝度均斉度が格段に均一化されて
いるので、液晶表示板8の背面を照らす光も増加し、液
晶表示板8に鮮明な画面を表示することができ、表示性
能が向上することになる。
【0079】
【発明の効果】請求項1の発明では、斜光線形成手段か
ら中空の反射手段に導入された斜光線は、背面反射部お
よび前面反射部間で多重反射を繰り返して光導出孔から
光方向変換手段に入射するので、光量の低下を防止で
き、この分器具効率が向上する。さらに、斜光線は、光
導出孔から均一に光方向変換手段に入射して前面から出
射するので、輝度均斉度が向上する。
【0080】請求項2の発明では、請求項1の発明の効
果に加え、反射手段の少なくとも二側方から光源の光を
均等かつ多く反射手段内に導入することができる。
【0081】請求項3の発明では、斜光線形成手段で形
成された平行な斜光線は、再び光源に戻されることがな
いので、反射ロスが少ない分、光導出孔から光方向変換
手段に入射する光量が増加し出射され、この分器具効率
が向上する。
【0082】さらに、斜光線は、反射手段の平行する背
面反射部および前面反射部で多重反射し、多数の光導出
孔…から均一に光方向変換手段に入射して前面から出射
するので、輝度均斉度が向上する。
【0083】請求項4の発明では、斜光線形成手段から
の反射光が再び光源に戻されることがなく、光源から出
た光は全て反射手段の背面反射部、光導出孔および前面
反射部に入射されて多重反射され、反射ロスが少ない
分、光導出孔から光方向変換手段に入射する光が増加
し、この分器具効率が向上する。
【0084】さらに、斜光線は、反射手段の平行する背
面反射部および前面反射部で多重反射し、多数の光導出
孔…から均一に光方向変換手段に入射して前面から出射
するので、輝度均斉度が向上する。
【0085】請求項5の発明では、反射手段側に配設さ
れたハーフミラーは、光源から離隔するにしたがって光
透過率が高くなり、かつ反射率が低くなるように構成さ
れているので、光源付近では光導出孔を透過して出光す
る光が抑制され、その分反射される光が増加し、この分
器具効率が向上する。さらに、反射手段の中央部近傍で
は逆に光導出孔を透過する光が増加し、反射される光が
抑制されるので、ハーフミラーから光方向変換手段に入
射する光が均一になるので、光方向変換手段上の輝度均
斉度が向上する。
【0086】請求項6の発明では、反射手段および斜光
線形成手段の間には、隙間等が構成されないので、密閉
性に優れて虫等の異物が入り込めなくなり、照度低下を
起こしにくくなる。
【0087】請求項7の発明では、請求項1の発明の効
果に加え、光導出孔を縦横に多数配設させているので、
さらに光導出孔から均一に光を出射して光方向変換手段
に入射でき、光方向変換手段上の輝度均斉度が向上す
る。
【0088】請求項8の発明では、中空の反射手段の前
面反射部の総面積に対する光導出孔の総面積の比率で規
定される開口率を向上させることができ、器具効率を向
上させることができる。
【0089】請求項9の発明では、光方向変換手段上の
輝度均斉度について、さらに向上させることができる。
【0090】請求項10の発明では、光方向変換手段上
の輝度均斉度について、さらに向上させることができ
る。
【0091】請求項11の発明では、器具効率および光
方向変換手段上の輝度均斉度がさらに向上する。
【0092】請求項12の発明では、光方向変換手段上
の輝度均斉度が向上するので、表示面の明るさのむらが
低減され、見え方が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1の実施の形態を示す照明装置の斜視
図である。
【図2】図2は同じく、照明装置の主要部断面図であ
る。
【図3】図3は第1の実施の形態において、光方向変換
手段を取り外した状態の照明装置の斜視図である。
【図4】図4は同じく、照明装置の正面図である。
【図5】図5は同じく、開口率を横軸に器具効率と輝度
均斉度を縦軸に表したグラフである。
【図6】図6は同じく、照明装置の斜光線形成手段の断
面図である。
【図7】図7は同じく、斜光線形成手段の断面図であ
る。
【図8】図8は同じく、照明装置の要部断面図ある。
【図9】図9は同じく、照明装置の配光分布を示すグラ
フである。
【図10】図10は同じく、照明装置の要部断面図あ
る。
【図11】図11は他の照明装置の断面図である。
【図12】図12は他の反射手段の正面図である。
【図13】図13は他の反射手段の正面図である。
【図14】図14は他の反射手段の正面図である。
【図15】図15は第2の実施の形態を示す照明装置の
断面図である。
【図16】図16は同じく、照明装置の正面図である
【図17】図17は第3の実施の形態を示す丸形の照明
装置の断面図である。
【図18】図18は同じく、照明装置の正面図である
【図19】図19は第4の実施の形態を示す表示装置の
断面図である。
【図20】図20は従来の照明装置の側面図である。
【符号の説明】
1…照明装置 2…反射手段 3…光源 4…斜光線形成手段 5…光方向変換手段
フロントページの続き (72)発明者 竹野 正敏 東京都品川区東品川四丁目3番1号東芝ラ イテック株式会社内 (72)発明者 矢嶋 純 東京都品川区東品川四丁目3番1号東芝ラ イテック株式会社内 (72)発明者 小島 浩之 東京都品川区東品川四丁目3番1号東芝ラ イテック株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内面が光反射性の背面反射部、背面反射部
    と離間対向し内面が光反射性の前面反射部および前面反
    射部に分散して形成された多数の光導出孔を有する中空
    の反射手段と;反射手段内へ側方から光を入射するよう
    に配設された光源と;光源を包囲して配設され、光源か
    ら放射された光が光導出孔および前面反射部に斜め方向
    に導入するように構成された斜光線形成手段と;反射手
    段の前方に配設され、反射手段から光導出孔を斜め方向
    に通過した光を背面から入射し、内部で方向変換されて
    前面から前方へ出射するように配設された光方向変換手
    段と;を具備していることを特徴とする照明装置。
  2. 【請求項2】内面が光反射性の背面反射部、背面反射部
    と離間対向し内面が光反射性の前面反射部および前面反
    射部に分散して形成された多数の光導出孔を有する外形
    四角形の中空の反射手段と;反射手段内へ少なくとも二
    側方から光を導入するように配設された光源と;光源を
    包囲して配設され、光源から放射された光が光導出孔お
    よび前面反射部に斜め方向に入射するように構成された
    斜光線形成手段と;反射手段の前方に配設され、反射手
    段から光導出孔を斜め方向に通過した光を背面から入射
    し、内部で方向変換されて前面から前方へ出射するよう
    に配設された光方向変換手段と;を具備していることを
    特徴とする照明装置。
  3. 【請求項3】内面が光反射性の背面反射部、背面反射部
    と離間対向し内面が光反射性の前面反射部および前面反
    射部に分散して形成された多数の光導出孔を有する中空
    の反射手段と;反射手段内へ側方から光を導入するよう
    に配設された半径Rの太さを有する光源と;光源を包囲
    するとともに光軸と直交する方向の寸法をXとし、軸方
    向の寸法をYとし、反射光の軸に対する角度をθとした
    とき、実質的に下式を満足する2次曲面に形成されて光
    源から放射された光を光導出孔および前面反射部に斜め
    方向に入射するように構成された斜光線形成手段と; 【数1】 反射手段の前方に配設され、反射手段から光導出孔を斜
    め方向に通過した光を背面から入射し、内部で方向変換
    されて前面から前方へ出射するように配設された光方向
    変換手段と;を具備していることを特徴とする照明装
    置。
  4. 【請求項4】内面が光反射性の背面反射部、背面反射部
    と離間対向し内面が光反射性の前面反射部および前面反
    射部に分散して形成された多数の光導出孔を有する中空
    の反射手段と;反射手段内へ側方から光を導入するよう
    に配設された半径Rの太さを有する光源と;光源を包囲
    するとともに光軸と直交する方向の寸法をXとし、軸方
    向の寸法をYとしたとき、実質的に下式を満足する2次
    曲面に形成されて光源から放射された光を光導出孔およ
    び前面反射部に斜め方向に入射するように構成された斜
    光線形成手段と; 【数2】 反射手段の前方に配設され、反射手段から光導出孔を斜
    め方向に通過した光を背面から入射し、内部で方向変換
    されて前面から前方へ出射するように配設された光方向
    変換手段と;を具備していることを特徴とする照明装
    置。
  5. 【請求項5】内面が光反射性の背面反射部、背面反射部
    と離間対向し内面が光反射性の前面反射部および前面反
    射部に分散して形成された多数の光導出孔を有する中空
    の反射手段と;反射手段内へ側方から光を導入するよう
    に配設された光源と;光源を包囲して配設され、光源か
    ら放射された光が光導出孔および前面反射部に斜め方向
    に入射するように構成された斜光線形成手段と;反射手
    段の前方に配設され、光源から離隔するにしたがって光
    透過率が高くなり、かつ反射率が低くなるように構成さ
    れたハーフミラーと;ハーフミラーの前方に配設され、
    反射手段から光導出孔を斜め方向に通過した光を背面か
    ら入射し、内部で方向変換されて前面から前方へ出射す
    るように配設された光方向変換手段と;を具備している
    ことを特徴とする照明装置。
  6. 【請求項6】斜光線形成手段は、反射手段の側方に連接
    していることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか
    一記載の照明装置。
  7. 【請求項7】光導出孔は、光源の長手方向に沿って複数
    個配置されて列をなし、この列は光源から離隔するに方
    向に複数列配置されていることを特徴とする請求項1な
    いし6のいずれか一記載の照明装置。
  8. 【請求項8】隣り合う列の光導出孔と前面反射部は、対
    向して配置されていることを特徴とする請求項7記載の
    照明装置。
  9. 【請求項9】光導出孔の大きさは、光源から離隔するに
    したがって大きく形成されていることを特徴とする請求
    項7記載の照明装置。
  10. 【請求項10】光導出孔の大きさは全てほぼ同一であ
    り、隣り合う列間の距離であるピッチは、光源から離隔
    するにしたがって小さくなることを特徴とする請求項7
    記載の照明装置。
  11. 【請求項11】中空の反射手段の前面反射部の総面積に
    対する光導出孔の総面積の比率で規定される開口率は、
    50%ないし70%であることを特徴とする請求項1な
    いし10のいずれか一記載の照明装置。
  12. 【請求項12】請求項1ないし11のいずれか一記載の
    照明装置と;照明装置の光方向変換手段側に配設された
    表示手段と;を具備していることを特徴とする表示装
    置。
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JP7-41930 1995-09-29
JP7-311708 1995-09-29
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009021261A (ja) * 2008-09-25 2009-01-29 Panasonic Electric Works Co Ltd 照明器具
CN107515491A (zh) * 2017-09-20 2017-12-26 青岛海信电器股份有限公司 一种量子点背光模组及其反射片

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