JPH09203366A - 点火制御装置 - Google Patents
点火制御装置Info
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- JPH09203366A JPH09203366A JP3270896A JP3270896A JPH09203366A JP H09203366 A JPH09203366 A JP H09203366A JP 3270896 A JP3270896 A JP 3270896A JP 3270896 A JP3270896 A JP 3270896A JP H09203366 A JPH09203366 A JP H09203366A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高回転時の出力低下制御を簡単な回路で構
成する。 【解決手段】 パルサコイル7による最進角時パルス
波をパルサ入力回路部8を介して遅角制御回路部12に
入力し、最遅角時パルス波をパルサ入力回路部8及びパ
ルサ制御電圧パルス発生部9を介して遅角制御回路部1
2に入力し、最進角時パルス波の入力で遅角制御回路部
12内のCR回路の放電時定数を小さくして、その放電
信号と基準電圧信号とを遅角制御回路部12内のコンパ
レータにより比較して両信号が交差するタイミングで点
火信号を発生させる。CR回路の放電波形と基準電圧値
とを比較して、所定の高回転数以上で遅角制御すること
により、CR回路とコンパレータとの簡単な回路構成で
高回転時の出力低下制御を行うことができ、回路の簡略
化及び低コスト化を実現し得る。
成する。 【解決手段】 パルサコイル7による最進角時パルス
波をパルサ入力回路部8を介して遅角制御回路部12に
入力し、最遅角時パルス波をパルサ入力回路部8及びパ
ルサ制御電圧パルス発生部9を介して遅角制御回路部1
2に入力し、最進角時パルス波の入力で遅角制御回路部
12内のCR回路の放電時定数を小さくして、その放電
信号と基準電圧信号とを遅角制御回路部12内のコンパ
レータにより比較して両信号が交差するタイミングで点
火信号を発生させる。CR回路の放電波形と基準電圧値
とを比較して、所定の高回転数以上で遅角制御すること
により、CR回路とコンパレータとの簡単な回路構成で
高回転時の出力低下制御を行うことができ、回路の簡略
化及び低コスト化を実現し得る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、点火制御装置に関
するものである。
するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車のエンジンの点火装置には種々の
ものが用いられており、例えば4サイクルエンジンにお
いて速度制限を制御するために、図11に示されるよう
にエンジンが所定の高回転数NR(例えば7000rp
m)以上になったら点火時期を遅角させて、エンジン出
力を低下させるようにしたものがある。なお、所定高回
転数NRまでは最も進角した最進角度DFにて進角制御
しているが、所定高回転数NR以上ではエンジン回転数
の上昇に応じて最も遅角した最遅角度DSまで遅角制御
している。また、2サイクルエンジンにおいても高回転
時に良好な点火を行うために遅角すると良い。
ものが用いられており、例えば4サイクルエンジンにお
いて速度制限を制御するために、図11に示されるよう
にエンジンが所定の高回転数NR(例えば7000rp
m)以上になったら点火時期を遅角させて、エンジン出
力を低下させるようにしたものがある。なお、所定高回
転数NRまでは最も進角した最進角度DFにて進角制御
しているが、所定高回転数NR以上ではエンジン回転数
の上昇に応じて最も遅角した最遅角度DSまで遅角制御
している。また、2サイクルエンジンにおいても高回転
時に良好な点火を行うために遅角すると良い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような制御を例え
ばCDI方式の制御回路におけるCPUによるデジタル
制御にて行うことが可能であるが、制御回路が複雑化し
かつ高騰化するというという問題がある。
ばCDI方式の制御回路におけるCPUによるデジタル
制御にて行うことが可能であるが、制御回路が複雑化し
かつ高騰化するというという問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決し
て、簡単な制御回路で高回転時における遅角制御を行い
得ると共に低廉化し得る点火制御装置を実現するため
に、本発明に於いては、エンジンの進角制御範囲を規定
するための最進角信号と最遅角信号とを発生する進角範
囲信号発生手段と、前記進角制御範囲内で点火制御信号
を発生する進角制御回路とを有する点火制御装置であっ
て、前記最遅角信号の発生時に充電されてから第1の時
定数で放電を開始し、前記最進角信号の発生時から前記
最遅角信号の発生時に至るまで前記第1の時定数よりも
小さな第2の時定数で放電するようにされたCR回路
と、前記CR回路の前記第2の時定数による放電波形と
基準電圧値とを比較して当該両波形が交差する時に点火
制御信号を発生するコンパレータ回路とを有する遅角制
御回路を前記進角制御回路と並列に設け、前記第1の時
定数を、前記エンジンが所定の高回転数を越えるまでは
前記第2の時定数による放電波形が前記基準電圧値を下
回るようにし、かつ前記所定の高回転数を越えたら前記
エンジンの回転数が高まるに連れて前記第2の時定数に
よる放電波形と前記基準電圧値との交差する点を遅角さ
せるように設定するものとした。
て、簡単な制御回路で高回転時における遅角制御を行い
得ると共に低廉化し得る点火制御装置を実現するため
に、本発明に於いては、エンジンの進角制御範囲を規定
するための最進角信号と最遅角信号とを発生する進角範
囲信号発生手段と、前記進角制御範囲内で点火制御信号
を発生する進角制御回路とを有する点火制御装置であっ
て、前記最遅角信号の発生時に充電されてから第1の時
定数で放電を開始し、前記最進角信号の発生時から前記
最遅角信号の発生時に至るまで前記第1の時定数よりも
小さな第2の時定数で放電するようにされたCR回路
と、前記CR回路の前記第2の時定数による放電波形と
基準電圧値とを比較して当該両波形が交差する時に点火
制御信号を発生するコンパレータ回路とを有する遅角制
御回路を前記進角制御回路と並列に設け、前記第1の時
定数を、前記エンジンが所定の高回転数を越えるまでは
前記第2の時定数による放電波形が前記基準電圧値を下
回るようにし、かつ前記所定の高回転数を越えたら前記
エンジンの回転数が高まるに連れて前記第2の時定数に
よる放電波形と前記基準電圧値との交差する点を遅角さ
せるように設定するものとした。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に添付の図面に示された具体
例に基づいて本発明の実施の形態について詳細に説明す
る。
例に基づいて本発明の実施の形態について詳細に説明す
る。
【0006】図1は、本発明が適用された二輪車の4サ
イクルエンジンの点火装置の要部制御回路図である。エ
キサイタコイル1の波形信号が、本制御回路2の端子E
XTに入力し、ダイオードD1を介して正の半波になっ
て、メインコンデンサC1を充電するようになってい
る。メインコンデンサC1は、サイリスタSCRにより
選択的に放電するようにされ、その放電電圧が端子IG
Nを介してイグニッションコイル3の一次コイルに供給
され、イグニッションコイル3の二次コイルに接続され
たプラグ4にて放電が行われるようになっている。
イクルエンジンの点火装置の要部制御回路図である。エ
キサイタコイル1の波形信号が、本制御回路2の端子E
XTに入力し、ダイオードD1を介して正の半波になっ
て、メインコンデンサC1を充電するようになってい
る。メインコンデンサC1は、サイリスタSCRにより
選択的に放電するようにされ、その放電電圧が端子IG
Nを介してイグニッションコイル3の一次コイルに供給
され、イグニッションコイル3の二次コイルに接続され
たプラグ4にて放電が行われるようになっている。
【0007】上記端子EXTに入力した信号は、回路電
源部5を介してサイリスタトリガ回路部6に入力するよ
うにもなっており、そのサイリスタトリガ回路部6によ
り上記サイリスタSCRのゲートが制御される。
源部5を介してサイリスタトリガ回路部6に入力するよ
うにもなっており、そのサイリスタトリガ回路部6によ
り上記サイリスタSCRのゲートが制御される。
【0008】また、制御回路2の端子PCには、進角制
御を行う範囲の最進角時と最遅角時とにパルス波を出力
するためのパルサコイル7が接続されている。そのパル
サコイル7のパルサ信号は端子PCを介して制御回路2
内の進角範囲信号発生手段としてのパルサ入力回路部8
に入力し、最進角時に対応して出力されるパルス状最進
角信号がパルサ制御電圧パルス発生部9に入力し、最遅
角時に対応して出力されるパルス状最遅角信号がパルサ
制御電圧パルス発生部9と進角制御回路部10とに入力
するようにされている。
御を行う範囲の最進角時と最遅角時とにパルス波を出力
するためのパルサコイル7が接続されている。そのパル
サコイル7のパルサ信号は端子PCを介して制御回路2
内の進角範囲信号発生手段としてのパルサ入力回路部8
に入力し、最進角時に対応して出力されるパルス状最進
角信号がパルサ制御電圧パルス発生部9に入力し、最遅
角時に対応して出力されるパルス状最遅角信号がパルサ
制御電圧パルス発生部9と進角制御回路部10とに入力
するようにされている。
【0009】パルサ制御電圧パルス発生部9では、進角
制御範囲を規定するべくその進角制御範囲に対応するパ
ルス幅を有するパルサ制御電圧パルス信号が形成され、
そのパルサ制御電圧パルス信号が進角制御回路部10と
コンパレータ電源部11とに入力するようになってい
る。そして、進角制御回路部10からサイリスタトリガ
回路部6へ進角制御信号が出力され、その進角制御信号
に応じてサイリスタトリガ回路部6からサイリスタSC
Rへトリガ信号が出力される。
制御範囲を規定するべくその進角制御範囲に対応するパ
ルス幅を有するパルサ制御電圧パルス信号が形成され、
そのパルサ制御電圧パルス信号が進角制御回路部10と
コンパレータ電源部11とに入力するようになってい
る。そして、進角制御回路部10からサイリスタトリガ
回路部6へ進角制御信号が出力され、その進角制御信号
に応じてサイリスタトリガ回路部6からサイリスタSC
Rへトリガ信号が出力される。
【0010】また、進角制御回路部10と並列に遅角制
御回路部12が設けられており、その遅角制御回路部1
2にも、上記パルサ入力回路部8からの最遅角信号(図
のノードCの信号)と上記パルサ制御電圧パルス発生部
9からのパルサ制御電圧パルス信号(図のノードDの信
号)とが入力している。そして、遅角制御回路部12か
らの遅角制御信号が進角制御回路部10に入力してい
る。なお、進角制御回路部10と遅角制御回路部12と
はコンパレータ電源部11により電源電圧を供給される
ようになっている。
御回路部12が設けられており、その遅角制御回路部1
2にも、上記パルサ入力回路部8からの最遅角信号(図
のノードCの信号)と上記パルサ制御電圧パルス発生部
9からのパルサ制御電圧パルス信号(図のノードDの信
号)とが入力している。そして、遅角制御回路部12か
らの遅角制御信号が進角制御回路部10に入力してい
る。なお、進角制御回路部10と遅角制御回路部12と
はコンパレータ電源部11により電源電圧を供給される
ようになっている。
【0011】次に、各回路の詳細を図2〜図8を参照し
て以下に示す。図2に示されるように構成されている回
路電源部5には、本制御回路2内の各回路における電圧
供給用の定電圧端子Vccが設けられている。
て以下に示す。図2に示されるように構成されている回
路電源部5には、本制御回路2内の各回路における電圧
供給用の定電圧端子Vccが設けられている。
【0012】サイリスタトリガ回路部6は、図3に示さ
れるように構成されており、進角制御回路部10からの
進角制御信号によりオン状態になるトランジスタQ1を
設けられている。そのトランジスタQ1のオン状態によ
り、サイリスタトリガ信号がサイリスタSCRに出力さ
れる。
れるように構成されており、進角制御回路部10からの
進角制御信号によりオン状態になるトランジスタQ1を
設けられている。そのトランジスタQ1のオン状態によ
り、サイリスタトリガ信号がサイリスタSCRに出力さ
れる。
【0013】パルサ入力回路部8は、図4に示されるよ
うに構成されており、本実施例にあってはパルサコイル
7からの最進角パルス信号が正のパルス波であり、最遅
角信号が負のパルス波であり、その最進角パルス信号に
よりトランジスタQ2がオン状態になり、最遅角信号に
よりトランジスタQ3がオン状態になるようになってい
る。そして、トランジスタQ2のオン信号が最進角信号
としてパルサ制御電圧パルス発生部9に出力され、トラ
ンジスタQ3のオン信号が最遅角信号として進角制御回
路部10に出力される。
うに構成されており、本実施例にあってはパルサコイル
7からの最進角パルス信号が正のパルス波であり、最遅
角信号が負のパルス波であり、その最進角パルス信号に
よりトランジスタQ2がオン状態になり、最遅角信号に
よりトランジスタQ3がオン状態になるようになってい
る。そして、トランジスタQ2のオン信号が最進角信号
としてパルサ制御電圧パルス発生部9に出力され、トラ
ンジスタQ3のオン信号が最遅角信号として進角制御回
路部10に出力される。
【0014】パルサ制御電圧パルス発生部9は、図5に
示されるように各トランジスタQ4・Q5・Q6・Q7
によるフリップフロップ回路が構成されている。パルサ
入力回路部8の上記したトランジスタQ2のオンによる
最進角信号によりトランジスタQ4がオン状態になる
と、トランジスタQ5を介してトランジスタQ7がオン
状態になって、そのトランジスタQ7のオン信号が前記
したパルサ制御電圧パルス信号として進角制御回路部1
0とコンパレータ電源部11とに出力される。また、ト
ランジスタQ3のオンによる最遅角信号によりトランジ
スタQ6がオン状態になると、トランジスタQ7がオフ
して、上記パルサ制御電圧パルス信号の出力が停止する
ようになっている。
示されるように各トランジスタQ4・Q5・Q6・Q7
によるフリップフロップ回路が構成されている。パルサ
入力回路部8の上記したトランジスタQ2のオンによる
最進角信号によりトランジスタQ4がオン状態になる
と、トランジスタQ5を介してトランジスタQ7がオン
状態になって、そのトランジスタQ7のオン信号が前記
したパルサ制御電圧パルス信号として進角制御回路部1
0とコンパレータ電源部11とに出力される。また、ト
ランジスタQ3のオンによる最遅角信号によりトランジ
スタQ6がオン状態になると、トランジスタQ7がオフ
して、上記パルサ制御電圧パルス信号の出力が停止する
ようになっている。
【0015】進角制御回路部10は、図6に示されるよ
うに構成されている。進角制御回路部10では、パルサ
入力回路部8のトランジスタQ3からの最遅角信号によ
りトランジスタQ8がオン状態になり、そのトランジス
タQ8のオンによりコンデンサC2が満充電(電圧Vc
c)され、トランジスタQ8がオフ状態になると抵抗R
1を通して放電されるようになっている。また、パルサ
制御電圧パルス発生部9のトランジスタQ7のオン信号
により、トランジスタQ9を介してトランジスタQ10
がオン状態になると共に、トランジスタQ11がオン状
態になるようになっている。このトランジスタQ11の
オフ時には各抵抗R2・R3により分圧された電圧Vd
にて、コンデンサC3が充電され、トランジスタQ11
のオン時には抵抗R4を介してコンデンサC3が放電さ
れるようになっている。
うに構成されている。進角制御回路部10では、パルサ
入力回路部8のトランジスタQ3からの最遅角信号によ
りトランジスタQ8がオン状態になり、そのトランジス
タQ8のオンによりコンデンサC2が満充電(電圧Vc
c)され、トランジスタQ8がオフ状態になると抵抗R
1を通して放電されるようになっている。また、パルサ
制御電圧パルス発生部9のトランジスタQ7のオン信号
により、トランジスタQ9を介してトランジスタQ10
がオン状態になると共に、トランジスタQ11がオン状
態になるようになっている。このトランジスタQ11の
オフ時には各抵抗R2・R3により分圧された電圧Vd
にて、コンデンサC3が充電され、トランジスタQ11
のオン時には抵抗R4を介してコンデンサC3が放電さ
れるようになっている。
【0016】上記各コンデンサC2・C3の電位が進角
コンパレータCP1に入力しており、その進角コンパレ
ータCP1の出力によりトランジスタQ12を介してト
ランジスタQ13がオン状態になり、そのトランジスタ
Q13の出力信号がサイリスタトリガ回路部6に入力す
る。
コンパレータCP1に入力しており、その進角コンパレ
ータCP1の出力によりトランジスタQ12を介してト
ランジスタQ13がオン状態になり、そのトランジスタ
Q13の出力信号がサイリスタトリガ回路部6に入力す
る。
【0017】コンパレータ電源部11は、図7に示され
るように構成されている。パルサ制御電圧パルス発生部
9のトランジスタQ7のオン信号によりオン状態になる
トランジスタQ14を介してトランジスタQ15がオン
状態になり、トランジスタQ20もオン状態になる。そ
のトランジスタQ20を介して、制御電源電圧が上記進
角制御回路部10の進角コンパレータCP1の電源電圧
として供給されるようになっている。
るように構成されている。パルサ制御電圧パルス発生部
9のトランジスタQ7のオン信号によりオン状態になる
トランジスタQ14を介してトランジスタQ15がオン
状態になり、トランジスタQ20もオン状態になる。そ
のトランジスタQ20を介して、制御電源電圧が上記進
角制御回路部10の進角コンパレータCP1の電源電圧
として供給されるようになっている。
【0018】遅角制御回路部12は、図8に示されるよ
うに構成されている。ノードCの信号によりトランジス
タQ16がオン状態になり、そのトランジスタQ16の
オンによりコンデンサC5が放電される。その後、この
コンデンサC5は、抵抗R5とによる第1の時定数で放
電され、ノードDの信号によりトランジスタQ17がオ
ン状態になると、抵抗R6の追加で上記第1の時定数よ
りも小さな第2の時定数で放電するようになっている。
うに構成されている。ノードCの信号によりトランジス
タQ16がオン状態になり、そのトランジスタQ16の
オンによりコンデンサC5が放電される。その後、この
コンデンサC5は、抵抗R5とによる第1の時定数で放
電され、ノードDの信号によりトランジスタQ17がオ
ン状態になると、抵抗R6の追加で上記第1の時定数よ
りも小さな第2の時定数で放電するようになっている。
【0019】そのコンデンサC5の充電電位であるノー
ドIの信号が遅角コンパレータCP2に入力しており、
その遅角コンパレータCP2には両抵抗R7・R8によ
り分圧された基準電圧Vjが入力している。また、遅角
コンパレータCP2は、前記コンパレータ電源部11の
トランジスタQ15のオンに伴って遅角制御回路部12
に入力する信号によりオン状態になるトランジスタQ1
8が設けられており、このトランジスタQ18のオン状
態で制御電源電圧が遅角コンパレータCP2の電源電圧
として供給されるようになっている。そして、遅角コン
パレータCP2からの出力信号が進角制御回路部10に
入力して、トランジスタQ13をオフさせることによ
り、トランジスタQ13の出力信号がサイリスタトリガ
回路部6に入力しないようにし、点火時期を遅角制御す
る。
ドIの信号が遅角コンパレータCP2に入力しており、
その遅角コンパレータCP2には両抵抗R7・R8によ
り分圧された基準電圧Vjが入力している。また、遅角
コンパレータCP2は、前記コンパレータ電源部11の
トランジスタQ15のオンに伴って遅角制御回路部12
に入力する信号によりオン状態になるトランジスタQ1
8が設けられており、このトランジスタQ18のオン状
態で制御電源電圧が遅角コンパレータCP2の電源電圧
として供給されるようになっている。そして、遅角コン
パレータCP2からの出力信号が進角制御回路部10に
入力して、トランジスタQ13をオフさせることによ
り、トランジスタQ13の出力信号がサイリスタトリガ
回路部6に入力しないようにし、点火時期を遅角制御す
る。
【0020】このようにして構成された本制御回路2の
動作要領を図9の波形図を参照して以下に示す。エキサ
イタコイル1からの略正弦波の信号が端子EXTに入力
しており、進角制御を行う範囲の最進角時と最遅角時と
にパルサコイル7により発生するパルス波が端子PCに
入力している。本実施例では、図1のノードAで見る
と、図9の1段目に示されるように最進角時に正であり
最遅角時に負になる各単パルス波状の波形である。
動作要領を図9の波形図を参照して以下に示す。エキサ
イタコイル1からの略正弦波の信号が端子EXTに入力
しており、進角制御を行う範囲の最進角時と最遅角時と
にパルサコイル7により発生するパルス波が端子PCに
入力している。本実施例では、図1のノードAで見る
と、図9の1段目に示されるように最進角時に正であり
最遅角時に負になる各単パルス波状の波形である。
【0021】上記ノードAの信号はパルサ入力回路部8
に入力して成形され、パルサ入力回路部8からは最進角
時と最遅角時とに応じた各パルス波が、図9の2段目
(図1のノードBにおける波形)及び3段目(図1のノ
ードCにおける波形)に示されるように出力される。各
ノードB・Cの信号はパルサ制御電圧パルサ発生部9に
入力しており、そのパルサ制御電圧パルサ発生部9から
は、図1のノードDにおける波形を示す図9の4段目に
示されるように、最進角時で立ち上がり最遅角時に立ち
下がる矩形波が出力される。
に入力して成形され、パルサ入力回路部8からは最進角
時と最遅角時とに応じた各パルス波が、図9の2段目
(図1のノードBにおける波形)及び3段目(図1のノ
ードCにおける波形)に示されるように出力される。各
ノードB・Cの信号はパルサ制御電圧パルサ発生部9に
入力しており、そのパルサ制御電圧パルサ発生部9から
は、図1のノードDにおける波形を示す図9の4段目に
示されるように、最進角時で立ち上がり最遅角時に立ち
下がる矩形波が出力される。
【0022】ノードDに生じる信号は進角制御回路部1
0に入力しており、進角制御回路部10ではトランジス
タQ9をオンしてトランジスタQ10がオンすると共に
トランジスタQ11がオンする。また、ノードDに生じ
る信号はコンパレータ電源部11にも入力しており、そ
のノードDの信号によりコンパレータ電源部11が動作
する。従って、ノードDに生じる信号の幅の間だけコン
パレータ電源部11が動作し、定電圧がトランジスタQ
20を介して進角制御回路部10の進角コンパレータC
P1を動作可能にしている。すなわち、ノードDに信号
が生じている間だけ進角コンパレータCP1が動作す
る。
0に入力しており、進角制御回路部10ではトランジス
タQ9をオンしてトランジスタQ10がオンすると共に
トランジスタQ11がオンする。また、ノードDに生じ
る信号はコンパレータ電源部11にも入力しており、そ
のノードDの信号によりコンパレータ電源部11が動作
する。従って、ノードDに生じる信号の幅の間だけコン
パレータ電源部11が動作し、定電圧がトランジスタQ
20を介して進角制御回路部10の進角コンパレータC
P1を動作可能にしている。すなわち、ノードDに信号
が生じている間だけ進角コンパレータCP1が動作す
る。
【0023】次に、進角コンパレータCP1への入力信
号として図6に示される各ノードE・Fの信号波形につ
いて図9の5段目を参照して以下に示す。
号として図6に示される各ノードE・Fの信号波形につ
いて図9の5段目を参照して以下に示す。
【0024】ノードEの電位は、信号Dの入力時からコ
ンデンサC2と抵抗R9との時定数に応じて漸増し、信
号Dの消失時にトランジスタQ10がオフするが、信号
Cの入力によりトランジスタQ8がオンするためコンデ
ンサC2が瞬時に充電されて、定電圧Vccに達する。そ
して、信号Cの消失によりコンデンサC2が抵抗R1に
より放電されるため、次の信号Dの入力によりトランジ
スタQ10がオンするまで図9に示されるように漸減す
る。
ンデンサC2と抵抗R9との時定数に応じて漸増し、信
号Dの消失時にトランジスタQ10がオフするが、信号
Cの入力によりトランジスタQ8がオンするためコンデ
ンサC2が瞬時に充電されて、定電圧Vccに達する。そ
して、信号Cの消失によりコンデンサC2が抵抗R1に
より放電されるため、次の信号Dの入力によりトランジ
スタQ10がオンするまで図9に示されるように漸減す
る。
【0025】ノードFの電位は、信号Dの入力状態でト
ランジスタQ11がオン状態になることから、コンデン
サC3が放電状態になるため、図9の5段目に示される
ように所定の電位Vdから漸減し、信号Dの消失時から
コンデンサC3と抵抗R2・R3の時定数に応じて漸増
して所定の電位Vdに戻る。
ランジスタQ11がオン状態になることから、コンデン
サC3が放電状態になるため、図9の5段目に示される
ように所定の電位Vdから漸減し、信号Dの消失時から
コンデンサC3と抵抗R2・R3の時定数に応じて漸増
して所定の電位Vdに戻る。
【0026】上記したように変化する各信号E・Fが進
角コンパレータCP1に入力することから、進角コンパ
レータCP1の出力信号(ノードG)は、図9の6段目
に示されるようにノードEの信号レベルがノードFの信
号レベルを越えた時から負のレベルに切り替わって出力
される。
角コンパレータCP1に入力することから、進角コンパ
レータCP1の出力信号(ノードG)は、図9の6段目
に示されるようにノードEの信号レベルがノードFの信
号レベルを越えた時から負のレベルに切り替わって出力
される。
【0027】また、進角コンパレータCP1はコンパレ
ータ電源部11から供給される電圧により動作すること
から、前記したように信号Dの消失すなわち進角制御を
行う範囲の終わりの時に、進角コンパレータCP1の動
作が停止し、図9に示されるようにノードGの電位が元
に戻る。そして、この進角コンパレータCP1の動作信
号(ノードGが負のレベルになる信号)が出力されてい
る間、トランジスタQ13がオンし、そのオン信号がサ
イリスタトリガ回路部6に入力して、サイリスタトリガ
回路部6のトランジスタQ1をオンする。
ータ電源部11から供給される電圧により動作すること
から、前記したように信号Dの消失すなわち進角制御を
行う範囲の終わりの時に、進角コンパレータCP1の動
作が停止し、図9に示されるようにノードGの電位が元
に戻る。そして、この進角コンパレータCP1の動作信
号(ノードGが負のレベルになる信号)が出力されてい
る間、トランジスタQ13がオンし、そのオン信号がサ
イリスタトリガ回路部6に入力して、サイリスタトリガ
回路部6のトランジスタQ1をオンする。
【0028】上記トランジスタQ1のオンにより、前記
したようにサイリスタSCRを介してメインコンデンサ
C1が選択的に放電し、その放電電圧が端子IGNを介
してイグニッションコイル3の一次コイルに供給され、
イグニッションコイル3の二次コイルに接続されたプラ
グ4にて放電が行われる。
したようにサイリスタSCRを介してメインコンデンサ
C1が選択的に放電し、その放電電圧が端子IGNを介
してイグニッションコイル3の一次コイルに供給され、
イグニッションコイル3の二次コイルに接続されたプラ
グ4にて放電が行われる。
【0029】このようにして、各ノードE・F同士の各
電位の交点が点火時期になり、エンジン回転数が高くな
ると、ノードEの信号レベルの変化は、ノードFに対し
て相対的に図9の5段目の想像線に示されるように少な
い放電の段階で次の充電が開始されるようになるため、
点火時期タイミングTiが早まり、進角制御されること
になる。そして、エンジン回転数が低くなると、上記と
は逆にノードEの放電時間が長くなるため、点火時期タ
イミングTiが遅くなり、遅角制御されることになる。
電位の交点が点火時期になり、エンジン回転数が高くな
ると、ノードEの信号レベルの変化は、ノードFに対し
て相対的に図9の5段目の想像線に示されるように少な
い放電の段階で次の充電が開始されるようになるため、
点火時期タイミングTiが早まり、進角制御されること
になる。そして、エンジン回転数が低くなると、上記と
は逆にノードEの放電時間が長くなるため、点火時期タ
イミングTiが遅くなり、遅角制御されることになる。
【0030】エンジン回転数が高くなって信号Fよりも
信号Eのレベルが高くなると、進角コンパレータCP1
の動作信号が最進角DFのタイミングにて出力され、そ
れよりも高回転では最進角DF状態にて点火制御され
る。
信号Eのレベルが高くなると、進角コンパレータCP1
の動作信号が最進角DFのタイミングにて出力され、そ
れよりも高回転では最進角DF状態にて点火制御され
る。
【0031】次に、図11で示した所定高回転数NR以
上の場合の本発明による制御要領について以下に示す。
上記各信号E・Fの関係は、この所定高回転数NR以上
の場合にあっては図10の上段に示されるように、常
時、信号Fよりも信号Eのレベルが高くなっている。従
って、通常であると上記したように最進角DFのタイミ
ングで点火制御されるが、本発明によれば、進角制御回
路部10のトランジスタQ13に対して、遅角制御回路
部12から遅角制御信号が出力されるようになってお
り、この遅角制御信号により点火時期を制御する。
上の場合の本発明による制御要領について以下に示す。
上記各信号E・Fの関係は、この所定高回転数NR以上
の場合にあっては図10の上段に示されるように、常
時、信号Fよりも信号Eのレベルが高くなっている。従
って、通常であると上記したように最進角DFのタイミ
ングで点火制御されるが、本発明によれば、進角制御回
路部10のトランジスタQ13に対して、遅角制御回路
部12から遅角制御信号が出力されるようになってお
り、この遅角制御信号により点火時期を制御する。
【0032】上記遅角制御信号は、遅角コンパレータC
P2の出力(図8のノードKの信号)であるが、前記し
たように信号C・Dに応じてコンデンサC5の充放電が
制御され、その電位の変化を示すノードIの信号が、図
10の中段に示されるように基準電圧Vjに対して上下
に変化する波形となって遅角コンパレータCP2に入力
する。そして、信号Iと基準電圧Vjとが交差する時
(Ti)に正のレベルになる点火信号(図10の下段)
が遅角コンパレータCP2から出力され、その点火信号
に応じて進角制御回路部10のトランジスタQ13がオ
ンすることから、その遅角された点火時期による点火が
行われる。
P2の出力(図8のノードKの信号)であるが、前記し
たように信号C・Dに応じてコンデンサC5の充放電が
制御され、その電位の変化を示すノードIの信号が、図
10の中段に示されるように基準電圧Vjに対して上下
に変化する波形となって遅角コンパレータCP2に入力
する。そして、信号Iと基準電圧Vjとが交差する時
(Ti)に正のレベルになる点火信号(図10の下段)
が遅角コンパレータCP2から出力され、その点火信号
に応じて進角制御回路部10のトランジスタQ13がオ
ンすることから、その遅角された点火時期による点火が
行われる。
【0033】上記信号Iは、回転数のさらなる上昇に伴
って図10の中段の想像線に示されるように高まるた
め、両信号I・J(Vj)の交点が最遅角DS側に移動
し、より一層遅角された点火制御が行われる。従って、
所定高回転数NR以上では遅角された点火制御が行わ
れ、失火制御ではないことから急激な出力低下にはなら
ず、円滑に出力を抑制し得る。
って図10の中段の想像線に示されるように高まるた
め、両信号I・J(Vj)の交点が最遅角DS側に移動
し、より一層遅角された点火制御が行われる。従って、
所定高回転数NR以上では遅角された点火制御が行わ
れ、失火制御ではないことから急激な出力低下にはなら
ず、円滑に出力を抑制し得る。
【0034】なお、最遅角DS制御状態になると信号H
が消失するが、本実施例では、信号Cでオンするトラン
ジスタQ19を有するハードトリガ部13が設けられて
おり、そのトランジスタQ19のオン信号により進角制
御回路部10のトランジスタQ13をオンにするように
構成されている。従って、最遅角DSのタイミングで点
火制御を行うことができ、所定高回転数NR以上の遅角
制御範囲を越えた高回転数領域では最遅角DSによる点
火制御が行われ、極めて好適な出力低下制御を行い得
る。
が消失するが、本実施例では、信号Cでオンするトラン
ジスタQ19を有するハードトリガ部13が設けられて
おり、そのトランジスタQ19のオン信号により進角制
御回路部10のトランジスタQ13をオンにするように
構成されている。従って、最遅角DSのタイミングで点
火制御を行うことができ、所定高回転数NR以上の遅角
制御範囲を越えた高回転数領域では最遅角DSによる点
火制御が行われ、極めて好適な出力低下制御を行い得
る。
【0035】本回路では、前記したように信号Dで信号
Iの放電時定数を小さく変化させるように構成してお
り、高回転時において基準電圧Vjに対して信号Iが比
較的大きな角度で交差し得るようになっている。従っ
て、高回転時における高精度な遅角制御を行い得る。
Iの放電時定数を小さく変化させるように構成してお
り、高回転時において基準電圧Vjに対して信号Iが比
較的大きな角度で交差し得るようになっている。従っ
て、高回転時における高精度な遅角制御を行い得る。
【0036】また、前記したようにコンパレータ電源部
11によりオン状態になるトランジスタQ18を介して
制御電源電圧が遅角コンパレータCP2の電源電圧とし
て供給されることから、進角制御範囲内のみ遅角コンパ
レータCP2が動作するため、進角制御を行わない時に
無駄な電力を消費せず、省電力の効果を奏し得る。
11によりオン状態になるトランジスタQ18を介して
制御電源電圧が遅角コンパレータCP2の電源電圧とし
て供給されることから、進角制御範囲内のみ遅角コンパ
レータCP2が動作するため、進角制御を行わない時に
無駄な電力を消費せず、省電力の効果を奏し得る。
【0037】
【発明の効果】このように本発明によれば、CR回路の
放電波形と基準電圧値とを比較して、所定の高回転数以
上で遅角制御することにより、CR回路とコンパレータ
との簡単な回路構成で高回転時の出力低下制御を行うこ
とができ、回路の簡略化及び低コスト化を実現し得る。
放電波形と基準電圧値とを比較して、所定の高回転数以
上で遅角制御することにより、CR回路とコンパレータ
との簡単な回路構成で高回転時の出力低下制御を行うこ
とができ、回路の簡略化及び低コスト化を実現し得る。
【図1】本発明が適用された二輪車の4サイクルエンジ
ンの点火装置の要部制御回路図。
ンの点火装置の要部制御回路図。
【図2】図1の回路電源部5を示す回路図。
【図3】図1のサイリスタトリガ回路部6を示す回路
図。
図。
【図4】図1のパルサ入力回路部8を示す回路図。
【図5】図1のパルサ制御電圧パルス発生部9を示す回
路図。
路図。
【図6】図1の進角制御回路部10を示す回路図。
【図7】図1のコンパレータ電源部11を示す回路図。
【図8】図1の遅角制御回路部12を示す回路図。
【図9】本制御回路の要部における電圧波形を示すタイ
ムチャート。
ムチャート。
【図10】本発明による高回転時における要部の電圧波
形を示すタイムチャート。
形を示すタイムチャート。
【図11】従来の点火時期特性を示す図。
1 エキサイタコイル 2 制御回路 3 イグニッションコイル 4 プラグ 5 回路電源部 6 サイリスタトリガ回路部 7 パルサコイル 8 パルサ入力回路部 9 パルサ制御電圧パルス発生部 10 進角制御回路部 11 コンパレータ電源部 12 遅角制御回路部 13 ハードトリガ部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年12月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】パルサ入力回路部8は、図4に示されるよ
うに構成されており、本実施例にあってはパルサコイル
7からの最進角パルス信号が正のパルス波であり、最遅
角信号が負のパルス波であり、その最進角パルス信号に
よりトランジスタQ2がオン状態になり、最遅角信号に
よりトランジスタQ3がオン状態になるようになってい
る。そして、トランジスタQ2のオン信号が最進角信号
としてパルサ制御電圧パルス発生部9に出力され、トラ
ンジスタQ3のオン信号が最遅角信号としてパルサ制御
電圧パルス発生部9と進角制御回路部10に出力され
る。
うに構成されており、本実施例にあってはパルサコイル
7からの最進角パルス信号が正のパルス波であり、最遅
角信号が負のパルス波であり、その最進角パルス信号に
よりトランジスタQ2がオン状態になり、最遅角信号に
よりトランジスタQ3がオン状態になるようになってい
る。そして、トランジスタQ2のオン信号が最進角信号
としてパルサ制御電圧パルス発生部9に出力され、トラ
ンジスタQ3のオン信号が最遅角信号としてパルサ制御
電圧パルス発生部9と進角制御回路部10に出力され
る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】遅角制御回路部12は、図8に示されるよ
うに構成されている。ノードCの信号によりトランジス
タQ16がオン状態になり、そのトランジスタQ16の
オンによりコンデンサC5が充電される。その後、この
コンデンサC5は、抵抗R5とによる第1の時定数で放
電され、ノードDの信号によりトランジスタQ17がオ
ン状態になると、抵抗R6の追加で上記第1の時定数よ
りも小さな第2の時定数で放電するようになっている。
うに構成されている。ノードCの信号によりトランジス
タQ16がオン状態になり、そのトランジスタQ16の
オンによりコンデンサC5が充電される。その後、この
コンデンサC5は、抵抗R5とによる第1の時定数で放
電され、ノードDの信号によりトランジスタQ17がオ
ン状態になると、抵抗R6の追加で上記第1の時定数よ
りも小さな第2の時定数で放電するようになっている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】また、進角コンパレータCP1はコンパレ
ータ電源部11から供給される電圧により動作すること
から、前記したように信号Dの消失すなわち進角制御を
行う範囲の終わりの時に、進角コンパレータCP1の動
作が停止し、図9に示されるようにノードGの電位が元
に戻る。そして、この進角コンパレータCP1の動作信
号(ノードGが接地レベルになる信号)が出力されてい
る間、トランジスタQ13がオンし、そのオン信号がサ
イリスタトリガ回路部6に入力して、サイリスタトリガ
回路部6のトランジスタQ1をオンする。
ータ電源部11から供給される電圧により動作すること
から、前記したように信号Dの消失すなわち進角制御を
行う範囲の終わりの時に、進角コンパレータCP1の動
作が停止し、図9に示されるようにノードGの電位が元
に戻る。そして、この進角コンパレータCP1の動作信
号(ノードGが接地レベルになる信号)が出力されてい
る間、トランジスタQ13がオンし、そのオン信号がサ
イリスタトリガ回路部6に入力して、サイリスタトリガ
回路部6のトランジスタQ1をオンする。
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年12月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
Claims (1)
- 【請求項1】 エンジンの進角制御範囲を規定するた
めの最進角信号と最遅角信号とを発生する進角範囲信号
発生手段と、前記進角制御範囲内で点火制御信号を発生
する進角制御回路とを有する点火制御装置であって、 前記最遅角信号の発生時に充電されてから第1の時定数
で放電を開始し、前記最進角信号の発生時から前記最遅
角信号の発生時に至るまで前記第1の時定数よりも小さ
な第2の時定数で放電するようにされたCR回路と、前
記CR回路の前記第2の時定数による放電波形と基準電
圧値とを比較して当該両波形が交差する時に点火制御信
号を発生するコンパレータ回路とを有する遅角制御回路
を前記進角制御回路と並列に設け、 前記第1の時定数を、前記エンジンが所定の高回転数を
越えるまでは前記第2の時定数による放電波形が前記基
準電圧値を下回るようにし、かつ前記所定の高回転数を
越えたら前記エンジンの回転数が高まるに連れて前記第
2の時定数による放電波形と前記基準電圧値との交差す
る点を遅角させるように設定したことを特徴とする点火
制御装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03270896A JP3281252B2 (ja) | 1996-01-26 | 1996-01-26 | 点火制御装置 |
TW086100153A TW338090B (en) | 1996-01-26 | 1997-01-08 | A ignition control system |
IT97MI000104A IT1289924B1 (it) | 1996-01-26 | 1997-01-21 | Sistema di controllo di accensione per motore a combustione interna |
CN97102151A CN1059017C (zh) | 1996-01-26 | 1997-01-24 | 点火控制系统 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03270896A JP3281252B2 (ja) | 1996-01-26 | 1996-01-26 | 点火制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09203366A true JPH09203366A (ja) | 1997-08-05 |
JP3281252B2 JP3281252B2 (ja) | 2002-05-13 |
Family
ID=12366351
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03270896A Expired - Fee Related JP3281252B2 (ja) | 1996-01-26 | 1996-01-26 | 点火制御装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3281252B2 (ja) |
CN (1) | CN1059017C (ja) |
IT (1) | IT1289924B1 (ja) |
TW (1) | TW338090B (ja) |
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---|---|---|---|---|
CN100590315C (zh) * | 2005-08-19 | 2010-02-17 | 樊荣群 | 智能进角限速点火器 |
US8342661B2 (en) | 2007-12-19 | 2013-01-01 | Canon Finetech Inc. | Ink supplying apparatus, inkjet printing apparatus, inkjet printing head, ink supplying method and inkjet printing method |
CN102852692B (zh) * | 2011-07-01 | 2017-03-01 | 伍德沃德公司 | 用于具有电流模式控制和故障容差检测的ac点火系统的多路复用驱动电路 |
CN102996316B (zh) * | 2011-09-13 | 2015-04-01 | 光阳工业股份有限公司 | 引擎点火控制装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN87201269U (zh) * | 1987-04-20 | 1988-05-18 | 孙志明 | 可控硅高能汽车、摩托车点火器 |
CN2044649U (zh) * | 1989-03-02 | 1989-09-20 | 朱健声 | 电容放电式电子点火系 |
CN2088171U (zh) * | 1990-12-08 | 1991-11-06 | 张洪才 | 汽车多火花点火器 |
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- 1996-01-26 JP JP03270896A patent/JP3281252B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1997
- 1997-01-08 TW TW086100153A patent/TW338090B/zh not_active IP Right Cessation
- 1997-01-21 IT IT97MI000104A patent/IT1289924B1/it active IP Right Grant
- 1997-01-24 CN CN97102151A patent/CN1059017C/zh not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN1059017C (zh) | 2000-11-29 |
TW338090B (en) | 1998-08-11 |
ITMI970104A1 (it) | 1998-07-21 |
CN1162068A (zh) | 1997-10-15 |
IT1289924B1 (it) | 1998-10-19 |
JP3281252B2 (ja) | 2002-05-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |