JPS6242157B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6242157B2 JPS6242157B2 JP13362983A JP13362983A JPS6242157B2 JP S6242157 B2 JPS6242157 B2 JP S6242157B2 JP 13362983 A JP13362983 A JP 13362983A JP 13362983 A JP13362983 A JP 13362983A JP S6242157 B2 JPS6242157 B2 JP S6242157B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- ignition
- signal
- sawtooth
- capacitor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000007274 generation of a signal involved in cell-cell signaling Effects 0.000 claims description 3
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 claims description 2
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 44
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 10
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 5
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 4
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 238000007600 charging Methods 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 2
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 2
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 2
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 1
- 238000010280 constant potential charging Methods 0.000 description 1
- 238000010248 power generation Methods 0.000 description 1
- 230000001960 triggered effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02P—IGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
- F02P11/00—Safety means for electric spark ignition, not otherwise provided for
- F02P11/02—Preventing damage to engines or engine-driven gearing
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はエンジンの点火時期制御装置に関す
る。
る。
エンジンの点火時期制御装置は、エンジンの点
火栓に高電圧パルスすなわちイグニツシヨンパル
スを供給するタイミング換言すれば点火時期をエ
ンジン回転数の増減に応じて調節してシリンダ内
の最適燃焼を達成せんとするものである。
火栓に高電圧パルスすなわちイグニツシヨンパル
スを供給するタイミング換言すれば点火時期をエ
ンジン回転数の増減に応じて調節してシリンダ内
の最適燃焼を達成せんとするものである。
かかる点火時期制御装置の一例として特願昭55
−139500号(特開昭57−65865号公報)に開示さ
れるものが上げられる。この点火時期制御装置
は、エンジン回転数が所定範囲内にある場合は、
エンジン回転数に比例して点火時期を進角せしめ
該所定範囲以下及び以上のエンジン回転数におい
ては各々所定の最遅点火時期及び最進点火時期に
維持するようになつている。
−139500号(特開昭57−65865号公報)に開示さ
れるものが上げられる。この点火時期制御装置
は、エンジン回転数が所定範囲内にある場合は、
エンジン回転数に比例して点火時期を進角せしめ
該所定範囲以下及び以上のエンジン回転数におい
ては各々所定の最遅点火時期及び最進点火時期に
維持するようになつている。
しかしながら、かかる特性の点火時期制御装置
では、特に極低回転域において点火時期が最遅点
火時期であつても圧縮上死点より前であるので、
エンジンの逆転及びそれに伴ういわゆるけり返し
が発生する場合がある。
では、特に極低回転域において点火時期が最遅点
火時期であつても圧縮上死点より前であるので、
エンジンの逆転及びそれに伴ういわゆるけり返し
が発生する場合がある。
よつて、本発明は、エンジンの極低回転域にお
けるエンジンの逆転及びそれに伴うけり返しの発
生を防止した点火時期制御装置を提供することを
目的とする。
けるエンジンの逆転及びそれに伴うけり返しの発
生を防止した点火時期制御装置を提供することを
目的とする。
本発明による点火時期制御装置は、エンジンの
極低回転域において点火時期を圧縮上死点以後に
遅らせることにより、エンジンの逆転及びそれに
伴うけり返しの発生を防止している。
極低回転域において点火時期を圧縮上死点以後に
遅らせることにより、エンジンの逆転及びそれに
伴うけり返しの発生を防止している。
以下、本発明による点火時期制御装置について
図面を参照しつつ詳細に説明する。
図面を参照しつつ詳細に説明する。
本発明による点火時期制御回路の一例を第1図
に示しており、本図において、10は点火時期を
制御さるべきエンジン(図示せず)により回転せ
しめられる発電機の発電コイル、11は整流用ダ
イオード、12は前記発電コイル10の発生電圧
により前記ダイオード11を介して充電される点
火電源用コンデンサ、13は後述する制御回路部
によりトリガされて導通するサイリスタで、これ
により前記コンデンサ12の充電電荷を点火コイ
ル14の1次巻線14−1に放電せしめ、その2
次巻線14−2を介して点火栓15に火花を発生
せしめる。また、ダイオード18は外部端子21
からの逆流防止用ダイオードであり、ダイオード
19は発電コイル10の出力電圧が図示の極性と
は逆の極性になつたときにその出力を短絡するた
めの短絡用ダイオードである。以上で点火回路部
を構成する。
に示しており、本図において、10は点火時期を
制御さるべきエンジン(図示せず)により回転せ
しめられる発電機の発電コイル、11は整流用ダ
イオード、12は前記発電コイル10の発生電圧
により前記ダイオード11を介して充電される点
火電源用コンデンサ、13は後述する制御回路部
によりトリガされて導通するサイリスタで、これ
により前記コンデンサ12の充電電荷を点火コイ
ル14の1次巻線14−1に放電せしめ、その2
次巻線14−2を介して点火栓15に火花を発生
せしめる。また、ダイオード18は外部端子21
からの逆流防止用ダイオードであり、ダイオード
19は発電コイル10の出力電圧が図示の極性と
は逆の極性になつたときにその出力を短絡するた
めの短絡用ダイオードである。以上で点火回路部
を構成する。
次に、20はエンジンサイクルにおける所定の
最進及び最遅点火角度位置にて正及び負(第1及
び第2)タイミングパルスを発生するパルス発生
コイル(以下パルサコイルと称す)である。
最進及び最遅点火角度位置にて正及び負(第1及
び第2)タイミングパルスを発生するパルス発生
コイル(以下パルサコイルと称す)である。
また、,,,,,は前記点火回路
部の制御回路部で、はパルサコイル20から
の負タイミングパルスの立下りに同期して第1鋸
歯状波電圧を発生する第1鋸歯状波発生回路、
は上記正及び負タイミングパルスの間で第1鋸歯
状波電圧より大なる傾斜角の第2鋸歯状波電圧を
発生する第2鋸歯状波発生回路、は第1鋸歯状
波電圧と第2鋸歯状波電圧若しくは後述する矩形
波電圧とを比較して両者の差が所定値以上のとき
オン信号を発生する比較回路、は前記比較回路
の出力によりサイリスタ13のゲートにトリガ
信号を供給するトリガ信号発生回路、は前記制
御回路部の駆動用電源部、は前記負タイミング
パルスの発生期間において前記第2鋸歯状波電圧
より大なるレベルの矩形波電圧を発生する矩形波
発生回路である。
部の制御回路部で、はパルサコイル20から
の負タイミングパルスの立下りに同期して第1鋸
歯状波電圧を発生する第1鋸歯状波発生回路、
は上記正及び負タイミングパルスの間で第1鋸歯
状波電圧より大なる傾斜角の第2鋸歯状波電圧を
発生する第2鋸歯状波発生回路、は第1鋸歯状
波電圧と第2鋸歯状波電圧若しくは後述する矩形
波電圧とを比較して両者の差が所定値以上のとき
オン信号を発生する比較回路、は前記比較回路
の出力によりサイリスタ13のゲートにトリガ
信号を供給するトリガ信号発生回路、は前記制
御回路部の駆動用電源部、は前記負タイミング
パルスの発生期間において前記第2鋸歯状波電圧
より大なるレベルの矩形波電圧を発生する矩形波
発生回路である。
電源部は発電コイル10の出力電圧を整流す
るダイオード36とこの整流出力により抵抗37
を介して充電されるコンデンサ38と前記コンデ
ンサ38を定電圧充電するためのダイオード39
及びツエナーダイオード40により構成されてい
る。
るダイオード36とこの整流出力により抵抗37
を介して充電されるコンデンサ38と前記コンデ
ンサ38を定電圧充電するためのダイオード39
及びツエナーダイオード40により構成されてい
る。
次に、第1鋸歯状波発生回路において、コン
デンサ24は、電源部からの電源電圧によつて
抵抗25との所定時定数にて充電されると共に、
エンジンの始動時にはダイオード48及びコンデ
ンサ49を介して電源電圧まで充電される。この
コンデンサ24の両端間には抵抗27を介してト
ランジスタ33が接続されており、導通(オン)
することにより抵抗27と共にコンデンサ24の
放電回路を構成する。トランジスタ33のベース
には、抵抗35を介してコンデンサ36、抵抗3
7及びダイオード38からなる微分回路の出力端
が接続されている。ダイオード38は微分波形の
負成分をクランプする作用をなすためのものであ
る。コンデンサ36は電源部からの電源電圧に
よつて抵抗39を介して充電されるのである
が。、コンデンサ36の入力端と接地間にツエナ
ーダイオード40が接続されているので、定電圧
充電となる。コンデンサ36の入力端と接地間に
は、ダイオード22、抵抗23,28を介してト
ランジスタ26が接続されており、このトランジ
スタ回転に同期するパルサコイル20の負タイミ
ングパルスにより導通し、抵抗29及びコンデン
サ30と共にコンデンサ36の放電回路を構成す
る。
デンサ24は、電源部からの電源電圧によつて
抵抗25との所定時定数にて充電されると共に、
エンジンの始動時にはダイオード48及びコンデ
ンサ49を介して電源電圧まで充電される。この
コンデンサ24の両端間には抵抗27を介してト
ランジスタ33が接続されており、導通(オン)
することにより抵抗27と共にコンデンサ24の
放電回路を構成する。トランジスタ33のベース
には、抵抗35を介してコンデンサ36、抵抗3
7及びダイオード38からなる微分回路の出力端
が接続されている。ダイオード38は微分波形の
負成分をクランプする作用をなすためのものであ
る。コンデンサ36は電源部からの電源電圧に
よつて抵抗39を介して充電されるのである
が。、コンデンサ36の入力端と接地間にツエナ
ーダイオード40が接続されているので、定電圧
充電となる。コンデンサ36の入力端と接地間に
は、ダイオード22、抵抗23,28を介してト
ランジスタ26が接続されており、このトランジ
スタ回転に同期するパルサコイル20の負タイミ
ングパルスにより導通し、抵抗29及びコンデン
サ30と共にコンデンサ36の放電回路を構成す
る。
次に、第2鋸歯状波発生回路において、スイ
ツチトランジスタ71は前記パルサコイル20か
らの正タイミングパルスにより導通する補助トラ
ンジスタ72のオン・オフに応じてオン・オフ動
作する。コンデンサ41は前記トランジスタ71
がオンの時にダイオード42を介して充電され
る。抵抗43,44は駆動用電源電圧を分圧する
分圧器を構成し、トランジスタ45のベースが前
記分圧器43,44の分圧点に接続されている。
トランジスタ45は、スイツチトランジスタ71
の導通により導通し、コンデンサ46を前記分圧
器の分電圧まで充電せしめる。コンデンサ46及
び41は抵抗47により接続され、コンデンサ4
6は抵抗47との時定数でコンデンサ41を電源
として充電される。
ツチトランジスタ71は前記パルサコイル20か
らの正タイミングパルスにより導通する補助トラ
ンジスタ72のオン・オフに応じてオン・オフ動
作する。コンデンサ41は前記トランジスタ71
がオンの時にダイオード42を介して充電され
る。抵抗43,44は駆動用電源電圧を分圧する
分圧器を構成し、トランジスタ45のベースが前
記分圧器43,44の分圧点に接続されている。
トランジスタ45は、スイツチトランジスタ71
の導通により導通し、コンデンサ46を前記分圧
器の分電圧まで充電せしめる。コンデンサ46及
び41は抵抗47により接続され、コンデンサ4
6は抵抗47との時定数でコンデンサ41を電源
として充電される。
比較回路はトランジスタ51によつて構成さ
れ、トランジスタ51のエミツタは第2鋸歯状波
発生回路の出力端(点C)に、ベースが抵抗5
3を介して第1鋸歯状波発生回路の出力端(点
F)に夫々接続され、又コレクタが比較出力端と
して抵抗52を介してトリガ信号発生回路に接
続される。トリガ信号発生回路は、増幅用トラ
ンジスタ61,62を含み、トランジスタ61は
比較回路の出力に応答して導通することにより
該トランジスタ62を導通せしめる。そしてトラ
ンジスタ62の導通によりサイリスタ13はコン
デンサ41からゲート電流を供給されてオン(導
通)になり、これによりコンデンサ12が放電し
て高電圧パルスが点火栓15に印加される。
れ、トランジスタ51のエミツタは第2鋸歯状波
発生回路の出力端(点C)に、ベースが抵抗5
3を介して第1鋸歯状波発生回路の出力端(点
F)に夫々接続され、又コレクタが比較出力端と
して抵抗52を介してトリガ信号発生回路に接
続される。トリガ信号発生回路は、増幅用トラ
ンジスタ61,62を含み、トランジスタ61は
比較回路の出力に応答して導通することにより
該トランジスタ62を導通せしめる。そしてトラ
ンジスタ62の導通によりサイリスタ13はコン
デンサ41からゲート電流を供給されてオン(導
通)になり、これによりコンデンサ12が放電し
て高電圧パルスが点火栓15に印加される。
矩形波発生回路は、抵抗54を経た電源部
からの電源電圧によつてダイオード55を介して
充電されるコンデンサ56と、ベースが抵抗57
及び前記抵抗23を介してトランジスタ26のコ
レクタに接続されトランジスタ26のオン期間オ
ンとなるトランジスタ58とを有している。トラ
ンジスタ58のコレクタには、トランジスタ58
のオン期間すなわち負タイミングパルスの発生期
間矩形波電圧が出力され、この矩形波電圧は抵抗
59を介して比較回路におけるトランジスタ5
1のエミツタに印加される。
からの電源電圧によつてダイオード55を介して
充電されるコンデンサ56と、ベースが抵抗57
及び前記抵抗23を介してトランジスタ26のコ
レクタに接続されトランジスタ26のオン期間オ
ンとなるトランジスタ58とを有している。トラ
ンジスタ58のコレクタには、トランジスタ58
のオン期間すなわち負タイミングパルスの発生期
間矩形波電圧が出力され、この矩形波電圧は抵抗
59を介して比較回路におけるトランジスタ5
1のエミツタに印加される。
次に本発明装置の回路動作について第2図を参
照して説明する。
照して説明する。
まず、エンジンが始動すると、パルサコイル2
0から第2図Aに示す如き正および負タイミング
パルスが発せられる。前述した如く、この正及び
負タイミングパルスは、エンジンサイクルにおけ
る点火時期最進角度位置及び最遅角度位置に発生
するようになつており、換言すれば、正及び負タ
イミングパルスによつて点火時期変動範囲を画定
しているのである。一方、コンデンサ38は、ツ
エナーダイオード39のツエナー電圧Vzにて定
電圧充電され、その両端電圧はほぼ一定に維持さ
れて電源電圧となる。パルサコイル20からの正
タイミングパルスは抵抗31及びコンデンサ32
の並列回路を経てトランジスタ72のベースに供
給されてこれをオンとせしめ、同時にトランジス
タ71もオンにする。正タイミングパルスによる
トランジスタ71のオンによつて、電源部の出
力電圧がダイオード42を経てコンデンサ41に
印加されるので、コンデンサ41の両端電圧は第
2図Bに示す如くほぼ該出力電圧になる。それと
同時に、トランジスタ45も導通してコンデンサ
46を充電するが、コンデンサ46の初期充電電
流は分圧抵抗43,44による分圧電圧によつて
制限されるようになつており、コンデンサ46の
初期両端電圧はコンデンサ41より低くなる。よ
つて、コンデンサ41の充電電荷が抵抗47を介
してコンデンサ46に移動してコンデンサ46の
両端電圧は徐々に上昇して第2図Cに示す如き立
上り前縁部を有する鋸歯状波となる。
0から第2図Aに示す如き正および負タイミング
パルスが発せられる。前述した如く、この正及び
負タイミングパルスは、エンジンサイクルにおけ
る点火時期最進角度位置及び最遅角度位置に発生
するようになつており、換言すれば、正及び負タ
イミングパルスによつて点火時期変動範囲を画定
しているのである。一方、コンデンサ38は、ツ
エナーダイオード39のツエナー電圧Vzにて定
電圧充電され、その両端電圧はほぼ一定に維持さ
れて電源電圧となる。パルサコイル20からの正
タイミングパルスは抵抗31及びコンデンサ32
の並列回路を経てトランジスタ72のベースに供
給されてこれをオンとせしめ、同時にトランジス
タ71もオンにする。正タイミングパルスによる
トランジスタ71のオンによつて、電源部の出
力電圧がダイオード42を経てコンデンサ41に
印加されるので、コンデンサ41の両端電圧は第
2図Bに示す如くほぼ該出力電圧になる。それと
同時に、トランジスタ45も導通してコンデンサ
46を充電するが、コンデンサ46の初期充電電
流は分圧抵抗43,44による分圧電圧によつて
制限されるようになつており、コンデンサ46の
初期両端電圧はコンデンサ41より低くなる。よ
つて、コンデンサ41の充電電荷が抵抗47を介
してコンデンサ46に移動してコンデンサ46の
両端電圧は徐々に上昇して第2図Cに示す如き立
上り前縁部を有する鋸歯状波となる。
次いで、負タイミングパルスがパルサコイル2
0から供給されると、ダイオード34及び抵抗2
8,29に電流が流れ、トランジスタ26のエミ
ツタ電圧が低下して負タイミングパルスの発生期
間トランジスタ26が導通するので、D点の電位
は第2図Dに示す如く負タイミングパルスの発生
期間低レベルとなる。これにより、コンデンサ3
6、抵抗37及びダイオード38からなる微分回
路の出力端には第2図Eに示す如き正の微分波形
が発生する。なお、負の微分波形はダイオード3
8によりクランプされる。そして正の微分波形に
応答してトランジスタ33が導通してコンデンサ
24の充電電荷を放電すると共に、トランジスタ
51を通電せしめコンデンサ41,46の充電電
荷を放電する。なお、このときのコンデンサ41
の放電量は、抵抗47の抵抗値が大なる故僅かで
ある。コンデンサ24には、常時、電源部の出
力電圧が印加されている故、負タイミングパルス
の立下りで放電された後抵抗25およびコンデン
サ24によつて定まる時定数で充電され、コンデ
ンサ24の両端電圧が徐々に上昇して結局第2図
Fに示す如き鋸歯状波となる。
0から供給されると、ダイオード34及び抵抗2
8,29に電流が流れ、トランジスタ26のエミ
ツタ電圧が低下して負タイミングパルスの発生期
間トランジスタ26が導通するので、D点の電位
は第2図Dに示す如く負タイミングパルスの発生
期間低レベルとなる。これにより、コンデンサ3
6、抵抗37及びダイオード38からなる微分回
路の出力端には第2図Eに示す如き正の微分波形
が発生する。なお、負の微分波形はダイオード3
8によりクランプされる。そして正の微分波形に
応答してトランジスタ33が導通してコンデンサ
24の充電電荷を放電すると共に、トランジスタ
51を通電せしめコンデンサ41,46の充電電
荷を放電する。なお、このときのコンデンサ41
の放電量は、抵抗47の抵抗値が大なる故僅かで
ある。コンデンサ24には、常時、電源部の出
力電圧が印加されている故、負タイミングパルス
の立下りで放電された後抵抗25およびコンデン
サ24によつて定まる時定数で充電され、コンデ
ンサ24の両端電圧が徐々に上昇して結局第2図
Fに示す如き鋸歯状波となる。
また、負タイミングパルスの発生期間、D点の
電位の低下により矩形波発生回路のトランジス
タ58が導通し、常時電源部の出力電圧により
充電されているコンデンサ56の充電電荷を抵抗
59を介して放電する。従つて、トランジスタ5
8のコレクタには負タイミングパルスの発生期間
において第2図Gに示す如き矩形波電圧が発生
し、この矩形波電圧は第2鋸歯状波電圧(第2図
C)と合成されて第2図Hに示す如き合成波電圧
としてトランジスタ51のエミツタに印加され
る。なお、第1図においてC点とH点とは同電位
であり、第2図Cと第2図Hとは同波形となるの
であるが、説明の都合上、矩形波電圧(第2図
G)の発生期間における第2図Cの波形を仮想的
に示してある。
電位の低下により矩形波発生回路のトランジス
タ58が導通し、常時電源部の出力電圧により
充電されているコンデンサ56の充電電荷を抵抗
59を介して放電する。従つて、トランジスタ5
8のコレクタには負タイミングパルスの発生期間
において第2図Gに示す如き矩形波電圧が発生
し、この矩形波電圧は第2鋸歯状波電圧(第2図
C)と合成されて第2図Hに示す如き合成波電圧
としてトランジスタ51のエミツタに印加され
る。なお、第1図においてC点とH点とは同電位
であり、第2図Cと第2図Hとは同波形となるの
であるが、説明の都合上、矩形波電圧(第2図
G)の発生期間における第2図Cの波形を仮想的
に示してある。
上記したような制御回路部の動作において、第
2鋸歯状波電圧(第2図C)及び矩形波電圧(第
2図G)の合成波電圧(第2図H)が第1鋸歯状
波電圧(第2図F)を越えるとトランジスタ51
がオンとなり、次いでトランジスタ61及び62
がオンとなつて、コンデンサ41の蓄電電荷の放
電によるトリガ信号が抵抗16,17に供給され
てサイリスタ13がオンとなり、コンデンサ12
が放電して点火されるのである。
2鋸歯状波電圧(第2図C)及び矩形波電圧(第
2図G)の合成波電圧(第2図H)が第1鋸歯状
波電圧(第2図F)を越えるとトランジスタ51
がオンとなり、次いでトランジスタ61及び62
がオンとなつて、コンデンサ41の蓄電電荷の放
電によるトリガ信号が抵抗16,17に供給され
てサイリスタ13がオンとなり、コンデンサ12
が放電して点火されるのである。
従つて、点火時期は、負タイミングパルス発生
から第1鋸歯状波電圧と第2鋸歯状波電圧若しく
は矩形波電圧との差が所定値に達する時点(この
場合所定値はトランジスタ51のベース・エミツ
タ間電圧)によつて定まる。なお、第2鋸歯状波
の傾斜は第1鋸歯状波のそれより大きくなるよう
に諸回路定数が選定されている。
から第1鋸歯状波電圧と第2鋸歯状波電圧若しく
は矩形波電圧との差が所定値に達する時点(この
場合所定値はトランジスタ51のベース・エミツ
タ間電圧)によつて定まる。なお、第2鋸歯状波
の傾斜は第1鋸歯状波のそれより大きくなるよう
に諸回路定数が選定されている。
次に、第3図及び第4図を参照してエンジン回
転数と点火時期との関係について説明する。第3
図は、エンジン回転数が所定回転数N1以下にあ
る場合の連続する2つの負タイミングパルス間に
おける第1鋸歯状波電圧の変化を実線にて示し、
これに対してエンジン回転数の変化に対応した第
2鋸歯状波電圧及び矩形波電圧の合成波電圧の変
化を破線にて示している。エンジン回転数が上昇
するにつれて、合成波電圧は、図の左方に向つて
移動することになり、第1鋸歯状波電圧を越える
タイミング変化するのである。すなわち、エンジ
ン回転数が所定回転数N1より小なる極低回転域
では、合成波電圧がP1で示されるような位置関係
にあつて第1鋸歯状電圧を越えることなく、点火
時期は負タイミングパルスの消滅時点、すなわち
正の微分波形(第2図E)の発生時点となり、例
えば圧縮上死点〜該上死点後5゜程度の角度位置
となる。エンジン回転数が所定回転数N1に達す
ると、合成波電圧がP2で示される位置まで移動
し、合成波電圧の後方立上り部すなわち矩形波電
圧(第2図G)の立上り部が第1鋸歯状波電圧を
越えるので、点火時期はステツプ状に進角して負
タイミングパルスの発生時点となる。この状態に
おいては従来の最遅点火時期θ1が得られるもの
であり、所定回転数N2までこの状態が継続す
る。
転数と点火時期との関係について説明する。第3
図は、エンジン回転数が所定回転数N1以下にあ
る場合の連続する2つの負タイミングパルス間に
おける第1鋸歯状波電圧の変化を実線にて示し、
これに対してエンジン回転数の変化に対応した第
2鋸歯状波電圧及び矩形波電圧の合成波電圧の変
化を破線にて示している。エンジン回転数が上昇
するにつれて、合成波電圧は、図の左方に向つて
移動することになり、第1鋸歯状波電圧を越える
タイミング変化するのである。すなわち、エンジ
ン回転数が所定回転数N1より小なる極低回転域
では、合成波電圧がP1で示されるような位置関係
にあつて第1鋸歯状電圧を越えることなく、点火
時期は負タイミングパルスの消滅時点、すなわち
正の微分波形(第2図E)の発生時点となり、例
えば圧縮上死点〜該上死点後5゜程度の角度位置
となる。エンジン回転数が所定回転数N1に達す
ると、合成波電圧がP2で示される位置まで移動
し、合成波電圧の後方立上り部すなわち矩形波電
圧(第2図G)の立上り部が第1鋸歯状波電圧を
越えるので、点火時期はステツプ状に進角して負
タイミングパルスの発生時点となる。この状態に
おいては従来の最遅点火時期θ1が得られるもの
であり、所定回転数N2までこの状態が継続す
る。
エンジン回転数が所定回転数N2を越えて高く
なると、合成波の前部の傾斜すなわち第2鋸歯状
波の傾斜は第1鋸歯状波立上り部のそれより大き
く設定されているので、合成波電圧が第1鋸歯状
波電圧に対してP3で示される関係になり第1鋸歯
状波電圧に達するまでの時刻がエンジン回転数上
昇と共に早くなり、点火時期が早くなる、すなわ
ち点火時期が進角するのである。エンジン回転数
が所定回転数N3に達した状態においては、第2
鋸歯状波電圧が正タイミングパルス発生と同時に
所定電圧だけ直ちに上昇する前縁立上り部を有す
るパルス波形であり、合成波電圧がP3にて示され
る位置にあつて正タイミングパルス発生と同時に
第2鋸歯状波電圧が第1鋸歯状波電圧を越えてし
まうので、正タイミングパルスと同時にトリガ信
号がサイリスタに供給される。この状態において
は最進の点火時期θ2が得られるものであり、所
定回転数N3以上においてこの状態が継続する。
なると、合成波の前部の傾斜すなわち第2鋸歯状
波の傾斜は第1鋸歯状波立上り部のそれより大き
く設定されているので、合成波電圧が第1鋸歯状
波電圧に対してP3で示される関係になり第1鋸歯
状波電圧に達するまでの時刻がエンジン回転数上
昇と共に早くなり、点火時期が早くなる、すなわ
ち点火時期が進角するのである。エンジン回転数
が所定回転数N3に達した状態においては、第2
鋸歯状波電圧が正タイミングパルス発生と同時に
所定電圧だけ直ちに上昇する前縁立上り部を有す
るパルス波形であり、合成波電圧がP3にて示され
る位置にあつて正タイミングパルス発生と同時に
第2鋸歯状波電圧が第1鋸歯状波電圧を越えてし
まうので、正タイミングパルスと同時にトリガ信
号がサイリスタに供給される。この状態において
は最進の点火時期θ2が得られるものであり、所
定回転数N3以上においてこの状態が継続する。
上述したエンジン回転数の変化に対応した点火
時期の変化を第4図に示す。
時期の変化を第4図に示す。
なお、エンジンの始動時は、コンデンサ24の
充電開始がランダムであるため、最初の点火が進
角範囲内のどの時点で行われるかわからないので
あるが、電源部とコンデンサ24との間にコン
デンサ49を接続し、始動時はコンデンサ49を
通してコンデンサ24を電源電圧まで充電するよ
うにしたので、最初の点火は必ず正の微分波形の
発生時、すなわち負タイミングパルスの立下りで
行なわれることになる。
充電開始がランダムであるため、最初の点火が進
角範囲内のどの時点で行われるかわからないので
あるが、電源部とコンデンサ24との間にコン
デンサ49を接続し、始動時はコンデンサ49を
通してコンデンサ24を電源電圧まで充電するよ
うにしたので、最初の点火は必ず正の微分波形の
発生時、すなわち負タイミングパルスの立下りで
行なわれることになる。
以上説明したように、本発明による点火時期制
御装置においては、エンジンの極低回転域での点
火時期を圧縮上死点以後に遅らせたので、エンジ
ンの逆転及びそれに伴うけり返しが発生せず、エ
ンジンの始動性を向上できるのである。
御装置においては、エンジンの極低回転域での点
火時期を圧縮上死点以後に遅らせたので、エンジ
ンの逆転及びそれに伴うけり返しが発生せず、エ
ンジンの始動性を向上できるのである。
第1図は本発明の一実施例を示す回路図、第2
図および第3図は第1図の回路の各部の電圧動作
波形を示す波形図、第4図は本発明による点火時
期特性を示すグラフである。 主要部分の符号の説明、……点火回路部、
……第1鋸歯状波発生回路、……第2鋸歯状波
発生回路、……比較回路、……トリガ信号発
生回路、……電源部、……矩形波発生回路、
10……発電コイル、20……パルサコイル。
図および第3図は第1図の回路の各部の電圧動作
波形を示す波形図、第4図は本発明による点火時
期特性を示すグラフである。 主要部分の符号の説明、……点火回路部、
……第1鋸歯状波発生回路、……第2鋸歯状波
発生回路、……比較回路、……トリガ信号発
生回路、……電源部、……矩形波発生回路、
10……発電コイル、20……パルサコイル。
Claims (1)
- 1 トリガ信号に応じてエンジンの点火栓駆動用
点火コイルに高電圧パルスを供給する点火回路に
前記トリガ信号を供給する点火時期制御装置であ
つて、エンジンサイクル毎の所定点火時期範囲を
定める最進点火角度位置及び最遅点火角度位置に
て第1及び第2タイミングパルスを発生するパル
ス発生手段と、前記第2タイミングパルスの立下
りに同期した第1鋸歯状波信号を発生する第1鋸
歯状波発生手段と、前記第1及び第2タイミング
パルス間において前記第1鋸歯状波信号より大な
る傾斜を有しかつ前縁立上り部を有する第2鋸歯
状波信号を発生する第2鋸歯状波発生手段と、第
2タイミングパルスの発生期間において前記第2
鋸歯状波信号より大なるレベルの矩形波信号を発
生する矩形波発生手段と、前記第1鋸歯状波信号
と前記第2鋸歯状波信号若しくは前記矩形波信号
との大小を比較して両者の差が所定値以上のとき
オン信号を発生する比較手段と、前記オン信号に
応じて前記トリガ信号を発生するトリガ信号発生
手段とを備えたことを特徴とするエンジンの点火
時期制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13362983A JPS6026174A (ja) | 1983-07-21 | 1983-07-21 | エンジンの点火時期制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13362983A JPS6026174A (ja) | 1983-07-21 | 1983-07-21 | エンジンの点火時期制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6026174A JPS6026174A (ja) | 1985-02-09 |
JPS6242157B2 true JPS6242157B2 (ja) | 1987-09-07 |
Family
ID=15109282
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13362983A Granted JPS6026174A (ja) | 1983-07-21 | 1983-07-21 | エンジンの点火時期制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6026174A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4643150A (en) * | 1984-10-26 | 1987-02-17 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Ignition timing control system for internal combustion engines |
JP4915207B2 (ja) * | 2006-10-20 | 2012-04-11 | 国産電機株式会社 | 内燃機関用点火装置 |
-
1983
- 1983-07-21 JP JP13362983A patent/JPS6026174A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6026174A (ja) | 1985-02-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4473050A (en) | Capacitor charge and discharge type ignition device | |
US4558683A (en) | Ignition system in internal combustion engine | |
JPH0328590B2 (ja) | ||
JPS6221990B2 (ja) | ||
JPS6242157B2 (ja) | ||
JPS5849707B2 (ja) | 内燃機関用点火装置 | |
JPS6311335Y2 (ja) | ||
JP3125587B2 (ja) | コンデンサ放電式内燃機関用点火装置 | |
JPS6221989B2 (ja) | ||
JPH0236790B2 (ja) | Kondensajuhodenshikitenkasochi | |
JPS63629B2 (ja) | ||
JPS6316867Y2 (ja) | ||
JPS6316868Y2 (ja) | ||
JPS6132151Y2 (ja) | ||
JPS6124697Y2 (ja) | ||
JPS58202372A (ja) | 内燃機関の点火進角装置 | |
JPS6132149Y2 (ja) | ||
JPS58135363A (ja) | 内燃機関用点火時期制御装置 | |
JPH06624Y2 (ja) | 内燃機関用点火装置 | |
JPH0639097Y2 (ja) | 内燃機関用点火装置 | |
JPS631007Y2 (ja) | ||
JPS6131185Y2 (ja) | ||
JPS6040870Y2 (ja) | 内燃機関点火装置 | |
JPS6112115B2 (ja) | ||
JPH045737Y2 (ja) |