JPS6326277B2 - - Google Patents

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JPS6326277B2
JPS6326277B2 JP8876882A JP8876882A JPS6326277B2 JP S6326277 B2 JPS6326277 B2 JP S6326277B2 JP 8876882 A JP8876882 A JP 8876882A JP 8876882 A JP8876882 A JP 8876882A JP S6326277 B2 JPS6326277 B2 JP S6326277B2
Authority
JP
Japan
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signal
ignition
circuit
coil
rectangular wave
Prior art date
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Expired
Application number
JP8876882A
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English (en)
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JPS58206875A (ja
Inventor
Hideki Yugawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mahle Electric Drive Systems Co Ltd
Original Assignee
Kokusan Denki Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kokusan Denki Co Ltd filed Critical Kokusan Denki Co Ltd
Priority to JP8876882A priority Critical patent/JPS58206875A/ja
Publication of JPS58206875A publication Critical patent/JPS58206875A/ja
Publication of JPS6326277B2 publication Critical patent/JPS6326277B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P3/00Other installations
    • F02P3/02Other installations having inductive energy storage, e.g. arrangements of induction coils
    • F02P3/04Layout of circuits
    • F02P3/045Layout of circuits for control of the dwell or anti dwell time
    • F02P3/0453Opening or closing the primary coil circuit with semiconductor devices

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は内燃機関の点火装置を機関の回転速度
に応じて変化させる電子制御式の進角または遅角
回路を備えた内燃機関用点火装置に関するもので
ある。
最近、排気ガスの浄化や燃料の消費量の節減を
図るため、機関の点火位置を正確に制御すること
が要求されるようになつている。そのため、電子
回路を用いて点火位置を制御する電子制御式の点
火方式が種々提案されており、その1つとして、
機関の1点火サイクル(各気筒において1度点火
が行なわれてから次の点火が行なわれるまでの期
間)に相当する長さの区間内に充電区間と放電区
間とを設定して充電区間でコンデンサを定電流充
電した後放電区間で該コンデンサを放電させ、こ
のコンデンサの放電時の端子電圧を基準電圧と比
較してコンデンサの端子電圧が基準電圧以下にな
つた角度位置で点火信号を発生させることにより
点火位置を進角させぬ進角回路を用いたものがあ
る。また同種の点火方式として、機関の1点火サ
イクルに相当する長さを越えない範囲で設定した
一定の充電区間の終了位置でコンデンサを放電さ
せ、該コンデンサの充電時の端子電圧を基準電圧
と比較して該端子電圧が基準電圧以上になつたと
きに点火信号を発生させて内燃機関の回転速度の
上昇に伴つて点火位置を遅角させる遅角回路を用
いたものがある。そしてこれらの方式を単独でま
たは適宜に組合せて用いることにより、種々の特
性をもつた内燃機関用点火装置を得ることができ
る。
第1図は本出願人が先に提案したこの種の内燃
機関用点火装置の一般的な構成を示したもので、
同図の点火装置においては、前記進角回路が用い
られている。第1図においてaは直流電源DCか
ら定電流回路b及び放電阻止用ダイオードcを通
して充電される積分コンデンサ、dはコンデンサ
aを一定の時定数で放電される放電回路を構成す
る電流制限手段(定電流回路または抵抗)、eは
充放電区間制御用スイツチで、スイツチeの制御
端子には機関と同期回転する信号発電機内に設け
られた信号コイルfの出力を入力として矩形波信
号を発生する矩形波発生回路gの出力が入力され
ている。信号コイルfは第2図Bに示したよう
に、機関の1点火サイクル当り1サイクルの信号
を機関の所定の回転角度位置で発生するもので、
第2図Bに示した例では機関の上死点TDCの前
角度θ2の位置で1山の負方向信号(第1の半サイ
クルの信号)Es1を発生し、次いで上死点前角度
θ1の位置で1山の正方向信号(第2の半サイクル
の信号)Es2を発生するようになつている。矩形
波発生回路gは上記負方向信号Es1をそのまま同
幅の矩形波信号Vg(第2図C参照)に変換し、こ
の矩形波信号が発生している区間スイツチeを導
通状態にする。hは電圧比較器で、この比較器に
はコンデンサaの端子電圧Vcと基準電圧発生回
路iから得られる基準電圧Vrとが入力され、コ
ンデンサaの端子電圧Vcが基準電圧Vr以下にな
つたときに電圧比較器hにより得られる信号が点
火位置を定める点火信号としてオア回路jを介し
て点火回路kに入力されている。信号コイルfの
正方向信号出力Es2はオア回路jを介して点火回
路kに点火信号として供給されると同時にコンデ
ンサaの両端に並列接続されたりセツト用スイツ
チmの制御端子に供給されている。点火回路kは
点火信号が与えられたときに点火用の高電圧を発
生し、この高電圧を点火プラグに印加して点火動
作を行なわせる。
上記の点火装置では、コンデンサa、定電流回
路b、ダイオードc、電流制限手段d、充放電区
間制御用スイツチe、比較器h及び基準電圧発生
回路iにより、矩形波発生回路gから矩形波信号
が出力されている間に機関の回転速度に応じて発
生位置が変化する点火信号を出力する点火信号発
生回路Iが構成されている。この点火装置におい
て、機関の回転数がアイドリング回転数N0
(RPM)から設定回転数N1(>N0)までの低速領
域にある場合には、信号コイルfの負方向信号
Es1の波高値が矩形波発生回路gを動作させる値
に達しないため、矩形波発生回路gは矩形波信号
を出力しない。このとき点火信号発生回路Iは点
火信号を発生せず、信号コイルfから得られる正
方向信号Es2により点火回路kに点火信号が与え
られる。正方向信号Es2の立上りを急峻にしてお
くと、この正方向信号Es2により点火信号が与え
られる位置はほぼ正方向信号Es2の立上り位置θ1
となり、機関の点火位置は回転数N(RPM)に対
して略一定となる。機関の回転数がN1以上にな
ると信号コイルfの負方向信号Es1が矩形波発生
回路gを動作させるレベルに達するため、矩形波
発生回路gから矩形波信号が発生する。このとき
コンデンサaの端子電圧Vcの回転角θに対する
波形は、第2図Aに示す通りで、信号コイルfの
正方向信号Es2の立下り位置θ5から次の負方向信
号Es1、立上り位置θ2まで一定の勾配で上昇(定
電流充電)し、角度θ2から次の角度θ1までの間一
定の勾配で下降する波形になる。そしてコンデン
サaの放電時の端子電圧Vcが基準電圧Vr以下に
なる位置θaで比較器hにより点火信号が与えら
れる。角度θ2におけるコンデンサaの充電電圧は
機関の回転速度の上昇に伴つて第2図Aに破線で
示したように低下していくため、この点火位置
(コンデンサaの端子電圧が基準電圧Vr以下にな
る位置)θaは機関の回転速度の上昇に伴つて進
んでいく。機関の回転数が設定回転数N2以上に
なると、矩形波信号(負方向信号Es1)が角度θ2
で立上つた時点でコンデンサaの端子電圧Vcが
既に基準電圧Vr以下になつているように設定さ
れている。したがつてこの場合矩形波信号が角度
θ2で立上ると同時に比較器hにより点火信号が与
えられ、回転数がN2以上に上昇しても点火位置
は上記角度θ2以上には進まなくなる。上記の動作
により回転数Nに対する点火位置θiの特性は第3
図に示すように、回転数が設定値N1からN2まで
の中高速領域で点火位置が上死点TDC前角度θ1
の位置から下死点BTDC側に角度θ2まで進む特性
となり、この場合進角幅θwは|θ2−θ1|となる。
次に第4図は本出願人が先に提案した他の点火
装置の一般的構成を示したもので、この点火装置
では、前記遅角回路が用いられている。この第4
図に示した点火回路においては、コンデンサaを
定電流放電させる回路が設けられておらず、また
比較器hはコンデンサaの端子電圧が基準電圧
Vr以上になつたときに高レベルの信号を出力す
るようになつている。この信号は矩形波発生回路
gから得られる矩形波信号とともにアンド回路l
に入力され、アンド回路lは矩形波信号が発生し
ている間に比較器hから高レベル信号が入力され
たときに点火信号をオア回路jを通して点火回路
kに供給する。その他の構成は第1図に示した例
と同様である。
第4図に示した点火装置において、アイドリン
グ回転数N0から設定回転数N1未満までの低速領
域では、矩形波発生回路gが矩形波信号を出力し
ないため、点火信号発生回路Iは点火信号を出力
しない。この領域では信号コイルfから出力され
る正方向信号Es2により点火回路k点火信号が与
えられ、点火位置はほぼ正方向信号Es2の立上り
位置θ1で点火が行なわれる。一方コンデンサaは
角度θ1の位置から定電流で充電され、次の角度θ1
の位置で信号コイルfの正方向信号Es2によりリ
セツト用スイツチmが導通するとこのリセツト用
スイツチmを通して放電する。したがつてコンデ
ンサaの端子電圧Vcの波形は第5図Bに示すよ
うになり、このコンデンサの端子電圧Vcが角度
θxで基準電圧Vr以上になると比較器hが高レベ
ル信号を出力する。機関の低速領域では、この角
度θxの位置が信号コイルfの負方向信号Es1の立
上り位置θ2よりも十分に進んだ位置にある。機関
の回転数が設定値N1に達すると、矩形波発生回
路gが第5図Cに示すように角度θ2の位置で矩形
波信号を出力する。このときに比較器hは高レベ
ル信号を出力しているのでアンド回路lは角度θ2
で矩形波信号が出力されると同時に点火信号を出
力し、点火回路kに点火動作を行なわせる。した
がつて回転数N1で点火位置は角度θ1の位置から
角度θ2の位置までステツプ状に進角する。機関の
回転数が上昇していくと、コンデンサaの充電時
間が短くなり、その端子電圧は第5図Bに破線で
示したように低下していくため、端子電圧Vcが
基準電圧Vr以上になる角度θxは上死点TDC側に
遅れていく。この角度θxの位置が角度θ2の位置よ
りも進んでいる間は、比較器hの出力が点火位置
に影響を与えることなく、点火位置は信号コイル
fの負方向信号Es1の立上り位置θ2に固定される。
機関の回転数が設定値N2に達し、角度θxの位置
が角度θ2の位置に達すると、以後は角度θxの位置
でアンド回路lのアンドが成立するようになり、
点火位置は角θxの位置になる。角度θxの位置は
機関の回転速度の上昇とともに遅れていくため、
回転数N2以上の領域では点火位置が上死点TDC
側に遅れていく特性となる。回転数が設定回転数
N3に達し、角度θxの位置が角度θ1の位置まで遅
れると、アンドゲートlのアンドが成立しなくな
るため点火信号発生回路Iからは点火信号が発生
しなくなるが、角度θ1の位置では信号コイルfか
ら正方向信号Es2が発生し、この正方向信号によ
りオア回路jを通して点火回路kに点火信号が与
えられるため、点火位置は再び角度θ1の位置に固
定される。したがつて機関の点火位置θiの回転数
N〔RPM〕に対する特性は第6図に示すようにな
り、設定回転数N2以上で遅角幅θp(=|θ2−θ1
だけ遅角する特性が得られる。
上記第1図及び第4図に示す進角回路及び遅角
回路を組合せると、中高速回転領域で直線的に進
角し、高速領域で直線的に遅角する特性が得るこ
ともできる。
上記のように、本出願人が先に提案した内燃機
関用点火装置においては、信号コイルfから先に
発生する負方向信号をそのまま波形整形して矩形
波信号に変換し、この矩形波信号の幅により進角
幅または遅角幅を設定していたが、このようにし
た場合には、第7図Aに示すように信号コイルf
から得られる負方向信号(第1の半サイクルの信
号)Es1と正方向信号(第2の半サイクルの信号)
Es2との間に信号が零になる期間が存在する場合
に矩形波信号の立下り位置θ1′の正方向信号Es2
立上り位置θ1との間に無信号の区間が存在するこ
とになり、θ1′とθ1との間で点火位置をスムーズ
につなぐことができない。また第1図に示すよう
な進角回路を有する点火装置において矩形波信号
Vgが第7図Bに示すようになつた場合、コンデ
ンサaは角度θ1′で再充電されることになるため
コンデンサaの端子電圧Vcの波形は第7図Cに
示すようになり、点火位置に狂いを生じることに
なる。そのため先に提案した点火装置では信号コ
イルfの負方向信号Es1に続いて直ちに正方向信
号Es2を発生させる必要があり、第7図Aに示す
ような信号を発生する信号コイルを用いることは
できなかつた。また進角幅または遅角幅は信号コ
イルfの負方向信号Es1の幅そのものにより定ま
るため、信号発電機の構造による制約を受けて進
角幅または遅角幅を十分広くとれないことがあつ
た。更に、先に提案した装置の矩形波信号発生回
路は、直流電源からベース電流が与えられて常時
は導通しているトランジスタを信号コイルの負方
向信号により逆バイアスしてこの負方向信号の発
生期間のみしや断状態にする構成をとつていたた
め、負方向信号が発生する僅かな区間を除いてト
ランジスタにコレクタ電流を流し続ける必要があ
り、消費電力が多くなる欠点があつた。
本発明の目的は、信号コイルが発生する第1及
び第2の半サイクルの信号の間に信号が零になる
区間が存在する場合でも支障なく進角または遅角
動作を行なわせることができるようにし、且つ消
費電力の節減を図つた電子制御式の内燃機関用点
火装置を提供することにある。
本発明は、上記の目的を達成するため、信号コ
イルの出力を入力として矩形波信号を発生する矩
形波発生回路に、該信号コイルから先に発生する
第1の半サイクルの信号により導通して自己保持
する自己保持形半導体スイツチと、該信号コイル
に後から発生する第2の半サイクルの信号により
動作して該自己保持形半導体スイツチをしや断さ
せるスイツチしや断回路とを設けて、自己保持形
半導体スイツチの導通により矩形波信号を出力さ
せることを特徴とする。
このように構成すれば、信号コイルに第1の半
サイクルの信号が発生してから第2の半サイクル
の信号が発生するまでの間に信号が零になる区間
が存在する場合でも、第1の半サイクルの信号の
立上りから第2の半サイクルの信号の立上りまで
持続する矩形波信号を得ることができるため、支
障なく進角または遅角動作を行なわせることがで
きる。また従来のようにトランジスタを常時導通
させることなく、第1の半サイクルの信号の立上
りから第2の半サイクルの信号の立上りまでの区
間のみ自己保持形半導体スイツチを導通させるだ
けであるので、消費電力の大幅な節減を図ること
ができる。更に、第1のサイクルの信号の幅その
ものは広くすることなく、第1及び第2の半サイ
クルの信号の間隔を広くとることにより進角幅ま
たは遅角幅を広くとれるので、信号発電機の設計
を容易にすることができる。
本発明は、前記第1図及び第4図に示したよう
な一般的構成で表現できる内燃機関用点火装置、
及び両図に示された進角及び遅角回路を適宜に組
合せた同種の内燃機関用点火装置のような、矩形
波信号により進角幅または遅角幅を設定する点火
装置に広く適用することができる。
尚第1図及び第4図に示されている回路におい
ては、比較器hが点火信号或いは高レベル信号を
出力するように表現されているが、比較器hの出
力段に出力スイツチが設けられていてこのスイツ
チのオンオフが比較器の出力となる場合には、該
スイツチにより点火信号の供給を許容したり阻止
したりする構成をとることができる。
また第4図に示されたアンド回路lは必らずし
も独立の回路である必要はなく、比較器hで所定
の条件が成立し、矩形波発生回路gから矩形波信
号が発生しているときに点火信号の供給を許容す
る回路構成が含まれていればよいことを意味して
いる。例えば、矩形波発生回路の前記自己保持形
半導体スイツチを通して流れる電流を、常時閉状
態にある比較器の出力スイツチを通して点火回路
から側路しておき、比較器の入力信号間に所定の
条件が成立したときに該比較器の出力スイツチを
開いて点火回路側に信号が供給されるのを許容す
る構成をとる場合には、該自己保持形半導体スイ
ツチと比較器の出力スイツチとによりアンド回路
が構成されるので、別個にアンド回路を設ける必
要はない。
次に第8図以下の図面を参照して本発明の具体
的実施例を詳細に説明する。
第8図は第1図に示した一般的な構成を有する
電子制御式の内燃機関用点火装置に本発明を適用
した実施例の具体的な構成を示したもので、同図
において1は内燃機関と同期回転する磁石発電機
内に設けられたエキサイタコイルである。エキサ
イタコイル1の一端はダイオード2を介してコン
デンサ3の一端に接続され、コンデンサ3の他端
は点火コイル4の1次コイル4aの非接地側の一
端に接続されている。コンデンサ3の一端にはま
た、点火コイルの1次電流を制御する1次電流制
御用半導体スイツチとしてのサイリスタ5のアノ
ードが接続され、サイリスタ5のカソードは接地
されている。サイリスタ5のゲートカソード間に
は抵抗6が並列接続され、点火コイル4の2次コ
イル4bには機関の気筒に取付けられた点火プラ
グ7が並列接続されている。ダイオード2、コン
デンサ3、点火コイル4、サイリスタ5、抵抗6
及び点火プラグ7により、エキサイタコイル1を
点火電源とする点火回路kが構成されている。こ
の点火回路はコンデンサ放電式の回路として知ら
れているもので、エキサイタコイル1により充電
されたコンデンサ3の電荷をサイリスタ5を通し
て1次コイル4aに放電させることにより点火コ
イルに鉄心中に大きな磁束変化が生じさせて2次
コイル4bに高電圧を誘起させ、この高電圧によ
り点火プラグ7に火花を生じさせるものである。
尚本発明においてこの点火回路の部分の構成は任
意であり、点火コイル4の1次電流を1次電流制
御用半導体スイツチにより制御して点火位置で1
次電流を急変させることにより点火動作を高なわ
せる回路であれば如何なるものでもよい。例えば
点火コイルの1次コイルに流しておいた電流を点
火位置でトランジスタ等の半導体スイツチにより
遮断することにより点火動作を行なわせるように
した回路や、点火コイルの1次コイルにトランジ
スタ等の半導体スイツチとエキサイタコイルとを
並列接続して点火位置で半導体スイツチを導通状
態から遮断状態にすることにより点火動作を行な
わせるようにした点火回路を用いることもでき
る。
上記点火回路kにおいては、サイリスタ(1次
電流制御用半導体スイツチ)5の導通位置が点火
位置となるため、このサイリスタ5のゲートカソ
ード間(制御端子間)に与える制御信号の位相を
機関の回転数(rpm)に応じて制御することによ
り点火位置を制御することができる。
直流電源DCは、一端が接地された電源用コン
デンサ8と、コンデンサ8に直列に接続された抵
抗9と、カソードが抵抗9のコンデンサ8と反対
側の端子に接続されたダイオード10と、アノー
ドが接地側にしてダイオード10、抵抗9及びコ
ンデンサ8の直列回路に対して並列に接続された
ダイオード11とからなり、ダイオード10のア
ノードがエキサイタコイル1の非接地側端子に接
続されている。この電源回路においては、エキサ
イタコイル1の図示の矢印方向の半サイクル(点
火回路kのコンデンサ3を充電する半サイクル)
の出力でコンデンサ8が図示の極性に充電され、
このコンデンサ8の電荷により後記する制御回路
に電力を供給する。コンデンサ8の充電は、点火
回路kのコンデンサ3の充電と同時に行なわれる
が、本発明においては、後述のように制御回路の
消費電力が少ないため、このように点火回路kに
供給されるべきエネルギーの一部を制御電源用の
エネルギーとして利用しても、点火性能を低下さ
せることがない。尚本発明においてエキサイタコ
イル1の図示の矢印と反対方向の極性の半サイク
ルの出力を制御電源に利用してもよい。
電源用コンデンサ8の非接地側の一端には電界
効果トランジスタ(以下FETという。)12のド
レインが接続され、FET12のソースは抵抗器
13を通してダイオード14のアノードに接続さ
れている。ダイオード14のアノードはFET1
2のゲートに接続され、ダイオード14のカソー
ドと接地間に点火位置制御用の積分コンデンサa
が接続されている。FET12及び抵抗13は定
電流回路bを構成するもので、この定電流回路b
とダイオード14とにより、直流電源DCの出力
でコンデンサaを定電流充電する充電回路が構成
されている。コンデンサaの非接地側端子には抵
抗16を介してトランジスタ17のコレクタが接
続され、トランジスタ17のエミツタは接地され
ている。トランジスタ17のコレクタはまた前記
ダイオード14のアノードに接続され、トランジ
スタ17のベースは抵抗18を通して接地されて
いる。トランジスタ17のベースにはまた抵抗1
9の一端が接続され、抵抗19の他端が後記する
矩形波発生回路gの出力端に接続される。コンデ
ンサaの非接地側端子にはエミツタを接地したト
ランジスタ20のコレクタが接続され、トランジ
スタ20のベースエミツタ間には抵抗21が並列
接続されている。トランジスタ20のベースはま
た抵抗22の一端に接続され、抵抗22の他端は
信号コイルfの一端に接続されている。本実施例
では、トランジスタ17及び抵抗18,19によ
り、コンデンサaの充放電を制御する充放電区間
制御用スイツチeが構成されている。またトラン
ジスタ20及び抵抗21,22により、信号コイ
ルfの正方向信号Es2の立上りでコンデンサaを
放電させてリセツトするリセツト用スイツチmが
構成されている。
基準電圧発生回路iはコンデンサ8の非接地側
端子に一端が接続された抵抗23と、この抵抗2
3の他端にカソードが接続されアノードが接地さ
れたツエナーダイオード24とからなり、この基
準電圧発生回路iのツエナーダイオード24の両
端に得られる基準電圧Vrがコンデンサaの端子
電圧Vcとともに比較器hに入力されている。比
較器hは終段にスイツチ回路が備えており、コン
デンサaの端子電圧Vcが基準電圧Vr以下になつ
たときに該スイツチ回路を開くようになつてい
る。比較器hの出力端はダイオード25を通して
点火回路kのサイリスタ5のゲートに接続されて
いる。
本発明の特徴部分である矩形波信号発生回路g
は、自己保持形半導体スイツチとしてサイリスタ
26を備え、このサイリスタのアノードは抵抗2
7を通して電源用コンデンサ8の非接地側端子に
接続されている。サイリスタ26のアノードはま
たエミツタを接地したトランジスタ28のコレク
タに接続され、トランジスタ28のベースエミツ
タ間には抵抗29が並列接続されている。トラン
ジスタ28のベースは抵抗30を通して信号コイ
ルfの一端に接続され、信号コイルfの正方向信
号Es2により抵抗30を通してトランジスタ28
にベース電流が与えられるようになつている。ト
ランジスタ28及び抵抗29,30により自己保
持形半導体スイツチとしてのサイリスタ26をし
や断させるスイツチしや断回路が構成されてい
る。サイリスタ26のゲートは抵抗31を通して
そのカソードに接続されるとともにツエナーダイ
オード32のアノードに接続され、ツエナーダイ
オード32のカソードは信号コイルfの他端に接
続されている。信号コイルfの一端と接地間及び
他端と接地間にはそれぞれアノードを接地したダ
イオード33及び34が並列接続され、サイリス
タ26乃至ダイオード34の各部により矩形波信
号発生回路gが構成されている。この回路におい
ては、抵抗27のコンデンサ8側の端子t1が電源
端子であり、信号コイルfの両端につながる端子
t2及びt3が入力端子である。またサイリスタ26
のカソードにつながる端子t4が出力端子であり、
この出力端子t4は前記抵抗19を通してトランジ
スタ17のベースに接続されるとともに、抵抗3
5を通してダイオード25のアノードに接続され
ている。また信号コイルfの一端はダイオード3
6を通して点火回路kのサイリスタ5のゲートに
接続され、本実施例ではこのダイオード36と前
記ダイオード25とによりオア回路jが構成され
ている。
第8図に示した点火装置は、矩形波発生回路g
の動作を除き、第1図に示した装置と同様の動作
を行なう。第8図の装置において信号コイルf
は、第9図Aに示すような負方向信号(第1の半
サイクルの信号)Es1と正方向信号(第2の半サ
イクルの信号)Es2とからなる1サイクルの信号
を1点火サイクル当り1回発生するものとし、
こゝで負方向信号Es1と正方向信号Es2との間
θ1′〜θ1の区間は信号が零になるものとする。信
号コイルfに負方向信号Es1が発生し、この負方
向信号Es1がツエナーダイオード32のツエナー
レベルを超えると、サイリスタ26に点弧信号が
与えられる。これによりサイリスタ26が導通
し、直流電源11から抵抗27及びサイリスタ2
6を通して電流が流れる。サイリスタ26は自己
保持機能を有するため、角度θ1′(第9図参照)で
信号Es1が零になつてもサイリスタ26は導通を
続ける。次に角度θ1で信号コイルfに正方向信号
Es2が発生すると、トランジスタ28にベース電
流が流れてこのトランジスタが導通するため、サ
イリスタ26を流れていた電流がこのトランジス
タ28により側路される。これによりサイリスタ
26のアノード電流が保持電流以下になり、サイ
リスタ26はしや断する。したがつて矩形波信号
発生回路gの出力端子t4には、第9図Bに示した
ように、信号コイルfの負方向信号Es1が立上つ
てから(正確にはツエナーダイオード32のツエ
ナーレベルを超えてから)正方向信号Es2が立上
るまでの間持続する矩形波信号Vqが得られる。
このように、本発明の装置においては、信号コイ
ルから得られる第1及び第2の半サイクルの信号
の間に信号が零になる区間が存在する場合でも、
第1の半サイクルの信号の立上りθ2から第2の半
サイクルの信号の立上りθ1まで持続する矩形波信
号を得ることができるので、従来のように第1の
半サイクルの信号の幅を広くする必要がない。ま
た矩形波発生回路gの自己保持形スイツチ(サイ
リスタ26)は、矩形波信号の幅に相当する僅か
な期間のみ導通し、残りの大部分の期間はしや断
状態にあるので、矩形波発生回路gでの消費電力
を大幅に少なくすることができる。したがつて直
流電源回路DCは第8図に示したように、エキサ
イタコイルの点火エネルギを供給する半サイクル
の出力の一部を利用する構成をとることができ、
電源回路DCとして構成の簡単なものを用いるこ
とができる。
第8図の点火装置において、機関の低速時に
は、信号コイルfの負方向信号Es1がツエナーダ
イオード32のツエナーレベルに達しないため、
矩形波発生回路gは矩形波信号Vqを発生しない。
このとき信号コイルfの正方向信号Es2によりダ
イオード36及び34を通してサイリスタ5に点
火信号が与えられる。したがつて機関の低速時に
は、正方向信号Es2の立上り位置θ1付近の一定位
置で点火が行なわれる。一方コンデンサaは直流
電源DCからFET12により定電流回路b及びダ
イオード14を通して図示の極性に定電流充電さ
れる。そして正方向信号Es2の立上りでトランジ
スタ20が導通すると、このトランジスタを通し
てコンデンサaの電荷が瞬時放電し、コンデンサ
aの端子電圧Vcが零に戻る。機関の回転速度が
上昇し、信号コイルfの負方向信号Es2がツエナ
ーダイオード32のツエナーレベルを超えるよう
になると、前述の動作により矩形波信号Vqが発
生する。これによりトランジスタ17にベース電
流が流れ、トランジスタ17は矩形波信号Vqが
発生しているθ2〜θ1の間導通状態に保持される。
したがつてコンデンサaは抵抗16及びトランジ
スタ17を通して角度θ2〜θ1の区間一定の時定数
で放電し、コンデンサaの端子電圧Vcは、第9
図Cに示したように下降していく。このコンデン
サaの端子電圧Vcが基準電圧Vrより高い間は、
比較器hの出力接点が閉じているため、直流電源
DCから抵抗27、サイリスタ26及び抵抗35
を通して流れる電流はすべてこの比較器hの出力
接点を通して接地側に流れ、点火回路kのサイリ
スタ5には点火信号が与えられない。角度θiの位
置でコンデンサaの端子電圧Vcが基準電圧Vr以
下になると、比較器hの出力接点が開くため、直
流電源DCから抵抗27、サイリスタ26及び抵
抗35を通して流れる信号電流がダイオード25
を通してサイリスタ5に与えられ、この角度θi
位置で点火動作が行なわれる。この角度θiの位置
は、機関の回転速度の上昇に伴つて下死点側に進
角していき、角度θiが角度θ2の位置に達すると進
角が停止する。これらの動作は第1図の装置につ
いて説明したのと同様である。
次に第10図を参照すると、本発明の他の実施
例が示してあり、この実施例においては、エキサ
イタコイル1の非接地側端子にダイオード41を
介してトランジスタ42のコレクタが接続され、
トランジスタ42のエミツタは接地されている。
ダイオード41のアノードには点火コイルの1次
コイル4aの一端が接続され、1次コイル4aの
他端はカソードを接地したサイリスタ5のアノー
ドに接続されている。サイリスタ5のアノードに
は抵抗43を通してダイオード44のアノードが
接続され、ダイオード44のカソードはトランジ
スタ42のベースに接続されている。ダイオード
41、トランジスタ42、抵抗43、ダイオード
44、サイリスタ5及び抵抗6により点火回路k
が構成されている。この点火回路kにおいては、
エキサイタコイル1の図示の矢印方向の半サイク
ルにおいて1次コイル4a、抵抗43及びダイオ
ード44を通してトランジスタ42にベース電流
が流れ、このトランジスタ42が導通する。これ
によりエキサイタコイル1からダイオード41及
びトランジスタ42を通して短絡電流が流れる。
この短絡電流が十分大きくなつた位置に設定され
た点火位置でサイリスタ5のゲートに点火信号が
与えられると、サイリスタ5が導通し、トランジ
スタ42へのベース電流を該トランジスタから側
路する。これによりトランジスタ42がしや断状
態になり、エキサイタコイル1を流れていた電流
がしや断される。この電流のしや断によりエキサ
イタコイル1に高い電圧が誘起し、この電圧が更
に点火コイル4により昇圧されて2次コイル4b
に点火用の高電圧が得られる。また本実施例では
電源回路DCがコンデンサ8、抵抗9及びダイオ
ード10からなり、第8図の実施例で用いられた
ダイオード11は省略されている。その他の構成
は第8図の実施例と同様であり、点火回路kの動
作を除き第8図の実施例と同様の動作を行なう。
第11図は第4図に示した一般的構成を有する
点火装置に本発明を適用した実施例を示したもの
で、第8図の実施例に設けられていた充放電区間
制御用スイツチeが省かれている点、及びコンデ
ンサaの端子電圧Vcが基準電圧Vr以上になつた
ときに比較器hの出力スイツチが開き、Vc<Vr
のときには該出力スイツチが閉じている点を除き
第8図の実施例と同様である。この実施例におい
ては、矩形波発生回路gと比較器hとが互いにア
ンド回路を構成するように接続されており、サイ
リスタ26が導通し、且つ比較器hの出力端の電
位が高レベルのとき(出力スイツチが開いている
とき)に点火回路kのサイリスタ5に点火信号が
与えられるようになつている。尚この第11図の
実施例の全体的な動作は第4図の回路について説
明したものと同様であり、また本実施例の各部を
構成する回路の細部の動作は、比較器hの動作を
除いて第8図の実施例と同様であるので、動作の
詳細な説明は省略する。
本発明で用いる矩形波発生回路gには、第12
図乃至第16図にいくつかの例を示したように
種々の変形を考えることができる。第12図に示
した例は、第8図、第10図及び第11図に示し
た各実施例に示した矩形波発生回路gにおいて、
サイリスタ26のアノードに抵抗27を介してト
ランジスタ51のベースを接続し、サイリスタ2
6のカソードを接地したものである。この第12
図に示した例では、トランジスタ51のエミツタ
が直流電源DCの正極側端子に接続される電源端
子t1となり、コレクタが出力端子t4となる。第1
2図の例では、信号コイルfの負方向信号Es1
よりサイリスタ26が導通したときにトランジス
タ51にベース電流が流れる。これによりトラン
ジスタ51が導通状態になり、矩形波信号を出力
する。
第13図に示した矩形波発生回路gは第12図
の回路を更に変形したもので、この回路では、サ
イリスタ26のアノードにトランジスタ52のエ
ミツタが接続され、トランジスタ52のコレクタ
が抵抗27を通してトランジスタ51のベースに
接続されている。またトランジスタ52のベース
がトランジスタ28のコレクタに接続され、トラ
ンジスタ52のベースとトランジスタ51のコレ
クタとの間に抵抗53が接続されている。この第
13図の回路においては、トランジスタ28及び
52と抵抗29,30及び53とにより、自己保
持形スイツチとしてのサイリスタ26をしや断す
るスイツチしや断回路が構成されている。すなわ
ち、この回路においては、信号コイルfの負方向
信号Es1によりサイリスタ26が導通するとトラ
ンジスタ52及び51が導通して、トランジスタ
51が矩形波信号を出力し、信号コイルfの正方
向信号Es2が立上るとトランジスタ28が導通し
てトランジスタ52をしや断させる。これにより
サイリスタ26がしや断し、トランジスタ52及
び51がしや断状態になる。
第14図はサイリスタS1をトリガするために必
要な電力の低減を図つた矩形波発生回路gの構成
例を示したもので、この例では、サイリスタ26
のアノードにトランジスタ54のエミツタが接続
され、トランジスタ54のコレクタが抵抗55を
介してサイリスタ26のゲートに接続されてい
る。トランジスタ54のベースには抵抗56を介
してトランジスタ57のコレクタが接続され、ト
ランジスタ57のベースと接地間にカソードを接
地側にしてツエナーダイオード58が接続されて
いる。トランジスタ57のエミツタはダイオード
59を介して信号コイルfの一端に接続され、信
号コイルfの他端は接地されている。この第14
図に示した例では、信号コイルfの負方向信号
Es1がツエナーダイオード58のツエナーレベル
を超えるとトランジスタ57にベース電流が流れ
てこのトランジスタ57が導通し、これによりト
ランジスタ54にベース電流が流れてトランジス
タ54が導通する。トランジスタ54が導通する
とサイリスタ26に点弧信号が与えられるためサ
イリスタ26が導通して矩形波信号を出力する。
その他の動作は第8図の実施例に示したものと同
様である。第14図のように信号コイルfとサイ
リスタ26との間にトランジスタ54,57から
なる増幅回路を設けると、信号コイルfの僅かな
出力でサイリスタ26をトリガできるので、矩形
波発生回路の動作開始回転数を引下げることがで
きる。
第15図は、第14図の回路において第12図
に示した例と同様にトランジスタ51を接続して
サイリスタ26のカソードを接地した場合を示し
たものである。
また第16図は、自己保持形半導体スイツチと
してプログラマブルユニジヤンクシヨントランジ
スタ(以下PUTという。)60を用いた例を示し
たもので、PUT60のアノードは抵抗27を介
して電源端子t1に接続されている。PUT60の
ゲートアノード間には抵抗61及びコンデンサ6
2が並列接続され、PUT60のカソードは出力
端子t4に接続されている。PUT60のゲートは
信号コイルfに対して第14図と同様に設けられ
たトランジスタ57のコレクタに抵抗56を介し
て接続されている。またこの例ではトランジスタ
57のベースエミツタ間に温度に対する動作の安
定化を図るための抵抗63が接続されている。こ
の第16図に示した矩形波発生回路gにおいて
は、信号コイルfの負方向信号Es1によりトラン
ジスタ57が導通するとPUT60にゲート電流
が流れ、PUT60が導通して矩形波信号を出力
する。また、信号コイルfの正方向信号Es2が立
上るとトランジスタ28が導通してPUT60を
しや断させる。
以上のように、本発明によれば、信号コイルか
ら先に発生する第1の半サイクルの信号と後から
発生す第2の半サイクルの信号との間に信号が零
になる区間が存在する場合でも、第1の半サイク
ルの信号の立上り付近から第2の半サイクルの信
号の立上り付近まで持続する矩形波信号を得るこ
とができるので、第1の半サイクルの信号の幅を
特に広くしなくても所定の進角または遅角動作を
支障なく行なわせることができ、信号発電機の構
成を簡単にすることができる。また矩形波発生回
路では矩形波信号を発生する短期間のみ自己保持
形半導体スイツチが導通するだけであるので、消
費電力を節減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第4図はそれぞれ本発明が対象とす
る内燃機関用点火装置の異なる構成例を示すブロ
ツク図、第2図A乃至Cは第1図の装置の各部の
信号波形図、第3図は第1図の装置により得られ
る進角特性を示す線図、第5図A乃至Dは第4図
の装置の各部の信号波形図、第6図は第4図の装
置により得られる進角及び遅角特性を示す線図、
第7図A乃至Cは従来の装置における信号コイル
の出力信号と矩形波信号と積分コンデンサの端子
電圧との波形を示す波形図、第8図は本発明の一
実施例を示す接続図、第9図A乃至Cは第8図の
実施例における信号コイルの出力と矩形波信号と
積分コンデンサの端子電圧との波形を示す波形
図、第10図及び第11図はそれぞれ本発明の他
の異なる実施例を示す接続図、第12図乃至第1
6図はそれぞれ本発明で用いる矩形波発生回路の
異なる変形例を示す接続図である。 a…積分コンデンサ、b…定電流回路、e…充
放電区間制御用スイツチ、f…信号コイル、g…
矩形波発生回路、h…比較器、i…基準電圧発生
回路、j…オア回路、k…点火回路、m…リセツ
ト用スイツチ、I…点火信号発生回路、DC…直
流電源、26…サイリスタ、27,29,30,
31,55,56,61,63…抵抗、33,3
4,59…ダイオード、28,52,54,57
…トランジスタ、32,58…ツエナーダイオー
ド。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 点火信号が与えられたときに動作する1次電
    流制御スイツチにより点火コイル1次電流を制御
    して点火動作を行なわせる点火回路と、内燃機関
    の1点火サイクル当り1サイクルの信号を出力す
    る信号コイルと、前記信号コイルの先に発生する
    第1の半サイクルの信号を入力として矩形波信号
    を発生する矩形波発生回路と、前記矩形波信号が
    発生している間に機関の回転速度に応じて発生位
    置が変化する前記点火信号を出力する点火信号発
    生回路とを備えた内燃機関用点火装置において、
    前記矩形波発生回路は、前記信号コイルから先に
    発生する第1の半サイクルの信号により導通して
    自己保持する自己保持形半導体スイツチと、前記
    信号コイルに後から発生する第2の半サイクルの
    信号により動作して前記自己保持形半導体スイツ
    チをしや断させるスイツチしや断回路とを具備
    し、前記自己保持形半導体スイツチの導通により
    前記矩形波信号を出力させることを特徴とする内
    燃機関用点火装置。
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