JPH0920315A - 剥離処理フィルムの接着方法及び装置 - Google Patents

剥離処理フィルムの接着方法及び装置

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JPH0920315A
JPH0920315A JP7168603A JP16860395A JPH0920315A JP H0920315 A JPH0920315 A JP H0920315A JP 7168603 A JP7168603 A JP 7168603A JP 16860395 A JP16860395 A JP 16860395A JP H0920315 A JPH0920315 A JP H0920315A
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義宏 青木
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正規 遠藤
Toshiharu Nagasawa
俊治 長澤
Tsuneo Ishii
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少なくとも基材と剥離処理層とからなる剥離
処理フィルムを、剥離処理層同士を重ね合わせても、十
分な強度でしかも簡便に接着することが可能な、剥離処
理フィルムの接着方法及び装置を提供すること。 【解決手段】 少なくとも基材9と該基材9の表面に剥
離処理を施して形成される剥離処理層10とから成る剥
離処理フィルムを、該剥離処理層10同士を重ね合せて
部分的に接着する剥離処理フィルムの接着方法におい
て、上記剥離処理層10を部分的に破壊して上記基材9
を部分的に露出させた後に、部分的に露出した該基材9
同士をそれらの露出部9’で接着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基材の表面に剥離
処理を施して剥離処理層を形成した剥離処理フィルム
を、剥離処理層同士を重ね合せて部分的に十分な強度で
接着する剥離処理フィルムの接着方法及び装置に関する
もので、特に、非使用面に粘着剤を塗着した生理用ナプ
キン等の衛生用物品などを、剥離処理フィルムで個別包
装する際に用いて好適な剥離処理フィルムの接着方法及
び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】基材の表面に剥離処理を施して剥離処理
層を形成した剥離処理フィルムを、剥離処理層同士を重
ね合せて部分的に接着する従来技術として、特開昭61
−122861号公報に記載の方法が提案されている。
【0003】この方法においては、フィルムの構成を、
剥離剤層、該剥離剤層の上に存し該剥離剤層より高融点
のフィルム、及びこの高融点のフィルムの上に存し上記
剥離剤層より低融点のフィルムからなる三層構造とし、
剥離処理層同士の接着は、低融点のフィルムのみが溶融
する温度で加熱しながら、フィルムを延伸して低融点の
フィルム同士を熱溶着することにより行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記接
着方法は、高融点のフィルムを内在させた状態で低融点
のフィルムのみを熱溶着して密封するものであるため、
加熱条件等の設定が複雑、困難であり、使用材料につい
ても融点の関係からきわめて制限されるという問題があ
った。
【0005】従って、本発明の目的は、少なくとも基材
と剥離処理層とから成る剥離処理フィルムを、剥離処理
層同士を重ね合せても、十分な強度でしかも簡便に接着
することが可能な、剥離処理フィルムの接着方法及び装
置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも基
材と該基材の表面に剥離処理を施して形成される剥離処
理層とから成る剥離処理フィルムを、該剥離処理層同士
を重ね合せて部分的に接着する剥離処理フィルムの接着
方法において、上記剥離処理層を部分的に破壊して上記
基材を部分的に露出させた後に、部分的に露出した該基
材同士をそれらの露出部で接着することを特徴とする剥
離処理フィルムの接着方法(第1の本発明)を提供する
ことにより、上記目的を達成したものである。
【0007】また、本発明は、少なくとも基材と該基材
の表面に剥離処理を施して形成される剥離処理層とから
成る剥離処理フィルムを、該剥離処理層同士を重ね合せ
て部分的に接着する剥離処理フィルムの接着方法におい
て、上記剥離処理層を部分的に破壊して上記基材を部分
的に露出させると同時に、部分的に露出した該基材同士
をそれらの露出部で接着することを特徴とする剥離処理
フィルムの接着方法(第2の本発明)を提供することに
より、上記目的を達成したものである。
【0008】また、本発明は、(第1の本発明)の実施
に用いられる好ましい装置として、帯状の剥離処理フィ
ルムを繰り出す繰り出し手段、該繰り出し手段により繰
り出された剥離処理フィルムの剥離処理層を部分的に破
壊して基材を部分的に露出させる剥離処理層破壊手段、
該剥離処理層破壊手段により剥離処理層が部分的に破壊
されて基材が部分的に露出した剥離処理フィルムによ
り、該剥離処理層を内側にして被包装品を内包して筒状
包装物を形成する筒状物形成手段、被包装品を該筒状物
形成手段の所定包装位置に送り出す送り出し手段、及び
該送り出し手段により送り出された被包装品を上記筒状
物形成手段により内包して形成した上記筒状包装物にお
ける剥離処理フィルムの基材同士をそれらの露出部で接
着する接着手段を具備して成ることを特徴とする剥離処
理フィルムの接着装置(第3の本発明)を提供するもの
である。
【0009】また、本発明は、(第2の本発明)の実施
に用いられる好ましい装置として、帯状の剥離処理フィ
ルムを繰り出す繰り出し手段、該繰り出し手段により繰
り出された剥離処理フィルムにより、剥離処理層を内側
にして被包装品を内包して筒状包装物を形成する筒状物
形成手段、被包装品を該筒状物形成手段の所定包装位置
に送り出す送り出し手段、及び該送り出し手段により送
り出された被包装品を上記筒状物形成手段により内包し
て形成した筒状包装物における剥離処理フィルムの剥離
処理層を部分的に破壊して基材を部分的に露出させると
同時に、部分的に露出した基材同士をそれらの露出部で
接着する剥離処理層破壊・接着手段を具備して成ること
を特徴とする剥離処理フィルムの接着装置(第4の本発
明)を提供するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照しながら詳細に説明する。先ず、本発明の剥
離処理フィルムの接着方法(第1の本発明)の実施に用
いられる本発明の接着装置(第3の本発明)の一実施形
態について、図面を参照しながら説明する。図1は第3
の本発明の接着装置の一実施形態を第1の本発明の一実
施形態と共に示す概略図、図2は図1に示す接着装置の
剥離処理層破壊手段による、剥離処理層の部分破壊状態
を示す概略説明図で、図2(a)は剥離処理層の部分破
壊状態前の剥離処理フィルムを示す断面図、図2(b)
は剥離処理層が部分破壊された状態を示す剥離処理フィ
ルムを示す断面図である。
【0011】本実施形態の剥離処理フィルムの接着装置
は、図1に示すように、帯状の剥離処理フィルム7を繰
り出す繰り出し手段1、該繰り出し手段1により繰り出
された剥離処理フィルム7の剥離処理層10を部分的に
破壊して基材9を部分的に露出させる剥離処理層破壊手
段2、該剥離処理層破壊手段2により剥離処理層10が
部分的に破壊されて基材9が部分的に露出した剥離処理
フィルム7により、剥離処理層10を内側にして被包装
品8を内包して筒状包装物8’を形成する筒状物形成手
段3、被包装品8を該筒状物形成手段3の所定包装位置
に送り出す送り出し手段4、及び該送り出し手段4によ
り送り出された被包装品8を上記筒状物形成手段3によ
り内包して形成した筒状包装物8’における剥離処理フ
ィルム7の基材9同士をそれらの露出部で接着する接着
手段5を具備して構成されている。
【0012】上記繰り出し手段1は、基材9と該基材9
の表面に剥離処理を施して形成される剥離処理層10と
から成る剥離処理フィルム7を、剥離処理層10を上面
(基材9を下面)に向けて繰り出すものであり、該剥離
処理フィルム7のロールを回動させることにより、該剥
離処理フィルム7を繰り出すように構成されている。
【0013】また、上記剥離処理層破壊手段2は、上記
繰り出し手段1により繰り出された剥離処理フィルム7
を、2個の形状の異なる加圧ロール11、12間を通過
させて加圧し、剥離処理層10を部分的に破壊して基材
9を露出させるものであり、図2にも示す如く、上記剥
離処理フィルム7の下面側(基材9側)に凸型ロール1
1を配置し、上記剥離処理フィルム7の上面側(剥離処
理層10側)にフラットロール12を配置して、これら
の2個の加圧ロール11、12(凸型ロール11、フラ
ットロール12)間に剥離処理フィルム7を通過させ、
その際、両ロール11、12間で加圧されるように構成
されている。
【0014】上記凸型ロール11の凸部11Aは、図1
に示す如く、凸型ロール11の相対向する位置に一対設
けられており、曲面状である該凸部11Aの部分を平面
形状として拡大して表すと、図2(a)に示すように、
凸部11A表面は突起11A’が格子状に配列された形
状となっている。そして、剥離処理フィルム7を加圧ロ
ール11、12間を通過させた際に、図2(b)に示す
ように、上記突起11A’、11A’とフラットロール
12との間を通過する部分の剥離処理層10が破壊さ
れ、この破壊された部分で基材9が露出部9’として露
出するようになしてある。
【0015】また、上記筒状物形成手段3は、剥離処理
層10が部分的に破壊されて基材9が部分的に露出した
剥離処理フィルム7により被包装品8を包装するもの
で、剥離処理層10を内側にして被包装品8を所定間隔
で筒状に包装して、筒状包装物8’を形成するように構
成されている。
【0016】また、上記送り出し手段4は、被包装品8
を所定間隔で上記筒状物形成手段3の所定包装位置まで
連続的に送り出すように構成されている。そして、上記
筒状物形成手段3のの所定位置に所定間隔に送り出され
た被包装物8は、上記剥離処理フィルム7の非露出部に
おいて包装され、隣接する被包装品8、8間に露出部
9’が位置するように筒状包装物8’が形成されるよう
になされている。
【0017】また、上記接着手段5は、上記被包装品8
を内包して形成された筒状包装物8’を、加熱可能な2
個のロール51、51間を通過させることにより、該筒
状包装物8’における筒状剥離処理フィルム7の部分的
に露出した基材9同士を、露出部9’で熱溶着により接
着するように構成されている。また、上記接着手段5
は、上記露出部において熱溶着を行い、次工程(図示せ
ず)にてカッター等で熱シール部を切断し、被包装品8
の個別包装体が得られるようになしてある。
【0018】次に、上述した本実施形態の剥離処理フィ
ルムの接着装置(第3の本発明)を用いた剥離処理フィ
ルムの接着方法(第1の本発明)の一実施形態について
第1図及び第2図を参照しながら説明する。まず、上記
剥離処理フィルム7を、上記繰り出し手段1により、剥
離処理層10を上面に向けて繰り出す。次いで、繰り出
された上記剥離処理フィルム7を、上記剥離処理層破壊
手段2にいおいて、2個の形状の異なる加圧ロール1
1、12間を通過させて、剥離処理層10を部分的に破
壊して基材9を部分的に露出させる。次いで、部分的に
基材9が露出した剥離処理フィルム7を、上記筒状物形
成手段3に送り、そこで該剥離処理フィルム7により、
上記剥離処理層10を内側にして上記送り出し手段4か
ら送り出されてくる被包装物8を内包し、筒状包装物
8’を形成する。
【0019】然る後、被包装品8を内包して形成された
筒状包装物8’を、上記接着手段5において2個のロー
ル51、51間を通過させ、該剥離処理フィルム7の基
材9同士を上記露出部9’において熱溶着により接着を
行い、次工程でカッター等を使用してシール部を切断す
る。その結果、被包装品8の個別包装体が得られる。
【0020】このように、本実施形態の剥離処理フィル
ムの接着方法及び装置によれば、基材9の表面に剥離処
理を施して剥離処理層10を形成した剥離処理フィルム
7の該剥離処理層10のみを部分的に破壊して基材9を
露出させた後に、部分的に露出した基材9同士を接着す
ることができるため、剥離処理フィルム7を、剥離処理
層10同士を重ね合せて接着しても、露出部9’におい
て十分な強度で接着することができる。
【0021】図3は、第2の本発明の剥離処理フィルム
の接着方法の実施に用いられる剥離処理フィルムの接着
装置(第4の本発明)の一実施形態を第2の本発明の一
実施形態と共に示す概略図、図4は図3に示す装置の剥
離処理層破壊・接着手段による、剥離処理層の部分破壊
・接着状態を示す概略説明図で、図4(a)は剥離処理
層の部分破壊状態前の剥離処理フィルムを示す断面図、
図4(b)は剥離処理層が部分破壊された状態を示す剥
離処理フィルムを示す断面図である。
【0022】本実施形態の剥離処理フィルムの接着装置
は、図3に示すように、帯状の剥離処理フィルム7を繰
り出す繰り出し手段1、該繰り出し手段1により繰り出
された剥離処理フィルム7により、剥離処理層10を内
側にして被包装品8を内包して筒状包装物8’を形成す
る筒状物形成手段3、被包装品8を該筒状物形成手段3
の所定包装位置に送り出す送り出し手段4、及び該送り
出し手段4により送り出された被包装品8を上記筒状物
形成手段3により内包して形成した筒状包装物8’にお
ける剥離処理フィルム7の剥離処理層10を部分的に破
壊して基材9を部分的に露出させると同時に、部分的に
露出した基材9同士をそれぞれの露出部で接着する剥離
処理層破壊・接着手段6を具備して構成されている。
【0023】即ち、本実施形態の剥離処理フィルムの接
着装置は、繰り出し手段1及び上記送り出し手段4は、
図1に示す実施形態の装置と全く同様に構成されてお
り、また、筒状物形成手段3も、図1に示す実施形態の
装置と実質的に同様に構成されている。
【0024】しかし、本実施形態の装置においては、図
1に示す実施形態の装置における剥離処理層破壊手段2
が無く、図1に示す実施形態の装置における接着手段5
の代わりに、剥離処理層破壊・接着手段6が設けられて
おり、この点において先の実施形態とは異なっている。
【0025】上記剥離処理層破壊・接着手段6は、上記
送り出し手段4により送り出された被包装品8を上記筒
状物形成手段3により内包した筒状包装物8’における
剥離処理フィルム7の剥離処理層10を、一対の加圧ロ
ール61、62間を通過させて、剥離処理層10を部分
的に破壊して基材9を露出させると同時に、部分的に露
出した基材9同士をそれらの露出部で接着するようにな
してある。
【0026】上記剥離処理層破壊・接着手段6は、図4
に示す如く、図1に示す実施形態の装置におけるロール
11、12と同様な一対の凸型ロール61、フラットロ
ール62を具備しており、それらの間を上記筒状包装物
8’を通過させ筒状包装物8’における被包装物8と被
包装物8との間において、筒状にされた剥離処理フィル
ム7の剥離処理層10の重ね合わせ部分の該剥離処理層
10を部分的に破壊して基材9を図4におけるP点で部
分的に露出させると同時に部分的に露出した基材9同士
をそれらの露出部分で接着するようなしてある。
【0027】本実施形態について更に説明すると、本実
施形態における上記一対の加圧ロール61、62(凸型
ロール61、フラットロール62)は、図2に示す装置
のロール11、12と同様に構成されているが、本実施
形態では、凸型ロール61の凸部61A位置で、筒状包
装物8’の剥離処理フィルム7を接着するようになして
あり、凸型ロール61の凸部61A以外の位置に被包装
物8を包装した部分が対向して通過するようになしてあ
る。そして、図3に示す装置においては、フラットロー
ル62が筒状包装物8’の被包装物8が通過する際に間
歇的に凸型ロール61から上方に離反するようになして
ある。
【0028】次に、上述した本実施形態の剥離処理フィ
ルムの接着装置(第4の本発明)を用いた剥離処理フィ
ルムの接着方法(第2の本発明)の一実施形態について
第3図及び第4図を参照しながら説明すると、この実施
形態においては、図1に示す実施形態における剥離処理
層破壊手段2が無く、従って、該手段2における剥離処
理層10の破壊工程が無いこと、及び前記実施形態にお
ける接着手段5による接着に代えて剥離処理層破壊・接
着手段6により剥離処理破壊・接着を行う以外は実質的
に図1に示す実施形態と同様に実施される。
【0029】即ち、図3に示す実施形態においては、剥
離処理層破壊・接着手段6において、図4に示すよう
に、被包装品8を上記筒状物形成手段3により内包して
形成した筒状包装物8’における剥離処理フィルム7の
剥離処理層10を部分的に破壊して基材9を部分的に露
出させると同時に、部分的に露出した基材9同士をそれ
らの露出部で接着し、次工程(図示せず)でカッター等
で熱シール部を切断し、その結果、被包装品8の個別包
装体が得られる。
【0030】このように、本実施形態の剥離処理フィル
ムの接着方法及び装置によれば、基材9の表面に剥離処
理を施して剥離処理層10を形成した剥離処理フィルム
7の剥離処理層10のみを部分的に破壊して基材9を露
出させると同時に、部分的に露出した基材9同士を接着
することができるため、剥離処理フィルム7を、剥離処
理層10同士を重ね合せて十分な強度で接着することが
できる。
【0031】本発明の剥離処理フィルムの接着方法及び
装置は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発
明の目的を逸脱しない範囲において、適宜変更すること
ができる。
【0032】例えば、上記実施形態においては、剥離処
理フィルムとして、基材と該基材の表面に剥離処理を施
して形成される剥離処理層との2層から成る剥離処理フ
ィルムを用いているが、本発明で用いる剥離処理フィル
ムとしては、基材及び剥離処理層以外に、更に他の層を
含むものであってもよい。
【0033】また、剥離処理層を部分的に破壊する手段
として、上記実施形態では、いずれも加圧ロールによる
方法が採用されているが、超音波振動による方法等を使
用することもでき、また加圧ロールを用いる場合も、上
記実施形態で用いたロールに制限されない。
【0034】また、部分的に露出した基材同士を接着す
る手段として、上記実施形態では、いずれも熱溶着によ
る方法が採用されているが、接着剤を使用する方法を採
用することもできる。
【0035】また、剥離処理フィルムを形成する材料
は、特に制限されないが、基材のフィルム材料として
は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオ
レフィン系、ポリエステル系又はセルロース系の樹脂フ
ィルムなどを使用することができ、剥離処理層の形成材
料としては、例えば、シリコーン樹脂、テフロン、パラ
フィン等を使用することができる。
【0036】また、上記実施形態では、被包装物として
は、生理用ナプキンを用いており、本発明は生理用ナプ
キンの個別包装に特に適しているが、被包装体は制限さ
れるものではなく、また、その他の目的も、本発明の趣
旨を逸脱しない限り適宜変更可能である。
【0037】
【発明の効果】本発明の剥離処理フィルムの接着方法又
は装置によれば、基材の表面に剥離処理を施して剥離処
理層を形成した剥離処理フィルムを、剥離処理層同士を
重ね合せて十分な強度でしかも簡便に接着することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の剥離処理フィルムの接着方法の実施に
用いられる本発明の装置の一実施形態を本発明の一実施
形態と共に示す概略図である。
【図2】図2は図1に示す接着装置の剥離処理層破壊手
段による、剥離処理層の部分破壊状態を示す概略説明図
で、図2(a)は剥離処理層の部分破壊状態前の剥離処
理フィルムを示す断面図、図2(b)は剥離処理層が部
分破壊された状態を示す剥離処理フィルムを示す断面図
である。
【図3】第2の本発明の剥離処理フィルムの接着方法の
実施に用いられる剥離処理フィルムの接着装置(第4の
本発明)の一実施形態を第2の本発明の一実施形態と共
に示す概略図である。
【図4】図3に示す装置の剥離処理層破壊・接着手段に
よる、剥離処理層の部分破壊・接着状態を示す概略説明
図で、図4(a)は剥離処理層の部分破壊状態前の剥離
処理フィルムを示す断面図、図4(b)は剥離処理層が
部分破壊された状態を示す剥離処理フィルムを示す断面
図である。
【符号の説明】
1 繰り出し手段 2 剥離処理層破壊手段 3 筒状物形成手段 4 送り出し手段 5 接着手段 6 剥離処理層破壊・接着手段 7 剥離処理フィルム 8 被包装品 8’ 筒状包装物 9 基材 9’ 露出部 10 剥離処理層 11 凸型ロール 11A 凸部 11A’ 突起 12 フラットロール 51 ロール 61 凸型ロール 61A 凸部 61A’ 突起 62 フラットロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 恒夫 栃木県芳賀郡市貝町大字赤羽2606 花王株 式会社研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも基材と該基材の表面に剥離処
    理を施して形成される剥離処理層とから成る剥離処理フ
    ィルムを、該剥離処理層同士を重ね合せて部分的に接着
    する剥離処理フィルムの接着方法において、 上記剥離処理層を部分的に破壊して上記基材を部分的に
    露出させた後に、部分的に露出した該基材同士をそれら
    の露出部で接着することを特徴とする剥離処理フィルム
    の接着方法。
  2. 【請求項2】 少なくとも基材と該基材の表面に剥離処
    理を施して形成される剥離処理層とから成る剥離処理フ
    ィルムを、該剥離処理層同士を重ね合せて部分的に接着
    する剥離処理フィルムの接着方法において、 上記剥離処理層を部分的に破壊して上記基材を部分的に
    露出させると同時に、部分的に露出した該基材同士をそ
    れらの露出部で接着することを特徴とする剥離処理フィ
    ルムの接着方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の剥離処理フィルムの接
    着方法の実施に用いられる装置であって、帯状の剥離処
    理フィルムを繰り出す繰り出し手段、該繰り出し手段に
    より繰り出された剥離処理フィルムの剥離処理層を部分
    的に破壊して基材を部分的に露出させる剥離処理層破壊
    手段、該剥離処理層破壊手段により剥離処理層が部分的
    に破壊されて基材が部分的に露出した剥離処理フィルム
    により、該剥離処理層を内側にして被包装品を内包して
    筒状包装物を形成する筒状物形成手段、被包装品を該筒
    状物形成手段の所定包装位置に送り出す送り出し手段、
    及び該送り出し手段により送り出された被包装品を上記
    筒状物形成手段により内包して形成した上記筒状包装物
    における剥離処理フィルムの基材同士をそれらの露出部
    で接着する接着手段を具備して成ることを特徴とする装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の剥離処理フィルムの接
    着方法の実施に用いられる装置であって、帯状の剥離処
    理フィルムを繰り出す繰り出し手段、該繰り出し手段に
    より繰り出された剥離処理フィルムにより、剥離処理層
    を内側にして被包装品を内包して筒状包装物を形成する
    筒状物形成手段、被包装品を該筒状物形成手段の所定包
    装位置に送り出す送り出し手段、及び該送り出し手段に
    より送り出された被包装品を上記筒状物形成手段により
    内包して形成した筒状包装物における剥離処理フィルム
    の剥離処理層を部分的に破壊して基材を部分的に露出さ
    せると同時に、部分的に露出した基材同士をそれらの露
    出部で接着する剥離処理層破壊・接着手段を具備して成
    ることを特徴とする装置。
JP16860395A 1995-07-04 1995-07-04 剥離処理フィルムの接着方法及び装置 Expired - Lifetime JP3286499B2 (ja)

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