JPH09202750A - ジカーボネートの製造方法 - Google Patents

ジカーボネートの製造方法

Info

Publication number
JPH09202750A
JPH09202750A JP8010062A JP1006296A JPH09202750A JP H09202750 A JPH09202750 A JP H09202750A JP 8010062 A JP8010062 A JP 8010062A JP 1006296 A JP1006296 A JP 1006296A JP H09202750 A JPH09202750 A JP H09202750A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
butyl
reaction
butoxide
mono
producing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8010062A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Fukumoto
貴啓 福本
Hidetoshi Urashima
英俊 浦島
Hitoshi Matsuda
仁史 松田
Mitsumasa Kitai
三正 北井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Chemical Corp filed Critical Mitsubishi Chemical Corp
Priority to JP8010062A priority Critical patent/JPH09202750A/ja
Publication of JPH09202750A publication Critical patent/JPH09202750A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/141Feedstock

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ジカーボネートの製造方法の提供。 【解決手段】 有機溶媒の存在下アルカリ金属t−ブト
キシドを二酸化炭素と反応させ炭酸モノt−ブチルモノ
アルカリ金属塩を製造する方法において、反応系中のt
−ブチルアルコールの含有量がアルカリ金属t−ブトキ
シドの1/100モル以下である。または、有機溶媒の
存在下アルカリ金属t−ブトキシドを二酸化炭素と反応
させ、次いで得られた炭酸モノt−ブチルモノアルカリ
金属塩を第三級アミンの存在下ホスゲン類と反応させて
ジt−ブチルジカーボネートを製造する際に、前記モノ
カーボネート化反応における反応系中のt−ブチルアル
コールの含有量がアルカリ金属t−ブトキシドの1/1
00モル以下である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジカーボネートの
製造方法に関する。詳しくは、本発明は、特定条件下で
アルカリ金属t−ブトキシドと二酸化炭素とを反応させ
て炭酸モノt−ブチルモノアルカリ金属塩を製造する方
法及び得られたモノカーボネートをアミンの存在下ホス
ゲン類と反応させてジ−t−ブチルジカーボネート(以
下BOC−Dと略す)を製造する方法に関する。BOC
−Dは各種のアミノ基をBOC化(t−ブトキシカルボ
ニル化)して保護するためのアミノ基保護剤として知ら
れており、BOC化の際の反応性が良好である上、副生
物の殆どがt−ブチルアルコールと炭酸ガスであるの
で、反応の後処理が簡単であり、理想的なアミノ基保護
剤である。
【0002】
【従来の技術】BOC−Dは有用なアミノ基保護剤であ
るが、これを工業的に製造しようとする場合、反応面及
び操作面での問題があり、従来、安価に製造することが
できなかった。そのため、BOC−Dは実験室レベルで
は利用されているものの、工業的レベルでは広くは利用
されていない。BOC−Dの製造法としては、例えば、
下記反応式に示すように、アルカリ金属t−ブトキシド
をテトラヒドロフラン等の有機溶媒中で炭酸ガスと反応
させてモノカーボネート体を生成させ、引続き、これに
ホスゲンを反応させトリカーボネート体を得、次いで、
これを単離した後、トリカーボネート体を1,4−ジア
ザビシクロ−〔2.2.2〕オクタン等の第三級アミン
と接触させ脱炭酸することにより、目的とするBOC−
Dを回収する方法が知られている(例えば、Org.S
ynth.,57,45(1977)参照)。
【0003】
【化1】
【0004】しかしながら、上記の公知ルートでは式
(2)の反応で得られるトリカーボネートを経由し、更
に、単離して式(3)の反応に供しているため、収率が
不満足である他、操作が極めて煩雑かつ面倒である。即
ち、上記文献に依れば、式(2)の反応で得られるトリ
カーボネートの収率は64%〜75%とされており、更
に式(3)の反応へ供する為には精製が必要でトリカー
ボネート体の精製後の収率は59%〜62%とされてい
る。式(2)の反応で得た反応液中には未反応のホスゲ
ンの他に、t−ブチルクロロホーメート等の多くの酸性
物質を含んでおり、この反応液に1,4−ジアザビシク
ロ−〔2.2.2〕オクタンを添加しても式(3)の脱
炭酸は進行しない。上記文献では、収率64%〜75%
で、結晶化により単離されたトリカーボネート体でも共
存酸性物質の存在のため、反応が順調に進行しないとさ
れており、トリカーボネート体の更なる精製が勧められ
ている。また、式(2)の反応で得られる反応混合物は
微細な副生塩の結晶を含有しており、全体的に強い糊状
を呈する。この糊状反応液からのトリカーボネート体の
分離操作は極めて面倒である。要するに、副生塩は水溶
性塩であるから通常水洗による分離手法を適用できれば
工業的な操作としては簡単であるが、トリカーボネート
体は水に対して不安定であるため、長時間かけ、しかも
面倒な濾過で副生塩を分離するしか方法がなかった。一
方、トリカーボネート体を分離することなくBOC−D
を得る方法も知られている(特公平6−29225号公
報)。この方法は、第三級アミンをホスゲン化反応を行
う以前に添加することにより、トリカーボネート体を単
離することなく一気にBOC−Dを得る方法である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
方法では、式(1)の炭酸エステル化反応及び引続き行
うホスゲン化反応又はスルホニルハライドとの反応に供
する場合において、高粘性のスラリーを攪拌せねばなら
ず、使用する有機溶媒、或いはホスゲンと炭酸モノt−
ブチルモノアルカリ金属塩のモル比等によっては非常に
高粘性で攪拌困難となることがあり、その場合には満足
な収率でBOC−Dを得ることができないという問題点
があった。特に、アルカリ金属t−ブトキシドがナトリ
ウムt−ブトキシドの時にこの傾向が強く、反応面、操
作面での改善が強く望まれていた。本発明の課題は、上
述の炭酸モノt−ブチルモノアルカリ金属塩とホスゲン
類(ホスゲン、ダイホスゲン、トリホスゲン等の、系中
でホスゲンを発生する物質を示す)を反応させてBOC
−Dを合成するに際し、反応性、操作性が良好であり、
しかも、より高収率である工業的に有利な方法を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
を解決するために鋭意検討した結果、アルカリ金属t−
ブトキシドと二酸化炭素を反応させて炭酸モノt−ブチ
ルモノアルカリ金属塩を得る際に、系中に含まれるt−
ブタノールの含有量が反応液の粘性に非常に大きな影響
を与えること、そしてこの粘性がその後の炭酸モノt−
ブチルモノアルカリ金属塩とホスゲン類との反応にも影
響を与えること、更に、系中のt−ブタノール含有量を
低く押さえることによって、ジt−ブチルジカーボネー
トを高収率で製造できることを見出し、本発明を完成す
るに至った。即ち、本発明は、有機溶媒の存在下アルカ
リ金属t−ブトキシドを二酸化炭素と反応させ炭酸モノ
t−ブチルモノアルカリ金属塩を製造する方法におい
て、反応系中のt−ブチルアルコールの含有量がアルカ
リ金属t−ブトキシドの1/100モル以下であること
を特徴とする炭酸モノt−ブチルモノアルカリ金属塩の
製造方法及び有機溶媒の存在下アルカリ金属t−ブトキ
シドを二酸化炭素と反応させ、次いで得られた炭酸モノ
t−ブチルモノアルカリ金属塩を第三級アミンの存在下
ホスゲン類と反応させてジt−ブチルジカーボネートを
製造する際に、前記モノカーボネート化反応における反
応系中のt−ブチルアルコールの含有量がアルカリ金属
t−ブトキシドの1/100モル以下であることを特徴
とするジt−ブチルジカーボネートの製造方法にある。
以下、本発明の方法を詳細に説明する。
【0007】
【発明の実施の態様】
(1) モノカーボネート化反応 本発明においては、先ず有機溶媒の存在下でアルカリ金
属t−ブトキシドを二酸化炭素と反応させて、炭酸モノ
t−ブチルモノアルカリ金属塩を得る。原料となるアル
カリ金属t−ブトキシドは、t−ブタノールを溶媒に分
散させ、アルカリ金属と反応させて得られるが、公知の
方法により単離して用いても良く、反応系中のt−ブタ
ノール含有量さえアルカリ金属t−ブトキシドの1/1
00モル以下の範囲内となるならば、そのまま用いても
差し支えない。アルカリ金属t−ブトキシドのアルカリ
金属としてはナトリウム、カリウムが一般的である。好
適には安価で入手し易いナトリウムt−ブトキシドが用
いられる。
【0008】また、二酸化炭素については、高純度のも
のはもとより窒素等の反応に悪影響を及ぼさない他のガ
スで希釈されているものも使用できるが、ガス中の水分
量にできるだけ少ないものがよい。
【0009】有機溶媒としては、原料であるアルカリ金
属のt−ブトキシド若しくは炭酸ガス、或いは、生成物
である炭酸モノt−ブチルモノアルカリ金属塩と反応し
ない有機溶媒で有れば何等制限無く用いることができ
る。但し、有機溶媒については、該t−ブトキシドの加
水分解を防ぐために水分量のできるだけ少ないものを用
いるのが好ましい。このような有機溶媒の例としては、
ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジブチル
エーテル、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタン等の
エーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレン、ニトロベ
ンゼン等の芳香族炭化水素類、n−ヘキサン、n−ヘプ
タン、n−オクタン等の脂肪族炭化水素類、塩化メチレ
ン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン等のハ
ロゲン化炭化水素類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエス
テル類、ジメチルアセトアミド、ジメチルホルムアミド
等のアミド類、アセトニトリル等のニトリル類及びこれ
らの混合物が挙げられる。
【0010】本発明において、炭酸モノt−ブチルモノ
アルカリ金属塩、更にはBOC−Dを高収率で得るため
には、炭酸モノt−ブチルモノアルカリ金属塩を得る際
に反応液中のt−ブタノール含有量をアルカリ金属t−
ブトキシドに対し1/100モル以下とすることが必須
である。t−ブチルアルコールはアルカリ金属t−ブト
キシドと何らかのコンプレックスを形成し、反応液が非
常に高粘性となる結果、二酸化炭素と反応し難くなるの
ではないかと思われる。炭酸モノt−ブチルモノアルカ
リ金属塩は、アルカリ金属のt−ブトキシドを炭酸ガス
若しくはドライアイスと反応させることにより得ること
ができる。この反応は通常、有機溶媒に溶解又は懸濁し
たアルカリ金属のt−ブトキシドに−50〜100℃の
温度、好ましくは−20℃〜50℃の温度でアルカリ金
属のt−ブトキシドに対して、0.5〜10モル倍、好
ましくは1〜3モル倍の炭酸ガスを導通することにより
行われる。この反応では一般的に、有機溶媒中に炭酸モ
ノt−ブチルモノアルカリ金属塩の結晶が分散したスラ
リー混合物が得られるので、本発明ではこの混合物を溶
媒調製の後そのまま引き続き行うホスゲン類との反応の
原料として用いるのが望ましい。勿論、このスラリー混
合物より、前記炭酸モノt−ブチルモノアルカリ金属塩
の結晶を分離してから用いても差し支えない。
【0011】(2) ジカーボネート化反応 上述のようにして得た炭酸モノt−ブチルモノアルカリ
金属塩は、引続き第三級アミンの存在下ホスゲン類(ホ
スゲン、ダイホスゲン、トリホスゲン等の、系中でホス
ゲンを発生する物質を示す)と反応させるが、その際の
有機溶媒は、ホスゲン類及び炭酸モノt−ブチルモノア
ルカリ金属塩と反応しない、極性溶媒と非水溶性溶媒の
混合溶媒であることが好ましい。極性溶媒の効果は固液
の反応を増進させ、目的反応を円滑に進行させることに
あるのではないかと思われる。従って、前記炭酸モノt
−ブチルモノナトリウム塩を得る反応溶媒として非水溶
性溶媒を用いたときには極性溶媒を所定の混合割合とな
るように添加する必要があるし、極性溶媒を用いたとき
には、非水溶性溶媒を所定の混合割合となるように添加
する必要がある。最初から、所定の混合割合の有機溶媒
を用いて炭酸エステル化を行った時には、引続きホスゲ
ン類との反応に供することができる。炭酸モノt−ブチ
ルモノアルカリ金属塩を得る際にはt−ブタノール含有
量は低く押さえる必要があるが、ホスゲン類と反応させ
る際の系中には極性溶媒としてt−ブタノールを添加し
てもよい。なお、本発明はこのような混合有機溶媒中で
第三級アミンの存在下にホスゲン類と反応させ実施する
が、ダイホスゲンやトリホスゲンは反応系内で容易にホ
スゲンを発生させ、最初からホスゲンを用いた場合と同
様な形態で進行するので、以下ホスゲンを例にとって説
明する。
【0012】ホスゲンの使用量としては通常、前記炭酸
モノt−ブチルモノアルカリ金属塩に対して、0.4〜
5モル倍、好ましくは0.3〜1.5モル倍である。こ
の使用量が余り少ないと反応が良好に進行せず反応混合
物中に未反応成分が多く含まれることになり、逆に余り
多すぎても、反応内容に変わりはないか、副生物量が増
加するのでホスゲンのコスト及び無害化のためのコスト
や、或いは目的物から副生物を除く精製のためのコスト
が高くなり経済的でない。ホスゲンは通常、液状或いは
有機溶媒に溶解した溶液状又はガス状で用いられるが、
ガス状で用いる場合は、窒素ガス又は炭酸ガスなどの不
活性ガスで適宜希釈してもよい。
【0013】ホスゲンとの反応は混合有機溶媒中にて実
施するが、このような溶媒としては上述した炭酸モノt
−ブチルモノアルカリ金属塩の製造に用いられるものと
同様なものが挙げられる。非水溶性の溶媒は、得られる
BOC−Dを溶解する非水溶性の溶媒であれば何等制限
無く用いることができる。このような溶媒の具体例とし
ては、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジ
ブチルエーテル、ジメトキシエタン等のエーテル類、ベ
ンゼン、トルエン、キシレン、ニトロベンゼン等の芳香
族炭化水素類、n−ヘキサン、n−ヘプタン、n−オク
タン等の脂肪族炭化水素類、塩化メチレン、クロロホル
ム、四塩化炭素、ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水
素類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類及びこれ
らの混合物等が挙げられる。極性溶媒は水溶性であって
も、非水溶性であっても差し支えないが上記非水溶性の
溶媒と分離し易い溶媒が好適に使用される。更に好適に
は反応後の水洗時に、洗液中へのBOC−Dロスが少な
くなるような極性溶媒が望ましい。このような極性溶媒
の具体例としては、t−ブチルアルコール等のアルコー
ル類、テトラヒドロフラン等のエーテル類、アセトニト
リル等のニトリル類、ジメチルホルムアミド、ジメチル
アセトアミド等のアミド類及びこれらの混合物等が挙げ
られる。これらの極性溶媒はホスゲン化反応溶媒中に5
0重量%以下の範囲で、非水溶性溶媒は50重量%以上
の範囲で混合され、反応に用いられる。極性溶媒の混合
割合がこの範囲より少なくても、或いは多くても、反応
液の粘性が非常に高くなり、操作上の問題を引起こすと
共に、収率も低下する傾向を示す。また、混合溶媒の使
用量は通常、前記炭酸モノt−ブチルモノアルカリ金属
塩に対して、2〜100重量倍、好ましくは、反応の空
時収率を上げるため2〜20重量倍である。
【0014】本発明で反応系に存在させる第三級アミン
としては、通常、トリメチルアミン、トリエチルアミ
ン、トリブチルアミン等の脂肪族アミン、ジメチルアニ
リン、ジエチルアニリン等の芳香族アミン、1,4−ジ
アザビシクロ〔2.2.2〕オクタン、1,8−ジアザ
ビシクロ〔5.4.0〕ウンデセン−7、ヘキサメチル
テトラミン、N−メチルピペリジン、N−エチルピペリ
ジン、N−メチルモルホリン、N−エチルモルホリン、
N,N′−ジアルキルピペラジン等の脂環式アミン、ピ
リジン、キノリン、イソキノリン等の複素環式アミン及
びこれらの混合物が挙げられ、中でも、トリエチルアミ
ン及び1,4−ジアザビシクロ〔2.2.2〕オクタン
が好ましい。これら第三級アミンの使用量としては前記
炭酸モノt−ブチルモノアルカリ金属塩に対して、通常
50モル%以下、好ましくは10モル%以下であり、こ
の使用量が余り少なすぎると、目的とするBOC−Dを
効率的に得ることができず、逆に余り多すぎても効果に
変わりはないか、場合によりBOC−Dの分解を引起こ
す可能性もあるので避けるべきである。
【0015】本発明における反応温度は通常−50〜1
00℃、好ましくは−20〜50℃であり、この温度が
極端に低い場合には、冷却設備に多大な経費がかかり得
策でなく、一方、あまり温度が高いと原料及び生成物の
分解が起こり高収率でBOC−Dを得ることができな
い。また、反応時間は通常0.5〜50時間程度であ
り、圧力は減圧、常圧、加圧のいずれにおいても実施し
うる。更に、本反応は回分反応、連続反応のいずれでも
実施可能である。ホスゲン類との反応は通常、炭酸モノ
t−ブチルモノアルカリ金属塩を含む混合有機溶媒中
に、所定量の第三級アミンを添加した後、攪拌下、系内
の温度が所定範囲に保持されるように外部より冷却しな
がら、ホスゲンを徐々に供給することにより実施され
る。ホスゲンの供給速度は反応が発熱反応であるため、
系内の除熱程度に応じて決定される。また、反応原料と
して、アルカリ金属のt−ブトキシドと炭酸ガスとの反
応混合物を引続き用いる場合は、第三級アミンは前段の
反応時から添加しておいても差し支えない。本発明は毒
性を有するホスゲンを使用することと、反応副生物とし
て可燃性のイソブチレン等が生成することから、反応容
器内を不活性ガスによるシール若しくは流通下にて反応
を行うことが望ましい。不活性ガスとしては窒素、ヘリ
ウム、アルゴン、炭酸ガス等の一般的な不活性ガスが何
等制限無く用いられるが、安価で入手し易い窒素ガスが
好適に用いられる。
【0016】反応後の混合物は通常、不活性ガスの流通
又は溶媒の一部留去等の手段により残存するホスゲンを
除去し、次いで、混合物中に析出している副生塩である
塩化アルカリの結晶を分離する必要がある。この分離操
作は濾過によっても可能であるが、通常、この混合物も
全体的に糊状を呈しているので、水洗により塩化アルカ
リを除去するのが望ましい。この際、溶媒が水溶性溶媒
であると、一旦、例えば、ジブチルエーテル等の非水溶
性溶媒に大部分を溶媒置換後水洗する方が好ましいとさ
れているが、本発明で使用する溶媒組成の時には直接水
洗可能であるため、溶媒置換工程が省略される。しか
も、溶媒置換は、一般的に加熱下に行われるため、この
工程でのBOC−Dの分解が収率低下の一因となってい
たが、本発明では溶媒置換の必要が無く、高収率でBO
C−Dを得ることができる。従って、水洗後のBOC−
Dを溶解している有機溶媒を濃縮するだけで十分に純度
の高いBOC−Dを得ることができる。このように濃縮
時に揮発する溶媒は、t−ブタノール量を上記の範囲内
となるように調製した後、再び炭酸モノt−ブチルアル
カリ金属塩を得る反応の溶媒として回収利用することが
できる。回収溶媒中のt−ブタノール量を低減するに
は、回収した溶媒を蒸留精製する等の公知の方法により
精製した後使用すればよい。但しこの場合、溶媒の回収
率を上げ98%以上とするとt−ブタノール量が増大す
るので好ましくない。使用した非水溶性有機溶媒が比較
的高い沸点を有する場合には、一般的に濃縮操作のみで
は完全にこれを除去できないので、更に高純度のBOC
−Dを得る必要が有る場合には濃縮後得られたBOC−
Dを薄膜蒸留等の、なるべく熱を長時間かけない方法で
精製することができる。
【0017】本発明は、炭酸モノt−ブチルモノアルカ
リ金属塩を得る反応時にt−ブタノール量を上記の範囲
内にすることを必須とする。t−ブタノールの混入ルー
トは多々あるが、原料のアルカリ金属t−ブトキシド自
身が非常に吸湿性の高い物質であり、空気中の湿気と容
易に反応してt−ブタノールを生成する。また、アルカ
リ金属t−ブトキシドはt−ブタノールを溶媒中に分散
させ、アルカリ金属と反応させて得られるので、不純物
として原料中に最初から混入している可能性もある。更
に、本発明のように、炭酸モノt−ブチルモノアルカリ
金属塩とホスゲンを反応させる場合に極性溶媒としてt
−ブタノールを添加する場合には、反応で副生するt−
ブタノールと共に反応溶媒中に多量のt−ブタノールを
含有するので、回収率によっては回収溶媒中に多量のt
−ブタノールが混入してくる可能性もある。
【0018】
【実施例】次に、本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明は、その要旨を越えない限り以下の実施例
に限定されるものではない。
【0019】実施例1 攪拌機、ガス導入管及び冷却用ジャケットを備えた2L
ガラス製反応器に、ナトリウムt−ブトキシド186.
2g、n−ヘプタン569.8g、1,4−ジアザビシ
クロ〔2.2.2〕オクタン(DABCO)135.8
mgを仕込み、温度を30℃に保ち攪拌した。この時、
系中に含まれるt−BuOH含有量をガスクロマトグラ
フィーにて測定したところ、t−BuOHは検出されな
かった。このスラリー混合物を温度30℃に保持し、攪
拌下、炭酸ガスをナトリウムt−ブトキシドに対して
1.5モル比となるように4時間かけて導入することに
より炭酸モノt−ブチルモノナトリウム塩の製造を行っ
た。反応は攪拌性良く、100%進行した。次いで、上
記の反応混合物に対し、t−ブタノール63.3gを添
加、攪拌の後、系内の温度を30℃に保持しながらホス
ゲンを炭酸モノt−ブチルモノナトリウム塩に対し0.
55モル比となるように2時間かけて吹き込むことによ
り、BOC−Dの製造を行った。更に引続き、1時間熟
成を行い脱ホスゲン後、ガスクロマトグラフィー分析を
行った結果、反応液中にBOC−Dが195g生成して
いた。収率は92%であった。
【0020】実施例2 攪拌機、ガス導入管及び冷却用ジャケットを備えた2L
ガラス製反応器に、ナトリウムt−ブトキシド186.
7g、回収n−ヘプタン632.8g、1,4−ジアザ
ビシクロ〔2.2.2〕オクタン(DABCO)13
6.0mgを仕込み、温度を30℃に保ち攪拌した。こ
の時、系中に含まれるt−BuOH含有量をガスクロマ
トグラフィーにて測定したところ、t−BuOHが系中
に0.63g検出された。ナトリウムt−ブトキシドに
対して、4/1000モル比である。このスラリー混合
物を温度30℃に保持し、攪拌下、炭酸ガスをナトリウ
ムt−ブトキシドに対して1.5モル比となるように4
時間かけて導入することにより炭酸モノt−ブチルモノ
ナトリウム塩の製造を行った。反応は攪拌性よく、10
0%進行した。次いで、上記の反応混合物に対し、t−
ブタノール70.2gを添加、攪拌の後、系内の温度を
30℃に保持しながらホスゲンを炭酸モノt−ブチルモ
ノナトリウム塩に対し0.55モル比となるように2時
間かけて吹き込むことにより、BOC−Dの製造を行っ
た。更に引続き、1時間熟成を行い脱ホスゲン後、ガス
クロマトグラフィー分析を行った結果、反応液中にBO
C−Dが195g生成していた。収率は92%であっ
た。
【0021】比較例1 攪拌機、ガス導入管及び冷却用ジャケットを備えた2L
ガラス製反応器に、ナトリウムt−ブトキシド186.
0g、回収n−ヘプタン571.2g、1,4−ジアザ
ビシクロ〔2.2.2〕オクタン(DABCO)13
4.9mgを仕込み、温度を30℃に保ち攪拌した。こ
の時、系中に含まれるt−BuOH含有量をガスクロマ
トグラフィーにて測定したところ、t−BuOHが1.
72g検出された。ナトリウムt−ブトキシドに対し、
12/1000モル比である。このスラリー混合物を温
度30℃に保持し、攪拌下、炭酸ガスをナトリウムt−
ブトキシドに対して1.5モル比となるように4時間か
けて導入することにより炭酸モノt−ブチルモノナトリ
ウム塩の製造を行った。反応の際、山崎式トルクメータ
ー(1kg・cm)にて液のトルクを測定したところ、
炭酸ガスを等量付近導入した辺りで、急激なトルクの上
昇が観察され、実施例2の5倍にも達した。攪拌不良で
あったためホスゲン化は行わなかった。
【0022】比較例2 攪拌機、ガス導入管及び冷却用ジャケットを備えた2L
ガラス製反応器に、ナトリウムt−ブトキシド186.
1g、回収n−ヘプタン572.4g、1,4−ジアザ
ビシクロ〔2.2.2〕オクタン(DABCO)13
6.0mgを仕込み、温度を30℃に保ち攪拌した。こ
の時、系中に含まれるt−BuOH含有量をガスクロマ
トグラフィーにて測定したところ、t−BuOHが2.
86g検出された。ナトリウムt−ブトキシドに対し、
2/100モル比である。このスラリー混合物を温度3
0℃に保持し、攪拌下、炭酸ガスをナトリウムt−ブト
キシドに対して1.5モル比となるように4時間かけて
導入することにより炭酸モノt−ブチルモノナトリウム
塩の製造を行った。反応の際、山崎式トルクメーター
(1kg・cm)にて液のトルクを測定したところ、炭
酸ガスを等量付近導入した辺りで、急激なトルクの上昇
が観察され、実施例2の5倍にも達した。攪拌不良であ
ったためホスゲン化は行わなかった。
【0023】比較例3 攪拌機、ガス導入管及び冷却用ジャケットを備えた2L
ガラス製反応器に、ナトリウムt−ブトキシド186.
4g、回収n−ヘプタン632.8g、1,4−ジアザ
ビシクロ〔2.2.2〕オクタン(DABCO)13
6.0mgを仕込み、温度を30℃に保ち攪拌した。こ
の時、系中に含まれるt−BuOH含有量をガスクロマ
トグラフィーにて測定したところ、t−BuOHが1
8.98g検出された。ナトリウムt−ブトキシドに対
し、132/1000モル比である。このスラリー混合
物を温度30℃に保持し、攪拌下、炭酸ガスをナトリウ
ムt−ブトキシドに対して1.5モル比となるように4
時間かけて導入することにより炭酸モノt−ブチルモノ
ナトリウム塩の製造を行った。反応の際、山崎式トルク
メーター(1kg・cm)にて液のトルクを測定したと
ころ、炭酸ガスを等量付近導入した辺りで、急激なトル
クの上昇が観察され、実施例2の11倍にも達した。攪
拌不良であったためホスゲン化は行わなかった。
【0024】実施例3 攪拌機、ガス導入管及び冷却用ジャケットを備えた2L
ガラス製反応器に、ナトリウムt−ブトキシド76.9
6g、回収n−ヘプタン712.7g、1,4−ジアザ
ビシクロ〔2.2.2〕オクタン(DABCO)11
2.2mgを仕込み、温度を30℃に保ち攪拌した。こ
の時、系中に含まれるt−BuOH含有量をガスクロマ
トグラフィーにて測定したところ、t−BuOHは検出
されなかった。このスラリー混合物を温度30℃に保持
し、攪拌下、炭酸ガスをナトリウムt−ブトキシドに対
して1.5モル比となるように4時間かけて導入するこ
とにより炭酸モノt−ブチルモノナトリウム塩の製造を
行った。反応は攪拌性よく、100%進行した。次い
で、上記の反応混合物に対し、t−ブタノール79.1
9g添加、攪拌の後、系内の温度を30℃に保持しなが
らホスゲンを炭酸モノt−ブチルモノナトリウム塩に対
し0.55モル比となるように2時間かけて吹き込むこ
とにより、BOC−Dの製造を行った。更に引続き、1
時間熟成を行い脱ホスゲン後、ガスクロマトグラフィー
分析を行った結果、反応液中にBOC−Dが80.4g
生成していた。収率は92%であった。
【0025】比較例4 攪拌機、ガス導入管及び冷却用ジャケットを備えた2L
ガラス製反応器に、ナトリウムt−ブトキシド77.2
1g、n−ヘプタン712.8g、1,4−ジアザビシ
クロ〔2.2.2〕オクタン(DABCO)111.2
mg、t−ブタノール79.19gを仕込み、温度を3
0℃に保ち攪拌した。t−ブタノール含有量はナトリウ
ムt−ブトキシドに対し1.33モル比である。このス
ラリー混合物を温度30℃に保持し、攪拌下、炭酸ガス
をナトリウムt−ブトキシドに対して1.5モル比とな
るように4時間かけて導入することにより炭酸モノt−
ブチルモノナトリウム塩の製造を行った。反応の際、山
崎式トルクメーター(1kg・cm)にて液のトルクを
測定したところ、炭酸ガスを等量付近導入した辺りで、
急激なトルクの上昇が観察され、実施例3の7倍にも達
した。しかし反応は100%進行した。次いで、上記の
反応混合物に対し、攪拌下、系内の温度を30℃に保持
しながらホスゲンを炭酸モノt−ブチルモノナトリウム
塩に対し0.55モル比となるように2時間かけて吹き
込むことにより、BOC−Dの製造を行った。更に引続
き、1時間熟成を行い脱ホスゲン後、ガスクロマトグラ
フィー分析を行った結果、反応液中にBOC−Dが7
0.1g生成していた。収率は80%であった。
【0026】
【発明の効果】本発明の方法によれば、炭酸モノt−ブ
チルモノアルカリ金属塩及びBOC−Dが操作上簡便に
しかも高収率且つ高純度で得られるので、工業的に極め
て容易にBOC−Dを製造することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 (72)発明者 北井 三正 北九州市八幡西区黒崎城石1番1号 三菱 化学株式会社黒崎事業所内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機溶媒の存在下アルカリ金属t−ブト
    キシドを二酸化炭素と反応させ炭酸モノt−ブチルモノ
    アルカリ金属塩を製造する方法において、反応系中のt
    −ブチルアルコールの含有量がアルカリ金属t−ブトキ
    シドの1/100モル以下であることを特徴とする炭酸
    モノt−ブチルモノアルカリ金属塩の製造方法。
  2. 【請求項2】 アルカリ金属t−ブトキシドとしてナト
    リウムt−ブトキシドを用いる請求項1に記載の炭酸モ
    ノt−ブチルモノアルカリ金属塩の製造方法。
  3. 【請求項3】 有機溶媒として非水溶性有機溶媒を用い
    る請求項1又は2に記載の炭酸モノt−ブチルモノアル
    カリ金属塩の製造方法。
  4. 【請求項4】 有機溶媒としてn−ヘプタンを用いる請
    求項1又は2に記載の炭酸モノt−ブチルモノアルカリ
    金属塩の製造方法。
  5. 【請求項5】 反応を−50℃〜100℃の範囲内で行
    う請求項1ないし4のいずれか1項に記載の炭酸モノt
    −ブチルモノアルカリ金属塩の製造方法。
  6. 【請求項6】 有機溶媒の存在下アルカリ金属t−ブト
    キシドを二酸化炭素と反応させ、次いで得られた炭酸モ
    ノt−ブチルモノアルカリ金属塩を第三級アミンの存在
    下ホスゲン類と反応させてジt−ブチルジカーボネート
    を製造する際に、前記モノカーボネート化反応における
    反応系中のt−ブチルアルコールの含有量がアルカリ金
    属t−ブトキシドの1/100モル以下であることを特
    徴とするジt−ブチルジカーボネートの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記モノカーボネート化反応を−50℃
    〜100℃の範囲内で行う請求項6に記載のジt−ブチ
    ルジカーボネートの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記ジカーボネート化反応を−50℃〜
    100℃の範囲内で行う請求項6又は7に記載のジt−
    ブチルジカーボネートの製造方法。
  9. 【請求項9】 第三級アミンを炭酸モノt−ブチルアル
    カリ金属塩の50モル%以下で用いる請求項6ないし8
    のいずれか1項に記載のジt−ブチルジカーボネートの
    製造方法。
  10. 【請求項10】 アルカリ金属t−ブトキシドとしてナ
    トリウムt−ブトキシドを用いる請求項6ないし9のい
    ずれか1項に記載のジt−ブチルジカーボネートの製造
    方法。
  11. 【請求項11】 有機溶媒としてn−ヘプタンを用いる
    請求項6ないし10のいずれか1項に記載のジt−ブチ
    ルジカーボネートの製造方法。
  12. 【請求項12】 有機溶媒が前記モノカーボネート化反
    応ないし前記ジ−カーボネート化反応に使用後回収され
    た溶媒を含み、且つ該有機溶媒中のt−ブチルアルコー
    ルの含有量がアルカリ金属t−ブトキシドの1/100
    モル以下である請求項6ないし11のいずれか1項に記
    載のジt−ブチルジカーボネートの製造方法。
  13. 【請求項13】 有機溶媒中の回収溶媒の量が98%以
    下である請求項6ないし12のいずれか1項に記載のジ
    t−ブチルジカーボネートの製造方法。
JP8010062A 1996-01-24 1996-01-24 ジカーボネートの製造方法 Pending JPH09202750A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8010062A JPH09202750A (ja) 1996-01-24 1996-01-24 ジカーボネートの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8010062A JPH09202750A (ja) 1996-01-24 1996-01-24 ジカーボネートの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09202750A true JPH09202750A (ja) 1997-08-05

Family

ID=11739904

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8010062A Pending JPH09202750A (ja) 1996-01-24 1996-01-24 ジカーボネートの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09202750A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002097172A (ja) * 2000-09-20 2002-04-02 Sumitomo Chem Co Ltd ジ−t−ブチルジカーボネートの製造方法
WO2008114750A1 (ja) * 2007-03-16 2008-09-25 Mitsubishi Chemical Corporation ジアリールカーボネートの製造方法
JP2008230971A (ja) * 2007-03-16 2008-10-02 Mitsubishi Chemicals Corp ジアリールカーボネートの製造方法
CN108727193A (zh) * 2017-04-24 2018-11-02 中国石油化工股份有限公司 碳酸二苯酯类化合物的制备方法
CN115521206A (zh) * 2022-09-20 2022-12-27 开封华瑞化工新材料股份有限公司 一种气态光气合成二碳酸二叔丁酯的制备方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002097172A (ja) * 2000-09-20 2002-04-02 Sumitomo Chem Co Ltd ジ−t−ブチルジカーボネートの製造方法
WO2008114750A1 (ja) * 2007-03-16 2008-09-25 Mitsubishi Chemical Corporation ジアリールカーボネートの製造方法
JP2008230971A (ja) * 2007-03-16 2008-10-02 Mitsubishi Chemicals Corp ジアリールカーボネートの製造方法
CN108727193A (zh) * 2017-04-24 2018-11-02 中国石油化工股份有限公司 碳酸二苯酯类化合物的制备方法
CN108727193B (zh) * 2017-04-24 2021-03-16 中国石油化工股份有限公司 碳酸二苯酯类化合物的制备方法
CN115521206A (zh) * 2022-09-20 2022-12-27 开封华瑞化工新材料股份有限公司 一种气态光气合成二碳酸二叔丁酯的制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4732643B2 (ja) カルボン酸ジアリールエステルの製造法
US4196289A (en) Process for producing triallyl isocyanurate
JPH0629225B2 (ja) ジタ−シヤリ−ブチルジカ−ボネ−トの製法
JPH09202750A (ja) ジカーボネートの製造方法
EP0372635B1 (en) Method of preparing dialkyl and diallyl dicarbonates
EP0915078B1 (en) Process for producing di-tert-butyl dicarbonate
US6573397B2 (en) Process for producing 3,4-dihydroxybenzonitrile
JPH09202751A (ja) ジt−ブチルジカーボネートの製造方法
JPH04279559A (ja) 3−シアノ−3,5,5−トリメチルシクロヘキサノンの製造方法
US4537986A (en) Preparation of pyrocatechol methylcarbamate
JPH0791229B2 (ja) ジターシャリーブチルジカーボネートの製法
JPH09278714A (ja) 炭酸ジアリールの製造方法
JPH03157358A (ja) O―メチルイソ尿素塩の製法
JP3251722B2 (ja) N−置換−3−ピペリジノールの製法
US6369266B1 (en) Process for producing tert-butyl 4′-methyl-2-biphenylcarboxlate
JP3061494B2 (ja) グリシジルアリールスルホナート類の製造方法
JP2849747B2 (ja) オキサゾリジン―2―オン類の製造法
JP4096375B2 (ja) ジアリールカーボネートの製造方法
JP4421802B2 (ja) クロロ炭酸エステルの製造方法
JP2007039443A (ja) 1,3−ジアルキル−2−イミダゾリジノンおよび1,5−ジアルキル−[1,3,5]トリアゼパン−2,4−ジオンの製造方法
JPH02124870A (ja) スルホニウム化合物の製造方法
JPH0759536B2 (ja) 2−フエニルイソプロピルアミンの製造方法
JPH11310572A (ja) 1−クロロスルホニル−3,3,4,4−テトラメチルアゼチジン−2−オンの製造方法
JPS6312049B2 (ja)
JPS59122464A (ja) N−(シクロヘキシルチオ)−フタルイミドの製造方法