JPH09202407A - 倉庫用クレーンにおける給電ケーブル保持構造 - Google Patents

倉庫用クレーンにおける給電ケーブル保持構造

Info

Publication number
JPH09202407A
JPH09202407A JP1425896A JP1425896A JPH09202407A JP H09202407 A JPH09202407 A JP H09202407A JP 1425896 A JP1425896 A JP 1425896A JP 1425896 A JP1425896 A JP 1425896A JP H09202407 A JPH09202407 A JP H09202407A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
supply cable
mast
cable
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1425896A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiro Nagabori
勝博 長堀
Yuichi Kosuge
裕一 小菅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP1425896A priority Critical patent/JPH09202407A/ja
Publication of JPH09202407A publication Critical patent/JPH09202407A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 クレーンの走行や荷台昇降に際して給電ケー
ブルが振れないようにする。 【解決手段】 走行可能なフレーム枠11に、昇降可能
な荷台8が搭載され、荷台8に棚列に対し進退動して荷
を授受し得るようにした移載装置が搭載され、フレーム
枠11を構成するマスト9の高さ方向中途部に給電ケー
ブル16が留め金18により固定され、荷台8へ乗り移
る給電ケーブル16が荷台8に留め金17により固定さ
れ、マスト9の留め金18と荷台8の留め金17との間
で給電ケーブル16がマスト9に沿いU字状に垂下する
倉庫用クレーンにおいて、U字状に垂下している給電ケ
ーブル16のクレーン走行方向外側部に給電ケーブル1
6の長手方向へ所要の間隔で磁石25を取り付け、給電
ケーブル16が沿って垂下しているマスト9に、給電ケ
ーブル16に取り付けた磁石25が吸着するよう鋼板製
の被吸着材26を取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、倉庫用クレーンに
おける給電ケーブル保持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7〜9は、自動倉庫設備に用いられる
倉庫用クレーンの概要を示すものであり、所定の間隔を
置き相対向して設けられた左右の棚列1a,1bの間に
は、棚列1aと1bとの間に位置するよう、床面2に走
行レール3が、又、棚列1a,1b上端部に上部ガイド
レール4が、夫々設けられている。走行レール3と上部
ガイドレール4は、棚列1a,1bに沿い直線的に延在
し、棚列1bと並設された入出庫台5を超える位置まで
延長されている。
【0003】倉庫用クレーン6(以下、単にクレーン6
という。)は、下部フレーム7と、下部フレーム7上に
クレーン走行方向へ所定の間隔を置いて立設され且つ昇
降する荷台8を案内するようにした2本のマスト9と、
2本のマスト9の上端を接続するように配置された上部
フレーム10とで、フレーム枠11が構成され、荷台8
には、棚列1a又は1bに向って進退動し得るようにし
たフォークを有する移載装置12が設置されている。
【0004】クレーン6の下部フレーム7の前後部に
は、走行レール3上を転動し得るようにした走行車輪1
3が取り付けられ、上部フレーム10の前後部には、上
部ガイドレール4に沿い転動し得るようにしたガイド車
輪14が取り付けられている。而して、クレーン6は、
ガイド車輪14を介して上部ガイドレール4にガイドさ
れつつ走行車輪13を介して走行レール3上を走行し得
るようになっている。
【0005】前記荷台8に設置された移載装置12に
は、図示していないがフォーク進退動用の駆動装置や各
種の位置検出センサが取り付けられており、該駆動装置
や各種の位置検出センサと下部フレーム7上に搭載した
制御盤15との間は、例えば水平断面形状が平形の給電
ケーブル16により連結されている。
【0006】給電ケーブル16は、荷台8が下限位置か
ら上限位置まで昇降するに必要な十分な長さを有すると
共に、荷台8へ送り込まれる部分は、荷台8下部のマス
ト9に対向する面に取り付けた留め金17により固定さ
れ、給電ケーブル16の長手方向略中間部は、マスト9
の上下方向略中間部に取り付けた留め金18により固定
されている。又給電ケーブル16は、留め金17と18
との間でマスト9に沿いU字状に屈曲懸垂されて下端に
屈曲部16aが形成されており、留め金17と18との
間では屈曲部16aは常に最下端に位置するようになっ
ている。
【0007】この際、給電ケーブル16の幅は、平面的
に見てクレーン走行方向に対し直交する方向へ向いてい
る。
【0008】クレーン6は、制御盤15に内蔵されたコ
ンピュータに指示を与えることにより、入出庫台5と棚
列1a,1bの所定位置との間を走行し、所定位置で停
止すると共に荷台8が棚列1a又は1bの所定段まで昇
降し、給電ケーブル16から移載装置12の駆動装置へ
給電を行うことにより移載装置12のフォークを進退動
させて荷19の入出庫、ピッキング等の作業を自動的に
行う。
【0009】この際、各種位置検出センサにより検出し
た信号は、給電ケーブル16を介して制御盤15へ与え
られ、荷台8の昇降位置の制御や移載装置12のフォー
クの進退動の制御が行われる。
【0010】図7〜9においては、給電ケーブル16は
留め金17,18により固定されているが、留め金1
7,18間では自由状態になっている。そこで給電ケー
ブル16が留め金17,18間で、クレーン走行方向に
対し直交する方向へ自由に動かないようにするために、
図10、11に示すように、平面形状が二叉状のガイド
20をマスト9の上下方向へ所要の間隔で取り付けると
共に、給電ケーブル16をガイド20の二叉状の部分に
挾み、給電ケーブル16がクレーン走行方向に対して左
右方向へ振れないよう、拘束することも行われている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】図7〜9に示すよう
に、給電ケーブル16を留め金17,18で固定した
り、図10に示すように、留め金17,18間において
ガイド20により保持した場合、クレーン6の高さが低
く、走行速度や荷台8の昇降速度が小さい場合は、加減
速度も小さく、給電ケーブル16の振れも少いため、実
用上、何等支障はなかった。
【0012】ところが、近年、倉庫スペースの有効利用
を図り、作業の高能率化を図るため、棚列1a,1bの
高さは従来のものよりも高くなり、クレーン6の走行や
荷台8の昇降の際の速度、延いては加減速度は従来のも
のよりも大きくなって来ている。
【0013】このため、クレーン6の高さが30mにも
なると、給電ケーブル16はその1/2程度の約15m
が留め金17,18の間において垂れ下がるため、図7
〜9に示すように、給電ケーブル16を留め金17,1
8で固定しただけの場合、給電ケーブル16は、図9に
示すごとく、クレーン走行方向に対して左右方向へ大き
く振れる虞れがある。
【0014】又、図10、11のように二叉状のガイド
20を設けて給電ケーブル16をガイド20で保持し、
クレーン走行方向に対して直交する方向へ振れるのを防
止しても、近年のように入出庫作業のサイクルタイムの
短縮が計られて走行や昇降の加減速度が大きくなると、
給電ケーブル16がクレーン走行方向と平行な方向へ振
れてガイド20から外れる現象も生ずるようになった。
【0015】特にクレーン6の全高が高く、荷台8への
各種装置の設置やセンサの取り付けが多くなると、信号
数が多くなって給電ケーブル16の自重が増加するた
め、クレーン6の走行や荷台8の昇降に際しての加減速
時に、給電ケーブル16がクレーン走行方向と平行な方
向或いはクレーン走行方向に対する左右方向等水平方向
へ大きく振れるようになって来た。
【0016】このため、給電ケーブル16は、図12に
示すように、棚の主柱21や格納してある荷19に接触
したり、棚受け材22に引掛かって損傷し、極端な場合
には切断する虞れがあり、斯かる事態を防止するには、
給電ケーブル16が振れても主柱21や格納してある荷
19に接触しないよう、或いは棚受け材22に引掛から
ないように、間隔を取る必要がある。
【0017】又給電ケーブル16は移送用ドラムに巻い
て現地に搬送されることが多く、現地でクレーン6に取
り付けたときにドラムの巻き癖が残り、真っ直ぐに垂れ
下がらない。このため、給電ケーブル16は、予めドラ
ムから巻き戻し、引き延ばして2〜3日放置し、巻き癖
取りをした後に取り付けるようにしてはいるが、巻き癖
取りをしても完全な癖取りはできず、取り付けるときに
調整が必要となる。
【0018】而して、調整は留め金17,18により行
うが、締付け具合を微妙に調整しなければならないた
め、取り付け調整に熟練を要し、従って素人ではなかな
か調整をうまくやることができず、工期が長期化すると
いう問題があった。
【0019】更に、留め金17,18の締付けの調整を
行っても、使用中に給電ケーブル16に癖が再び出て来
て取り付け直後と状態が変るため、常時監視する必要が
あって日常の点検作業が必要になると共に給電ケーブル
16の取り付け状態の再調整も必要となるという問題も
あった。
【0020】本発明は、斯かる実情に鑑み、クレーンの
走行や荷台の昇降に際して加減速度が大きくても、給電
ケーブルが振れないようにし、給電ケーブルをドラムに
巻いて搬送する際に生じる癖取りの問題をも解消し、経
験の少い作業員でも容易に給電ケーブルの取り付け作業
を行い得るようにし、取り付け後使用中における給電ケ
ーブルの捩り等の癖の出現の監視や再調整を必要としな
いようにすることを目的としてなしたものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は、マストを有す
るフレーム枠に、マストに沿って昇降可能に荷台を配置
し、マストの高さ方向中途部に給電ケーブルが固定され
ると共に荷台に給電ケーブルが固定され、マストに対す
る給電ケーブルの固定部と荷台に対する給電ケーブルの
固定部との間で給電ケーブルが垂下して下端にU字状の
屈曲部が形成される倉庫用クレーンにおいて、前記マス
トに沿って、磁性を有する被吸着材を取り付けると共に
前記U字状に垂下する給電ケーブルのフレーム枠走行方
向外側部に、前記荷台の昇降時に前記被吸着材に吸着、
離脱可能な複数の磁石を、前記給電ケーブルの長手方向
へ所要の間隔で取り付けたものである。
【0022】又本発明では、前記倉庫用クレーンにおい
て、前記マストの所要位置を磁性体により構成すると共
に前記U字状に垂下する給電ケーブルのフレーム枠走行
方向外側部に、前記荷台の昇降時に前記マストの磁性体
に吸着、離脱可能な複数の磁石を前記給電ケーブルの長
手方向へ所要の間隔で取り付けた構成とすることができ
る。
【0023】又、本発明では、前記倉庫用クレーンにお
いて、前記マストに沿って延在する被吸着材に磁石を取
り付けると共に前記U字状に垂下する給電ケーブルのフ
レーム枠走行方向外側部に、前記荷台の昇降時に前記磁
石に吸着、離脱可能な複数の磁石を、前記給電ケーブル
の長手方向へ所要の間隔で取り付けた構成とすることが
できる。
【0024】更に本発明では、U字状に垂下する給電ケ
ーブルのフレーム枠走行方向外側部に給電ケーブルの長
手方向へ所要の間隔で取り付ける磁石にかえ、給電ケー
ブルのフレーム枠走行方向外側長手方向所要位置を磁性
のあるゴムとすることもできる。
【0025】本発明では、給電ケーブルに取り付けた磁
石又は給電ケーブルの一部を構成する磁性のゴムが、荷
台の昇降時に被吸着体或いはマスト若しくは磁石に対し
吸着、離脱することができるため、給電ケーブルの揺れ
を確実に防止することができ、給電ケーブルの損傷、切
断を防止することができる。
【0026】又、給電ケーブルの取り付け時に巻き癖取
りが不要で、留め金による微調整が不要であるため、経
験のない作業員でも容易且つ迅速に取り付け作業ができ
て工期の短縮を図れ、操業時の監視が不要となるため、
メンテナンスが容易で省人化を図ることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。なお、以下の説明において、図1〜
6中、図7〜12に示すものと同一の符号のものは同一
のものを示している。
【0028】図1、2は本発明の実施の形態の第一例を
示し、請求項1における給電ケーブルに適用したものを
示している。
【0029】荷台8はフレーム枠11を構成するマスト
9に左右ガイド輪23と前後ガイド輪24で案内されて
上下に昇降できるようになっている。
【0030】給電ケーブル16は、留め金17により荷
台8一側のマスト9対向面に固定されると共に、留め金
18によりマスト9高さ方向中途部に固定され、留め金
17,18間で下方にU字状に垂下して屈曲部16aが
形成される点は図7〜12の場合と同じである。
【0031】而して、U字状に垂下した給電ケーブル1
6のクレーン6走行方向外側部(U字形の外側)には、
給電ケーブル16の長手方向へ所要の間隔で複数の磁石
25が接着材により取り付けられている。
【0032】又、マスト9のうち、給電ケーブル16配
置側のマスト9には、図2に示すごとく、水平断面形状
がL字形の鋼板製の被吸着材26がマスト9に沿い上下
へ延在すると共に給電ケーブル16に取り付けられた磁
石25のうち、荷台8から離れた側の外側面に取り付け
られた磁石25は、被吸着材26の被吸着面26aに対
向して吸着し得るようになっている。更に、被吸着材2
6の長さは、図7に示す下部フレーム7近傍から留め金
18近傍までとする。
【0033】次に、本発明の作用について説明する。
【0034】給電ケーブル16は、給電ケーブル16自
身の自重で垂れ下がっているが、給電ケーブル16に取
り付けられた磁石25のうち、被吸着材26の被吸着面
26aに対向している磁石25は、被吸着材26の被吸
着面26aに吸着する。
【0035】従って、荷台8の下降により給電ケーブル
16の屈曲部16aが下降すると、荷台8側にあった給
電ケーブル16が屈曲部16aを経て順次、被吸着材2
6側へ移動し、次々と被吸着材26の被吸着面26aに
吸着、保持されることとなり、クレーン6が走行を開始
したり、停止する時の加減速度が大きいときでも給電ケ
ーブル16は、確実に被吸着材26に保持され、前後に
揺れることがない。
【0036】又、荷台8が上昇することにより、給電ケ
ーブル16の屈曲部16aが上昇すると、被吸着材26
の被吸着面26aに吸着していた磁石25は、被吸着面
26aから剥がされて被吸着材26から離れ、屈曲部1
6aを経て荷台8側へ移動する。
【0037】このように、本実施の形態例では、荷台8
が昇降することにより、磁石25が被吸着材26の被吸
着面26aに対し吸着したり離脱して給電ケーブル16
の揺れを防止する。
【0038】このため、給電ケーブル16が棚列1a,
1bの主柱21や格納している荷19に引掛かることも
なく、給電ケーブル16を損傷したり、切断したりする
ことはない(図12参照)。
【0039】又、給電ケーブル16は、磁石25により
強制的に保持できるため、給電ケーブル16の取り付け
に際して留め金17,18による微妙な調整が不要とな
り、経験の浅い作業員でも容易に給電ケーブル16の取
り付けができ、更に給電ケーブル16の巻き癖の矯正も
不要であるため、工期の大幅な短縮が可能であり、更に
又、自動倉庫設備の操業中に給電ケーブル16に巻き癖
が現れたり捩れが生ずることもないため、給電ケーブル
16の日常の監視が不要となり、メンテナンスが容易で
省人化が可能となる。
【0040】図3は本発明の実施の形態の第二例を示
し、請求項2における給電ケーブルに適用した場合を示
している。
【0041】而して、本形態例では、図1、2の鋼板製
の被吸着材26を設けず、一方のマスト9の少くとも荷
台8対向面所要位置を磁石25が吸着する磁性体により
製作し、磁石25をマスト9の荷台8に対向した面に吸
着させるようにした例である。
【0042】斯かる構成としても前述の形態例と同様の
作用効果を奏することができ、更に被吸着材26が不要
となるため、設備費が安価となる。
【0043】図4、5は本発明の実施の形態の第三例を
示し、請求項3における給電ケーブルに適用した場合を
示している。
【0044】而して、本形態例では、被吸着材26の被
吸着面26aに磁石27を接着材により取り付け、該磁
石27と給電ケーブル16に取り付けた磁石25が互に
吸着するようにしている。
【0045】磁石25,27のN、S極の配置は、例え
ば図5に示すごとく、磁石25では、給電ケーブル16
に接触する側をS極、その反対側をN極とし、磁石27
では、被吸着材26の被吸着面26aに接する側をN
極、磁石25に対向する面をS極とする。
【0046】このように磁石25と27同士を吸着させ
るならば、給電ケーブル16がクレーン6の走行方向に
対し左右方向へ振れても、磁石27が磁石25を強制的
に引き付ける結果、給電ケーブル16の吸着位置による
左右方向へのずれも防止できる。
【0047】磁石25,27はN極、S極を図5に示す
状態と逆に配置しても、磁石25,27同士が互に引き
合うため、実施の形態の第三例と同様の作用効果を得る
ことが可能となる。
【0048】図6は本発明の実施の形態の第四例を示
し、請求項4における給電ケーブルに適用した例を示し
ている。
【0049】而して、本発明の実施の形態の第一例〜第
三例では、何れも給電ケーブル16に磁石25を取り付
けているが、本実施の形態例では、給電ケーブル16の
U字形の外側となる面を磁石系のゴム16bにより製作
している。
【0050】斯かる構成としても前述の各形態例におけ
ると同様の作用効果を得ることができる。
【0051】なお、本発明の実施の形態においては、倉
庫用クレーンを自動倉庫設備に適用する場合について説
明したが、自動倉庫設備ではなく、荷台にオペレータが
乗って入出庫を行う倉庫設備に対して適用することが可
能なこと、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で
種々変更を加え得ること、等は勿論である。
【0052】
【発明の効果】本発明の倉庫用クレーンにおける給電ケ
ーブル保持構造によれば、請求項1〜4の場合、 I)給電ケーブルは何れの方向へも振れることがなくな
るため給電ケーブルが、主柱等に引掛かって損傷したり
破損したりする虞れがなくなり、且つクレーン走行時や
荷台の昇降時の加減速度を大きくすることができて高速
化が可能となる、 II)給電ケーブルを取り付けるに際し給電ケーブルの
巻き癖取りが不要となり、且つ留め金の微調整も不要と
なるため、経験の少い作業員でも容易且つ迅速に給電ケ
ーブルの取り付けを行うことが可能となり、工期の短縮
やコストダウンを図ることができる、 III)倉庫設備の稼働中に給電ケーブルに巻き癖が再
び現れたり捩れが生じたりすることがないため、給電ケ
ーブルの監視が不要となり、従ってメンテナンスが簡単
になって省人化を図ることができる、 IV)給電ケーブルの下部を拘束するようにするだけで
よいので、設計の自在性が増す、等種々の優れた効果を
奏することができ、請求項2、4の場合は、上記効果に
加えて部品点数の削減を図ることができるため、構造の
簡略化が可能となるという効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の倉庫用クレーンにおける給電ケーブル
保持構造の形態の第一例の側面図である。
【図2】図1のII−II方向矢視図である。
【図3】本発明の倉庫用クレーンにおける給電ケーブル
保持構造の形態の第二例の荷台の部分の平面図である。
【図4】本発明の倉庫用クレーンにおける給電ケーブル
保持構造の形態の第三例の荷台の部分の平面図である。
【図5】図4のV部詳細図である。
【図6】本発明の倉庫用クレーンにおける給電ケーブル
保持構造の形態の第四例を示す給電ケーブルの断面図で
ある。
【図7】自動倉庫設備に適用する自動倉庫用クレーンの
概略を示し、給電ケーブルの従来の支持の仕方の一例を
示す正面図である。
【図8】図7のVIII−VIII方向矢視図である。
【図9】図7のIX−IX方向矢視図である。
【図10】給電ケーブルの従来の支持の仕方の他の例を
示す拡大正面図である。
【図11】図10のXI−XI方向矢視図である。
【図12】従来の給電ケーブルの支持の仕方において給
電ケーブルが振れて荷に接触したり主柱に引掛かる場合
の状態を説明するための平面図である。
【符号の説明】
6 倉庫用クレーン(クレーン) 8 荷台 9,40 マスト 11 フレーム枠 16 給電ケーブル 16a 屈曲部 16b ゴム 25 磁石 26 被吸着材 27 磁石

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マストを有するフレーム枠に、マストに
    沿って昇降可能に荷台を配置し、マストの高さ方向中途
    部に給電ケーブルが固定されると共に荷台に給電ケーブ
    ルが固定され、マストに対する給電ケーブルの固定部と
    荷台に対する給電ケーブルの固定部との間で給電ケーブ
    ルが垂下して下端にU字状の屈曲部が形成される倉庫用
    クレーンにおいて、前記マストに沿って、磁性を有する
    被吸着材を取り付けると共に前記U字状に垂下する給電
    ケーブルのフレーム枠走行方向外側部に、前記荷台の昇
    降時に前記被吸着材に吸着、離脱可能な複数の磁石を、
    前記給電ケーブルの長手方向へ所要の間隔で取り付けた
    ことを特徴とする倉庫用クレーンにおける給電ケーブル
    保持構造。
  2. 【請求項2】 マストを有するフレーム枠に、マストに
    沿って昇降可能に荷台を配置し、マストの高さ方向中途
    部に給電ケーブルが固定されると共に荷台に給電ケーブ
    ルが固定され、マストに対する給電ケーブルの固定部と
    荷台に対する給電ケーブルの固定部との間で給電ケーブ
    ルが垂下して下端にU字状の屈曲部が形成される倉庫用
    クレーンにおいて、前記マストの所要位置を磁性体によ
    り構成すると共に前記U字状に垂下する給電ケーブルの
    フレーム枠走行方向外側部に、前記荷台の昇降時に前記
    マストの磁性体に吸着、離脱可能な複数の磁石を前記給
    電ケーブルの長手方向へ所要の間隔で取り付けたことを
    特徴とする倉庫用クレーンにおける給電ケーブル保持構
    造。
  3. 【請求項3】 マストを有するフレーム枠に、マストに
    沿って昇降可能に荷台を配置し、マストの高さ方向中途
    部に給電ケーブルが固定されると共に荷台に給電ケーブ
    ルが固定され、マストに対する給電ケーブルの固定部と
    荷台に対する給電ケーブルの固定部との間で給電ケーブ
    ルが垂下して下端にU字状の屈曲部が形成される倉庫用
    クレーンにおいて、前記マストに沿って延在する被吸着
    材に磁石を取り付けると共に前記U字状に垂下する給電
    ケーブルのフレーム枠走行方向外側部に、前記荷台の昇
    降時に前記磁石に吸着、離脱可能な複数の磁石を、前記
    給電ケーブルの長手方向へ所要の間隔で取り付けたこと
    を特徴とする倉庫用クレーンにおける給電ケーブル保持
    構造。
  4. 【請求項4】 U字状に垂下する給電ケーブルのフレー
    ム枠走行方向外側部に給電ケーブルの長手方向へ所要の
    間隔で取り付ける磁石にかえ、給電ケーブルのフレーム
    枠走行方向外側長手方向所要位置を磁性のあるゴムとし
    た請求項1、2又は3に記載の倉庫用クレーンにおける
    給電ケーブル保持構造。
JP1425896A 1996-01-30 1996-01-30 倉庫用クレーンにおける給電ケーブル保持構造 Pending JPH09202407A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1425896A JPH09202407A (ja) 1996-01-30 1996-01-30 倉庫用クレーンにおける給電ケーブル保持構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1425896A JPH09202407A (ja) 1996-01-30 1996-01-30 倉庫用クレーンにおける給電ケーブル保持構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09202407A true JPH09202407A (ja) 1997-08-05

Family

ID=11856075

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1425896A Pending JPH09202407A (ja) 1996-01-30 1996-01-30 倉庫用クレーンにおける給電ケーブル保持構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09202407A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101941572A (zh) * 2009-07-02 2011-01-12 株式会社Ihi 带升降机构的轨道行走台车
JP2011011879A (ja) * 2009-07-02 2011-01-20 Ihi Corp 昇降機構付き軌道走行台車
JP2011011880A (ja) * 2009-07-02 2011-01-20 Ihi Corp 昇降機構付き軌道走行台車
JP2016199361A (ja) * 2015-04-10 2016-12-01 株式会社岡村製作所 自動倉庫
JP2017088349A (ja) * 2015-11-12 2017-05-25 株式会社ダイフク スタッカークレーン
JP2022187097A (ja) * 2021-06-07 2022-12-19 余崎 直樹 フック及び吊荷監視装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101941572A (zh) * 2009-07-02 2011-01-12 株式会社Ihi 带升降机构的轨道行走台车
JP2011011879A (ja) * 2009-07-02 2011-01-20 Ihi Corp 昇降機構付き軌道走行台車
JP2011011880A (ja) * 2009-07-02 2011-01-20 Ihi Corp 昇降機構付き軌道走行台車
TWI410364B (zh) * 2009-07-02 2013-10-01 Ihi Corp 設有昇降機構之軌道行走台車
JP2016199361A (ja) * 2015-04-10 2016-12-01 株式会社岡村製作所 自動倉庫
JP2017088349A (ja) * 2015-11-12 2017-05-25 株式会社ダイフク スタッカークレーン
JP2022187097A (ja) * 2021-06-07 2022-12-19 余崎 直樹 フック及び吊荷監視装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN208307757U (zh) 料盘搬运机
CN108367897A (zh) 用于建造电梯设备的方法和能够与增加的建筑物高度相匹配的电梯设备
EP3770082B1 (en) Stocker system
JPH09202407A (ja) 倉庫用クレーンにおける給電ケーブル保持構造
JP2017210329A (ja) 搬送システム
CN203343799U (zh) U形梁物料管理生产线
CN206735345U (zh) 一种纱管全自动化输送装置
JP2008266891A (ja) カーテンウォールの取付け方法及び装置
CN207375175U (zh) 一种皮包配件环形输送线
JPH1081487A (ja) 搬送台車における昇降ベルトの連結構造
JPH09156873A (ja) 倉庫設備用クレーンにおける給電ケーブルの張力付与装置
CN208732434U (zh) 轧机牌坊吊装工具
CN208979167U (zh) 一种管材捆扎套袋机的管材数量限定机构
CN216104761U (zh) 自动下料机构
CN210557521U (zh) 一种载具拖行装置
CN204643550U (zh) 一种电泳输送装置
JP2007008664A (ja) スタッカクレーンのケーブル取付け構造
CN210418102U (zh) 一种用于吊挂系统的载具运行保护装置
CN217457562U (zh) 提升机自动上架机构
CN211997626U (zh) 一种限位装置
CN114056918B (zh) 一种输送系统
CN214877900U (zh) 一种垂直输送机
CN208948213U (zh) 一种提升机
CN112722742B (zh) 一种农业用单轨道吊挂物流装置
CN109052140B (zh) 轧机牌坊吊装方法