JPH09201871A - チューブ状体の製造方法及びチューブ状体の電気抵抗測定方法 - Google Patents

チューブ状体の製造方法及びチューブ状体の電気抵抗測定方法

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JPH09201871A
JPH09201871A JP8013726A JP1372696A JPH09201871A JP H09201871 A JPH09201871 A JP H09201871A JP 8013726 A JP8013726 A JP 8013726A JP 1372696 A JP1372696 A JP 1372696A JP H09201871 A JPH09201871 A JP H09201871A
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JP
Japan
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tubular body
conductive roller
support rod
hollow support
tubular member
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JP8013726A
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English (en)
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Makoto Morikoshi
誠 森越
Norihiro Otsu
紀宏 大津
Katsumi Okuyama
克己 奥山
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Chemical Corp filed Critical Mitsubishi Chemical Corp
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    • B29C48/00Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
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    • B29C48/92Measuring, controlling or regulating
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チューブ状体を損傷させることなく且つ連続
的にチューブ状の厚み方向の電気抵抗を測定することが
出来るチューブ状体の厚み方向の電気抵抗測定方法を提
供する。 【解決手段】 熱可塑性樹脂組成物をチューブ状に溶融
押出成形する方法において、中空支持棒を前記チューブ
状体と同軸方向に前記環状ダイに固定すると共に、前記
中空支持棒に内部マンドレルと該内部マンドレルの下方
に引取方向に直交する方向に一方の導電性ローラと他方
の導電性ローラを平行に設け、押出されたチューブ状体
内面に前記導電性ローラを接触せしめてチューブ状体の
電気抵抗を測定し、測定された電気抵抗値を用いて押出
装置及び/又は引取装置を制御する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チューブ表面の電
気抵抗を測定する方法、更に詳しくは、被測定物として
のチューブ状体を損傷させることなくかつチューブ状体
の連続成形ラインに組込んで、その表面の電気抵抗を測
定することが出来るチューブ表面の電気抵抗測定方法、
及び、該測定方法を生産ラインに組込んで電気抵抗値の
均一なチューブ状体を製造する方法に関する。
【0002】
【従来技術】マイクロコンピュータ、ワードプロセッ
サ、プリンタ、複写機などの電子機器には、導電性、半
導電性の無端ベルト、筒状体等が使用されており、これ
等は所定の電気抵抗を示すように配合された熱可塑性合
成樹脂組成物をチューブ状に押出成形し、これを所定の
巾で切断することによって転写ベルト等の筒状体を得て
いる。
【0003】しかして、これらのチューブ状体を使用し
た各種部品においては、チューブ状体の表面の抵抗が当
該部品の機能に大きく影響するため、チューブ状体表面
の電気抵抗を管理する必要がある。これらのチューブ状
体表面の電気抵抗を測定する方法としては、同心リング
電極を用いる方法、4探針法、渦電流法、一対のテスト
プローブを用いる方法などが一般に知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、同心リング
電極を用いる方法は、検体の形状が規格化されているた
め、チューブ状体を用いた個々の部品についてその表面
電気抵抗を抜取り検査することは出来ても、連続成形さ
れて移送される素材としてのチューブ状体に対しては、
これを損傷させることなく連続的にその表面電気抵抗を
測定することが出来ない。一方、4探針法、渦電流法ま
たは一対のテストプローブを用いる方法は、製造ライン
において、連続成形されて移送されるチューブ状体に適
用せんとすると、その移送に伴いチューブ状体表面に損
傷を与える。従って、製造ラインを停止することなく連
続的に表面電気抵抗を測定することは困難である。
【0005】すなわち、従来の測定方法では、チューブ
状体表面の電気抵抗を連続的に測定することが出来ない
ため、チューブ状体製造ライン等においては、チューブ
状体の電気特性が加工条件などによって変動した場合、
それを早期に検出して調整することが出来ず、製品の歩
留まりが低下するという問題があった。本発明の目的
は、被測定物としてのチューブ状体を損傷させることな
く且つ製造ラインの運転を阻害することなく、生産現場
においてインラインで連続的にチューブ状体表面の電気
抵抗を測定することが出来るチューブ状体表面の電気抵
抗測定方法、及び、その方法を組込んで常に製品表面の
電気抵抗を測定し、その測定値で押出装置及び/又は引
取装置を制御することによって均一な製品を得ることが
できるチューブ状体の製造方法を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成する手段
として、本発明は次の方法を提供するものである。即
ち、本発明は熱可塑性樹脂組成物を押出機に装着した環
状ダイよりチューブ状に溶融押出し、冷却固化させた
後、チューブ状を維持した状態で連続的に引取って熱可
塑性樹脂製チューブ状体を成形する方法において、中空
支持棒を前記チューブ状体と同軸方向に前記環状ダイに
固定すると共に、前記中空支持棒に内部マンドレルと、
その下方に電気的に絶縁され、チューブ状体の引取り方
向に直交する状態に設けられた抵抗測定電極用の一方の
導電性ローラと、その下方に該一方の導電性ローラに平
行した状態に他方の導電性ローラを設け、押出されたチ
ューブ状体の内面に両導電性ローラを接触せしめ、チュ
ーブ状体の引取りによって導電性ローラを回転させつつ
チューブ状体表面の電気抵抗を連続的に測定し、測定さ
れた電気抵抗値を用いて押出装置及び/又は引取装置を
制御するチューブ状体の製造法及び熱可塑性樹脂組成物
を押出機に装着した環状ダイよりチューブ状に溶融押出
し、冷却固化させた後、チューブ状を維持した状態で連
続的に引取って熱可塑性樹脂製チューブ状体を成形する
際、中空支持棒を前記チューブ状体と同軸方向に前記環
状ダイに固定すると共に、前記中空支持棒に電気的に絶
縁され、チューブ状体の引取り方向に直交する状態に設
けられた抵抗測定電極用の一方の導電性ローラと、その
下方に該一方の導電性ローラに平行した状態に他方の導
電性ローラを設け、押出されたチューブ状体の内面に両
導電性ローラを接触せしめ、チューブ状体の引取りによ
って導電性ローラを回転させつつチューブ状体表面の電
気抵抗を連続的に測定するチューブ状体の電気抵抗測定
方法に関する。
【0007】このような手段を採用した本発明では、測
定用電極である一対の導電性ローラの周面がチューブ状
体の表面に接触すると、各導電性ローラ間の所定面積の
チューブ状体表面が回路構成され、チューブ状体表面の
単位面積当りの電気抵抗が測定される。その際、チュー
ブ状体の移送に伴い一対の導電性ローラが回転しつつ当
該チューブ状体との接触状態を保持するため、チューブ
状体に損傷を与えることなくチューブ状体表面の電気抵
抗を連続的に測定し得る。なお、本発明においてチュー
ブ状体とは管の形状を有するものを総称し、長さ、肉
厚、剛性のいかんを問わない。従って、一般に剛性の円
筒体と称されるものも含むものとする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参照して説明する。熱可塑性樹脂製チューブ状
体の製造装置1は、図1および図3に示すように、押出
機2に装着した環状ダイ3に中空支持棒4の上部を同軸
状に固定し、この中空支持棒4の下部に平面が真円状の
マンドレル5を同軸状に固定する。環状ダイ3とマンド
レル5との間のチューブ状体Tの外周に中空支持棒4と
同軸状に温調リング6を配設し、マンドレルの下方には
複数組のニップロール9を配設してある。ニップロール
9はマンドレル5の下方の中空支持棒4の外周に固定し
た複数の内側ロール7,7と、これら内側ロール7,7
に対応して配設した外側ロール8,8とからなる。
【0009】前記中空支持棒4には圧力・流量制御気体
供給機構10およびマンドレル内冷媒供給機構11を付
設してある。前記圧力・流量制御気体供給機構10は、
前記中空支持棒4内を通り環状ダイ3下面とマンドレル
5上面で区画されるチューブ状体T内空間に開口する吹
出口12に連通する供給管13と、前記中空支持棒4内
を通り吸込口14に連通する排出管15とよりなる。
【0010】前記マンドレル内冷媒供給機構11は、前
記中空支持棒4内を通りマンドレル5内に開口する流入
口16に連通する供給管17と、前記中空支持棒4内を
通りマンドレル5内の流出口18に連通する排出管19
とよりなる。熱可塑性樹脂製チューブ状体の前記製造装
置において、環状ダイ3のダイリップと溶融状態のチュ
ーブ状体Tが最初にマンドレル5に接する位置との距離
は、通常、20mm以上500mm以下とする。20m
m未満とすると、ダイリップとマンドレル5間でチュー
ブ状体Tが急激に変形するため切断し易くなり、連続生
産が困難となり、一方、500mm以上とすると、溶融
張力の小さい溶融チューブの占める割合が大となるため
チューブ状体Tの形状が不安定となり、安定的連続生産
が困難となる。
【0011】環状ダイ3のダイリップの直径D1 とマン
ドレル5の直径D2 との関係は、通常3D1 ≧D2
0.5D1 とする。マンドレル5の直径D2 が3D1
り大きいと、溶融状態のチューブ状体Tがマンドレル5
に接する位置でスティックスリップによる垂みが発生
し、長手方向に肉厚の均一なチューブ状体Tが得られな
くなり、一方、D2 が0.5D1 未満であると、溶融状
態のチューブ状体Tが円周方向において同時にマンドレ
ル5に接触しなくなり、肉厚の均一なチューブ状体Tが
得られなくなる。
【0012】マンドレル5の長手方向の長さは、通常、
10mm以上かつダイリップの直径D1 の3倍以下とす
る。10mm未満であると、ダイリップとマンドレル5
と溶融状態のチューブ状体Tとで囲まれた空間内の圧力
制御が不安定となり、ダイリップの直径D1 の3倍より
大きいと、固化したチューブ状体Tとマンドレル5側面
との摩擦力が増大し、マンドレル5と続いて位置するニ
ップロール9との間で固化したチューブ状体Tが塑性変
形し、チューブの肉厚が不均一になる。
【0013】マンドレル5は、一般には金属またはセラ
ミックが使用され、その表面は通常0.3μ以上25μ
以下の凹凸を形成したいわゆる梨地加工処理表面とす
る。凹凸が0.3μ未満であると、溶融状態のチューブ
がマンドレル5に接する位置でスティックスリップを発
生し長手方向に均一な肉厚のチューブ状体Tが得られな
くなり、凹凸が25μより大きいと、チューブ状体Tの
内面に引掻き傷が発生するとともに、ダイリップとマン
ドレル5と溶融状態のチューブ状体Tとで囲まれた空間
内の圧力制御が不安定となる。
【0014】マンドレル内冷媒供給機構11によりマン
ドレル5内部に温度調節した冷媒を循環させてマンドレ
ル5表面を所定温度に冷却する。マンドレル5の表面温
度は非晶性樹脂の成形においてはガラス転移点(Tg)
+20℃以下、結晶性樹脂の成形においては融点(T
m)以下、好ましくは、Tg又はTm−10℃以下とさ
れる。
【0015】Tg+20℃あるいはTm以上となるとマ
ンドレル5上でスティックスリップが発生し、長手方向
に肉厚の均一なチューブ状体Tが得られなくなる。ダイ
リップとマンドレル5と溶融状態のチューブ状体Tとで
囲まれた空間には、圧力・流量制御気体供給機構10に
よって供給圧力と供給量を制御した空気、窒素等の気体
を連続的に供給しかつ排出される。前記空間が密閉状態
にあると、微小な引取りむらを起生し、あるいはダイリ
ップとマンドレル5との間の溶融状態にあるチューブ状
体Tが周方向において同時に接触しなくなり、肉厚の均
一なチューブ状体Tが得られなくなる。
【0016】固化したチューブ状体Tに折り目を付けず
にチューブ状を維持したままで連続的に引取る手段とし
ては、前記ニップロール9を採用する。連続的に移動し
ているチューブの内側に支持管棒4の周囲に少なくとも
2ケ所以上に内側ロール7を取付け、これらに内側ロー
ル7に対応してチューブ状体Tの外側にゴム弾性体で被
覆した外側ロール8(駆動力付与)を配設し、内側ロー
ル7と外側ロール8とによりチューブ状体Tを挟み付け
ることによりチューブ状体Tを連続的に引き取る。
【0017】本発明においては、前述の製造装置1に、
以下の構成のチューブ状体Tの電気抵抗測定装置が組込
まれる。即ち、電気抵抗測定装置20は、図1および図
2に示すように、前記中空支持棒4に、一方の導電性ロ
ーラ21と他方の導電性ローラ21′からなる測定電極
としての一対の導電性ローラ21,21′を電気的に絶
縁状態を保って回転自在に支持、固定し、各導電性ロー
ラ21,21′には端子部材(図示せず)が所定電圧を
印加する電圧源22に電流計23を介して接続され回路
構成されている。
【0018】前記一対の導電性ローラ21,21′は、
前記マンドレル5と前記内側ロール7との間の前記中空
支持棒4に、チューブ引取方向に直交させて所定間隔を
設けて相互に平行に支持、固定されている。なお、導電
性ローラ21,21′の中空支持棒4への支持、固定
は、固着してもよいが、一般には、中空支持棒4と同軸
方向及びそれと垂直方向にそれぞれ可動自在に固定する
のがよい。
【0019】更に具体的には、一対の導電性ローラ2
1,21′は、それぞれ剛性および導電性のある回転軸
21a,21a′に軟質導電性素材からなる周面部材2
1b,21b′を巻装した同一構造で且つ同一寸法のフ
リーローラが好ましく、回転軸21a,21a′の両端
部がそれぞれ絶縁部材(図示せず)を介して中空支持棒
4に回転自在に支持される。また、周面部材21b,2
1b′は、チューブ状体Tの内面にそれぞれ所定の圧力
をもって接触するように構成される。
【0020】導電性ローラ21,21′における周面部
材21b,21b′の周面相互の間隔は、小さ過ぎると
周面部材21b,21b′が接触してショートする虞が
あり、また、大き過ぎると電圧印加距離が大きくなって
表面電気抵抗の測定値の変動が大きくなるため、チュー
ブ状体Tの表面抵抗値に応じて1〜100mmの範囲内
で適宜に設定される。すなわち、導電性ローラ21,2
1′の間隔は、チューブ状体Tの表面抵抗値が10
6 (Ω・cm)以下であれば1〜100mmの範囲、好
ましくは1〜50mmの範囲に設定され、チューブ状体
Tの表面抵抗値が106 〜1012(Ω・cm)であれば
1〜40mmの範囲、好ましくは1〜20mmの範囲に
設定され、そして、チューブ状体Tの表面抵抗値が10
12(Ω・cm)以上であれば1〜20mmの範囲、好ま
しくは1〜5mmの範囲に設定される。
【0021】導電性ローラ21,21′の回転軸21
a,21a′は、周面部材21b,21b′の変形を抑
制し得る高い剛性と良好な導電性を有するSUS401
などのステンレス鋼にて形成するのが好ましい。また、
周面部材21b,21b′は、チューブ状体Tに対して
良好に摩擦接触し得ると共に耐摩耗性、耐オゾン性に優
れた導電性樹脂材料にて形成され、しかも、必要以上に
変形することなく且つチューブ状体Tに対する損傷を防
止するため、30°〜90°の硬度に調整される。
【0022】すなわち、周面部材21b,21b′とし
ては、チューブ状体Tを損傷することなくこれに良好に
摩擦接触できるものであれば如何なる軟質導電性素材で
もよく、例えば、ポリエステルエラストマー、ポリウレ
タン、ネオプレンゴム、ウレタンゴム、クロロプレンゴ
ム、ニトリルゴム、ブチルゴム、アクリルゴム、シリコ
ンゴム、フッ素ゴム、各種発泡樹脂などに分散性の優れ
たカーボン等の導電性フィラーを混入した素材を使用す
ることが出来る。
【0023】また、回転軸21a,21a′及び周面部
材21b,21b′からなる導電性ローラ21,21′
の全体の電気抵抗値は、小さければ小さい程好ましい
が、チューブ状体Tの表面抵抗値より小さい所定範囲の
抵抗値が許容される。すなわち、導電性ローラ21,2
1′の抵抗値は、チューブ状体Tの表面抵抗値が106
(Ω・cm)以下であれば104 (Ω・cm)以下の範
囲、好ましくは101 (Ω・cm)以下の範囲とされ、
チューブ状体Tの表面抵抗値が106 〜1012(Ω・c
m)であれば105 (Ω・cm)以下の範囲、好ましく
は104 (Ω・cm)以下の範囲とされ、そして、チュ
ーブ状体Tの表面抵抗値が1012(Ω/cm)以上であ
れば107 (Ω・cm)以下の範囲、好ましくは、10
6 (Ω・cm)以下の範囲の抵抗値とされる。
【0024】なお、24,24′は、導電性ローラ2
1,21′とチューブ状体Tの内面との接触圧を一定に
するための当てロールであり、接触圧を一定に保持する
ためにスプリング等を用いて一定力で弾発押圧するよう
にされる。また、導電性ローラ21,21′は1対又は
2対〜8対をチューブ状体の周方向に等間隔に設けると
よい。
【0025】以上の電気抵抗測定装置20を組込んだチ
ューブ状体製造装置1を用いたチューブ状体製造方法、
及び電気抵抗測定方法を説明する。熱可塑性樹脂組成物
を押出機2に装着した環状ダイ3よりチューブ状に溶融
押出しし、該溶融チューブ状体Tの外周面を温調リング
6から吹出す気体により温調する。
【0026】また、供給管13より、供給圧力、供給流
量を制御した気体を供給すると共に排出管15より排出
して環状ダイ3、マンドレル5及び溶融状態のチューブ
状体Tで画成された空間を一定容積及び一定圧力とする
ことによって、溶融状態の熱可塑性樹脂は一定の径のチ
ューブ状体Tに成形される。一定径に成形されたチュー
ブ状体Tは、供給管17より供給され、排出管19より
排出される冷媒によって温度調節されたマンドレル5に
接触し、冷却固化し、次いで中空支持棒4の周方向に所
定間隔毎に配設したニップロール9によってチューブ状
を維持しながら引取られる。
【0027】マンドレル5で冷却固化されたチューブ状
体はマンドレル5を過ぎてニップロール9に至る間に導
電性ロール21,21′と接触する。導電性ロール2
1,21′は所定圧でチューブ状体Tの内面を押圧する
と共にチューブ状体Tの走行に伴って導電性ロール2
1,21′が回動接触し、チューブ状体Tの内面に導電
性ロール21,21′を介して電圧源22の電位が印加
され、電流計23で計測されることによってチューブ状
体T表面の、電気抵抗が測定される。
【0028】測定された電気抵抗が所定値を外れたとき
は、導電材料の供給量、押出機及び金型温度、押出し速
度等押出装置の制御あるいは引取速度等の引取装置の制
御を行なうことによって所定の電気抵抗のチューブ状体
Tが得られる。本発明において適用される熱可塑性樹脂
組成物は基本的に熱可塑性樹脂を主原料とした樹脂組成
物で、ポリエチレン(高密度、中密度、低密度、直鎖状
低密度)、プロピレンエチレンブロックまたはランダム
共重合体、ゴムまたはラテックス成分、例えばエチレン
・プロピレン共重合体ゴム、スチレン・ブタジエンゴ
ム、スチレン・ブタジエン・スチレンブロック共重合体
または、その水素添加誘導体、ポリブタジエン、ポリイ
ソブチレン、ポリアミド、ポリアミドイミド、ポリアセ
タール、ポリアリレート、ポリカーボネート、ポリフェ
ニレンエーテル、変性ポリフェニレンエーテル、ポリイ
ミド、液晶性ポリエステル、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリスルフォン、ポリエーテルスルフォン、ポリフ
ェニレンサルファイド、ポリビスアミドトリアゾール、
ポリブチレンテレフタレート、ポリエーテルイミド、ポ
リエーテルエーテルケトン、ポリフッ化ビニリデン、ポ
リフッ化ビニル、エチレンテトラフルオロエチレン共重
合体、クロロトリフルオロエチレン、ヘキサフルオロプ
ロピレン、パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合
体、アクリル重合体、アクリル酸アルキルエステル共重
合体、ポリエステルエステル共重合体、ポリエーテルエ
ステル共重合体、ポリエーテルアミド共重合体、ポリウ
レタン共重合体等の1種またはこれらの混合物からなる
ものが使用される。
【0029】通常これ等熱可塑性樹脂に導電性を付与す
るため、導電材料が添加される。導電材料としては、銀
粉、銅粉、アルミ粉、ニッケル粉等の金属粉、酸化亜
鉛、酸化スズ等の導電性金属酸化物、グラファイト、カ
ーボンブラック、炭素繊維等の炭素質材料、あるいはア
ルミニウム繊維、ステンレススチール繊維;黄銅繊維等
の金属繊維を使用することができる。
【0030】また、付加的成分として、各種フィラー、
例えば、炭酸カルシウム(重質、軽質、膠質)タルク、
マイカ、シリカ、アルミナ、水酸化アルミニウム、水酸
化マグネシウム、硫酸バリウム、酸化亜鉛、ゼオライ
ト、ウオラストナイト、けいそう土、ガラス繊維、ガラ
スビーズ、ベントナイト、モンモリロナイト、アスベス
ト、中空ガラス玉、黒鉛、二酸化モリブデン、酸化チタ
ン、木粉、もみ殻、グラファイト、有機金属化合物、有
機金属塩、等のフィラーの他、添加剤として:酸化防止
剤(フェノール系、硫黄系等)、滑剤、有機・無機系の
各種顔料、紫外線吸収剤、帯電防止剤、分散剤、中和
剤、発泡剤、可塑剤、銅害防止剤、難燃剤、架橋剤、流
れ性改良剤等を添加することが出来る。上記組成物は、
所望により付加的成分を一軸押出機、二軸押出機、バン
バリーミキサー、ロール、ブラベンダー、プラストグラ
フ、ニーダー等の通常の混練機を用いて製造することが
できる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したとおり本発明によれば、連
続的に押出成形されるチューブ状体の表面に測定用電極
である一対の導電性ローラの周面を線接触させると、各
導電性ローラがチューブ状体に追従して回転しつつチュ
ーブ状体表面との線接触状態を保持し、各導電性ローラ
間のチューブ状体抵抗が回路構成されるので、チューブ
状体を損傷させることなく且つ押出方向に連続してチュ
ーブ状体の表面の電気抵抗を測定することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のチューブ状体製造に適用する装置の要
部断面図である。
【図2】図1におけるA−A線からみた断面図である。
【図3】図1におけるB−B線からみた断面図である。
【符号の説明】
1 熱可塑性樹脂製チューブ状体の製造装置 2 押出機 3 環状ダイ 4 中空支持棒 5 マンドレル 6 温調リング 7 内側ロール 8 外側ロール 9 ニップロール 10 圧力・流量制御気体供給機構 11 マンドレル内冷媒供給機構 20 電気抵抗測定装置 21 一方の導電性ローラ 21′ 他方の導電性ローラ 22 電圧源 23 電流計 T チューブ状体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂組成物を押出機に装着した
    環状ダイよりチューブ状に溶融押出し、冷却固化させた
    後、チューブ状を維持した状態で連続的に引取って熱可
    塑性樹脂製チューブ状体を成形する方法において、中空
    支持棒を前記チューブ状体と同軸方向に前記環状ダイに
    固定すると共に、前記中空支持棒に内部マンドレルと、
    その下方に電気的に絶縁され、チューブ状体の引取り方
    向に直交する状態に設けられた抵抗測定電極用の一方の
    導電性ローラと、その下方に該一方の導電性ローラに平
    行した状態に他方の導電性ローラを設け、押出されたチ
    ューブ状体の内面に両導電性ローラを接触せしめ、チュ
    ーブ状体の引取りによって導電性ローラを回転させつつ
    チューブ状体表面の電気抵抗を連続的に測定し、測定さ
    れた電気抵抗値を用いて押出装置及び/又は引取装置を
    制御することを特徴とするチューブ状体の製造法。
  2. 【請求項2】 熱可塑性樹脂組成物を押出機に装着した
    環状ダイよりチューブ状に溶融押出し、冷却固化させた
    後、チューブ状を維持した状態で連続的に引取って熱可
    塑性樹脂製チューブ状体を成形する際、中空支持棒を前
    記チューブ状体と同軸方向に前記環状ダイに固定すると
    共に、前記中空支持棒に電気的に絶縁され、チューブ状
    体の引取り方向に直交する状態に設けられた抵抗測定電
    極用の一方の導電性ローラと、その下方に該一方の導電
    性ローラに平行した状態に他方の導電性ローラを設け、
    押出されたチューブ状体の内面に両導電性ローラを接触
    せしめ、チューブ状体の引取りによって導電性ローラを
    回転させつつチューブ状体表面の電気抵抗を連続的に測
    定することを特徴とするチューブ状体の電気抵抗測定方
    法。
JP8013726A 1996-01-30 1996-01-30 チューブ状体の製造方法及びチューブ状体の電気抵抗測定方法 Pending JPH09201871A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107576849A (zh) * 2017-07-20 2018-01-12 中国计量大学 一种带机器视觉的pe管件电阻自动检测用移动定位装置
DE102018113663A1 (de) * 2018-06-08 2019-12-12 Volkswagen Aktiengesellschaft Verfahren zur In-Prozessmessung von Prozessparametern und Bauteileigenschaften bei der Herstellung von Hohlprofilen sowie eine Messvorrichtung hierfür

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