JP3995368B2 - シームレスベルト、画像形成装置用ベルト及び画像形成装置 - Google Patents

シームレスベルト、画像形成装置用ベルト及び画像形成装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、成形性および耐屈曲性などの物性に優れたシームレスベルトおよび該シームレスベルトを用いた、電子写真式複写機、レーザービームプリンター、ファクシミリ機等に利用される中間転写ベルト、搬送転写ベルト、感光体ベルト等の画像形成装置用ベルト並びにこの画像形成装置用ベルトを含む画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来からOA機器などには導電性シームレスベルトが多用されている。導電性シームレスベルトとしては、例えばポリカーボネート樹脂等の熱可塑性樹脂に導電性のカーボンブラックを配合し、円筒ダイを用いて筒状フィルムに押出成形し、この筒状フィルムを輪切りにしたものが知られている(特開平3−89357号公報等)が、このポリカーボネートに導電性フィラーを配合した導電性シームレスベルトは、耐屈曲性が悪く、使用中にクラックが発生しやすい。
【0003】
この問題点を解決すべく、フッ素樹脂からなるシームレスベルト(特開平6−114973号公報)や、ポリカーボネートにポリアルキレンテレフタレートを配合してなるシームレスベルト(特開平4−313757号公報)、ポリアルキレンテレフタレート(とくにポリブチレンテレフタレート)からなるシームレスベルトが提案されている(特開平6−149081号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、フッ素樹脂からなるシームレスベルトはヤング率が10,000〜15,000kgf/cm2程度と低く、張力をかけると伸びが生じることがある。そのため、この導電性シームレスベルトを例えばフルカラー電子写真の中間転写体として使用した場合、保持画像をのせた中間転写体が伸びてしまうため、複数の色のトナーを重ねる時点において色ズレを起こす。
【0005】
ポリカーボネート(以下、PCということがある。)にポリブチレンテレフタレート(以下、PBTということがある。)等のポリアルキレンテレフタレート(以下、PATということがある。)を配合してなるシームレスベルトは、上記のポリカーボネートからなるシームレスベルトよりも耐屈曲性が改良されているものの、改良の効果がまだ不十分である。
【0006】
熱可塑性ポリアルキレンテレフタレートからなるシームレスベルトは、ポリカーボネートからなるシームレスベルトより耐屈曲性が高く、ヤング率も20,000〜29,000kgf/cm2と高く好適であるが、一般的なポリアルキレンテレフタレート(特に一般的なPBT)は熱可塑性樹脂の中でも溶融粘度が低く、押し出し成形工程においてドローダウンしやすい。また、ポリアルキレンテレフタレート樹脂は、結晶性が高いので、シームレスベルトの寸法精度が低くなる。
【0007】
ポリアルキレンテレフタレートの粘度の低さ及び結晶性を解消すべく、ポリアルキレンテレフタレートに非晶性樹脂であり高粘度グレードも容易に市販品で入手できるポリカーボネートを配合したシームレスベルトも提案されているが、ポリアルキレンテレフタレートとポリカーボネートとの粘度差により分散不良が生じ、フィルム成形時に表面の微細な外観不良が発生する。また、ポリカーボネートをポリアルキレンテレフタレートに配合することにより、エステル交換反応が起きて耐屈曲性が低くなる。
【0008】
本発明の目的は、粘度が高く結晶性が低い成形性に優れたシームレスベルト用材料を成形してなる、耐屈曲性に優れ、ヤング率も高いシームレスベルト、および、このシームレスベルトを有する画像形成装置用ベルト並びに画像形成装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明のシームレスベルトは、下記成分A,B及びCを含んでなることを特徴とするものである。
【0010】
成分A:MFR(単位:g/10min)が1〜7の、ポリブチレンテレフタレートであるポリアルキレンテレフタレート
成分B:MFR(単位:g/10min)が0.1以上9未満のポリカーボネート(PC)及び/又はポリアリレート(PAr)
成分C:導電性フィラー及び/又は導電性を付与できる物質。
【0011】
ただし、成分Aと成分Bの重量比A/Bが90/10〜50/50であり、成分A,B,Cの合計量を100重量部とした場合、成分Cの割合は5〜35重量部であり、MFRはJIS K−7210に準拠し、温度260℃、荷重2.16kgfにて測定した値である。
【0012】
本発明者らは、上記目的のため、鋭意検討した結果、特定の範囲のMFR(メルトフローレート)値のポリアルキレンテレフタレート(PAT)に特定の範囲のMFR値のポリカーボネート(PC)を配合した配合物を成形して得られるシームレスベルトは、この配合物の溶融粘度が高いので押出成形時にドローダウンしにくく、結晶性も抑えられているので寸法精度に優れ、ポリアルキレンテレフタレートとポリカーボネートの粘度差が小さく分散良好となるので外観に優れ、エステル交換が抑制されるので耐屈曲性が高いことを見出した。
【0013】
特定のMFR値範囲のPATと特定のMFR値範囲のPCを組み合わせることでエステル交換による耐折数回数低下を抑制できる機構は明らかではないが、原料樹脂重合時において分子量を上げる操作を行うことにより、単位重量中の反応性の高い活性末端の比率が低くなるので、それらのPATとPCを配合,成形するにおいて熱を受けてもエステル交換が起こりにくくなっているためであると考えられる。
【0014】
本発明における特定の分子量範囲のPATと特定の分子量範囲のPCをそれぞれ単独で同一温度で粘度測定するとPCの方が高粘度になりうるが、現実には導電性フィラーは選択的にPATに分散するので導電性フィラーは分散して高粘度となったPATとPCが分散しあうことになり、本発明の分子量範囲内であれば、樹脂同士の分散不良による外観不良はほとんどなくなる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態について説明する。次の(1)〜(5)においてまず、本発明のシームレスベルトを構成する樹脂組成物について説明し、(6)においてシームレスベルトの成形方法等について説明し、(7)〜(8)においてシームレスベルトの物性等について説明する。
【0016】
(1) 成分A:熱可塑性ポリアルキレンテレフタレート(PAT)
本発明のPATは、耐屈曲性に優れたポリブチレンテレフタレート(PBT)である。PBTは、共重合成分としての第三成分を含有していても構わない
【0018】
耐折回数の優れたシームレスベルトを得るために、260℃−2.16kg荷重条件下で測定したPATのMFR(単位:g/10min)は17好ましくは2〜5である。
【0019】
このPATのMFRが9以上であると押出成形によりシームレスベルトを成形しようとしたときにドローダウンが発生して良好なフィルムが得られないことがあり、また、ドローダウンを抑制するために成形温度を下げようとすると今度はメルトフラクチャーが発生することがある。
【0020】
上記のMFRが0.4未満であると、粘度が過度に高く、メルトフラクチャーが発生することがある。
【0021】
上記MFRが1〜7(g/10min)であるPATを用いることにより、耐屈曲性に優れ、メルトフラクチャーが発生しない温度まで成形温度を上げてもドローダウンすること無くシームレスベルトを得ることができる。
【0022】
このMFR値を有したPATは具体的には強く固層重合をかけて分子量を上げることで得ることができ、例えば三菱エンプラ(株)製のPBT−ノバドゥール5040ZS(MFR:4)などとして市場より入手することができる。
【0023】
(2) 成分B:ポリカーボネート(PC)及び/又はポリアリレート(PAr)
成分Bとしては、PCの方が好ましい。PCとしては芳香族ポリカーボネートが好ましい。芳香族ポリカーボネートは、炭酸エステルを構成すべきジヒドロキシ化合物の少なくとも大部分が2個のフェノール性水酸基を持つものからなる。このような二価フェノールにはビスフェノール類、特にビスフェノールAがある。芳香族ポリカーボネートは、前述の二価フェノールをカーボネートプリカーサーであるホスゲン、ビスクロロホーメート、炭酸ジエステル等と反応させることで製造されるが、本発明には市場で入手可能なものを用いることができる。
【0024】
260℃−2.16kg荷重条件下で測定した成分BのMFR(単位:g/10min)は0.1以上9未満であり、好ましくは0.2〜6とくに好ましくは0.4〜4である。
【0025】
この成分BのMFRが9以上であると、押出成形によりシームレスベルトを成形しようとしたときにドローダウンが発生して良好なフィルムが得られないことがあり、また、ドローダウンを抑制するために成形温度を下げようとすると今度はメルトフラクチャーが発生することがある。
【0026】
上記のMFRが0.1未満であると、粘度が過度に高く、メルトフラクチャーが発生することがある。
【0027】
上記MFRが0.4以上未満(g/10min)である成分Bを用いることにより、耐屈曲性に優れ、メルトフラクチャーが発生しない温度まで成形温度を上げてもドローダウンすること無くシームレスベルトを得ることができる。
【0028】
(3) 成分C:導電性フィラー及び/又は導電性を付与できる物質
導電性フィラーとしては用途に要求される性能を満たすものであれば特に制限はなく、各種のものを用いることができる。
【0029】
具体的には、カーボンブラックやカーボンファイバー、グラファイトなどのカーボン系フィラー、金属系導電性フィラー、金属酸化物系導電性フィラーなどを用いることができるが、なかでもカーボンブラックが特に好ましい。
【0030】
カーボンブラックの種類としては、アセチレンブラック、ファーネスブラック、チャンネルブラックなどが好適に使用でき、この中でも不純物としての官能基が少なくカーボン凝集による外観不良を発生しにくいアセチレンブラックが特に好適に使用できる。さらに、1次粒子径が10〜100nm、比表面積10〜200m2/g、pH値6〜11のものがより好ましい。
【0031】
導電性を付与できる物質としては、イオン導電性物質、例えば四級アンモニウム塩などが例示される。
【0032】
(4) 成分A,B,Cの配合量
シームレスベルトの成形用材料の成分Aと成分Bとの重量比A/Bは、910〜50/50好ましくは90/10〜55/45とくに好ましくは80/20〜60/40である。
【0033】
成分A,B,Cの合計量を100重量部とした場合、成分C(導電性フィラー等)の割合は5〜35重量部好ましくは10〜30重量部である。この成分Cの配合量が40重量部よりも多いとシームレスベルトの耐屈曲性が不足するおそれがある。
【0034】
なお、導電性のきわめて高い導電性フィラーを用いてわずかな添加量で導電性を発現することも可能であるが、あまり少ない添加量で導電性を発現すると、わずかな分散不良で抵抗値の分布にムラが発生することがあるので、ある程度は高い濃度で目的の導電性を発現することが好ましく、具体的には3重量部以上が好ましく、5重量部以上であれば更に好ましく、10重量部以上であれば安定して導電性を発現できるので特に好ましい。
【0035】
(5) 付加的配合材(任意成分)
本発明のシームレスベルト成形用材料には、各種目的に応じて任意の配合成分を配合することができる。
【0036】
具体的には、酸化防止剤、熱安定剤、各種可塑剤、光安定剤、紫外線吸収剤、中和剤、滑剤、防曇剤、アンチブロッキング剤、スリップ剤、架橋剤、架橋助剤、着色剤、難燃剤、分散剤等の各種添加物を添加することができる。
【0037】
更に、本発明の効果を著しく損なわない範囲内で、上記以外の各種熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、各種エラストマー、各種フィラー等の配合材を配合することができる。
【0038】
付加しうる任意成分としての熱可塑性樹脂としては、ポリプロピレン、ポリエチレン(高密度,中密度,低密度,直鎖状低密度)、プロピレンエチレンブロックまたはランダム共重合体、ゴムまたはラテックス成分、例えばエチレン・プロピレン共重合体ゴム、スチレン・ブタジエンゴム、スチレン・ブタジエン・スチレンスチレンブロック共重合体または、その水素添加誘導体、ポリブタジエン、ポリイソブチレン、ポリアミド、ポリアミドイミド、ポリアセタール、ポリアリレート、ポリカーボネート、ポリイミド、液晶性ポリエステル、ポリスルフォン、ポリフェニレンサルファイド、ポリビスアミドトリアゾール、ポリエーテルイミド、ポリエーテルエーテルケトン、アクリル、ポリフッ素化ビニリデン、ポリフッ素化ビニル、クロロトリフルオロエチレン、エチレンテトラフルオロエチレン共重合体、ヘキサフルオロプロピレン、パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体、アクリル酸アルキルエステル共重合体、ポリエステルエステル共重合体、ポリエーテルエステル共重合体、ポリエーテルアミド共重合体、ポリウレタン共重合体等の1種またはこれらの混合物からなるものが使用できる。
【0039】
熱硬化性樹脂としては、例えばエポキシ樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、不飽和ポリエステル樹脂等が例示される。
【0040】
熱可塑性エラストマーとしては、ヤング率が10000kgf/cm2以下のもの、好ましくは、100〜5000kgf/cm2の重合体が用いられ、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリエーテル系、ポリオレフィン系、ポリウレタン系などの熱可塑性エラストマーなど及びその混合物が使用できる。
【0041】
フィラーとしては、例えば炭酸カルシウム(重質、軽質)、タルク、マイカ、シリカ、アルミナ、水酸化アルミニウム、ゼオライト、ウオラストナイト、けいそう土、ガラス繊維、ガラスビーズ、ベントナイト、アスベスト、中空ガラス玉、黒鉛、二硫化モリブデン、酸化チタン、炭素繊維、アルミニウム繊維、スチレンスチール繊維、黄銅繊維、アルミニウム粉末、木粉、もみ殻、グラファイト、金属粉、導電性金属酸化物、有機金属化合物、有機金属塩等をあげることができる。
【0042】
この付加成分としての熱可塑性樹脂の配合量は、上記A,B,C成分の合計量100重量部に対し100重量部以下とくに50重量部以下が好ましく、熱硬化性樹脂の配合量は上記A,B,C成分の合計量100重量部に対し100重量部以下とくに50重量部以下が好ましく、エラストマーの配合量は、上記A,B,C成分の合計量100重量部に対し100重量部以下とくに50重量部以下が好ましく、フィラーの配合量は、上記A,B,C成分の合計量100重量部に対し100重量部以下とくに50重量部以下が好ましい。
【0043】
(6) シームレスベルトの形成方法
▲1▼ 上記組成物は、所望により付加的成分と共に、一軸押出機、二軸押出機、バンバリーミキサー、ロール、ブラベンダー、ブラストグラフ、ニーダー等の通常の混練機を用いて混練することができる。
【0044】
通常は、二軸混練押出機等で各成分を各々に混練してペレット状のコンパウンドにした後、加工に供するが、特殊な場合は各成分を直接成形機に供給し、成形機で本組成物を混練しながら成形することもできる。
【0045】
▲2▼ 本発明のシームレスベルトは、上記の組成物を用いてシームレスチューブを成形し、これを輪切り状に切断することにより得られる。このシームレスチューブの成形方法については、特に限定されるものではなく、連続溶融押出成形法、遠心成形法、ディッピング成形法、射出成形法、ブロー成形法、あるいはインフレーション成形法など公知の方法を採用して得ることができるが、特に望ましいのは、連続溶融押出成形法である。特に押し出したチューブの内径を高精度で制御可能な下方押出方式の内部冷却マンドレル方式あるいはバキュームサイジング方式が好ましく、内部冷却マンドレル方式が最も好ましい。
【0046】
連続溶融押出成形においては、成形ダイの温度が高すぎると樹脂粘度が低くなり、ドローダウンして良好なシームレスベルトを得られないことがあるので、ある程度は低い方が好ましい。
【0047】
また、成形ダイの温度を樹脂融点近くまで下げると樹脂の一部が固化したり、メルトフラクチャーを発生したりしてシームレスベルト表面に微少な粗さが生じることがあるので、ある程度は高い方が好ましい。
【0048】
押出成形にてシームレスチューブを作製する場合、内部応力を均一化する方法として、内部冷却マンドレル法やアウトサイジング法が提案されているが、いずれの場合でも、溶融押出しされてから冷却固化されるまでの間に、ある特定の方向にテンションが加えられ引き取られながら成形される。そのため特定方向のテンションがベルトに残留応力として残り、見かけ上は真円であっても、ローラーにてテンションを張ると残留応力によってベルトにうねりが発生する。このうねりによりベルトが蛇行し易くなり、画像ズレやクラックが発生し易くなる。
【0049】
これに対し、溶融押出しされたシームレスチューブに対し円周方向3〜8箇所で引取り力を加えるか、できるだけ真円に近い状態にて引き取ることにより上記うねりの発生が防止されるようになる。
【0050】
特に、シームレスチューブの引き取り部に、真円の中子を入れ、その中子と中子の外側にシームレスチューブを通過させながら、周方向の4等分位置に配置された合計4台のベルト式引き取り機にて引き取ることにより、うねりを十分に防止することができる。
【0051】
なお、ベルトの直径が30mm以上の場合には、連続溶融押出成形法の中でも、押し出したチューブの内径を高精度で制御可能な重力に影響を受けない下方押出方式の内部冷却マンドレル方式が好適であり、直径30mm未満の場合には、内部冷却マンドレル方式に加えて、バキュームサイジング方式が好適である。
【0052】
押し出されたシームレスベルトは必要な導電性、厚みの均一性、機械的強度を有していなければならないため、実質的に未延伸状態で引き取られることが望ましい。これは、延伸操作により、機械的強度の向上は期待できるが、導電性の均一性が損なわれること、延伸方向に裂け易くなるため耐久性も損なわれてしまう等の問題が生じるからである。更に、カーボンブラックとプラスチックの界面に剥離が生じカーボンが脱落して転写むら等の原因となる問題もある。
【0053】
遠心成形法は、一般に筒状の金型の内部に溶液を溶かした樹脂を入れ回転させながら温度を加え、溶媒を半分以上揮発させてから円筒状金型の内部よりシームレスチューブを取り出す工程と、円筒状金型にシームレスチューブをはめ込み、温度による熱硬化反応をさせる工程とからなる。
【0054】
この遠心成形法は押出し成形よりも残留応力が残りにくい。なお、熱硬化反応温度と時間が十分でないと円筒状の金型形状通りにベルト状樹脂が転写されにくいため、ローラーにてテンション張架時にベルトをうねりが発生するようになる。この熱硬化反応温度と時間を適切に管理することにより、うねりを十分に防止できる。
【0055】
ディッピング成形法は、円筒状の金型を溶液に溶かした樹脂中に浸漬塗布させ、溶媒を揮発させた後、金型よりシームレスチューブを引き抜く方法であるが、温度と時間が十分でない場合、円筒状金型形状通りにベルト状樹脂が転写されにくいためローラーにてテンション張架時にベルトにうねりが発生する。この温度と時間を適切に管理することにより、うねりを十分に防止できる。
【0056】
▲3▼ 成形されたシームレスチューブを輪切り状に切断してシームレスベルトを製造するには、所要幅のシームレスチューブを1対の平行なロール間に張り渡し、ロールを回転させながらシームレスチューブにカッターの刃を当てシームレスチューブを正確にその周方向に沿って切断する方法を採用するのが簡便であるが、他の方法によっても良い。
【0057】
(7) シームレスベルトの物性
▲1▼ 耐折回数
本発明のシームレスベルトを例えば中間転写ベルトとして画像形成装置に用いる場合には、耐屈曲性が悪いとクラックが発生して画像が得られなくなるので、シームレスベルトは耐屈曲性が良好であることが好ましい。
【0058】
耐屈曲性の程度は、JIS P−8115の耐折回数の測定方法に従うことで定量的に評価でき、耐折回数の大きいシームレスベルトほどクラックが入りにくく、耐屈曲性に優れていると判断することができる。
【0059】
具体的な数値としては、500回以上あれば一応シームレスベルトとして機能を発揮して使用することができるが、実用的には6000回以上が好ましく、8000回以上であれば更に好ましく、9000回以上であれば、特にクラックが発生しにくくなるので特に好ましい。
【0060】
▲2▼ 表面抵抗率
本発明に用いるシームレスベルトの表面抵抗率は、1〜1×1016Ω/□であることが好ましい(表面抵抗率は1016をE+16と表記する場合がある。)。
【0061】
更に好ましい範囲は、用途により異なるが、例えば感光体ベルトとして用いる場合には必要に応じて外表面の電荷を内表面に逃がせるように1〜1×109Ω/□と低い表面抵抗率が好ましく、中間転写ベルトとして用いる場合には帯電−転写の容易にできる1×106〜1×1011Ω/□が好ましく、搬送転写ベルトとして用いる場合には帯電しやすく高電圧でも破損しにくい1×1010〜1×1013Ω/□と高い領域が好ましい。
【0062】
また、シームレスベルト1本中の表面抵抗率の分布は狭い方が好ましく、それぞれの好ましい表面抵抗率領域において、1本中の最大値と最小値の差が1桁以内であることが好ましい。
【0063】
フィルムの表面抵抗率は例えば(株)アドバンテスト製デジタル超高抵抗計R8340Aやダイヤインスツルメント(株)製ハイレスタ,ロレスタなどにより容易に測定することができる。
【0064】
▲3▼ 外観
シームレスベルトを中間転写ベルトなどとして画像形成装置に用いる場合は表面が平滑でないと画像不良が発生することがあるので平滑な方が好ましく、フィッシュアイなどのブツや成形時のメルトフラクチャーなどによる外観不良は無い方が好ましい。
【0065】
▲4▼ ヤング率
ヤング率が低いシームレスベルトを中間転写ベルトなどとして画像形成装置に用いると、張力により生じるベルトの伸びが色ズレの起因となって画像不良が発生することがあるので、ヤング率は高い方が好ましく、具体的には17,000kgf/cm2以上が好ましく、20,000kgf/cm2であれば更に好ましい。
【0066】
▲5▼ シームレスベルトの厚み
シームレスベルトの厚みは1〜1000μmが好ましく、50〜700μmが更に好ましい。1μm未満になるとシームレスベルトが伸び易くなるため、画像の色むら等の問題が生じる。また、耐電圧が不足し、転写に必要な電荷を付与するのに十分な電圧を印加することができなくなる。
【0067】
シームレスベルトの厚みが1000μmを超えると柔軟な変形が困難になるため、小径ロールによる均一な速度の駆動ができず、画像の転写ズレか生じる。更に、静電容量が小さくなるため、高電圧を印加しないと転写に必要な電荷を付与することができず、電源装置の高コスト化、大型化のみならず、周辺機器部品間での放電等の問題が生じる。
【0068】
シームレスベルトはそのままベルトとして使用しても良いし、ドラムあるいはロール等に巻き付けて使用しても良い。
【0069】
更に蛇行防止や端面補強等の目的のために、所定の寸法のシームレスベルトの内側及び/又は外側端部近傍に耐熱テープを貼り付けたり、或いはウレタンゴムやシリコンゴム等のテープをベルト内側の端部近傍に貼り合わせても良い。
【0070】
【実施例】
実施例1〜7、比較例1〜6を用いて、本発明についてより具体的に説明する。
【0071】
以下の実施例及び比較例におけるシームレスベルト用材料の製造条件は次の通りである。なお、MFRはJIS K−7210に準拠した。測定温度は260℃、測定荷重は2.16kgである。
【0072】
▲1▼ 材料
表1に記載した配合量で各成分を二軸混練機を用いて溶融混練してペレット状の樹脂組成物とした。
【0073】
原料には下記のグレードを用いた。
【0074】
<成分A:PAT>
成分A−1:PBT;ノパドゥール5040ZS(商品名);MFR:4(g/10min)(三菱エンジニアリングプラスチックス(株)製)
成分A−2:PBT;ノパドゥール5020(商品名) ;MFR:12(g/10min)(三菱エンジニアリングプラスチックス(株)製)
<成分B:PC又はPAr>
成分B−1:PC;ユーピロンE2000(商品名) ;MFR:2(g/10min)(三菱エンジニアリングプラスチックス(株)製)
成分B−2:PAr;UポリマーU100(商品名) ;MFR:1(g/10min)(ユニチカ(株)製)
<成分C:導電性フィラー>
カーボンブラック;デンカブラック(電気化学工業(株)製)
<その他の任意成分>
ETFE(エチレン四フッ化エチレン共重合体);アフロンC55A(商品名)(旭硝子(株)製)
▲2▼ 混練条件
混練機 池貝機販(株)製 PCM45
混練温度 250℃
▲3▼ シームレスベルトの成形
上記材料をφ180mm環状ダイつき40mmφの押出機により、環状ダイ下方に溶融チューブ状態で押し出し、340mm長の長さで輪切りにして各表に記載の厚みの樹脂製導電性シームレスベルトとした。
【0075】
成形温度は230℃とした。
【0076】
▲4▼ 評価
評価は必要に応じ、シームレスベルトを必要な大きさに切り開いて実施した。
【0077】
<耐折回数>
JIS P−8115準拠
<表面抵抗率(Ω/□)>
表面抵抗率は市販の測定機を用いることで測定できるが、商品により測定できる抵抗領域が異なるので以下のように使い分けた。
表面抵抗が100×106Ω/□となるサンプルはロレスタを用いて測定した。
表面抵抗が106×1013Ω/□となるサンプルはハイレスタを用いて測定した。
表面抵抗が1013×1017Ω/□となるサンプルはR8340Aを用いて測定した。
ロレスタはダイヤインスツルメント(株)製であり、電極はASP端子とした。ハイレスタもダイヤインスツルメント(株)製であり、電極はHA端子とし、印加電圧は500Vとした。R8340Aはアドバンテスト(株)製であり、電極はJIS電極とし、印加電圧は500Vとした。測定時間はいずれも10秒とした。
【0078】
<外観>
成形したシームレスベルト表面(メルトフラクチャーの有無、その他外観)不良を目視により評価した。
【0079】
<画像評価>
成形して得たシームレスベルトのうち、表面抵抗率1×108〜1×109Ω/□のものを中間転写ベルトとして画像形成装置に搭載して画像出力し、得られた画像を目視で評価した。
【0080】
画像は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各単色のベタ画像とした。
【0081】
<シームレスベルトの周方向及びこれと直交方向Aの長さの偏差DC,DA
製造されたシームレスベルトの中から任意に1個のシームレスベルト1(図1参照)を選び出し、それぞれ図2のように周方向と直交方向Aに切り開き、周方向の長さを測定し、偏差DCを計算した。この測定は、ベルト幅方向に100mm毎に行った。
【0082】
また、製造されたシームレスベルト1の中から任意に1個を選び出し、図3のようにA方向に50mm幅に短冊状に切断して12個の片2を切り出し、各片のA方向の長さを測定し、A方向の長さの偏差DAを計算した。
【0083】
実施例1〜7及び比較例1〜6の測定結果を表1,2に示す。また、この実施例1〜7及び比較例1〜6についての考察を表1,2の後に記載する。
【0084】
【表1】
Figure 0003995368
【0085】
【表2】
Figure 0003995368
【0086】
<考察>
実施例1によると、成形性に優れ耐折回数高く引張弾性率も高く真円度(寸法精度)も優れ外観も良好なシームレスベルトが得られた。このシームレスベルトは、表面抵抗率が2.6E+08であり、中間転写ベルトなどに好適に使用できる。
【0087】
実施例2は、実施例1よりもPBT比率を高くしたものである。この実施例2は、シームレスベルト材料としての結晶性は高くなっているが、真円度は中間転写ベルトなどに使用しても特に問題のないレベルである。
【0088】
実施例3は、実施例1よりもPC比率を高くしたシームレスベルトである。
【0089】
特定の分子量範囲のPBTと特定の分子量範囲のPCを組み合わせるとPC比率を高くしてもエステル交換が起こりにくいので耐折回数は実施例1と比較してもそれほど小さくならない。
【0090】
実施例4は、実施例1よりもカーボン濃度を下げることで表面抵抗率を高くしたシームレスベルトである。このシームレスベルトは、中間転写ベルト,搬送転写ベルトなどに好適に使用することができる。
【0091】
実施例5は、実施例4よりもさらにカーボン濃度を下げることで表面抵抗率を高くしたシームレスベルトである。このシームレスベルトは、搬送転写ベルトなどに好適に使用することができる。
【0092】
実施例6は、実施例1よりもカーボン濃度を上げることで表面抵抗率を低くしたシームレスベルトである。このシームレスベルトは、感光体ベルトなどに好適に使用することができる。
【0093】
実施例7は、非晶性熱可塑性樹脂としてPArを用いたシームレスベルトである。このシームレスベルトは、PCを用いた実施例1同様に、真円度が良好なシームレスベルトである。
【0094】
比較例1は、PCのみからなるシームレスベルトである。このシームレスベルトは、成形性,真円度は良好であるが、耐折回数が低い。
【0095】
比較例2は、PCとMFRが12のPBTからなるシームレスベルトである。このシームレスベルトは、成形性,真円度は良好であり、耐折回数も比較例1よりは高いが、実用に耐えうるレベルではない。また、表面にPBT/PC分散不良起因と考えられる微細な外観不良が僅かに発生していることが認められた。
【0096】
比較例3は、MFRが12のPBTからなるシームレスベルトである。このシームレスベルトは、ドローダウンしやすく成形性が悪い。ドローダウンを防ぐために成形温度を240℃に下げて成形することにより、一応シームレスベルトを成形することができたが、このように成形条件を調整して得たシームレスベルトも材料の結晶性が高いため真円度が悪い。また、ドローダウンを防ぐため低い温度で成形したので表面にメルトフラクチャーによる外観不良が発生していた。成形条件が制限されることもあり、好ましいシームレスベルトではない。
【0097】
比較例4は、MFRが12のPBTにPCを配合して得たシームレスベルトである。MFRが12のPBTは少しのPC配合で耐折回数が急激に低くなる。耐折回数は比較例1,2よりは高いがここ数年の要求レベルに対してはまだ不足している。また、表面にPBT/PC分散不良起因と考えられる微細な外観不良が僅かに発生していることが認められた。
【0098】
比較例5は、MFRが4のPBTに対しPC,PArをいずれも配合しなかったシームレスベルトである。比較例3と異なりドローダウンしにくい点では成形性に優れるが、結晶性が高いので真円度(寸法精度)が十分ではなく、高い寸法精度が要求される画像形成装置には使えない場合がある。
【0099】
比較例6は、熱可塑性フッ素樹脂からなるシームレスベルトである。成形性,耐折回数に優れるが引張弾性率が低いので、例えば、中間転写ベルトとして使用した場合、強い張力がかかる使用条件下ではベルトが伸びて色ずれする事がある。
【0100】
【発明の効果】
本発明によれば、耐屈曲性に優れ、押出成形時にドローダウンすることなくシームレスベルトを得ることができ、得られたシームレスベルトは外観が良好で、画像形成装置等に良好に使用することができる。本発明によれば、かかるシームレスベルトを用いた画像形成装置用ベルト及びこの画像形成装置用ベルトを用いた画像形成装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】シームレスベルトの斜視図である。
【図2】シームレスベルトの特性測定のための説明図である。
【図3】シームレスベルトの特性測定のための説明図である。
【符号の説明】
1 シームレスベルト
2 片

Claims (9)

  1. 下記成分A,B及びCを含んでなることを特徴とするシームレスベルト。
    成分A:MFR(単位:g/10min)が1〜7の、ポリブチレンテレフタレートであるポリアルキレンテレフタレート
    成分B:MFR(単位:g/10min)が0.1以上9未満のポリカーボネート及び/又はポリアリレート
    成分C:導電性フィラー及び/又は導電性を付与できる物質。
    ただし、成分Aと成分Bの重量比A/Bが90/10〜50/50であり、成分A,B,Cの合計量を100重量部とした場合、成分Cの割合は5〜35重量部であり、MFRはJIS K−7210に準拠し、温度260℃、荷重2.16kgfにて測定した値である。
  2. 請求項1において、成分AのMFRと成分BのMFRが、
    1≦(成分AのMFR)/(成分BのMFR)≦4
    の関係にあることを特徴とするシームレスベルト。
  3. 請求項1又は2において、成分Bがポリカーボネートであることを特徴とするシームレスベルト。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項において、導電性フィラーまたは導電性を付与できる物質がカーボンブラックであることを特徴とするシームレスベルト。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項において、10〜30重量%の導電性フィラーを含むことを特徴とするシームレスベルト。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項において、表面抵抗率が1×10〜1×1016Ω/□であることを特徴とするシームレスベルト。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項において、押出成形、又は射出成形によって成形されることを特徴とするシームレスベルト。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載のシームレスベルトからなる画像形成装置用中間転写ベルト、搬送転写ベルト、又は感光体ベルトである画像形成装置用ベルト。
  9. 請求項8に記載の画像形成装置用ベルトを含むことを特徴とする画像形成装置。
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