JPH09201625A - パイプ多段ひも出し加工装置 - Google Patents
パイプ多段ひも出し加工装置Info
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- JPH09201625A JPH09201625A JP8008673A JP867396A JPH09201625A JP H09201625 A JPH09201625 A JP H09201625A JP 8008673 A JP8008673 A JP 8008673A JP 867396 A JP867396 A JP 867396A JP H09201625 A JPH09201625 A JP H09201625A
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Abstract
必要とする外径に一致させること。 【解決手段】 ダイ3の内周面には、パイプ1に形成す
べきひも部1a,1bの外形形状に応じた形状の複数の
溝3a,3bが形成されている。ポンチ2はパイプ1の
内側に配され、パイプ1の中心線O1 と平行に配される
回転軸2cと、各々の溝3a,3bと対向して回転軸2
cに設けられた複数の突起2a,2bとを有する。ポン
チ駆動装置300は、ポンチ2の突起2a,2bをパイ
プ1の内周面1cに圧接させながらポンチ2をパイプ1
の内周面1cに沿って回転させる。各々の突起2a,2
bは、パイプ1の内周面1cに圧接可能な円弧部2e,
2gを外周面に有し、複数の円弧部2e,2gは、加工
時、パイプ1の内周面1cに対し複数の突起2a,2b
間で交互に圧接状態となるよう互いに位相差をもたせて
形成されている。
Description
し加工装置、詳しくは、パイプの端部に複数のひも部を
形成するパイプ多段ひも出し加工装置に関するものであ
る。
の接続を強固なものとするために、図11および図12
に示すようにパイプ1の端部に複数のひも部1a,1b
を形成し、これらのひも部1a,1bでゴムホース等の
端部(図示せず。)の抜けを防止することが考えられて
いる。
のひも部を形成するパイプ多段ひも出し加工装置は、図
15に示すように、パイプ1を外側で固定するダイ3
と、パイプ1の内側に配されるポンチ2と、ポンチ2を
駆動するポンチ駆動装置(図示せず。)とを備える。こ
こで、ダイ3の内周面には、各ひも部1a,1bの外形
形状に応じた形状の複数の溝3a,3bが形成されてお
り、また、ポンチ2は、パイプ1の中心線O1 と平行に
配される回転軸2cと、各々の溝3a,3bと対向して
回転軸2cに設けられた複数の突起2a,2bとを有す
る。また、ポンチ駆動装置は、ポンチ2の突起2a,2
bをパイプ1の内周面に圧接させながらポンチ2をパイ
プ1の内周面に沿って回転させるよう構成されている。
パイプ多段ひも出し加工装置におけるポンチ2は、図1
3および図14に示すように、各突起2a,2bを円板
状に形成している。このため、図15に示すように、加
工時に、元部側の突起2bがパイプ1の内周面と圧接状
態にあることによって回転軸2cの先端側がパイプ1の
中心線O1 に向かう方向へ撓み、実際の回転軸2cの軸
心O3 は理想とする回転軸2cの軸心O2から比較的大
きな角度αだけずれるようになる。その結果、元部側の
突起2bにより形成されるひも部(先ひも部)1bにつ
いては必要とする外径φDを得ることができても、先端
側の突起2aにより形成されるひも部(奥ひも部)1a
については必要とする外径φDよりも小さな外径φdし
か得られなくなり、先ひも部1bと奥ひも部1aとで外
径にばらつきが生じるという問題があった。なお、その
他に、ひも部をバルジ加工により形成する方法として、
特開平5−154569号公報に記載される方法があ
る。
成で、先ひも部と奥ひも部の外径をそれぞれ必要とする
外径に一致させることができるパイプ多段ひも出し加工
装置を提供することを目的とする。
も出し加工装置は、ポンチの各々の突起の外周面に、パ
イプの内周面に圧接可能な円弧部を形成するとともに、
これらの円弧部を、加工時に、パイプの内周面に対し複
数の突起間で交互に圧接状態となるよう互いに位相差を
もたせて形成したことを特徴としている。
たことにより、複数の突起のうち1つの突起の円弧部が
パイプの内周面と圧接状態にあるときには他の突起の円
弧部はパイプの内周面と非圧接状態となる。従って、先
端側の突起の円弧部がパイプの内周面と圧接状態にある
とき、元部側の突起の円弧部はパイプの内周面と非圧接
状態となる。このため、このときの回転軸の軸心は、理
想とする軸心とほぼ一致し、先端側の突起の円弧部は溝
の中により深く侵入するようになる。この結果、奥ひも
部の外径は増大し、必要とする外径とほぼ一致するよう
になる。
おいて、ポンチの突起は、加圧部材が移動してポンチ支
持部材が回転部材の軸心と直交する方向へ移動すること
によってパイプの内周面に圧接される。そして、このよ
うな圧接状態の下で、回転部材が回転すると、ポンチの
突起は回転軸の軸心を中心として自転すると同時にポン
チは回転部材の軸心を中心として公転し、パイプにひも
部が形成される。
〜図10に基づいて説明する。
し加工装置の断面図を示している。
イプ1を保持するパイプ保持装置200と、パイプ保持
装置200に固定されたパイプ1の内側に配されるポン
チ2を駆動するポンチ駆動装置300とが配設されてい
る。
にも示すように、ベッド100の上に固定され、ボルト
4,5で連結される上下一対のダイ保持具6,7と、上
下一対のダイ保持具6,7によって形成される内部空間
8にセットされ、内周面でパイプ1を支持する上下一対
のダイ31,32と、上側のダイ保持具6に配設され、
上側のダイ31を下側のダイ32に押圧して上下一対の
ダイ31,32を強固に一体化させるダイ押えシリンダ
9とを備える。上下一対のダイ31,32の内周面に
は、パイプ1に形成される複数のひも部1a,1bの各
外形形状に応じた形状の環状溝3a,3bが形成されて
いる。
示すように、ベッド100の上に固定されたステータ部
材10と、ステータ部材10の内部空間11にベアリン
グ12,13を介して回転可能に収容され、プーリー1
4に掛けられたベルト15によって回転される回転部材
16と、回転部材16の内部空間17に、図1図示矢印
A方向すなわち回転部材16の軸心O4 方向へ移動可能
に配設された加圧部材18と、ベッド100の上に固定
されたシリンダ保持具19によって保持され、ロッド2
0の先端部がベアリング21を介して加圧部材18に連
結され、加圧部材18を図1図示矢印A方向へ移動させ
る圧接シリンダ22と、回転部材16の内部空間23
に、図1図示矢印A方向へ移動不能、かつ、加圧部材1
8の移動により図1,4(a)図示矢印B方向すなわち
回転部材16の軸心O4 と直交する方向へ移動可能に配
設され、ポンチ2の回転軸2cの端部2dをベアリング
24,25を介して回転可能に支持するポンチ支持部材
26とを備える。
1の中心線O1 とは一致させてある。また、ポンチ支持
部材26は、図4(a)に示すように、パイプ1側に位
置する前面26aが、回転部材16の内側に位置する後
面26bと比べ円周方向(図4(a)における左右方向
に対応する。)の幅が狭く形成されているとともに(図
4(b)参照;ここではポンチ支持部材26をくさび形
にする(a<b)ことで矢印A方向からの押圧力でも移
動しないようにしているが、実際には、図4(c)に示
したようにa=bであっても矢印A方向に移動しないよ
うに蓋を設けてもよい。)、ポンチ支持部材26を収容
する回転部材16の内部空間23は、ポンチ支持部材2
6の両側面26c,26dおよび後面26bと摺動可能
な壁面23a,23b,23cと、ポンチ支持部材26
の上下方向の幅よりも大きな間隔をもつ壁面23d,2
3eとによって形成されている。従って、ポンチ支持部
材26は、回転部材16の内部空間23において、図1
図示矢印A方向へは移動することができず、図1,4
(a)図示矢印B方向のみへ移動できる。
には、互いに接触可能な摺動面18a,26eが形成さ
れており、加圧部材18が図1図示矢印A方向へパイプ
1に向かって移動するに従って加圧部材18の摺動面1
8aがポンチ支持部材26の摺動面26eを図1,4
(a)図示矢印B方向へ押すことにより、ポンチ支持部
材26が図1,4(a)図示矢印B方向へ移動される。
に、端部2dがポンチ支持部材26に回転可能に支持さ
れる回転軸2cと、ダイ31,32の複数の溝3a,3
bの間隔と一致する所定の間隔を置いて回転軸2cに設
けられた複数の突起2a,2bとを備える。複数の突起
2a,2bは、各々円周方向に沿って円弧部2e,2g
と切欠部2f,2hとを有し、円周方向において、先端
側の突起(奥ひも部形成用突起)2aでは円弧部2eと
なる部分が元部側の突起(先ひも部形成用突起)2bで
は切欠部2hとなり、また、先端側の突起2aでは切欠
部2fとなる部分が元部側の突起2bでは円弧部2gと
なるよう構成されている。また、先端側の突起2aは、
ダイ31,32の溝(奥ひも部形成用溝)3aと対向
し、また、元部側の突起2bは、ダイ31,32の溝
(先ひも部形成用溝)3bと対向している。
ひも出し加工装置によるひも出し加工方法の一例を説明
する。
保持する。具体的には、上下一対のダイ31,32の内
部空間27にパイプ1を挿入し、ダイ押えシリンダ9を
作動させてロッド28で上側のダイ31を下側のダイ3
2に押し付ける。これにより、パイプ1は上下一対のダ
イ31,32の内周面で強固に保持される。
6を軸心O4 を中心として回転させる。回転部材16が
回転すると、ポンチ2は回転部材16の軸心O4 を中心
として図4(a)図示矢印C方向へ公転するようにな
る。
シリンダ22を作動させ、加圧部材18を図1図示矢印
A方向へ移動させる。加圧部材18の図1図示矢印A方
向への移動に伴い、ポンチ支持部材26は図1,4
(a)図示矢印B方向へ移動し、このポンチ支持部材2
6の図1,4(a)図示矢印B方向への移動に伴いポン
チ2は平行移動してパイプ1の内周面1cへ接近してゆ
き、複数の突起2a,2bのいずれかの円弧部2e,2
gがパイプ1の内周面1cに接触するようになる。複数
の突起2a,2bのいずれかの円弧部2e,2gがパイ
プ1の内周面1cに接触するようになると、ポンチ2は
軸心O2 を中心として自転を開始し、さらに加圧部材1
8が図1図示矢印A方向へ移動されることにより複数の
突起2a,2bの円弧部2e,2gが交互にパイプ1の
内周面1cに圧接状態となり、パイプ1の圧接箇所がダ
イ31,32の溝3a,3bに侵入し、パイプ1に溝3
a,3bの形状と一致する外形形状のひも部1a,1b
が形成される。
の突起2a,2bの円弧部2e,2gが交互にパイプ1
の内周面1cに圧接状態となる様子を示しており、図7
は、元部側の突起2bの円弧部2gがパイプ1の内周面
1cに圧接状態となっているときの様子を示し、一方、
図8は、先端側の突起2aの円弧部2eがパイプ1の内
周面1cに圧接状態となっているときの様子を示してい
る。
起2bの円弧部2gがパイプ1の内周面1cに圧接状態
となっているときには、先端側の突起2aの切欠部2f
が内周面1cと対向し円弧部2eは内周面1cに対し非
圧接状態となり、また、先端側の突起2aの円弧部2e
がパイプ1の内周面1cに圧接状態となっているときに
は、元部側の突起2bの切欠部2hが内周面1cと対向
し円弧部2gは内周面1cに対し非圧接状態となる。
bの円弧部2e,2gが交互にパイプ1の内周面1cに
対し圧接状態となり、2以上の円弧部2e,2gが同時
に内周面1cに対し圧接状態となることがないことか
ら、ポンチ2は、理想とする軸心O2 とほぼ一致した軸
心O3 を中心として自転するようになる。従って、先ひ
も部1bについて必要とする外径φDを得ることができ
ることは勿論のこと、奥ひも部1aについても同様に必
要とする外径φDを得ることができるようになる。
簡単な構成で必要とする外径のひも部を得ることができ
るようになる。なお、上記実施例では、2つの突起によ
り2つのひも部を形成する構成をとっているが、本発明
は、2つのひも部を形成する加工装置に限定されるもの
ではなく、3つ以上のひも部を形成する場合にも適用で
きる。重要なことは、複数のひも部を形成するにあたっ
て、複数の突起の各々の円弧部が同時にパイプの内周面
に対し圧接状態となることがないように構成することで
あり、このような構成によりポンチの軸心を理想とする
軸心にほぼ一致させることができ、その結果必要とする
外径のひも部を形成することができるのである。従っ
て、複数の突起は、円周方向において、ある突起では円
弧部となる部分が他の突起では切欠部となり、また、あ
る突起では切欠部となる部分が他の突起では円弧部とな
るよう構成されていることが重要であり、上記実施例の
突起以外に、例えば図9に示すように、各々の突起に1
つのみ円弧部を形成するよう構成してもよく、また、図
10に示すように、各々の突起において、円周方向にお
ける円弧部と切欠部の占める割合が等しくないよう構成
してもよい。
断面図
視図、図4(b)は、ポンチ支持部材26の一実施例、
図4(c)は、ポンチ支持部材26の他の実施例
図、(B)は図5図示VIB-VIB断面図
す断面図
の位置関係を示す断面図
応する図5図示VIA 矢視図、(B)は図6(B)に対応
する図5図示VIB-VIB 断面図
(A)に対応する図5図示VIA 矢視図、(B)は図6
(B)に対応する図5図示VIB-VIB 断面図
図示XIVA矢視図、(B)は図13図示XIVB-XIVB 断面図
を説明するための断面図
Claims (2)
- 【請求項1】 パイプに複数のひも部を形成するパイプ
多段ひも出し加工装置であって、 前記各ひも部の外形形状に応じた形状の複数の溝を内周
面に有するダイと、 前記パイプの内側に配されるポンチであって、前記パイ
プの中心線と平行に配される回転軸と、前記各々の溝と
対向して前記回転軸に設けられた複数の突起とを有する
ポンチと、 前記ポンチの突起を前記パイプの内周面に圧接させなが
ら前記ポンチを前記パイプの内周面に沿って回転させる
ポンチ駆動装置とを備え、 前記各々の突起は、前記パイプの内周面に圧接可能な円
弧部を外周面に有し、該複数の円弧部は、加工時、前記
パイプの内周面に対し複数の突起間で交互に圧接状態と
なるよう互いに位相差をもたせて形成されていることを
特徴とするパイプ多段ひも出し加工装置。 - 【請求項2】 前記ポンチ駆動装置は、 前記パイプの中心線を軸心として回転可能な回転部材
と、 前記回転部材の内部に、前記回転部材の軸心方向へ移動
可能に設けられた加圧部材と、 前記回転部材の内部に、前記回転部材の軸心方向へ移動
不能、かつ、前記加圧部材の移動により前記回転部材の
軸心と直交する方向へ移動可能に設けられ、前記ポンチ
の回転軸の端部を回転可能に支持するポンチ支持部材と
を備え、 前記加圧部材の移動により前記ポンチ支持部材が前記回
転部材の軸心と直交する方向へ移動し、前記ポンチの突
起が前記パイプの内周面に圧接されるとともに、 前記回転部材の回転により前記ポンチの突起が前記ポン
チの回転軸の軸心を中心として自転すると同時に前記ポ
ンチが前記回転部材の軸心を中心として公転することを
特徴とする請求項1に記載のパイプ多段ひも出し加工装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00867396A JP3744044B2 (ja) | 1996-01-22 | 1996-01-22 | パイプ多段ひも出し加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00867396A JP3744044B2 (ja) | 1996-01-22 | 1996-01-22 | パイプ多段ひも出し加工装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH09201625A true JPH09201625A (ja) | 1997-08-05 |
JP3744044B2 JP3744044B2 (ja) | 2006-02-08 |
Family
ID=11699460
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00867396A Expired - Fee Related JP3744044B2 (ja) | 1996-01-22 | 1996-01-22 | パイプ多段ひも出し加工装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3744044B2 (ja) |
Cited By (10)
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1996
- 1996-01-22 JP JP00867396A patent/JP3744044B2/ja not_active Expired - Fee Related
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