JP3590910B2 - 異形断面形の線材加工用スエージングマシン - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は卓上スエージングマシンにおいて、線材加工時に、ダイスが線材を定位置加工(線材が回転しない)するようにしたことを目的とする異形断面形の線材加工用スエージングマシンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来スエージングマシンおいては、ダイスが回転するので、必然的に線材も回転するようになっていた。
【0003】
また従来ハンマー及びダイスはスエージングハウジング内の案内部材間に放射方向摺動自在に嵌入され、前記案内部材はハウジングカバーにより定位置に保持されていた。
【0004】
また、小型卓上式スエージングマシンにおいては、モータ軸と、ハンマー及びローラーの回転手段とを直結している装置もあった(特公昭51−31232号公報)。
【0005】
【発明により解決すべき課題】
前記、従来のスエージングマシンは、ハンマー及びダイスの案内部材を回転して、線材を加工するので、必然的に線材が回転し、異形断面形の線材を正確に成形することがむつかしい問題点があった。
【0006】
然して従来被加工線材の挿入孔と、前記案内部材(本願発明のホルダーに相当)とは一体的でない為に、被加工線材の断面形状が円形(丸線)以外の場合には、正確な断面形状になり難い問題点があった。
【0007】
また、小型スエージングマシンにおいては、モータ軸と、案内部材とを直結して、ハンマー及びダイスに回転力を与えており、その質量によりフライホイールの役目を果すことができるが、案内部材を固定した場合にはフライホイールを別設しなければ、回転力の均一性を保ち難い問題点があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】
然るにこの発明は、フライホイールを利用してローラーに回転力を伝達すると共に、ハンマーとダイスとを同一ホルダーにセットし、ホルダーをスエージングハウジング内へ固定したので、被加工線材は定位置加工され、異形断面線の外形を正確に成形することに成功したのである。この発明は、モータ軸にフライホイールを直結し、フライホイールによりローラーを自転、公転させるようにしたものである。またダイスはホルダーにより定位置に保持され、線材に回転力を与えることなく定位置加工を行うことができる。
【0009】
即ちこの発明は、モータ軸と直結したフライホイールの回転により該フライホイールの内壁に当接したローラーを回転させてローラーを自転しつつ公転させ、該ローラーの公転によりハンマーを加圧し、該ハンマーを介してダイスを加圧し、これにより所定断面形状の線材を加工するスエージングマシンにおいて、一側に前記ダイスとハンマーとを内外放射状に保持したホルダーの一側を、前記ローラーの内側へ嵌入し、他側をスエージングハウジング内に着脱自在に固定したことを特徴とする異形断面形の線材加工用スエージングマシンである。
【0010】
また他の発明は、モータ軸と直結したフライホィールの内腔にローラーラックを介してローラーを嵌入架設し、前記フライホイールの内壁に当接したローラーを自転しつつ公転させ、該ローラーの公転によりハンマーを加圧させて、該ハンマーを介してダイスを加圧し、これにより所定断面形状の線材を加工するスエージングマシンにおいて、一側に前記ダイスとハンマーとを内外放射状に保持したホルダーの一側を、前記ローラーの内側へ嵌入し、他側をスエージングハウジング内に着脱自在に固定したことを特徴とする異形断面形の線材加工用スエージングマシンである。
【0011】
次に各部はスエージングハウジングの下部に、卓上設置用のベースを連結し、上部に手持部材を固定したものであり、ホルダーは一側にダイスハウジングとの固定用の鍔を設け、他側に筒状部を設けてその側壁に、ダイス及びハンマーを嵌入支持する案内溝を等間隔に穿設し、前記筒状部端面にカバーを固定したものである。
【0012】
前記において、スエージングマシンのハウジングはほぼ密閉されているので、その一部の孔(図示してない)から、オイルミストを圧入すれば、スエージングマシンの移動及び接触各部(ローラー、ハンマー、ダイス等)はオイルミストの雰囲気内で動作することになり、加工時の発熱等があっても適宜冷却されると共に、オイルミストが有効な潤滑剤となって、各部を保護し、連続長時間運転することができる。
【0013】
然して、モータ直結であるから、電圧制御などによってローラーの回転制御が容易であり、ダイス及びハンマーは、ホルダーの交換により任意の寸法形状のものと適時交換することができる。従って磨耗・損傷時の交換はもとより、加工すべき線材の断面形状又は寸法の変化にも容易に対応することができる。
【0014】
尚ダイスの形状及びモータ軸の中心孔の有無などにより長大な線材の加工、又は短線材の加工の何れにも対応し得ると共に、卓上型においては、スエージングマシンの設置位置の移動なども容易にできる。
【0015】
【作用】
この発明は、フライホイールによってローラーを保持させることにより、全体をコンパクトに出来ると共に、フライホイールの別設による回転軸の捻れがなくなる。
【0016】
またダイス及びハンマーのホルダーを一体的かつ取換え可能としたので、スエージングマシン外でセットし(セットしたものを用意し)簡単に取換えて使用することができる。
【0017】
【実施例1】
ベース1上に、スエージングハウジング2の下壁2aを固定し、スエージングハウジング2の側壁2bに、モータ3の取付板4を当接してモータ3の軸5が水平方向になるように架設固定する。
【0018】
前記軸5の先端にフライホイール6のボス7を固定し、フライホイール6の筒状部8の内腔9に、筒状のローラーラック10を嵌挿し、該ローラーラック10の側壁に設けた等間隔の弧状溝11内へローラー12を夫々回転自在に嵌挿する。この実施例においては、弧状溝11を8個設けたけれども、この数に限定はないので、通常4個〜16個使用することができるが、卓上型の通常の大きさで好ましくは4個〜8個である。前記スエージングハウジング2の前面(図1中右側面)に、ハウジングカバー13が固定され、ハウジングカバー13の中央部にホルダー14を嵌入する透孔15が設けられている。前記ホルダー14は一側に鍔16を設け、他側に筒状部17を設けて、該筒状部17の側壁に、ダイス18と、ハンマー19を順次嵌入支持する案内溝20を等間隔に嵌穿してある。案内溝20の数に限定はないが、実施例は4個である。案内溝20の数は、前記弧状溝11の数より通常少なくし、2個〜8個であって、好ましくは4個〜6個である。要するに、別組のダイスと同時加圧することは避けた方がよい場合が多い。図中21は筒状部のカバー、22は硬化ライナー、27は手持部、28はカバー固定ボルト、29はフライホイール固定ボルトである。
【0019】
前記実施例において、モータ3を始動すると、軸5の回転により、フライホイール6が図2中矢示23の方向へ回転すると、ローラー12も矢示24の方向へ自転しつつ、矢示23の方向へ公転する。ローラー12がハンマー19の外壁に達すると、ハンマー19を矢示25の方向へ加圧しつつ転動する。即ちハンマー19の後壁19aは、図2のように断面弧状に膨出しているので、その膨出量だけ、ハンマー19を矢示25の方向へ加圧することにまなり、ハンマー19に押されたダイス18も同方向へ移動し、被加工線材26を、ダイス18の孔形に従って加圧成形する。この場合にダイス18は定位置で線材を加圧するので、線製品はダイス孔形状による正確な断面形状となる。
【0020】
例えば2輪車の回転計などに使用する回転力伝達条は、捻り線の先端に嵌合突起があるが、この捻り線は自由に回転するので、加工時に回転外力が加えられると、突起の位置がずれ、計器等と正確に嵌合できる断面形状にならないおそれがあるが、この発明によれば前記のような問題点がなくなり、正確な形状で多量生産できる。
【0021】
【実施例2】
図6に示す実施例は、実施例1におけるダイス18をホルダー14の鍔16側から取出せるようにしたものである。
【0022】
即ちホルダー14の鍔16側の内側に、ダイス18を挿入し得る大きさの孔30を設けると共に、孔30にダイス押え用の環状体31を当接し、該環状体31を止リング32により支持し、止リング32をホルダー14の段部33に掛止したものである。尤もこの構造は一例であるから、従来公知の環状体などの脱抜防止手段を採用することができる。
【0023】
前記実施例において、止リング32を外し、環状体31を取り出すと、ダイス18を図6中、矢示34の方向へ引き出すことにより、ホルダー14を固定したままダイス18のみを取出すことができる。
【0024】
【発明の効果】
即ちこの発明によれば、ダイスおよびハンマーのホルダーをスエージングハウジングに固定し、ローラーを回転させたので、被加工線材に回転力を与えることなく、静置状態のままダイスの孔形状に沿って成形する効果がある。またダイスとハンマーをホルダーにセットしたまま交換できるので、交換作業がきわめて簡単であり稼働率を向上させることができる。
【0025】
更にフライホイールとローラーラックのホルダーを兼用したので、全体をコンパクトにできると共に、フライホイールを別製にした場合のような回転軸の捻りを皆無とすることができる効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の一部を切断した正面図。
【図2】同じく一部縦断拡大正面図。
【図3】同じくホルダーをホルダーカバー側から見た拡大斜視図。
【図4】同じくホルダーの鍔側から見た拡大斜視図。
【図5】同じくローラーラックのローラーを外した拡大斜視図。
【図6】同じく他の実施例の一部を切断した正面図。
【符号の説明】
1 ベース
2 スエージングハウジング
3 モータ
4 取付板
5 軸
6 フライホイール
7 ボス
8 筒状部
9 内腔
10 ローラーラック
11 弧状溝
12 ローラー
13 ハウジングカバー
14 ホルダー
15 透孔
16 鍔
17 筒状部
18 ダイス
19 ハンマー
20 案内溝
21 カバー
22 硬化ライナー
26 被加工線材
27 手持部
29 フライホイール
30 孔
31 環状体
32 止リング
33 段部
【産業上の利用分野】
この発明は卓上スエージングマシンにおいて、線材加工時に、ダイスが線材を定位置加工(線材が回転しない)するようにしたことを目的とする異形断面形の線材加工用スエージングマシンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来スエージングマシンおいては、ダイスが回転するので、必然的に線材も回転するようになっていた。
【0003】
また従来ハンマー及びダイスはスエージングハウジング内の案内部材間に放射方向摺動自在に嵌入され、前記案内部材はハウジングカバーにより定位置に保持されていた。
【0004】
また、小型卓上式スエージングマシンにおいては、モータ軸と、ハンマー及びローラーの回転手段とを直結している装置もあった(特公昭51−31232号公報)。
【0005】
【発明により解決すべき課題】
前記、従来のスエージングマシンは、ハンマー及びダイスの案内部材を回転して、線材を加工するので、必然的に線材が回転し、異形断面形の線材を正確に成形することがむつかしい問題点があった。
【0006】
然して従来被加工線材の挿入孔と、前記案内部材(本願発明のホルダーに相当)とは一体的でない為に、被加工線材の断面形状が円形(丸線)以外の場合には、正確な断面形状になり難い問題点があった。
【0007】
また、小型スエージングマシンにおいては、モータ軸と、案内部材とを直結して、ハンマー及びダイスに回転力を与えており、その質量によりフライホイールの役目を果すことができるが、案内部材を固定した場合にはフライホイールを別設しなければ、回転力の均一性を保ち難い問題点があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】
然るにこの発明は、フライホイールを利用してローラーに回転力を伝達すると共に、ハンマーとダイスとを同一ホルダーにセットし、ホルダーをスエージングハウジング内へ固定したので、被加工線材は定位置加工され、異形断面線の外形を正確に成形することに成功したのである。この発明は、モータ軸にフライホイールを直結し、フライホイールによりローラーを自転、公転させるようにしたものである。またダイスはホルダーにより定位置に保持され、線材に回転力を与えることなく定位置加工を行うことができる。
【0009】
即ちこの発明は、モータ軸と直結したフライホイールの回転により該フライホイールの内壁に当接したローラーを回転させてローラーを自転しつつ公転させ、該ローラーの公転によりハンマーを加圧し、該ハンマーを介してダイスを加圧し、これにより所定断面形状の線材を加工するスエージングマシンにおいて、一側に前記ダイスとハンマーとを内外放射状に保持したホルダーの一側を、前記ローラーの内側へ嵌入し、他側をスエージングハウジング内に着脱自在に固定したことを特徴とする異形断面形の線材加工用スエージングマシンである。
【0010】
また他の発明は、モータ軸と直結したフライホィールの内腔にローラーラックを介してローラーを嵌入架設し、前記フライホイールの内壁に当接したローラーを自転しつつ公転させ、該ローラーの公転によりハンマーを加圧させて、該ハンマーを介してダイスを加圧し、これにより所定断面形状の線材を加工するスエージングマシンにおいて、一側に前記ダイスとハンマーとを内外放射状に保持したホルダーの一側を、前記ローラーの内側へ嵌入し、他側をスエージングハウジング内に着脱自在に固定したことを特徴とする異形断面形の線材加工用スエージングマシンである。
【0011】
次に各部はスエージングハウジングの下部に、卓上設置用のベースを連結し、上部に手持部材を固定したものであり、ホルダーは一側にダイスハウジングとの固定用の鍔を設け、他側に筒状部を設けてその側壁に、ダイス及びハンマーを嵌入支持する案内溝を等間隔に穿設し、前記筒状部端面にカバーを固定したものである。
【0012】
前記において、スエージングマシンのハウジングはほぼ密閉されているので、その一部の孔(図示してない)から、オイルミストを圧入すれば、スエージングマシンの移動及び接触各部(ローラー、ハンマー、ダイス等)はオイルミストの雰囲気内で動作することになり、加工時の発熱等があっても適宜冷却されると共に、オイルミストが有効な潤滑剤となって、各部を保護し、連続長時間運転することができる。
【0013】
然して、モータ直結であるから、電圧制御などによってローラーの回転制御が容易であり、ダイス及びハンマーは、ホルダーの交換により任意の寸法形状のものと適時交換することができる。従って磨耗・損傷時の交換はもとより、加工すべき線材の断面形状又は寸法の変化にも容易に対応することができる。
【0014】
尚ダイスの形状及びモータ軸の中心孔の有無などにより長大な線材の加工、又は短線材の加工の何れにも対応し得ると共に、卓上型においては、スエージングマシンの設置位置の移動なども容易にできる。
【0015】
【作用】
この発明は、フライホイールによってローラーを保持させることにより、全体をコンパクトに出来ると共に、フライホイールの別設による回転軸の捻れがなくなる。
【0016】
またダイス及びハンマーのホルダーを一体的かつ取換え可能としたので、スエージングマシン外でセットし(セットしたものを用意し)簡単に取換えて使用することができる。
【0017】
【実施例1】
ベース1上に、スエージングハウジング2の下壁2aを固定し、スエージングハウジング2の側壁2bに、モータ3の取付板4を当接してモータ3の軸5が水平方向になるように架設固定する。
【0018】
前記軸5の先端にフライホイール6のボス7を固定し、フライホイール6の筒状部8の内腔9に、筒状のローラーラック10を嵌挿し、該ローラーラック10の側壁に設けた等間隔の弧状溝11内へローラー12を夫々回転自在に嵌挿する。この実施例においては、弧状溝11を8個設けたけれども、この数に限定はないので、通常4個〜16個使用することができるが、卓上型の通常の大きさで好ましくは4個〜8個である。前記スエージングハウジング2の前面(図1中右側面)に、ハウジングカバー13が固定され、ハウジングカバー13の中央部にホルダー14を嵌入する透孔15が設けられている。前記ホルダー14は一側に鍔16を設け、他側に筒状部17を設けて、該筒状部17の側壁に、ダイス18と、ハンマー19を順次嵌入支持する案内溝20を等間隔に嵌穿してある。案内溝20の数に限定はないが、実施例は4個である。案内溝20の数は、前記弧状溝11の数より通常少なくし、2個〜8個であって、好ましくは4個〜6個である。要するに、別組のダイスと同時加圧することは避けた方がよい場合が多い。図中21は筒状部のカバー、22は硬化ライナー、27は手持部、28はカバー固定ボルト、29はフライホイール固定ボルトである。
【0019】
前記実施例において、モータ3を始動すると、軸5の回転により、フライホイール6が図2中矢示23の方向へ回転すると、ローラー12も矢示24の方向へ自転しつつ、矢示23の方向へ公転する。ローラー12がハンマー19の外壁に達すると、ハンマー19を矢示25の方向へ加圧しつつ転動する。即ちハンマー19の後壁19aは、図2のように断面弧状に膨出しているので、その膨出量だけ、ハンマー19を矢示25の方向へ加圧することにまなり、ハンマー19に押されたダイス18も同方向へ移動し、被加工線材26を、ダイス18の孔形に従って加圧成形する。この場合にダイス18は定位置で線材を加圧するので、線製品はダイス孔形状による正確な断面形状となる。
【0020】
例えば2輪車の回転計などに使用する回転力伝達条は、捻り線の先端に嵌合突起があるが、この捻り線は自由に回転するので、加工時に回転外力が加えられると、突起の位置がずれ、計器等と正確に嵌合できる断面形状にならないおそれがあるが、この発明によれば前記のような問題点がなくなり、正確な形状で多量生産できる。
【0021】
【実施例2】
図6に示す実施例は、実施例1におけるダイス18をホルダー14の鍔16側から取出せるようにしたものである。
【0022】
即ちホルダー14の鍔16側の内側に、ダイス18を挿入し得る大きさの孔30を設けると共に、孔30にダイス押え用の環状体31を当接し、該環状体31を止リング32により支持し、止リング32をホルダー14の段部33に掛止したものである。尤もこの構造は一例であるから、従来公知の環状体などの脱抜防止手段を採用することができる。
【0023】
前記実施例において、止リング32を外し、環状体31を取り出すと、ダイス18を図6中、矢示34の方向へ引き出すことにより、ホルダー14を固定したままダイス18のみを取出すことができる。
【0024】
【発明の効果】
即ちこの発明によれば、ダイスおよびハンマーのホルダーをスエージングハウジングに固定し、ローラーを回転させたので、被加工線材に回転力を与えることなく、静置状態のままダイスの孔形状に沿って成形する効果がある。またダイスとハンマーをホルダーにセットしたまま交換できるので、交換作業がきわめて簡単であり稼働率を向上させることができる。
【0025】
更にフライホイールとローラーラックのホルダーを兼用したので、全体をコンパクトにできると共に、フライホイールを別製にした場合のような回転軸の捻りを皆無とすることができる効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の一部を切断した正面図。
【図2】同じく一部縦断拡大正面図。
【図3】同じくホルダーをホルダーカバー側から見た拡大斜視図。
【図4】同じくホルダーの鍔側から見た拡大斜視図。
【図5】同じくローラーラックのローラーを外した拡大斜視図。
【図6】同じく他の実施例の一部を切断した正面図。
【符号の説明】
1 ベース
2 スエージングハウジング
3 モータ
4 取付板
5 軸
6 フライホイール
7 ボス
8 筒状部
9 内腔
10 ローラーラック
11 弧状溝
12 ローラー
13 ハウジングカバー
14 ホルダー
15 透孔
16 鍔
17 筒状部
18 ダイス
19 ハンマー
20 案内溝
21 カバー
22 硬化ライナー
26 被加工線材
27 手持部
29 フライホイール
30 孔
31 環状体
32 止リング
33 段部
Claims (4)
- モータ軸と直結したフライホイールの回転により該フライホイールの内壁に当接したローラーを回転させてローラーを自転しつつ公転させ、該ローラーの公転によりハンマーを加圧し、該ハンマーを介してダイスを加圧し、これにより所定断面形状の線材を加工するスエージングマシンにおいて、一側に前記ダイスとハンマーとを内外放射状に保持したホルダーの一側を、前記ローラーの内側へ嵌入し、他側をスエージングハウジング内に着脱自在に固定したことを特徴とする異形断面形の線材加工用スエージングマシン。
- モータ軸と直結したフライホィールの内腔にローラーラックを介してローラーを嵌入架設し、前記フライホイールの内壁に当接したローラーを自転しつつ公転させ、該ローラーの公転によりハンマーを加圧させて、該ハンマーを介してダイスを加圧し、これにより所定断面形状の線材を加工するスエージングマシンにおいて、一側に前記ダイスとハンマーとを内外放射状に保持したホルダーの一側を、前記ローラーの内側へ嵌入し、他側をスエージングハウジング内に着脱自在に固定したことを特徴とする異形断面形の線材加工用スエージングマシン。
- スエージングハウジングの下部に、卓上設置用のベースを連結し、上部に手持部材を固定したことを特徴とする請求項1又は2記載の異形断面形の線材加工用スエージングマシン。
- ホルダーは一側にダイスハウジングとの固定用の鍔を設け、他側に筒状部を設けてその側壁に、ダイス及びハンマーを嵌入支持する案内溝を等間隔に穿設し、前記筒状部端面にカバーを固定したことを特徴とする請求項1又は2記載の異形断面形の線材加工用スエージングマシン。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11095794A JP3590910B2 (ja) | 1994-05-25 | 1994-05-25 | 異形断面形の線材加工用スエージングマシン |
CN94116457A CN1066078C (zh) | 1994-05-25 | 1994-09-26 | 异形剖面形状线材加工用镦锻机 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11095794A JP3590910B2 (ja) | 1994-05-25 | 1994-05-25 | 異形断面形の線材加工用スエージングマシン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07314073A JPH07314073A (ja) | 1995-12-05 |
JP3590910B2 true JP3590910B2 (ja) | 2004-11-17 |
Family
ID=14548818
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11095794A Expired - Fee Related JP3590910B2 (ja) | 1994-05-25 | 1994-05-25 | 異形断面形の線材加工用スエージングマシン |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3590910B2 (ja) |
CN (1) | CN1066078C (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN103394621B (zh) * | 2013-08-09 | 2015-06-17 | 杨东佐 | 一种单向旋转顶针可调节的镦锻机及工作方法 |
CN106018082B (zh) * | 2016-05-16 | 2019-01-18 | 中国航空工业集团公司西安飞机设计研究所 | 一种异型剖面型材施加拉伸载荷的方法 |
CN111151693B (zh) * | 2020-01-21 | 2022-02-22 | 建龙北满特殊钢有限责任公司 | 一种精锻机锻造圆角方钢成型方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3149509A (en) * | 1961-04-26 | 1964-09-22 | Fenn Mfg Company | Swaging machine |
KR960006620B1 (ko) * | 1992-04-20 | 1996-05-22 | 게이이찌로오 요시다 | 고정밀도 스웨이징 방법 및 스웨이징 장치 |
-
1994
- 1994-05-25 JP JP11095794A patent/JP3590910B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1994-09-26 CN CN94116457A patent/CN1066078C/zh not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07314073A (ja) | 1995-12-05 |
CN1066078C (zh) | 2001-05-23 |
CN1119564A (zh) | 1996-04-03 |
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