JP2813703B2 - スパイラルベベルギアの製造装置 - Google Patents

スパイラルベベルギアの製造装置

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JP2813703B2
JP2813703B2 JP4191772A JP19177292A JP2813703B2 JP 2813703 B2 JP2813703 B2 JP 2813703B2 JP 4191772 A JP4191772 A JP 4191772A JP 19177292 A JP19177292 A JP 19177292A JP 2813703 B2 JP2813703 B2 JP 2813703B2
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豊和 川畑
亜明 柳井
達夫 石原
貞明 阿久津
和明 福田
信治 大喜
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ギア咬合による駆動騒
音等を低減させるために用いられるスパイラルベベルギ
アの製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スパイラルベベルギアを製造する
場合には、切削加工により行うのが一般的である。つま
り、この種のベベルギアが直歯型のベベルギアと異な
り、例えば図4に示すように、歯先部分が歯元部分に対
して周方向に湾曲して軸芯方向に折り重なるような形状
となるから、通常の金型成型による冷間鍛造では、プレ
ス成型後に成型された素材が金型から抜き外すことが出
来ないので、夫々の歯部を切削加工により形成するよう
にしたものである。
【0003】しかし、切削加工によるときは、多数の湾
曲形状のギア歯を形成する必要があるために加工に時間
がかかり、製造コストが高くなる弊害があった。そこ
で、スパイラルベベルギアを鍛造により成型する手段と
して、特公昭57−52136号公報に示される手段が
提案された。この鍛造手段では、成型後に成型されたベ
ベルギヤを金型から抜き外す際に、固定の金型の中心に
配備した突出棒で成型されたベベルギヤから軸心方向に
突き外すとともに、この突出棒を強制回転させることで
ベベルギヤに歯形に沿う方向の回転を与え、もって固定
の金型からベベルギヤを抜き外すようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記手段によると、ス
パイラルベベルギアを鍛造により成型して金型から抜き
外すことができる特徴を有しているのであるが、ねじり
角などの仕様が異なったベベルギアを成型するために金
型を変更した場合に、これに応じて突出棒の回転駆動の
仕様も変更しなければならず、金型の取り替え段取りに
手数のかかることが推測される。従って、この従来手段
は、金型の取り替えなく同一仕様のギヤを多数製造する
場合に有効であるが、仕様の異なるベベルギヤを比較的
少数づつ製造したい場合に利用すると、頻繁な金型取り
替え段取りに多くの時間と手間を要し、全体としての作
業効率が低下することが予想され、また、予め突出棒の
回転駆動手段を成型するギヤの仕様に合わせて予め各種
準備しておく必要もあり、設備費用がかかるとともに、
金型および突出棒の回転駆動手段の管理が煩わしいもの
になることが予想される
【0005】本発明は、このような点に着目してなされ
たものであって、仕様の異なるスパイラルベベルギアを
少数づつ鍛造するために頻繁に金型を取り替えるような
場合であっても、その段取りにあまり手数を要すること
もなく、能率よく作業を遂行することのできる製造装置
を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴構成は、ギ
ア歯部を成型する第1金型とギアボス部を成型する第2
金型とを相対接近駆動して、両金型間に装填した素材を
スパイラルベベルギアに冷間鍛造成型するよう構成する
とともに、金型分離工程において、前記第1金型をギア
軸芯周りに遊転回動可能に構成してある点にある。
【0007】
【作用】第1金型と第2金型との間に素材を装填して各
金型を接近駆動して第1金型によりギア歯部を成型して
第2金型よりギアボス部を成型した後、これらの各金型
を分離させて成型されたスパイラルベベルギアを取り出
す際、ギア歯部を成型した第1金型がギア軸芯周りで遊
転回動するからギア歯部の成型箇所において軸芯方向に
折り重なる陰の部分が存在しても、ギア歯部の周方向屈
曲面に沿って第1金型が追従回動してベベルギアから第
1金型を容易に抜き外すことができる。また、仕様の異
なったベベルギアを成型するために金型を変更しても、
そのギア歯部の周方向屈曲面に沿って第1金型が追従回
動して、ベベルギアから第1金型が抜き外されることに
なる。
【0008】
【発明の効果】従って、本発明によれば、スパイラルベ
ベルギアを冷間鍛造により短時間の加工時間で製造する
ことが可能となって、切削加工の場合に比較して加工時
間を短縮して製造コストの低減を図ることができるので
あるが、特に、ベベルギアから第1金型が抜き外すの
に、第1金型がギヤ歯面のひねりに合わせて自由に追従
回動させるので、ベベルギアを強制回転させるような手
段は一切不要であり、単に第1金型が遊転できればよ
く、仕様の異なったギヤを製造する際にも金型を単に取
り替えるだけでよく、金型の取り替え段取りが簡単にな
る分、作業全体の能率向上が期待できる。。
【0009】また、仕様の異なったベベルギアを比較的
少量づつ成型する場合に適用しても、金型の変更自体は
一般的な金型変更とほとんど変わらない簡単なものとな
り、金型変更の段取りに多大な時間をかけることなく、
能率的に鍛造作業を行うことができ、少量多品種の製造
に特に好適に利用できる。
【0010】
【実施例】以下、実施例を図面に基いて説明する。図
1、図2にスパイラルベベルギアの冷間鍛造装置〔製造
装置の一例〕を示している。この装置は、図5に示すよ
うなスパイラルギアGのギア歯部1を成型する上部金型
2〔第1金型の一例〕とスパイラルギアGのボス部3を
成型する下部金型4〔第2金型の一例〕を上下に対向す
る状態で配備するとともに、下部金型4は床面に位置固
定状態で載置支持するとともに、下部金型4の素材成型
用孔部6には図示しない押圧装置により昇降駆動自在な
押圧ピストン7をスライド自在に内嵌してある。上部金
型2は図示しない押圧昇降機構により所定ストロークで
上下移動駆動される支持部8により上下動可能に支持し
てあり、下方側に向けて下部金型4に接当した状態で所
定の押圧力で押圧固定する状態と押圧を解除して上方に
持ち上げ各金型2,4を離間させる状態とに切り換え自
在に構成してある。又、上部金型2は前記支持部8から
固設延設した受け部9によりベアリング10を介して持
ち上げ移動するよう構成してある。尚、前記押圧固定状
態においては、ベアリング10と受け部9との間には僅
かに隙間が生じるよう構成して、ベアリング10に大き
な押圧力が掛からないようにしてある。この鍛造装置に
よるスパイラルベベルギアGの製造工程について説明す
る。先ず、上部金型2を上方に離間させた状態で下部金
型4の素材成型用孔部6にベベルギアの円筒状素材Sを
装填する(図1)。そして、上部金型2を下方に移動さ
せて下部金型4に接当して所定の押圧力で押圧固定した
状態で、前記押圧ピストン7を上方に向けて強い力で押
圧移動させ、上部金型2に予め形成してあるギア歯部成
型部11に沿う形状になるよう素材を押し込んで冷間鍛
造成型する(図2)。この鍛造成型が終了した後、支持
部8を上方に持ち上げると、上部金型2においてギア歯
部成型部11と成型されたベベルギアG同士が密着状態
で接しているからスパイラルベベルギアGの歯部1にお
ける軸芯方向での折り重なり形状に起因して、上部金型
2の上方持ち上がりを阻止しようとするが、上部金型2
が支持部8に対してベアリング10を介してベベルギア
Gの軸芯X周りで回動しながら上方に持ち上がり、上記
したような歯部1における抜き方向障害が解消され、円
滑に両金型2,4が離間することとなり、前記押圧ピス
トン7を少し上方に移動させて成型されたスパイラルベ
ベルギアGが取り出し可能となる(図3)。
【0011】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】鍛造成形前の冷間鍛造装置の断面図
【図2】鍛造成形後の冷間鍛造装置の断面図
【図3】ギア取り出し時の冷間鍛造装置の断面図
【図4】スパイラルベベルギアの部分断面図
【図5】スパイラルベベルギアの側面図
【符号の説明】
1 ギア歯部 2 第1金型 3 ボス部 4 第2金型 X ギア軸芯
フロントページの続き (72)発明者 石原 達夫 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (72)発明者 阿久津 貞明 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (72)発明者 福田 和明 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (72)発明者 大喜 信治 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (56)参考文献 特開 平1−254340(JP,A) 特公 昭57−52136(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B21K 1/30 B21J 5/02 B21J 13/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ギア歯部(1)を成型する第1金型
    (2)とギアボス部(3)を成型する第2金型(4)と
    を相対接近駆動して、両金型(2),(4)間に装填し
    た素材をスパイラルベベルギアに冷間鍛造成型するよう
    構成するとともに、金型分離工程において、前記第1金
    型(2)をギア軸芯(X)周りに遊転回動可能に構成し
    てあるスパイラルベベルギアの製造装置。
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