JP3051151U - 線材矯正器 - Google Patents

線材矯正器

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JP3051151U
JP3051151U JP1998000382U JP38298U JP3051151U JP 3051151 U JP3051151 U JP 3051151U JP 1998000382 U JP1998000382 U JP 1998000382U JP 38298 U JP38298 U JP 38298U JP 3051151 U JP3051151 U JP 3051151U
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義宗 王
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 まっすぐで品質のよい線材が得られる線材矯
正器を提供する。 【解決手段】 固定枠架1は第一架板部11aおよび第
二架板部11bを含む。第一架板部11aおよび第二架
板部11bの両側に各々端板部12a、12bを設け、
各端板部12a、12bには突き軸121a、121b
がある。また、第一、第二列ガイド組には、各々多数の
ガイド輪21a、21bが相対に傾斜して固定枠架1の
第一架板部11aおよび第二架板部11bの間に枢接さ
れる。各ガイド輪21a、21bは固定枠架1に随じて
線材の円周を囲み、公転を行って線材を矯正し、また線
材に随じて外に引出し、自転により線材のローリング矯
正を行う。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、線材を矯正する線材矯正器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、比較的小さい径の回転軸の加工において、例えばコンピュータで使 用されているファンモータの回転軸あるいはその他の小さい径の軸棒の場合、皆 コイル状の線材から線材を引出して切断をした後、必要の形に加工をしている。 しかし、コイル状の線材を引出した後では、線材自体は湾曲する傾向があり、直 接線材を切断しても、まっすぐになっていないので回転軸に使用することができ ない。このため現在では、線材を切断する前に、一般に該線材を線材矯正器で矯 正した後に切断し、次に線材を加工して製品にする。
【0003】 図1および図2は、従来より知られている線材矯正器100である。固定枠架 101があり、該固定枠架101の両端には各々突き軸102a、102bが突 延ばされ、該固定枠架101を駆動モータで駆動して回転をさせる。第一架板1 01aおよび第二架板101bの両側に、垂直で多数の固定板103、104を 各々締留め、ならびに各固定板103、104の内側に各々ガイド塊103a、 104aを締留め、各ガイド塊103a、104aは該固定枠架101に随じて 固定枠架の回転軸心100aを囲んで回転する。これによって作業のとき、先に コイル状の線材の自由端を一端の突き軸102aに差込み、両側の各ガイド塊1 03a、104aの間に伸入させ、次に別の突き軸102bから外に差出した後 に該駆動モータを駆動し、該固定枠架101が各ガイド塊103a、104aを 連動させ、該回転軸心100aにともなって回転をする。これは、各ガイド塊1 03a、104aで線材Lの外径を囲んで回転させ、該線材をまっすぐに矯正さ せるものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 ただし、各ガイド塊103a、104aは、固定板103、104の上に固定 されているので自身の回転ができず、線材Lを矯正したときはただ摩擦して線材 を矯正し、極めて短い矯正の時間では、有効に線材Lをまっすぐにすることがで きない。このため、引出した線材Lはやはり少々の湾曲現象があるので、精密回 転軸の使用に適さない欠点がある。なお、この矯正の時間とは、該線材が矯正器 に進入してから線材を矯正器から引出した時間をいう。
【0005】 各ガイド塊103a、104aが線材の矯正作業をしたときは、自転をしてい ないので、線材Lはガイド塊103a、104aに対して継続して定点的に磨耗 を生じ、該ガイド塊103a、104aは極めて急速に磨耗して損壊する。そし て、各ガイド塊103a、104aが磨耗によって欠陥不平を形成した場合、固 定枠架101に随じて線材Lの外径を回転させて矯正したときは、さらに極めて 容易に線材Lの上に凹みの痕跡を生じさせて不良品にさせる欠点がある。
【0006】 上記のように、従来の矯正器は線材をまっすぐに矯正することができず、少々 の湾曲現象があると、ガイド塊が急速に磨耗を生じるために、矯正した線材に容 易に凹みの痕跡を生じさせる。 したがって、本考案の目的は、線材をまっすぐかつ品質のよいものに矯正する 線材矯正器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するための本考案の手段によると、固定枠架は第一架板部お よび第二架板部を含み、第一架板部と第二架板部との両側に各々端板部を連設し 、かつ各端板部から外に向けて軸方向に突き軸を突延ばし、固定枠架を両側の突 き軸によって二つの支え軸承の間に枢設し、駆動モータで連動させて回転させる 。また、第一、第二列ガイド輪組を含む。第一、第二列ガイド輪組は、各々多数 のガイド輪を有し、各々傾斜して固定枠架の第一、第二架板部の間に枢設され、 第一列ガイド輪組および第二列ガイド輪組の各ガイド輪は相対して傾斜して取付 される。これで、コイル状の線材の自由端を一端の突き軸から差入れ、軸向きに 第一、第二列ガイド輪組の間に伸入させ、そして別端の突き軸から引出した後に 駆動モータを起動し、線材矯正器を回転させる。各傾斜向きのガイド輪の公転お よび自転で線材を矯正し、出てきた線材を直線状態にする。
【0008】 以上のように、固定枠架の第一、第二架板部間に第一、第二列ガイド輪組を枢 設し、かつ該第一、第二列ガイド輪組の各ガイド輪を相対させて傾斜させ、該第 一、第二架板部の間に枢設し、線材を矯正して直線度が高く良い品質の線材を提 供し、回転軸等の製品の加工を達成する。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図3から図7は、本考案の実施例による傾斜向きガイド輪式の線材矯正器10 を示し、次のものを含む。固定枠架1は、その両側に各々突き軸121a、12 1bが突延ばされている。また、第一、第二列ガイド輪組2a、2bには、各々 多数のガイド輪21a、21bがあり、各々傾斜して該固定枠架1の中に枢設さ れ、該第一、第二列ガイド輪組2a、2bは相対的に傾斜して取付けられている 。これで、コイル状の線材の自由端を一端の突き軸121aから差込み、該第一 、第二列ガイド輪組2a、2bの間に差入れて別の一端の突き軸121bから外 に出す。駆動モータを起動して該線材矯正器10を回転させ、傾斜させて枢接し た各ガイド輪21a、21bを該線材Lの外周縁に沿って公転させ、かつ該線材 Lを外に向けて引出したときに連動させて自転させ、ローリングで該線材Lの矯 正を行い、これによって外に引出した線材Lを直線状態にする。
【0010】 該固定枠架1は、図4から図7に示すように第一架板部11aおよび第二架板 部11bを含む。該第一、第二架板部11a、11bの両端の間には、各々端板 部12a、12bがあり、各端板部12a、12bから外に向かって突き軸12 1a、121bを突延ばし、かつ軸向きに通し孔122a、122bを貫通させ 、該固定枠架1を両側の突き軸121a、121bによって両支え軸承の間に枢 装し、駆動モータで駆動して回転させる。そして、上記の該第一架板部11aお よび該第二架板部11bは、各々多数の傾斜板部13を設け、該第一、第二架板 部11a、11b上の任意の隣接した傾斜板部13を相対させて傾斜させ、該第 一架板部の各傾斜板部13は傾斜して該第二架板部11bの傾斜板部13と対正 し、かつ該第一、第二架板部11a、11b上の任意の隣接した傾斜板部13の 上は、交差して枢接溝131を形成し、各ガイド輪21a、21bを傾斜させて 該第一、第二架板部11a、11bの間に枢設する。
【0011】 該第一列ガイド輪組2aには、図4および図5に示すように多数のガイド輪2 1aがあり、各ガイド輪21aは回転軸部22をその中に差しはめ、該回転軸部 22の両端は各々該第一、第二架板部11a、11bの第一側Aの対応した傾斜 板部13の枢接溝131を貫通し、ナット221で該回転軸部22の底端を締付 ける。これによって、各ガイド輪21aを傾斜させて第一、第二架板部11a、 11bの第一側Aに枢接する。該第一、第二架板部11a、11bの第一側Aの 板縁には、多数の定位ねじ23が設けられている。その各定位ねじ23の前端は 、枢接溝131と対応してその中に突伸し、各定位ねじ23の前縁を調整ができ るように各ガイド輪21aの回転軸部22の外縁に突押し、各ガイド輪21aが 線材の外縁を囲んで公転して線材Lを矯正するときに外に向かって移動するのを 妨げる。
【0012】 該第二列ガイド輪組2bには、図4および図6に示すように、多数のガイド輪 21bがあり、各ガイド輪21bは回転軸部22をその中に差しはめ、該回転軸 部22の両端は各々第一、第二架板部11a、11bの第二側Bの対応した傾斜 板部13の枢接溝131を貫通し、ナット221で該回転軸部22の底端を締付 ける。これによって、各ガイド輪21bを傾斜させて安定させ、第一、第二架板 部11a、11bの第二側Bに枢設する。該第一、第二架板部11a、11bの 第二側Bの板縁には多数の定位ねじ23が設けられており、その各定位ねじ23 の前端は枢接溝13と対応してその中に突入し、各定位ねじ23の前縁を調整が できるように各ガイド輪21bの回転軸部22の外縁に突押し、各ガイド輪21 bが線材の外縁を囲んで公転して線材Lを矯正したときに外に向かって移動する のを妨げる。
【0013】 上記で述べた各ガイド輪21a、21bの中段は、内凹みで弧形凹み溝を環設 し、線材Lの矯正をするときにちょうどよく該線材Lの外周縁を包み被せる。 以上のように、本実施例は、各ガイド輪21a、21bを傾斜させて線材Lの 外周縁に貼寄せ、該線材矯正器10を駆動したとき、各ガイド輪21a、21b は該固定枠架1に随じて線材Lの外周縁を囲んで公転し、かつ線材Lを継続して 外に向けて引出したとき、同時に各ガイド輪21a、21bを連動させて自転す るので、円滑に線材を送り出すとともに線材Lに対してローリング矯正を行い、 線材矯正器10から引出された線材Lはまっすぐになり、小径の回転軸を製作す るための線材Lになる。
【0014】 なお、該固定枠架の中の第一、第二架板部および各端板部を一体成形してもよ い。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の線材矯正器を示す立体図である。
【図2】従来の線材矯正器を示す平面図である。
【図3】本考案の実施例による線材矯正器を示す立体図
である。
【図4】本考案の実施例による線材矯正器を示す平面図
である。
【図5】図3の5−5線断面図である。
【図6】図3の6−6線断面図である。
【図7】本考案の実施例による線材矯正器を示す側面図
である。
【符号の説明】
1 固定枠架 2a 第一列ガイド輪組 2b 第二列ガイド輪組 10 線材矯正器 11a 第一架板部 11b 第二架板部 12a、12b 端板部 13 傾斜板部 21a、21b ガイド輪 22 回転軸部 23 定位ねじ 121a、121b 突き軸 122a、122b 通し孔 131 枢接溝 221 ナット L 線材

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定枠架と、第一列ガイド輪組と、第二
    列ガイド輪組とを備え、 前記固定枠架は、第一架板部および第二架板部を有し、
    前記第一架板部と前記第二架板部との両側の間に各々端
    板部が設けられ、その端板部から外に向かって軸方向に
    突き軸が延び、かつ通し孔が形成され、 前記第一列ガイド輪組は、複数のガイド輪を有し、その
    ガイド輪は傾斜して前記第一、第二架板部の第一側の間
    に設けられ、 前記第二列ガイド輪組は、複数のガイド輪を有し、その
    ガイド輪は傾斜して前記第一、第二架板部の第二側の間
    に設けられ、 前記第一列ガイド輪組のガイド輪および前記第二列ガイ
    ド輪組のガイド輪は、相対して傾斜しており、前記固定
    枠架の第一、第二架板部の間に設けられることを特徴と
    する線材矯正器。
  2. 【請求項2】 前記第一架板部および前記第二架板部に
    は、各々複数の傾斜板部が設けられ、前記第一、第二架
    板部の上の任意の隣接した傾斜板部は相対的に傾斜し、
    前記第一架板部の傾斜板部は傾斜して前記第二架板部の
    傾斜板部と対応し、かつ前記第一、第二架板部の上の任
    意の隣接した傾斜板部上には枢接溝が交差して形成さ
    れ、前記枢接溝に第一、第二列ガイド輪組のガイド輪が
    傾斜して組付けられることを特徴とする請求項1記載の
    線材矯正器。
  3. 【請求項3】 前記第一、第二架板部の両側縁には、各
    々複数の定位ねじが設けられ、前記定位ねじは前記枢接
    溝に対応して旋回し、前記定位ねじの前縁は前記ガイド
    輪の回転軸部の外縁に突寄せられることを特徴とする請
    求項2記載の線材矯正器。
  4. 【請求項4】 前記第一、第二列ガイド輪組のガイド輪
    上には、弧形凹み溝が形成されることを特徴とする請求
    項1記載の線材矯正器。
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