JPH09200304A - 通信端末装置 - Google Patents

通信端末装置

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JPH09200304A
JPH09200304A JP513796A JP513796A JPH09200304A JP H09200304 A JPH09200304 A JP H09200304A JP 513796 A JP513796 A JP 513796A JP 513796 A JP513796 A JP 513796A JP H09200304 A JPH09200304 A JP H09200304A
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Application number
JP513796A
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English (en)
Inventor
Yoshiharu Sagiya
喜春 鷺谷
Toshiaki Kounoe
俊彰 鴻江
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定の転送先と通信が成立しない場合でも、
別の転送先へ転送することにより、通話が成立する確率
を向上させる。 【解決手段】 発信元からのSETUP を受信する(104
で肯定される)と、転送先番号テーブルを検索し優先順
位の一番高い転送先を選択し(108)、該転送先へ発
呼する(110)。該転送先から所定時間内に応答が無
い場合(122で肯定)、該転送先から通信拒否のエラ
ー応答があった場合(128で肯定)等には、該転送先
への発呼を中止し転送先番号テーブルから次に優先順位
が高い転送先を選択し(124)、選択した転送先へ発
呼する(110)。このように予め定めた優先順位に従
って順次転送先への転送を試行していくので、何れかの
転送先への転送が成立する、即ち通話が成立する確率を
向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信端末装置に係
り、より詳しくは、制御情報伝送用のDチャネルとユー
ザデータ伝送用の2つのBチャネルとを利用して通信サ
ービスを行うISDN網に接続され、一方のBチャネルで発
信元からの呼を着信した場合、もう一方のBチャネルを
使用して転送先に接続し、これら2つのBチャネルを接
続することにより、発信元と転送先とを接続して前記発
信元からの呼を転送先へ転送する機能を有する通信端末
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりデジタル通信技術の発達に伴
い、例えば日本電信電話株式会社(NTT)のサービス
の一つであるISDN(Integrated Service Digital Netwo
rk)網の利用が広まっている。ISDN網が提供する付加サ
ービスの中に、着信転送サービスと呼ばれるサービスが
存在する。この着信転送サービスは、転送元が発信元か
ら着信した呼を別の端末(転送先)へ転送したい場合
に、転送元とISDN網とのやりとりにより、目的とする転
送先へ、その呼を転送元から転送することができる、と
いうものである。
【0003】しかし、このISDN網が提供する着信転送サ
ービスを利用するには、かなり高額な利用料金(NTT
で400円〜1000円)がかかる。そこで、ISDN網の
着信転送機能を利用せずに、端末側の機能によって着信
転送を行う技術が提案されている(特開平2−9075
8号公報、特開平2−134948号公報参照)。
【0004】この技術は、図7のシーケンス図に示すよ
うに、転送元Aが、ISDN網における制御信号伝送用の2
つのBチャネルのうち、一方のBチャネル(B1チャネ
ル)で発信元Bからの呼を着信した場合、もう一方のB
チャネル(B2チャネル)を使用して予め定めた転送先
Cに接続し、これら2つのBチャネルを接続することに
より、発信元Bと転送先Cとを接続して発信元Bからの
呼を転送先Cへ転送するというものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この技
術では、転送先Cからの応答が無い場合、又は転送先C
が通信ビジー等のため呼を着信できない場合は、通話が
成立しなかった。このため通話が成立するか否かは特定
の転送先Cの状態にかかっていたため、通話が成立する
確率を向上させることは困難であった。
【0006】本発明は上記問題点を解消するために成さ
れたものであり、所定の転送先と通信が成立しない場合
でも、別の転送先へ転送することにより、通話が成立す
る確率を向上させることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の通信端末装置は、制御情報伝送用の
Dチャネルとユーザデータ伝送用の2つのBチャネルと
を利用して通信サービスを行うISDN網に接続され、一方
のBチャネルで発信元からの呼を着信した場合、もう一
方のBチャネルを使用して転送先に接続し、これら2つ
のBチャネルを接続することにより、発信元と転送先と
を接続して前記発信元からの呼を転送先へ転送する機能
を有する通信端末装置であって、複数の転送先と、各転
送先に対し予め定めた転送優先順位と、を対応付けた転
送優先順位テーブルを記憶したメモリと、発信元からの
呼を着信した場合に、前記メモリから前記転送優先順位
テーブルを読み出し、該転送優先順位テーブルにおける
転送優先順位に従って順次転送先への転送を試行する転
送試行手段と、を有することを特徴とする。
【0008】また、請求項2記載の通信端末装置では、
請求項1記載の通信端末装置において、前記転送試行手
段は、転送先からの応答を予め定めた時間内に受信しな
かった場合、該転送先への転送を中止し、転送優先順位
に従って次の転送先への転送を試行することを特徴とす
る。
【0009】この請求項1記載の通信端末装置はメモリ
を有しており、このメモリには、複数の転送先と各転送
先に対し予め定めた転送優先順位とを対応付けた転送優
先順位テーブルが記憶されている。
【0010】このような通信端末装置において、発信元
からの呼を着信すると、転送試行手段が、メモリから転
送優先順位テーブルを読み出し、該転送優先順位テーブ
ルにおける転送優先順位に従って順次転送先への転送を
試行する。即ち、最初に転送優先順位テーブルにおける
最も転送優先順位の高い転送先への転送を試行し、この
転送が成立しない場合には、次に転送優先順位の高い転
送先への転送を試行する。このように転送優先順位に従
って順次転送先への転送を試行していくので、何れかの
転送先への転送が成立する、即ち通話が成立する確率を
向上させることができる。
【0011】上記のように順次転送先への転送を試行し
ていく際に、一の転送先への転送試行に多くの時間を費
やしていては、転送処理の処理効率が低下してしまう。
そこで、請求項2記載の発明のように、転送試行手段
は、転送先からの応答を予め定めた時間内に受信しなか
った場合、該転送先への転送を中止し、転送優先順位に
従って次の転送先への転送を試行することにより、一の
転送先への転送試行に多くの時間を費やしてしまうこと
を防止し、転送処理の処理効率低下を回避することがで
きる。
【0012】上記目的を達成するために、請求項3記載
の通信端末装置は、制御情報伝送用のDチャネルとユー
ザデータ伝送用の2つのBチャネルとを利用して通信サ
ービスを行うISDN網に接続され、一方のBチャネルで発
信元からの呼を着信した場合、もう一方のBチャネルを
使用して転送先に接続し、これら2つのBチャネルを接
続することにより、発信元と転送先とを接続して前記発
信元からの呼を転送先へ転送する機能を有する通信端末
装置であって、複数の転送先と、各転送先に対し予め定
めた転送優先順位と、を対応付けた転送優先順位テーブ
ルを記憶したメモリと、転送先からのエラー応答を受信
した場合、該エラー応答の内容に基づいて、転送優先順
位に従って次の転送先への転送を試行するか前記転送先
への転送を再試行するかを判断する判断手段と、前記判
断手段による判断結果に基づいて、前記メモリから前記
転送優先順位テーブルを読み出し該転送優先順位テーブ
ルにおける転送優先順位に従って次の転送先への転送を
試行するか、又は所定時間後に前記転送先への転送を再
試行する転送制御手段と、を有することを特徴とする。
【0013】また、請求項4記載の通信端末装置では、
請求項3記載の通信端末装置において、前記判断手段
は、前記エラー応答の内容及び転送される情報の種類に
基づいて、判断することを特徴とする。
【0014】また、請求項5記載の通信端末装置では、
請求項4記載の通信端末装置において、前記判断手段
は、前記エラー応答の内容が通信ビジーであり且つ転送
される情報が音声である場合に、前記転送先への転送を
再試行すると判断することを特徴とする。
【0015】ところで、通話の成立する確率を向上させ
るためには、上記請求項1記載の発明のように転送優先
順位テーブルにおける転送優先順位に従って順次転送先
への転送を試行する以外にも、転送先からのエラー応答
の内容によっては(例えば、転送先が通信ビジーである
場合等は)、該転送先への転送を再試行することも有効
である。
【0016】そこで、請求項3記載の発明では、転送先
からのエラー応答を受信すると、判断手段によって、該
エラー応答の内容に基づいて、転送優先順位に従って次
の転送先への転送を試行するか前記転送先への転送を再
試行するかを判断する。そして、転送制御手段が、その
判断結果に基づいて、メモリから転送優先順位テーブル
を読み出し該転送優先順位テーブルにおける転送優先順
位に従って次の転送先への転送を試行するか、又は所定
時間後に転送先への転送を再試行する。
【0017】また、請求項4記載の発明のように、判断
手段は、エラー応答の内容のみならず、エラー応答の内
容及び転送される情報の種類に基づいて、上記判断を行
っても良い。ここでの転送される情報の種類としては、
音声又はデータ(情報処理装置等で処理される2値化さ
れた情報)がある。
【0018】特に、音声通信であれば、転送先が通信ビ
ジーであっても時間を置いて再発呼することにより通話
できる可能性が高いので、請求項5記載の発明のよう
に、判断手段が、エラー応答の内容が通信ビジーであり
且つ転送される情報が音声である場合に、転送先への転
送を再試行すると判断する。これにより、音声通信で転
送先が通信ビジーである場合に、転送制御手段が所定時
間後に転送先への転送を再試行するので、転送先への転
送が成立する(通話が成立する)確率を向上させること
ができる。
【0019】このようにエラー応答の内容又は転送され
る情報の種類に応じて、適切に転送制御を行うことがで
き、転送先への転送が成立する(通話が成立する)確率
をさらに向上させることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施形態を説
明する。
【0021】図1には、本発明に係る通信端末装置10
のブロック図が示されている。この通信端末装置10
は、ISDN網36に接続されており、ISDN網36が提供す
る制御情報伝送用のDチャネルとユーザデータ伝送用の
2つのBチャネルとを利用する機能を有する。
【0022】この通信端末装置10も含め、ISDN網36
に接続され、上記Dチャネル及び2つのBチャネルを利
用可能な端末には、それぞれ固有の識別番号(アドレ
ス)が予め設定されており、ISDN網36を介して着信転
送を行う際の転送先や転送元などは該当する端末のアド
レスによって指定する。
【0023】通信端末装置10には、通信端末装置10
全体の制御を行うCPU12と、装置全体を制御するた
めの制御プログラム等が予め記憶されたROM28と、
制御プログラム等が使用するワークエリアとしてのRA
M14と、が設けられている。
【0024】また、通信端末装置10には、磁気ディス
ク装置等で構成され電源切断後でも記憶しておくべきデ
ータの記憶装置としての不揮発性記憶装置16と、オペ
レータが各種処理の開始・停止指示等の操作を行うため
のキーボード及び各種処理に関する情報を表示するため
のディスプレイにより構成された操作表示装置18と、
送信原稿を読み取る読取装置20と、読取装置20によ
り読み取った画像データに対し符号化、復号化、拡大、
縮小等の処理を行う画像処理装置22と、画像データ専
用のメモリとしての画像蓄積装置24と、が設けられて
いる。
【0025】また、通信端末装置10には、例えば、G
4ファクシミリ通信等のデジタル網に適した通信を制御
する通信制御部30と、ISDN網に接続するための基本イ
ンタフェースを制御するISDN網基本インタフェース装置
34と、該ISDN網基本インタフェース装置34に接続さ
れISDN網の第2階層、第3階層の制御処理を行うISDN網
信号処理部32と、ISDN網基本インタフェース装置34
にB1チャネル及びB2チャネルの2つのチャネルを介
して接続され該B1、B2チャネルのスイッチ処理を行
うスイッチ部38と、アナログ信号とデジタル信号との
相互変換を行うコーデック部40と、が設けられてい
る。
【0026】更に、通信端末装置10には、スピーカや
マイク等を含んで構成された音声モジュール44と、音
声モジュール44の動作を制御する音声モジュール制御
部42と、着信転送処理を制御する着信転送処理部46
と、が設けられている。
【0027】以上の装置のうち音声モジュール44を除
く他の装置は、システムバス26を介して相互に接続さ
れている。
【0028】次に、本実施形態の作用を説明する。以下
では、着信転送における転送元としての通信端末装置1
0A(以下、転送元Aと称す)における着信転送制御処
理について説明する。
【0029】転送元A側のオペレータが転送元Aの操作
表示装置18によって着信転送制御処理の実行開始を指
示すると、転送元AのCPU12によって図2に示す制
御ルーチンが実行開始される。
【0030】図2のステップ102では着信転送の設定
を行う。この着信転送の設定では、図6に示すように、
着信転送において自端末が転送元になった場合に、転送
先となる複数の端末のアドレス(以下、転送先番号と称
す)を優先順位づけして設定する。この図6に示す優先
順位−転送先番号の対応テーブル(以下、転送先番号テ
ーブルと称す)70は不揮発性記憶装置16に記憶され
る。
【0031】次のステップ104では発信元からの呼設
定メッセージ(以下、SETUP メッセージと称す)の受信
待ちを行う。ここで、発信元Bが転送元Aへ発呼する
と、図3における矢印T1部のように発信元BからのSE
TUP メッセージがISDN網を介して転送元Aへ送信され
る。
【0032】転送元Aで発信元BからのSETUP メッセー
ジを受信すると、図2のステップ104で肯定判定され
ステップ106へ進み、B1(又はB2)チャネルで自
端末(転送元A)と発信元Bとを接続する(図3の矢印
T2部)。
【0033】次のステップ108では、不揮発性記憶装
置16から転送先番号テーブル70を読み出し、該転送
先番号テーブル70を検索して優先順位の一番高い転送
先番号(図6では番号C)を選択する。次のステップ1
10では上記ステップ108で選択した転送先番号に対
応する転送先Cへ発呼し、次のステップ112では、転
送先Cからの応答待ちタイムアウトを判定するための応
答待ちタイマをスタートする。
【0034】次のステップ114では、転送先Cが正常
に着呼したか否かを判定する。ここで転送先Cが正常に
着呼していない場合は、ステップ120へ進み、転送先
Cからエラー応答を受信したか否かを判定する。
【0035】なお、転送先Cが転送元Aへエラー応答を
送信する方法としては、例えば、図4(A)に示す解放
完了メッセージ(以下、REL COMPメッセージと称す)8
0の最後尾に理由表示情報要素82を設け、図4(B)
に示す理由表示情報要素82における理由表示値の領域
82Aに、予め「通信拒否」という意味付けをした理由
表示値(例えば、#21)を格納して転送元Aへ送信す
る方法がある。即ち、図3に示すように、理由表示値
(例えば、#21)が格納された理由表示情報要素を含
むREL COMPメッセージ(図3のREL COMP(CAUSE) )は転
送先CからISDN網36を介して転送元Aへ転送され、転
送元Aでは、REL COMPメッセージ80内に格納された理
由表示値(例えば、#21)を解釈することにより、転
送先Cによる「通信拒否」の旨を認識することができ
る。
【0036】同様に、転送先Cが他の通信で使用中のた
め通信エラーとなった場合は、図4(C)に示す理由表
示情報要素82における理由表示値の領域82Aに、予
め「着ユーザビジー」という意味付けをした理由表示値
(例えば、#17)を格納して転送先Cから転送元Aへ
理由表示情報要素を含むREL COMPメッセージが送信され
る。
【0037】ステップ120で転送先Cからエラー応答
を受信していない場合はステップ122へ進み、応答待
ちタイマがタイムアウトしたか否かを判定する。応答待
ちタイマがタイムアウトしていなければステップ114
へ戻り、応答待ちタイマがタイムアウトしていたら、ス
テップ124へ進む。
【0038】ステップ124では、現在の転送先(即
ち、転送先C)への発呼を中止し、図6に示す転送先番
号テーブル70から次に優先順位の高い転送先番号を検
索し選択する。そして、ステップ110へ戻り、ステッ
プ124で選択した転送先(次に優先順位の高い転送先
番号の転送先、即ち図6の転送先番号テーブル70によ
れば転送先D)へ発呼する。
【0039】このように本実施形態では、転送先Cから
の応答を予め定めた応答待ち時間内に受信しなかった場
合、該転送先Cへの転送を中止し、優先順位に従って次
の転送先への転送に切り替えることにより、一つの転送
先への転送試行に多くの時間を費やしてしまうことを防
止し、転送処理の処理効率低下を回避することができ
る。
【0040】ところで、上記ステップ120で、転送先
Cからエラー応答を受信した場合(図3の矢印T3
部)、ステップ126へ進み、エラー応答の内容を解析
する。そして、次のステップ128では、その解析結果
に基づいて、エラー応答の内容が通信拒否であるか否か
を判定する。ここで、エラー応答の内容が通信拒否であ
る場合は、転送先Cへは何度発呼しても通信エラーにな
ると判断できるので、ステップ124へ進み、転送先C
への発呼を中止し、転送先番号テーブル70から次に優
先順位の高い転送先番号を検索し選択する。そして、ス
テップ110へ戻り、ステップ124で選択した転送先
(次に優先順位の高い転送先番号Dに対応する転送先
D)へ発呼する(図3の矢印T4部)。
【0041】図3に示すように、転送元AからのSETUP
メッセージを転送先Dが受信し、通信可能であれば、転
送先DからCONNメッセージがISDN網36へ送信される。
そして、ISDN網36は転送元AへCONNメッセージを、転
送先DへCONN ACKメッセージを、それぞれ送信する。
【0042】転送元Aでは、上記ステップ124の処理
の後、ステップ114へ戻り、転送先Dが正常に着呼し
たか否かを判定するが、ここでは肯定判定し、ステップ
116へ進む。ステップ116では、上記ステップ10
6で使用したチャネルと別のチャネルで自端末(転送元
A)と転送先Cとを接続する(図3の矢印T5部)。そ
して、次のステップ118ではB1チャネルとB2チャ
ネルとをスイッチ部38によって接続し、発信元Bから
転送先Cへの転送を開始する(図3の矢印T6部)。
【0043】一方、ステップ128でエラー応答の内容
が通信拒否でない場合は、ステップ130へ進み、エラ
ー応答の内容が着ユーザビジーであるか否かを判定す
る。ここで、エラー応答の内容が着ユーザビジーでない
場合は、転送先Cにおいて着ユーザビジーや通信拒否以
外のエラーが発生したと判断できるので、ステップ12
4へ進み、転送先Cへの発呼を中止し、転送先番号テー
ブル70から次に優先順位の高い転送先番号を検索し選
択する。
【0044】一方、ステップ130でエラー応答の内容
が着ユーザビジーである場合は、ステップ132へ進
み、通信の種類が音声通信であるか否かを(即ち、音声
通信であるかデータ通信であるかを)、上記ステップ1
04で受信した図5に示す発信元BからのSETUP メッセ
ージ90に含まれる伝送能力92、低位レイヤ整合性9
4、高位レイヤ整合性96の何れかの情報要素の内容に
基づいて判定する。このステップ132で通信の種類が
音声通信でなくデータ通信である場合は、ステップ12
4へ進み、転送先Cへの発呼を中止し、転送先番号テー
ブル70から次に優先順位の高い転送先番号を検索し選
択する。
【0045】一方、ステップ132で通信の種類が音声
通信である場合は、時間を置けば転送先Cへ転送できる
可能性が高いので、ステップ134へ進み、時間を置い
て転送先Cへ再発呼する。
【0046】このように本実施形態によれば、転送優先
順位に従って順次転送先への転送を試行していくので、
何れかの転送先への転送が成立し、通話が成立する確率
を向上させることができる。
【0047】さらに、本実施形態によれば、転送先から
のエラー応答の内容又は転送される情報の種類に応じ
て、適切に転送制御を行うことができ、転送先への転送
が成立し、通話が成立する確率をさらに向上させること
ができる。
【0048】なお、上記実施形態では、転送先Cからの
エラー応答を転送先CからのREL COMPメッセージの最後
尾に設けた理由表示情報要素に、予め定めた理由表示値
を格納してREL COMPメッセージと共に送信する実施形態
を示したが、REL COMPメッセージの最後尾にユーザ・ユ
ーザ情報要素を設け、該ユーザ・ユーザ情報要素を用い
てエラー応答を転送元Aへ送信しても良い。
【0049】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、転送優先
順位に従って順次転送先への転送を試行していくので、
何れかの転送先への転送が成立する、即ち通話が成立す
る確率を向上させることができる、という効果が得られ
る。
【0050】また、請求項2記載の発明によれば、転送
先からの応答を予め定めた時間内に受信しなかった場
合、該転送先への転送を中止し、転送優先順位に従って
次の転送先への転送を試行することにより、一の転送先
への転送試行に多くの時間を費やしてしまうことを防止
し、転送処理の処理効率低下を回避することができる、
という効果が得られる。
【0051】また、請求項3乃至請求項5の何れか1項
に記載の発明によれば、エラー応答の内容又は転送され
る情報の種類に応じて、適切に転送制御を行うことがで
き、転送先への転送が成立する(通話が成立する)確率
をさらに向上させることができる、という効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の通信端末装置の概略構成を示すブ
ロック図である。
【図2】転送元Aで実行される制御ルーチンを示す流図
である。
【図3】本実施形態における転送元A、発信元B、転送
先C間の通信手順を示すシーケンス図である。
【図4】(A)はREL COMPメッセージの構成例を示す図
であり、(B)は理由表示情報要素に通信拒否の旨の理
由表示値を格納した例を示す図であり、(C)は理由表
示情報要素に着ユーザビジーの旨の理由表示値を格納し
た例を示す図である。
【図5】SETUP メッセージの構成例を示す図である。
【図6】転送先番号テーブルの一例を示す表である。
【図7】従来の着信転送を実行時の転送元A、発信元
B、転送先C間の通信手順を示すシーケンス図である。
【符号の説明】
10 通信端末装置 12 CPU 16 不揮発性記憶装置(メモリ) 36 ISDN網 46 着信転送処理部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御情報伝送用のDチャネルとユーザデ
    ータ伝送用の2つのBチャネルとを利用して通信サービ
    スを行うISDN網に接続され、一方のBチャネルで発信元
    からの呼を着信した場合、もう一方のBチャネルを使用
    して転送先に接続し、これら2つのBチャネルを接続す
    ることにより、発信元と転送先とを接続して前記発信元
    からの呼を転送先へ転送する機能を有する通信端末装置
    であって、 複数の転送先と、各転送先に対し予め定めた転送優先順
    位と、を対応付けた転送優先順位テーブルを記憶したメ
    モリと、 発信元からの呼を着信した場合に、前記メモリから前記
    転送優先順位テーブルを読み出し、該転送優先順位テー
    ブルにおける転送優先順位に従って順次転送先への転送
    を試行する転送試行手段と、 を有する通信端末装置。
  2. 【請求項2】 前記転送試行手段は、転送先からの応答
    を予め定めた時間内に受信しなかった場合、該転送先へ
    の転送を中止し、転送優先順位に従って次の転送先への
    転送を試行することを特徴とする請求項1記載の通信端
    末装置。
  3. 【請求項3】 制御情報伝送用のDチャネルとユーザデ
    ータ伝送用の2つのBチャネルとを利用して通信サービ
    スを行うISDN網に接続され、一方のBチャネルで発信元
    からの呼を着信した場合、もう一方のBチャネルを使用
    して転送先に接続し、これら2つのBチャネルを接続す
    ることにより、発信元と転送先とを接続して前記発信元
    からの呼を転送先へ転送する機能を有する通信端末装置
    であって、 複数の転送先と、各転送先に対し予め定めた転送優先順
    位と、を対応付けた転送優先順位テーブルを記憶したメ
    モリと、 転送先からのエラー応答を受信した場合、該エラー応答
    の内容に基づいて、転送優先順位に従って次の転送先へ
    の転送を試行するか前記転送先への転送を再試行するか
    を判断する判断手段と、 前記判断手段による判断結果に基づいて、前記メモリか
    ら前記転送優先順位テーブルを読み出し該転送優先順位
    テーブルにおける転送優先順位に従って次の転送先への
    転送を試行するか、又は所定時間後に前記転送先への転
    送を再試行する転送制御手段と、 を有する通信端末装置。
  4. 【請求項4】 前記判断手段は、前記エラー応答の内容
    及び転送される情報の種類に基づいて、判断することを
    特徴とする請求項3記載の通信端末装置。
  5. 【請求項5】 前記判断手段は、前記エラー応答の内容
    が通信ビジーであり且つ転送される情報が音声である場
    合に、前記転送先への転送を再試行すると判断すること
    を特徴とする請求項4記載の通信端末装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002078547A1 (fr) * 2001-03-14 2002-10-10 Hamamatsu Photonics K.K. Detecteur de carcinome mammaire

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