JP2631893B2 - 着信端末の認識方法及びisdn網応答方式並びにisdn端末装置 - Google Patents

着信端末の認識方法及びisdn網応答方式並びにisdn端末装置

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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ISDN端末システムにおける着信端末の認識
方法及びISDN網応答方式並びにISDN端末装置に関し、特
にISDN網のT点またはS点に端末がマルチポイント接続
される場合の端末システム、ISDN端末の機能の改良に関
するものである。
(従来の技術) 近年、ディジタル回線網として、ISDNが開発され、こ
れにより音声、画像、データなどの各種の媒体をベース
にした種々の情報通信サービスが期待されている。
かかるサービス統合網は、ユーザ側において、一本の
加入者線に多数のISDN端末を接続し使用することができ
るものであり、ISDNでは、基本インタフェースにおける
配線形態の一つとして、1対n配線(バス配線)が規定
されている。すなわち、Iインタフェースではバス配線
も可能となっており、上記1対n配線では、最大8台ま
での端末を接続することが可能である。バスとの接続点
にはソケットが設けられ、どこのソケットにコネクタを
差し込んでも通信は可能である。
(発明が解決しようとする課題) しかして、ISDNでは、その呼設定メッセージに各種の
情報要素が含まれ、代表的なものの一つが整合性確認情
報であり、当該メッセージには、サブアドレスを含める
ことができる。
従来は、ISDN網のT点またはS点にマルチポイント接
続される交換機にとって、内線側の端末は、呼設定の整
合能力があって、応答可か否かはわからなかった。
特定端末を指定して、すなわちISDN網のユーザ側のア
クセスポイントであるT点またはS点にマルチポイント
接続された端末を指定して着信するために、サブアドレ
スによる上述の端末指定方法があるが、かかる通信方法
において、指定端末か、通信中または未接続である場
合、次のような切断処理に至るか、あるいは着ユーザ応
答なしで切断される。
すなわち、網側はこれらを認識できないために、着信
のための「呼設定」メッセージを送信するが、この場
合、他に通信可能な端末があっても、通信中に指定着信
があると、「着ユーザビジー」の「理由表示」を含む
「解放完了」メッセージを送出して切断に至るか、ある
いは未接続のときは、呼設定メッセージが2回まで着信
して一定時間経過後にはタイムアウトにより着ユーザ応
答なしで切断されてしまう。2度目の呼設定でも応答せ
ざるときは、最終的には呼廃棄処理が行われるのであ
り、このときは、ISDN網のT/S点に複数端末を接続して
成る同一バス上への着呼につき、ユーザ側はこれを知る
ことはない(故障等で端末が接続されていない状態(こ
の種の端末システムでは、移動時にコネクタ差し込み不
良も起こり得る)もあり、接続予定はあるものの現実に
は接続されていなかった状態などもある)。
もし、そのままの状態で放置すれば、すなわち、適切
に未接続状態を解消しないと、再び当該サブアドレスを
直接指定した発呼がなされた場合には、同様の結果を招
き、結果的には通信を望んでいる相手発呼者を待たせる
ことになる。
また、該ケースを含めて前者のケースにおいても、他
に通信可能な端末がありながら、一律に、上記のメッセ
ージを送出して切断に至るが故に、やはり相手を待たせ
る結果ともなる。
本発明の目的は、ISDN網のT/S点に端末が接続される
端末システムにおいて、上述のような相手を待たせる結
果となることを防止しようとすることにある。
(課題を解決するための手段及び作用) 本発明は、ISDN網のT点またはS点にマルチポイント
接続された複数端末を有する端末システムにおいて、網
側の呼設定メッセージ送出に対する応答待ちタイマのタ
イムアウトによる再度の呼設定メッセージを受信した場
合に、サブアドレスで指定された端末が応答不能な状態
であると判断するようにすることによって、適切に対応
し得るようにしたものである。
また、本発明のISDN網応答方式は、ISDN網のT点また
はS点にマルチポイント接続された複数端末を有する端
末システムにおいて、網側からの再度の呼設定メッセー
ジの受信によりサブアドレスでの指定端末の無応答を検
出した場合、前記T点またはS点にマルチポイント接続
された端末であって、通信の整合性を有しかつ自サブア
ドレスが前記サブアドレスと異なる端末が、前記再度の
呼設定メッセージによる着信により、代理着信を行うよ
うにすることによって、迅速に対応し相手を待たせるこ
とをより確実に防ぐことができるようにしたものであ
る。
(実施例) 以下、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図及び第2図、第7図及び第8図は、本発明の実
施例を示し、第1図は本発明の一実施例装置の構成を示
すブロック図であり、また、第2図は本実施例装置の説
明に供するための通信網と端末の接続形態を含めた端末
システムの一例を示す。
まず、第2図に示すように、端末システムはISDNネッ
トワークに収容されており、ここでは、ISDN網の伝送路
50より回線終端装置NT1(DSU)40を経た点であるT点に
マルチポイント接続された複数の端末を有する。
ISDNでは、既述したように、バス上にISDN端末とし
て、1本の加入者線を有するユーザにおいて最大8ポイ
ントまで端末を接続可能であって、図には、同一バス30
上に接続された端末(TE1)100−1,端末(TE1′)100−
2が示されている。
本実施例は、このようにT点にマルチポイント接続さ
れた複数の端末についての機能に改良が加えられてい
る。
例えば、その一つは、後述するように、ISDN網応答方
式の改良であり、特にマルチポイント接続された複数端
末に、サブアドレスにより端末指定着信があった場合
に、当該端末がアイドルでない場合の代理着信機能であ
る。また、他の一つは、着信端末の認識方法である。
第1図において、図示の端末装置は、通信制御部110
と、端末機能制御部120と、キーボード130と、タイマ14
0と、RAM150とを備えており、ISDN網のT点に接続され
る。上記通信制御部110ではレイヤ1、レイヤ2、レイ
ヤ3を制御し、端末機能制御部120とユーザデータ及び
制御信号としてのプリミティブを送受される。上記キー
ボード130は、着信処理を設定したり、端末操作のため
の操作部として用いられ、また、タイマ140は他サブア
ドレスの有効タイマとして機能する。
上記RAM150には、設定データ及びバッファエリア、ワ
ークエリアが設けられ、図示の如く、呼設定メッセージ
用の2つのバッファ151,152が設定されていると共に、
ビジー送出フラグ用の領域153及び代理応答フラグ用の
領域154が設定されている。
呼設定メッセージ用バッファについては、後述もする
ように、マルチポイントのISDN網は、情報チャンネルが
64k×2本と制御チャンネル16k1本のいわゆる2B+Dで
あり、同時に2つの回線交換着信があり得るために、こ
れに備えるべく「呼設定」記憶エリアに関しては図のよ
うにバッファ151,152の2本が用意されている。
上記のような構成のISDN端末装置が第2図におけるIS
DN網のT点に接続されているが、ここに、T点は一般に
ユーザと網との境界点であって、T点のプロトコルは、
国際勧告としてCCITT、日本標準としてTTCより、また日
本電信電話株式会社の「INSネットサービスのインタフ
ェース」または「INSネットサービスのユーザ・網イン
タフェース」等により規定されている。
以下では、前掲の「INSネットサービスのユーザ・網
インタフェース」(64年版)により上記プロトコルの基
本説明を行う。
第3図〜第6図は網側のレイヤ3のプロトコルを示す
SDL図である。
すなわち、今、発端末の発呼があったとした場合、発
端末の発呼により、網は第3図の「空」状態より「呼設
定メッセージ」を着ユーザ端末に送り(手順301,30
2)、タイマ「T303」(4秒)をスタートして(手順30
3)、「着呼」状態になる(手順303〜306(ポイント・
マルチポイント接続時)、第4図、第5図)。
ここで、第4図のように、「応答」、「解放完了」、
「呼出」(手順401,411,431)が着端末より送信されて
こないと、第5図のように、タイマ「T303」のタイムア
ウト(手順501)により、再度「呼設定」が着端末に送
出される(手順502,503,504a)と同時に、2回目の「T3
03」タイマがスタートして「着呼」状態になり(手順50
5a〜508a)、2度目の「T303」タイムアウト(手順50
1)で第6図での「呼破棄」状態となる(手順501〜503,
504b〜506b、第6図)。
マルチポイント接続時には、前記タイマ「T303」と同
時にスタートするタイマであって、その「T303」よりは
2秒大きなタイマ「T312」(第5図の手順507a)のタイ
ムアウトにより(手順601〜603、第3図)、網は「空」
になる。
以上が手順の概略である。
さて、前述した第4図で着端末よりメッセージが送出
されない場合とは、従来例では、端末が接続されていな
い場合である。
すなわち、もし、正常に接続されていれば、アイドル
時には、着信を知らせて、「呼出」、「呼設定受付」等
のメッセージが出されて、端末の応答があり、通信が行
われることとなる。
一方、正常に接続されていて、かつ当該端末が通信中
でビジーのときは、先にも述べたように、また第4図に
示す如く、第4図で着端末は「解放完了」メッセージ
を、「着ユーザビシー」の「理由表示」を含めて送るこ
ととなっている(手順411〜413;ポイント・マルチポイ
ント接続時)。
また、「呼設定」メッセージ(第3図の手順302また
は第5図の手順504a)には、直接指定の場合には、相手
の端末を特定するためのサブアドレスが含められ、更に
通信方法を規定する「伝達能力」、「高位レイヤ整合
性」、「高位レイヤ整合性」沃素を含んでいるところ、
これらのうち、サブアドレスをも含んだ場合について
は、かかる場合の呼設定は、本来、端末特定であり、従
ってそのとき異なる端末は着信すべきではないとされて
いる。
このように、ISDN網での一のユーザにおけるマルチポ
イント接続された端末間でも、端末直接指定のときは指
定以外の端末は着信すべきでないとする観点から脱却
し、より多機能化を図るべく、本実施例では、(1)指
定端末の無応答検出、(2)通信中のサブアドレスによ
る指定着信時の解放完了メッセージ送出/不送出の選択
手段、 (3)サブアドレスによる指定端末の無応答検出及び通
信整合性合致による代理機能を利用した代理応答着信を
行わせんとする。
本実施例では、そのため、端末機能を制御するプログ
ラムとして、プログラム格納部に、その一例を第7図、
第8図にフローチャートで示すような処理を実行するプ
ログラムが用意されており、端末アイドル時の呼設定に
対しては第7図の、また端末が通信中のときの呼設定に
対しては第8図の処理が行われるようになっている。
以下、第7図、第8図をも参照して更に具体的に説明
する。
まず、第7図は、他端末サブアドレスによる着信によ
り代理応答するための処理手順を示すフローチャートで
あり、具体的には、第2図に示したようなISDN網のT点
に接続される端末間で指定端末の無応答を検出し、通信
能力等の整合性があれば、代理応答を行わせるようにす
る場合の制御プログラムである。
第7図に示すように、端末アイドル状態ではイベント
の有無を判断しており(ステップ701)、ステップ701の
答がNoの場合は本ステップを繰返し実行する一方、Yes
の答が得られたとき、次の処理の実行を開始する。
すなわち、今、アイドル時に呼設定メッセージを受け
た場合であるとすると、このときはステップ702以下に
進む。ステップ702は自サブアドレスか否かにつてのス
テップ703は代理応答フラグが設定されているか否かに
つての、更にステップ704は同一メッセージの有無につ
ての、それぞれの判別ステップである。
上記呼設定メッセージを受けた場合において、ステッ
プ702の答がYesのときは、自端末指定であるので通常の
ように着呼処理へ移行し、本制御は終了する。
一方、判別の結果、自己のサブアドレスでない場合、
すなわち答がNoの場合は、更にステップ703に進み、こ
こで、第1図のRAM150の代理応答フラグ用の領域154の
内容をみて、代理応答フラグの設定がなされているどう
かを判断し、該フラグが設定されていない場合(答がNo
の場合)には、そのままアイドル状態に復帰し、待機す
ることとなる。これに対して、該フラグが設定されてい
て答がYesのときは、後述の代理応答を行わせ得るよう
に更にステップ704以降の処理手順を実行する。
このように、本プログラム例では、代理応答フラグの
設定の有無に応じ、代理着信を行う機能を具備せしめら
れた端末であっても、代理機能をするか、しまいかを選
択させることができるようになっている。本端末を代理
応答のものとしない場合には、ユーザは、上記代理応答
フラグ用の領域154に代理応答フラグを設定しておかな
ければよい。
また、ISDN網のT点マルチポイント接続された端末で
あって、通信の整合性を有し、サブアドレスが自端末と
異なる場合において、前記第3図〜第6図のT点プロト
コルで説明したように、再度の呼設定メッセージがなさ
れたときのその再度の呼設定メッセージによる着信によ
り、本端末をして代理着信を行わしめるようにしたいと
きには、ユーザは、上記代理応答フラグ用の領域154に
代理応答フラグを設定しておけばよいのである。
いずれの状態に設定するかは、着信処理を設定した
り、端末操作のための操作部として用いられるキーボー
ド130での入力で行わせることができ、キーボード130に
切換え選択用のキーを設けるなどしておけばよい。
ここでは、本端末は、代理応答フラグを設定してあっ
て代理着信用に指定されている端末であるとする。
従って、今は、ステップ703での答はYesであり、かよ
うに代理応答フラグが設定されているときは上記RAM150
の呼設定メッセージ用のバッファ151,152をみて、同一
メッセージがあるかどうかを判断する(ステップ70
4)。その結果、同一メッセージがなければ、すなわち
答がNoで、従って1回目の「呼設定」受信の場合は、メ
ッセージをバッファ151または152の空きバッファへ記憶
し、タイマ140においてタイマT312をスタートさせる
(ステップ705)。
ここに、上記メッセージの空きバッファへの記憶処理
ついては、既述の如く、マルチポイントのISDN網では同
時に2つの回線交換着信があり得るために、「呼設定」
記憶エリアはバッファ151,152の2本必要であり、この
場合はそのいずれかの空きの方に記憶されることにな
る。
また、上記タイマT312は、前記第3図〜第6図に関し
て説明した「T312」タイマと同じ秒数設定のもの、すな
わち「T303」タイマより2秒長いタイマであって、これ
により「呼設定」メッセージの単一着信中での有効性を
保証している。タイマT312のスタート後は、タイマT312
のタイムアップで該当メッセージを消去する(ステップ
706)。かかるステップ706でのタイマT312ストップ、該
当メッセージ消去が実行されたときにはアイドル状態に
復帰し、待機することとなる。
さて、前記ステップ705での処理の後は、アイドル状
態に復帰し、待機するが、しかして、上記1回目の「呼
設定」メッセージで指定の他端末が応答しないために、
その後再び網からの2回目の「呼設定」メッセージ(既
述したように、前記第5図のタイマ「T303」の1回目の
タイムアウト(手順501)に伴ない、手順504aで再度
「呼設定」が送出され、該再送は第7図のタイマT312の
タイムアップより前になされる)を受けたとすると、こ
の場合は、ステップ701〜ステップ703に続きステップ70
4へ進んだとき、その答はYesである。すなわち、先にス
テップ705での処理による記憶メッセージと同一メッセ
ージであると判定される。
このようにして、網側の「呼決定」メッセージ送出に
対する応答待ちタイマのタイムアウトによる再度の呼設
定メッセージを受信した場合に、サブアドレスで指定さ
れた端末が応答不能な状態であると判断することができ
る。
ISDN端末並びに該端末が複数接続された端末システム
において、従来は、サブアドレスが一致しない場合の端
末の動作、すなわち発呼側での指定の対象外となった場
合の動作については、何ら考慮はされていないのに対
し、本端末ではステップ704で同一メッセージ有のとき
にかかる情報が得られ、適切に対応することが可能であ
り、本プログラム例では、これに代理応答処理を当てて
いる。
すなわち、ステップ704からは代理応答処理へ移行
し、本制御は終了することになる。
このように、ISDN網のT点に接続された本端末が、通
信の整合性を有し、サブアドレスが自端末と異なる場
合、再度の呼設定メッセージによる着信により、代理着
信を行うことができ、端末システムでの端末間で、指定
端末の無応答を検出し、かつ、その上、代理応答をも行
わせるようにすれば、相手を待たせることをより確実に
防ぐことができる。
前記ステップ704での代理応答処理への移行後の本端
末の通信中に、指定端末を本端末とする呼設定メッセー
ジを受けた場合、第8図の通信中に関するプログラムを
利用して、その場合の着信につき、代理応答機能を備え
る更に別の他端末に代理受信を行わせることも可能であ
る。
上記代理応答については、指定サブアドレスの端末が
未接続あるいは故障時、更にはまた通信中の場合、通信
の整合性の合った他の端末が代理着信を行うように設定
することにより、相手を待たせずに代理着信が可能とな
るが、未接続または故障時のみ代理着信をすることも可
能である。
第8図は、端末が通信中に、着ユーザビジーの「理由
表示」要素を含む「解放完了」メッセージを抑制するた
めのフローチャートである。
該プログラムによる制御は、システムとしてみて、代
理機能をするか、しないかを設定するための他の形態の
一例でもある。
第8図に示すように、端末通信中、ステップ801では
イベントの有無を判断し、Yesの答が得られたとき、次
処理の実行を開始する。
すなわち、第8図で今、通信中に「呼設定」メッセー
ジを受信した場合であるとすると、このときはステップ
802以下に進み、自サブアドレスか否かを判断し、答がN
oで自分のサブアドレスでなければ、すなわち自端末指
定でない場合は、無視されそのまま通信が続行される。
一方、答がYesで自己サブアドレスの場合は、ステッ
プ803以下に進み、解放完了メッセージ送出/不送出の
選択を行い、通信を継続する。
ステップ803の答がYesのときは、解放完了送出処理が
実行され(ステップ804)、従って、着ユーザビジーの
「理由表示」要素を含む「解放完了」メッセージの送出
が行われることとなり、しからざれば(答がNoのと
き)、ステップ804はスキップされ、その送出は抑制さ
れることになる。
該選択は、前記RAM150の領域153のビジー送出フラグ
を利用して行うことができ、従ってこれは「解放完了」
メッセージ送出抑制フラグとして機能させることができ
る。かかる選択の切換えも、前記代理応答フラグの場合
と同様、キーボード130での入力によって行うような構
成にすることができる。
自サブアドレスの場合は、このように「解放完了」メ
ッセージ送出抑制フラグを設定しておくことにより、送
出抑制される(無応答となる)ので、当該呼設定は切断
には至らずに、代理応答機能を有した端末に代理受信を
行わせることが可能となる。更に、逆にいうと、第7図
の制御に係る代理着信を行わせる場合でも、第8図のも
のと組合せ、通信中、サブアドレスによる指定着信時
に、ビジー送出を行うように設定してあれば、端末未接
続または故障時のみ代理着信をさせることも可能とな
る。
以上のように、第7図、第8図の処理によれば、指定
サブアドレスが、未接続または故障時、通信中の場合、
通信の整合性の合った他の端末が代理着信を行うように
設定することにより、適切な代理着信が可能となる。更
に、通信中にサブアドレスによる指定着信時に、ビジー
送出を行うように設定してあれば、未接続または故障時
のみ代理着信することも可能であり、更に、指定サブア
ドレスを間違った場合にも着信することが可能である。
(発明の効果) 本発明によれば、網側からの再度の呼設定メッセージ
を受信した場合、サブアドレスで指定された端末が応答
不能な状態であると判断することができ、従来に比し適
切に対応することができる。
また、本発明のISDN網応答方式は、再度の呼設定メッ
セージによる着信の際には、他端末が代理着信を行うよ
うにすることによって、迅速に対応し得、相手を待たせ
ることをより確実に防ぐことができ、更にこの場合のIS
DN端末装置として、代理機能をするかしないかを設定に
より指定可能なものとすれば、選択的に代理着信を行わ
せるような使い方をも可能ならしめ、システムの多様性
を高めることができる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す装置の構成ブロック
図、第2図は本発明の説明に供するためのISDN網と端末
の接続形態を含めて示す端末システムの一例の図、第3
図〜第6図はISDネットサービスのユーザ・網インタフ
ェースでの網側のレイヤ3のプロトコルを示すSDL図、
第7図は本発明の説明に供する他端末サブアドレスによ
る着信により代理応答するための処理手順の一例を示す
フローチャート、第8図は更に端末通信中での解放完了
メッセージを抑制するための処理手順の一例を示すフロ
ーチャートである。 40…回線終端装置NT1、50…ISDN網の伝送路、100−1,10
0−2…端末、110…通信制御部、120…端末機能制御
部、130…キーボード、140…タイマ、150…RAM、151,15
2…呼設定メッセージ用バッファ、153,154…フラグ用領
域。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ISDN網のT点またはS点にマルチポイント
    接続された複数端末を有する端末システムにおいて、網
    側の呼設定メッセージ送出に対する応答待ちタイマのタ
    イムアウトによる再度の呼設定メッセージを受信した場
    合に、サブアドレスで指定された端末が応答不能な状態
    であると判断することを特徴とする着信端末の認識方
    法。
  2. 【請求項2】ISDN網のT点またはS点にマルチポイント
    接続された複数端末を有する端末システムにおいて、網
    側からの再度の呼設定メッセージの受信によりサブアド
    レスでの指定端末の無応答を検出した場合、前記T点ま
    たはS点にマルチポイント接続された端末であって、通
    信の整合性を有しかつ自サブアドレスが前記サブアドレ
    スと異なる端末が、前記再度の呼設定メッセージによる
    着信により、代理着信を行うことを特徴とするISDN網応
    答方式。
  3. 【請求項3】請求項2記載のISDN網応答方式による端末
    システムに接続されるISDN端末であって、前記代理機能
    をするかしないかを設定により指定可能な指定手段を有
    することを特徴とするISDN端末装置。
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