JPH09200188A - データ伝送システム - Google Patents

データ伝送システム

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JPH09200188A
JPH09200188A JP8003287A JP328796A JPH09200188A JP H09200188 A JPH09200188 A JP H09200188A JP 8003287 A JP8003287 A JP 8003287A JP 328796 A JP328796 A JP 328796A JP H09200188 A JPH09200188 A JP H09200188A
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JP
Japan
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data
base station
karaoke
transmission
receiving
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Pending
Application number
JP8003287A
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English (en)
Inventor
Kenji Akamatsu
健治 赤松
Hisahiro Matsuhashi
久博 松橋
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Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Communication Control (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 送信するデータに欠落が生じないようにす
る。 【解決手段】 このデータ伝送システムでは、データを
無線により送信する無線基地局2と、この無線基地局2
から送信されたデータを受信すると共に受信データに欠
落があると無線基地局2に欠落データの送信を要求する
受信装置3と、この送信要求を無線基地局2に送るため
およびこの要求に基づき欠落データを受信装置3に送る
ために、無線基地局2と受信装置3を接続する有線4と
を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、データを低コス
トでかつ欠落のないように送信することの可能なデータ
伝送システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、カラオケブームにより各家庭には
カラオケ装置が普及し、またカラオケボックスなどのカ
ラオケ専用の店舗が数多く開設されている。さらにま
た、専用の通信路を用いて各家庭や喫茶店などの店舗や
会社などにもカラオケ用の音楽情報などのカラオケデー
タが配信されるようになってきている。
【0003】図6は、カラオケデータを配信する従来の
データ配信システムの構成を示すブロック図であり、カ
ラオケデータを蓄積したカラオケデータセンタ装置61
は、ISDN(サービス総合デジタル網)やアナログの
電話回線などの有線による通信回線網62を介して、複
数のカラオケ端末装置63,64,65と接続されてい
る。カラオケ端末装置63,64,65の夫々は、たと
えば各家庭に設置されたカラオケ端末装置あるいは喫茶
店などの店舗や会社などに設置されたカラオケ端末装置
63,64,65であり、このカラオケ端末装置63,
64,65を使用してカラオケを楽しむことができる。
【0004】また、最近は、ポケットベルが普及してき
ており、このポケットベルの回線を利用してデータを送
信することも行われている。すなわち、携帯型情報機器
にページャ・カードを装着させるもので、携帯型情報機
器のPCカード・スロットにこのページャ・カードを装
着することで、ページャの回線を通じて送られてくる文
字や数字のメッセージを受信することができる(199
3年12月6日発行、日経ニューメディア特別版第3ペ
ージ参照)。このようなものに加え、ポケットベルその
ものを使ってデータを伝送するサービスも米国において
は始まっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のカラオケにおけ
るデータ配信システムは、図6のように構成されている
ので、各カラオケ端末装置63,64,65毎にデータ
伝送を行うことになると共に、カラオケ端末装置63,
64,65とカラオケデータセンタ装置61との間に有
線による通信回線網62を布設する必要がある。加え
て、設置するカラオケ端末装置63,64,65への伝
送路の分岐作業や引き込み作業を必要としている。この
ため、時間および通信費用が増大し、カラオケデータを
複数のカラオケ端末装置63,64,65へ配信する際
の効率が良くないなどの問題点がある。
【0006】なお、最近では、特開平4ー67053や
実開平4ー119495に見られるように、すでに布設
してある電話回線を利用してカラオケのデータを送信す
る方法も考えられている。しかし、この電話回線を利用
する場合も、やはり有線であり、データ伝送は個別に行
うこととなる。このため、送信合計時間および通信費用
が増大する問題は解決されていない。
【0007】一方、ポケットベルの回線を利用してデー
タを送信するものでは、送られてくるデータは限られた
特定個人向けのデータでそのデータ量も少ないものとな
っている。しかも、片方向通信であるため、データ受信
側から、各種のデータを送り返すことはできない。ま
た、無線による送信となるため、雷の発生等により通信
状態が悪くなると、受信データに欠落が生じてしまう問
題が発生する。
【0008】本発明は、上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、送信するデータを欠落が生じな
いように伝送できるデータ伝送システムを提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、請求項1記載のデータ伝送システムでは、データを
無線により送信する無線基地局と、この無線基地局から
送信されたデータを受信すると共に受信データに欠落が
あると無線基地局に欠落データの送信を要求する受信装
置と、この送信要求を無線基地局に送るためおよびこの
要求に基づき欠落データを受信装置に送るために、無線
基地局と受信装置を接続する有線とを備えている。
【0010】また、請求項2記載の発明では、請求項1
記載のデータ伝送システムにおいて、無線基地局は、ペ
ージングデータを送信するページングデータ送信部を有
し、受信装置は、少なくともページングデータを受信す
るページングデータ受信部と、ページングデータを再配
列するための受信処理用メモリーと、通信モデムとを有
し、無線基地局と通信モデムとの接続を通信回線網で行
っている。
【0011】本発明においては、無線基地局からデータ
が各受信装置に対し一斉に送信される。そして、受信装
置において受信されたデータは、そのデータがページン
グデータである場合には、ページャ特有の誤り訂正とブ
ロック符号からの情報要素のみの取り出しがなされる。
これらの作業は、受信装置内の受信処理用メモリーにお
いて行われ、抽出された情報要素は、データ蓄積用メモ
リーに保管される。
【0012】受信したデータの中に欠落があると、受信
装置は、有線を利用して、欠落データの送信要求を無線
基地局に対して行う。無線基地局は、この要求に対し、
その受信装置が受信しそこなった欠落データを有線を利
用して送信する。
【0013】このように、通常は、ポケットベル等の無
線回線を利用し、データを一斉に多数の受信装置側に送
信する。しかし、受信装置に欠落データが出ると、有線
を利用して、その欠落データを無線基地局から送信して
もらう。このため、受信装置は必要な全てのデータを確
実に受信することとなる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明のデータ伝送システ
ムの実施の形態を図1から図5に基づいて説明する。
【0015】本発明のデータ伝送システムは、送信する
データ、例えばデータホスト1に蓄積したデータを無線
により送信する無線基地局2と、この無線基地局2から
無線にて送信されたデータを受信する受信装置3と、こ
の受信装置3と無線基地局2とを接続する有線4とから
構成されている。なお、無線基地局2と有線4の間およ
び各受信装置3と有線4との間のデータ送受信は、後述
する通信モデムを介して行われている。また、送信する
データとしては、カラオケ曲、コンピュータソフト、カ
タログ用データ等種々のものを対象にすることができる
が、この例ではカラオケ曲を対象にしている。また、こ
の実施の形態では、端末装置3aが、受信装置3とデー
タホスト1とに有線でかつ切り替え可能に接続されてい
る。ここで、無線基地局2と受信装置との間の有線4お
よびデータホスト1と端末装置3aとの間の有線4は、
共にISDN等の通信回線網となっている。
【0016】そして、データホスト1は、カラオケ曲等
のデータが蓄積されるホストコンピュータ5と、このホ
ストコンピューター5に接続されメインテナンス情報等
のデータを有線にて端末装置4とやり取りするための通
信モデム6と、カラオケ曲等を無線基地局2に送るため
にデータをパケット化処理をするデータ処理装置7と、
そのパケット化されたデータを無線基地局2に有線で送
るための通信モデム8とを備えている。なお、このデー
タホスト1は、この伝送システムにおいては、無線基地
局2の一部として把えられるものである。
【0017】無線基地局2は、その一部を構成するデー
タホスト1からのデータを受信すると共に受信装置3と
の間でデータの送受信を行うための通信モデム9と、デ
ータホスト1からのデータにエラー補正等の処理をし一
旦パケットをはずし、さらに無線回線または時には有線
4で転送するための新たな別のパケット化を行うと共に
そのデータの転送先を制御するデータ処理装置10と、
このデータ処理装置10でパケット化されたデータを保
存しておくデータ記憶装置10aと、データ処理装置1
0から有線で送られてくるデータを所定のアルゴリズム
によりページングデータとしてコード化するページング
エンコーダ11と、このページングエンコーダ11から
送られてくるデータを送信アンテナ13を介して無線電
波として空間に出力する送信機12とを備えている。な
お、ページングエンコーダ11と送信機12と送信アン
テナ13とでページングデータ送信部が構成されてい
る。
【0018】また、受信装置3は、無線基地局2から送
られてくるページングデータを受信する受信アンテナ1
4と、そのデータを増幅し検波復調する受信機15と、
そのデータを復号して、後述する受信処理用メモリー1
7内のIDデータと比較するデコーダ16と、送信され
てきたページングデータに特有な誤りを訂正すると共に
送られてきたブロック符号から情報要素のみを取り出す
受信処理用メモリー17と、IDデータが一致したとき
その信号を受け取ると共に受信処理用メモリー17で抽
出された情報要素をそのメモリー17から受け取る中央
演算処理装置であるCPU18と、このCPU18が受
け取った情報要素を蓄積するデータ蓄積用メモリー19
と、このデータ蓄積用メモリー19のデータを端末装置
3aに送ると共に欠落データの送信要求と受信を有線4
を介して行うための通信モデム20と、この通信モデム
20からのデータを受け取り一種の擬似的な電話回線を
再現しこの通信モデム20があたかも電話回線に接続さ
れているかのような状態にするネットワークコントロー
ルユニットであるNCU21と、このNCU21の電源
部22と、全データの受信が完了した時点でCPU18
により自動的に端末装置4と受信装置3とを接続するス
イッチ23とを有している。なお、受信アンテナ14と
受信機15とデコーダ16とで、ページングデータ受信
部を構成する。
【0019】ここで、端末装置3aは、この例ではカラ
オケ装置となっており、その構成は、図3のとおりとな
っている。すなわち、この端末装置3aは、データを受
信する通信モデム24と、この通信モデム24からのデ
ータをDOSスタイルに変換するDOSシステム25
と、送られてきたデータを蓄積するハードディスク26
と、DOSシステム25で変換されたデータの一部を歌
詞用の文字データにするテキスト発生回路27と、映像
ソースを入力し、先の歌詞用の文字データを重畳し、テ
レビ等の映像出力機器にその重畳したデータを送るスー
パーインポーズ28と、DOSシステム25で変換され
たデータの一部を受け取りカラオケ用の音源を発生させ
るMIDI音源29と、マイクで入力した音を増幅する
マイクアンプ30と、MIDI音源29からデータを受
けマイクアンプ30からの音と重畳させオーディオへ出
力するエコーキーコントロール31とから構成されてい
る。
【0020】次に、この実施の形態の動作について説明
する。
【0021】この実施の形態では、スイッチ23は、通
常データホスト1側に接続されている。そして、端末装
置3aのハードディスク26に無い最新曲の要求等が有
線により端末装置3aからデータホスト1側に伝えられ
ると、その要求に対し、データホスト1はその最新曲の
データ等を端末装置3aに送信する。また、データホス
ト1と端末装置3aとは、メインテナンス、すなわち、
端末装置3aが常に正しく動いているかどうかのチェッ
クをするためのデータを相互にやり取りしている。これ
らの相互通信において、ホストコンピュータ5から出力
されるデータは、通信モデム6を経由して有線で端末装
置3aに送られている。
【0022】一方、リリースされた新曲がカラオケ曲と
して新たに創られると、そのデータは、データホスト1
のホストコンピュータ5に蓄積される。そして、そのデ
ータは、無線基地局2へ送られ、さらに無線基地局2か
ら、ポケットベルの使用頻度が少なくなる夜明けから昼
にかけて、カラオケハウスや飲食店等に置かれた各受信
装置3に一斉に送信される。この一斉送信は、月に一回
ないしは数回行われる。なお、カラオケ曲データは、M
IDIデータ、文字データ、システムコントロール等か
らなっている。また、1曲平均が100KB程度のデー
タとすると、この実施の形態では、ページングデータと
して形成されるため各曲が2倍程度のデータ量となり、
6400BPSで50曲分を3回送ると、約13時間か
かることになる。
【0023】この新曲の一斉送信は、次のように行われ
る。すなわち、まず、データホスト1内のデータ処理装
置7でその新曲のカラオケ用データがパケット化され
る。そして、そのパケット化されたデータを通信モデム
8を介して、無線基地局2の通信モデム9に送る。送ら
れてきたデータは、データ処理装置10でエラー補正等
の処理がされると共にパケットがはずされる。パケット
がはずされたカラオケ用データは、このデータ処理装置
10で、無線回線で送信するための新たなパケット化が
行われる。この新規にパケット化されたデータは、ペー
ジングエンコーダ11に送られ、所定のアルゴリズムに
よりポケットベル(ページャ)回線で送信できるデータ
に変換する。そして、このページングデータは、送信機
12に送られ送信アンテナ13により空間に出力され
る。
【0024】この実施の形態で使用される送信および受
信データのフォーマット構成は、図4(A)に示すよう
に、プリアンブル41、次に同期コード42、次に、夫
々がIDコード44を有する8個のフレームからなる第
1のバッチデータ43がくる。その後、同期コード45
の後に、第2のバッチデータ46がくる。以下、同期コ
ードとバッチデータが同様に対になってフォーマットさ
れている。各フレームのIDコード部分を除いた状態
は、図4(B)に示すとおりである。すなわち、アドレ
ス47の後に、第1のメッセージ48、第2のメッセー
ジ49、第3のメッセージ50、などのメッセージデー
タがくる。なお、図4(C)は、図4(B)のアドレス
47を送信番号識別コード51に使用していることを示
し、また、各メッセージデータ48,49,50・・・
を送信データ52,53,54・・・とすることを示し
ている。
【0025】ここで、一回で送信可能なメッセージ長が
アドレスを含め5コードワード分であるとすると、アド
レス47と第1のメッセージ48、第2のメッセージ4
9などのメッセージデータとの合計情報ビットは、80
ビットとなる。その中でアドレス47として割り当てら
れるビットとファンクションとしての2ビットとを合わ
せ合計16ビットを使用して送信番号識別コード51と
している。一方、送信データ52〜54は合計64ビッ
ト(8バイト)とし、図4(C)の場合は、各送信デー
タ52〜54を各20ビットで構成している。この送信
番号識別コード51を使用して、80ビットの情報毎に
番号すなわちバケット番号を付し、データ量の多いデー
タを送信するようにしている。なお、これらのデータを
送信する際は、伝送系などによりデータの欠落などの受
信エラーが生じることを考慮し、同一データを数回繰り
返して一斉送信する。これにより、受信装置3側は、受
信エラーが生じたデータと同一の次回送信されてくる同
一送信番号識別コード51すなわち同一のパケット番号
のデータを再度取り込むようにしている。
【0026】カラオケハウスや飲食店等に置かれる受信
装置3は、ポケットベル回線で送られてくる新曲データ
を受信アンテナ14で受信する。その受信されたデータ
は受信機15で増幅され検波復調される。復調されたデ
ータは、デコーダ16に送られ、ポケットベル回線用の
データから元のデータに復号される。なお、このデコー
ダ16は、送られてきたデータのIDと受信用メモリー
内に保存されていたIDとを比較し、一致した場合に、
CPU18に処理開始信号を送る動作を行う。
【0027】デコーダ16で復号されたデータは、受信
処理用メモリー17に送られて、エラー補正等の処理が
されると共にパケットがはずされ、ブロック符号から情
報要素、すなわち新曲のカラオケ用データ部分のみが取
り出される。その新曲に関するカラオケ用データは、先
の処理開始信号によって処理動作を開始したCPU18
に送られ、そのCPU18によってデータ蓄積用メモリ
ー19内に蓄積される。そして、数曲、時には数十曲に
及ぶ全データの受信が完了すると、CPU18は、スイ
ッチ23を駆動し、受信装置3と端末装置3aとを接続
させる。
【0028】なお、雷等の気象条件悪化や他の要因で、
全データを受信できない状況が生ずることがある。その
際、CPU18は、どのデータが欠落しているのかを各
データに付与されている送信番号識別コード、すなわ
ち、パケット番号によって判別する。そして受信装置3
は、データの最終パケットを受信した時点でデータの欠
落が発生している場合、無線基地局2に有線4を使用し
て、欠落パケット番号に相当するパケットデータを送信
する要求を自動的に出す。この要求は、CPU18の指
示により通信モデム20を介して無線基地局2の通信モ
デム9に伝えられる。この要求に基づいて、無線基地局
2のデータに処理装置10は、データ記憶装置10aか
ら該当するパケットデータを取り出し、通信モデム9、
有線4、通信モデム20およびCPU18を介してデコ
ーダ16に送信する。
【0029】ここで、無線にて送信されてくるデータの
最終パケットを1回でも受信したら、即、欠落パケット
番号に相当するパケットデータの送信要求を出すのでは
なく、無線基地局2から送られてくる数回の繰り返し送
信が終了した段階でその送信要求を出すようにするのが
好ましい。
【0030】また、再送信を要求する時に、各受信装置
3はあらかじめ指定された時間の間、再送要求を出さず
に待機した後、再送要求を出すようにするのが好まし
い。この待機時間の設定例としては次のような方法があ
る。すなわち、その待機時間は、各受信装置3の各々が
持つ個別のID番号の内の数ビットを使用し、そのビッ
トに重みを付けて数字に変換した数値にある時間を乗じ
て得られた値を使用するようにする。例えば、ID番号
の下5ビットが「10011」だった場合、重みを付け
ると「19」と言う数字になる。これに、さらに時間
「1分」を乗じると、このID番号の受信装置3は、1
9分の待機時間となる。
【0031】なおページャ回線の場合、グループ用の共
通ID番号と個別ID番号があり、この個別の待機時間
を実現する為には個別ID番号を使用する。このように
することにより、データへの受信の状態により再送の必
要性が発生した場合でも、無線基地局2へのトラヒック
を低減させることが出来る。すなわち、この様な方法を
用いないまま、データの伝送を行った場合、万が一に送
信側にミスが起こったときは、全受信装置3が同時に再
送要求を出してしまうため無線基地局2の処理効率が悪
化したり、送信不能となってしまう危険がある。しか
し、この様にすると、例えば上述のようにID番号の下
5ビットを利用すると、無線基地局2のアクセスは各グ
ループ内で順番に行われることになり、無線基地局2と
各受信装置3とのあいだのトラヒックを低減させること
ができる。また、受信装置3の台数が増えた場合は、使
用するビット数を増やすことにより無線基地局2の負荷
を加減できる。なお、待機時間の設定は、雷等により特
定地域の受信がうまくいかなかった場合にも同様の効果
を有する。
【0032】なお、受信装置3からの送信要求をデータ
ホスト1の通信モデム6で受けるようにしても良い。そ
の場合、データ処理装置7でパケット化処理されたデー
タのパケット番号と無線基地局のデータ処理装置10で
パケット化処理されたデータのパケット番号を各データ
毎に同一のものとする必要がある。
【0033】全データの受信を無線および有線にて完了
し、スイッチ23が受信装置3と端末装置3aを接続さ
せると、データ蓄積用メモリー19内に蓄積されたカラ
オケ用データは、CPU18を経由して、通信モデム2
0に送られ、さらにNCU21を介して端末装置3aに
送られる。このとき、NCU21は、通信モデム20が
あたかも電話回線に接続されているかのような状態にす
るため、端末装置3aの内部の通信モデム24は、デー
タホスト1と接続している時と全く同じ環境下に置かれ
ることになる。
【0034】端末装置3aに送られた新曲に関するカラ
オケ用データは、通信モデム24を介してDOSシステ
ム25に送られ、DOSスタイルに変換された後、ハー
ドディスク26内に蓄積される。すべてのデータが端末
装置4に送られると、CPU18は、スイッチ23を切
り替え、受信装置3と端末装置3aとの接続は断たれる
と共に、端末装置3aはデータホスト1と接続される。
【0035】カラオケ装置である端末装置3aを使用す
る客は、希望曲をセットする際、図示しないリモコン等
でDOSシステム25を動作させる。DOSシステム2
5は、その希望曲のデータをハードディスク26から取
り出し、その一部である文字データに関する部分をテキ
スト発生回路27に送信し、歌詞用の文字データを作成
する。一方、その希望曲のデータからMIDIデータ部
分をMIDI音源29に送信し、カラオケ用の音源に変
換し、エコーキーコントロール31へ出力する。
【0036】一方、DOSシステム25は、スーパーイ
ンポーズ28を動作させ、外部の映像ソースから、セッ
トされる曲に合致する映像を当該スーパーインポーズ2
8に入力させる。そして、テキスト発生回路27で生成
される歌詞用の文字データと入力した映像とを重畳し、
図示しない映像出力機器へ出力する。DOSシステム2
5は、スーパーインポーズ28とMIDI音源29とを
制御することにより、歌詞付きの映像と音源とを同期さ
せている。前述の希望曲をセットした客は、その音源と
映像の出力開始により、それらに合わせマイクを使用し
歌声を入力する。その入力音声は、マイクアンプ30を
経由しエコーキーコントロール31で音源と重畳され、
オーディオへ出力される。
【0037】図5は、本発明のデータ伝送システムの他
の実施の形態に使用される受信装置を示すブロック図で
ある。図5において、図2と同一または相当する部分に
ついては、同一の符号を付し説明を省略する。図5にお
いて、データを受信する受信装置3は、POCSAGコ
ードを受信するRF受信回路32と、検波復調した信号
を復号するデコーダ33と、IDコードを格納したID
メモリー34と、復号したPOCSAGコードをデータ
処理し表示したり各部の制御を行うCPU18と、この
CPU18から出力される制御信号により切り替えられ
る切替スイッチ35と、無線基地局2と有線4を介して
接続すると共にCPU18と接続する通信モデム20な
どを備えている。そしてこの切替スイッチ35には受信
した送信データを記憶する記憶装置36と、送信データ
を記憶装置36から読み出して、再生したり、あるいは
その情報データを加工したりすることのできる電子応用
装置37が切り替え可能に接続されている。なお、この
電子応用装置37は、カラオケ再生装置であってもよ
く、マイクロコンピュータ装置であってもよい。ここで
電子応用装置37には、データ処理を行ったり各部の制
御を行うCPU38が備えられていると共にデータホス
ト1と接続されている。なお、受信装置3と電子応用装
置37との間および電子応用装置37とデータホスト1
との間は、ケーブルなどの有線で接続されている。
【0038】このデータ伝送システムでは、受信時には
ページング受信機となる受信装置3が受信する受信デー
タを切替スイッチ35を介して記憶装置36に一旦記憶
する。なお、受信データに対しては、誤り訂正処理など
が施されエラーのない状態で記憶される。ここで、も
し、送信されてくる受信データが送信終了までに受信エ
ラーが続いていると、CPU18は、送信データをエラ
ー受信していることを図示しない表示部によって外部に
表示する。そして、無線および有線4を利用しての受信
が終了すれば、いつでも必要なときに切替スイッチ35
を制御信号により切り替えて、記憶装置36と電子応用
装置37との間で送信データの授受を可能にする。この
実施の形態は、カラオケ用データ以外のデータ、例えば
コンピュータソフト等のデータの受信に適したものであ
る。なお、この実施の形態において、電子応用装置37
とデータホスト1との接続を図1のような切り替え可能
なスイッチ23で行うようにしたり、記憶装置36を電
子応用装置37内のハードディスク等の記憶手段に代用
させるようにしても良い。
【0039】以上のように図1から図5に示す実施の形
態では、無線基地局2からは送信アンテナ13を介して
カラオケ用データや他のデータが無線送信されるため、
複数の受信装置3が無線送信されるデータの受信可能圏
内に配置されている限り、それら複数の受信装置3に対
して同一のデータが同時に送信される、いわゆる同報送
信が可能となる。
【0040】しかも、上述の各実施の形態では、緊急性
を有するデータや相互通信が必要なデータ等は有線を使
ってデータを送信するので、無線のみでデータを送信す
る場合に比較し、扱えるデータの種類や範囲が極めて広
くなる。また、秘密漏洩防止の観点でも好ましいものと
なる。さらに、データホスト1と端末装置3aとの間の
有線によるデータのやりとりは、量的に激減するため、
データホスト1側として、各端末装置3a用に別個の有
線を設ける必要がなくなり、共用化が可能となる。この
ため、設備面積の削減やコストダウンを図ることができ
る。
【0041】なお、上述の各実施の形態は、本発明の好
適な実施の形態の例であるが、これに限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々
変形実施可能である。例えば、端末装置3a内のハード
ディスク26の代わりに記録型CD等他の記憶手段を採
用できる。また上記の実施の形態で説明したカラオケデ
ータの送信の場合、一斉送信するものは、新曲データの
他に、データホスト1を運用している通信カラオケ運用
会社からユーザーであるカラオケハウス等へ同一内容の
情報を流したい場合等一斉送信になじむ情報であればそ
の種類は問わない。
【0042】さらに、このシステムの対象となるもの
は、通信カラオケ業者が扱うカラオケ曲の他に、ソフト
ハウスが扱うバージョンアップしたソフトや新規のソフ
ト、通信販売会社が扱うカタログに関するデータ、各種
フランチャイズチエーンが扱う販促ビデオや販促コピー
等の販促映像等種々のデータを対象とすることができ
る。
【0043】また、データホスト1と端末装置3aとの
間の有線は、電話回線の他、データ送信用の専用回線や
オープン・コンピュータ・ネットワーク等他の有線とし
ても良い。そのような電話回線以外の場合は、受信装置
3の中のNCU21は不要となる。また、必要によっ
て、データホスト1と端末装置3aとの間の有線を、無
線基地局2と受信装置3との間の有線4で兼用するよう
にしても良い。さらに、データホスト1と端末装置3a
との間の有線をなくしても良い。
【0044】さらに、データホスト1から無線基地局2
本体へのデータの転送は、有線ではなく、無線とした
り、時には人手を介してデータをやり取りするようにし
ても良い。また、各通信モデム6,9,20を、データ
ホスト1,無線基地局2および受信装置3とはそれぞれ
別体に設けるようにしても良い。さらに通信モデム6,
9,20としては、ISDN回線の場合のターミナルア
ダプター等使用する有線4の種類によっては他の通信接
続機器を採用したり、時には不要とすることができる。
【0045】また、受信装置3を端末装置3aと一体化
したり、端末装置3aと映像ソースまたは映像出力機器
を一体化したり、さらにはそれらをすべて一体化するよ
うにしても良い。一方、送信されるデータがプログラム
ソフトのような場合は、端末装置は、図5に示す構成や
通信モデムと通常のパソコンシステムとで構成されるよ
うなものとなる。このように、送信されるデータの種類
に応じ、端末装置は適宜変更される。
【0046】さらに、上述の各実施の形態では、無線回
線としてポケットベル回線(ページャ回線)を利用した
が、文字多重放送等他の無線回線も利用できる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載のデ
ータ伝送システムでは、低コストの同報送信が可能とな
り同一のデジタルデータを複数の受信装置へ送信する際
の送信効率を向上させ低コストで送信することができ
る。しかも、無線送信したデータに欠落が生じても、有
線でそのデータを補充できるので、全データを確実に受
信することができる。
【0048】また、請求項2記載の発明では、ページン
グデータを送受信するので、一般に普及しているポケッ
トベル回線を利用でき、より一層低価格で高品質なデー
タ送信を行うことができる。また、有線として通信回線
網を利用しているので、受信装置等に通信モデム等の接
続機器を設けるのみで、新たに、特別な機構を設ける必
要がなくなり、システム全体が利用しやすいものとな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデータ伝送システムの概念を示す図で
ある。
【図2】本発明のデータ伝送システムの実施の形態の構
成を示すブロック図である。
【図3】図1に示される端末装置の内部構成を示すブロ
ック図である。
【図4】本発明のデータ伝送システムにおいて送受信さ
れるデータの構成を示すフォーマット図である。
【図5】本発明のデータ伝送システムの他の実施の形態
に使用される受信装置他を示すブロック図である。
【図6】従来のカラオケデータ配信システムの構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
1 データホスト 2 無線基地局 3 受信装置 3a 端末装置 4 有線 11 ページングエンコーダ 12 送信機 15 受信機 16 デコーダ 17 受信処理用メモリー 20 通信モデム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを無線により送信する無線基地局
    と、この無線基地局から送信されたデータを受信すると
    共に受信データに欠落があると上記無線基地局に欠落デ
    ータの送信を要求する受信装置と、この送信要求を上記
    無線基地局に送るためおよびこの要求に基づき欠落デー
    タを上記受信装置に送るために、上記無線基地局と上記
    受信装置を接続する有線とを備えたことを特徴とするデ
    ータ伝送システム。
  2. 【請求項2】 前記無線基地局は、ページングデータを
    送信するページングデータ送信部を有し、前記受信装置
    は、少なくともページングデータを受信するページング
    データ受信部と、ページングデータを再配列するための
    受信処理用メモリーと、通信モデムとを有し、前記無線
    基地局と上記通信モデムとの接続を通信回線網で行うこ
    とを特徴とする請求項1記載のデータ伝送システム。
JP8003287A 1996-01-11 1996-01-11 データ伝送システム Pending JPH09200188A (ja)

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JP8003287A JPH09200188A (ja) 1996-01-11 1996-01-11 データ伝送システム

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