JPH11252602A - 音声ページャーシステム - Google Patents

音声ページャーシステム

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Publication number
JPH11252602A
JPH11252602A JP10049566A JP4956698A JPH11252602A JP H11252602 A JPH11252602 A JP H11252602A JP 10049566 A JP10049566 A JP 10049566A JP 4956698 A JP4956698 A JP 4956698A JP H11252602 A JPH11252602 A JP H11252602A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
voice
message
pager system
central control
Prior art date
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Application number
JP10049566A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirota Aso
裕太 阿藻
Yasuo Ishii
康雄 石井
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INTER WAVE KK
NTT Finance Corp
Original Assignee
INTER WAVE KK
NTT Leasing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発信者からのメッセージが長い場合において
も、受信者に伝達がなされ、発信者が受信者からの連絡
を待つ必要のない音声ページャシステムを提供する。 【解決手段】 個別呼び出し符号データと、これに対応
付けられた少なくとも音声データとを出力する中央制御
局1と、前記中央制御局1に接続され、前記個別呼び出
し符号データおよび少なくとも音声データを所定の搬送
波にデジタル変調して送出する少なくとも1つの送信局
4と、前記送信局よりの搬送波を受信し、復調して自己
の個別呼び出し符号データに対応付けられた少なくとも
音声データをメモリ30に記憶するとともに、この音声
データを再生可能とされた受信端末6と、から成る音声
ページャーシステムであって、前記中央制御局1に、前
記個別呼び出し符号データと、これに対応付けられた少
なくとも音声データとを関連付けて記憶する記憶手段1
3と、前記記憶手段13に記憶されている音声データを
再生する再生手段12とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、いわゆるポケッ
トベル等の無線呼び出しシステムにおいて、音声メッセ
ージを直接伝送し、再生することのできる音声ページャ
ーシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、無線呼び出し等のページャシステ
ムにおいては、単純な呼び出し音等により呼び出しを行
うものから、数字や文字情報を受信機に伝送して表示さ
せる高機能のものとなってきている。
【0003】これらの動向に基づいて、前記数字や文字
情報の他に、音声メッセージを受信機に伝送し、再生可
能とされた音声ページャシステムがUSP−49655
69号や特開平4ー339424号公報等により提案さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
音声メッセージを直接伝送する場合には、従来の数字や
文字情報に比較して音声データが非常にデータ量が大き
いことから、伝送にかかる時間が長くなってしまうた
め、これら音声データを圧縮して伝送することがなされ
ているが、その場合においても圧縮には限界があること
から、伝送可能な音声メッセージの長さ(秒数)には、
例えば10秒であるとか16秒であるとか上限が設けら
れていた。
【0005】このため、単純な要件を伝達する場合にお
いては良いが、複雑な案件等のメッセージを伝達するに
は伝送可能な秒数が少なく、よってメッセージの発信者
は、受信者に対して発信者に連絡をするようにする必要
があり、発信者は従来のページャシステム同様に受信者
からの連絡を待つ必要があり、音声ページャシステムの
利点が生かされないという問題があった。
【0006】また近年においては、インターネットに代
表されるコンピュータネットワークの普及に伴い、電子
メール等によるメッセージの伝達がなされるようになっ
ており、これら電子メールの文字情報等をポケベル等に
伝達し、電子メールとページャシステムが統合されたも
のが提案されている。
【0007】しかしながら、これら電子メールとページ
ャシステムを統合する場合においては、前記したように
ページャシステムにおいて伝送できる文字データや音声
データには制限があり、これら制限に基づいて電子メー
ルの文字数等を制限することは事実上困難であり、電子
メールの発信者が所定長以上のメッセージを送信した場
合には、その全てが受信者に伝達されないという問題が
あった。
【0008】よって、本発明は上記した問題点に着目し
てなされたもので、第1には、発信者からのメッセージ
が長い場合においても、受信者に伝達がなされ、発信者
が受信者からの連絡を待つ必要のない音声ページャシス
テムを提供することを目的としている。
【0009】また第2には、メッセージ長が異なる発信
者からの電子メールを、受信者が確実に確認することの
できる、電子メールとページャシステムとが統合された
音声ページャシステムを提供することを目的としてい
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記した問題を解決する
ために、本発明の音声ページャシステムは、個別呼び出
し符号データと、これに対応付けられた少なくとも音声
データとを出力する中央制御局と、前記中央制御局に接
続され、前記個別呼び出し符号データおよび少なくとも
音声データを所定の搬送波にデジタル変調して送出する
少なくとも1つの送信局と、前記送信局よりの搬送波を
受信し、復調して自己の個別呼び出し符号データに対応
付けられた少なくとも音声データをメモリに記憶すると
ともに、この音声データを再生可能とされた受信端末
と、から成る音声ページャーシステムであって、前記中
央制御局には、前記個別呼び出し符号データと、これに
対応付けられた少なくとも音声データとを関連付けて記
憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている音声
データを再生する再生手段と、が設けられていることを
特徴としている。この特徴によれば、中央制御局におい
て、発信者からの音声メッセージが受信者の所持する受
信端末の個別呼び出し符号データと関連付けられて記憶
手段に記憶され、前記音声メッセージが伝送可能なメッ
セージ秒数よりも長い場合であっても、少なくともその
一部、例えば音声メッセージの先頭部分が受信端末に伝
送されて、受信者がその一部を確認し、さらにそのメッ
セージの続きを確認したい場合には、電話等を用いて中
央制御局にアクセスし、受信者が所持する受信端末の個
別呼び出し符号データに関連付けられて記憶されている
音声メッセージを再生させることにより確認できること
から、複雑な長いメッセージであっても、発信者が折り
返しの連絡を待つことなく、受信者に要件を伝達するこ
とが可能となる。
【0011】本発明の音声ページャシステムは、前記個
別呼び出し符号データに関連付けられて暗証番号が前記
記憶手段に記憶され、受信端末の携帯者の入力する暗証
番号と前記暗証番号が一致した場合に音声再生がなされ
るようになっていることが好ましい。このようにすれ
ば、第三者により前記記憶手段に記録された音声メッセ
ージが盗聴されることを防止することができる。
【0012】本発明の音声ページャシステムは、前記記
憶手段に記憶される音声データが、記憶時の時間情報デ
ータと関連付けられて記憶され、音声再生の際にこれら
時間情報データに基づき最も新しい音声データから再生
されるようになっていることが好ましい。このようにす
れば、最新の音声メッセージから随時再生されるように
なり、便利である。
【0013】本発明の音声ページャシステムは、前記中
央制御局が通信手段を介して複数のコンピュータと接続
され、各コンピュータからの電子メールを受信可能とさ
れ、この電子メールを音声データに変換する変換手段を
具備し、その音声データの少なくとも一部を受信端末に
送信するようになっていることが好ましい。このように
すれば、不定長の電子メールでの文字メッセージでも、
音声データに変換され、少なくともその一部が受信端末
に伝送されるようになり、受信者はその一部を受信端末
にて直接確認することができるとともに、その続きのメ
ッセージを確認したい場合には中央制御局にアクセスす
ることにより、自己が所持する受信端末の個別呼び出し
符号データに関連付けて記憶された電子メールまたは電
子メールに基づく音声データを再生させて音声にて確認
することができるようになり、音声メッセージと電子メ
ールとの統合環境を実現することができる。
【0014】本発明の音声ページャシステムは、前記電
子メールの発信者アドレスを受信端末に送信し、受信端
末にて発信者アドレスが再生メッセージと関連付けられ
て表示されるようになっていることが好ましい。このよ
うにすれば、そのメッセージが電子メールによる内容で
あることが判るばかりか、その発信者をメッセージの再
生前に確認することができるようになる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態を説明する。
【0016】(実施例)本実施例は、本発明の音声ペー
ジャーシステムを、特定のエリアにおいて用いられる構
内用として用いた例を示す。
【0017】図1は、本実施例の音声ページャーシステ
ムの構成概要を示す図であり、図2は、本実施例の音声
ページャーシステムにおける中央制御局および発信局の
構成を示すブロック図であり、図3は、本実施例の音声
ページャーシステムにおける受信端末の構成を示すブロ
ック図である。
【0018】本実施例の構内用音声ページャーシステム
は、主に図1に示すようなシステム構成とされており、
本実施例の中央制御局1は、コンピュ−タにより形成さ
れており、この中央制御局1のコンピュ−タ内部には、
後述する複数の電話回線を収容可能とされた電話回線ボ
−ド23が内蔵されており、この電話回線ボ−ド23が
電話回線7により構内交換機(以下PBXと称す)に接
続され、このPBXを介して、各構内の電話機3および
外線である一般回線に接続されている。
【0019】また、本実施例の中央制御局1は、通信ケ
−ブル8により構内に配置された個々のコンピュ−タ2
と接続されてロ−カルエリアネットワ−ク(以下LAN
と称す)が形成されており、これらLANは所定のゲ−
トウエイを介してインタ−ネットにも接続されており、
各コンピュ−タ2および中央制御局1のコンピュ−タに
所定のアドレスが付与されており、これら各コンピュ−
タの間において電子メ−ルの送受が可能とされている。
【0020】更には、この中央制御局1には、この中央
制御局1より伝送される所定の送出データ列に基づき、
所定の周波数の搬送波をデジタル変調して、所定の出力
にてアンテナ5より出力する複数の送信機4が通信ケ−
ブル9を介して接続され、この送信機4より送信される
前記デジタル変調された所定の搬送波が、受信端末6に
より受信されるようになっており、これら送信機4の動
作は前記中央制御局1によりコントロ−ルされている。
【0021】前記中央制御局1の主な構成は、図2に示
されるようになっており、中央制御局1のコンピュ−タ
内部には、前記した構内電話回線7に接続された電話回
線ボ−ド23と、前記各コンピュ−タとのLANにおけ
るデ−タ通信を実施するための通信装置14と、時刻情
報を出力可能とされたリアルタイムクロック(RTC)
36と、前記電話回線ボ−ド23においてデジタル化さ
れた音声メッセ−ジや音声合成プログラムおよび各制御
プログラム等を記憶するハ−ドディスク等から成る記憶
装置13と、前記送信機4から受信機6へ出力される音
声メッセ−ジ等の伝送デ−タにおいて、前記記憶装置1
3に記憶された音声メッセ−ジの音声デ−タの圧縮や、
誤り訂正、インタ−リ−ブ等のデ−タ処理および所定の
プロトコルに基づきこれら処理された音声メッセ−ジデ
−タや呼び出し符号デ−タ等を送信機4に送出する送信
処理ボ−ド15と、これら各部の制御や、音声合成処
理、比較判断処理等を実施する中央演算処理装置(CP
U)10とから構成されている。
【0022】この前記電話回線ボ−ド23には、電話回
線のオフフック/オンフック等を実施するスピ−チネッ
トワ−ク部11と、これら電話回線を通じて伝送されて
くる音声をPCM方式によりデジタルデ−タに変換する
とともに、前記記憶装置13に記憶されているPCMデ
ータを入力することにより音声を回線へ出力する再生手
段としてのPCM変換部12とが設けられており、これ
らPCMデータの入出力は前記CPU10によって制御
されている。
【0023】また、前記送信処理ボ−ド15には、前記
記憶装置13より読み出されて出力されてきた音声メッ
セ−ジデ−タを音声圧縮するとともに、圧縮された音声
メッセ−ジデ−タのインタ−リ−ブや誤り訂正を実施す
るDSP等から成る音声圧縮部16と、これら圧縮され
た音声メッセ−ジデ−タとこれを受信する受信端末の呼
び出し符号デ−タとを、所定のプロトコルに基づいて関
連付けて所定の送信デ−タ列を生成する送信デ−タ生成
部17と、これら送信デ−タ生成部17された送信デ−
タ列を、送信機4に伝送する通信部18とが設けられて
いる。
【0024】この通信部18により通信ケ−ブル9を介
して送信機4に伝送された送信デ−タ列は、送信機4内
部の通信部20を介して一時的にメモリ19に記憶さ
れ、前記送信デ−タ生成部17の指示に基づき、各送信
機4が同時に送信を実施するように、指示デ−タが送出
された際に、制御部22が、この指示に基づき、メモリ
19より順次送信デ−タ列をRFモデムユニット21に
出力し、このRFモデムユニット21において、所定の
搬送波に変調されてアンテナ5より出力される。
【0025】これら、送信機4より出力された送信デ−
タを受信する本実施例の受信端末6の構成は、図3に示
すようになており、前記搬送波を受信し所定のデジタル
デ−タに変換するRF受信モデムユニット35と、電子
メ−ルの発信者情報等の文字や数字デ−タを表示するL
CDモジュ−ル24と、前記送信デ−タから自己向けの
圧縮された音声メッセ−ジデ−タ等を記憶するSRAM
30と、その受信機6に個別に割り当てられた呼び出し
符号デ−タを記憶するEEPROM31と、時刻情報を
出力するリアルタイムクロック(RTC)32と、前記
SRAM30に記憶された圧縮音声メッセ−ジデ−タの
誤り訂正や逆インタリ−ブ処理および解凍を実施するデ
ジタルシグナルプロセッサ(DSP)26と、このDS
P26より出力されるPCMデ−タに基づき、D/A変
換により音声を再生するPCM−CODEC27と、再
生された音声を増幅してスピ−カ29より出力するアン
プ28と、再生する音声メッセ−ジを受信機4の携帯者
が選択入力する選択スイッチ33と、再生の開始・停止
を入力する再生・停止スイッチ34と、これら各部の制
御や、受信された所定のプロトコルに基づく伝送デ−タ
中のメッセ−ジが、自己向けのものであるか否か等の判
断等を実施するマイクロプロセッシングユニット(MP
U)25とから構成されており、このMPU25の内部
には、内部ROMが設けられており、このMPU25が
行う制御や判断等が記述されたプログラムが予め記憶、
格納されている。
【0026】以下、本実施例の音声ペ−ジャシステム
を、発信者が音声メッセ−ジにて利用する場合における
動作について説明する。
【0027】まず、発信者は中央制御局1に割り当てら
れた所定の電話番号にPBXを介して電話をする。
【0028】電話の着信を検出すると、中央制御局1は
発信者に対して「相手のポケベル番号を入力して下さ
い」のメッセ−ジを出力する。
【0029】発信者は、前記のメッセ−ジに続いて、メ
ッセ−ジを送りたい相手が所持する受信機6の呼び出し
番号(本実施例では前記呼び出し符号デ−タと同一)、
例えば「101」をPBト−ン信号により入力する。
【0030】中央制御局1は、この入力されたPBト−
ン信号より、入力された呼び出し番号である「101」
を検出し、これを記憶するとともに、「メッセ−ジをお
話し下さい。」のメッセ−ジを出力する。
【0031】発信者は、このメッセ−ジに基づき、相手
に伝えたい用件を音声にて入力して電話を切る。
【0032】この際、本実施例においては、伝送される
メッセ−ジの秒数に関係なく、発信者が用件を入力でき
るようになっている。
【0033】この発信者により入力された音声メッセ−
ジは、前記PCM変換部12によりPCMデ−タに変換
され、前記の呼び出し番号である「101」と、前記R
TC36により出力される入力時間デ−タと関連付けら
れて記憶装置13に記憶される。
【0034】このように記憶された音声メッセ−ジデ−
タは、その先頭の所定の秒数である所定のデ−タ容量分
(本実施例では16秒)が読み出されて、前記呼び出し
番号である「101」とともに前記送信処理ボ−ド15
に出力される。
【0035】この送信処理ボ−ド15では、入力されて
きた音声メッセ−ジデ−タの圧縮および誤り訂正、イン
タリ−ブを前記音声圧縮部16にて行い、圧縮処理され
た音声メッセ−ジデ−タと呼び出し番号である「10
1」とが、送信デ−タ生成部17において前記所定のプ
ロトコルにより関連付けられた送信デ−タ列に変換さ
れ、通信部18より送信機4に伝送される。
【0036】このようにして送信機4に伝送された圧縮
された音声メッセ−ジデ−タを含む送信デ−タ列は、前
記したように各送信機4より所定の搬送波に変調されて
一斉に出力され、受信機6は、受信した搬送波をRF受
信モジュ−ル35にて復調し、受信デ−タにおける呼び
出し番号「101」を抽出し、これを前記EEPROM
31に記憶されている、各受信機6に固有とされた呼び
出し番号と比較し、これが一致した受信機6のみが前記
呼び出し番号「101」に対応する圧縮された音声メッ
セ−ジデ−タを前記SRAM30に記憶する。
【0037】この際、本実施例では、前記RTC32よ
り出力される音声メッセージが受信された時間情報デー
タも、前記SRAM30に関連付けられて記憶され、前
記LCDモジュール24に、各メッセージの情報として
表示されるようになっている。
【0038】このようにして、自己向けのメッセージが
受信されると、受信端末6は、LEDやサウンダ、バイ
ブレータ等の所定の告知手段によりメッセージが受信さ
れたことを携帯者に知らせる。
【0039】携帯者は、新たに受信されたメッセージを
前記LCDモジュール24により確認し、これを前記選
択スイッチ33にて選択した後、再生・停止スイッチ3
4を入力して再生させる。
【0040】この入力により、前記MPU25は、SR
AM30に記憶されている受信された圧縮音声メッセー
ジデータを読み出し、これをDSP26に出力する。
【0041】DSP26では、この圧縮音声メッセージ
データの逆インタリーブおよび誤り訂正、圧縮データの
解凍(デコード)がなされ、圧縮音声メッセージデータ
がPCMデータに変換されてPCM−CODEC27に
出力され、このPCM−CODEC27にてD/A変換
されて音声が再生され、これがアンプ28にて増幅され
てスピーカ29より出力される。
【0042】このようにして、受信端末6の携帯者は、
発信者が入力した音声メッセージの先頭部分の16秒を
再生し、聞くことができる。
【0043】このメッセージを確認した携帯者は、前記
16秒の先頭メッセージの続きを確認したい場合には、
最寄りの電話機3より中央制御局1に電話をする。
【0044】中央制御局1は、この着信を確認すると、
前記発信者に実施したのと同様に呼び出し番号とメッセ
ージの入力を促すガイダンスを送信する。
【0045】これに基づき携帯者は、自分が所持する受
信端末6の呼び出し番号である「101」を入力し、音
声メッセージの入力時に所定の再生コマンド、例えば
「#1#」とPBトーン信号により入力する。
【0046】この入力により、中央制御局1は、発信者
からの音声メッセージの再生処理プログラムを実施し、
予めその呼び出し番号である「101」に対応付けられ
て記憶装置13に記憶されている暗証番号データを読み
出し、「暗証番号を入力して下さい」のメッセージを出
力する。
【0047】これに続いて携帯者は、暗証番号をPBト
ーン信号により入力する。
【0048】この際、これら暗証番号を携帯端末6に記
憶しておき、携帯端末6のスピーカーより暗証番号のP
Bトーン信号が出力されるようにしても良い。
【0049】この入力された暗証番号と、前記記憶装置
13より読み出した暗証番号とが一致するか否かを、中
央制御局1の前記CPU10が比較、判断し、これが一
致した場合において、前記記憶装置13に前記呼び出し
番号である「101」に対応付けられて記憶されている
最も新しい音声メッセージデータが前記電話回線ボード
23に出力され、前記PCM変換部12により音声デー
タが音声に変換、再生されて回線へ出力される。
【0050】このようにすることで、、発信者により入
力された音声メッセージが、伝送可能な秒数より長いも
のであっても、随時その内容を確認することができると
ともに、発信者は、伝送される秒数を気にせずに、複雑
な要件に関しても、容易に伝達できるようになり、折り
返しの連絡を待つ必要もない。
【0051】次いで、発信者が電子メールにて利用する
場合における本実施例の音声ページャシステムの動作に
ついて説明する。
【0052】発信者から出された電子メールは、前記の
LANを介して受信者の所定のコンピュータ2に伝送さ
れる。
【0053】この伝送された電子メールは、受信者が不
在の場合にはコンピュータ2がその受信した電子メール
と受信者が携帯する受信端末6の呼び出し番号、例えば
「202」とを中央制御局1に通信ケーブル8を介して
転送する。
【0054】転送された電子メールは、通信装置14を
介して前記呼び出し番号である「202」と関連付けら
れて一次的に記憶される。
【0055】次いで中央制御局では、前記CPU10に
より転送されて記憶された前記電子メールの文字データ
が、音声合成プログラムに基づいてPCM音声データに
変換され、その電子メールの発信者のアドレスデータと
ともに、再度記憶装置13に呼び出し番号である「20
2」と関連付けられて記憶される。
【0056】この音声合成により変換された前記PCM
音声データは、その先頭部の所定の容量分(16秒分)
が、前記音声入力メッセージと同様に前記送信処理ボ−
ド15に出力されて、圧縮、誤り訂正、インタリーブ等
の処理がなされ、本実施例では、前記呼び出し番号であ
る「202」と、発信者のアドレスデータと関連付けら
れた状態にて、所定のプロトコルに基づくデータ列とさ
れて送信機4に伝送され、受信端末6へ送信される。
【0057】この送信されたメッセージデータは、前記
音声入力の場合と同様に、前記呼び出し番号である「2
02」が割り当てられた受信者が携帯する受信装置6に
より受信され、前記送信機4より送信されたメッセージ
データである圧縮音声データと発信者のアドレスデータ
と受信時刻データとが、関連付けられて前記SRAMに
記録されるとともに、前記LCDモジュール24に発信
者のアドレスデータが表示され、携帯者である受信者に
メッセージが受信されたことが前記同様に告知される。
【0058】これにより受信者は、LCDモジュール2
4の表示を見ることにより電子メールが転送されて受信
されたことと、その発信者を確認することができ、この
メッセージを選択し、再生・停止スイッチ34を入力す
ることにより、電子メールの最初の16秒部分を、音声
にて再生して確認することができる。
【0059】このようにして、受信者が電子メールの先
頭部を確認し、その続きを確認したい場合には、前記音
声の場合と同様に、中央制御局1に電話をし、前記再生
操作と同様の処理を行うことにより、記憶装置に記憶さ
れている電子メールから音声合成により変換されたPC
Mデータが最後まで再生され、その全ての内容を音声に
て確認することができるようになっている。
【0060】このよにすることで、発信者は、伝送され
るメッセージの秒数等を気にすることなく入力を実施で
き、受信者はその内容の一部を随時確認でき、必要に応
じて全ての内容を音声にて確認できるようになり、電子
メールと音声メッセージとの統合環境を構築することが
できるようになる。
【0061】以上、本実施例を図面に基づき説明してき
たが、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、
本発明の主旨を逸脱しない範囲での変更や追加があって
も、本発明に含まれることは言うまでもない。
【0062】また、前記実施例では、音声メッセージで
は、音声のみを発信者が入力するようにされているが、
これら音声に加えて発信者の電話番号や名前等の文字や
数字等も入力可能とし、この文字や数字データ等を音声
メッセージデータとともに受信端末に伝送して、前記L
CDモジュール24に表示されるようにしても良い。
【0063】また、前記実施例においては、特定の構内
にて使用する音声ページャシステムを例に説明している
が、これが大きなエリアにおける広域サービスとして用
いても良いことは言うまでもない。
【0064】
【発明の効果】本発明は次の効果を奏する。
【0065】(a)請求項1の発明によれば、中央制御
局において、発信者からの音声メッセージが受信者の所
持する受信端末の個別呼び出し符号データと関連付けら
れて記憶手段に記憶され、前記音声メッセージが伝送可
能なメッセージ秒数よりも長い場合であっても、少なく
ともその一部、例えば音声メッセージの先頭部分が受信
端末に伝送されて、受信者がその一部を確認し、さらに
そのメッセージの続きを確認したい場合には、電話等を
用いて中央制御局にアクセスし、受信者が所持する受信
端末の個別呼び出し符号データに関連付けられて記憶さ
れている音声メッセージを再生させることにより確認で
きることから、複雑な長いメッセージであっても、発信
者が折り返しの連絡を待つことなく、受信者に要件を伝
達することが可能となる。
【0066】(b)請求項2の発明によれば、第三者に
より前記記憶手段に記録された音声メッセージが盗聴さ
れることを防止することができる。
【0067】(c)請求項3の発明によれば、最新の音
声メッセージから随時再生されるようになり、便利であ
る。
【0068】(d)請求項4の発明によれば、不定長の
電子メールでの文字メッセージでも、音声データに変換
され、少なくともその一部が受信端末に伝送されるよう
になり、受信者はその一部を受信端末にて直接確認する
ことができるとともに、その続きのメッセージを確認し
たい場合には中央制御局にアクセスすることにより、自
己が所持する受信端末の個別呼び出し符号データに関連
付けて記憶された電子メールまたは電子メールに基づく
音声データを再生させて音声にて確認することができる
ようになり、音声メッセージと電子メールとの統合環境
を実現することができる。
【0069】(e)請求項5の発明によれば、そのメッ
セージが電子メールによる内容であることが判るばかり
か、その発信者をメッセージの再生前に確認することが
できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例における音声ページャーシステムの構
成概要を示す図である。
【図2】本実施例の音声ページャーシステムにおける中
央制御局および発信局の構成を示すブロック図である。
【図3】本実施例の音声ページャーシステムにおける受
信端末の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
l 中央制御局 2 コンピュータ 3 電話機 4 発信機 5 アンテナ 6 受信機 7 電話回線 8 通信ケーブル 9 通信ケーブル 10 中央演算処理装置(CPU) 11 スピーチネットワーク部 12 PCM変換部 13 記憶装置 14 通信装置 15 送信処理ボード 16 音声圧縮部 17 送信データ生成部 18 通信部 19 メモリ 20 通信部 21 RFモデムユニット 22 制御部 23 電話回線ボード 24 LCDモジュール 25 マイクロプロセッシングユニット(MPU) 26 デジタルシグナルプロセッサ(DSP) 27 PCMーCODEC 28 アンプ 29 スピーカ 30 SRAM 31 EEPROM 32 リアルタイムクロック(RTC) 33 選択スイッチ 34 再生・停止スイッチ 35 RF受信モデムユニット 36 リアルタイムクロック(RTC)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 康雄 東京都港区芝浦1丁目2番1号 エヌ・テ ィ・ティ・リース株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 個別呼び出し符号データと、これに対応
    付けられた少なくとも音声データとを出力する中央制御
    局と、前記中央制御局に接続され、前記個別呼び出し符
    号データおよび少なくとも音声データを所定の搬送波に
    デジタル変調して送出する少なくとも1つの送信局と、
    前記送信局よりの搬送波を受信し、復調して自己の個別
    呼び出し符号データに対応付けられた少なくとも音声デ
    ータをメモリに記憶するとともに、この音声データを再
    生可能とされた受信端末と、から成る音声ページャーシ
    ステムであって、前記中央制御局には、前記個別呼び出
    し符号データと、これに対応付けられた少なくとも音声
    データとを関連付けて記憶する記憶手段と、前記記憶手
    段に記憶されている音声データを再生する再生手段と、
    が設けられていることを特徴とする音声ページャーシス
    テム。
  2. 【請求項2】 前記個別呼び出し符号データに関連付け
    られて暗証番号が前記記憶手段に記憶され、受信端末の
    携帯者の入力する暗証番号と前記暗証番号が一致した場
    合に音声再生がなされるようになっている請求項1に記
    載の音声ページャーシステム。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段に記憶される音声データ
    が、記憶時の時間情報データと関連付けられて記憶さ
    れ、音声再生の際にこれら時間情報データに基づき最も
    新しい音声データから再生されるようになっている請求
    項1または2に記載の音声ページャーシステム。
  4. 【請求項4】 前記中央制御局が通信手段を介して複数
    のコンピュータと接続され、各コンピュータからの電子
    メールを受信可能とされ、この電子メールを音声データ
    に変換する変換手段を具備し、その音声データの少なく
    とも一部を受信端末に送信するようになっている請求項
    1〜3のいずれかに記載の音声ページャーシステム。
  5. 【請求項5】 前記電子メールの発信者アドレスを受信
    端末に送信し、受信端末にて発信者アドレスが再生メッ
    セージと関連付けられて表示されるようになっている請
    求項4に記載の音声ページャーシステム。
JP10049566A 1998-03-02 1998-03-02 音声ページャーシステム Pending JPH11252602A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013081236A (ja) * 2005-04-29 2013-05-02 Microsoft Corp エンドユーザのプリファレンスに応じた自動無線デバイスメッセージ管理

Cited By (3)

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US9451424B2 (en) 2005-04-29 2016-09-20 Microsoft Technology Licensing, Llc Automatic wireless device message management responsive to end user preferences
US10382610B2 (en) 2005-04-29 2019-08-13 Microsoft Technology Licensing, Llc Automatic wireless device message management responsive to end user preferences

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