JPH09199450A - ウエハ上の半導体素子ダイシング方法及び装置 - Google Patents

ウエハ上の半導体素子ダイシング方法及び装置

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JPH09199450A
JPH09199450A JP816296A JP816296A JPH09199450A JP H09199450 A JPH09199450 A JP H09199450A JP 816296 A JP816296 A JP 816296A JP 816296 A JP816296 A JP 816296A JP H09199450 A JPH09199450 A JP H09199450A
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JP
Japan
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dicing
wafer
semiconductor element
defective
semiconductor
Prior art date
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JP816296A
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English (en)
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Hidenori Hasegawa
秀則 長谷川
Akio Nakamura
彰男 中村
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイシング工程での時間ロスをなくし、ダイ
シング工程に要する時間を短縮することができるウエハ
上の半導体素子ダイシング方法及び装置を得る。 【解決手段】 ウエハ1上の半導体素子2をカットライ
ン3から個々に分割するダイシング方法において、ウエ
ハ作製後の特性検査で良品とされた半導体素子5を分割
するのに必要なカットライン6のみをダイシングするウ
エハ上の半導体素子ダイシング方法及び不良マーク4を
検出して良品とされた半導体素子5の位置を認識する認
識装置8あるいは特性検査データを読み込んで良品とさ
れた半導体素子の位置を認識する読み込み装置9を設
け、これらの装置8、9で認識された良品とされた半導
体素子5を分割するのに必要なカットライン6のみをダ
イシングする機能を備えたウエハ上の半導体素子ダイシ
ング装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウエハ上の半導体
素子をカットラインから個々に分割するダイシング方法
とその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ウエハ上の半導体素子を個々に分
割するダイシングは、一般に作製されたウエハを特性検
査し、ウエハ上の半導体素子間のカットラインの幅及び
ピッチを認識した後、特性検査による半導体素子の良、
不良に係わらず、全ての半導体素子を分割するようにし
ている。しかしながら、上記のように特性検査の結果に
係わらず、全ての半導体素子を分割するダイシング方法
によると、歩留りの悪いウエハの場合、ほとんどが不良
の半導体素子をダイシングすることになるため、工程上
大きな時間ロスになってしまう問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、第1
にダイシング工程での時間ロスをなくし、ダイシング工
程に要する時間の短縮を期待することができるウエハ上
の半導体素子ダイシング方法及び装置を得ることにあ
る。本発明の別の課題は、ダイシングに使用するダイシ
ングブレードの磨耗を低減することができるウエハ上の
半導体素子ダイシング方法及び装置を提供することにあ
る。本発明のもう一つの課題は、必要なカットラインを
決定してダイシングするまでの時間をより短縮すること
ができるウエハ上の半導体素子ダイシング方法及び装置
を提供することにある。本発明の更なる課題は、ダイシ
ング時に発生するウエハのピッチングやコンタミの低減
を期待することができるウエハ上の半導体素子ダイシン
グ方法及び装置を供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ため、本発明に係るウエハ上の半導体素子ダイシング方
法は、ウエハ上の半導体素子をカットラインから個々に
分割するダイシング方法において、ウエハ作製後の特性
検査で良品とされた半導体素子を分割するのに必要なカ
ットラインのみをダイジングすることを特徴とするもの
で、良品とされた半導体素子を分割するのに必要なカッ
トラインのみをダイシングすることにより、全てのカッ
トラインをダイシングする必要がなくなり、その分ダイ
シング工程での無駄時間をなくし、ダイシング時間の短
縮を図ることができる。
【0005】また、本発明に係るウエハ上の半導体素子
ダイシング方法は、前記の良品とされた半導体素子の両
側のカットラインのみをダイシングすることを特徴とす
るもので、良品とされた半導体素子の両側のカットライ
ンのみをダイシングすることによって、少なくとも良品
とされた半導体素子を個々に分割することができ、ダイ
シング時間を短縮することが可能となる。
【0006】更に、本発明に係るウエハ上の半導体素子
ダイシング方法は、前記の良品とされた半導体素子の周
囲のカットラインのみをダイシングすることを特徴とす
るもので、良品とされた半導体素子の周囲のカットライ
ンのみをダイシングすることにより、最小限のダイシン
グで良品とされた半導体素子を個々に分割することがで
き、ダイシング時間を最短にすることができる。
【0007】また、本発明に係るウエハ上の半導体素子
ダイシング装置は、ウエハ上の半導体素子をカットライ
ンから個々に分割するダイシング装置において、同ダイ
シング装置にウエハ作製後の特性検査で不良とされた半
導体素子に付けられる不良マークを検出して良品とされ
た半導体素子の位置を認識する認識装置を設け、同認識
装置で認識された良品とされた半導体素子を分割するの
に必要なカットラインのみをダイシングする機能を備え
たことを特徴とするもので、認識装置によって良品とさ
れた半導体素子の位置を認識し、それを分割するのに必
要なカットラインを決定することができるため、速やか
に必要なカットラインのみをダイシングして、良品とさ
れた半導体素子を個々に分割することができる。
【0008】更に、本発明に係るウエハ上の半導体素子
ダイシング装置は、ウエハ上の半導体素子をカットライ
ンから個々に分割するダイシング装置において、同ダイ
シング装置にウエハ作製後の特性検査データを読み込ん
で良品とされた半導体素子の位置を認識する読み込み装
置を設け、同読み込み装置で認識された良品とされた半
導体素子を分割するのに必要なカットラインのみをダイ
シングする機能を備えたことを特徴とするもので、読み
込み装置により特性検査データを読み込んで良品とされ
た半導体素子の位置を認識して、必要なカットラインを
決定することができるため、速やかにダイシングして良
品とされた半導体素子を個々に分割することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図1
乃至図6に基づいて説明する。図1は本発明に係るウエ
ハ上の半導体素子ダイシング方法の第1の実施形態を示
す説明図、図2は同方法に用いる半導体素子ダイシング
装置の第1の実施形態を示す構成図、図3は同方法に用
いる半導体素子ダイシング装置の第2の実施形態を示す
構成図、図4は本発明に係るウエハ上の半導体素子ダイ
シング方法の第2の実施形態を示す説明図、図5はその
ダイシング状態を示す断面図、図6は本発明に係るウエ
ハ上の半導体素子ダイシング方法の第3の実施形態を示
す説明図である。
【0010】ウエハ1上に構成された半導体素子2は、
カットライン3に沿ってダイシングされ、個々に分割さ
れる。このダイシングに際して、作製されたウエハ1
は、先ず特性検査により良、不良が検査され、不良とな
った半導体素子2上には図1の(A)に示すように不良
マーク4が付けられる。この不良マーク4を検出するこ
とによって、良品とされた半導体素子5の位置を把握す
ることができ、これから図1の(B)に示すように良品
とされた半導体素子5を個々に分割するのに必要なカッ
トライン6を決定することができる。
【0011】従って、ダイシングして半導体素子2を個
々に分割する前に、図2に示すようにダイシング装置7
に設けられた認識装置8により、半導体素子2上に付け
られた不良マーク4を検出して良品とされた半導体素子
5の位置を把握し、この半導体素子5のみを分割するの
に必要なカットライン6を決定した後、そのカットライ
ン6に沿ってダイシングすることにより、良品とされた
半導体素子5のみを個々に分割することができる。
【0012】このため、不良品を含む全ての半導体素子
2のカットライン3をダイシングする必要がなくなり、
その分ダイシング工程での時間ロスをなくし、ダイシン
グ時間を短縮して生産性を向上させることができる。ま
た、全てのカットライン3をダイシングする必要がなく
なるため、ダイシングに使用するダイシングブレードの
磨耗を低減し、その使用期間を延ばすことができる。
【0013】図3にダイシング装置7の他の実施形態が
示されている。これはダイシング装置7に、ウエハ1上
のどの位置に良品の半導体素子5があるのかを示す特性
検査データを読み込むための読み込み装置9を設け、こ
の読み込み装置9によって特性検査データを読み込んで
良品の半導体素子5の位置を認識し、それを分割するの
に必要なカットライン6を決定して、ダイシングできる
ようにしたものである。
【0014】このようなダイシング装置7によると、特
性検査データをそのまま読み込んで良品の半導体素子5
がある位置から必要なカットライン6を決定することが
できるため、良品の半導体素子5を認識して必要なカッ
トライン6を決定するまでの時間をより短縮することが
でき、ダイシング工程に必要な時間の更なる短縮を期待
することができる。
【0015】次に、図4及び図5に示すダイシング方法
について説明する。このダイシング方法は、良品とされ
た半導体素子5のみを分割するのに必要なカットライン
6を、先ずウエハ1の端面から切り込みはじめ、良品と
された半導体素子5の少なくとも両側のカットライン6
のみをダイシングし、カットライン6の途中であって
も、不良マーク4が付けられた半導体素子2の存在によ
って、それ以上ダイシングする必要がない場合は、ダイ
シングを途中で止めて次の必要なカットライン6をダイ
シングするようにしたものである。
【0016】この場合、図5の(A)に示すようにダイ
シングブレード10によってウエハ1をダイシングして
行き、必要な部分を切り終わったら、ダイシングブレー
ド10を図5の(B)に示すように上方に移動させるこ
とにより、切り込み不要な部分をスキップすればよく、
これによって、ダイシングに必要な時間を更に短縮する
ことができるようになると共に、ダイシングブレード1
0の磨耗を低減してその寿命を延長させることができ
る。
【0017】また、図6には別のダイシング方法が示さ
れている。この方法は、特性検査により良品とされた半
導体素子5のみを分割するために必要なカットライン6
の途中から切り込んで、良品とされた半導体素子5の周
囲のカットライン6のみをダイシングするものである。
このように良品とされた半導体素子5の周囲のカットラ
イン6のみをダイシングすることによって、最小限のダ
イシングで良品とされた半導体素子5を個々に分割する
ことができる。
【0018】このため、この方法によると、ダイシング
に要する時間を最短にすることができると共に、特にこ
の方法では、ウエハ1の端面からではなく、必要なカッ
トライン6の途中から切り込むことになるため、ウエハ
1の端面を切り込むときに発生するウエハ1のピッチン
グやコンタミの低減を期待することができる。
【0019】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係るウ
エハ上の半導体素子ダイシング方法及び装置によれば、
特性検査により良品とされた半導体素子を分割するのに
必要なカットラインのみをダイシングすればよく、従来
のように特性検査の結果に係わらず、全てのカットライ
ンをダイシングする必要がなくなる。このため、ダイシ
ング工程での無駄時間をなくし、ダイシング時間の短縮
を図り、半導体素子の生産性を向上させることができる
と共に、ダイシング時間の短縮によりダイシングに使用
するダイシングブレードの磨耗を低減し、その寿命を延
長することができる。
【0020】また、特性検査データを読み込んで必要な
カットラインを決定するようにしているため、必要なカ
ットラインを決定してダイシングするまでの時間をより
短縮して、速やかにダイシングすることができる。更
に、良品とされた半導体素子の周囲のカットラインのみ
をダイシングすることにより、ウエハ端面を切り込むと
きに発生するウエハのピッチングやコンタミを低減する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の係るウエハ上の半導体素子ダイシング
方法の第1の実施形態を示す説明図である。
【図2】本発明に係るウエハ上の半導体素子ダイシング
装置の第1の実施形態を示す構成図である。
【図3】本発明に係るウエハ上の半導体素子ダイシング
装置の第2の実施形態を示す構成図である。
【図4】本発明の係るウエハ上の半導体素子ダイシング
方法の第2の実施形態を示す説明図である。
【図5】本発明の係るウエハ上の半導体素子ダイシング
方法の第2の実施形態のダイシング状態を示す断面図で
ある。
【図6】本発明の係るウエハ上の半導体素子ダイシング
方法の第3の実施形態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ウエハ 2 半導体素子 3 カットライン 4 不良マーク 5 良品の半導体素子 6 必要なカットライン 7 ダイシング装置 8 認識装置 9 読み込み装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウエハ上の半導体素子をカットラインか
    ら個々に分割するダイシング方法において、 ウエハ作製後の特性検査で良品とされた半導体素子を分
    割するのに必要なカットラインのみをダイシングするこ
    とを特徴とするウエハ上の半導体素子ダイシング方法。
  2. 【請求項2】 前記の良品とされた半導体素子の両側の
    カットラインのみをダイシングすることを特徴とする請
    求項1記載のウエハ上の半導体素子ダイシング方法。
  3. 【請求項3】 前記の良品とされた半導体素子の周囲の
    カットラインのみをダイシングすることを特徴とする請
    求項1記載のウエハ上の半導体素子ダイシング方法。
  4. 【請求項4】 ウエハ上の半導体素子をカットラインか
    ら個々に分割するダイシング装置において、 同ダイシング装置にウエハ作製後の特性検査で不良とさ
    れた半導体素子に付けられる不良マークを検出して良品
    とされた半導体素子の位置を認識する認識装置を設け、
    同認識装置で認識された良品とされた半導体素子を分割
    するのに必要なカットラインのみをダイシングする機能
    を備えたことを特徴とするウエハ上の半導体素子ダイシ
    ング装置。
  5. 【請求項5】 ウエハ上の半導体素子をカットラインか
    ら個々に分割するダイシング装置において、 同ダイシング装置にウエハ作製後の特性検査データを読
    み込んで良品とされた半導体素子の位置を認識する読み
    込み装置を設け、同読み込み装置で認識された良品とさ
    れた半導体素子を分割するのに必要なカットラインのみ
    をダイシングする機能を備えたことを特徴とするウエハ
    上の半導体素子ダイシング装置。
JP816296A 1996-01-22 1996-01-22 ウエハ上の半導体素子ダイシング方法及び装置 Pending JPH09199450A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999060618A1 (fr) * 1998-05-19 1999-11-25 T.I.F. Co., Ltd. Dispositif a semi-conducteurs et procede de fabrication dudit dispositif
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US6479306B1 (en) 1998-05-19 2002-11-12 Niigata Seimitsu Co., Ltd. Method for manufacturing semiconductor device
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WO2010095355A1 (ja) * 2009-02-20 2010-08-26 昭和電工株式会社 半導体ウェーハのダイシング方法

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