JPH09198006A - 表示装置の階調表示駆動方法、及びその駆動回路 - Google Patents

表示装置の階調表示駆動方法、及びその駆動回路

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JPH09198006A
JPH09198006A JP8323588A JP32358896A JPH09198006A JP H09198006 A JPH09198006 A JP H09198006A JP 8323588 A JP8323588 A JP 8323588A JP 32358896 A JP32358896 A JP 32358896A JP H09198006 A JPH09198006 A JP H09198006A
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JP
Japan
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subfield
display
subfields
parts
bcd
Prior art date
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Application number
JP8323588A
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English (en)
Inventor
Takao Wakitani
敬夫 脇谷
Koichi Itsuda
浩一 五田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electronics Corp
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Publication date
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  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Control Of Gas Discharge Display Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フリッカーノイズを発生することなく、正確
な階調表示を行うこと。 【解決手段】 複数個のサブフィールドのうち、少なく
とも最高輝度を有するサブフィールドをさらに複数部分
に分割して、1フィールド期間内に分散配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビ受像器およ
び広告表示盤等の画像表示に用いる表示装置の階調表示
駆動方法、及びその駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、PDP(プラズマディスプレ
イパネル)、LCD(液晶ディスプレイ)、EL(エレ
クトロルミネセンス)等の方式の表示装置において階調
表示を行う方法として、複数個のサブフィールドの表示
を1フィールド期間中に順次行う駆動方法が広く用いら
れている。例えば、1/60秒の1フィールド期間に、
それぞれ20、21、…、及び2N-1に比例した発光輝度
のN個のサブフィールドの表示を選択的に順次行う。こ
のことにより、2N階調の階調表示を1/60秒毎に行
うことができる。次にこの方法について、AC型PDP
を例にとって具体的に説明する。図32は、AC型PD
Pの電極配列を示す配列図である。このAC型PDPの
電極配列は、図32に示すように、マトリックスを構成
している。列方向には、M列のデータ電極群DA1〜D
Mが配列されている。行方向には、N行の走査電極群
SCN1〜SCNNおよび維持電極群SUS1〜SUSN
配列されている。すなわち、ここに示すAC型PDPは
M列、N行のマトリックスを構成し、M×Nドットの放
電セルを有している。
【0003】次に、図33を参照して、このAC型PD
Pの表示駆動方法について説明する。図33は、従来の
AC型PDPの各電極への印加パルスのタイミングを示
すタイムチャートである。図33に示すように、書き込
み期間に、表示発光させる放電セルに一致したデータ電
極DA1〜DAMに正の書き込みパルス電圧+VW を印加
する。同時に、第1番目の走査電極SCN1に負の走査
パルス電圧−VS を印加する。このことにより、上記デ
ータ電極DA1〜DAMと第1番目の走査電極SCN1
の各交点部において書き込み放電が生じる。続いて、表
示発光させる放電セルに一致したデータ電極DA1〜D
Mに正の書き込みパルス電圧+VW を印加する。同時
に、第2番目の走査電極SCN2に負の走査パルス電圧
−VS を印加する。このことにより、上記データ電極D
1〜DAMと第2番目の走査電極SCN2との各交点部
において書き込み放電が生じる。同様な動作が引き続い
て行われる。最後に、表示発光させる放電セルに一致し
たデータ電極DA1〜DAMに正の書き込みパルス電圧+
VW を印加する。同時に、第N番目の走査電極SCNN
に負の走査パルス電圧−VS を印加する。このことによ
り、上記データ電極DA1〜DAMと第N番目の走査電極
SCNNとの各交点部において書き込み放電が生じる。
【0004】続いて、維持期間においては、全ての維持
電極SUS1〜SUSNと全ての走査電極SCN1〜SC
Nとに負の維持パルス電圧−VS を交互に印加する。
それで、書き込み放電を起こした箇所の放電セルにおい
て維持放電を開始する。この維持放電は、維持パルス電
圧の印加を続けている間は継続する。この維持放電によ
る発光を画像等の表示に用いる。続いて、消去期間にお
いては、全ての維持電極SUS1〜SUSNに負の細い幅
の消去パルス電圧−VS を印加し、それで消去放電を起
こして維持放電を停止させる。以上の動作により、画像
表示がAC型PDPの画面上で行われる。表示画面の輝
度は、維持放電の合計時間、すなわち維持パルス電圧の
印加回数に比例する。従って、1回の表示動作では、あ
る一定の輝度の表示しか得られない。それゆえ、図33
に示した一連の書き込み期間、維持期間、及び消去期間
からなる表示動作を1つのサブフィールドの表示動作と
する。さらに、輝度の異なる複数のサブフィールドでの
各表示動作を順次繰り返す、そのことにより画面の階調
表示を行う。
【0005】第1の従来例の階調表示駆動方法につい
て、図34、及び図35を参照して説明する。図34
は、第1の従来例の階調表示駆動方法での複数のサブフ
ィールドの配置を示す説明図である。図35は、図34
に示す複数のサブフィールドと輝度との関係を示す表で
ある。図34に示すように、TV表示方式の1フィール
ド期間(1/60秒)を8個のサブフィールドSub
1、Sub2、…、及びSub8に時間的に分割する。
さらに、8個のサブフィールドSub1、Sub2、
…、及びSub8の発光表示を番号順に選択的に行う。
このことにより、1/60秒毎に28(=256)階調
の階調表示を行う。各サブフィールドSub1、Sub
2、…、及びSub8は、図33に示した一連の書き込
み期間、維持期間、及び消去期間で構成される。
【0006】図34に示すように、8個のサブフィール
ドSub1、Sub2、…、及びSub8の表示画面が
0、21、…、及び27にそれぞれ比例した輝度が得ら
れるように、8個のサブフィールドSub1、Sub
2、…、及びSub8での各維持期間は設定されてい
る。それゆえ、図35に示すように、8個のサブフィー
ルドSub1、Sub2、…、及びSub8の表示画面
は、それぞれの輝度が20×B、21×B、…、及び27
×B(cd/m2)となっている。尚、B(cd/m2
は単位輝度を示している。第1の従来例の階調表示駆動
方法での256階調を達成する具体的な方法について、
図36を参照して説明する。図36は、第1の従来例の
階調表示駆動方法での256階調を達成する具体的な方
法を示す表である。尚、図36において、ONは表示動
作を行うサブフィールドを示し、OFFは表示動作を行
わないサブフィールドを示している。図36に示すよう
に、256階調の表示画面は、各サブフィールドSub
1、Sub2、…、及びSub8のON、OFF状態を
各種パターンに組み合わせることにより得られる。そこ
において、256階調は全てのサブフィールドがOFF
状態の1階調(輝度0)から全てのサブフィールドがO
N状態の256階調(輝度255×B)までの範囲であ
る。
【0007】次に、第2の従来例の階調表示駆動方法に
ついて、図37、及び図38を参照して説明する。図3
7は、第2の従来例の階調表示駆動方法での複数のサブ
フィールドの配置を示す説明図である。図38は、図3
7に示す複数のサブフィールドと輝度との関係を示す表
である。図37に示すように、TV表示方式の1フィー
ルド期間(1/60秒)を10個のサブフィールドSu
b7b、Sub8b、Sub1、Sub2、…、Sub
7a及びSub8aに時間的に分割する。さらに、10
個のサブフィールドSub7b、Sub8b、Sub
1、Sub2、…、Sub7a及びSub8aの発光表
示をその順番で選択的に行う。このことにより、フィー
ルド(1/60秒)毎に28(=256)階調の階調表
示を行う。各サブフィールドSub7b、Sub8b、
Sub1、Sub2、…、Sub7a及びSub8a
は、図33に示した一連の書き込み期間、維持期間、及
び消去期間で構成される。
【0008】この第2の従来例の階調表示駆動方法と第
1の従来例の階調表示駆動方法との相違点は、下記
(1)、(2)である。 (1) 第1の従来例におけるサブフィールドSub7
及びSub8を、この第2の従来例ではそれぞれ2個、
すなわちサブフィールドSub7a及びSub7b並び
にSub8a及びSub8bに分割する。 (2) サブフィールドSub7b及びSub8bをフ
ィールドの前方に配置する。この第2の従来例の階調表
示駆動方法では、6個のサブフィールド、Sub1、S
ub2、…、及びSub6での表示画面が20、21
…、及び25にそれぞれ比例した輝度が得られるよう
に、6個のサブフィールドSub1、Sub2、…、及
びSub6での維持期間は設定されている。また、残り
の4個のサブフィールドSub7a、Sub7b、Su
b8a及びSub8bの表示画面が1/2×26、1/
2×26、1/2×27及び1/2×27にそれぞれ比例
した輝度が得られるように、4個のサブフィールドSu
b7a、Sub7b、Sub8a及びSub8bでの維
持期間は設定されている。
【0009】従って、図38に示すように、10個のサ
ブフィールドSub7b、Sub8b、…、Sub7
a、及びSub8aの表示画面は、それぞれの輝度が
(1/2)×26×B、(1/2)×27×B、…、(1
/2)×26×B、及び(1/2)×27×B(cd/m
2)となっている。第2の従来例の階調表示駆動方法で
の256階調を達成する具体的な方法について、図39
を参照して説明する。図39は、第2の従来例の階調表
示駆動方法での256階調を達成する具体的な方法を示
す表である。尚、図39において、ONは表示動作を行
うサブフィールドを示し、OFFは表示動作を行わない
サブフィールドを示している。図39に示すように、2
56階調の表示画面は、各サブフィールドSub7b、
Sub8b、Sub1、Sub2、…、Sub7a及び
Sub8aのON、OFF状態を各種パターンに組み合
わせることにより得られる。そこにおいて、256階調
は全てのサブフィールドがOFF状態の1階調(輝度
0)から全てのサブフィールドがON状態の256階調
(輝度255×B)間での範囲にある。
【0010】次に、第3の従来例の階調表示駆動方法に
ついて、図40を参照して説明する。図40は、第3の
従来例の階調表示駆動方法での複数のサブフィールドの
配置を示す説明図である。図40に示すように、TV表
示方式の1フィールド期間(1/60秒)を16個のサ
ブフィールドSub1a、Sub2a、…、Sub7
a、Sub8a、Sub1b、Sub2b、…、Sub
7b、及びSub8bに時間的に分割する。さらに、1
6個のサブフィールドSub1a、Sub2a、…、S
ub7a、Sub8a、Sub1b、Sub2b、…、
Sub7b、及びSub8bの発光表示をその順番で選
択的に行う。このことにより、1/60秒毎に28(=
256)階調の階調表示を行う。第3の従来例の階調表
示駆動方法では、サブフィールドSub1a、Sub2
a、…、及びSub8aの輝度の値は、第1の従来例の
階調表示駆動方法のサブフィールドSub1、Sub
2、…、及びSub8の半分の値にそれぞれ等しい。同
様に、サブフィールドSub1b、Sub2b、…、及
びSub8bの輝度の値は、第1の従来例の階調表示駆
動方法のサブフィールドSub1、Sub2、…、及び
Sub8の半分の値にそれぞれ等しい。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の階
調表示駆動方法では、特定の2つの階調、例えば128
階調と129階調とが連続して表示に用いられたとき、
フリッカーノイズが表示画面に生じるという問題点があ
った。図41、及び図42を参照して、第1の従来例の
階調表示駆動方法でのフリッカーノイズについて、詳細
に説明する。図41は、第1の従来例の階調表示駆動方
法において1フィールド毎に128階調(127×Bc
d/m2)と127階調(126×Bcd/m2)が繰り
返し表示される場合の表示のタイミングを示すダイアグ
ラムである。図42は、第1の従来例の階調表示駆動方
法において1フィールド毎に129階調(128×Bc
d/m2)と128階調(127×Bcd/m2)とが繰
り返し表示される場合の表示のタイミングを示すダイア
グラムである。
【0012】図41において、1フィールド(1/60
秒)毎に128階調(127×Bcd/m2)と127
階調(126×Bcd/m2)とが交互に繰り返し表示
されている。一方、図42において、1フィールド(1
/60秒)毎に129階調(128×Bcd/m2)と
128階調(127×Bcd/m2)とを交互に繰り返
し表示されている。しかしながら、図42に示すよう
に、連続した2つのフィールドでは、129階調(12
8×Bcd/m2)のサブフィールドの表示とそれに続
くサブフィールドの128階調(127×Bcd/
2)の表示とが時間的に連続する。このため、上記2
つの表示の輝度が加算され、2フィールド(1/30
秒)毎に256階調(255×Bcd/m2)が繰り返
し表示される状態になる。その結果、好ましくないフリ
ッカーノイズが、表示画面上に観察され、階調表示上の
重大な問題点となる。
【0013】また、動画像の表示において、互いに隣接
している放電セルまたは放電セルの小群が、それぞれ1
29階調(128×Bcd/m2)と128階調(12
7×Bcd/m2)とを表示する場合には、画像に応じ
て放電セルの単位、あるいは放電セルの小群の単位で、
1フィールド1/60秒毎に129階調(128×Bc
d/m2)と128階調(127×Bcd/m2)とに繰
り返し表示されるべきである。しかしながら、上述のよ
うに、2フィールド(1/30秒)毎に256階調(2
55×Bcd/m2)の繰り返し表示となる。その結
果、好ましくないフリッカーノイズが、画面上の一部分
で観察され、著しく画質の低下を招く結果となる。
【0014】次に、図43、及び図44を参照して、第
2の従来例の階調表示駆動方法でのフリッカーノイズに
ついて、詳細に説明する。図43は、第2の従来例の階
調表示駆動方法において1フィールド毎に128階調
(127×Bcd/m2)と127階調(126×Bc
d/m2)が繰り返し表示される場合のタイミングを示
すダイアグラムである。図44は、第2の従来例の階調
表示駆動方法において1フィールド毎に129階調(1
28×Bcd/m2)と128階調(127×Bcd/
2)とが繰り返し表示される場合の表示のタイミング
を示すダイアグラムである。
【0015】図43において、1フィールド(1/60
秒)毎に、(1/2)×64×B(cd/m2)と95
×B(cd/m2)とに分割されて表示される128階
調(127×Bcd/m2)と、(1/2)×64×B
(cd/m2)と94×B(cd/m2)とに分割されて
表示される127階調(126×Bcd/m2)とが交
互に繰り返し表示される。一方、図44では、1フィー
ルド(1/60秒)毎に、129階調(128×Bcd
/m2)と128階調(127×Bcd/m2)とを交互
に繰り返し表示されている。しかしながら、図44に示
す表示の場合、階調表示を正しく行えない。というの
は、129階調のサブフィールドの前半の表示(1/2
×128×Bcd/m2)の輝度は次に表示される輝度
に比べて低いからである。それゆえ、前半の表示が、独
立して2フィールド(1/30秒)毎に表示が繰り返さ
れる。また、129階調のサブフィールドの後半の表示
(1/2×128×Bcd/m2)とそれに続く128
階調のサブフィールドの前半の表示(1/2×64×B
cd/m2)とが時間的に連続する。このため、上記2
つの表示の輝度が加算されて、96×B(cd/m2
の高い輝度となる。さらに、これに少し遅れて128階
調のサブフィールドの後半の表示(95×Bcd/
2)が起こる。それゆえ、この輝度(95×Bcd/
2)の何割かが96×Bcd/m2に加算される。その
結果、2フィールド(1/30秒)毎に、191(=9
6+95)×Bcd/m2に近い高輝度を繰り返し表示
される。このように、第2の従来例での表示は、第1の
従来例のものよりは若干改善されてはいる。しかしなが
ら、第2の従来例でもフリッカーノイズの発生という問
題点を解消することはできなかった。また、動画像の表
示においても、好ましくないフリッカーノイズが画面の
一部分で観察され、画質の低下を招くという問題点が残
った。
【0016】次に、図45、及び図46を参照して、第
3の従来例の階調表示駆動方法でのフリッカーノイズに
ついて、詳細に説明する。図45は、第3の従来例の階
調表示駆動方法において1フィールド毎に128階調
(127×Bcd/m2)と127階調(126×Bc
d/m2)が繰り返し表示される場合のタイミングを示
すダイアグラムである。図46は、第3の従来例の階調
表示駆動方法において1フィールド毎に129階調(1
28×Bcd/m2)と128階調(127×Bcd/
2)とが繰り返し表示される場合の表示のタイミング
を示すダイアグラムである。
【0017】図45では、1フィールド(1/60秒)
毎に、前半の1/2×127×B(cd/m2)と後半
の1/2×127×B(cd/m2)とに分割された1
28階調(127×Bcd/m2)の表示と、前半の1
/2×126×B(cd/m2)と後半の1/2×12
6×B(cd/m2)とに分割された127階調の表示
とが交互に繰り返されている。一方、図46では、1フ
ィールド(1/60秒)毎に129階調(128×Bc
d/m2)と128階調(127×Bcd/m2)とが繰
り返し表示されている。しかしながら、図46に示す表
示の場合、階調表示を正しく行えない。というのは、1
29階調のサブフィールドの前半の表示(1/2×12
8×Bcd/m2)と128階調のサブフィールドの後
半の表示(1/2×127×Bcd/m2)との各輝度
が、次に表示される輝度に比べて低いからである。それ
ゆえ、これらの表示が、独立して2フィールド(1/3
0秒)毎に繰り返される。さらに、129階調のサブフ
ィールドの後半の表示(1/2×128×Bcd/
2)とそれに続く128階調のサブフィールドの前半
の表示(1/2×127×Bcd/m2)とは時間的に
連続する。このため、上記2つの表示の輝度が加算され
て1/2×255×B(cd/m2)の高い輝度とな
り、2フィールド(1/30秒)毎に、1/2×255
×B(cd/m2)の輝度を繰り返し表示される状態に
なる。このように、第3の従来例での表示は、第1の従
来例のものよりは若干改善されてはいる。しかしなが
ら、第3の従来例でもフリッカーノイズの発生という問
題点を解消することはできなかった。また、動画像の表
示においても、好ましくないフリッカーノイズが画面の
一部分で観察され、画質の低下を招くという問題点が残
った。
【0018】以上のように、第1〜第3の従来例の階調
表示駆動方法はいずれも、特定の2つの階調を用い連続
して表示したとき、フリッカーノイズが発生するという
問題点があった。このため、画質を向上することができ
なかった。
【0019】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたものであり、フリッカーノイズを発生
することなく、正確な階調表示を行うことができる表示
装置の階調表示駆動方法、及びその駆動回路を提供する
ことを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のうち請求項1の発明にかかる表示装置の
階調表示駆動方法は、互いに輝度の異なる複数個のサブ
フィールドの発光表示を1フィールド期間中に選択的に
行うことにより階調表示を行う方法であって、前記複数
個のサブフィールドのうち輝度の高い順に、少なくとも
1個以上のサブフィールドを複数部分に分割して、分割
した複数部分を前記1フィールド期間内に分散配置す
る。
【0021】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
において、前記複数部分を、前記1フィールド期間の中
央部分に配置する。
【0022】また、請求項3の発明は、請求項1の発明
において、輝度が最も高いサブフィールドを第1の複数
部分に分割し、輝度が2番目に高いサブフィールドを第
2の複数部分に分割し、前記第1の複数部分の1つと前
記第2の複数部分の1つとが交互に配置されるように、
前記第1の複数部分と前記第2の複数部分とを前記1フ
ィールド期間の中央部分に配置する。
【0023】また、請求項4の発明は、請求項1の発明
において、輝度が最も高いサブフィールドを第1の複数
部分に分割し、輝度が2番目に高いサブフィールドを第
2の複数部分に分割し、輝度が3番目に高いサブフィー
ルドを第3の複数部分に分割し、前記第1の複数部分の
1つと前記第2の複数部分の1つと前記第3の複数部分
の1つとが連続して配置されるように、前記第1の複数
部分と前記第2の複数部分と前記第3の複数部分とを前
記1フィールド期間の中央部分に配置する。
【0024】また、請求項5の発明は、請求項1の発明
において、輝度が最も高いサブフィールドを第1の複数
部分に分割し、輝度が2番目に高いサブフィールドを第
2の複数部分に分割し、輝度が3番目に高いサブフィー
ルドを第3の複数部分に分割し、輝度が4番目に高いサ
ブフィールドを第4の複数部分に分割し、前記第1の複
数部分の1つと前記第2の複数部分の1つと前記第3の
複数部分の1つと前記第4の複数部分の1つとが連続し
て配置されるように、前記第1の複数部分と前記第2の
複数部分と前記第3の複数部分と前記第4の複数部分と
を前記1フィールド期間の中央部分に配置する。
【0025】また、請求項6の発明は、請求項1ないし
5のいずれかの発明において、前記複数部分を、前記1
フィールド期間に互いに不連続的に配置する。
【0026】また、請求項7の発明は、請求項1の発明
において、前記複数部分を前記1フィールド期間の両端
部分に配置し、分割していない前記サブフィールドを前
記1フィールド期間の中央部分に配置する。
【0027】請求項8の発明にかかる表示装置の駆動回
路は、マトリックス状に構成された電極構造を有する表
示装置について、階調表示を行う表示装置の駆動回路で
あって、マトリックスの所望の位置に書込放電を生じさ
せるためのデータ書込手段と、前記サブフィールドを特
定するためのサブフィールド信号を出力するサブフィー
ルド制御回路と、前記サブフィールド信号に基づいて、
前記所望の位置に維持放電を発生させる維持放電手段
と、前記サブフィールド信号に基づいて、前記所望の位
置に消去放電を発生させる消去手段とを備え、前記サブ
フィールド制御回路は、前記サブフィールドのうち輝度
の高い順に、少なくとも1個以上のサブフィールドに対
応するサブフィールド信号を複数回に分けて不連続に出
力し、前記維持放電手段は、少なくとも1個以上のサブ
フィールドに対応する前記維持放電のための維持パルス
のパルス数を前記複数回の数で分割したパルス数の前記
維持パルスを出力する。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
における、表示装置の階調表示駆動方法、及びその駆動
回路について、図面を参照しながら説明する。
【0029】《第1の実施形態》図1は、本発明の第1
の実施形態による、AC型PDP等の表示装置の階調表
示駆動方法での複数のサブフィールドの配置を示す説明
図である。図1に示すように、TV表示方式の1フィー
ルド期間(1/60秒)を9個のサブフィールドSub
5、Sub6、Sub8a、Sub7、Sub8b、S
ub1、…、及びSub4に時間的に分割する。さら
に、9個のサブフィールドSub5、Sub6、Sub
8a、Sub7、Sub8b、Sub1、…、及びSu
b4の発光表示をその順番で選択的に行うことにより、
1/60秒毎に28(=256)階調の階調表示を行う
ものである。各サブフィールドは、図33に示した一連
の書き込み期間、維持期間、及び消去期間で構成され
る。
【0030】第1の実施形態の階調表示駆動方法の特徴
は、下記(1)、(2)である。 (1) 図34に示した従来の階調表示駆動方法におけ
る、1フィールド期間の最高輝度のサブフィールドSu
b8を、サブフィールドSub8aとSub8bとの2
個に分割し、それらを互いに離して配置している。 (2) サブフィールドSub8aとSub8bとをサ
ブフィールドSub7の前後に配し、最初のサブフィー
ルドをSub5とする。図2は、図1の9個のサブフィ
ールドと輝度との関係を示す表である。図2において、
9個のサブフィールドSub5、Sub6、…、及びS
ub4の各維持期間は、それらの表示画面が図2の輝度
欄に示した数値に単位輝度B(cd/m2)を乗じた輝
度を得るように、設定されている。サブフィールドSu
b8a及びSub8bの輝度は各々(1/2)×27
設定されている。
【0031】第1の実施形態において、256階調を達
成する具体的な方法を図3に示す。図3は、第1の実施
形態での256階調を達成する具体的な方法を示す表で
ある。尚、図3において、表示動作を行うサブフィール
ドはON、表示動作を行わないサブフィールドはOFF
として表現している。図3に示すように、各サブフィー
ルドのON、OFF状態を各種パターンに組み合わせる
ことにより、全てのサブフィールドがOFF状態の1階
調(輝度0)から全てのサブフィールドがON状態の2
56階調(輝度255×B)まで、256階調の表示画
面が得られる。図3において、サブフィールドSub8
a及びSub8bは同じ表示内容を表示するために、互
いに同じ動作をする。さらに、前記9個のサブフィール
ドSub1、Sub2、…、Sub7、Sub8a、及
びSub8bの輝度を、それぞれ20×B、21×B、
…、26×B、1/2×27×B、及び1/2×27×B
(cd/m2)としている。各階調での輝度の合計を輝
度欄に示している。図3において、サブフィールドSu
b8a及びSub8bの輝度の合計は27×B(cd/
2)であり、従来例のサブフィールドSub8(図3
4)と同じである。
【0032】次に、実際のTV画像表示等におけるよう
に、連続したフィールドにおける階調表示について説明
する。図4、及び図5は、1フィールド毎に画面の輝度
が1階調だけ変化して繰り返し表示するように、本実施
形態の階調表示駆動方法によって連続したフィールドを
表示するでの表示のタイミングを示すダイアグラムであ
る。図4は、1フィールド毎に128階調(127×B
cd/m2)と127階調(126×Bcd/m2)とが
交互に繰り返し表示される場合の表示のタイミングを示
すダイアグラムである。図5は、1フィールド毎に12
9階調(128×Bcd/m2)と128階調(127
×Bcd/m2)とが繰り返し表示される場合の表示の
タイミングを示すダイアグラムである。
【0033】図4に示すように、127階調(126×
Bcd/m2)は、フィールドの始端部近傍に配置され
た第1の部分(合計で48×Bcd/m2)、フィール
ドの中央部に配置された第2の部分(64×Bcd/m
2)、及びフィールドの終端部近傍に配置された第3の
部分(合計で14×Bcd/m2)に分割されて表示さ
れている。図4、及び図5に示すように、128階調
(127×Bcd/m2)は、フィールドの始端部近傍
に配置された第4の部分(合計で48×Bcd/
2)、フィールドの中央部に配置された第5の部分
(64×Bcd/m2)、及びフィールドの終端部近傍
に配置された第6の部分(合計で15×Bcd/m2
に分割されて表示されている。図5に示すように、12
9階調(128×Bcd/m2)は、前半部(64×B
cd/m2)、及び後半部(64×Bcd/m2)に分割
されている。これらの前半部、及び後半部は互いに不連
続に表示される。
【0034】図4において、1フィールド毎に127階
調(126×Bcd/m2)と128階調(127×B
cd/m2)とが交互に繰り返し表示されたとき、第6
の部分(15×Bcd/m2)が第1の部分(48×B
cd/m2)に加算される。そのことにより、第6の部
分(15×Bcd/m2)と第1の部分(48×Bcd
/m2)とは、第7の部分(63(=15+48)×B
cd/m2)として表示される。さらに、第3の部分
(14×Bcd/m2)が第4の部分(48×Bcd/
2)に加算される。そのことにより、第3の部分(1
4×Bcd/m2)と第4の部分(48×Bcd/m2
とは、第8の部分(62(=14+48)×Bcd/m
2)として表示される。この結果、1フィールド毎に1
27階調と128階調とが交互に繰り返し表示された場
合、第7、第2、第8、及び第5の部分が、この順番で
表示される。一方、図5において、129階調(128
×Bcd/m2)は、前半部、及び後半部(64×Bc
d/m2)に分割され表示される。この状態は、1フィ
ールド期間が1/60秒の1/2に短縮された状態と等
価になる。また、128階調は、第4の部分(48×B
cd/m2)、第5の部分(64×Bcd/m2)、及び
第6の部分(15×Bcd/m2)に分割され表示され
る。この状態は、1フィールド期間が1/60秒の1/
3に短縮された状態と等価になる。その結果、輝度の変
化が起こる時間的間隔(周期)が短くなり、人の眼は応
答速度が遅いため、輝度の変化が平均化される。このこ
とにより、フリッカーノイズを生じることなく、正確な
階調表示を行うことができる。
【0035】フリッカーノイズが生じることなく、正確
な階調表示がなされる構成上の理由は、下記の通りであ
る。最高輝度を表示するサブフィールドであるSub8
を第1の複数部分としてのSub8a,Sub8bの2
つの部分に分割する。さらに、Sub8a,Sub8b
を1フィールド期間の中央部分に分割して配置する。こ
のことにより、各サブフィールドの表示が、連続したフ
ィールド間においてほぼ均等に分散される。
【0036】以上の説明では、AC型PDPを一例とし
た場合に、最高輝度を表示するサブフィールドであるS
ub8をSub8a,Sub8bの2つの部分に分割す
る。さらに、Sub8a,Sub8bの2つの部分を1
フィールド期間の中央部近傍に分割して配置するため
に、1フィールド期間の最初にサブフィールドSub5
を配した例を示した。しかしながら、この1フィールド
期間の構成は、AC型PDP以外の他の表示装置にも適
用できる。つまり、維持期間に相当する1つの発光表示
期間しか持たない表示装置においても、最高輝度を表示
するサブフィールドを分割し、1フィールド期間の中央
部に配置することにより、同様な効果が得られる。ま
た、サブフィールドSub8aとSub8bの輝度を互
いに同じ(1/2)×27×B(cd/m2)とした例に
ついて示した。しかしながら、必ずしも均等に分ける必
要は無い。すなわち、サブフィールドSub8aとSu
b8bの輝度の合計が27×B(cd/m2)になってい
れば良い。また、上述の実施形態ではサブフィールドS
ub8を2個のサブフィールドSub8a及びSub8
bに分けたが、3個以上の部分にサブフィールドSub
8を分割してもよい。
【0037】図6は、本発明の第1の実施形態での駆動
回路を示すブロック図である。図6において、ラッチク
ロック発生回路101、メモリアドレス制御回路10
2、PDP用データのためのPDP用データ変換回路1
03、走査パルス発生回路104、維持パルス発生回路
105、及び消去パルス発生回路106の各々には、ク
ロック信号及び同期信号が提供されている。第1、第2
のメモリ108及び109において、メモリアドレス制
御回路102により書込アドレスが指定される。PDP
用データ変換回路103は、通常の映像信号であるデー
タ入力信号をPDPの表示装置用のデータに変換する。
変換されたデータは一旦第1、第2のメモリ108及び
109に書き込まれる。そして、サブフィールド制御回
路107からのサブフィールド信号Sf0〜Sf2に応
じたアドレスのデータが、ラッチ回路110に出力され
る。ラッチ回路110はラッチクロック発生回路101
からのラッチ信号に応じて上記データをラッチし、デー
タ出力信号としてPDPに提供する。
【0038】走査パルス発生回路104、維持パルス発
生回路105、及び消去パルス発生回路106は、図3
3に示した走査パルス、維持パルス、及び消去パルスを
それぞれ発生する。維持パルスの発生開始タイミング
は、走査パルス発生回路104からの走査パルス終了信
号により与えられる。また、消去パルスの発生タイミン
グは、維持パルス発生回路105からの維持パルス終了
信号により与えられる。さらに、次の走査パルスの発生
タイミングは、消去パルス発生回路106からの消去パ
ルス終了信号により与えられる。また、消去パルス終了
信号はサブフィールド制御回路107にも与えられ、サ
ブフィールド制御回路107は、次のサブフィールドに
相当するサブフィールド信号Sf0〜Sf2を第1、第
2のメモリ108、109に出力する。
【0039】図7は、本発明の第1の実施形態でのサブ
フィールド、サブフィールド信号、及び維持パルス数の
関係を示す表である。上述したように、Sub5から始
まってSub4に終わる9個のサブフィールドの連なり
において、選択されたサブフィールドだけがONとな
る。サブフィールド信号Sf0〜Sf2は3ビットの信
号であり、図7に示すように各サブフィールドを特定す
るのに用いられている。サブフィールド制御回路107
は、所望の階調に対応するサブフィールドのON・OF
Fの組み合わせ(図3)に基づいて所定のタイミング
で、選択されたサブフィールドに対応するサブフィール
ド信号Sf0〜Sf2を出力する。第1、第2のメモリ
108及び109において、サブフィールド信号Sf0
〜Sf2によって示されるアドレス(例えばSub5な
らばアドレス(100))には、該当するサブフィール
ドのデータ(書込パルスに相当)が記憶されており、従
ってそのデータがラッチ回路110へ出力される。一
方、維持パルス発生回路105(図6)はサブフィール
ド信号Sf0〜Sf2を受けて、図7に示すところの、
サブフィールド信号Sf0〜Sf2に対応した維持パル
ス数を出力する。従って、サブフィールド信号Sf0〜
Sf2によって特定されたサブフィールドを表示するた
めに、必要な維持パルス数が出力され、図1に示した9
個のサブフィールドの配置が得られる。
【0040】《第2の実施形態》図8は、本発明の第2
の実施形態による表示装置の階調表示駆動方法での複数
のサブフィールドの配置を示す説明図である。本実施形
態においては、図34に示した従来例におけるサブフィ
ールドSub8をサブフィールドSub8a及びSub
8bに分割し、さらにサブフィールドSub7をサブフ
ィールドSub7a及びSub7bに分割している。そ
して、これらのサブフィールドSub8a、Sub7
a、Sub8b、及びSub7bをこの順番でフィール
ドの中央部分に配置している。従って、全体として1/
60秒の1フィールド期間内に10個のサブフィールド
が構成されている。図9は、図8の10個のサブフィー
ルドと輝度との関係を示す表である。図9において、1
0個のサブフィールドSub5、Sub6、…、及びS
ub4の各維持期間は、それらの表示画面が図9の輝度
欄に示した数値に単位輝度B(cd/m2)を乗じた輝
度を得るように、設定されている。サブフィールドSu
b7a及びSub7bの輝度は、各々(1/2)×26
×Bに設定され、その合計が26×Bとなっている。ま
た、サブフィールドSub8a及びSub8bの輝度
は、各々(1/2)×27×Bに設定され、その合計は
7×Bである。
【0041】このサブフィールドの配置を用いて、サブ
フィールドを制御することにより、AC型PDPの発光
表示を行う。すなわち、図10の表に示すように、各サ
ブフィールドSub5、Sub6、Sub8a、Sub
7a、Sub8b、Sub7b、Sub1、Sub2、
Sub3、及びSub4のON、OFF状態を組み合わ
せることにより、AC型PDPの階調表示が1から25
6階調まで可能となる。なお、サブフィールドSub7
a及びSub7bはそれぞれ同じ表示内容を表示するた
めに、同じ動作をする。また、サブフィールドSub8
a及びSub8bもそれぞれ同じ表示内容を表示するた
めに、同じ動作をする。図10では、10個のサブフィ
ールドSub1、Sub2、…、Sub6、Sub7
a、Sub7b、Sub8a、及びSub8bの輝度
を、それぞれ20×B、21×B、…、25×B、1/2
×26×B、1/2×26×B、1/2×27×B、及び
1/2×27×B(cd/m2)にそれぞれ設定してい
る。
【0042】次に、実際のTV画像表示等におけるよう
に、連続したフィールドにおける階調表示について説明
する。図11、及び図12は、1フィールド毎に画面の
輝度が1階調だけ変化して繰り返し表示するように、本
実施形態での階調表示駆動方法によって連続したフィー
ルドを表示するでの表示のタイミングを示すダイアグラ
ムである。図11は、1フィールド毎に128階調(1
27×Bcd/m2)と127階調(126×Bcd/
2)とが交互に繰り返し表示される場合の表示のタイ
ミングを示すダイアグラムである。図12は、1フィー
ルド毎に129階調(128×Bcd/m2)と128
階調(127×Bcd/m2)とが繰り返し表示される
場合の表示のタイミングを示すダイアグラムである。
【0043】図11に示すように、127階調(126
×Bcd/m2)は、フィールドの始端部近傍に配置さ
れた第9の部分(合計で48×Bcd/m2)、フィー
ルドの中央部に配置された第10の部分(1/2×64
×Bcd/m2)、及びフィールドの終端部近傍に配置
された第11の部分(合計で46×Bcd/m2)に分
割されて表示されている。図11、及び図12に示すよ
うに、128階調(127×Bcd/m2)は、フィー
ルドの始端部近傍に配置された第12の部分(合計で4
8×Bcd/m2)、フィールドの中央部に配置された
第13の部分(1/2×64×Bcd/m2)、及びフ
ィールドの終端部近傍に配置された第14の部分(合計
で47×Bcd/m2)に分割されて表示されている。
図12に示すように、129階調(128×Bcd/m
2)は、第15の部分(1/2×128×Bcd/
2)、及び第16の部分(1/2×128×Bcd/
2)に分割されている。
【0044】図11において、1フィールド毎に127
階調(126×Bcd/m2)と128階調(127×
Bcd/m2)とが交互に繰り返し表示されたとき、第
14の部分(47×Bcd/m2)が第9の部分(48
×Bcd/m2)に加算される。そのことにより、第1
4の部分(47×Bcd/m2)と第9の部分(48×
Bcd/m2)とは、第17の部分(95(=47+4
8)×Bcd/m2)として表示される。さらに、第1
1の部分(46×Bcd/m2)が第12の部分(48
×Bcd/m2)に加算される。そのことにより、第1
1の部分(46×Bcd/m2)と第12の部分(48
×Bcd/m2)とは、第18の部分(94(=46+
48)×Bcd/m2)として表示される。この結果、
1フィールド毎に127階調と128階調とが交互に繰
り返し表示された場合、第17、第10、第18、及び
第13の部分が、この順番で表示される。一方、図12
において、129階調(128×Bcd/m2)は、第
15、及び第16の部分(1/2×128×Bcd/m
2)に分割され表示される。この状態は、1フィールド
期間が1/60秒の1/2に短縮された状態と等価にな
る。また、128階調は、第12の部分(48×Bcd
/m2)、第13の部分(1/2×64×Bcd/
2)、及び第14の部分(47×Bcd/m2)に分割
され表示される。この状態は、1フィールド期間が1/
60秒の1/3に短縮された状態と等価になる。その結
果、輝度の変化が起こる時間的間隔(周期)が短くな
り、人の眼は応答速度が遅いため、輝度の変化が平均化
される。このことにより、フリッカーノイズを生じるこ
となく、正確な階調表示を行うことができる。
【0045】フリッカーノイズが生じることなく、正確
な階調表示がなされる構成上の理由は、下記の通りであ
る。最高輝度を表示するサブフィールドであるSub8
を第1の複数部分としてのSub8a,Sub8bの2
つの部分に分割する。さらに、次の高輝度を表示するS
ub7を第2の複数部分としてのSub7a,Sub7
bの2つの部分に分割する。その上、Sub8a,Su
b8b,Sub7a,Sub7bを1フィールド期間の
中央部分に分割して配置する。このことにより、各サブ
フィールドの表示が、連続したフィールド間においてほ
ぼ均等に分散される。
【0046】この第2の実施形態において、図8に示し
た1フィールドを構成するための駆動回路は、図6に示
した第1の実施形態のものと同一である。図13の表に
示すように、図7に示した第1の実施形態のものとの違
いは、サブフィールドSub7がサブフィールドSub
7aとSub7bとに分けられていることである。
【0047】以上の第2の実施形態の説明では、AC型
PDPを一例とした場合に、最高輝度を有するサブフィ
ールドSub8をSub8a,Sub8bの2つの部分
に分割している。さらに、次の高輝度を有するサブフィ
ールドSub7をSub7a,Sub7bの2つの部分
に分割している。そして、Sub8a,Sub8b,S
ub7a,Sub7bを1フィールド期間の中央部に分
割して配置するために、サブフィールドSub5を1フ
ィールド期間の最初に配した例を示した。しかしなが
ら、この1フィールド期間の構成は、AC型PDP以外
の他の表示装置にも適用できる。つまり、維持期間に相
当する1つの発光表示期間しか持たない表示装置におい
ても、10個のサブフィールドの上記配置により、同様
な効果が得られる。また、サブフィールドSub8a及
びSub8bの輝度を互いに同じ値(1/2)×27×
B(cd/m2)とし、また、サブフィールドSub7
a及びSub7bの輝度を互いに同じ値1/2×26×
B(cd/m2)とし、サブフィールドSub8aとS
ub8bの輝度を互いに同じ(1/2)×27×B(c
d/m2)とした例について示した。しかしながら、必
ずしもSub7、及びSub8の各輝度の値を均等に分
ける必要は無い。言い換えれば、サブフィールドSub
8aとSub8bの輝度の合計が27×B(cd/m2
になり、サブフィールドSub7a及びSub7bの輝
度の合計が26×B(cd/m2)となっておれば良い。
また、第2の実施形態において、サブフィールドSub
7並びにSub8をそれぞれ2個のサブフィールドSu
b7a及びSub7b、並びに、Sub8a及びSub
8bに分けた。しかしながら、サブフィールドSub7
及びSub8の一方または両方を3個以上の部分に分割
することも可能である。
【0048】《第3の実施形態》図14は、本発明の第
3の実施形態による表示装置の階調表示駆動方法での複
数のサブフィールドの配置を示す説明図である。本実施
形態においては、図34に示した従来例におけるサブフ
ィールドSub8をサブフィールドSub8a及びSu
b8bに分割し、サブフィールドSub7をサブフィー
ルドSub7a及びSub7bに分割している。さら
に、図34に示した従来例におけるサブフィールドSu
b6をサブフィールドSub6a及びSub6bに分割
している。そして、これらのサブフィールドSub6
a、Sub8a、Sub7a、Sub6b、Sub8
b、及びSub7bをこの順番でフィールドの中央部分
に配置している。さらに、全体として、11個のサブフ
ィールドSub4、Sub5、Sub6a、Sub8
a、Sub7a、Sub6b、Sub8b、Sub7
b、Sub1、Sub2、及びSub3をこの順番で1
/60秒の1フィールド期間内に配置している。図15
は、図14の11個のサブフィールドと輝度との関係を
示す表である。図15において、11個のサブフィール
ドSub4、Sub5、…、及びSub3の各維持期間
は、それらの表示画面が図15の輝度欄に示した数値に
単位輝度B(cd/m2)を乗じた輝度を得るように、
設定されている。サブフィールドSub6a及びSub
6bの輝度は、各々(1/2)×25×Bに設定され、
その合計が25×Bとなっている。サブフィールドSu
b7a及びSub7bの輝度は、各々(1/2)×26
×Bに設定され、その合計が26×Bとなっている。ま
た、サブフィールドSub8a及びSub8bの輝度
は、各々(1/2)×27×Bに設定され、その合計は
7×Bである。
【0049】この11個のサブフィールドの配置を用い
て、サブフィールドを制御することにより、AC型PD
Pの発光表示を行う。すなわち、詳細には、図16の表
に示すように、各サブフィールドSub4、Sub5、
Sub6a、Sub8a、Sub7a、Sub6b、S
ub8b、Sub7b、Sub1、Sub2、及びSu
b3のON、OFF状態を組み合わせることにより、A
C型PDPの階調表示が1から256階調まで可能とな
る。なお、サブフィールドSub6a及びSub6bは
それぞれ同じ表示内容を表示するために、同じ動作をす
る。サブフィールドSub7a及びSub7bもそれぞ
れ同じ表示内容を表示するために、同じ動作をする。ま
た、サブフィールドSub8a及びSub8bもそれぞ
れ同じ表示内容を表示するために、同じ動作をする。図
16では、11個のサブフィールドSub1、Sub
2、…、Sub6a、Sub6b、Sub7a、Sub
7b、Sub8a、及びSub8bの輝度を、それぞれ
0×B、21×B、…、1/2×25×B、1/2×25
×B、1/2×26×B、1/2×26×B、1/2×2
7×B、及び1/2×27×B(cd/m2)にそれぞれ
設定している。
【0050】次に、実際のTV画像表示等におけるよう
に、連続したフィールドにおける階調表示について説明
する。図17、及び図18は、1フィールド毎に画面の
輝度が1階調だけ変化して繰り返し表示するように、本
実施形態での階調表示駆動方法によって連続したフィー
ルドを表示するでの表示のタイミングを示すダイアグラ
ムである。図17は、1フィールド毎に128階調(1
27×Bcd/m2)と127階調(126×Bcd/
2)とが交互に繰り返し表示される場合の表示のタイ
ミングを示すダイアグラムである。図18は、1フィー
ルド毎に129階調(128×Bcd/m2)と128
階調(127×Bcd/m2)とが繰り返し表示される
場合の表示のタイミングを示すダイアグラムである。
【0051】図17に示すように、127階調(126
×Bcd/m2)は、フィールドの始端部近傍に配置さ
れた第19の部分(合計で40×Bcd/m2)、フィ
ールドの中央部に配置された第20の部分(合計で48
×Bcd/m2)、及びフィールドの終端部近傍に配置
された第21の部分(合計で38×Bcd/m2)に分
割されて表示されている。図17、及び図18に示すよ
うに、128階調(127×Bcd/m2)は、フィー
ルドの始端部近傍に配置された第22の部分(合計で4
0×Bcd/m2)、フィールドの中央部に配置された
第23の部分(合計で48×Bcd/m2)、及びフィ
ールドの終端部近傍に配置された第24の部分(合計で
39×Bcd/m2)に分割されて表示されている。図
18に示すように、129階調(128×Bcd/
2)は、第15の部分(1/2×128×Bcd/
2)、及び第16の部分(1/2×128×Bcd/
2)に分割されている。
【0052】図17において、1フィールド毎に127
階調(126×Bcd/m2)と128階調(127×
Bcd/m2)とが交互に繰り返し表示されたとき、第
24の部分(39×Bcd/m2)が第19の部分(4
0×Bcd/m2)に加算される。そのことにより、第
24の部分(39×Bcd/m2)と第19の部分(4
0×Bcd/m2)とは、第25の部分(79(=39
+40)×Bcd/m2)として表示される。さらに、
第21の部分(38×Bcd/m2)が第22の部分
(40×Bcd/m2)に加算される。そのことによ
り、第21の部分(38×Bcd/m2)と第22の部
分(40×Bcd/m2)とは、第26の部分(78
(=46+48)×Bcd/m2)として表示される。
この結果、1フィールド毎に127階調と128階調と
が交互に繰り返し表示された場合、第25、第20、第
26、及び第23の部分が、この順番で表示される。一
方、図18において、129階調(128×Bcd/m
2)は、第15、及び第16の部分(1/2×128×
Bcd/m2)に分割され表示される。この状態は、1
フィールド期間が1/60秒の1/2に短縮された状態
と等価になる。また、128階調は、第22の部分(4
0×Bcd/m2)、第23の部分(48×Bcd/
2)、及び第24の部分(39×Bcd/m2)に分割
され表示される。この状態は、1フィールド期間が1/
60秒の1/3に短縮された状態と等価になる。その結
果、輝度の変化が起こる時間的間隔(周期)が短くな
り、人の眼は応答速度が遅いため、輝度の変化が平均化
される。このことにより、フリッカーノイズを生じるこ
となく、正確な階調表示を行うことができる。
【0053】フリッカーノイズが生じることなく、正確
な階調表示がなされる構成上の理由は、下記の通りであ
る。最高輝度を表示するサブフィールドであるSub8
を第1の複数部分としてのSub8a,Sub8bの2
つの部分に分割する。次の高輝度を表示するSub7を
第2の複数部分としてのSub7a,Sub7bの2つ
の部分に分割する。さらに、3番目に高い輝度を表示す
るSub6を第3の複数部分としてのSub6a,Su
b6bの2つの部分に分割する。その上、Sub8a,
Sub8b,Sub7a,Sub7b,Sub6a,S
ub6bを1フィールド期間の中央部分に分割して配置
する。このことにより、各サブフィールドの表示が、連
続したフィールド間においてほぼ均等に分散される。
【0054】この第3の実施形態において、図14に示
した1フィールドを構成するための駆動回路は、図6に
示した第1の実施形態のものと同一である。図19の表
に示すように、図7に示した第1の実施形態のものとの
違いは、サブフィールドSub6、Sub7、及びSu
b8がサブフィールドSub6aとSub6b、Sub
7aとSub7b、及びSub8aとSub8bとにそ
れぞれ分けられていることである。
【0055】以上の第3の実施形態の説明では、AC型
PDPを一例とした場合に、最高輝度を有するサブフィ
ールドSub8をSub8a,Sub8bの2つの部分
に分割して、次の高輝度を表示するSub7をSub7
a,Sub7bの2つの部分に分割している。さらに、
3番目に高い輝度を表示するSub6をSub6a,S
ub6bの2つの部分に分割する。その上、11個のサ
ブフィールドSub4、Sub5、Sub6a、Sub
8a、Sub7a、Sub6b、Sub8b、Sub7
b、Sub1、Sub2、及びSub3をこの順番で1
/60秒の1フィールド期間内に配置している。しかし
ながら、この1フィールド期間の構成は、AC型PDP
以外の他の表示装置にも適用できる。つまり、維持期間
に相当する1つの発光表示期間しか持たない表示装置に
おいても、11個のサブフィールドの上記配置により、
同様な効果が得られる。また、サブフィールドSub6
a及びSub6bの輝度を互いに同じ値(1/2)×2
5×B(cd/m2)とした例について示した。しかしな
がら、必ずしもSub6の各輝度の値を均等に分ける必
要は無い。言い換えれば、サブフィールドSub6a,
Sub6bの輝度の合計が25×B(cd/m2)となっ
ておれば良い。また、第3の実施形態において、サブフ
ィールドSub6、Sub7、並びに、Sub8をそれ
ぞれ2個のサブフィールドSub6a及びSub6b、
Sub7a及びSub7b、並びに、Sub8a及びS
ub8bに分けた。しかしながら、サブフィールドSu
b6、Sub7及びSub8の一方または両方を3個以
上の部分に分割することも可能である。
【0056】《第4の実施形態》図20は、本発明の第
4の実施形態による表示装置の階調表示駆動方法での複
数のサブフィールドの配置を示す説明図である。本実施
形態においては、図34に示した従来例におけるサブフ
ィールドSub8をサブフィールドSub8a及びSu
b8bに分割し、サブフィールドSub7をサブフィー
ルドSub7a及びSub7bに分割している。さら
に、サブフィールドSub6をサブフィールドSub6
a及びSub6bに分割し、サブフィールドSub5を
サブフィールドSub5a及びSub5bに分割してい
る。そして、これらのサブフィールドSub5a、Su
b7a、Sub8a、Sub6a、Sub5b、Sub
7b、Sub8b、及びSub6bをこの順番でフィー
ルドの中央部分に配置している。さらに、全体として、
12個のサブフィールドSub4、Sub5a、Sub
7a、Sub8a、Sub6a、Sub5b、Sub7
b、Sub8b、Sub6b、Sub1、Sub2、及
びSub3をこの順番で1/60秒の1フィールド期間
内に配置している。図21は、図20の12個のサブフ
ィールドと輝度との関係を示す表である。図21におい
て、12個のサブフィールドSub4、Sub5a、
…、及びSub3の各維持期間は、それらの表示画面が
図21の輝度欄に示した数値に単位輝度B(cd/
2)を乗じた輝度を得るように、設定されている。サ
ブフィールドSub5a及びSub5bの輝度は、各々
(1/2)×24×Bに設定され、その合計が24×Bと
なっている。サブフィールドSub6a及びSub6b
の輝度は、各々(1/2)×25×Bに設定され、その
合計が25×Bとなっている。サブフィールドSub7
a及びSub7bの輝度は、各々(1/2)×26×B
に設定され、その合計が26×Bとなっている。また、
サブフィールドSub8a及びSub8bの輝度は、各
々(1/2)×27×Bに設定され、その合計は27×B
である。
【0057】この12個のサブフィールドの配置を用い
て、サブフィールドを制御することにより、AC型PD
Pの発光表示を行う。すなわち、詳細には、図22の表
に示すように、各サブフィールドSub4、Sub5
a、Sub7a、Sub8a、Sub6a、Sub5
b、Sub7b、Sub8b、Sub6b、Sub1、
Sub2、及びSub3のON、OFF状態を組み合わ
せることにより、AC型PDPの階調表示が1から25
6階調まで可能となる。なお、サブフィールドSub5
a及びSub5bはそれぞれ同じ表示内容を表示するた
めに、同じ動作をする。サブフィールドSub6a及び
Sub6bはそれぞれ同じ表示内容を表示するために、
同じ動作をする。サブフィールドSub7a及びSub
7bもそれぞれ同じ表示内容を表示するために、同じ動
作をする。また、サブフィールドSub8a及びSub
8bもそれぞれ同じ表示内容を表示するために、同じ動
作をする。図22では、12個のサブフィールドSub
1、Sub2、…、Sub5a、Sub5b、Sub6
a、Sub6b、Sub7a、Sub7b、Sub8
a、及びSub8bの輝度を、それぞれ20×B、21×
B、…、1/2×24×B、1/2×24×B、1/2×
5×B、1/2×25×B、1/2×26×B、1/2
×26×B、1/2×27×B、及び1/2×27×B
(cd/m2)にそれぞれ設定している。
【0058】次に、実際のTV画像表示等におけるよう
に、連続したフィールドにおける階調表示について説明
する。図23、及び図24は、1フィールド毎に画面の
輝度が1階調だけ変化して繰り返し表示するように、本
実施形態での階調表示駆動方法によって連続したフィー
ルドを表示するでの表示のタイミングを示すダイアグラ
ムである。図23は、1フィールド毎に128階調(1
27×Bcd/m2)と127階調(126×Bcd/
2)とが交互に繰り返し表示される場合の表示のタイ
ミングを示すダイアグラムである。図24は、1フィー
ルド毎に129階調(128×Bcd/m2)と128
階調(127×Bcd/m2)とが繰り返し表示される
場合の表示のタイミングを示すダイアグラムである。
【0059】図23に示すように、127階調(126
×Bcd/m2)は、フィールドの始端部近傍に配置さ
れた第27の部分(合計で48×Bcd/m2)、フィ
ールドの中央部に配置された第28の部分(合計で56
×Bcd/m2)、及びフィールドの終端部近傍に配置
された第29の部分(合計で22×Bcd/m2)に分
割されて表示されている。図23、及び図24に示すよ
うに、128階調(127×Bcd/m2)は、フィー
ルドの始端部近傍に配置された第30の部分(合計で4
8×Bcd/m2)、フィールドの中央部に配置された
第31の部分(合計で56×Bcd/m2)、及びフィ
ールドの終端部近傍に配置された第32の部分(合計で
23×Bcd/m2)に分割されて表示されている。図
24に示すように、129階調(128×Bcd/
2)は、第15の部分(1/2×128×Bcd/
2)、及び第16の部分(1/2×128×Bcd/
2)に分割されている。
【0060】図23において、1フィールド毎に127
階調(126×Bcd/m2)と128階調(127×
Bcd/m2)とが交互に繰り返し表示されたとき、第
32の部分(23×Bcd/m2)が第27の部分(4
8×Bcd/m2)に加算される。そのことにより、第
32の部分(23×Bcd/m2)と第27の部分(4
8×Bcd/m2)とは、第33の部分(71(=23
+48)×Bcd/m2)として表示される。さらに、
第29の部分(22×Bcd/m2)が第30の部分
(48×Bcd/m2)に加算される。そのことによ
り、第29の部分(22×Bcd/m2)と第30の部
分(48×Bcd/m2)とは、第34の部分(70
(=22+48)×Bcd/m2)として表示される。
この結果、1フィールド毎に127階調と128階調と
が交互に繰り返し表示された場合、第32、第29、第
34、及び第31の部分が、この順番で表示される。一
方、図24において、129階調(128×Bcd/m
2)は、第15、及び第16の部分(1/2×128×
Bcd/m2)に分割され表示される。この状態は、1
フィールド期間が1/60秒の1/2に短縮された状態
と等価になる。また、128階調は、第30の部分(4
8×Bcd/m2)、第31の部分(56×Bcd/
2)、及び第32の部分(23×Bcd/m2)に分割
され表示される。この状態は、1フィールド期間が1/
60秒の1/3に短縮された状態と等価になる。その結
果、輝度の変化が起こる時間的間隔(周期)が短くな
り、人の眼は応答速度が遅いため、輝度の変化が平均化
される。このことにより、フリッカーノイズを生じるこ
となく、正確な階調表示を行うことができる。
【0061】フリッカーノイズが生じることなく、正確
な階調表示がなされる構成上の理由は、下記の通りであ
る。最高輝度を表示するサブフィールドであるSub8
を第1の複数部分としてのSub8a,Sub8bの2
つの部分に分割して、次の高輝度を表示するSub7を
第2の複数部分としてのSub7a,Sub7bの2つ
の部分に分割する。さらに、3番目に高い輝度を表示す
るSub6を第3の複数部分としてのSub6a,Su
b6bの2つの部分に分割して、4番目に高い輝度を表
示するSub5を第4の複数部分としてのSub5a,
Sub5bの2つの部分に分割する。その上、Sub5
a、Sub7a、Sub8a、Sub6a、Sub5
b、Sub7b、Sub8b、及びSub6bをこの順
番で1フィールド期間の中央部分に分割して配置する。
このことにより、各サブフィールドの表示が、連続した
フィールド間においてほぼ均等に分散される。
【0062】この第4の実施形態において、図20に示
した1フィールドを構成するための駆動回路は、図6に
示した第1の実施形態のものと同一である。図25の表
に示すように、図7に示した第1の実施形態のものとの
違いは、サブフィールドSub5、Sub6、Sub
7、及びSub8がサブフィールドSub5aとSub
5b、Sub6aとSub6b、Sub7aとSub7
b、及びSub8aとSub8bとにそれぞれ分けられ
ていることである。
【0063】以上の第4の実施形態の説明では、AC型
PDPを一例とした場合に、最高輝度を有するサブフィ
ールドSub8をSub8a,Sub8bの2つの部分
に分割して、次の高輝度を表示するSub7をSub7
a,Sub7bの2つの部分に分割している。さらに、
3番目に高い輝度を表示するSub6をSub6a,S
ub6bの2つの部分に分割して、4番目に高い輝度を
表示するSub5をSub5a,Sub5bの2つの部
分に分割する。。その上、12個のサブフィールドSu
b4、Sub5a、Sub7a、Sub8a、Sub6
a、Sub5b、Sub7b、Sub8b、Sub6
b、Sub1、Sub2、及びSub3をこの順番で1
/60秒の1フィールド期間内に配置している。しかし
ながら、この1フィールド期間の構成は、AC型PDP
以外の他の表示装置にも適用できる。つまり、維持期間
に相当する1つの発光表示期間しか持たない表示装置に
おいても、12個のサブフィールドの上記配置により、
同様な効果が得られる。また、サブフィールドSub5
a及びSub5bの輝度を互いに同じ値(1/2)×2
4×B(cd/m2)とした例について示した。しかしな
がら、必ずしもSub5の各輝度の値を均等に分ける必
要は無い。言い換えれば、サブフィールドSub5a,
Sub5bの輝度の合計が24×B(cd/m2)となっ
ておれば良い。また、第4の実施形態において、サブフ
ィールドSub5、Sub6、Sub7、並びに、Su
b8をそれぞれ2個のサブフィールドSub5a及びS
ub5b、Sub6a及びSub6b、Sub7a及び
Sub7b、並びに、Sub8a及びSub8bに分け
た。しかしながら、サブフィールドSub5、Sub
6、Sub7及びSub8の一方または両方を3個以上
の部分に分割することも可能である。
【0064】《第5の実施形態》図26は、本発明の第
5の実施形態による表示装置の階調表示駆動方法での複
数のサブフィールドの配置を示す説明図である。本実施
形態においては、図34に示した従来例におけるサブフ
ィールドSub8をサブフィールドSub8a及びSu
b8bに分割し、サブフィールドSub7をサブフィー
ルドSub7a及びSub7bに分割している。さら
に、サブフィールドSub6をサブフィールドSub6
a及びSub6bに分割し、サブフィールドSub5を
サブフィールドSub5a及びSub5bに分割してい
る。そして、この第5の実施の形態では、これらのサブ
フィールドSub5a、Sub6a、Sub7a、及び
Sub8aをこの順番でフィールドの始端部に配置し、
サブフィールドSub5b、Sub6b、Sub7b、
及びSub8bをこの順番でフィールドの終端部に配置
している。さらに、全体として、12個のサブフィール
ドSub5a、Sub6a、Sub7a、Sub8a、
Sub1、Sub2、Sub3、Sub4、Sub5
b、Sub6b、Sub7b、及びSub8bをこの順
番で1/60秒の1フィールド期間内に配置している。
図27は、図26の12個のサブフィールドと輝度との
関係を示す表である。図27において、12個のサブフ
ィールドSub5a、Sub6a、…、及びSub8b
の各維持期間は、それらの表示画面が図27の輝度欄に
示した数値に単位輝度B(cd/m2)を乗じた輝度を
得るように、設定されている。サブフィールドSub5
a及びSub5bの輝度は、各々(1/2)×24×B
に設定され、その合計が24×Bとなっている。サブフ
ィールドSub6a及びSub6bの輝度は、各々(1
/2)×25×Bに設定され、その合計が25×Bとなっ
ている。サブフィールドSub7a及びSub7bの輝
度は、各々(1/2)×26×Bに設定され、その合計
が26×Bとなっている。また、サブフィールドSub
8a及びSub8bの輝度は、各々(1/2)×27×
Bに設定され、その合計は27×Bである。
【0065】この12個のサブフィールドの配置を用い
て、サブフィールドを制御することにより、AC型PD
Pの発光表示を行う。すなわち、詳細には、図28の表
に示すように、各サブフィールドSub5a、Sub6
a、Sub7a、Sub8a、Sub1、Sub2、S
ub3、Sub4、Sub5b、Sub6b、Sub7
b、及びSub8bのON、OFF状態を組み合わせる
ことにより、AC型PDPの階調表示が1から256階
調まで可能となる。なお、サブフィールドSub5a及
びSub5bはそれぞれ同じ表示内容を表示するため
に、同じ動作をする。サブフィールドSub6a及びS
ub6bはそれぞれ同じ表示内容を表示するために、同
じ動作をする。サブフィールドSub7a及びSub7
bもそれぞれ同じ表示内容を表示するために、同じ動作
をする。また、サブフィールドSub8a及びSub8
bもそれぞれ同じ表示内容を表示するために、同じ動作
をする。図28では、12個のサブフィールドSub
1、Sub2、…、Sub5a、Sub5b、Sub6
a、Sub6b、Sub7a、Sub7b、Sub8
a、及びSub8bの輝度を、それぞれ20×B、21×
B、…、1/2×24×B、1/2×24×B、1/2×
5×B、1/2×25×B、1/2×26×B、1/2
×26×B、1/2×27×B、及び1/2×27×B
(cd/m2)にそれぞれ設定している。
【0066】次に、実際のTV画像表示等におけるよう
に、連続したフィールドにおける階調表示について説明
する。図29、及び図30は、1フィールド毎に画面の
輝度が1階調だけ変化して繰り返し表示するように、本
実施形態での階調表示駆動方法によって連続したフィー
ルドを表示するでの表示のタイミングを示すダイアグラ
ムである。図29は、1フィールド毎に128階調(1
27×Bcd/m2)と127階調(126×Bcd/
2)とが交互に繰り返し表示される場合の表示のタイ
ミングを示すダイアグラムである。図30は、1フィー
ルド毎に129階調(128×Bcd/m2)と128
階調(127×Bcd/m2)とが繰り返し表示される
場合の表示のタイミングを示すダイアグラムである。
【0067】図29に示すように、127階調(126
×Bcd/m2)は、第35の部分(合計で56×Bc
d/m2)、及び第36の部分(合計で70×Bcd/
2)に分割されて表示されている。図29、及び図3
0に示すように、128階調(127×Bcd/m2
は、第35の部分(合計で56×Bcd/m2)、及び
第37の部分(合計で71×Bcd/m2)に分割され
て表示されている。図30に示すように、129階調
(128×Bcd/m2)は、第15の部分(1/2×
128×Bcd/m2)、及び第16の部分(1/2×
128×Bcd/m2)に分割されている。
【0068】図29において、127階調(126×B
cd/m2)は、第35の部分(合計で56×Bcd/
2)、及び第36の部分(合計で70×Bcd/m2
に分割され表示される。この状態は、1フィールド期間
が1/60秒の1/2に短縮された状態と等価になる。
さらに、図29において、128階調(127×Bcd
/m2)は、第35の部分(合計で56×Bcd/
2)、及び第37の部分(合計で71×Bcd/m2
に分割され表示される。この状態も1フィールド期間が
1/60秒の1/2に短縮された状態と等価になる。一
方、図30において、1フィールド毎に128階調(1
27×Bcd/m2)と129階調(128×Bcd/
2)とが交互に繰り返し表示されたとき、第16の部
分(1/2×128×Bcd/m2)が第35の部分
(56×Bcd/m2)に加算される。そのことによ
り、第16の部分(1/2×128×Bcd/m2)と
第32の部分(56×Bcd/m2)とは、第38の部
分(120(=64+56)×Bcd/m2)として表
示される。このように、輝度の変化が起こる時間的間隔
(周期)が短くなり、人の眼は応答速度が遅いため、輝
度の変化が平均化される。このことにより、フリッカー
ノイズを生じることなく、正確な階調表示を行うことが
できる。
【0069】さらに、この第5の実施形態では、図37
に示した第2の従来例に比べて、顕著な効果を奏する。
例えば、1フィールド毎に128階調(127×Bcd
/m2)と129階調(128×Bcd/m2)とが交互
に繰り返し表示されたとき、輝度の変化は2つのフィー
ルド(1/30秒)毎に120×B、71×B、及び6
4×Bの順番で減少するように観察される。さらに、連
続する2つの発光表示を考慮した場合、輝度の変化は2
つのフィールド(1/30秒)毎に135(=71+6
4)×B、184(=64+120)×B、及び191
(=120+71)×Bの順番で増加するように観察さ
れる。その結果、人の眼は応答速度が遅いため、発光表
示は減少する輝度の変化と増加する輝度の変化とが入り
交じって観察される。そのことにより、輝度の変化はよ
り平均化される。一方、第2の従来例では、1フィール
ド毎に128階調(127×Bcd/m2)と129階
調(128×Bcd/m2)とが交互に繰り返し表示さ
れたとき、輝度は2つのフィールド(1/30秒)毎に
96×B、95×B、及び64×Bの順番で変化する。
さらに、連続する2つの発光表示を考慮した場合、輝度
は2つのフィールド(1/30秒)毎に191(=96
+95)×B、159(=95+64)×B、及び16
0(=64+96)×Bの順番で変化する。その結果、
輝度の変化は平均化されない。
【0070】フリッカーノイズが生じることなく、正確
な階調表示がなされる構成上の理由は、下記の通りであ
る。最高輝度を表示するサブフィールドであるSub8
を第1の複数部分としてのSub8a,Sub8bの2
つの部分に分割して、次の高輝度を表示するSub7を
第2の複数部分としてのSub7a,Sub7bの2つ
の部分に分割する。さらに、3番目に高い輝度を表示す
るSub6を第3の複数部分としてのSub6a,Su
b6bの2つの部分に分割して、4番目に高い輝度を表
示するSub5を第4の複数部分としてのSub5a,
Sub5bの2つの部分に分割する。その上、サブフィ
ールドSub5a、Sub6a、Sub7a、Sub8
a、Sub1、Sub2、Sub3、Sub4、Sub
5b、Sub6b、Sub7b、及びSub8bをこの
順番で1フィールド期間内に配置する。このことによ
り、各サブフィールドの表示が、連続したフィールド間
においてほぼ均等に分散される。さらに、本実施形態で
は、サブフィールドSub1、Sub2、Sub3、及
びSub4を1フィールド期間の中央部分に配置してい
る。このことにより、フリッカーノイズを生じることな
く、人の肌色などの比較的輝度が低く微妙な階調表示を
行うことができる。
【0071】この第5の実施形態において、図26に示
した1フィールドを構成するための駆動回路は、図6に
示した第1の実施形態のものと同一である。図31の表
に示すように、図7に示した第1の実施形態のものとの
違いは、サブフィールドSub5、Sub6、Sub
7、及びSub8がサブフィールドSub5aとSub
5b、Sub6aとSub6b、Sub7aとSub7
b、及びSub8aとSub8bとにそれぞれ分けられ
ていることである。
【0072】以上の第5の実施形態の説明では、AC型
PDPを一例とした場合に、最高輝度を有するサブフィ
ールドSub8をSub8a,Sub8bの2つの部分
に分割して、次の高輝度を表示するSub7をSub7
a,Sub7bの2つの部分に分割している。さらに、
3番目に高い輝度を表示するSub6をSub6a,S
ub6bの2つの部分に分割して、4番目に高い輝度を
表示するSub5をSub5a,Sub5bの2つの部
分に分割する。。その上、12個のサブフィールドSu
b5a、Sub6a、Sub7a、Sub8a、Sub
1、Sub2、Sub3、Sub4、Sub5b、Su
b6b、Sub7b、及びSub8bをこの順番で1/
60秒の1フィールド期間内に配置している。しかしな
がら、この1フィールド期間の構成は、AC型PDP以
外の他の表示装置にも適用できる。つまり、維持期間に
相当する1つの発光表示期間しか持たない表示装置にお
いても、12個のサブフィールドの上記配置により、同
様な効果が得られる。また、サブフィールドSub5a
及びSub5bの輝度を互いに同じ値(1/2)×24
×B(cd/m2)とした例について示した。しかしな
がら、必ずしもSub5の各輝度の値を均等に分ける必
要は無い。言い換えれば、サブフィールドSub5a,
Sub5bの輝度の合計が24×B(cd/m2)となっ
ておれば良い。また、第5の実施形態において、サブフ
ィールドSub5、Sub6、Sub7、並びに、Su
b8をそれぞれ2個のサブフィールドSub5a及びS
ub5b、Sub6a及びSub6b、Sub7a及び
Sub7b、並びに、Sub8a及びSub8bに分け
た。しかしながら、サブフィールドSub5、Sub
6、Sub7及びSub8の一方または両方を3個以上
の部分に分割することも可能である。
【0073】上記各実施形態はAC型PDPを例にとっ
て説明したが、本発明の表示装置の階調表示駆動方法
は、DC型PDP、LCD、EL等の表示装置に適用で
きることはいうまでもない。
【0074】
【発明の効果】本発明の表示装置の階調表示駆動方法、
及びその駆動回路では、1フィールドを構成する複数個
のサブフィールドのうち輝度の高い順に、少なくとも1
個以上のサブフィールドを複数部分に分割する。さら
に、複数部分を1フィールド期間内に分散して配置す
る。このことにより、輝度の高い発光表示が1フィール
ド期間内で複数回に分けて行われる。この結果、表示発
光の間隔が、実質的に1フィールド期間を短縮した場合
と等価の状態となり、フリッカーノイズを生じることな
く、階調表示を正確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の表示装置の階調表示
駆動方法での複数のサブフィールドの配置を示す説明
図。
【図2】図1に示した階調表示駆動方法におけるサブフ
ィールドと輝度との関係を示す表。
【図3】図1に示した階調表示駆動方法におけるサブフ
ィールドの動作の組み合わせを示す表。
【図4】図1に示した階調表示駆動方法における表示の
タイミング図。
【図5】図1に示した階調表示駆動方法における表示の
他のタイミング図。
【図6】本発明の第1の実施形態での駆動回路を示すブ
ロック図。
【図7】図1に示した階調表示駆動方法におけるサブフ
ィールド、サブフィールド信号、及び維持パルス数の関
係を示す表。
【図8】本発明の第2の実施形態の表示装置の階調表示
駆動方法での複数のサブフィールドの配置を示す説明
図。
【図9】図8に示した階調表示駆動方法におけるサブフ
ィールドと輝度との関係を示す表。
【図10】図8に示した階調表示駆動方法におけるサブ
フィールドの動作の組み合わせを示す表。
【図11】図8に示した階調表示駆動方法における表示
のタイミング図。
【図12】図8に示した階調表示駆動方法における表示
の他のタイミング図。
【図13】図8に示した階調表示駆動方法におけるサブ
フィールド、サブフィールド信号、及び維持パルス数の
関係を示す表。
【図14】本発明の第3の実施形態の表示装置の階調表
示駆動方法での複数のサブフィールドの配置を示す説明
図。
【図15】図14に示した階調表示駆動方法におけるサ
ブフィールドと輝度との関係を示す表。
【図16】図14に示した階調表示駆動方法におけるサ
ブフィールドの動作の組み合わせを示す表。
【図17】図14に示した階調表示駆動方法における表
示のタイミング図。
【図18】図14に示した階調表示駆動方法における表
示の他のタイミング図。
【図19】図14に示した階調表示駆動方法におけるサ
ブフィールド、サブフィールド信号、及び維持パルス数
の関係を示す表。
【図20】本発明の第4の実施形態の表示装置の階調表
示駆動方法での複数のサブフィールドの配置を示す説明
図。
【図21】図20に示した階調表示駆動方法におけるサ
ブフィールドと輝度との関係を示す表。
【図22】図20に示した階調表示駆動方法におけるサ
ブフィールドの動作の組み合わせを示す表。
【図23】図20に示した階調表示駆動方法における表
示のタイミング図。
【図24】図20に示した階調表示駆動方法における表
示の他のタイミング図。
【図25】図20に示した階調表示駆動方法におけるサ
ブフィールド、サブフィールド信号、及び維持パルス数
の関係を示す表。
【図26】本発明の第5の実施形態の表示装置の階調表
示駆動方法での複数のサブフィールドの配置を示す説明
図。
【図27】図26に示した階調表示駆動方法におけるサ
ブフィールドと輝度との関係を示す表。
【図28】図26に示した階調表示駆動方法におけるサ
ブフィールドの動作の組み合わせを示す表。
【図29】図26に示した階調表示駆動方法における表
示のタイミング図。
【図30】図26に示した階調表示駆動方法における表
示の他のタイミング図。
【図31】図26に示した階調表示駆動方法におけるサ
ブフィールド、サブフィールド信号、及び維持パルス数
の関係を示す表。
【図32】AC型PDPの電極配列を示す配列図。
【図33】従来のAC型PDPの各電極への印加パルス
のタイミングを示すタイムチャート。
【図34】第1の従来例の階調表示駆動方法での複数の
サブフィールドの配置を示す説明図。
【図35】図34に示す複数のサブフィールドと輝度と
の関係を示す表。
【図36】図34に示した階調表示駆動方法におけるサ
ブフィールドの動作の組み合わせを示す表。
【図37】第2の従来例の階調表示駆動方法での複数の
サブフィールドの配置を示す説明図。
【図38】図37に示す複数のサブフィールドと輝度と
の関係を示す表。
【図39】図37に示した階調表示駆動方法におけるサ
ブフィールドの動作の組み合わせを示す表。
【図40】第3の従来例の階調表示駆動方法での複数の
サブフィールドの配置を示す説明図。
【図41】図34に示した階調表示駆動方法における表
示のタイミング図。
【図42】図34に示した階調表示駆動方法における表
示の他のタイミング図。
【図43】図37に示した階調表示駆動方法における表
示のタイミング図。
【図44】図37に示した階調表示駆動方法における表
示の他のタイミング図。
【図45】図40に示した階調表示駆動方法における表
示のタイミング図。
【図46】図40に示した階調表示駆動方法における表
示の他のタイミング図。
【符号の説明】
Sub1〜Sub8、Sub8a、Sub8b サブフ
ィールド 101 ラッチクロック発生回路 102 メモリアドレス制御回路 103 PDP用データ変換回路 104 走査パルス発生回路 105 維持パルス発生回路 106 消去パルス発生回路 107 サブフィールド制御回路 108 第1のメモリ 109 第2のメモリ 110 ラッチ回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに輝度の異なる複数個のサブフィー
    ルドの発光表示を1フィールド期間中に選択的に行うこ
    とにより階調表示を行う方法であって、 前記複数個のサブフィールドのうち輝度の高い順に、少
    なくとも1個以上のサブフィールドを複数部分に分割し
    て、 分割した複数の部分を前記1フィールド期間内に分散配
    置することを特徴とする表示装置の階調表示駆動方法。
  2. 【請求項2】 前記複数部分を、前記1フィールド期間
    の中央部分に配置することを特徴とする請求項1に記載
    の表示装置の階調表示駆動方法。
  3. 【請求項3】 輝度が最も高いサブフィールドを第1の
    複数部分に分割し、 輝度が2番目に高いサブフィールドを第2の複数部分に
    分割し、 前記第1の複数部分の1つと前記第2の複数部分の1つ
    とが交互に配置されるように、前記第1の複数部分と前
    記第2の複数部分とを前記1フィールド期間の中央部分
    に配置することを特徴とする請求項1に記載の表示装置
    の階調表示駆動方法。
  4. 【請求項4】 輝度が最も高いサブフィールドを第1の
    複数部分に分割し、 輝度が2番目に高いサブフィールドを第2の複数部分に
    分割し、 輝度が3番目に高いサブフィールドを第3の複数部分に
    分割し、 前記第1の複数部分の1つと前記第2の複数部分の1つ
    と前記第3の複数部分の1つとが連続して配置されるよ
    うに、前記第1の複数部分と前記第2の複数部分と前記
    第3の複数部分とを前記1フィールド期間の中央部分に
    配置することを特徴とする請求項1に記載の表示装置の
    階調表示駆動方法。
  5. 【請求項5】 輝度が最も高いサブフィールドを第1の
    複数部分に分割し、 輝度が2番目に高いサブフィールドを第2の複数部分に
    分割し、 輝度が3番目に高いサブフィールドを第3の複数部分に
    分割し、 輝度が4番目に高いサブフィールドを第4の複数部分に
    分割し、 前記第1の複数部分の1つと前記第2の複数部分の1つ
    と前記第3の複数部分の1つと前記第4の複数部分の1
    つとが連続して配置されるように、前記第1の複数部分
    と前記第2の複数部分と前記第3の複数部分と前記第4
    の複数部分とを前記1フィールド期間の中央部分に配置
    することを特徴とする請求項1に記載の表示装置の階調
    表示駆動方法。
  6. 【請求項6】 前記複数部分を、前記1フィールド期間
    に互いに不連続的に配置することを特徴とする請求項1
    ないし5のいずれかに記載の表示装置の階調表示駆動方
    法。
  7. 【請求項7】 前記複数部分を前記1フィールド期間の
    両端部分に配置し、分割していない前記サブフィールド
    を前記1フィールド期間の中央部分に配置することを特
    徴とする請求項1に記載の表示装置の階調表示駆動方
    法。
  8. 【請求項8】 マトリックス状に構成された電極構造を
    有する表示装置について、階調表示を行う表示装置の駆
    動回路であって、 マトリックスの所望の位置に書込放電を生じさせるため
    のデータ書込手段と、 前記サブフィールドを特定するためのサブフィールド信
    号を出力するサブフィールド制御回路と、 前記サブフィールド信号に基づいて、前記所望の位置に
    維持放電を発生させる維持放電手段と、 前記サブフィールド信号に基づいて、前記所望の位置に
    消去放電を発生させる消去手段とを備え、 前記サブフィールド制御回路は、前記サブフィールドの
    うち輝度の高い順に、少なくとも1個以上のサブフィー
    ルドに対応するサブフィールド信号を複数回に分けて不
    連続に出力し、 前記維持放電手段は、少なくとも1個以上のサブフィー
    ルドに対応する前記維持放電のための維持パルスのパル
    ス数を前記複数回の数で分割したパルス数の前記維持パ
    ルスを出力することを特徴とする表示装置の駆動回路。
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