JP2977627B2 - ガス放電パネルの駆動装置 - Google Patents

ガス放電パネルの駆動装置

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JP2977627B2
JP2977627B2 JP3057404A JP5740491A JP2977627B2 JP 2977627 B2 JP2977627 B2 JP 2977627B2 JP 3057404 A JP3057404 A JP 3057404A JP 5740491 A JP5740491 A JP 5740491A JP 2977627 B2 JP2977627 B2 JP 2977627B2
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壽男 上田
和生 吉川
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、N(ただし、Nは自然
数)ビットの表示データに基づいて2N段階の階調を表
現するガス放電パネルの駆動装置に係り、詳しくは近似
した階調を表現するときのライン境界線に発生する揺ら
ぎ(フリッカ、仮現運動)を目立たなくするガス放電パ
ネルの駆動装置に関する。
【0002】近年、AC放電による発光を利用したガス
放電パネルがパソコン、ワープロ等の表示装置として多
用されており、このガス放電パネルの駆動装置が数多く
開発されている。
【0003】図3は従来のガス放電パネルの駆動装置の
一例を示す構成図である。同図中、11はパネルで、ガ
ス放電電極がガラス基板に多数個マトリクス状に配列さ
れている。12はデータ側ドライバで、例えば4ビット
の表示データに従って、書き込みパルス、維持パルス、
消去パルスなどを発生してパネル11へ印加する。また
13、14、および15はそれぞれ遅延回路で、前記表
示データの各々ビット1,2,3の各ビットデータを遅
延時間TA,TBおよびTC(TA<TB<TC)だけ
遅延してデータ側ドライバ12へ出力する。なお、ビッ
ト0のビットデータは遅延されることなく、そのままデ
ータ側ドライバ12へ入力される。
【0004】この従来例は、N=4ビットの表示データ
により、2N=24=16階調の表示を行うもので、16
階調を表す表示データの各ビットデータが上記のビット
0〜3である。
【0005】以下、図4を参照して表示動作例を説明す
る。図4は図3における表示動作を示すタイミングチャ
ートである。説明の便宜上、一例としてライン“1”,
“2”,“3”,……,“15”に、階調「1」,
「2」,「3」,……,「15」の表示を行うものとす
る。各ラインの4ビットデータは各ビット毎に並列に入
力される。まず、ライン“1”の4ビットデータは、ビ
ット0の値だけが「1」で他のビットはすべて「0」で
あり、またビット0のデータだけが図3に示したように
遅延されることなく直接データ側ドライバ12に入力さ
れる。データ側ドライバ12は、上記ビットデータに基
づいて入力時点より直ちに第1のサブフィールド期間、
ライン1の表示をパネル11に行わせる。
【0006】ここで、第1のサブフィールド期間は、4
ビットの表示データに対応して1フレームの表示期間を
4枚に分割した中の一つであり、各サブフィールドSF
の表示期間は、例えば1:2:4:8に重み付けされて
いる。すなわち、ビット0〜3が重み付けされている。
したがって、上記の第1のサブフィールド期間は上記4
枚のサブフィールドのうち「1」の重みをもったサブフ
ィールドの表示期間を意味し、ライン1は1フレーム期
間中、この第1のサブフィールド期間のみ表示される。
このようにして16段階の階調表示が行われる。なお、
ガス放電パネル(AC−PDP)11は、放電の回数
(表示期間)によって輝度を制御す。
【0007】次に、ライン2の4ビットデータが並列に
入力されるが、このビットデータは階調「2」を表現す
るためにビット1の値のみが「1」で、他のビットの値
は「0」である。このため、ライン2の4ビットのデー
タ入力時点から時間TA遅延された時点で遅延回路13
より「1」の値のデータが取り出されてデータ側ドライ
バ12に入力される。
【0008】データ側ドライバ12は、データ入力時点
より時間TA後のデータに対しては前記「2」の重みを
もった第2のサブフィールドの期間表示を行わせる。同
様に、データ入力時点より時間TB後のデータに対して
は、前記「4」の重みをもった第3のサブフィールドの
期間の表示を行わせ、データ入力時点より時間TC後の
データに対しては、前記「8」の重みをもった最長の第
4のサブフィールドの期間の表示を行わせる。
【0009】したがって、ライン2のデータ入力時には
1フレーム中、データ入力時点より時間TA後より第2
のサブフィールド期間だけ表示が行われる。以下、上記
と同様にして、図4のタイムチャートに示す如く、アク
セスラインビット0の斜線の時間タイミングで入力され
る各ラインの入力データにより、各ラインの1フレーム
期間の表示(発光)期間は実線で示す期間となる。同図
に示すように、アクセスラインビット0で書き込まれた
データは次のアクセスラインビット1までの第1のサブ
フィールド期間発光を維持させ、アクセスラインビット
1で書き込まれたデータは次のアクセスラインビット2
までの第2のサブフィールド期間発光を維持させ、同様
にアクセスラインビット2,3で書き込まれたデータは
第3,第4のサブフィールド期間発光をそれぞれ持続さ
れる。また、例えばライン15で表示される階調「1
5」の発光は第1〜第4の全サブフィールド期間、すな
わち1フレーム期間持続することになる。
【0010】しかし、上記の従来方式では階調「7」と
「8」とは、図4のライン7,8にそれぞれ示す如く1
フレーム内の表示(発光)期間が逆転している。このた
め、ライン7は1フレームの前半の大部分で表示が行わ
れ、ライン8は1フレームの後半で表示が行われる。
【0011】隣接する2ライン間の階調差(輝度差)が
大きい場合はその1フレーム内の表示期間の差が大き
く、視覚的にフリッカがそれほど目立たないが、上記の
階調「7」と「8」が、隣接する2ラインで表示される
ような場合は、輝度差が小さく、しかも上記したように
1フレームにおける表示期間が逆転しているために、各
々のライン(図4ではライン7と8)の境界線で輝度の
揺らぎ(フリッカ、仮現運動)として表示されてしまっ
ていた。
【0012】そこで、隣接するラインの境界線での揺ら
ぎ(フリッカ)を目立たなくすることができるガス放電
パネルの駆動装置が必要となる。
【0013】
【従来の技術】従来のこの種のガス放電パネルの駆動装
置としては、例えば本願と同一出願人による平成元年5
月2日付け出願の特許願(2)に記載されたものがあ
り、図5のように示される。
【0014】図5はフリッカを目立たなくさせるガス放
電パネルの駆動装置の従来例を示す構成図である。同図
中、図3と同一構成部分には同一符号を付し、その説明
を省略する。図5に示す構成例は、前記Nの値が“4”
の場合で、図3に示した装置と同様に、16階調の表示
を4枚のサブフィールドの各表示期間を選択することに
より行うものとする。
【0015】データ選択回路20は、4ビットのデータ
のうちビット2とビット3(MSB)の計2ビットのデ
ータが並列に入力され、ライン切換信号に基づいて、奇
数ラインではビット2のデータを遅延回路21に選択出
力し、かつビット3のデータを遅延回路22に選択出力
する。他方、偶数ラインではビット2のデータを遅延回
路22に選択出力し、かつビット3のデータを遅延回路
21に選択出力する。
【0016】また、遅延回路22は遅延時間TC1とT
C2(TC1<TC2)を有し、前記ライン切換信号に
基づいてデータ選択回路20からのデータに対して奇数
ラインでは遅延時間TC1を付与し、偶数ラインでは遅
延時間TC2を付与して出力する。ここで、上記の遅延
時間TC1は図3の遅延回路15の遅延時間TCと同一
である。
【0017】データ側ドライバ23は奇数,偶数ライン
の別に関係なく、ビット0のデータが“1”の時は、そ
の入力時点から前記重み「1」の第1のサブフィールド
の期間表示をパネル11に行わせ、ビット0のデータ入
力時点から時間TA後に入力されるデータが“1”の時
はその時点から前記重み「2」の第2のサブフィールド
の期間表示を行わせる点は前記データ側ドライバ12と
同一である。
【0018】また、データ側ドライバ23は奇数ライン
ではビット0のデータ入力時点から時間TB後に入力さ
れる重み「4」の第3のサブフィールド期間の表示を行
わせ、ビット0のデータ入力時点から時間TC1後に入
力されるデータが“1”のときはその時点から前記重み
「8」の第4のサブフィールド期間の表示を行わせる。
したがって、奇数ラインでは従来と同様に1:2:4:
8の重みをもった第1〜第4のサブフィールドが第1→
第2→第3→第4の各サブフィールドの順で表示され
る。したがって、奇数ラインでの表示タイミングは図4
に示した表示タイミングと同一である。
【0019】これに対し、データ側ドライバ23は偶数
ラインではビット0のデータ入力時点から時間TB後に
入力されるデータが“1”のときはその時点から前記重
み「8」の第4のサブフィールド期間の表示を行わせ、
ビット0のデータ入力時点から時間TC2後に入力され
るデータが“1”のときはその時点から重み「4」の前
記第3のサブフィールド期間の表示をパネル11に行わ
せる。したがって、偶数ラインでは第1〜第4のサブフ
ィールドは第1→第2→第4→第3の各サブフィールド
の順で表示されることになり、奇数ラインとでサブフィ
ールドの表示順序が異なることになる。
【0020】ここで、第3、第4の各サブフィールドで
の表示の有無は入力データのビット2,ビット3の値に
対応しているから、入力データの値に応じた正しい階調
表示を行うために、上記の偶数ライン表示の際には、前
記したようにデータ選択回路20によりビット3のデー
タは遅延回路21に入力し、ビット2のデータはこのと
き遅延時間TC2である遅延回路22に入力するとい
う、ビット配列の切換えを行っているのである。
【0021】このような構成により、ライン1,2,
3,……,15でそれぞれ階調「1」,「2」,
「3」,……「15」の表示を少なくとも1フレーム行
う場合のタイムチャートを図6に示す。同図中、,
はそれぞれ前記第1,第2のサブフィールドを示し、
およびはそれぞれ奇数ラインでの前記第3および第4
のサブフィールドを示し、更におよびはそれぞれ偶
数ラインでの前記第3および第4のサブフィールドを示
す。また、太い実線が表示期間を示す。
【0022】図6において、階調「7」の1フレーム内
の表示は図中に太実線aで示すように、奇数ラインなの
で従来と同様に第1,第2および第3の各サブフィール
ド、およびで行われる。これに対し、階調「8」
の1フレーム内の表示を偶数ライン“8”で行う場合
は、前記ビット0〜3のうちビット3だけが“1”であ
り、遅延回路21から“1”のデータが出力されるから、
図6の太実線bで示す如く偶数ラインの第4のサブフィ
ールドで表示が行われる。
【0023】図6から分かるように、奇数ラインの第3
のサブフィールドと偶数ラインの第4のサブフィール
ドの1フレーム内での表示順序は同じで、隣接するラ
インではそれらの1フレーム内の表示期間が重複する。
したがって、図5の構成によれば、隣接する2ラインで
階調「7」と「8」とがそれぞれ表示されても表示期間
の1フレーム内の重複により視覚的に輝度の境界線での
揺らぎ(フリッカ)は殆ど目立たなくなる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のガス
放電パネルの駆動装置にあっては、パネル11のライン
数が多くなると階調数2N(サブフィールドの枚数N)
を表現できないという問題があったため、480本程度
のライン数から1000本程度のライン数に引き上げら
れた高精度パネルにおいて、適正な階調表現を行い得る
新しい駆動方式が提案された。この新方式は一括書込み
アドレス法と呼ばれ、図7のように示される。
【0025】図7は従来の一括書き込みアドレス法によ
るガス放電パネルの駆動装置を示す構成図である。同図
中、図5と同一構成部分には同一符号を付し、その説明
を省略する。図7において、ビット0〜3は、フレーム
メモリ30を介してデータ側ドライバ31に出力され
る。また、パネル11における奇数ラインに対応して奇
数ライン側ドライバ32が設けられ、偶数ラインに対応
して偶数ライン側ドライバ33が設けられている。この
奇数、偶数ライン側ドライバ32、33及び前記データ
側ドライバ31は、それぞれ駆動波形発生回路34によ
って制御され、駆動波形発生回路34は垂直同期信号及
び水平同期信号に基づいて各々の制御信号を出力する。
【0026】図8は図7における表示動作を示すタイミ
ングチャートである。図において、1フレームは前述し
たように重み付けされた第1〜第4のサブフィールドに
分割されており、サブフィールドの表示期間は奇数及び
偶数ライン側ドライバ32及び33によって規定され
る。各サブフィールドは、SUS1〜SUS4において
前記ガス放電電極を発光させるが、SUS1〜SUS4
の直前の期間で信号Wによって各ラインを立ち上げ、且
つ信号Eによってフィールド内の表示期間を設定する。
このような設定は前記したように奇数及び偶数ライン側
ドライバ32、33によって行われ、SUS1〜SUS
4で複数の奇数ライン及び偶数ラインが一括して表示制
御される。なお、各サブフィールドにおいては、データ
側ドライバ31からビット0〜3が順次出力される。こ
のような一括書き込みアドレス法によれば、複数のライ
ンを一括して表示制御するため、ライン数の多いパネル
11においても階調の再現性に優れる。
【0027】ところで、この一括書き込みアドレス法を
用いたガス放電パネルの駆動装置においても、図4に示
したような条件下では揺らぎが発生する。そこで、図5
に示したように、1フレームにおけるN枚のサブフィー
ルドの表示順序を奇数ラインと偶数ラインとで異なら
せ、揺らぎを防止する必要がある。
【0028】しかしながら、上記揺らぎ防止対策はライ
ンを順次走査する従来技術において提案されたものであ
り、一括書き込みアドレス法によるガス放電パネルの駆
動装置においては、奇数ライン及び偶数ラインを同時に
表示制御しているため、ライン毎にサブフィールドの表
示順序を異ならせることが困難であり、敢えて導入した
場合はサブフィールド内を奇数ラインと偶数ラインに対
応させて分割し、各分割エリア内でライン毎の表示制御
を行う等の処理が必要となり、複雑化してしまう。ま
た、この場合には、結果的に1フレーム内のアドレス回
数(サブフィールド枚数)が増えてしまうため、元来ア
ドレス時間(表示時間)に余裕がない大容量パネルにお
いては階調数が減少してしまうという問題があった。
【0029】[目的]そこで本発明は、一括書き込みア
ドレス法によって大容量パネルに対応しながらアドレス
回数(サブフィールド枚数)を増加せずに階調のライン
境界線に発生する揺らぎを目立たなくするガス放電パネ
ルの駆動装置を提供することを目的としている。
【0030】
【課題を解決するための手段】本発明によるガス放電パ
ネルの駆動装置は上記目的達成のため、表示期間制御部
においてN(ただし、Nは自然数)ビットの表示データ
に対応して1フレームの表示期間をN枚のサブフィール
ドに分割し、重み付け回路により該サブフィールドの1
枚ずつの表示期間をビットの桁に対応させて重み付けす
る。重み付けされたサブフィールドに従って奇数ライン
側ドライバと偶数ライン側ドライバによりガス放電パネ
ルの奇数ラインと偶数ラインをそれぞれ励起する。そし
て、データ側ドライバにより該サブフィールドに同期し
て対応する桁のビットデータを該奇数ラインと偶数ライ
ンに印加し、複数の奇数ライン及び偶数ラインを一括し
て表示制御する。ここで、ドライバ制御部により前記サ
ブフィールドの表示順序を奇数ラインと偶数ラインとで
異ならせ、同一フレーム内で前記奇数ライン側ドライバ
と偶数ライン側ドライバとを独立して制御する。さら
に、変更したサブフィールドの表示順序に従ってビット
入れ替え回路によりビット桁のデータを入れ替えて、該
ビットデータの配列順序を奇数ラインと偶数ラインとで
異ならせる。
【0031】
【作用】本発明では、重み付けされたサブフィールドに
同期して対応する桁のビットデータが奇数ラインと偶数
ラインに印加され、複数の奇数ライン及び偶数ラインが
一括して表示制御される。ここで、ドライバ制御部によ
り前記サブフィールドの表示順序が奇数ラインと偶数ラ
インとで異なったものに設定され、同一フレーム内で奇
数ライン側ドライバと偶数ライン側ドライバとが独立し
て制御される。さらに、該サブフィールドの表示順序に
従ってビット入れ替え回路によりビット桁のデータが入
れ替えられて、該ビットデータの配列順序が奇数ライン
と偶数ラインとで異なったものに設定される。
【0032】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1,2は本発明に係るガス放電パネルの駆動装置の一実
施例を示す図であり、図1はそのブロック構成図、図2
はそのタイミングチャートである。
【0033】まず、構成を説明する。図1において、図
7に示した従来例に付された番号と同一番号は同一部分
を示す。表示期間制御部としての駆動波形発生回路40
は、ビット0〜ビット3までのN=4ビットの表示デー
タに対応して、1フレームの表示期間をN=4枚のサブ
フィールドに分割する。また、駆動波形回路40は、重
み付け回路として、該サブフィールドの1枚ずつの表示
期間をビットの桁0〜3に対応させて上位桁側を重み付
けする。さらに、波形駆動回路40は、ドライバ制御部
として、前記サブフィールドの表示順序を奇数ラインと
偶数ラインとで異ならせ、同一フレーム内で前記奇数ラ
イン側ドライバ32と偶数ライン側ドライバ33とを独
立して制御する。本実施例では、前述した従来例と同様
に偶数ラインにおける第3と第4のサブフィールドの表
示順序を入れ替えて、奇数ラインと偶数ラインとの表示
順序を異ならせるものとする。
【0034】奇数ライン側ドライバ32は、重み付けさ
れたサブフィールドに従ってガス放電パネルの奇数ライ
ンを励起する。また、偶数ライン側ドライバ33は、重
み付けされたサブフィールドに従ってガス放電パネルの
偶数ラインを励起する。
【0035】ビット入れ替え回路41は、該サブフィー
ルドの表示順序に従ってビット桁のデータを入れ替え
て、該ビットデータの配列順序を奇数ラインと偶数ライ
ンとで異ならせる。データ側ドライバ42は、該サブフ
ィールドに同期して対応する桁のビットデータを該奇数
ラインと偶数ラインに印加する。
【0036】奇数ライン側ドライバ32及び偶数ライン
側ドライバ33により、複数の奇数ライン及び偶数ライ
ンが一括して表示制御される。次に、図2を参照しなが
ら作用を説明する。
【0037】ビット入れ替え回路41は、偶数ラインの
4ビットのデータのうちビット2とビット3(MSB)
について、駆動波形発生回路40からのサブフィールド
制御信号(前記偶数ラインにおける第3と第4のサブフ
ィールドの入れ替えを示す信号)に基づいて、ビット2
とビット3の配列順序を入れ替えてフレームメモリ30
に出力する。
【0038】データ側ドライバ42は、第1のサブフィ
ールド及び第2のサブフィールドに関しては奇数ライ
ン、偶数ラインの別に関係なく1:2の重み付けでビッ
ト0及びビット1のデータを各ラインに印加する。第3
のサブフィールドにおいては、奇数ラインに対して重み
4にてビット2のデータを印加し、偶数ラインに対して
重み8にてビット3のデータを印加する。また、第4の
サブフィールドにおいては、奇数ラインに対して重み8
にてビット3のデータを印加し、偶数ラインに対して重
み4にてビット2のデータを印加する。
【0039】従って、図2において、奇数ラインと偶数
ラインにおける第3と第4のサブフィールドの表示期間
が異なっており、奇数ラインでは従来と同様に1:2:
4:8の重みをもった第1〜第4のサブフィールドが第
1→第2→第3→第4の各サブフィールドの順で表示さ
れる。
【0040】これに対し、偶数ラインでは第1〜第4の
サブフィールドは第1→第2→第4→第3の各サブフィ
ールドの順で表示される。
【0041】このような構成により、一括書き込みアド
レス法によるガス放電パネルの駆動装置において、ライ
ン1,2,3,……,15でそれぞれ階調「1」,
「2」,「3」,……「15」の表示を1フレームで行
ったとしても、図6に示したライン7と8の関係のよう
に、隣接するラインでの表示期間を重複させることがで
きる。
【0042】すなわち、サブフィールドの重み付けを入
力データ・ビット0,1,2,3にそれぞれ対応して
1:2:4:8に設定した場合には、SUS3の奇数ラ
インの点灯期間は4,偶数ラインの点灯期間は8、また
SUS4においては奇数偶数ラインの点灯期間がSUS
3部分とは逆になるように、奇数偶数ラインドライバ3
2、33それぞれに制御信号を入力する。
【0043】このように本実施例では、SUS3,4の
通算期間において隣接ラインの点灯期間を重ね合わせる
ことができるため、隣接する2ラインで階調「7」と
「8」とがそれぞれ表示されても視覚的に輝度の境界線
での揺らぎ(フリッカ)を殆ど目立たなくすることがで
きる。
【0044】一括書込みアドレス法によるガス放電パネ
ルの駆動装置においては、フレームメモリ30に蓄積さ
れているビットデータを読出し、同一サブフィールド内
に奇数ラインと偶数ラインで重みの異なるビットデータ
を印加する。そして、このビットデータに基づき、パネ
ルの放電セル(ガス放電電極)をON、OFFし所定期
間内奇数ラインと偶数ラインを点灯させる。このとき、
奇数ラインと偶数ラインの点灯期間はビットデータの重
みにより異なり、この重み付けは奇数、偶数ライン側ド
ライバ32、33の制御信号を奇数偶数ラインで別に持
つことにより実現される。
【0045】このように本実施例では、複数の奇数ライ
ン及び偶数ラインを一括して表示制御しながら、サブフ
ィールドの表示順序を奇数ラインと偶数ラインとで異な
らせ、同一フレーム内で前記奇数ライン側ドライバ32
と偶数ライン側ドライバ33とを独立して制御する。従
って、1フレーム内のアドレスライン数(サブフィール
ド数)を増加せずに、揺らぎが防止できる。
【0046】なお、本発明は上記の実施例に限定される
ものではなく、例えば表示する階調は16以外の他の値で
も本発明を適用できることは勿論である。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るガス
放電パネルの駆動装置によれば、1フレーム内のアドレ
スライン数(サブフィールド数)を増加せずに、同一フ
レーム内で奇数ライン側ドライバと偶数ライン側ドライ
バとを独立して制御することができるため、複数の奇数
ライン及び偶数ラインを一括して表示制御しながら、1
フレームでの表示期間を奇数偶数ラインで重複させるこ
とができ、隣接ライン間で階調差が小さい場合でも揺ら
ぎを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るガス放電パネルの駆動装置の一実
施例を示すブロック構成図である。
【図2】図1の実施例の動作を示すタイミングチャート
である。
【図3】従来のガス放電パネルの駆動装置の一例を示す
構成図である。
【図4】図3における表示動作を示すタイミングチャー
トである。
【図5】フリッカを目立たなくさせるガス放電パネルの
駆動装置の従来例を示す構成図である。
【図6】図5における表示動作を示すタイミングチャー
トである。
【図7】従来の一括書き込みアドレス法によるガス放電
パネルの駆動装置を示す構成図である。
【図8】図7における表示動作を示すタイミングチャー
トである。
【符号の説明】
32 奇数ライン側ドライバ 33 偶数ライン側ドライバ 40 駆動波形発生回路(表示期間制御部、重み付け
回路、ドライバ制御部) 41 ビット入れ替え回路 42 データ側ドライバ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−256196(JP,A) 特開 平3−138693(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G09G 3/28 G02F 1/133

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 N(ただし、Nは自然数)ビットの表示
    データに対応して1フレームの表示期間をN枚のサブフ
    ィールドに分割する表示期間制御部と、該サブフィール
    ドの1枚ずつの表示期間をビットの桁毎に重み付けする
    重み付け回路と、重み付けされたサブフィールドに従っ
    てガス放電パネルの奇数ラインを励起する奇数ライン側
    ドライバと、重み付けされたサブフィールドに従ってガ
    ス放電パネルの偶数ラインを励起する偶数ライン側ドラ
    イバと、該サブフィールドに同期して対応する桁のビッ
    トデータを該奇数ラインと偶数ラインに印加するデータ
    側ドライバと、を備え、複数の奇数ライン及び偶数ライ
    ンを一括して表示制御するガス放電パネルの駆動装置に
    おいて、前記サブフィールドの表示順序を奇数ラインと
    偶数ラインとで異ならせ、同一フレーム内で前記奇数ラ
    イン側ドライバと偶数ライン側ドライバとを独立して制
    御するドライバ制御部と、該サブフィールドの表示順序
    に従ってビット桁のデータを入れ替えて、該ビットデー
    タの配列順序を奇数ラインと偶数ラインとで異ならせる
    ビット入れ替え回路と、を備えたことを特徴とするガス
    放電パネルの駆動装置。
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