JPH09195442A - ユニットトラスおよびそのジョイント構造 - Google Patents

ユニットトラスおよびそのジョイント構造

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JPH09195442A
JPH09195442A JP1042896A JP1042896A JPH09195442A JP H09195442 A JPH09195442 A JP H09195442A JP 1042896 A JP1042896 A JP 1042896A JP 1042896 A JP1042896 A JP 1042896A JP H09195442 A JPH09195442 A JP H09195442A
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unit
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chord
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陽児 諸井
Masaaki Nakanishi
正明 中西
Nobuo Shiyoukawa
選男 庄川
Keiro Adachi
圭朗 安達
Tadao Nojima
忠雄 野島
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Shimizu Construction Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユニットトラスを正確にかつ確実に接続する
ことができ、また、様々な形状のトラス架構を低コスト
でかつ効率的に構成することのできるユニットトラスお
よびそのジョイント構造を提供することを課題とする。 【解決手段】 ユニットトラス20の弦材21、22の
一端側に所定間隔でジョイント穴28を形成し、他端側
にジョイント穴28とは異なる間隔でジョイント穴29
を形成し、ジョイント部材35を、ユニットトラス20
の一端側のジョイント穴28と、他端側のジョイント穴
29とに対応する位置にピン穴36が形成された構成と
した。そして、ユニットトラス20、20どうしを突き
合わせた状態で、そのジョイント部にジョイント部材3
5を配し、各ピン穴36にジョイントピン38を差し込
むことによって、ユニットトラス20、20を接続する
構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば平面形状あ
るいは立体形状のトラス架構を構成するときに用いて好
適なユニットトラスおよびそのジョイント構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、トラス架構は、互いに平
行な弦材間にラチス材等が架設されることによって構成
されている。従来、例えば平面形状あるいは立体形状
等、各種形状のトラス架構を構成するときには、その組
立を容易に行うために、所定寸法のユニットトラスを用
いていた。
【0003】例えば、図12に示すように、トラス架構
1は、複数のユニットトラス2が連続して接続されるこ
とによって構成されている。各ユニットトラス2は、互
いに平行に延在する二本一対の弦材3、3と、これら弦
材3の両端部および中間部において弦材3と直交する方
向に延在する連結材4、4、4と、これら弦材3、3お
よび連結材4、4、4間に斜めに配置されたラチス材
5、5とが一体化された構成となっている。
【0004】しかしながら、このように、両端部に連結
材4、4を有したいわば外形略ロ字状のユニットトラス
2を用いて構成したトラス架構1では、ユニットトラス
2、2どうしのジョイント部において、一方のユニット
トラス2の連結材4と、他方のユニットトラス2の連結
材4とが隣接することになるため、これが強度的に、ま
た部材としても無駄となっている。
【0005】この問題を解決するため、図13に示すよ
うに、略コ字状のユニットトラス6が用いられている。
ユニットトラス6は、互いに平行に延在する二本一対の
弦材7、7と、これら弦材7の両端部および中間部にお
いて弦材7と直交する方向に延在する連結材8、8と、
これら弦材7、7および連結材8、8間に斜めに配置さ
れたラチス材9、9とが一体化された構成となってい
る。このようなユニットトラス6によれば、ユニットト
ラス6、6どうしを、一方のユニットトラス6の一端側
と、他方のユニットトラス6の他端側とで接続すること
によって、前記問題が解決される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来のユニットトラスおよびそのジョイント構
造には、以下のような問題が存在する。まず、ユニット
トラス6、6、…を接続するときに、図14に示すよう
にユニットトラス6の方向を誤ってしまうと、互いに隣
接するユニットトラス6、6どうしのジョイント部で連
結材8のないところ(図14(a)および(b)参照)
と、二本の連結材8、8があるところ(図14(c)参
照)ができてしまい、ここがトラス架構1の強度上の弱
点となり構造上問題がある。
【0007】ところで、このようなユニットトラス6を
所定角度、例えば互いに直交するよう接続するときに
は、一方のユニットトラス6の弦材7に、これと直交す
る方向に延出するジョイントブラケットを溶接し、この
ジョイントブラケットに他方のユニットトラス6を接続
する方法がある。しかしながら、このジョイント構造で
は、ジョイントブラケットがユニットトラス6に固定さ
れることになるため、このユニットトラス6を例えば仮
設材のように多様な使い方をする場合には、他のユニッ
トトラス6を様々な位置に接続できるように、多数のジ
ョイントブラケットを設けておかなければならない。し
たがって、無駄が多く、また突出するジョイントブラケ
ットが邪魔になって使用勝手が低下するという問題もあ
る。
【0008】また、ユニットトラス6を所定角度で接続
する他のジョイント構造として、専用のジョイント金具
を用いるものもある。例えばユニットトラス6を略十字
状に接続するときには、図15および16に示すよう
に、十字状のジョイントピース10と、ジョイントプレ
ート11とを用いる。一方、接合すべき各ユニットトラ
ス6の端部には両側面が平面で形成されたジョイント部
材12を一体に形成しておく。そして、ジョイントピー
ス10、ジョイントプレート11、ジョイント部材12
それぞれの所定位置に穴10a、11a、12aを形成
しておく。そして、ジョイントピース10の四方に各ユ
ニットトラス6のジョイント部材12を突き合わせた状
態で、その両側からジョイントプレート11、11で挟
み込み、穴11a、11aに図示しないジョイントピン
あるいはボルト等を挿入することによって、ユニットト
ラス6、6、…を略十字状に接続するようにしている。
【0009】ところが、このようなジョイントピース1
0を用いたジョイント構造では、ジョイントピース1
0、ジョイントプレート11等、ジョイント部における
部品点数が増え、接続作業にかかるコストや手間がかか
るという問題がある。加えて、これらの部品によって、
ジョイント部の長さも長くなってしまう。
【0010】また、このようなユニットトラス6で、例
えばボックス構造のトラス(立体トラス)を構成すると
きには、予めユニットトラス6、6、…を所定形状に溶
接してボックス構造としておく方法と、ユニットトラス
6、6、…を接続して平面トラスを形成しておき、現場
で二つの平面トラスを対向させてこれらを一体化するこ
とによってボックス構造とする方法とがある。しかし、
予めボックス構造としておく方法では、容積が大きくな
るため、運搬、集積、保管にスペースが必要となり、こ
れらにかかるコストが割高となるという問題がある。一
方、二つの平面トラスを組み合わせる方法では、容積が
少なくてすむため、上記問題は回避することができるも
のの、現場において組立の手間とコストがかかるという
問題がある。
【0011】本発明は、以上のような点を考慮してなさ
れたもので、ユニットトラスを正確にかつ確実に接続す
ることができ、また、様々な形状のトラス架構を低コス
トでかつ効率的に構成することのできるユニットトラス
およびそのジョイント構造を提供することを課題とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
互いに平行に延在する二本一対の弦材と、これら弦材間
においてこれらと直交する方向に延在する連結材と、前
記弦材間に斜めに延在するよう設けられたラチス材とか
ら構成されるユニットトラスであって、前記二本一対の
弦材の一端側に定められた間隔で複数のジョイント穴が
形成されるとともに、他端側には前記一端側とは異なる
間隔で複数のジョイント穴が形成されていることを特徴
としている。
【0013】請求項2に係る発明は、請求項1記載のユ
ニットトラスにおいて、前記各弦材には、対向する他方
の弦材に向けて延出する接続ピンが形成されていること
を特徴としている。
【0014】請求項3に係る発明は、互いに平行に延在
する二本一対の弦材と、これら弦材間においてこれらと
直交する方向に延在する連結材と、前記弦材間に斜めに
延在するよう設けられたラチス材とから構成されるユニ
ットトラスのジョイント構造であって、接続すべき前記
各ユニットトラスには、前記二本一対の弦材それぞれの
一端側に定められた間隔で複数のジョイント穴が形成さ
れるとともに、他端側に前記一端側とは異なる間隔で複
数のジョイント穴が形成された構成とされ、複数の前記
ユニットトラスどうしを接続するためのジョイント部材
が、断面視略U字状で、かつ一方のユニットトラスの弦
材の一端側と、他方のユニットトラスの弦材の他端側と
を突き合わせたときに前記一端側の前記ジョイント穴と
前記他端側のジョイント穴とに対応する位置にピン穴が
形成された構成とされ、互いに接続すべき双方の前記ユ
ニットトラスの前記弦材どうしが突き合わされて、前記
ジョイント部材が、一方の前記弦材の前記ジョイント穴
と、他方の前記弦材の前記ジョイント穴とに前記ピン穴
を対応させて配置され、前記各ピン穴にジョイントピン
が挿入されることによって、前記ユニットトラスどうし
が接続されていることを特徴としている。
【0015】請求項4に係る発明は、請求項3記載のユ
ニットトラスのジョイント構造において、前記ユニット
トラスどうしを定められた角度で突き合わせて接続する
ためのクロスジョイントが、前記定められた角度をなし
た方向にそれぞれ延在する断面視略U字状の連結部を有
してなり、該連結部には、接続すべき前記各ユニットト
ラスの一端側または他端側に形成された前記ジョイント
穴に対応する位置にピン穴が形成された構成とされ、接
続すべき前記ユニットトラスの前記弦材どうしが前記定
められた角度で突き合わされて、前記クロスジョイント
が、前記各弦材の前記ジョイント穴に前記ピン穴を対応
させて配置され、前記各ピン穴にジョイントピンが挿入
されることによって、前記ユニットトラスどうしが前記
定められた角度で接続されていることを特徴としてい
る。
【0016】請求項5に係る発明は、請求項3または4
記載のユニットトラスのジョイント構造において、前記
ユニットトラスの前記各弦材には、対向する他方の弦材
に向けて延出する接続ピンが形成されてなり、それぞれ
複数のユニットトラスが接続されることによって構成さ
れた二組の平面トラスが互いに平行に配置され、一方の
側の前記平面トラスを構成するユニットトラスの前記接
続ピンと、他方の側の前記平面トラスを構成する前記ユ
ニットトラスの前記接続ピンとの間に、その両端部にピ
ン穴が形成されている接続材が、前記各ユニットトラス
の位置する面と直交する方向に延在するよう取り付けら
れていることを特徴としている。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るユニットトラ
スおよびそのジョイント構造の実施の形態の一例を、図
1ないし図11を参照して説明する。
【0018】図1に示すように、ユニットトラス20
は、例えば金属製のパイプ材から構成されており、互い
に平行に延在する所定長の弦材21、22と、これら弦
材21、22の一端側および中間部においてこれらと直
交する方向に延在してこれらを一体に連結する連結材2
3、24と、これら弦材21、22および連結材23、
24との間に斜めに延在するよう設けられたラチス材2
5、26とが一体化された構成となっている。
【0019】弦材21、22には、これら弦材21、2
2の内側、言い換えれば弦材21、22から相対向する
他方の弦材22、21側に向けて突出する接続ピン2
7、27、…が形成されている。
【0020】また、弦材21、22の一端側には、それ
ぞれその延在する方向に沿って所定寸法、例え80mm
隔てた位置に、このユニットトラス20が位置する面と
直交する方向に貫通する二個一対のジョイント穴28が
形成されている。一方、弦材21、22の他端側には、
前記ジョイント穴28の間隔とは異なる所定寸法、例え
ば60mm隔てた位置に、二個一対のジョイント穴29
が形成されている。さらに、連結材23、24には、そ
の両端部、すなわち弦材21、22の近傍の所定位置
に、それぞれジョイント穴30が形成されている。
【0021】図2に示すように、このようなユニットト
ラス20どうしを接続するためのジョイント部材35
は、湾曲部35aとその両側から互いに平行に延出する
平板部35b、35bとからなる断面視U字状に形成さ
れている。湾曲部35aはユニットトラス20の弦材2
1、22の外周面に沿うよう形成されている。また、平
板部35b、35bには、一方のユニットトラス20の
弦材21、22の一端側と、他方のユニットトラス20
の弦材21、22の他端側とを突き合わせた状態で、一
方のユニットトラス20の一端側のジョイント穴28
と、他方のユニットトラスの他端側のジョイント穴29
とに対応する位置に、計四つのピン穴36が形成されて
いる。
【0022】そして、このジョイント部材35を用いて
二つのユニットトラス20どうしを接続するときには、
ジョイント部材35に形成されている四つのピン穴36
に、一方のユニットトラス20の弦材21、22の一端
側のジョイント穴28と、他方のユニットトラス20の
弦材21、22の他端側のジョイント穴29とを合わせ
た状態で、ピン穴36のそれぞれに、図3に示すジョイ
ントピン38を挿入する構成となっている。
【0023】図3に示すように、ジョイントピン38
は、ジョイント穴28、29およびピン穴36の内径と
略同じ外径を有したピン部39と、このジョイントピン
38を係止させるための係止部40とから形成されてい
る。ピン部39は、先端部39aがその径寸法が漸次縮
小するテーパ状とされており、その長さはジョイント部
材35の平板部35b、35b(図2参照)の離間間隔
よりも所定寸法長く設定されている。係止部40は、プ
ラスチックまたは鋼板材など、弾性を有した板材からな
り、ピン部39の基端部から略円弧状に延出して、先端
部40aが外方に開いた形状に形成されている。
【0024】図4に示すように、このようなジョイント
ピン38は、ジョイント部材35の各ピン穴36と、ユ
ニットトラス20のジョイント穴28または29を合わ
せた状態で、ジョイントピン38のピン部39を挿入す
ることによって、ジョイント部材35とユニットトラス
20の弦材21または22とを接続するようになってい
る。このとき、係止部40は、ジョイント部材35の湾
曲部35aに沿う略円弧状をなし、その先端部40aが
外方に開いた形状とされているので、ピン部39の挿入
時には、係止部40の先端部40aがジョイント部材3
5の外周面に倣って弾性変形して開いた後、ジョイント
部材35にはまり込み、これによってジョイントピン3
8が抜けるのを防止するようになっている。
【0025】図5(a)または(b)に示すように、ユ
ニットトラス20、20の弦材21、22それぞれのジ
ョイント部にジョイント部材35を被せ、図4に示した
ようにしてその各ピン穴36にジョイントピン38を挿
入することによって、ユニットトラス20、20どうし
が一体に連結されるようになっている。そして、上記ジ
ョイント部材35を用いたユニットトラス20のジョイ
ント構造を適用して、多数のユニットトラス20、2
0、…を一方向に連続させて接続することによって、平
面トラス架構Aを構成することができる。
【0026】ところで、平面トラス架構Aを構成するに
際し、その全長が、ユニットトラス20の弦材21、2
2の長さの整数倍でないときには、以下に示すような寸
法調整部材を用いて寸法調整する。
【0027】図6に示すように、寸法調整部材42は、
寸法調整用ジョイント部材43と、寸法調整用パイプ材
44とから構成されている。図7に示すように、寸法調
整用ジョイント部材43は、断面視略U字状で、図2に
示したジョイント部材35と同様、ユニットトラス20
の弦材21、22の一端側のジョイント穴28と、他端
側のジョイント穴29とに対応した位置に、計四つのピ
ン穴45が形成され、さらに、その先端側に、寸法調整
用パイプ材44を固定するため計三つのピン穴46が形
成されている。また、図6に示したように、各寸法調整
用パイプ材44は、ユニットトラス20の弦材21、2
2、連結材23、24、あるいはラチス材25、26と
略同じ断面寸法を有しており、その両端部には、寸法調
整用ジョイント部材43のピン穴46に固定するための
ジョイント穴47が形成されている。
【0028】そして、このような寸法調整部材42で
は、寸法調整用ジョイント部材43、43を、一方のユ
ニットトラス20の弦材21、22の一端部と、他方の
ユニットトラス20の弦材21、22の他端部とにそれ
ぞれ取り付け、これら寸法調整用ジョイント部材43、
43間に、適宜長に切断した寸法調整用パイプ材44、
44、…を取り付けることによって、平面トラス架構A
の全長を調整するようになっている。このとき、寸法調
整用ジョイント部材43のピン穴45にユニットトラス
20の弦材21、22または寸法調整用パイプ材44を
接続するには、図3に示した前記ジョイントピン38を
用いる。また、寸法調整用ジョイント部材43のピン穴
46に寸法調整用パイプ材44を接続するときには、例
えばピンやボルト・ナット等他のジョイント部材を用い
るようにする。
【0029】ところで、従来であれば、平面トラス架構
の長さを調整する場合には、例えばユニットトラスの一
部にさや管等を用いて二重構造の伸縮部を設けたり、わ
ざわざ調整すべき寸法に合わせて新たにユニットトラス
を製作する等しなければならなかった。前者のようにユ
ニットトラスに伸縮部を設ける場合には、構造が複雑と
なるために製作コストが上昇してしまい、また、後者の
ように寸法調整用のユニットトラスを製作する場合に
は、調整すべき寸法が異なる度に一品製作しなければな
らないため、製作コストが上昇するだけでなく、他への
転用ができないためにこれを一回限りで滅却しなければ
ならないという問題があった。これによってトラス架構
の長さの調整にはコストがかかるものとなっていた。こ
れに対して、上述したように、寸法調整部材42を用い
ることによって、寸法調整用パイプ材44の長さを変更
するのみで、平面トラス架構Aの全長を容易に調整する
ことができる。また、寸法調整用ジョイント部材43は
そのまま転用が可能であり、元々安価なパイプ材からな
る寸法調整用パイプ材44のみを一回限りで滅却すれば
よいので、コストの無駄も抑えることができる。このと
き、斜めに延在する寸法調整用パイプ材44を、一点の
みで固定するようにしたので、調整すべき寸法が異なっ
ても、寸法調整用パイプ材44の傾斜角の変化に対応す
ることができる。
【0030】次に、ユニットトラス20、20、…を所
定角度、例えば直角に突き合わせて接続するときのジョ
イント構造について説明する。図8に示すように、ユニ
ットトラス20、20、…を直角に突き合わせて接続す
るには、略十字状のクロスジョイント50が用いられて
いる。
【0031】図8および図9に示すように、クロスジョ
イント50は、二つのユニットトラス20、20を同一
面内に位置するよう突き合わせた状態で接続する基部
(連結部)50aと、基部50aから両側方に延出する
両側部(連結部)50bとから形成されている。基部5
0aは、前記ジョイント部材35(図2参照)と略同じ
構成となっており、断面視U字状で、両側面に、二つの
ユニットトラス20、20を突き合わせた状態で、これ
らユニットトラス20、20の弦材21、22に形成さ
れているジョイント穴28、29に対応した位置に、計
四つのピン穴51が形成されている。また、両側部50
bは、基部50aによって接続される二つのユニットト
ラス20と直交するようその両側にそれぞれユニットト
ラス20を突き合わせたときに、弦材21、22のジョ
イント穴28、29に対応する位置にピン穴52が形成
されている。なお四つのピン穴52のうち、両側部50
bの両端部に形成されているピン穴52a、52aは、
弦材21、22の一端部のジョイント穴28と他端部の
ジョイント穴29の両方に対応できるように、長穴とさ
れている。
【0032】図10に示すように、このようなクロスジ
ョイント50では、四つのユニットトラス20、20、
…を互いに直交するよう突き合わせた状態で、そのジョ
イント部にクロスジョイント50を被せ、ピン穴51、
52のそれぞれに、図3に示した前記ジョイントピン3
8を挿入することによって、これらユニットトラス2
0、20、…を直交状態で接続するようになっている。
【0033】次に、上記ユニットトラス20およびその
ジョイント構造を適用して、立体トラス架構を構成する
場合について説明する。図11に示すように、立体トラ
ス架構Bは、二組の前記平面トラス架構Aが互いに平行
な面内に位置するよう配置され、これらがブレース材
(接続材)55、55、…によって一体に接続された構
成からなっている。
【0034】各平面トラス架構Aは、複数のユニットト
ラス20をジョイント部材35とジョイントピン38、
38、…とで一方向に連続するよう接続した構成からな
っている。各ブレース材55は、二本のパイプ56、5
6がその中央部でピン接合されて回動自在に連結された
構成とされている。各パイプ56には、その両端部に、
これをユニットトラス20の弦材21、22に形成され
ている接続ピン27に接続するための接続穴57、57
が形成されている。
【0035】そして、このブレース材55の各パイプ5
6の両端部の接続穴57、57に、所定間隔を隔てて互
いに平行に配置された平面トラス架構A、Aを構成する
ユニットトラス20の接続ピン27が挿入されることに
よって、平面トラス架構A、Aが一体化され、立体トラ
ス架構Bが構成されている。なお、立体トラス架構Bを
構成する平面トラス架構A、Aの離間間隔を変更する場
合には、ブレース材55のパイプ56、56の長さを変
更すればよい。
【0036】また、このような立体トラス架構Bで水平
構台を構成する場合には、平面トラス架構A、Aが鉛直
面内に位置するようにこの立体トラス架構Bを配置し、
平面トラス架構A、A上に、図示しない足場板等の板材
を直接載せて架設する。従来であれば、立体トラス架構
を構成するためには、平面トラス架構どうしを接続する
のに、単管のパイプ材をクランプ金具で接続していた。
このような構成とすると、平面トラス架構の弦材にクラ
ンプ金具を取り付けるために、このクランプ金具が突出
してしまい、弦材上に直接足場板を架設できなかった。
このため、両側の平面トラス架構上に、根太材を架け渡
し、その上に足場板を敷設していた。これに対し、上記
立体トラス架構Bによれば、平面トラス架構Aを構成す
るユニットトラス20の弦材21、22の内側に接続ピ
ン27が形成され、この接続ピン27にプレース55を
取り付けるようになっているため、平面トラス架構A、
Aの弦材21、22の上面には突出物がなく、足場板を
直接載せることができる。したがって、根太材が不要と
なり、立体トラス架構Bの組立の容易化および軽量化を
図るとともに資材コストを削減することができる。
【0037】上述したように、ユニットトラス20の弦
材21、22の一端側に所定間隔でジョイント穴28が
形成され、他端側にジョイント穴28とは異なる間隔で
ジョイント穴29が形成され、さらに弦材21、22に
はその内側に向けて突出する接続ピン27が形成された
構成となっている。また、このようなユニットトラス2
0どうしを連結するためのジョイント部材35が、ユニ
ットトラス20どうしを突き合わせたときに一方のユニ
ットトラス20の一端側のジョイント穴28と、他方の
ユニットトラス20の他端側のジョイント穴29とに対
応する位置にピン穴36が形成された構成となってい
る。そして、ユニットトラス20、20の弦材21、2
2どうしを突き合わせた状態で、そのジョイント部にそ
れぞれジョイント部材35が被せられ、各ピン穴36に
ジョイントピン38が差し込まれることによって、ユニ
ットトラス20、20どうしが接続される構成となって
いる。このようにして、ユニットトラス20の一端側と
他端側とで接続用のジョイント穴28、29の間隔を変
えるとともに、ジョイント部材35のピン穴36をこれ
に対応して形成しておくことによって、平面トラス架構
Aを組み立てるに際して、ユニットトラス20の方向を
誤ることなく一定の方向性を保って接続することができ
る。したがって、ユニットトラス20の方向を誤って接
続することによる構造的な弱点ができたり、逆に余分な
部材が生じるのを防ぐことができる。
【0038】しかも、ジョイント部材35は、断面視略
U字状とされているので、従来の単なるプレート上のジ
ョイントプレート11に比較して、平面トラス架構Aと
直交する方向における強度を高いものとすることができ
る。また、ジョイント部材35を用いてユニットトラス
20、20を接続するに際して、ピン部39と、弾性体
からなる板状の係止部40とからなるジョイントピン3
8を用いる構成とされている。このようなジョイントピ
ン38は、ピン穴36への挿入・抜出とも容易に行うこ
とができ、ユニットトラス20の組立・解体を容易に行
うことができる。しかも、このジョイントピン38に代
えて従来のように例えばボルトを用いる場合には、この
ボルトを固定するためのナットまたは割ピンの取り付け
に手間がかかる上に、誤ってこれらを落としてしまうこ
ともあるのに対し、単に差し込むだけでよい前記ジョイ
ントピン38ではこのような問題が生じることはない。
【0039】また、ユニットトラス20、20、…を所
定の角度、例えば直交させて接続するためのクロスジョ
イント50が、略十字状に形成されて、各ユニットトラ
ス20の一端側または他端側のジョイント穴28、29
に対応する位置にピン穴51、52が形成された構成と
なっている。そして、ユニットトラス20、20、…を
突き合わせた状態で、ここにクロスジョイント50をセ
ットし、各ピン穴51、52にジョイントピン38を差
し込むことによって、ユニットトラス20、20、…が
直交して接続されるようになっている。これにより、従
来、図15および図16に示したように、ジョイントピ
ース10、ジョイントプレート11、ジョイント部材1
2を用いることなく、ユニットトラス20どうしを直接
突き合わせて接続することができる。したがって、ジョ
イント部材12を形成する必要がないためにユニットト
ラス20の構造が従来よりも単純化され、またジョイン
ト部の部品点数を削減することができ、さらにはジョイ
ントピース10がない分、ジョイント部の寸法を小さく
することができる。したがって、ユニットトラス20、
20、…を直交させて接続するに際して、従来よりも低
コスト化を図ることができる。
【0040】ユニットトラス20で立体トラス架構Bを
構成するには、複数のユニットトラス20で形成された
二組の平面トラス架構A、Aが、それぞれの平面トラス
架構Aを構成するユニットトラス20に設けられている
接続ピン27にブレース材55が取り付けられることに
よって、一体に接続された構成となっている。このよう
にしてユニットトラス20から立体トラス架構Bを構成
することができる。これによって、資材の運搬・保管時
には、ユニットトラス20を積み重ねることができるの
でかさばることもなく、運搬コストを抑えることができ
る。また、立体トラス架構Bを組み立てるには、平面ト
ラス架構A、Aを組み立てた後、ブレース材55を構成
するパイプ56、56の両端部に形成されている接続穴
57、57にユニットトラス20の接続ピン27を差し
込むだけでよいので、その組立を容易かつ短時間で行う
ことができる。また、パイプ56の長さを変更するのみ
で、立体トラス架構Bを構成する二組の平面トラス架構
A、Aの間隔を用途に応じて容易に変更することができ
る。加えて、接続ピン27がユニットトラス20の弦材
21、22の内側に形成されているので、立体トラス架
構Bから外側に突出する突起物のないものとすることが
できる。したがって、この立体トラス架構Bで例えば水
平構台を構成する場合にも、弦材21、22の上面に足
場板を直接敷設することができるので、従来のように根
太材を用いる必要がなく、水平構台の軽量化、その組立
の容易化、およびコスト低減を図ることができる。
【0041】なお、上記実施の形態において、ユニット
トラス20で構成する平面トラス架構Aや立体トラス架
構B等については、その用途を限定するものではなく、
仮設材あるいは本設材としても用いることが可能であ
る。また、ユニットトラス20の構成についても、弦材
と連結材とラチス材とからなるのであれば、いかなる構
成としてもよい。例えば、ユニットトラス20の一端側
と他端側とでジョイント穴28、29の間隔を変える構
成としたが、これに加えて、一方の弦材21と他方の弦
材22とで、さらにジョイント穴28、29の間隔を変
える構成としてもよい。このような構成とすれば、ユニ
ットトラス20の方向を上下方向においても容易に統一
することが可能となる。さらには、クロスジョイント5
0を用いて、四つのユニットトラス20を互いに直交す
るよう接続する例を用いたが、もちろん、これは四つに
限定するものではなく、例えば三つのユニットトラス2
0を略T字状に接続する場合、あるいは二つのユニット
トラス20を略L字状に接続する場合等であっても、同
様に適用することができる。さらには、そのユニットト
ラス20どうしが交差する角度についても、90度に限
定するものではなく、他のいかなる角度であってもよい
のは言うまでもない。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係るユ
ニットトラスによれば、ユニットトラスを構成する二本
一対の弦材の一端側に定められた間隔で複数のジョイン
ト穴を形成し、他端側に前記一端側とは異なる間隔で複
数のジョイント穴を形成する構成となっている。また、
請求項2に係るユニットトラスによれば、各弦材に、対
向する他方の弦材に向けて延出する接続ピンを形成する
構成とした。このようなユニットトラスを接続するた
め、請求項3に係るユニットトラスのジョイント構造に
よれば、これらユニットトラスどうしを接続するための
ジョイント部材を、一方のユニットトラスの一端側と、
他方のユニットトラスの他端側とをつきあわせたときに
一端側のジョイント穴と他端側のジョイント穴とに対応
する位置にピン穴を形成した構成とし、ユニットトラス
どうしをこのジョイント部材の各ピン穴にジョイントピ
ンを挿入することによって接続する構成となっている。
このようにして、ユニットトラスの一端側と他端側とで
ジョイント穴の間隔を変えるとともに、ジョイント部材
のピン穴をこれに対応して形成しておくことによって、
ユニットトラスの方向を誤ることなく一定の方向性を保
って接続することができる。これによって、トラス架構
に構造的な弱点ができたり、逆に余分な部材が生じるの
を防ぐことができる。
【0043】請求項4に係るユニットトラスのジョイン
ト構造によれば、ユニットトラスどうしを定められた角
度で突き合わせて接続するためのクロスジョイントを、
前記定められた角度をなした方向にそれぞれ延在する断
面視略U字状の連結部を有した構成とし、かつ該クロス
ジョイントに、接続すべきユニットトラスどうしを突き
合わせたときに各ユニットトラスの一端側または他端側
に形成した前記ジョイント穴に対応するようピン穴を形
成する構成とし、ユニットトラスどうしのジョイント部
に前記クロスジョイントをセットし、各ピン穴にジョイ
ントピンを挿入することによって、ユニットトラスどう
しを定められた角度で接続する構成とした。これによ
り、例えばユニットトラスを十字状に突き合わせて接続
するときにも、従来のように、十字状のジョイントピー
スやジョイントプレートを用いることなく、また、ユニ
ットトラスにジョイントプレートとを接続するためのジ
ョイント部を形成することもなく、ユニットトラスどう
しを直接突き合わせて接続することができる。したがっ
て、従来よりもユニットトラスの構造を単純化すること
ができ、またジョイント部の部品点数を削減することが
でき、さらにはジョイントピースの分だけジョイント部
の寸法を小さくすることができる。
【0044】請求項5に係るユニットトラスのジョイン
ト構造によれば、ユニットトラスの各弦材に、対向する
他方の弦材に向けて延出する接続ピンを形成し、複数の
ユニットトラスを接続して形成した二組の平面トラスど
うしを、一方の側の平面トラスを構成するユニットトラ
スの接続ピンと、他方の側の平面トラスを構成するユニ
ットトラスの接続ピンとの間に取り付けた接続材によっ
て一体に接続する構成となっている。このようにして、
二組の平面トラスが接続材によって一体に接続されて立
体トラスを構成することができる。これにより、資材の
運搬・保管時には平面トラスの状態で積み重ねることが
でき、スペースを抑えて運搬・保管コストを抑えること
ができる。また、二組の平面トラスを立体トラスに組み
立てるには、接続材の両端部をユニットトラスの接続ピ
ンに差し込むだけでよいので、組立を容易かつ短時間で
行うことができる。加えて、接続ピンをユニットトラス
の弦材の内側に形成するようにしたので、ユニットトラ
スの外側から突起物をなくすことができる。したがっ
て、例えばこの立体トラスで水平構台を構成する場合に
も、弦材の上面に直接足場板を敷設することができ、水
平構台の軽量化、コストの低減化を図ることができる。
さらには、接続材の長さを調整することによって、二組
の平面トラスの離間距離を用途に応じて容易に変更する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るユニットトラスの一例を示す立面
図である。
【図2】本発明に係るユニットトラスのジョイント構造
に用いるジョイント部材の一例を示す立面図および側面
図である。
【図3】同ジョイント構造に用いるジョイントピンを示
す斜視図である。
【図4】前記ジョイント部材とジョイントピンとをユニ
ットトラスのジョイント部に取り付けた状態を示す断面
図である。
【図5】前記ジョイント構造を適用して構成した平面ト
ラス架構の例を示す立面図である。
【図6】前記平面トラス架構の長さを調整するための寸
法調整用部材の構造を示す立面図である。
【図7】同寸法調整用部材を構成する寸法調整用ジョイ
ント部材の一例を示す斜視図である。
【図8】本発明に係るユニットトラスのジョイント構造
を適用して、ユニットトラスを直交させて接続する場合
の一例を示す斜視図である。
【図9】図8に示したジョイント構造に用いるクロスジ
ョイントを示す平面図、立面図、側面図である。
【図10】前記クロスジョイントでユニットトラスを直
交させて接続した状態を示す平断面図である。
【図11】本発明に係るユニットトラスのジョイント構
造を適用した立体トラス架構の一例を示す斜視図であ
る。
【図12】従来のユニットトラスおよびそのジョイント
構造の一例を示す立面図である。
【図13】従来のユニットトラスおよびそのジョイント
構造の他の一例を示す立面図である。
【図14】図13に示したジョイント構造において、ユ
ニットトラスの向きを誤った場合の例を示す立面図であ
る。
【図15】従来のユニットトラスのジョイント構造で、
ユニットトラスを直交させて接続する場合のジョイント
部を示す平面図である。
【図16】前記ジョイント部の斜視図である。
【符号の説明】
20 ユニットトラス 21、22 弦材 23、24 連結材 25、26 ラチス材 27 接続ピン 28、29 ジョイント穴 35 ジョイント部材 36 ピン穴 38 ジョイントピン 50 クロスジョイント 51、52 ピン穴 55 ブレース材(接続材) 57 接続穴
フロントページの続き (72)発明者 庄川 選男 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 安達 圭朗 東京都中央区日本橋堀留町1丁目10番12号 中央ビルト工業株式会社内 (72)発明者 野島 忠雄 東京都中央区日本橋堀留町1丁目10番12号 中央ビルト工業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに平行に延在する二本一対の弦材
    と、これら弦材間においてこれらと直交する方向に延在
    する連結材と、前記弦材間に斜めに延在するよう設けら
    れたラチス材とから構成されるユニットトラスであっ
    て、前記二本一対の弦材の一端側に定められた間隔で複
    数のジョイント穴が形成されるとともに、他端側には前
    記一端側とは異なる間隔で複数のジョイント穴が形成さ
    れていることを特徴とするユニットトラス。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のユニットトラスにおい
    て、前記各弦材には、対向する他方の弦材に向けて延出
    する接続ピンが形成されていることを特徴とするユニッ
    トトラス。
  3. 【請求項3】 互いに平行に延在する二本一対の弦材
    と、これら弦材間においてこれらと直交する方向に延在
    する連結材と、前記弦材間に斜めに延在するよう設けら
    れたラチス材とから構成されるユニットトラスのジョイ
    ント構造であって、接続すべき前記各ユニットトラスに
    は、前記二本一対の弦材それぞれの一端側に定められた
    間隔で複数のジョイント穴が形成されるとともに、他端
    側に前記一端側とは異なる間隔で複数のジョイント穴が
    形成された構成とされ、 複数の前記ユニットトラスどうしを接続するためのジョ
    イント部材が、断面視略U字状で、かつ一方のユニット
    トラスの弦材の一端側と、他方のユニットトラスの弦材
    の他端側とを突き合わせたときに前記一端側の前記ジョ
    イント穴と前記他端側のジョイント穴とに対応する位置
    にピン穴が形成された構成とされ、 互いに接続すべき双方の前記ユニットトラスの前記弦材
    どうしが突き合わされて、前記ジョイント部材が、一方
    の前記弦材の前記ジョイント穴と、他方の前記弦材の前
    記ジョイント穴とに前記ピン穴を対応させて配置され、
    前記各ピン穴にジョイントピンが挿入されることによっ
    て、前記ユニットトラスどうしが接続されていることを
    特徴とするユニットトラスのジョイント構造。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のユニットトラスのジョイ
    ント構造において、前記ユニットトラスどうしを定めら
    れた角度で突き合わせて接続するためのクロスジョイン
    トが、前記定められた角度をなした方向にそれぞれ延在
    する断面視略U字状の連結部を有してなり、該連結部に
    は、接続すべき前記各ユニットトラスの一端側または他
    端側に形成された前記ジョイント穴に対応する位置にピ
    ン穴が形成された構成とされ、 接続すべき前記ユニットトラスの前記弦材どうしが前記
    定められた角度で突き合わされて、前記クロスジョイン
    トが、前記各弦材の前記ジョイント穴に前記ピン穴を対
    応させて配置され、前記各ピン穴にジョイントピンが挿
    入されることによって、前記ユニットトラスどうしが前
    記定められた角度で接続されていることを特徴とするユ
    ニットトラスのジョイント構造。
  5. 【請求項5】 請求項3または4記載のユニットトラス
    のジョイント構造において、前記ユニットトラスの前記
    各弦材には、対向する他方の弦材に向けて延出する接続
    ピンが形成されてなり、 それぞれ複数のユニットトラスが接続されることによっ
    て構成された二組の平面トラスが互いに平行に配置さ
    れ、一方の側の前記平面トラスを構成するユニットトラ
    スの前記接続ピンと、他方の側の前記平面トラスを構成
    する前記ユニットトラスの前記接続ピンとの間に、その
    両端部に接続穴が形成されている接続材が、前記各ユニ
    ットトラスの位置する面と直交する方向に延在するよう
    取り付けられていることを特徴とするユニットトラスの
    ジョイント構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111005325A (zh) * 2020-01-06 2020-04-14 中铁宝桥集团有限公司 一种钢桁梁桥竖曲线线形放样方法

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