JPH09195318A - カウンタウエイトにおける充填口用蓋体の固定構造 - Google Patents

カウンタウエイトにおける充填口用蓋体の固定構造

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JPH09195318A
JPH09195318A JP2845096A JP2845096A JPH09195318A JP H09195318 A JPH09195318 A JP H09195318A JP 2845096 A JP2845096 A JP 2845096A JP 2845096 A JP2845096 A JP 2845096A JP H09195318 A JPH09195318 A JP H09195318A
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JP
Japan
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filling port
filling
adhesive
counterweight
cover body
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Application number
JP2845096A
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English (en)
Inventor
Norio Nakajima
紀夫 中島
Shigetoshi Tsuji
成年 辻
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Caterpillar Japan Ltd
Caterpillar Mitsubishi Ltd
Original Assignee
Caterpillar Mitsubishi Ltd
Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 充填口から充填材を充填してカウンタウエイ
トを形成するにあたり、充填口を塞ぐ蓋体を、簡単に充
填口に固定できるようにする。 【解決手段】 蓋体8を、接着材9を用いて充填口6a
に固着した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種建設作業、土
木作業に用いられる油圧ショベル等の作業機械に設けら
れるカウンタウエイトの技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種作業機械のなかには、該
作業機械に荷重が働いたときの安定性を確保するため、
前記荷重に対抗するカウントウエイトを設けたものがあ
る。そしてこれが、例えば油圧ショベルの上部旋回体に
設けられるカウンタウエイトである場合、該カウンタウ
エイトは、全てを鉄製にしたものの他に、鉄製で形成さ
れた中空状の外殻体の内部に砂鉄、セメント、水、速乾
剤等を配合した充填材を充填して構成されるものであ
り、この場合、充填口は充填作業後に蓋体で塞がれるこ
とになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
ものは、蓋体の外周縁部を溶接することで外殻体に固着
していた。しかるにカウンタウエイトの製造工程として
は、外殻体を形成するための溶接工程の後、充填材の充
填工程があり、その後に蓋体を溶接するための溶接工程
が再び必要で、このためには充填工程を挟んだ両側に溶
接設備を備えておくか、溶接作業場を往復移動する必要
があり、しかも溶接作業は、溶接工等の専門の作業員が
必要であって素人には難しい作業であるため、手間がか
かり作業性に劣るという問題があり、ここに本発明が解
決しようとする課題があった。さらには、溶接には塗料
が妨げになるため、蓋体の溶接後に塗装作業を行わなけ
ればならないという工程上の制約があり、工程管理のう
えで配慮が必要となるという解決すべき課題もあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創
作されたものであって、カウンタウエイトの外殻体に開
設した充填口から外殻体内部の中空部に充填物を充填し
てカウンタウエイトを形成するにあたり、該充填物が充
填された充填口を塞ぐための蓋体を接着材を用いて充填
口に固着したものである。これにより、簡単な接着作業
で蓋体を充填口に固定できることになって、従来必要で
あった充填作業後の蓋体の溶接作業が不要となり、作業
性が向上する。このものにおいて、本発明の接着材とし
て弾性を有するものを採用することにより、振動や衝撃
等に対して強く、耐久性、安定性に富んだものとなる。
そして、前記弾性を有する接着材としては、両面に接着
剤が塗布されたテープが弾性を有しているもの、あるい
は接着剤自体が硬化状態で弾性を備えたもの等がある。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図において、1は油圧ショベルで
あって、該油圧ショベル1は、クローラ式の下部走行体
2、該下部走行体2の上方に旋回自在に支持される上部
旋回体3、該上部旋回体3の前部に取付けられるフロン
トアタッチメント4等の各部から構成されていること等
は何れも従来通りである。
【0006】5は前記上部旋回体3の後端部に配設され
るカウントウエイトであって、該カウントウエイト5
は、鉄製の中空状の外殻体6の内部に、砂鉄、セメン
ト、水、速乾剤等を配合して作られる充填材7を充填し
て形成される。
【0007】また、6aは前記外殻体6の上面部に開設
される充填口であって、該充填口6aから外殻体6の内
部に前記充填物7が充填されるが、この充填口6aは、
充填作業後に四角形板状の蓋体8によって塞がれるよう
になっている。
【0008】扨、前記蓋体8は、該蓋体8の下面四周縁
部を充填口6aの外周側縁部に接着材9を用いて固着す
ることで外殻体6に一体取付けされる構成となってい
る。前記接着材9としては、例えば、ポリウレタン・ポ
リマーを主成分とする湿気硬化型のペースト状接着剤
や、アクリルフォーム基材の両面にアクリル系粘着剤が
塗布されたテープ状接着材等の適宜接着材9を採用でき
るが、この場合に、ゴム質弾性を有した接着材9である
ことが、振動や衝撃吸収の観点から好ましい。ここでゴ
ム質弾性としては、破断時の伸び率が150%〜800
%の範囲、好ましくは250%〜700%の範囲が良
く、ゴム質弾性が不足するものでは脆性が高くなって振
動や衝撃等によりクラックが入りやすく耐久性に欠ける
という問題があり、またゴム質弾性が過剰のものでは蓋
体8が機体振動等によって不用意に振動して安定性に欠
けるという問題がある。そして本実施の形態において接
着材9は、ポリウレタン・ポリマータイプのものとして
は硬化後の破断時の伸び率が300%のものを採用し、
テープ状接着材タイプのものとしては、テープ基材とし
てアクリルフォームを用い、この場合のフォーム密度が
0.75g/cm3、破断時の伸び率が600%のもの
を採用した。
【0009】叙述の如く構成されたものにおいて、カウ
ンタウエイト5の外殻体6に開設された充填口6aは、
充填物7の充填後に蓋体8によって塞がれることになる
が、該蓋体8は、接着材9によって充填口6aに固着さ
れることになる。
【0010】この結果、充填物7の充填工程の後は、簡
単な接着作業だけで蓋体8を充填口6aに取付けできる
ことになって、従来の蓋体8を溶着するもののように、
充填作業後に再び溶接作業が必要となることがなく、作
業性が向上する。しかも、接着材9による接着は、溶接
のように塗料が妨げとなることはないため、塗装作業を
蓋体8の接着作業の前後何れにも組み入れることができ
ることになって、工程管理上都合が良い。そして、本実
施の形態で用いられた接着材9は前述したゴム質弾性を
有しているため、振動や衝撃等に対して強く、耐久性、
安定性に富んだものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】油圧ショベルの斜視図である。
【図2】カウンタウエイトの平面図である。
【符号の説明】
5 カウンタウエイト 6 外殻体 6a 充填口 7 充填物 8 蓋体 9 接着材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カウンタウエイトの外殻体に開設した充
    填口から外殻体内部の中空部に充填物を充填してカウン
    タウエイトを形成するにあたり、該充填物が充填された
    充填口を塞ぐための蓋体を接着材を用いて充填口に固着
    したカウンタウエイトにおける充填口用蓋体の固定構
    造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、接着材は弾性を有す
    るものであるカウンタウエイトにおける充填口用蓋体の
    固定構造。
  3. 【請求項3】 請求項2において、接着材の弾性は、両
    面に接着剤が塗布されたテープが弾性を有していること
    により備わるものであるカウンタウエイトにおける充填
    口用蓋体の固定構造。
  4. 【請求項4】 請求項2において、接着材の弾性は、接
    着剤自体が硬化状態で弾性を備えたものであるカウンタ
    ウエイトにおける充填口用蓋体の固定構造。
JP2845096A 1996-01-23 1996-01-23 カウンタウエイトにおける充填口用蓋体の固定構造 Pending JPH09195318A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005282074A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd リサイクル可能なカウンタウエイト及びその製造方法
JP2005282090A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd リサイクル可能なカウンタウエイト及びその製造方法
JP2007186878A (ja) * 2006-01-12 2007-07-26 Sumitomo (Shi) Construction Machinery Manufacturing Co Ltd 建設機械のカウンタウエイト構造

Cited By (3)

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Effective date: 20011003