JPH09194595A - 剥離性の改善された紙剥離組成物 - Google Patents
剥離性の改善された紙剥離組成物Info
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- JPH09194595A JPH09194595A JP8302663A JP30266396A JPH09194595A JP H09194595 A JPH09194595 A JP H09194595A JP 8302663 A JP8302663 A JP 8302663A JP 30266396 A JP30266396 A JP 30266396A JP H09194595 A JPH09194595 A JP H09194595A
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Abstract
したアルケニルシリコーンポリマー組成物。この組成物
は、すべての剥離速度において剥離力の低減した紙剥離
組成物を与える。
Description
リース)用の硬化性アルケニル系シリコーン剥離剤組成
物に関する。本発明では、剥離力の低減、特に剥離速度
が増加したときの剥離力の低減が図られる。
の粘着性物質の剥離を促進するために紙支持体に塗布さ
れる。感圧性接着剤の塗布された剥離紙及びシート材
(装飾ラミナ又はラベルなど)を含んでなるラミネート
は、剥離ライナーを剥がし取り、ラミナ又はラベルを表
面に貼付することによって使用される。
触媒硬化の2つの機構のいずれかによって硬化する。熱
硬化性の紙剥離系は一般に次の組成: (A)硬化性組成物の主成分又はベースポリマーである
線状アルケニル置換ポリシロキサンポリマー; (B)ヒドロシリル化付加硬化触媒(通例、白金又はロ
ジウム基体触媒のいずれかである); (C)コーティング浴の有効寿命を増大させるための硬
化抑制化合物又は混合物;及び (D)ヒドリド官能性架橋用シリコーン(通例、メチル
ハイドロジェンシロキサンポリマー、コポリマー又はオ
リゴマーである)からなる。
ー(A)が用いられるが、無溶剤型の高固形分配合物に
ついての報告もある。米国特許第4448815号に記
載されている通り、線状アルケニルシロキサンベースコ
ポリマーは、式(1): 1)Rc R1 d Si(4-c-d)/2 (1) (式中、Rは一般にアルキル基であり、R1 はビニル又
はアリル基のような低分子量オレフィン置換基であり、
cは0〜2の数値であり、c+dの合計の平均値は0.
8〜3である);及び式(2): 2)Rn SiO(4-n)/2 (2) (式中、Rは一般にアルキル基であり、nは0.8〜
2.5の数値である)からなるコポリマーである。米国
特許第4448815号の好ましいベースコポリマーは
次の線状構造を有する。
i−O−)i −(RR1 Si−O−)j −SiR2 (H
2 C=CH) 上記式中、i及びjは整数である。米国特許第4774
111号には、上記線状コポリマーに変更を加えたもの
で、式(2)のR基がアルキル基及びアルケニル基から
選択されるものが記載されている。この米国特許第47
74111号のポリマーは実質的に線状であり、換言す
ればT基もQ基も痕跡量以上には有していない。アルケ
ニル官能性熱硬化性シリコーン剥離組成物についてこの
ように実質的に線状でなければならないという要件は、
米国特許第4772515号、同第4783552号及
び同第5036117号においても繰り返されている。
記載された構造式から、分枝鎖アルケニルポリマーの可
能性も認められる。この米国特許第4057596号に
記載された組成物は下記の成分(A′)〜(E′): (A′)実質的に線状のビニル封鎖ポリマー; (B′)線状メチルハイドロジェンポリマー; (C′)1分子中に3以上のビニル基を有するメチルビ
ニルポリシロキサン; (D′)1分子中に3以上のヒドリド型水素原子を有す
るメチルハイドロジェンポリシロキサン;及び (E′)白金ヒドロシリル化触媒;を含んでなる。
7596号には、(H2 C=CH)(CH3 )SiO
2/2 (すなわちDvi)単位、(H2 C=CH)(C
H3 )2 SiO1/2 (すなわちMvi)単位及び(H2 C
=CH)SiO3/2 (すなわちTvi)単位を単独で或い
は(CH3 )2 SiO2/2 (すなわちD)、(CH3 )
3 SiO1/2 (すなわちM)、及び(CH3 )SiO
3/2 (すなわちT)と組み合わせた形のいずれかで含有
すると記載されている。ビニル置換T単位及びメチルT
単位を適宜導入すれば、米国特許第4057596号の
組成物に分枝構造をもたせることが可能である。
(3)を有する末端不飽和シリコーンポリマーが記載さ
れている。 R4-a Si((R2 SiO−)b OSiR2 R2 )a (3) 式中、aは2、3又は4である。a=4の場合、この式
はQ樹脂を示すことになる。a=3の場合には、T構造
を与えるが、この構造はただ1箇所の分岐点しかもたな
い。a=2の場合には、この式はアルケニル封鎖線状ポ
リマーを表わすことになる。
ンポリマー紙剥離組成物は次の2つのカテゴリーのいず
れかに分類される。 1)線状アルケニル封鎖ポリマー: MviDx Mvi (4) 式中、Mviはアルケニル封鎖M基を示す。 2)多官能性アルケニルコポリマー: MviDx Dvi y Mvi (5) 式中、Dviはアルケニル置換D基を示す。
して多官能性アルケニルコポリマーMviDx Dvi y Mvi
よりも速やかに硬化する。紙剥離複合材料を引き剥がす
際、線状アルケニル封鎖ポリマーを基体とする組成物で
は剥離速度の増加にしたがって必要とされる剥離力が顕
著に増大する。対照的に、多官能性アルケニルポリマー
では硬化速度がもっと遅くなる傾向がみられるものの、
剥離速度の増加に伴う剥離力の増分は格段に少ない。
ーの高い硬化速度と多官能性アルケニル組成物の特性た
る低い剥離力を併せもった組成物を提供することが望ま
れる。さらに、剥離速度増加の関数としての剥離力の変
化をなるべく少なくすることができれば望ましいであろ
う。
実質的に分枝した硬化性アルケニルシリコーンを提供す
る。上記式中、MviはR3-p R1 p SiO1/2 であり
(Rは炭素数1〜40の一価炭化水素基からなる群から
選択される基であって、R1 は炭素数2〜40の末端オ
レフィン性一価炭化水素基からなる群から選択される基
であり、pは1〜3である)、TはR2 SiO3/2 であ
り(R2 は上記のR及びR1 からなる群から選択される
基である)、DはR3 R4 SiO2/2 であり(R3 及び
R4 は各々独立に上記のR及びR1からなる群から選択
される基である)、MはR3 SiO1/2 であり(Rは上
記で既に定義した通りであって、各々独立に選択され
る)、a及びbは約2〜約5の数値であり、cは約50
〜約1000の整数であり、dは0〜0.5の数値であ
って、好ましくは0.25〜約0.5、さらに好ましく
は約0.35〜約0.5、最も好ましくは約0.4〜約
0.5の数値である。この組成物は、好ましくは、以下
の化合物の群から選択される実質的に線状のハイドロジ
ェンシロキサンによって架橋される。
R′3-g SiO1/2 であり、DはR′R′SiO2/2 で
あり、D′はR′HSiO2/2 であり、M及びM′及び
D及びD′におけるR′は各々独立に炭素数1〜40の
一価炭化水素基からなる群から選択される基であって、
e及びfはeとfの合計が約10〜約100の範囲内に
収まるような0又は正の数であるが、fとgの合計が2
又はそれ以上であることを条件とする。
サンは、好ましくは、MDe D′fM、MD′f M及び
それらの混合物からなる群から選択される。好ましく
は、上記の実質的に分枝した硬化性アルケニルシリコー
ンにおける置換基Rはメチル、トリフルオルプロピル又
はフェニル基であり、R1 は好ましくは炭素数2〜10
のアルケニル基からなる群から選択される。さらに、上
記の実質的に線状のハイドロジェンシロキサンにおい
て、R′は好ましくはメチル、トリフルオルプロピル又
はフェニルである。
も、適当な溶剤で希釈した組成物としても、或いは水性
エマルジョンとしても使用することができ、特に紙剥離
組成物の用途に適している。
た硬化性アルケニルシリコーンを提供することによっ
て、従来技術を上回る成果をもたらす。 Mvi a Tb Dc Md (6) 上記式(6)中、MviはR3-p R1 p SiO1/2 であり
(Rは炭素数1〜40の一価炭化水素基からなる群から
選択される基であって、R1 は炭素数2〜40の末端オ
レフィン性一価炭化水素基からなる群から選択される基
であり、pは1〜3である)、TはR2 SiO3/2 であ
り(R2 は上記のR及びR1 からなる群から選択される
基である)、DはR3 R4 SiO2/2 であり(R3 及び
R4 は各々独立に上記のR及びR1 からなる群から選択
される基である)、MはR3 SiO1/2 であり(Rは上
記で既に定義した通りであって、各々独立に選択され
る)、a及びbは約2〜約5の数値であり、cは約50
〜約1000の整数であり、dは0〜0.5の数値であ
って、好ましくは0.25〜約0.5、さらに好ましく
は約0.35〜約0.5、最も好ましくは約0.4〜約
0.5の数値である。用語「実質的に分枝した」とは、
(A)のアルケニルシリコーン1分子当たりのT分枝部
位の数の平均が少なくとも2であり、好ましくは3であ
ることを意味すると定義される。
(D)を含んでなる。 (A)次式を有する実質的に分枝した硬化性アルケニル
シリコーン: Mvi a Tb Dc Md (6) 式中、記号a、b、c及びdは上記で定義した通りであ
る; (B)以下の化合物の群から選択される実質的に線状の
ハイドロジェンシロキサン: MDe D′f M (7a) MD′f M (7b) MDe D′f M′ (7c) M′De D′f M′及び (7d) M′De M′ (7d) 上記各式中、Mは上記で定義した通りであり、M′はH
g R3-g SiO1/2 であり、DはRRSiO2/2 であり
(各Rは独立に選択される)、D′はRHSiO2/2 で
あり、Rは上記で定義した通りであり、e及びfはeと
fの合計が約10〜約100の範囲内に収まるような0
又は正の数であるが、fとgの合計が2又はそれ以上で
あることを条件とする; (C)ニッケル、パラジウム、白金、ロジウム、イリジ
ウム、ルテニウム及びオスニウムからなる群から選択さ
れる金属を含んでなるヒドロシリル化触媒;及び (D)硬化抑制剤。
(B)の使用量は狭い範囲に限定されるものではない。
これらの量は、通例にしたがって成分(B)のケイ素結
合水素原子の数と成分(A)のケイ素結合オレフィン性
炭化水素基の数との比で表して、1/100〜100/
1の範囲内の値の比を与えるようなものであり、通常は
1/20〜20/1、好ましくは1/2〜20/1の範
囲内の値の比を与える。
(C)は成分(B)のケイ素結合水素原子と成分(A)
のケイ素結合オレフィン性炭化水素基との反応を促進す
る触媒成分であって、どんな白金含有触媒成分でもよ
い。例えば、成分(C)は金属白金でも、シリカゲル又
は粉末木炭などの担体に担持した金属白金でも、或いは
金属白金の化合物又は錯体であってもよい。
おける典型的な白金含有触媒成分は、ジオルガノシロキ
サン系に易分散性である点で、任意の形態(入手の容易
な六水塩など)の塩化白金酸である。特に有用な形態の
塩化白金酸は、米国特許第3419593号(その開示
内容は文献の援用によって本願明細書に取り込まれる)
に開示されているような、塩化白金酸をジビニルテトラ
メチルジシロキサンのような脂肪族不飽和有機ケイ素化
合物と反応させて得られる組成物である。
の使用量は、狭い範囲に限定されず、成分(B)のケイ
素結合水素原子と成分(A)のケイ素結合オレフィン性
炭化水素基との室温での反応を促進するに足る量であれ
ばよい。かかる触媒成分の正確な所要量は、個々の触媒
ごとに異なり、容易に予測できない。ただし、塩化白金
酸については、触媒量は有機ケイ素成分(A)+(B)
百万重量部当たり白金1重量部程度まで低くてもよい。
好ましくは、その触媒量は同一基準で10重量部以上で
ある。
明の組成物については、白金含有触媒成分の使用量は好
ましくはオルガノポリシロキサン成分(A)+(B)百
万重量部当たり白金10〜500重量部となるような量
である。ヒドロシリル化触媒は、ニッケル、パラジウ
ム、白金、ロジウム、イリジウム、ルテニウム及びオス
ミウムからなる群から選択される金属を含んでなる触媒
或いは米国特許第3159601号、同第315966
2号、同第3419593号、同第3715334号、
同第3775452号及び同第3814730号に教示
されている触媒から選択される。
(D)は、有機ケイ素の技術分野において周知である。
こうした様々な部類の金属触媒抑制剤の例としては、エ
チレン性不飽和又は芳香族性不飽和アミド類(米国特許
第4337332号)、アセチレン系化合物(米国特許
第3445420号及び同第4347346号)、エチ
レン性不飽和イソシアネート類(米国特許第38820
83号)、オレフィン性シロキサン類(米国特許第39
89667号)、不飽和炭化水素ジエステル(米国特許
第4256870号、同第4476166号及び同第4
562096号)及び共役エン−イン類(米国特許第4
465818号及び同第4472563号)のような不
飽和有機化合物の他、ヒドロペルオキシド類(米国特許
第4061609号)、ケトン類(米国特許第3418
731号)、スルホキシド類、アミン類、ホスフィン
類、ホスファイト類、ニトリル類(米国特許第3344
111号)、ジアジリジン類(米国特許第404397
7号)、半エステル及び半アミド(米国特許第4533
575号)のような有機化合物、並びに各種の塩(例え
ば米国特許第3461185号)が挙げられる。本発明
の組成物はこれらの部類の抑制剤の任意のものを含有し
得る。
族性不飽和アミド、アセチレン系化合物、エチレン性不
飽和イソシアネート、オレフィン性シロキサン、不飽和
炭化水素ジエステル、不飽和酸の不飽和炭化水素モノエ
ステル、共役エン−イン、ヒドロペルオキシド、ケト
ン、スルホキシド、アミン、ホスフィン、ホスファイ
ト、ニトリル、及びジアジリジンからなる群から選択し
得る。
マレエート及びアルキニルアルコールである。本発明の
組成物における成分(D)の使用量は決定的な因子では
なく、上述の白金触媒によるヒドロシリル化反応を室温
では遅延させるが、適度な昇温下(すなわち室温よりも
25〜50℃高い温度)では該反応を阻止しないような
量で使用すればよい。ある抑制剤についての望ましい使
用量は白金族金属含有触媒の濃度と種類、成分(A)及
び(B)の種類と量によって左右されるので、室温で特
定の浴寿命を得るための抑制剤の具体的な量を示唆する
ことはできない。成分(D)の範囲は0.1〜10重量
%であり得るが、好ましくは0.15〜2重量%、最も
好ましくは0.2〜1重量%である。
わち固形分100%の)配合物としても、相溶性有機溶
剤で希釈した配合物としても、或いは水性エマルジョン
としても使用し得る。本発明の配合物を無溶剤コーティ
ングとして使用する場合、分枝アルケニルシリコーンの
粘度が約100〜約10000センチポアズの範囲内に
あるのが好ましく、その範囲は好ましくは約125〜約
1000センチポアズ、さらに好ましくは約150〜約
500センチポアズ、最も好ましくは約200〜約30
0センチポアズである。これを最も簡単に達成する手段
は、式 Mvi a Tb Dc Md (6) の末端M及びMvi基とT基との間の化学量論比を操作す
ることであり、一般的要件はa+d≧bである。この条
件が満足されなければ、分枝アルケニルシリコーンは格
段に粘稠なものになる。だからといって、そのようなシ
リコーンの剥離コーティング材としての適性が損なわれ
るわけではない。シリコーンを適当な溶剤に分散又は溶
解すれば塗布し得るからである。
国特許第5036117号及び係属中の米国特許出願第
08/295125号に記載の浴寿命延長剤、並びに剥
離力を増強するための剥離添加剤、充填剤、増量剤、反
応性希釈剤、特定支持体への接着性を改善する定着用添
加剤などを添加し得ることは広く認められている事項で
ある。
のシリコーンは通常は非イオン性界面活性剤の添加、水
の添加及びそれに続くコロイドミル中での加工処理によ
って乳化される。本願明細書中で引用したすべての米国
特許の開示内容は文献の援用によって、本願明細書の内
容の一部をなす。
り、本願発明はこれら特定の例に記載された実施形態に
限定されるものではない。例1 :ポリマーAの製造 M:T:D比が約3:22:82(M及びD及びTにお
ける有機基はすべてメチル基である)でシラノール含量
0.5重量%の低粘度ポリマー436.2gを概略式M
viD8 Mviのビニル封鎖流体400.0g及びオクタメ
チルシクロテトラシロキサン1273.7gと混合し
た。カリウムシラノレート5.8g(5.2重量%KO
Hに相当)を平衡化触媒として用いて上記混合物を15
5〜160℃で平衡化した。この平衡化反応の初期段階
で水が発生したが、窒素気流及びディーン・スターク(D
ean Stark)トラップを用いて反応器から掃去した。反応
終了後、塩基をリン酸シリルで中和し、次いで室温に冷
却した。得られた生成物は次にポープ・ワイプト・フィ
ルム・エバポレーター(Pope Wiped Film Evaporator)に
て195℃及び圧力0.2mmHgでストリッピングし
て、ビニル含量約1.2重量%の370センチポアズ流
体としてポリマーA1823.3gを得た。
gを概略式MviD25M viのビニル封鎖流体1250.6
g並びにオクタメチルシクロテトラシロキサン166
6.7g及びカリウムシラノレート4.9gと、ポリマ
ーAの製造と同様にして反応させた。中和及びストリッ
ピング後、ビニル含量1.0重量%の374センチポア
ズ流体としてポリマーBを得た。
gを概略式MviD25M viのビニル封鎖流体472.8g
及びオクタメチルシクロテトラシロキサン658.2g
及びジビニルテトラメチルジシロキサン9.0g及びカ
リウムシラノレート0.9gと、ポリマーAの製造と同
様にして反応させた。中和及びストリッピング(ポープ
蒸留器で2回)後、ビニル含量1.1重量%の189セ
ンチポアズ流体としてポリマーCを得た。
た。例4 :ビニル封鎖ポリマー対照試料 粘度225センチストークスのビニル封鎖ポリマー80
0gを白金ジビニルテトラメチルジシロキサン錯体(1
1%Pt)0.73gと混合し、次いでジアリルマレエ
ート(抑制剤)3.2gを混合し、しかる後にSiHと
してのヒドリド含量1.05重量%のトリメチルシリル
封鎖メチルハイドロジェンジメチルポリシロキサン架橋
剤40.0gを混合した。
(ビニル含量1.4重量%)800gを白金ジビニルテ
トラメチルジシロキサン錯体(11%Pt)0.73g
と混合し、次いでジアリルマレエート4.0g、しかる
後にSiHとしてのヒドリド含量1.05重量%のトリ
メチルシリル封鎖メチルハイドロジェンジメチルポリシ
ロキサン架橋剤60.0gを混合した。
テトラメチルジシロキサン錯体(11%Pt)0.73
gと混合し、次いでジアリルマレエート4.0g、しか
る後にSiHとしてのヒドリド含量1.05重量%のト
リメチルシリル封鎖メチルハイドロジェンジメチルポリ
シロキサン架橋剤48.0gと混合した。
ロット・コーター(Dixon Pilot Coater)を用いてデファ
レンシャルオフセットグラビア法でカンメラーAV10
0(Kammerer AV100,登録商標)グラシン紙上に塗布量
約0.7ポンド/連でコーティングした。硬化は350
°Fにセットした硬化オーブンにて100fpmで行っ
た。次に、エマルジョン型アクリル接着剤であるエアー
・プロダクツ・アンド・ケミカルズ社(Air Products an
d Chemicals, Inc.)製のフレックスクリル1625(Fle
xcryl 1625, 登録商標)及び50ポンド/連の防汚表面
材を使用してラミネートを製造した。次いで、1日間エ
ージングした後、様々な剥離速度で剥離力(g/2イン
チ単位)を測定した。その結果を表1に示す。 表1 1日エージング後の様々な剥離速度における剥離力(g/2in) 例 0.04m/s 0.05m/s 1.0m/s 2.5m/s 5.0m/s 4 33.3 72.6 99 116.8 127.8 5 55 66.8 74.9 103 91.1 6 31.6 51.1 59.4 72.2 76.6 上記のデータは、ポリマーAがすべての剥離速度におい
て低い剥離力を与えたことを実証している。対照的に、
例4のビニル封鎖流体では、0.04m/sでは低い剥
離力が得られたが、剥離速度の増加に伴って剥離力が顕
著に増加している。同様の効果は多官能性ポリマーでも
観察されたが、その増分は剥離速度の増加とさほど大き
く比例したものではなく、出発点たる最低剥離速度での
剥離力の値が高いことが注目される。本発明の組成物
は、対比した3種類の配合物の中では剥離速度の関数と
しての剥離力が最も低い。
果を示す。 表2 1週間エージング後の様々な剥離速度における剥離力(g/2in) 例 0.04m/s 0.05m/s 1.0m/s 2.5m/s 5.0m/s 4 26.8 61.8 73.4 104.3 118.6 5 47.8 74.2 85.6 97.1 96.7 6 26.9 49.1 63.2 71.3 78.8例7〜10 :無溶剤コーター試験 コーティング試験用に、以下の配合物を製造した。
0gを白金ジビニルテトラメチルジシロキサン錯体(1
1%Pt)0.77gと混合し、次いでジアリルマレエ
ート4.0g、しかる後にSiHとしてのヒドリド含量
1.05重量%のトリメチルシリル封鎖メチルハイドロ
ジェンジメチルポリシロキサン架橋剤40.0gを混合
した。
(ビニル含量1.4重量%)800gを白金ジビニルテ
トラメチルジシロキサン錯体(11%Pt)0.77g
と混合し、次いでジアリルマレエート4.0g、しかる
後にSiHとしてのヒドリド含量1.05重量%のトリ
メチルシリル封鎖メチルハイドロジェンジメチルポリシ
ロキサン架橋剤60.0gを混合した。
キサン錯体(11%Pt)0.77gと混合し、次いで
ジアリルマレエート4.0g、しかる後にSiHとして
のヒドリド含量1.05重量%のトリメチルシリル封鎖
メチルハイドロジェンジメチルポリシロキサン架橋剤4
8.0gを混合した。
ラメチルジシロキサン錯体(11%Pt)0.77gと
混合し、次いでジアリルマレエート4.0g、しかる後
にSiHとしてのヒドリド含量1.05重量%のトリメ
チルシリル封鎖メチルハイドロジェンジメチルポリシロ
キサン架橋剤48.0gを混合した。
ティングし、硬化し、積層した。1日間エージングした
後の剥離力と剥離速度の関係を表3に示す。 表3 1日エージング後の様々な剥離速度における剥離力(g/2in) 例 0.04m/s 0.05m/s 1.0m/s 2.5m/s 5.0m/s 7 20.5 70.1 94.3 120.1 132.8 8 33.8 69.9 83.7 95 100.1 9 19.5 40.8 52.5 68.4 81.4 10 23.9 58.2 69.3 91.1 97.7 この場合も、本発明の分枝樹脂を用いて調製した剥離配
合物はどの剥離速度においても剥離力が最も低かった。
%のトリメチルシリル封鎖メチルハイドロジェンジメチ
ルポリシロキサン43g、低粘度ジシラノール封鎖流体
30g及び3,5−ジメチル−1−ヘキシン−3−オー
ル1.5gと混合した。これに、脱イオン水187g、
ポリビニルアルコール10重量%溶液(PVA、88%
加水分解)375g、ユニオン・カーバイド社(Union C
arbide Corporation) 製トリトンX−100(Triton X
-100,登録商標)0.9g及びGAF社製イゲパールC
A−520(Igepal CA-520,登録商標)1.8gの混合
物を添加した。この混合物を1時間十分に混合し、次い
でコロイドミルを通して脱イオン水221g、プロピレ
ングリコール33.7g及びホルマリン3.4gの混合
物に加えた。得られた生成物を再度1時間混合し、次い
で8000psiでホモジナイズ(3回)して、平均粒
子径0.49ミクロン及びスパン1.63の3140セ
ンチポアズのエマルジョンを得た。
589.4gを上記のヒドリド型架橋剤55.5g及び
上記と全く同じ量のその他の試薬とともに使用して、例
11の乳化法を用いて平均粒子径0.49ミクロン及び
スパン1.77の3450センチポアズのエマルジョン
を製造した。
6gをヒドリド含量1.05重量%のトリメチルシリル
封鎖メチルハイドロジェンジメチルポリシロキサン架橋
剤32.3g、低粘度シラノール封鎖流体29.9g及
び3,5−ジメチル−1−ヘキシン−3−オール1.5
gと混合した。これに脱イオン水182.6g、10%
ポリビニルアルコール溶液373.2gの混合物を上記
と同様にして添加した。得られた混合物を1時間十分に
混合し、次いでコロイドミルを通して脱イオン水21
9.8g、プロピレングリコール33.6g及びホルマ
リン3.4gの混合物に加えた。得られた混合物を1時
間十分に混合し、次いで8000psiでホモジナイズ
(3回)して、平均粒子径0.50ミクロン及びスパン
1.70の2300センチポアズのエマルジョンを得
た。
を脱イオン水62.5部に添加し、次いで市販の白金触
媒エマルジョン(GEシリコーンズ(GE Silicones)社製
SM3010(登録商標))1.2部を添加した。得ら
れた浴を4番メイヤー棒(Meyer bar) を用いてカンメラ
ーAV100グラシン紙上にコーティングし、次いでブ
ルーM(Blue M)オーブン内にて300°Fで30秒間硬
化した。これらの剥離ライナーを次に上述の通りフレク
スクリル1625及び表面材と積層し、1日間エージン
グした後、剥離力と剥離速度の関係を求めた(表4)。
すべてのケースで低い剥離力を与えることを実証してい
る。
のビニル封鎖流体449.2g、オクタメチルシクロテ
トラシロキサン660.1g及びカリウムシラノレート
0.75gと155〜160℃で上記と同様に反応させ
た。中和、ポープ蒸留器でのストリッピング(195
℃、0.35mmHg、2回)、及び0.2%セライト
(Celite,登録商標)での濾過の後、ビニル含量1.0
5重量%の224センチポアズ流体としてポリマーD1
045gを得た。
のビニル封鎖流体568.2g、オクタメチルシクロテ
トラシロキサン485.0g及びカリウムシラノレート
0.75gと155〜158℃で反応させた。中和、ポ
ープ蒸留器でのストリッピング(196℃、0.35m
mHg、2回)、及び0.2%セライトでの濾過の後、
ビニル含量1.26重量%の194センチポアズ流体と
してポリマーE1063.3gを得た。
ジアリルマレエート0.04g、式MviD25Mviのビニ
ル封鎖流体中の白金ジビニルテトラメチルジシロキサン
錯体(1%Pt)0.15g及びメチルハイドロジェン
封鎖ジメチルポリシロキサン架橋剤0.50gと混合し
た。
0gをジアリルマレエート0.04g、式MviD25Mvi
のビニル封鎖流体中の白金ジビニルテトラメチルジシロ
キサン錯体(1%Pt)0.15g及びメチルハイドロ
ジェン封鎖ジメチルポリシロキサン架橋剤0.75gと
混合した。
g、式MviD25Mviのビニル封鎖流体中の白金ジビニル
テトラメチルジシロキサン錯体(1%Pt)0.15g
及びメチルハイドロジェン封鎖ジメチルポリシロキサン
架橋剤0.60gと混合した。
g、式MviD25Mviのビニル封鎖流体中の白金ジビニル
テトラメチルジシロキサン錯体(1%Pt)0.15g
及びメチルハイドロジェン封鎖ジメチルポリシロキサン
架橋剤0.62gと混合した。
ダークラフト(SCK)紙上に延ばし、ブルーM強制通
風オーブン内においてスコッチ610(Scotch 610,登
録商標)テープへの移行を起こさない固体コーティング
を得るのに要した硬化時間を記録することによって19
0°Fでの最小硬化時間を求めた。データを表5に示
す。表5 190°Fでの最小硬化時間 例 最小硬化時間(秒) 16 15 17 20 18 12 19 13 本発明のポリマーであるポリマーD及びポリマーEが最
も短い硬化時間を有していた。
ニル封鎖流体1360g、オクタメチルシクロテトラシ
ロキサン1526g及びカリウムシラノレート2.0g
と上述の通り反応させた。中和後、ビニル含量1.2重
量%の228センチポアズの流体としてポリマーFを得
た。
%のトリメチルシリル封鎖メチルハイドロジェンジメチ
ルポリシロキサン架橋剤26.8g、低粘度ジシラノー
ル封鎖流体17.9g、3,5−ジメチル−1−ヘキシ
ン−3−オール1.2g、0.6gのトリトンX−10
0及び1.2gのイゲパールCA−520と混合した。
この混合物に、脱イオン水125g及びポリビニルアル
コール10重量%溶液(PVA、88%加水分解)18
0gを添加した。得られた混合物を1時間十分に混合
し、次いでコロイドミルを通して脱イオン水226.3
g、プロピレングリコール22.5g、ホルマリン2.
3g及びGEシリコーンズ社製の消泡剤であるAF90
20(登録商標)0.2gの混合物に加えた。得られた
混合物を1時間十分に混合し、8000psiでホモジ
ナイズ(3回)して、粒子径0.50ミクロン及びスパ
ン1.64の1050センチポアズのエマルジョンを得
た。
上記と同じヒドリド型架橋剤32.4gと混合し、次い
で例21と同一の方法で乳化した。得られたエマルジョ
ンは粒子径0.50ミクロン、スパン1.64で、粘度
1050センチポアズのものであった。
同じヒドリド型架橋剤17.7gと混合し、例21と同
一の方法で乳化した。得られたエマルジョンは粒子径
0.48ミクロン、スパン1.73で、粘度1700セ
ンチポアズのものであった。
28.2gを71.8gの脱イオン水に添加し、次いで
SM3010白金エマルジョン触媒0.9gを添加して
コーティング浴を得た。これらのコーティング浴を5番
メイヤー棒を用いてカンメラーAV100グラシン紙上
にコーティングし、次いでブルーMオーブン中で硬化し
た。これらの浴について240°Fでの最小硬化時間を
求めた。その結果を表6に示す。表6 240°Fでの最小硬化時間 例 最小硬化時間(秒) 21 12 22 15 23 12 再度5番棒を用いてコーティングし、300°Fで30
秒硬化することによって、剥離試験用の試料を製造し
た。これらの試料の塗布量は例21及び例22では1.
02ポンド/連であり、例23では0.93ポンド/連
であった。次いで、エマルジョン型アクリル系接着剤フ
レキシクリル1625及び50ポンド/連の防汚性表面
材を使用してラミネートを製造した。次いで、1日間エ
ージング後に様々な剥離速度で剥離力(g/2インチ単
位)を測定した。結果を表7にまとめた。
ポリマーが迅速な硬化をもたらす(表6参照)と同時に
剥離速度の関数としての剥離力が低いことを実証してい
る。
ニル封鎖流体中の白金ジビニルテトラメチルジシロキサ
ン錯体(1%Pt)の溶液12.0gと混合し、次いで
ジアリルマレエート3.2g、しかる後にSiHとして
のヒドリド含量1.05重量%のトリメチルシリル封鎖
メチルハイドロジェンジメチルポリシロキサン架橋剤3
7.6gと混合した。
粘度225センチポアズのビニル封鎖流体中の白金ジビ
ニルテトラメチルジシロキサン錯体(1%Pt)の溶液
12.0gと混合し、次いでジアリルマレエート3.2
g、しかる後にSiHとしてのヒドリド含量1.05重
量%のトリメチルシリル封鎖メチルハイドロジェンジメ
チルポリシロキサン架橋剤19.2gと混合した。
イロットコーターを用いてデファレンシャルオフセット
グラビア法でカンメラーAV100グラシン紙上に塗布
量0.73ポンド/連となるようにコーティングした。
このコート紙材を350°Fのオーブン内に速度100
m fpmで通過させて硬化した。次いで、溶液型アク
リル系接着剤のアシュランド1085(Ashland 1085,
登録商標)及び50ポンド/連の防汚性表面材を用いて
ラミネートを製造した。次いで、15日間エージングし
た後、様々な剥離速度で剥離力(g/2インチ単位)を
測定した。結果を表8に示す。
る。
ロキサン錯体(12%Pt)1.0gと混合し、次いで
ジアリルマレエート3.2g、しかる後にSiHとして
のヒドリド含量1.05重量%のトリメチルシリル封鎖
メチルハイドロジェンジメチルポリシロキサン架橋剤4
7.2gと混合した。
みで分枝したビニル封鎖アルケニル樹脂T(D50Mvi)
3 800gを白金ジビニルテトラメチルジシロキサン錯
体(12%Pt)1.0gと混合し、次いでジアリルマ
レエート3.2g、しかる後にSiHとしてのヒドリド
含量1.05重量%のトリメチルシリル封鎖メチルハイ
ドロジェンジメチルポリシロキサン架橋剤36.0gと
混合した。
ル基で封鎖されたジメチルポリシロキサン240gを、
米国特許第4057596号に教示されている粘度45
0センチポアズでビニル含量1.6重量%の両末端がビ
ニルジメチル基で封鎖されたジメチルメチルビニルポリ
シロキサンポリマー560gと混合した。これらのビニ
ル封鎖ポリマーの混合物を、次いで白金ジビニルテトラ
メチルジシロキサン錯体(12%Pt)1.0gと混合
し、次いでジアリルマレエート3.2g、しかる後にS
iHとしてのヒドリド含量1.05重量%のトリメチル
シリル封鎖メチルハイドロジェンジメチルポリシロキサ
ン架橋剤64.8g及び粘度約20センチポアズで両末
端がハイドロジェンジメチルシリル基で封鎖されたポリ
ジメチルシロキサン16.0gと混合した。
樹脂 粘度225センチポアズのビニルジメチルシリル基で封
鎖されたジメチルポリシロキサン240gを560gの
T(D50Mvi)3 及び白金ジビニルテトラメチルジシロ
キサン錯体(12%Pt)1.0gと混合した。次い
で、この混合物をジアリルマレエート3.2g、しかる
後にSiHとしてのヒドリド含量1.05重量%のトリ
メチルシリル封鎖メチルハイドロジェンジメチルポリシ
ロキサン架橋剤32.8g及び粘度約20センチポアズ
で両末端がハイドロジェンジメチルシリル基のポリジメ
チルシロキサン16.0gと混合した。
シン紙にコーティングし、ブルーM強制通風オーブン内
においてスコッチ610テープへの移行を起こさない固
体コーティングを得るのに要した硬化時間を記録するこ
とによって200°Fでの最小硬化時間を求めた。結果
を表9に示す。表9 200°Fでの最小硬化時間 例 最小硬化時間(秒) 26 11 27 17 28 17 29 13 例26〜例29の各配合物をディクソンパイロットコー
ターを用いてデファレンシャルオフセットグラビア法で
カンメラーAV100グラシン紙上に塗布量が0.7〜
0.8ポンド/連の範囲内となるようにコーティングし
た。このコート紙材を350°Fのオーブン内に速度1
00m fpmで通過させて硬化した。次いで、エマル
ジョン型アクリル系接着剤フレックスクリル1625及
び50ポンド/連の防汚性表面材を用いてラミネートを
製造した。次いで、3日間エージングした後、様々な剥
離速度で剥離力(g/2インチ単位)を測定した。結果
を表10に示す。 表10 3日間エージングした後の剥離速度と剥離力(g/2in)の関係 剥 離 速 度 例 0.04m/s 0.05m/s 1.0m/s 2.5m/s 5.0m/s 26 20.9 46.3 56.1 60.1 65.4 29 22.3 64.4 74.5 103.1 98.2 28 33.2 53.7 63.1 72.1 75.5 27 24.3 62.5 78.7 95.8 96.9 本発明の一例である例26は、意外なことに、すべての
剥離速度において一貫して剥離力が低かった。さらに、
本発明の配合物は硬化時間も短い。従来技術の例27及
び例28と対比すると、組合せの例である例29は低い
剥離速度では剥離力は低かったが、2つの最も大きい剥
離速度では例27及び例28のいずれよりも剥離力が高
かった。こうした食い違った結果のため、例27及び例
28の樹脂に関する化学構造について考察しても、全剥
離速度域で低い剥離力を与えると同時に迅速な硬化時間
を与えるために例27及び例28の樹脂の構造を如何に
変えればよいかについて、何の指針も得られない。本発
明の組成物は、従来技術の組成物よりも平らな剥離プロ
フィール(剥離速度が増加したときの剥離力の変化)を
与える。
Claims (10)
- 【請求項1】 次式を有する実質的に分枝した硬化性ア
ルケニルシリコーン。 Mvi a Tb Dc Md 式中、MviはR3-p R1 p SiO1/2 であり(Rは炭素
数1〜40の一価炭化水素基からなる群から選択される
基であって、R1 は炭素数2〜40の末端オレフィン性
一価炭化水素基からなる群から選択される基であり、p
は1〜3である)、 TはR2 SiO3/2 であり(R2 は上記のR及びR1 か
らなる群から選択される基である)、 DはR3 R4 SiO2/2 であり(R3 及びR4 は各々独
立に上記のR及びR1からなる群から選択される基であ
る)、 MはR3 SiO1/2 であり(Rは上記で既に定義した通
りであって、各々独立に選択される)、 a及びbは2〜5の数であり、cは約50〜約1000
の整数であり、dは0〜約0.5の数である。 - 【請求項2】 以下の化合物の群から選択される実質的
に線状のハイドロジェンシロキサンをさらに含んでなる
請求項1記載の組成物。 MDe D′f M、 MD′f M、 MDe D′f M′、 M′De D′f M′及び M′De M′ 上記各式中、MはR′3 SiO1/2 であり、M′はHg
R′3-g SiO1/2 であり、DはR′R′SiO2/2 で
あり、D′はR′HSiO2/2 であり、M及びM′及び
D及びD′におけるR′は各々独立に炭素数1〜40の
一価炭化水素基からなる群から選択される基であって、
e及びfはeとfの合計が約10〜約100の範囲内に
収まるような0又は正の数であるが、fとgの合計が2
又はそれ以上であることを条件とする。 - 【請求項3】 実質的に線状のハイドロジェンシロキサ
ンが MDe D′f M MD′f M 及びそれらの混合物からなる群から選択されるものであ
る、請求項2記載の組成物。 - 【請求項4】 Rがメチル、トリフルオルプロピル又は
フェニル基であって、R1 が炭素数2〜10のアルケニ
ル基からなる群から選択される基である、請求項3記載
の組成物。 - 【請求項5】 R′がメチル、トリフルオルプロピル又
はフェニル基である、請求項4記載の組成物。 - 【請求項6】 a、b及びdがa+d≧bの関係を満足
するものである、請求項5記載の組成物。 - 【請求項7】 粘度が約100〜約10000センチポ
アズの範囲内にある、請求項6記載の組成物。 - 【請求項8】 粘度が約125〜約1000センチポア
ズの範囲内にある、請求項6記載の組成物。 - 【請求項9】 請求項8記載の組成物を含んでなる水性
エマルジョン。 - 【請求項10】 下記成分(A)〜(D)を含んでなる
硬化性紙剥離組成物。 (A)次式を有する実質的に分枝した硬化性アルケニル
シリコーン: Mvi a Tb Dc Md 式中、MviはR3-p R1 p SiO1/2 であり(Rは炭素
数1〜40の一価炭化水素基からなる群から選択される
基であって、R1 は炭素数2〜40のオレフィン性一価
炭化水素基からなる群から選択される基であり、pは1
〜3である)、TはR2 SiO3/2 であり(R2 は上記
のR及びR1 からなる群から選択される基である)、 DはR3 R4 SiO2/2 であり(R3 及びR4 は各々独
立に上記のR及びR1からなる群から選択される基であ
る)、 MはR3 SiO1/2 であり(Rは上記で既に定義した通
りであって、各々独立に選択される)、 a及びbは2〜5の数であり、cは約50〜約1000
の整数であり、dは0〜約0.5の数である; (B)以下の化合物の群から選択される実質的に線状の
ハイドロジェンシロキサン: MDe D′f M、 MD′f M、 MDe D′f M′、 M′De D′f M′及び M′De M′ 上記各式中、MはR3 SiO1/2 であり、M′はHg R
3-g SiO1/2 であり、DはRRSiO2/2 であり、
D′はRHSiO2/2 であり、M及びM′及びD及び
D′におけるRは各々独立に炭素数1〜40の一価炭化
水素基からなる群から選択される基であって、e及びf
はeとfの合計が約10〜約100の範囲内に収まるよ
うな0又は正の数であるが、fとgの合計が2又はそれ
以上であることを条件とする; (C)ヒドロシリル化触媒;及び (D)抑制剤。
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