JPH09194535A - 光導電層用の重合体及びその製造方法 - Google Patents
光導電層用の重合体及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH09194535A JPH09194535A JP8351457A JP35145796A JPH09194535A JP H09194535 A JPH09194535 A JP H09194535A JP 8351457 A JP8351457 A JP 8351457A JP 35145796 A JP35145796 A JP 35145796A JP H09194535 A JPH09194535 A JP H09194535A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- polymer
- photoconductive layer
- formula
- alkyl group
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F212/00—Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by an aromatic carbocyclic ring
- C08F212/02—Monomers containing only one unsaturated aliphatic radical
- C08F212/32—Monomers containing only one unsaturated aliphatic radical containing two or more rings
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
- Polymerisation Methods In General (AREA)
- Polymerization Catalysts (AREA)
- Light Receiving Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 光導電層用の重合体及びその製造方法を提供
する。 【解決手段】 チオキサンテン導体よりなる重合体又は
この共重合体は溶剤に対する溶解性と結合剤ポリマーと
の常用性が良好で適用が容易であるのみならず、電子輸
送能力にも優れるため、光導電層用の電荷輸送物質とし
ての使用にも好適である。
する。 【解決手段】 チオキサンテン導体よりなる重合体又は
この共重合体は溶剤に対する溶解性と結合剤ポリマーと
の常用性が良好で適用が容易であるのみならず、電子輸
送能力にも優れるため、光導電層用の電荷輸送物質とし
ての使用にも好適である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光導電層用の重合体
及びその製造方法に係り、更に詳しくは、電子写真方式
を採用する蛍光膜の形成工程に用いられる光導電層用の
重合体及びその製造方法に関する。
及びその製造方法に係り、更に詳しくは、電子写真方式
を採用する蛍光膜の形成工程に用いられる光導電層用の
重合体及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー陰極線管の蛍光膜ではブラックマ
トリックス間に赤色、緑色、青色を発光する蛍光体がド
ットまたはストライプ状に形成されており、この蛍光膜
はスラリーコーティング法または電子写真技法により製
造できる。
トリックス間に赤色、緑色、青色を発光する蛍光体がド
ットまたはストライプ状に形成されており、この蛍光膜
はスラリーコーティング法または電子写真技法により製
造できる。
【0003】スラリーコーティング法による蛍光膜の形
成において、まず、赤色、緑色、青色の蛍光体のうちい
ずれか一つの蛍光体、ポリビニルアルコール及び重クロ
ム酸カリウムを含有するスラリーを準備する。蛍光体ス
ラリーをブラックマトリックスが形成されているパネル
の内面に塗布、乾燥及び露光した後、現像工程により蛍
光体パターンを形成する。次いで、同様の方法で残り2
種の蛍光体パターンをパネルに形成させると、蛍光膜が
得られる。
成において、まず、赤色、緑色、青色の蛍光体のうちい
ずれか一つの蛍光体、ポリビニルアルコール及び重クロ
ム酸カリウムを含有するスラリーを準備する。蛍光体ス
ラリーをブラックマトリックスが形成されているパネル
の内面に塗布、乾燥及び露光した後、現像工程により蛍
光体パターンを形成する。次いで、同様の方法で残り2
種の蛍光体パターンをパネルに形成させると、蛍光膜が
得られる。
【0004】しかしながら、この蛍光膜を形成する方法
(以下、「スラリー方式」という)には次のような問題
がある。
(以下、「スラリー方式」という)には次のような問題
がある。
【0005】第一に、現像工程後にも露光されない部位
に蛍光体が残留し、相異なる成分の蛍光体が相互に混合
する問題がある。
に蛍光体が残留し、相異なる成分の蛍光体が相互に混合
する問題がある。
【0006】第二に、蛍光体スラリーに含まれているポ
リビニルアルコールのヒドロキシル基と重クロム酸カリ
ウムなどとの反応により色を帯びる物質が生成されるこ
ともある。この場合、各々のドットまたはストライプに
よる発光色が純粋な赤色、緑色または青色から遠くなる
ので、色純度が低下する問題がある。
リビニルアルコールのヒドロキシル基と重クロム酸カリ
ウムなどとの反応により色を帯びる物質が生成されるこ
ともある。この場合、各々のドットまたはストライプに
よる発光色が純粋な赤色、緑色または青色から遠くなる
ので、色純度が低下する問題がある。
【0007】前記の問題のほか、スラリー塗布法は、製
造に要する時間が長いので、重クロム酸カリウムによる
環境汚染問題を引き起こす恐れもある。
造に要する時間が長いので、重クロム酸カリウムによる
環境汚染問題を引き起こす恐れもある。
【0008】かかる問題点を克服するため、従来のスラ
リー方式より簡単な工程を用いて鮮明度及び輝度特性に
優れる蛍光膜を形成する方法に対する研究が行われつつ
ある。このうち、新たな方法として電子写真方式により
蛍光膜を形成する方法が提案されている。
リー方式より簡単な工程を用いて鮮明度及び輝度特性に
優れる蛍光膜を形成する方法に対する研究が行われつつ
ある。このうち、新たな方法として電子写真方式により
蛍光膜を形成する方法が提案されている。
【0009】電子写真方式とは、電子写真プロセスの光
導電現象を用いる方式であり、この方式にはパネルの内
面に光導電層を形成し、光導電現象を利用して蛍光体を
光導電層上に取り付けて蛍光膜を形成する工程が含まれ
る。前記光導電層は電荷発生物質及び電荷輸送物質、こ
れらを結合させる高分子物質を含めている。
導電現象を用いる方式であり、この方式にはパネルの内
面に光導電層を形成し、光導電現象を利用して蛍光体を
光導電層上に取り付けて蛍光膜を形成する工程が含まれ
る。前記光導電層は電荷発生物質及び電荷輸送物質、こ
れらを結合させる高分子物質を含めている。
【0010】従来、光導電層の電荷輸送物質として主に
無機物質が用いられていた。しかしながら、この物質は
感度、熱安定性、耐湿性、耐久性などが良好でなく、そ
のうえ、一部の無機物質は人体に有害であるという問題
もあった。この無機物質の問題を解決するため、有機光
導電物質に対する研究が活発に行われている。
無機物質が用いられていた。しかしながら、この物質は
感度、熱安定性、耐湿性、耐久性などが良好でなく、そ
のうえ、一部の無機物質は人体に有害であるという問題
もあった。この無機物質の問題を解決するため、有機光
導電物質に対する研究が活発に行われている。
【0011】現在、実用化されている有機物質はヒドラ
ゾン、トリフルオロアミン系の化合物及びその誘導体な
どであり、正孔(+)輸送能力を有する。この物質を採
用する場合、光導電層の表面を(−)に帯電させるべき
であるが、(−)に帯電させることが(+)に帯電させ
る場合より帯電過程においてオゾンの発生量が非常に多
いという問題がある。
ゾン、トリフルオロアミン系の化合物及びその誘導体な
どであり、正孔(+)輸送能力を有する。この物質を採
用する場合、光導電層の表面を(−)に帯電させるべき
であるが、(−)に帯電させることが(+)に帯電させ
る場合より帯電過程においてオゾンの発生量が非常に多
いという問題がある。
【0012】オゾン発生の問題を克服するため、光導電
層の表面は(+)に帯電させるべきである。これによ
り、電子輸送能力を有する電荷輸送物質に対する研究が
行われた。現在、電子輸送物質としては、2,4,7−
トリニトロフルオレノンが知られているが、これは溶剤
に対する溶解性と結合剤ポリマーとの両立性が良好でな
いため、光導電層用としては用いにくく、また発癌性も
ある。
層の表面は(+)に帯電させるべきである。これによ
り、電子輸送能力を有する電荷輸送物質に対する研究が
行われた。現在、電子輸送物質としては、2,4,7−
トリニトロフルオレノンが知られているが、これは溶剤
に対する溶解性と結合剤ポリマーとの両立性が良好でな
いため、光導電層用としては用いにくく、また発癌性も
ある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は前記問題点を解決して溶剤に対する溶解性と結合
剤ポリマーとの両立性が良好で適用しやすく、かつ、電
子輸送能力に優れる光導電層用の重合体を提供すること
にある。
目的は前記問題点を解決して溶剤に対する溶解性と結合
剤ポリマーとの両立性が良好で適用しやすく、かつ、電
子輸送能力に優れる光導電層用の重合体を提供すること
にある。
【0014】本発明の他の目的は、溶剤に対する溶解性
と結合剤ポリマーとの両立性が良好で適用しやすく、か
つ、電子輸送能力に優れる光導電層用の重合体の製造方
法を提供することにある。
と結合剤ポリマーとの両立性が良好で適用しやすく、か
つ、電子輸送能力に優れる光導電層用の重合体の製造方
法を提供することにある。
【0015】
【課題を達成するための手段】前記目的を達成するため
に本発明では、下記の式(I)で表わされ、重量平均分
子量が16,000〜240,000であることを特徴
とする光導電層用の重合体が提供される:
に本発明では、下記の式(I)で表わされ、重量平均分
子量が16,000〜240,000であることを特徴
とする光導電層用の重合体が提供される:
【0016】
【化4】
【0017】ただし、式中、Aは水素原子、ハロゲン原
子、アルキル基またはアルコキシ基であり、Bは水素原
子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、シアノ
基、ニトロ基、エステル基(好ましくは、アルキルエス
テル基)またはトリフルオロメチル基であり、Qは酸素
原子、C(CN)2 、C(CO2 R)2 、C(CN)C
O2 R、C(CN)COR、C(CN)COAr、NC
NまたはNArであり(但し、Rはアルキル基またはア
リル基、Arはアリール基である)、nは40〜600
である。
子、アルキル基またはアルコキシ基であり、Bは水素原
子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、シアノ
基、ニトロ基、エステル基(好ましくは、アルキルエス
テル基)またはトリフルオロメチル基であり、Qは酸素
原子、C(CN)2 、C(CO2 R)2 、C(CN)C
O2 R、C(CN)COR、C(CN)COAr、NC
NまたはNArであり(但し、Rはアルキル基またはア
リル基、Arはアリール基である)、nは40〜600
である。
【0018】前記目的を達成するために本発明では下記
の式(II)で表わされる繰り返し単位と下記の式 (I
II)、(IV)、(V)及び(VI)で表わされる繰
り返し単位よりなる群から選ばれた少なくともいずれか
一つの繰り返し単位とよりなり、重量平均分子量が8,
000〜300,000であることを特徴とする光導電
層用の重合体も提供される。
の式(II)で表わされる繰り返し単位と下記の式 (I
II)、(IV)、(V)及び(VI)で表わされる繰
り返し単位よりなる群から選ばれた少なくともいずれか
一つの繰り返し単位とよりなり、重量平均分子量が8,
000〜300,000であることを特徴とする光導電
層用の重合体も提供される。
【0019】
【化5】
【0020】ただし、前記の式(II)において、Aは
水素原子、ハロゲン原子、アルキル基またはアルコキシ
基であり、Bは水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、
アルコキシ基、シアノ基、ニトロ基、エステル基(好ま
しくは、アルキルエステル基)またはトリフルオロメチ
ル基であり、Qは酸素原子、C(CN)2 、C(CO2
R)2 、C(CN)CO2 R、C(CN)COR、C
(CN)COAr、NCNまたはNArであり(但し、
Rはアルキル基またはアリル基、Arはアリール基であ
る)、前記の式(VI)において、Eはアルキル基であ
る。
水素原子、ハロゲン原子、アルキル基またはアルコキシ
基であり、Bは水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、
アルコキシ基、シアノ基、ニトロ基、エステル基(好ま
しくは、アルキルエステル基)またはトリフルオロメチ
ル基であり、Qは酸素原子、C(CN)2 、C(CO2
R)2 、C(CN)CO2 R、C(CN)COR、C
(CN)COAr、NCNまたはNArであり(但し、
Rはアルキル基またはアリル基、Arはアリール基であ
る)、前記の式(VI)において、Eはアルキル基であ
る。
【0021】本発明の他の目的を達成するために本発明
では、等モルの下記の式(VII)で表わされるチオキ
サンテン(thioxanthene)誘導体と下記の式(VII
I)で表わされるスチレン誘導体とを第1有機溶媒に加
えた後、酸除去剤を加えて反応させて下記の式(IX)
で表わされるモノマ−を製造する段階と、
では、等モルの下記の式(VII)で表わされるチオキ
サンテン(thioxanthene)誘導体と下記の式(VII
I)で表わされるスチレン誘導体とを第1有機溶媒に加
えた後、酸除去剤を加えて反応させて下記の式(IX)
で表わされるモノマ−を製造する段階と、
【0022】
【化6】
【0023】(ただし、式中、Aは水素原子、ハロゲン
原子、アルキル基またはアルコキシ基であり、Bは水素
原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、シア
ノ基、ニトロ基、エステル基(好ましくは、アルキルエ
ステル基)またはトリフルオロメチル基であり、Qは酸
素原子、C(CN)2 、C(CO2 R)2 、C(CN)
CO2 R、C(CN)COR、C(CN)COAr、N
CNまたはNArであり(但し、Rはアルキル基または
アリル基、Arはアリール基である)、前記段階で得ら
れたモノマーを第2有機溶媒に加えた後、重合開始剤を
加えて重合させる段階とを含むことを特徴とする光導電
層用の重合体の製造方法が提供される。
原子、アルキル基またはアルコキシ基であり、Bは水素
原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、シア
ノ基、ニトロ基、エステル基(好ましくは、アルキルエ
ステル基)またはトリフルオロメチル基であり、Qは酸
素原子、C(CN)2 、C(CO2 R)2 、C(CN)
CO2 R、C(CN)COR、C(CN)COAr、N
CNまたはNArであり(但し、Rはアルキル基または
アリル基、Arはアリール基である)、前記段階で得ら
れたモノマーを第2有機溶媒に加えた後、重合開始剤を
加えて重合させる段階とを含むことを特徴とする光導電
層用の重合体の製造方法が提供される。
【0024】特に、本発明によれば、前記重合段階で前
記の式(IX)で表わされるモノマーに対しスチレン、
アクリロニトリル、イソプレン、アクリル酸エステル及
びメタクリル酸エステルよりなる群から選ばれた少なく
とも一つのモノマーがさらに加えられることが望まし
い。
記の式(IX)で表わされるモノマーに対しスチレン、
アクリロニトリル、イソプレン、アクリル酸エステル及
びメタクリル酸エステルよりなる群から選ばれた少なく
とも一つのモノマーがさらに加えられることが望まし
い。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面に基づき本発
明の実施の形態を詳しく説明する。
明の実施の形態を詳しく説明する。
【0026】モノマ−合成 下記の式(VII)で表わされるチオキサンテン誘導体
と下記の式(VIII)で表わされるスチレン誘導体と
を等モル比で有機溶媒に加え、ここに酸除去剤を加えて
反応させると、下記の式(IX)で表わされるモノマー
が製造される。この場合、望ましい有機溶媒にはジメチ
ルホルムアミドがあり、酸除去剤には炭酸水素ナトリウ
ムが用いられる。また、反応は40〜50℃で24〜4
8時間行う。
と下記の式(VIII)で表わされるスチレン誘導体と
を等モル比で有機溶媒に加え、ここに酸除去剤を加えて
反応させると、下記の式(IX)で表わされるモノマー
が製造される。この場合、望ましい有機溶媒にはジメチ
ルホルムアミドがあり、酸除去剤には炭酸水素ナトリウ
ムが用いられる。また、反応は40〜50℃で24〜4
8時間行う。
【0027】
【化7】
【0028】ただし、式中、Aは水素原子、ハロゲン原
子、アルキル基またはアルコキシ基であり、Bは水素原
子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、シアノ
基、ニトロ基、エステル基またはトリフルオロメチル基
であり、Qは酸素原子、C(CN)2 、C(CO2 R)
2 、C(CN)CO2 R、C(CN)COR、C(C
N)COAr、NCNまたはNArである(但し、Rは
アルキル基またはアリル基、Arはアリール基であ
る)。
子、アルキル基またはアルコキシ基であり、Bは水素原
子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、シアノ
基、ニトロ基、エステル基またはトリフルオロメチル基
であり、Qは酸素原子、C(CN)2 、C(CO2 R)
2 、C(CN)CO2 R、C(CN)COR、C(C
N)COAr、NCNまたはNArである(但し、Rは
アルキル基またはアリル基、Arはアリール基であ
る)。
【0029】重合体の合成 前記段階から得られたモノマーをテトラヒドロフラン
(THF)のような有機溶媒に加え、ここに重合開始剤
を加えると、重合反応が行われる。その結果、下記の式
(I)で表わされる重合体が合成される。この場合、重
合反応は70〜80℃で24〜48時間行う。
(THF)のような有機溶媒に加え、ここに重合開始剤
を加えると、重合反応が行われる。その結果、下記の式
(I)で表わされる重合体が合成される。この場合、重
合反応は70〜80℃で24〜48時間行う。
【0030】
【化8】
【0031】ただし、式中、A,B,Q,R及びArは
上述した定義は同様である。
上述した定義は同様である。
【0032】特に、本発明によれば、前記重合反応にお
いては、スチレン、アクリロニトリル、イソプレン、ア
クリル酸エステル及びメタクリル酸エステルよりなる群
から選ばれた少なくともいずれか一つのモノマーをさら
に加えてもよく、適宜な添加量は前記の式(IX)で表
わされるモノマーに対し1〜2モル%が望ましい。
いては、スチレン、アクリロニトリル、イソプレン、ア
クリル酸エステル及びメタクリル酸エステルよりなる群
から選ばれた少なくともいずれか一つのモノマーをさら
に加えてもよく、適宜な添加量は前記の式(IX)で表
わされるモノマーに対し1〜2モル%が望ましい。
【0033】以上のような方法により製造された本発明
の重合体は電子輸送能力を有するので、この性質を用い
る多種の膜に適用可能である。例えば、本発明の重合体
を通常の電荷輸送物質として用いて正(+)帯電型の光
導電層を形成することができる。また、前記重合体を光
導電層の保護層として用いたり、電荷発生層の下層に塗
布したりすることにより、感光度を向上させ得る。
の重合体は電子輸送能力を有するので、この性質を用い
る多種の膜に適用可能である。例えば、本発明の重合体
を通常の電荷輸送物質として用いて正(+)帯電型の光
導電層を形成することができる。また、前記重合体を光
導電層の保護層として用いたり、電荷発生層の下層に塗
布したりすることにより、感光度を向上させ得る。
【0034】本発明の重合体はトリニトロフルオレノン
(trinitrofluorenone)、ベンゾキノン誘導体、アント
ラキノン誘導体などのような少量の電子受容性物質と混
合すると、電子輸送能力が向上し得る。
(trinitrofluorenone)、ベンゾキノン誘導体、アント
ラキノン誘導体などのような少量の電子受容性物質と混
合すると、電子輸送能力が向上し得る。
【0035】さらに、本発明の重合体は他の重合体、例
えば、ポリカーボネート、ポリスチレン、アクリル樹
脂、メタクリル樹脂、エポキシ樹脂、シリコン樹脂、ポ
リエステルなどと混合するか、これらと共重合して用い
られる。
えば、ポリカーボネート、ポリスチレン、アクリル樹
脂、メタクリル樹脂、エポキシ樹脂、シリコン樹脂、ポ
リエステルなどと混合するか、これらと共重合して用い
られる。
【0036】
【実施例】以下、実施例により本発明の特徴をより具体
的に説明するが、本発明は必ずしもこれに限定されるも
のではない。
的に説明するが、本発明は必ずしもこれに限定されるも
のではない。
【0037】実施例1 300mlの3口のフラスコに9−オキソ−10、10−
ジオキシドチオキサンテン−3−カルボン酸3g(1
0.4mmol)、酸除去剤として炭酸水素ナトリウム
1.75g(20.8mmol)、クロロメチルスチレ
ン3.18g及びジメチルホルムアミド(DMF)70
0mlを加えた後、40℃で48時間反応させた。反応
後、反応液を蒸留水に投入して撹拌し、エーテルを用い
て有機相を分離した。最後に、硫酸マグネシウムを用い
て有機相中の水分を除き、溶媒を除いた後、これを60
℃で真空乾燥して反応生成物3.43gを得た(収率8
2%)。
ジオキシドチオキサンテン−3−カルボン酸3g(1
0.4mmol)、酸除去剤として炭酸水素ナトリウム
1.75g(20.8mmol)、クロロメチルスチレ
ン3.18g及びジメチルホルムアミド(DMF)70
0mlを加えた後、40℃で48時間反応させた。反応
後、反応液を蒸留水に投入して撹拌し、エーテルを用い
て有機相を分離した。最後に、硫酸マグネシウムを用い
て有機相中の水分を除き、溶媒を除いた後、これを60
℃で真空乾燥して反応生成物3.43gを得た(収率8
2%)。
【0038】得られた反応生成物について 1H−NMR
及びIRスペクトル分析(図1および図2参照)を行っ
たところ、これは下記の式(IX−1)(式中、Qは酸
素原子である)で表わされる構造であることがわかる。
及びIRスペクトル分析(図1および図2参照)を行っ
たところ、これは下記の式(IX−1)(式中、Qは酸
素原子である)で表わされる構造であることがわかる。
【0039】元素分析:計算値(C 68.30%,H
3.99%)、分析値(C 67.65%,H 4.
16%)
3.99%)、分析値(C 67.65%,H 4.
16%)
【0040】
【化9】
【0041】実施例2 実施例1で合成されたモノマー2gをテトラヒドロフラ
ン(THF)5.05mlに溶解させた後、ここに重合開
始剤であるアゾビスイソブチロルニトリル(AIBN)
0.016gを加えて70℃で48時間重合反応を行っ
た。反応後、反応生成物にメタノ−ル300mlを投入し
た後、これを濾過・精製して反応生成物を分離した(収
率74%)。その反応生成物の重量平均分子量(GPC
を用いて測定)は92、000であった。
ン(THF)5.05mlに溶解させた後、ここに重合開
始剤であるアゾビスイソブチロルニトリル(AIBN)
0.016gを加えて70℃で48時間重合反応を行っ
た。反応後、反応生成物にメタノ−ル300mlを投入し
た後、これを濾過・精製して反応生成物を分離した(収
率74%)。その反応生成物の重量平均分子量(GPC
を用いて測定)は92、000であった。
【0042】製造した反応生成物に対する 1H−NMR
及びIRスペクトルの分析結果(図3および図4参
照)、下記の式(X)(式中、Aは水素原子、Qは酸素
原子、nは247である)で表わされる重合体であるこ
とが判った。また、製造された重合体に対する酸化還元
挙動を測定して図5に示す。図5からわかるように、製
造された重合体は可逆的な反応挙動を示す正、負極のピ
ークがそれぞれ二つずつ見られ、第1の還元電位が−
0.8Vであり、電子輸送能力もある。
及びIRスペクトルの分析結果(図3および図4参
照)、下記の式(X)(式中、Aは水素原子、Qは酸素
原子、nは247である)で表わされる重合体であるこ
とが判った。また、製造された重合体に対する酸化還元
挙動を測定して図5に示す。図5からわかるように、製
造された重合体は可逆的な反応挙動を示す正、負極のピ
ークがそれぞれ二つずつ見られ、第1の還元電位が−
0.8Vであり、電子輸送能力もある。
【0043】
【化10】
【0044】実施例3 実施例1で合成されたモノマー1.5g及びn−ブチル
メタクリルレート0.55gをテトラヒドロフラン(T
HF)7.7mlに溶解させた後、ここに重合開始剤であ
るAIBN0.025gを加えて70℃で48時間、共
重合反応を行った。反応後、反応生成物にメタノール3
00mlを投入した後、濾過・精製過程を通して反応生成
物を分離した。その反応生成物の重量平均分子量(GP
Cを用いて測定)は14、000であった。
メタクリルレート0.55gをテトラヒドロフラン(T
HF)7.7mlに溶解させた後、ここに重合開始剤であ
るAIBN0.025gを加えて70℃で48時間、共
重合反応を行った。反応後、反応生成物にメタノール3
00mlを投入した後、濾過・精製過程を通して反応生成
物を分離した。その反応生成物の重量平均分子量(GP
Cを用いて測定)は14、000であった。
【0045】製造した反応生成物に対する 1H−NMR
スペクトルの分析の結果(図6参照)、下記の式(X
I)(式中、Aは水素原子、Qは酸素原子、x=0.6
7、y=0.33である)で表わされる共重合体である
ことがわかった。また、製造された重合体に対する酸化
還元挙動を測定した結果、可逆的な正、負極のピ−クが
それぞれ二つずつ見られ、第1の還元電位が−0.84
Vであり、電子輸送能力もある。
スペクトルの分析の結果(図6参照)、下記の式(X
I)(式中、Aは水素原子、Qは酸素原子、x=0.6
7、y=0.33である)で表わされる共重合体である
ことがわかった。また、製造された重合体に対する酸化
還元挙動を測定した結果、可逆的な正、負極のピ−クが
それぞれ二つずつ見られ、第1の還元電位が−0.84
Vであり、電子輸送能力もある。
【0046】
【化11】
【0047】実施例4 実施例1で合成されたモノマー1.5g及びn−ブチル
アクリルレート0.49gをテトラヒドロフラン(TH
F)7.7mlに溶解させた後、ここに重合開始剤である
AIBN 0.025gを加えて70℃で48時間共重
合反応を行った。反応後、メタノール300mlを投入し
た後、濾過・精製過程を経て反応生成物を分離した。そ
の反応生成物の重量平均分子量(GPCを用いて測定)
は10、000であった。
アクリルレート0.49gをテトラヒドロフラン(TH
F)7.7mlに溶解させた後、ここに重合開始剤である
AIBN 0.025gを加えて70℃で48時間共重
合反応を行った。反応後、メタノール300mlを投入し
た後、濾過・精製過程を経て反応生成物を分離した。そ
の反応生成物の重量平均分子量(GPCを用いて測定)
は10、000であった。
【0048】製造した反応生成物に対する 1H−NMR
スペクトルの分析の結果(図7参照)、下記の式(XI
I)(式中、Aは水素原子、Qは酸素原子、x=0.7
3、y=0.27である)で表わされる重合体であるこ
とがわかった。また、製造された重合体に対する酸化還
元挙動を測定した結果、可逆的な正、負極のピークがそ
れぞれ二つずつ見られ、第1の還元電位が−0.82V
であり、電子輸送能力もある。
スペクトルの分析の結果(図7参照)、下記の式(XI
I)(式中、Aは水素原子、Qは酸素原子、x=0.7
3、y=0.27である)で表わされる重合体であるこ
とがわかった。また、製造された重合体に対する酸化還
元挙動を測定した結果、可逆的な正、負極のピークがそ
れぞれ二つずつ見られ、第1の還元電位が−0.82V
であり、電子輸送能力もある。
【0049】
【化12】
【0050】
【発明の効果】上述したように、本発明により製造され
た重合体は溶剤に対する溶解性と結合剤ポリマ−との常
用性が良好で適用が容易であるのみならず、電子輸送能
力に優れるため、光導電層用の電荷輸送物質としての使
用にも好適である。
た重合体は溶剤に対する溶解性と結合剤ポリマ−との常
用性が良好で適用が容易であるのみならず、電子輸送能
力に優れるため、光導電層用の電荷輸送物質としての使
用にも好適である。
【図1】本発明の一実施例によるチオキサンテン誘導体
の 1H−NMRスペクトルである。
の 1H−NMRスペクトルである。
【図2】図1に示されたチオキサンテン誘導体のIRス
ペクトルである。
ペクトルである。
【図3】図1に示されたチオキサンテン誘導体を用いて
製造された重合体に対する 1H−NMRスペクトルであ
る。
製造された重合体に対する 1H−NMRスペクトルであ
る。
【図4】図3に示された重合体のIRスペクトルであ
る。
る。
【図5】図3に示された重合体に対する酸化還元挙動を
示すサイクリックボルタモグラム(cyclic voltammogra
m )である。
示すサイクリックボルタモグラム(cyclic voltammogra
m )である。
【図6】図1に示されたチオキサンテン誘導体及び他の
化合物を用いて製造された共重合体の 1H−NMRスペ
クトルである。
化合物を用いて製造された共重合体の 1H−NMRスペ
クトルである。
【図7】図1に示されたチオキサンテン誘導体及び他の
化合物を用いて製造された共重合体の 1H−NMRスペ
クトルである。
化合物を用いて製造された共重合体の 1H−NMRスペ
クトルである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 //(C08F 12/32 212:08 220:44 210:14 220:10) (72)発明者 鄭 奉 模 大韓民国ソウル特別市西大門區北阿▲けん ▼3洞1−948番地 (72)発明者 梁 得 龍 大韓民国京畿道水原市勸善區九雲洞462番 地 三煥アパート1棟1502號 (72)発明者 朴 完 雨 大韓民国京畿道龍仁市水枝面663−1番地 水枝4次三星アパート104棟1304號
Claims (10)
- 【請求項1】 下記の式(I)で表わされ、重量平均分
子量が16,000〜240,000であることを特徴
とする光導電層用の重合体: 【化1】 ただし、式中、Aは水素原子、ハロゲン原子、アルキル
基またはアルコキシ基であり、Bは水素原子、ハロゲン
原子、アルキル基、アルコキシ基、シアノ基、ニトロ
基、エステル基またはトリフルオロメチル基であり、Q
は酸素原子、C(CN)2 、C(CO2 R)2 、C(C
N)CO2 R、C(CN)COR、C(CN)COA
r、NCNまたはNArであり(但し、Rはアルキル基
またはアリル基、Arはアリール基である)、nは40
〜600である。 - 【請求項2】 下記の式(II)で表わされる繰り返し
単位と下記の式(III)、(IV)、(V)及び(V
I)で表わされる繰り返し単位よりなる群から選ばれた
少なくともいずれか一つの繰り返し単位とからなり、重
量平均分子量が8,000〜300,000であること
を特徴とする光導電層用の重合体: 【化2】 ただし、前記の式(II)において、Aは水素原子、ハ
ロゲン原子、アルキル基またはアルコキシ基であり、B
は水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ
基、シアノ基、ニトロ基、エステル基またはトリフルオ
ロメチル基であり、Qは酸素原子、C(CN)2 、C
(CO2 R)2 、C(CN)CO2 R、C(CN)CO
R、C(CN)COAr、NCNまたはNArであり
(但し、Rはアルキル基またはアリル基、Arはアリー
ル基である)、前記の式(VI)において、Eはアルキ
ル基である。 - 【請求項3】 前記の式(II)で表わされる繰り返し
単位は繰り返し単位全体に対し70モル%以上であるこ
とを特徴とする請求項2に記載の光導電層用の重合体。 - 【請求項4】 等モルの下記の式(VII)で表わされ
るチオキサンテン誘導体と下記の式(VIII)で表わ
されるスチレン誘導体とを第1有機溶媒に加えた後、酸
除去剤を加えて反応させて下記の式(IX)で表わされ
るモノマーを製造する段階と、 【化3】 (ただし、式中、Aは水素原子、ハロゲン原子、アルキ
ル基またはアルコキシ基であり、Bは水素原子、ハロゲ
ン原子、アルキル基、アルコキシ基、シアノ基、ニトロ
基、エステル基またはトリフルオロメチル基であり、Q
は酸素原子、C(CN)2 、C(CO2 R)2 、C(C
N)CO2 R、C(CN)COR、C(CN)COA
r、NCNまたはNArであり(但し、Rはアルキル基
またはアリル基、Arはアリール基である)、 前記段階で得られたモノマーを第2有機溶媒に加えた
後、重合開始剤を加えて重合させる段階とを含むことを
特徴とする光導電層用の重合体の製造方法。 - 【請求項5】 前記重合段階で前記の式(IX)で表わ
されるモノマーに対してスチレン、アクリロニトリル、
イソプレン、アクリル酸エステル及びメタクリル酸エス
テルよりなる群から選ばれた少なくとも一つのモノマー
がさらに加えられることを特徴とする請求項4に記載の
光導電層用の重合体の製造方法。 - 【請求項6】 前記の式(IX)で表わされるモノマー
はモノマー全体に対し70モル%以上であることを特徴
とする請求項5に記載の光導電層用の重合体の製造方
法。 - 【請求項7】 前記第1有機溶媒はジメチルホルムアミ
ドであることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載
の光導電層用の重合体の製造方法。 - 【請求項8】 前記酸除去剤は炭酸水素ナトリウムであ
ることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の光導
電層用の重合体の製造方法。 - 【請求項9】 前記第2有機溶媒はテトラヒドロフラン
であることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の
光導電層用の重合体の製造方法。 - 【請求項10】 前記重合開始剤はアゾビスイソブチロ
ニトリルであることを特徴とする請求項4又は請求項5
に記載の光導電層用の重合体の製造方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
KR19950066820 | 1995-12-29 | ||
KR95P66820 | 1995-12-29 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09194535A true JPH09194535A (ja) | 1997-07-29 |
Family
ID=19447463
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8351457A Pending JPH09194535A (ja) | 1995-12-29 | 1996-12-27 | 光導電層用の重合体及びその製造方法 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5840817A (ja) |
JP (1) | JPH09194535A (ja) |
KR (1) | KR100388900B1 (ja) |
CN (1) | CN1159452A (ja) |
DE (1) | DE19651254A1 (ja) |
GB (1) | GB2308599B (ja) |
MY (1) | MY132369A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013043841A (ja) * | 2011-08-22 | 2013-03-04 | Fuji Xerox Co Ltd | 新規な反応性化合物、電荷輸送性膜及び光電変換装置 |
US9188885B2 (en) | 2011-08-22 | 2015-11-17 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Reactive compound, charge transporting film, photoelectric conversion device, electrophotographic photoreceptor and method of producing the same, process cartridge, and image forming apparatus |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100246927B1 (ko) * | 1997-06-10 | 2000-03-15 | 손욱 | 전하이동 착체시스템을 이용한 단층형 전자사진 광도전층 조성물 및 그 제조방법 |
US7351461B2 (en) * | 2005-11-11 | 2008-04-01 | General Electric Company | Articles comprising benzopyran colorants, method of manufacture, and method of use |
US7270772B2 (en) * | 2005-11-28 | 2007-09-18 | General Electric Company | Benzopyran colorants, method of manufacture, and method of use |
JP7380709B2 (ja) * | 2019-12-02 | 2023-11-15 | 株式会社レゾナック | 水性樹脂組成物、皮膜および皮膜の形成方法 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3269491D1 (en) * | 1981-11-30 | 1986-04-03 | Ciba Geigy Ag | Photosensitive polymers |
DE3826947A1 (de) * | 1988-08-09 | 1990-02-22 | Merck Patent Gmbh | Thioxanthonderivate, ihre verwendung als fotoinitiatoren, fotopolymerisierbare bindemittelsysteme sowie verfahren zur herstellung einer strahlungsgehaerteten beschichtung |
JP2990307B2 (ja) * | 1991-05-15 | 1999-12-13 | コニカ株式会社 | 電子写真感光体 |
JPH05173341A (ja) * | 1991-12-20 | 1993-07-13 | Citizen Watch Co Ltd | 電子写真用感光体 |
JPH05173342A (ja) * | 1991-12-20 | 1993-07-13 | Citizen Watch Co Ltd | 電子写真用感光体 |
KR100399651B1 (ko) * | 1996-12-04 | 2004-01-24 | 삼성에스디아이 주식회사 | 칼라표시패널용 광도전층 조성물 |
KR100199556B1 (ko) * | 1996-12-04 | 1999-06-15 | 손욱 | 칼라표시패널용 광도전층 조성물 |
-
1996
- 1996-11-18 US US08/746,843 patent/US5840817A/en not_active Expired - Fee Related
- 1996-11-27 MY MYPI96004979A patent/MY132369A/en unknown
- 1996-12-05 GB GB9625352A patent/GB2308599B/en not_active Expired - Fee Related
- 1996-12-10 DE DE19651254A patent/DE19651254A1/de not_active Withdrawn
- 1996-12-10 CN CN96123115A patent/CN1159452A/zh active Pending
- 1996-12-27 JP JP8351457A patent/JPH09194535A/ja active Pending
- 1996-12-28 KR KR1019960075353A patent/KR100388900B1/ko not_active IP Right Cessation
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013043841A (ja) * | 2011-08-22 | 2013-03-04 | Fuji Xerox Co Ltd | 新規な反応性化合物、電荷輸送性膜及び光電変換装置 |
US9188885B2 (en) | 2011-08-22 | 2015-11-17 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Reactive compound, charge transporting film, photoelectric conversion device, electrophotographic photoreceptor and method of producing the same, process cartridge, and image forming apparatus |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5840817A (en) | 1998-11-24 |
GB2308599A (en) | 1997-07-02 |
GB9625352D0 (en) | 1997-01-22 |
MX9606290A (es) | 1997-10-31 |
DE19651254A1 (de) | 1997-07-03 |
CN1159452A (zh) | 1997-09-17 |
KR100388900B1 (ko) | 2003-10-04 |
GB2308599B (en) | 1999-09-22 |
MY132369A (en) | 2007-10-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4986004B2 (ja) | 重合性イリジウム錯体、その重合体およびその製造方法 | |
EP1882001B1 (en) | Conductive block copolymers, methods and articles | |
JP6866574B2 (ja) | エレクトロクロミック化合物及びエレクトロクロミック組成物 | |
CN109369834B (zh) | 一种具有多重刺激响应性的aiee侧链型聚合物发光材料及其制备方法和应用 | |
JPH04108808A (ja) | マクロモノマーの製造方法 | |
JPH09194535A (ja) | 光導電層用の重合体及びその製造方法 | |
EP1738897B1 (en) | Photofunctional laminate | |
CN109651534B (zh) | 一种多酮肟酯类光引发剂及其制备方法和应用 | |
CN102652143B (zh) | 光致变色材料 | |
JPH0625346B2 (ja) | 表示管の製造方法 | |
US6699951B2 (en) | Monomer and polymer for photoresist, photoresist composition, and phosphor layer composition for color cathode ray tube | |
JPH06179802A (ja) | 光導電性組成物 | |
EP1357139B1 (en) | Acrylic polymer and charge transport material | |
JP2545219B2 (ja) | 放射線感受性物質及びその製造法 | |
JP3208602B2 (ja) | α,β−不飽和ニトリルを有する脂環式多環族とメタクリレート誘導体との共重合体 | |
Khan et al. | Synthesis of ferrocene and azobenzene-based copolymers P (FHEMA-co-MAZOHE) s and their redox and photo-responsive properties | |
JPH10177256A (ja) | カラー表示パネルの光導電層形成用組成物並びに電子受容体用9−ジシアノメチリデンチオキサンテン10,10−ジオキシド誘導体 | |
JPH08283199A (ja) | フラーレン誘導体、樹脂組成物及びその硬化物 | |
GB2409206A (en) | Electroluminescent material | |
JPH10177255A (ja) | カラー表示パネルの光導電層形成用組成物並びに電子受容体用フルオレノン誘導体 | |
JPH11349842A (ja) | 光重合性顔料分散剤、感光性着色組成物及び遮光層用組成物 | |
MXPA96006290A (en) | Polymer for a photoconductor layer and my depreparation method | |
JP2000063456A (ja) | 電荷輸送性共重合体、及びその製造方法、並びにそれを用いた電子写真感光体 | |
JPH06298840A (ja) | 側鎖に液晶分質部分と電荷移動錯体部分を有する電導性ポリマー | |
JP2004059865A (ja) | 架橋重合体、イオン伝導性組成物、ゲル状イオン伝導性組成物および電気化学素子 |