JPH09194351A - 貼付剤 - Google Patents

貼付剤

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JPH09194351A
JPH09194351A JP8006437A JP643796A JPH09194351A JP H09194351 A JPH09194351 A JP H09194351A JP 8006437 A JP8006437 A JP 8006437A JP 643796 A JP643796 A JP 643796A JP H09194351 A JPH09194351 A JP H09194351A
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勝 浜辺
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敦子 坂井
Hiroko Okawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 肩こり、腰痛、筋肉疲労等の症状を緩和し、
特に生理痛の症状緩和に好適に用いることができる貼付
剤を提供する。 【解決手段】 剛性支持体上に、粘着性膏体層を、スジ
状に間隔をおいて設けた温感タイプの貼付剤、及び、発
泡体支持体上に、織布又は不織布を施し、更に、薬物を
含有する粘着性膏体層を、スジ状に間隔をおいて設けた
生理痛症状緩和用貼付剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、肩こり、腰痛、筋
肉疲労等の症状を緩和し、特に生理痛の症状緩和に好適
に用いることができる貼付剤に関する。
【0002】
【従来の技術】温感タイプの貼付剤は、患部に貼付する
ことにより、血管を拡張し血流を増加させ、患部の温度
を高め、代謝を促進するすることにより、生理痛等の諸
症状を緩和する。このようなものとして、例えば、特開
昭53−91114号公報や特開平3−184915号
公報等には、ビタミン、トウガラシエキス等の薬物を配
合したものが開示されている。このような貼付剤は、支
持体と、薬物を含有した粘着性膏体層からなるものであ
り、薬物の放出器として、薬物を患部に浸透させる機能
のみが重要視されている。従って、皮膚に貼付した際の
存在感を希薄化し、皮膚への貼付感を向上させ、また、
皮膚から剥がれにくくするために、支持体としては、柔
軟で、伸縮性のあるものが選択されている。
【0003】中医学の理論によれば、生理痛の症状は、
局所における直接的な刺激、又は、精神的な刺激による
中枢神経から末梢神経を経た間接的な刺激が、筋肉やす
じの緊張を引き起こし、気血が患部に滞留することによ
り発生すると考えられている。従って、生理痛の症状を
緩和するためには、気血の流れを阻害する筋肉やすじの
緊張を解きほぐすことが有効である。
【0004】気血の流れを阻害する筋肉やすじの緊張を
解きほぐす方法としては、気血の流れを阻害する筋肉や
すじに対して平行に、かつ、緊張に対して逆向きに、ス
ジ状に物理的緊張を持続的に与える方法が極めて効果的
である。しかしながら、上述のような貼付剤は、単なる
薬物の放出器として作用するのみであり、このような物
理的緊張を、積極的に患部に与えるものではない。従っ
て、このような貼付剤は、生理痛の根本の原因である筋
肉やすじの緊張を解きほぐし、気血の滞留を解消する機
能はなく、貼付剤剥離後は、再度生理痛の症状が発生す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記に鑑
み、肩こり、腰痛、筋肉疲労等の症状を緩和し、特に生
理痛の症状緩和に好適に用いることができる貼付剤を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、剛性支
持体上に、粘着性膏体層を、スジ状に間隔をおいて設け
た温感タイプの貼付剤(以下、このものを「貼付剤
(I)」という)そのものに存する。本発明の要旨は、
また、このものを、生理痛の症状緩和に用いるところに
も存する。本発明の要旨は、更にまた、発泡体支持体上
に、織布又は不織布を施し、更に、粘着性膏体層を、ス
ジ状に間隔をおいて設けた生理痛症状緩和用貼付剤(以
下、このものを「貼付剤(II)」という)そのものに
も存する。
【0007】本発明においては、剛性支持体上に、粘着
性膏体層を、スジ状に間隔をおいて設けて貼付剤(I)
とする。上記貼付剤(I)においては、上記粘着性膏体
層に用いられる粘着剤としては、皮膚に付着するに必要
な粘着力を有するものであれば特に限定されず、例え
ば、アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤、シリコン系粘着
剤等が挙げられる。
【0008】上記アクリル系粘着剤としては、例えば、
(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸イソブ
チル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル
酸オクチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、
(メタ)アクリル酸イソオクチル、(メタ)アクリル酸
デシル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリ
ル酸ステアリル等のモノマーの重合体、又は、これらの
モノマーの共重合体等が挙げられる。更に、これらのモ
ノマーと、水酸基、カルボキシル基、アミド基、アミノ
基、ピロリドン環等を有する官能性モノマーとの共重合
体等を用いることもできる。これらのうち、アクリル酸
エチルヘキシル−メタクリル酸エチルヘキシル−メタク
リル酸ドデシル共重合体、又は、このものにミリスチン
酸イソプロピル等の可塑剤を3〜15重量%配合したも
のが好適に用いられる。
【0009】上記ゴム系粘着剤としては、例えば、スチ
レン−イソプレン−スチレンブロック共重合体、天然ゴ
ム、合成ゴム等が挙げられる。これらのうち、スチレン
−イソプレン−スチレンブロック共重合体15〜50重
量%に、脂環族飽和炭化水素樹脂15〜45重量%、流
動パラフィン20〜60重量%、及び、安定化剤を添加
したものが好適に用いられる。上記シリコン系粘着剤と
しては、例えば、ポリメチルシロキサン等を主成分とす
る粘着剤等が挙げられる。
【0010】上記貼付剤(I)においては、上述の粘着
剤の他に、ポリビニルエーテル等の親水性粘着剤を用い
ることもできる。上記貼付剤(I)においては、上記粘
着剤に、粘着力の調節等の目的に応じて、テルペン系樹
脂、脂環族系合成樹脂、ロジン系樹脂、ポリブテン系樹
脂、流動パラフィン、カオリン、ベントナイト、酸化チ
タン、亜鉛華等を添加することができる。また、安定化
剤等を添加することもできる。
【0011】上記貼付剤(I)においては、上記粘着性
膏体層の厚さは、使用目的に応じて適宜決定することが
できるが、20〜2000μmが好ましい。20μm未
満であると、皮膚への接着力が低下したり、必要量の薬
物を添加することが困難となり、2000μmを超える
と、製造が困難となったり、違和感が生じる。より好ま
しくは、30〜1500μmである。上記貼付剤(I)
においては、上記粘着性膏体層の上には、上記粘着性膏
体層を保護するための剥離紙を貼付してもよい。
【0012】上記貼付剤(I)においては、上記粘着性
膏体層には、使用目的に応じて、1種又は2種以上の薬
物を配合することができる。上記薬物としては、経皮的
に用いられるものであれば特に限定されないが、血管血
流を高める作用のある、温感タイプの薬物を用いること
により、生理痛の症状緩和の効果をより高めることがで
きる。このようなものとしては、例えば、トウガラシエ
キス、トウガラシ末、サンシシエキス、サンシシ末、カ
プサイシン、ビタミンE、ノニル酸ワニリルアミド、グ
リチルレチン酸、ニコチン酸ベンジルエステル等が挙げ
られる。また、メントール、サリチル酸メチル等の使用
感の改変を目的とした薬物;副作用を低減させる薬物;
ジブカイン等の麻薬剤;皮膚赤化防止のための薬物等を
添加することもできる。
【0013】上記粘着性膏体層中の上記薬物の含有量
は、薬物の種類、使用目的等により異なり、通常0.0
1〜50重量%であることが好ましく、具体的には、ト
ウガラシエキス、トウガラシ末の場合は0.01〜20
重量%が、サンシシエキス、サンシシ末の場合は0.1
〜2.0重量%が、カプサイシンの場合は0.01〜
0.03重量%が、ビタミンEの場合は1〜5重量%
が、ノニル酸ワニリルアミドの場合は約0.3重量%
が、グリチルレチン酸の場合は約0.3重量%が、ニコ
チン酸ベンジルエステルの場合は約0.1重量%がそれ
ぞれ好ましい。
【0014】上記貼付剤(I)においては、上記粘着性
膏体層を、剛性支持体上に、スジ状に間隔をおいて設け
る。本明細書中、「スジ状に間隔をおいて設ける」と
は、細長く一続きの粘着性膏体層を、間隔をおいて配置
することをいい、例えば、平行しま状、放射状、扇状等
にストライプを配置することをいう。上記スジ状に間隔
をおいて設ける際におけるスジの幅及び間隔は、ともに
1cm程度が好ましい。また、貼付する患部の筋肉やす
じの分布状況に応じて、上記スジの配向を、例えば、平
行しま状、放射状、扇状等に調整することもできる。
【0015】上記剛性支持体としては、剛性があり、か
つ、可とう性のあるフィルム又はシートであれば特に限
定されず、例えば、プラスチックフィルム、不織布、プ
ラスチック発泡体シート等が挙げられる。これらのう
ち、貼付感、伸展度等の観点から、不織布、プラスチッ
ク発泡体シートが好適に用いられる。上記フィルム又は
シートの素材としては、保温効果の高いものが患部の保
温効果があり、上記物理的緊張を患部に与えるのとあい
まって、生理痛の症状緩和に効果があるので好ましい。
このようなものとしては、例えば、不織布、ウレタン、
発泡スチロール、ソフトロン(積水化学工業社製)等の
架橋タイプのポリエチレン発泡体、これらの複合体等が
挙げられる。
【0016】上記剛性支持体は、剛軟度3以上のものが
好ましい。本明細書中、「剛軟度」とは、幅8cm、長
さ15cmの上記剛性支持体を、台の上に先端が10c
mでるように水平に固定し、鉛直方向に35mm引っ張
るときの荷重(整数のグラム)をいう。剛軟度3未満で
あると、患部に与える物理的緊張が充分でなく、生理痛
の症状緩和の効果が低い。より好ましくは、剛軟度5〜
14である。上記剛性支持体は、伸展度2以下であるも
のが好ましい。本明細書中、「伸展度」とは、幅1c
m、長さ15cmの上記剛性支持体を、台の上に先端が
10cm出るように固定し、上記剛性支持体方向に10
0gの荷重をかけるときの、5分後の伸長長さ(整数の
mm)をいう。伸展度が2を超えると、患部に与える物
理的緊張が充分でなく、生理痛の症状緩和の効果が低
い。
【0017】上記剛性支持体の厚さは、0.5〜10m
mが好ましい。0.5mm未満であると、患部に与える
物理的緊張が充分でなく、生理痛の症状緩和の効果が低
く、10mmを超えると、貼付剤としての使用性が低下
する。より好ましくは0.5〜7mmである。上記剛性
支持体の肌に接する側の表面には、不織布、織布等によ
り、貼付時の発汗を吸収する層を設けてもよく、通気の
ための穴を設けてもよい。
【0018】このようにすることにより、上記貼付剤
(I)を、患部の筋肉やすじと上記粘着性膏体層とが平
行になるように患部に貼付した際には、筋肉やすじの緊
張に対して逆の物理的緊張が継続的に与えられることと
なり、筋肉やすじの緊張が解きほぐされる。また、隣り
合う筋肉やすじとの間に、断層的な歪みをもたらし、筋
肉やすじの緊張を解きほぐすための上記物理的緊張が増
強される。その結果、気血の滞留が解消され、生理痛の
症状が緩和される。更には、上記剛性支持体による患部
の支え感、上記剛性支持体の厚みによる、いわゆる「つ
ぼ」の刺激も生理痛の症状緩和に効果がある。
【0019】上記貼付剤(I)の製造方法としては特に
限定されず、例えば、溶液塗工法、ホットメルト塗工法
等の通常の粘着テープの製造方法等を採用することがで
きる。上記溶液塗工法は、上記粘着剤及び上記薬物を溶
媒中で均一に混合し、この混合物を上記剛性支持体上に
塗工し、乾燥させることにより実施することができる。
また、上記混合物を剥離紙上に塗工し、乾燥した後、上
記剛性支持体に転写することによっても実施することが
できる。上記ホットメルト塗工は、上記粘着剤を加熱溶
融し、上記薬物と均一に混合した後、この混合物を上記
剛性支持体上に溶融塗工することにより実施することが
できる。
【0020】上記貼付剤(I)は、生理痛の症状緩和用
に好適に使用することができる。
【0021】本発明の好ましい態様においては、発泡体
支持体上に、織布又は不織布を施し、更に、粘着性膏体
層を、スジ状に間隔をおいて設けて生理痛の症状緩和用
の貼付剤(II)とする。上記貼付剤(II)におい
て、上記粘着性膏体層に用いられる粘着剤としては、上
記貼付剤(I)におけるものと同様のものを使用するこ
とができる。また、上記粘着性膏体層の厚さは、上記貼
付剤(I)の場合と同様とすることができる。
【0022】上記貼付剤(II)においては、上記粘着
性膏体層には、使用目的に応じて、1種又は2種以上の
薬物を配合することができる。上記薬物としては、温感
タイプのものが使用され、このようなものとしては、上
記貼付剤(I)におけるものと同様のものを使用するこ
とができる。また、上記薬物の含有量は、上記貼付剤
(I)の場合と同様とすることができる。
【0023】上記貼付剤(II)においては、発泡体支
持体上に、織布又は不織布を施し、更に、上記粘着性膏
体層をスジ状に間隔をおいて設ける。上記スジ状に間隔
をおいて設ける際におけるスジの幅及び間隔、並びに、
配向は、それぞれ上記貼付剤(I)の場合と同様とする
ことができる。
【0024】上記発泡体支持体としては特に限定され
ず、例えば、発泡スチロール、ソフトロン(積水化学工
業社製)等の架橋タイプのポリエチレン発泡体等が挙げ
られる。上記発泡体支持体の剛軟度及び伸展度、並び
に、厚さは、それぞれ上記貼付剤(I)における、上記
剛性支持体の場合と同様とすることができる。
【0025】上記織布としては特に限定されず、例え
ば、綿布、ポリエステル布等が挙げられる。上記不織布
としては特に限定されず、例えば、ポリエステル・レー
ヨン不織布、ポリエステル不織布、綿不織布、アクリル
不織布、セルロース不織布等が挙げられる。
【0026】上記貼付剤(II)においては、上記発泡
体支持体上に、上記織布又は上記不織布を施し、更に、
上記粘着性膏体層をスジ状に間隔をおいて設けるので、
上記発泡体支持体による保温効果、及び、上記薬物の温
感効果により、患部が全体的に温められ、患部に対する
物理的緊張による効果とあいまって、生理痛の症状がよ
り効果的に緩和される。また、スジ状に間隔をおいて粘
着性膏体層を設けるので通気性に優れ、上記発泡体支持
体上に施された織布又は不織布が汗を吸収するので、皮
膚がかぶれることがなく、汗による粘着力の低下もな
い。
【0027】上記貼付剤(II)の製造方法としては、
上記貼付剤(I)における方法と同様の方法を採用する
ことができる。
【0028】
【実施例】以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。
【0029】実施例1 スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体ゴム
(TR1117、シェル化学社製)40重量%、脂環族
系樹脂(アルコンP−85、荒川化学社製)25重量%
及び流動パラフィン35重量%からなる粘着剤89.7
5重量%を加熱溶融し、トウガラシエキス10重量%及
びシブカイン0.25重量%と混合した。得られた混合
物を、シリコン剥離処理を施したPET支持体に幅7〜
10mm、間隔7〜10mmのストライプ状に、厚み約
120μmとなるように塗布した。その後、冷却し、支
持体であるポリエチレン発泡体(厚さ約2mm、剛軟度
1〜2、伸展度3〜4)に重ね合わせた後圧着し、適当
な大きさに切り抜いて試験片とした。得られた試験片に
ついて、下記方法により評価した。結果を表1に示し
た。
【0030】評価方法 肩こり、ふくらはぎの筋肉疲労、及び、生理痛の各症状
を有するボランティア15〜32人を対象に、疼痛又は
疲労を感じる患部に、患部に合わせて切り抜いた試験片
を、筋肉繊維に粘着剤のストライプが平行となるように
貼付し、5時間経過後の症状の改善度を評価した。評価
は、生理痛については、温感及び疼痛の緩和について、
肩こりについては、温感、疼痛の緩和及び疲労感の改善
について、ふくらはぎの筋肉疲労については、温感及び
疲労感の改善について行った。温感については、温感を
非常に強く感じる場合を3、温感を強く感じる場合を
2、温感を感じる場合を1、温感を感じない場合を0、
冷たく感じる場合を−1とし、平均値を算出した。疼痛
の緩和、及び、疲労感の改善については、顕著改善の場
合を3、中等度改善の場合を2、軽度改善の場合を1、
不変の場合を0、悪化の場合を−1とし、平均値を算出
した。
【0031】実施例2 支持体としてポリエチレン発泡体(厚さ約3mm、剛軟
度2〜3、伸展度2〜3)を用いたこと以外は、実施例
1と同様にして試験片を得た。得られた試験片につい
て、肩こりについての評価を行わなかったこと以外は、
実施例1と同様にして評価した。結果を表1に示した。
【0032】実施例3 支持体としてポリエチレン発泡体(厚さ約4mm、剛軟
度6〜8、伸展度1〜2)を用いたこと以外は、実施例
1と同様にして試験片を得た。得られた試験片につい
て、肩こり、及び、ふくらはぎの筋肉疲労についての評
価を行わなかったこと以外は、実施例1と同様にして評
価した。結果を表1に示した。
【0033】実施例4 支持体としてPET/EVA(厚さ約200μm、剛軟
度2〜3、伸展度1〜2)を用いたこと以外は、実施例
1と同様にして試験片を得た。得られた試験片につい
て、ふくらはぎの筋肉疲労についての評価を行わなかっ
たこと以外は、実施例1と同様にして評価した。結果を
表1に示した。
【0034】実施例5 アクリル酸エチルヘキシル−メタクリル酸エチルヘキシ
ル−メタクリル酸ドデシル共重合体樹脂91重量%及び
ミリスチン酸イソプロピル9重量%からなる粘着剤9
9.4重量%を酢酸エチルに溶解し、ノニル酸ワニリル
アミド0.3重量%、グリチルレチン酸0.3重量%と
混合した。得られた混合物を、シリコン剥離処理を施し
たPET支持体に幅7〜10mm、間隔7〜10mmの
ストライプ状に、厚み約120μmとなるように塗布し
た。その後、乾燥し、支持体としてポリエチレン発泡体
(厚さ約3mm、剛軟度2〜3、伸展度2〜3)を用い
たこと以外は、実施例1と同様にして試験片を得た。得
られた試験片について、肩こりについての評価は行わな
かったこと以外は、実施例1と同様にして評価した。結
果を表1に示した。
【0035】実施例6 アクリル酸エチルヘキシル−メタクリル酸エチルヘキシ
ル−メタクリル酸ドデシル共重合体樹脂91重量%及び
ミリスチン酸イソプロピル9重量%からなる粘着剤9
7.9重量%を酢酸エチルに溶解し、ビタミンE2.0
重量%、ニコチン酸ベンジルエステル0.1重量%と混
合した。得られた混合物を、シリコン剥離処理を施した
PET支持体に幅7〜10mm、間隔7〜10mmのス
トライプ状に、厚み約120μmとなるように塗布し
た。その後、乾燥し、支持体としてPET/EVA(厚
さ約200μm、剛軟度2〜3、伸展度1〜2)を用い
たこと以外は、実施例1と同様にして試験片を得た。得
られた試験片について、肩こりについての評価を行わな
かったこと以外は、実施例1と同様にして評価した。結
果を表1に示した。
【0036】実施例7 スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体ゴム
(TR1117、シェル化学社製)40重量%、脂肪族
系樹脂(アルコンP−85、荒川化学社製)25重量%
及び流動パラフィン35重量%からなる粘着剤99.4
6重量%を加熱溶融し、トウガラシエキス0.04重量
%及びサンシシエキス0.5重量%と混合した。得られ
た混合物を、シリコン剥離処理を施したPET支持体に
幅7〜10mm、間隔7〜10mmのストライプ状に、
厚み約120μmとなるように塗布した。その後、冷却
し、支持体としてポリエチレン発泡体/ポリエステル・
レーヨン不織布積層体(厚さ約2mm、剛軟度1〜3、
伸展度1〜3)を用いたこと以外は、実施例1と同様に
して試験片を得た。得られた試験片について、実施例1
と同様にして評価した。結果を表1に示した。
【0037】実施例8 トウガラシエキス及びサンシシエキスを添加しなかった
こと以外は、実施例7と同様にして試験片を得た。得ら
れた試験片について、肩こり、及び、ふくらはぎの筋肉
疲労についての評価を行わなかったこと以外は、実施例
1と同様にして評価した。結果を表1に示した。
【0038】比較例1 支持体として塩化ビニル(厚さ約50μm、剛軟度0、
伸展度4〜5)を用いたこと以外は、実施例1と同様に
して試験片を得、評価した。結果を表1に示した。
【0039】比較例2 支持体として塩化ビニル(厚さ約50μm、剛軟度0、
伸展度4〜5)を用いたこと以外は、実施例5と同様に
して試験片を得、評価した。結果を表1に示した。
【0040】比較例3 支持体として塩化ビニル(厚さ約50μm、剛軟度0、
伸展度4〜5)を用いたこと以外は、実施例6と同様に
して試験片を得、評価した。結果を表1に示した。
【0041】比較例の試験片は、貼付時の違和感がな
く、貼付感的には良好との評価であったが、実施例の試
験片は、「貼付による皮膚や筋肉の突っ張りや引張りを
感じたが、不思議と痛みや疲労感が意識の中から消失し
た」り、特に生理痛においては、「背もたれに寄りかか
ったときに、厚みと固さのある支持体によって、突っ張
り感、圧迫感と温感を感じて、特に気持ちが良かった」
との評価があった。
【0042】
【表1】
【0043】
【発明の効果】本発明の貼付剤は、上述の構成により、
肩こり、腰痛、筋肉疲労等の症状を緩和し、特に、生理
痛の症状の緩和のために効果的に使用することができ
る。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 剛性支持体上に、粘着性膏体層を、スジ
    状に間隔をおいて設けたことを特徴とする温感タイプの
    貼付剤。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の貼付剤であって、生理痛
    の症状緩和に用いることを特徴とする貼付剤。
  3. 【請求項3】 発泡体支持体上に、織布又は不織布を施
    し、更に、粘着性膏体層を、スジ状に間隔をおいて設け
    たことを特徴とする生理痛症状緩和用貼付剤。
  4. 【請求項4】 粘着性膏体層に薬物を含有する請求項
    1、2又は3記載の貼付剤。
JP00643796A 1996-01-18 1996-01-18 生理痛症状緩和用貼付剤 Expired - Lifetime JP3550242B2 (ja)

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Cited By (1)

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