JPH09193697A - 回転パワーシート装置 - Google Patents

回転パワーシート装置

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JPH09193697A
JPH09193697A JP450296A JP450296A JPH09193697A JP H09193697 A JPH09193697 A JP H09193697A JP 450296 A JP450296 A JP 450296A JP 450296 A JP450296 A JP 450296A JP H09193697 A JPH09193697 A JP H09193697A
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JP
Japan
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rotating
rotary
substrate
seat
rotating member
Prior art date
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Pending
Application number
JP450296A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Araki
荒木正則
Nobuhiro Yuki
結城信広
Yuji Koketsu
纐纈雄治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Imasen Electric Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Imasen Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp, Imasen Electric Industrial Co Ltd filed Critical Mitsubishi Motors Corp
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Publication of JPH09193697A publication Critical patent/JPH09193697A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動機構部の無理な荷重の作用による軸心に
対する変化で生ずる偏摩耗やガタの発生、更には耐久性
向上による大型化で重量化等の課題。 【解決手段】 アッパーレール3とロアレール2とから
成るシートスライド機構を備え、アッパーレール3に固
定された回転基板5に設けられたモータ11の出力軸1
1aに設けたピニオン12と、大歯車14と円形プレー
ト15およびシート側基板13と一体に固定された回転
部材の上記大歯車14を噛合わせ、前記モータ11の回
転を回転部材に伝達すると共に、前記回転部材が回転基
板5の孔5aの内周縁を回転基準として軸支されて各部
材に無理な荷重を作用させることなく安定化を図って円
滑な回転動作が回転部材に行われる構成として小型化に
すると共に軽量化にしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシートを回転調整す
る回転パワーシート装置に関するもので、特にセカンド
シートであって、回転シートが如何なる位置に回転しよ
うとも、常時同一姿勢にて荷重を支えるシートスライド
装置を備えた自動車用シートに適した回転パワーシート
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、シートスライド装置を備えた自動
車用の回転パワーシート装置としては、例えば、特開平
3−204347号に示される装置が公知である。この
従来装置においては、車体とシートスライド装置との間
にパワー回転機構が配置されており、パワー回転機構が
作動されるとシートスライド装置とシートとが一体に回
転され、シートスライド装置が操作されるとシート位置
がパワー回転機構の軸心に対して変化する構成となって
いた。
【0003】また、シートスライド装置とシートとの間
に回転装置が配置されたものとして、例えば特開平2−
99435号のパワー駆動機構を有さない装置が公知で
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の前者の特開平3
−204347号の従来装置においては、シート位置の
変化に伴ってシート側の重心がパワー回転機構の回転中
心からずれ、回転中心となる軸部材や駆動機構部分に無
理な荷重が作用し、この部分に偏摩耗やガタが生じやす
い不都合があった。更に、この従来装置においては、耐
久性の向上を計るために回転機構の各部材の強度を高く
する必要があり、そのため装置が大型化し、重くなる不
都合があった。
【0005】また、上記後者の特開平2−99435号
の従来装置においては、パワー駆動機構を採用すること
を前提とした構成となっておらず、パワー駆動機構を配
設するスペースの確保が困難で、かつ、円環フランジ部
を支持する回転機構を採用しており、この回転機構部に
パワー駆動源から回転駆動力を伝達する伝達機構を組み
込むことが構成上困難であった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来装置
の不都合、困難を解決し更に、小型かつ安価で円滑な作
動が得られる回転パワーシート装置を提供することを目
的とするもので、その要旨とするところは、アッパーレ
ールとロアレールとから成るシートスライド機構を備
え、前記アッパーレールにシートが取り付けられるシー
ト装置において、シートを回転させる回転機構が前記ア
ッパーレールに固定された回転基板とシート側に固定さ
れた回転部材とから成っており、前記回転基板には円環
状の孔が設けられ、回転部材は回転基板の上下両面に配
設された部材を有すると共に回転基板の孔を経て当該部
材が一体化され、回転部材によって回転基板が挾持され
ており、回転基板の孔の内周縁を回転基準として回転部
材が回転可能に軸支され、また、回転基板側、または前
記回転部材側に設けられた駆動手段によって回転機構が
回転操作されるよう当該駆動手段と前記回転部材とを伝
動手段を介して連結されるように構成され、小型、か
つ、安価で円滑な作動が得られることを特徴とする、回
転パワーシート装置を提供するものである。
【0007】
【作用】本発明の回転パワーシート装置においては、ア
ッパーレール3に固定された回転基板5側に設けられた
モータ11の出力軸11aに設けたピニオン12と噛合
う大歯車14、円形プレート15およびシート側基板1
3が一体に固定されて構成された回転部材に、モータ1
1を経て回転駆動力が伝達されると、前記回転部材が回
転基板5を上下から挾持され、かつ、回転部材が回転基
板5の円環状の孔5aの内周縁で軸支され、この孔5a
の内周縁を回転基準にして円滑な回転動作が行われる。
【0008】
【実施例】図は、本発明に係るパワー回転装置の一実施
例を示すもので、以下図に基いて説明する。
【0009】1はシートスライド機構を構成するスライ
ドレールで、このスライドレール1はロアレール2とロ
アレール2に摺嵌されたアッパーレール3とから成り、
また、左右のシートレール1,1は車体に固定された基
板4上に間隔をおいて平行に配して取り付けられてい
る。ロアレール2は略箱状断面でその上面の中央部には
長手方向に溝2aが形成されている。アッパーレール3
は板状部材を折曲して形成した折曲部材3a,3bから
成っており、折曲部材3a,3bの下方部分は前記ロア
レール2の中空部内に配設され、その上方部分は合わせ
られて前記溝2aを経てロアレール2の上方に延設され
ている。
【0010】また、前記ロアレール2の中空部内にはロ
アーレール2の両端側で軸支された螺軸7が回転可能に
配設されており、螺軸7は図示されないモータによって
任意の方向に回転駆動されるようになっている。更に、
螺軸7には前記アッパーレール3の折曲部材3a,3b
の下方部分に固定されたナット部材(図面簡略化のため
図示省略)が螺合されて公知な送り機構が構成されてお
り、螺軸7の回転に伴ってナット部材と一体にアッパー
レール3がロアレール2の長手方向に移動調整される構
成となっている。
【0011】5は円環状の孔5aが設けられた回転基板
で、ボルト6によって左右のシートレール1の各アッパ
ーレール3の折曲部材上方端部に固定されている。8は
前記回転基板5の下方に配設されたブラケットで、ブラ
ケット8の両端はボルト9とナット10とによって回転
基板5に締付け固定され、ブラケット8の中央部と回転
基板5の間には間隙が設けられている。
【0012】また、ブラケット8には本体部分より略L
字状に延設された横片部8aが形成され、この横片部8
aの略中央に孔8bが設けられている。11はブラケッ
ト8の横片部8aの下面に固定されたモータで、モータ
11の出力軸11aは横片部8aの孔8bを経て上方に
突出され、また、この出力軸11aにはピニオン12が
取り付けられている。
【0013】13は略円板状のシート側基板で、シート
側基板13の中央には孔13aが孔13aの周辺には複
数のナット受け用の凹部13bが各々設けられ、更に、
孔13aと同心円周上に位置決め用の下方打出し部13
cが複数個設けられている。14は平板状で円周縁部に
前記モータ11の出力軸11aに取り付けたピニオン1
2と噛合する歯部14aが形成されると共に孔14bを
設けた大歯車である。また15は中心部に孔15aとそ
の周辺部に凹部15bが一体に形成された円形プレート
で、前記大歯車14の上方に前記したプレート15が配
置され、各々の中心部の孔14b,15aはボルト16
とナット17とによって固定され、またボルト16を中
心とする同心円周上の複数箇所で更にボルト、ナット等
の手段によって大歯車14と円形プレート15とが固定
されると共に、当該ボルト、ナット等の手段によって前
記シート側基板13が回転基板5を介在した状態で円形
プレート15上に固定されている。
【0014】つまり、大歯車14、円形プレート15お
よびシート側基板13が一体に固定されて回転部材が構
成されており、また、円形プレート15とシート側基板
13とによって回転基板5が挾持され、かつ、シート側
基板13の複数の下方打出し部13cが、回転基板5の
孔5aの内周縁に当接、位置決めされ、回転部材と回転
基板5とによって回転機構が構成されている。このた
め、大歯車14、円形プレート15およびシート側基板
13から成る回転部材は回転基板5の円環状孔5aの内
周縁部を軸とし、回転基板5に対して一体的に回転可能
となっている。
【0015】従って、上記のように構成されたパワー回
転装置において、モータ11を駆動させると回転力がピ
ニオン12を介して大歯車14に伝達され、大歯車1
4、円形プレート15およびシート側基板13から成る
回転部材が一体的に回転操作される。
【0016】
【発明の効果】上記のように構成された本発明の回転パ
ワーシート装置においては、回転機構がアッパーレール
に固定される回転基板と、回転基板を上下から挾持する
回転部材とからなり、かつ、回転部材が回転基板の円環
状の孔の内周縁で軸支された構成となっており、回転部
材の軸部の径が大きくこじれによるガタの発生を抑制
し、円滑な回転動作を実現でき、また、各部材に無理な
荷重が作用することがなく、安定化が図られ、小型で軽
量な装置の構成が可能となる。
【0017】更に、回転基板に設けられた駆動手段によ
って、回転基板の上下両面に配設された回転部材に回転
駆動力を伝達する構成で、限られたスペースにも容易に
駆動手段を取り付け、配置することができ、設計上の自
由度が大きく、かつ、装置の小型化に有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパワー回転装置の一実施例を示した一
部断面正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】分解斜視図である。
【符号の説明】
1 スライドレール 2 ロアレール 3 アッパーレール 3a,3b 折曲部材 4 基板 5 回転基板 5a 孔 6 ボルト 7 螺軸 8 ブラケット 8a 横片部 9 ボルト 10 ナット 11 モータ 11a 回転軸 12 ピニオン 13 シート側基板 13a 孔 13b 凹部 13c 下方打出し部 14 大歯車 14a 歯部 15 プレート 15a 孔 15b 凹部 16 ボルト 17 ナット
フロントページの続き (72)発明者 纐纈雄治 愛知県犬山市字柿畑1番地 株式会社今仙 電機製作所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アッパーレールとロアレールとから成る
    シートスライド機構を備え、前記アッパーレールにシー
    トが取付けられるシート装置において、 シートを回転させる回転機構が前記アッパーレールに固
    定された回転基板とシート側に固定された回転部材とか
    ら成っており、前記回転基板には円環状の孔が設けら
    れ、回転部材は回転基板の上下両面に配設された部材を
    有すると共に回転基板の円環状の孔を経て当該部材が一
    体化され、回転部材によって回転基板が挾持されてお
    り、回転基板の円環状孔の内周縁を回転基準として回転
    部材が回転可能に軸支され、 また、回転基板側または、上記回転部材側に設けられた
    駆動手段によって回転機構が回転操作されるよう当該駆
    動手段と上記回転部材とを伝動手段を介して連結される
    構成とされたことを特徴とする回転パワーシート装置。
  2. 【請求項2】 回転部材は上記駆動手段の出力軸に取付
    けたピニオンと噛合う歯部を形成した大歯車と、大歯車
    の上方に配置された円形プレート及びシート側基板が一
    体に固定して構成されたことを特徴とする特許請求の範
    囲請求項1に記載の回転パワーシート装置。
  3. 【請求項3】 駆動手段は、アッパーレール側部材に固
    定したモータの出力軸に設けられるピニオンを上記回転
    部材の大歯車の歯部に噛合わせ、モータの駆動で前記回
    転部材が一体的に回転操作されることを特徴とする特許
    請求の範囲請求項1に記載の回転パワーシート装置。
  4. 【請求項4】 上記伝動手段は、上記駆動手段の出力軸
    に取付けたピニオンと、同ピニオンに噛合う上記回転部
    材に設けられる歯車を形成した大歯車とで構成されたこ
    とを特徴とする特許請求の範囲請求項1に記載の回転パ
    ワーシート装置。
JP450296A 1996-01-16 1996-01-16 回転パワーシート装置 Pending JPH09193697A (ja)

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JPH09193697A true JPH09193697A (ja) 1997-07-29

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110406436A (zh) * 2019-08-30 2019-11-05 湖北航嘉麦格纳座椅系统有限公司 一种座椅及其转盘
JP2020132093A (ja) * 2019-02-25 2020-08-31 テイ・エス テック株式会社 車両用シート装置
CN113276734A (zh) * 2021-05-19 2021-08-20 长春一汽富晟李尔汽车座椅系统有限公司 一种电动座椅旋转机构及汽车座椅

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990223