JPH09193091A - 金属板状体のテーパ面形成方法 - Google Patents

金属板状体のテーパ面形成方法

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JPH09193091A JP2184196A JP2184196A JPH09193091A JP H09193091 A JPH09193091 A JP H09193091A JP 2184196 A JP2184196 A JP 2184196A JP 2184196 A JP2184196 A JP 2184196A JP H09193091 A JPH09193091 A JP H09193091A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 長尺であっても高い平面度のテーパ面を形成
する。 【構成】 長尺に形成された金属板状体10の長手方向
の一端側にテーパ面11を形成する方法は、先ず、金属
板状体10の長手方向の他端側に係止部10aを形成す
る。この係止部10aを載置台14の係合部14bに係
合させ、金属板状体10を載置台14の平坦な載置面1
4bに載置固定し、金属板状体10に対してパンチ15
を所定角度傾斜させた方向から押圧して一端側にテーパ
面11を形成すると共にこのテーパ面11の先端を半抜
き状態に形成する。その後、半抜き状態のテーパ面11
先端を所定寸法に切断することによりテーパ面を形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長尺でありながら
高い平面度を要求される金属板状体にテーパ面を形成す
るための金属板状体のテーパ面形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】或る種の機器における機構部品として、
例えば、横幅10mmの寸法に対して、長手方向の長さが
30mm乃至100mmといった、比較的長尺の金属板状体
の長手方向端面にテーパ面を形成すると共に、このテー
パ面を含む金属板状体として高度な平面度が要求され
る。
【0003】このような金属板状体の長手方向の一端側
にテーパ面を形成する従来の方法としては、フライス盤
やグラインダーによる切削が一般的である。即ち、金属
板状体の素材をプレス加工により所定の形状に打ち抜き
形成した後、テーパ面を形成する金属板状体をフライス
盤に設置し、長手方向の一端側に対して所定角度の切削
加工を施してテーパ面を形成する。その後、必要に応じ
てテーパ面及び端面を研磨等の仕上げ加工を行い、所定
形状の金属板状体を製造する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、長尺の
金属板状体に対するテーパ面形成方法として、従来のフ
ライス盤やグラインダーを用いて加工すると、切削歯や
砥石が局部的に圧力を掛けながら移動して長尺の金属板
状体を切削するため、カーリング現象が生じてしまう。
このため、平面度及び直線性を要求される長尺の金属板
状体に使用するためには、後に熟練と長時間を要する矯
正や修正加工を施す必要があり、工程の増加に伴って生
産性を阻害していた。また、フライス盤やグラインダー
によるテーパ面形成方法は、一つひとつの金属板状体に
対して切削加工を行うことから、多くの加工時間を必要
とするため、生産性の阻害と相まって必然的に製造コス
トが高くなる問題点があった。
【0005】そこで本発明は、上記問題点に鑑み、長尺
であっても高い平面度のテーパ面を形成できる金属板状
体のテーパ面形成方法を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の金属板状体の
テーパ面形成方法は、金属板状体の長手方向の他端側に
係止部を形成する工程と、この係止部を載置台の係合部
に係合させて上記金属板状体を上記載置台の平坦な載置
面に載置固定し、上記金属板状体に対してパンチを所定
角度傾斜させた方向から押圧して上記一端側にテーパ面
を形成すると共にこのテーパ面の先端を半抜き状態に形
成する半抜き工程と、この半抜き状態の上記テーパ面先
端を所定寸法に切断する切断工程とを具備することを特
徴としている。
【0007】このような請求項1における金属板状体の
テーパ面形成方法によれば、金属板状体の係止部を載置
台の係合部に係合した状態で平坦な載置面に載置固定
し、金属板状体に対して所望長のパンチを所定角度傾斜
した方向から押圧して金属板状体の一端側にテーパ面を
形成しているので、金属板状体の長手方向に対して全長
或いは所望長のテーパ面が一時に形成できる。このと
き、金属板状体のテーパ面形成部分は、パンチにより全
体に均一な押圧力を受けるので、高い平面度を有するテ
ーパ面が形成できる。さらに、金属板状体と載置台とを
簡単な手段により係合しているので、パンチを傾斜方向
から押圧加工してテーパ面を形成するときも幅方向への
移動がなく、容易に高精度のテーパ面が形成できる。ま
た、テーパ面の先端を半抜き状態に形成すると、テーパ
面の最終先端寸法及び形状を任意に設定できると共に、
良好な精度で製造できる。
【0008】請求項2の金属板状体のテーパ面形成方法
は、金属板状体の長手方向の他端側を屈曲して断面略L
字状に形成して係止部を形成する一方、載置台に所定の
角度の2つの平坦な載置面を形成し、一方の載置面には
上記金属板状体を載置する共に、他方の面を係合部とし
て上記屈曲した係止部を当接させたことを特徴としてい
る。
【0009】この請求項2によれば、金属板状体の係止
機能を金属板状体の他端側を断面略L字状に屈曲するだ
けの簡単な加工によって達成するので、安価に製造でき
る。
【0010】請求項3の金属板状体のテーパ面形成方法
は、金属板状体の素材を長手方向に所定角度屈曲して一
対の平面を形成する一方、載置台には上記金属板状体の
屈曲角度と同じ所定角度をもって一対の平坦な載置面を
形成し、この両載置面に上記金属板状体を載置したと
き、両載置面を相互に係合部とすると共に、上記金属板
状体の一対の平面を相互に係止部として上記係合部に当
接させたことを特徴としている。
【0011】この請求項3によれば、所定角度に屈曲し
た金属板状体の互いの平面が相互に係止部の機能をもた
せることができ、しかも、両端側にテーパ面が形成でき
るので、生産性を約2倍に高めることができる。
【0012】請求項4の金属板状体のテーパ面形成方法
は、半抜き工程を行うパンチの移動方向をプレス機の移
動方向としたとき、載置台の載置面の角度を上記プレス
機の移動方向に対してテーパ面の角度としたことを特徴
としている。
【0013】この請求項4によれば、載置台の載置面を
パンチの移動方向に対して傾斜させるので、プレス機へ
の設置とパンチの移動をスムースにできる。
【0014】請求項5の金属板状体のテーパ面形成方法
は、切断工程において、テーパ面先端の肉薄箇所を所定
寸法に切断して突堤部を延設したことを具備することを
特徴としている。
【0015】この請求項5によれば、半抜き工程によっ
て形成されるテーパ面先端部分は肉薄の板状に形成され
るため、テーパ部分の傾斜面に対する加工に比較し、容
易に任意形状の突堤部を成形加工でき、しかも、延設し
た突堤部によってテーパ面の先端の肉厚寸法を均一にす
ることができる。
【0016】
【発明の実施の態様】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明からなる金属板状体
のテーパ面形成方法によって製造された金属板状体10
を示す。金属板状体10は、厚さが0.3mm乃至3.0
mmの鉄板、ステンレス板、銅板、或いはアルミニウム板
等の金属板が使用される。また、金属板状体10は横幅
が約10mmの寸法に対して、長手方向の長さが30mm乃
至10mmと長尺の帯状に形状されている。金属板状体1
0の一端側平面10bに対して30度乃至60度の角度
のテーパ面11が形成されている。このテーパ面11の
先端には突堤部12が一体に延設されている。これらテ
ーパ面11及び突堤部12は、次に説明するテーパ面形
成方法によって製造される。
【0017】図2(A)乃至(E)は、金属板状体にテ
ーパ面を形成する方法の工程を示している。金属板状体
10は、例えば厚さが1.6mmの鉄板素材が使用され、
好ましくは、フープ材から図2(A)の形状に図示しな
いプレス機によって打ち抜かれる。図中10cは位置決
め用のパイロット孔である。次の工程により、金属板状
体10の長手方向他端側に係止部10aが形成される。
即ち、金属板状体10は図2(B)に示すように、頂角
を90度に形成した金型13に設置され、周知のプレス
加工により他端側を90度に屈曲形成して断面略L字状
に形成する。これにより、端寸の他端側が係止部10a
となり、長寸の一端側が平坦面10bとなっている。
【0018】次に、断面略L字状の金属板状体10は、
テーパ面11を形成するための半抜き工程に移行され
る。この半抜き工程を行う載置台14は、図2(C)に
示すように、内角を90度とした2つの傾斜した載置面
を有し、一方側を金属板状体10の平坦面10bを載置
するための載置面14aとし、他方側を係止部10aを
係合するための係合部14bとしている。そして、この
ように構成された載置台14の係合部14bに金属板状
体10の係止部10aを係合すると共に、載置面14a
に平坦面10bを面接合状態で載置し、載置台14の載
置面14a側端面に隣接した金属板状体10の長手方向
寸法と略等しい寸法を有するパンチ15によってテーパ
面11が形成される。
【0019】この半抜き工程を図3により詳細に説明す
る。載置台14には前述の如く金属板状体10の係止部
10aを係合させた状態で載置される。このとき、金属
板状体10の一端側端縁は、載置台14の端面14cか
ら僅かに突出している。そして、載置台14に金属板状
体10の平坦面10bが面接合するように載置すると共
に、両者の係合を確実にするために、金属板状体10は
上面からバネ16により弾性付勢された押圧具17によ
って押圧付勢される。
【0020】一方、載置台14の載置面14aの端面1
4cに隣接したパンチ15は、端面15aが載置台側に
僅かにオーバーラップするように設定されている。ま
た、載置台14の載置面14aとパンチ15の端面15
aがなす角度は、テーパ面11を形成するテーパ角に設
定されている。さらに、角部15bには載置台14の載
置面14aと平行な面を有する微小なテーパが形成され
ている。
【0021】以上のように構成されたパンチ15は、常
時は2点鎖線で示す位置に置かれ、前述のように載置台
14に金属板状体10を載置固定した後に、矢示の方向
に下降する。この結果、金属板状体10の一端側端縁が
所定の角度傾斜した方向から押圧されて所定角度のテー
パ面11が形成される。その後、パンチ15の下死点が
載置台14の載置面14aから例えば0.3mm離間した
位置に設定されているため、図示の実線で示す位置に停
止することから、テーパ面11の先端側が半抜き状態に
形成される。
【0022】パンチ15は金属板状体10に対し所定の
角度傾斜した方向から押圧するが、金属板状体10の係
止部10aが載置台14の係合部14bに係合するた
め、金属板状体10は幅方向への移動が阻止されて安定
な状態で固定される。従って、高精度でかつ良好なテー
パ面11が形成される。さらに、載置台14に金属板状
体10の平坦面10bが面接合するように載置されるの
で、テーパ面11の形成時にパンチ15を押圧しても、
金属板状体10が変形することがなく、良好な平面度が
得られる。
【0023】しかる後に、図2(D)に示す切断工程に
移行される。即ち、テーパ面11の先端側は、半抜き加
工が施されていることから、例えば、0.3mmの厚さに
形成されている。従って、この半抜き部分を使用して任
意の形状の突堤部12を一体に延設することができる。
その一例としては、図1に示すように、0.3mmの厚さ
と長さになるように、この肉薄の部分を長手方向に周知
のプレス加工によって切断する。このように、前述した
半抜き工程によって形成されるテーパ面先端部分は肉
薄の板状に形成されるため、テーパ部分の傾斜面に対す
る加工に比較して容易に任意形状の突堤部12を成形加
工することができ、しかも、延設した突堤部12によっ
て、最終的なテーパ面11の先端の肉厚寸法を均一にす
ることができる。
【0024】さらに、2点鎖線で示す金属板状体10の
係止部10aは、最終製品としては不要なため、テーパ
面11の先端側の切断加工と同時に切断する。この切断
によって、テーパ面11の最終寸法及び形状は良好な状
態となっているが、さらに、必要に応じて、図2(E)
に示すように、テーパ面11や先端部分の突堤部12を
含む金属板状体10の直進度を修正する加工を施した
り、また、金属板状体10の平坦面に固定孔10c,1
0eを穿設する等、用途に応じた形状、構成となるよう
に追加工しても良い。
【0025】図4は、本発明の他の加工方法を示し、金
属板状体20の素材を長手方向に所定角度屈曲して一対
の平面20a,20bを形成する。一方、載置台21に
は金属板状体20の屈曲角度と同じ角度をもって一対の
平坦な載置面21a,21bが形成され、この両載置面
に金属板状体20の素材を載置している。この結果、金
属板状体20の各平面20a,20bが、相手側の載置
面21a,21bに相互に係合することになる。従っ
て、両載置面を相互に係合部とすると共に、金属板状体
の一対の平面を相互に係止部としている。
【0026】また、上記金属板状体20の両端側にテー
パ面を形成するための一対のパンチ22,23は、前述
の加工方法で示した構成からなるパンチ15と同様の構
成としており、載置台21の左右両側に配設されてい
る。そして、図3の説明と同様に、載置台21には金属
板状体20の両端側端縁を載置台21の両端面から僅か
に突出させると共に、載置台21に金属板状体20の平
面20a,20bが面接合するように載置する。さら
に、金属板状体20は上面からバネ24により弾性付勢
された押圧具25によって押圧付勢して固定する。
【0027】次に、上記パンチ22,23を同時に所定
の角度傾斜した方向から下降させて押圧することによ
り、金属板状体20の両端側端縁には所定角度のテーパ
面が形成されると共に、テーパ面の先端側は半抜き状態
に形成される。
【0028】以上の半抜き工程において、パンチ22,
23が金属板状体20に対し所定の角度傾斜した方向か
ら押圧しても、両載置面21a,21bを相互に係合部
とすると共に、金属板状体の一対の平面20a,20b
を相互に係止部として、相互に係合するため、金属板状
体20は不動状態を保たれ、前述の例と同様に高精度で
かつ良好なテーパ面12が形成される他、両端側にテー
パ面が形成できるので生産性を約2倍に高めることがで
きる効果を奏する。
【0029】図5は、本発明のさらに他の実施例を示
し、金属板状体30素材の他端側に長手方向に複数個の
係止孔30aを一列に穿設して係止部を形成する一方、
載置台31に上記係止孔30aに嵌合する係合突起31
aを一列に配設している。そして、係止孔30aからな
る係止孔を係合突起31aからなる係合部に係合して、
金属板状体30を載置台31の載置面に載置した後に、
押圧具33によって押圧付勢して固定する。その後、パ
ンチ32によって前述の例と同様の半抜き加工を行うな
らば、金属板状体30の一端側端縁に所定角度のテーパ
面が形成される。
【0030】前述した実施例は、いずれも金属板状体の
一方面にテーパ面を形成した例を示したが、図6に示す
ように、金属板状体40の両面にテーパ面41,42を
形成するようにしてもよい。このように、両面にテーパ
面41,42を形成する方法としては、前述の半抜き加
工と同様で良いが、異なる点は、金属板状体40の厚さ
に対して約2分の1の深さとなるテーパ面41を一方面
に形成した後、金属板状体40を裏返し、他方面に厚さ
に対して約2分の1の深さとなるテーパ面42を施すこ
とである。また、同様の方法を用いて、テーパ面の角度
を各々異ならせたり、或いは、テーパ面の幅を異ならせ
ることも任意に設定できる。
【0031】また、金属板状体の一端側端縁に形成した
テーパ面は、必ずしも直線状でなくとも、図7(A)乃
至(E)に示すように、種々の異形状に形成することも
できる。即ち、図7(A)は、金属板状体50に対し、
一端側端縁のテーパ面51を直線状に屈曲させた略く字
状に形成した例であり、図7(B)は、中央部を幅狭な
凹面状に形成した例であり、図7(C)は、逆に中央部
を幅広な凸面状に形成した例であり、図7(D)は、略
正弦波状に形成した例であり、図7(E)は、鋸歯状、
三角歯状に形成した例である。図7に示したいずれの形
状のテーパ面51であっても、金属板状体50の長手方
向に対して直角方向の端縁の角度が傾斜しているなら
ば、前述の実施例に示した形成方法によって、図7に示
した以外の異形状を自由に形成できる。
【0032】尚、前述した各形成方法は、本発明の一例
を示すもので、金属板状体に形成する係止部、及び、載
置台に形成する係合部は、他の構成に変更することは可
能である。また、テーパ面の先端の断面形状は、前述し
た矩形状以外にも、半円形状や三角形状に形成すること
もできる。さらに、載置台及びパンチの構成について
も、前述の実施例に限定されることなく、本発明を逸脱
しない範囲で適宜変更可能である。
【0033】
【発明の効果】以上に述べたように本発明では、金属板
状体の係止部を載置台の係合部に係合した状態で平坦な
載置面に載置固定し、金属板状体に対して所望長のパン
チを所定角度傾斜した方向から押圧して金属板状体の一
端側にテーパ面を形成しているので、金属板状体の長手
方向に対して全長或いは所望長のテーパ面を一時に形成
することができ、しかも、金属板状体のテーパ面形成部
分全体が均一な押圧力を受けるので、高い平面度のテー
パ面が形成できる。さらに、金属板状体素材と載置台と
を係合状態にしているので、テーパ面形成時に傾斜方向
から押圧加工しても幅方向への移動がなく、容易に高精
度のテーパ面が形成できる。また、テーパ面の先端を半
抜き状態に形成すると、テーパ面の最終先端寸法及び形
状を任意に設定できると共に、精度よく製造することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテーパ面形成方法により製造される金
属板状体を示す斜視図である。
【図2】(A)乃至(E)はテーパ面形成方法の加工工
程を示す説明図である。
【図3】本発明の半抜き工程を示す要部断面図である。
【図4】本発明の他の加工方法を示す説明図である。
【図5】本発明の係止部及び係合部の他の実施例を示す
説明図である。
【図6】本発明の他のテーパ面形状を示す側面図であ
る。
【図7】(A)乃至(E)は本発明のさらに他のテーパ
面形状を示す側面図である。
【符号の説明】
10 金属板状体 10a 係止部 10b 平坦面 11 テーパ面 12 突堤部 14 載置台 14a 載置面 14b 係合部 15 パンチ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺に形成された金属板状体の長手方向
    の一端側にテーパ面を形成する方法であって、 上記金属板状体の長手方向の他端側に係止部を形成する
    工程と上記係止部を載置台の係合部に係合させて上記金
    属板状体を上記載置台の平坦な載置面に載置固定し、上
    記金属板状体に対してパンチを所定角度傾斜させた方向
    から押圧して上記一端側にテーパ面を形成すると共にこ
    のテーパ面の先端を半抜き状態に形成する半抜き工程
    と、 この半抜き状態の上記テーパ面先端を所定寸法に切断す
    る切断工程とを具備することを特徴とする金属板状体の
    テーパ面形成方法。
  2. 【請求項2】金属板状体の長手方向の他端側を屈曲して
    断面略L字状に形成して係止部を形成する一方、載置台
    に所定角度をもって2つの載置面を形成し、一方の載置
    面には上記金属板状体を載置する共に、他方の面を係合
    部として上記屈曲した係止部を当接させた請求項1に記
    載の金属板状体のテーパ面形成方法。
  3. 【請求項3】金属板状体を長手方向に所定角度屈曲して
    一対の平面を形成する一方、載置台には上記金属板状体
    の屈曲角度と同じ所定角度の一対の平坦な載置面を形成
    し、この両載置面に上記金属板状体を載置したとき、両
    載置面を相互に係合部とすると共に、上記金属板状体の
    一対の平面を相互に係止部として上記係合部に当接させ
    た請求項1に記載の金属板状体のテーパ面形成方法。
  4. 【請求項4】半抜き工程を行うパンチの移動方向をプレ
    ス機の移動方向としたとき、載置台の載置面の角度を上
    記プレス機の移動方向に対してテーパ面の角度とした請
    求項1に記載の金属板状体のテーパ面形成方法。
  5. 【請求項5】切断工程において、テーパ面先端の肉薄箇
    所を所定寸法に切断して突堤部を延設したことを具備す
    ることを特徴とする請求項1に記載の金属板状体のテー
    パ面形成方法。
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US9454104B1 (en) 2015-07-09 2016-09-27 Fuji Xerox Co., Ltd. Developing device and image forming apparatus

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