JPH09193070A - 電磁チャック - Google Patents

電磁チャック

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JPH09193070A
JPH09193070A JP441096A JP441096A JPH09193070A JP H09193070 A JPH09193070 A JP H09193070A JP 441096 A JP441096 A JP 441096A JP 441096 A JP441096 A JP 441096A JP H09193070 A JPH09193070 A JP H09193070A
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JP
Japan
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yoke
electromagnetic chuck
magnetic
pole
magnetic flux
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP441096A
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English (en)
Inventor
Sotaro Oi
宗太郎 大井
Masaru Komano
勝 駒野
Riyuusuke Tada
竜佐 多田
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置を大型化せずに高い吸着力を有し、効率
的に多種多様の磁性体を吸着することが可能な電池チャ
ックを提供する。 【解決手段】 ヨーク20a及びヨーク20bは断面が
略三角形であり、互いに平行なるように、且つ、その底
面が吸着面と同一となるよう配される。ヨーク20aと
ヨーク20bとの隙間には非磁性体のセパレータ20c
が配される。電磁石部14から供給される磁束により、
ヨーク20aが一方の極、ヨーク20が他方の極とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロボットの手の部
分等に使用され、電磁石により鉄等の磁性体を吸着保持
する電磁チャックに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄等の磁性体を吸着する吸着面内
に、複数個の電磁石の各磁極端面を、上記吸着面と同一
に配置した電磁チャックが案出されている。図5
(a),図5(b)は従来の電磁チャックの吸着面の構
成を示す正面図、及び電磁チャックの図5(a)中A−
A′線断面図である。図5(a)及び図5(b)におい
て、1は略四角筒の形状を有する筐体であり、一端が板
部材2で覆われている。
【0003】3a〜3dはそれぞれ電磁ヨークであり、
円柱形の内部鉄心3a−1〜3d−1と、この内部鉄心
3a−1〜3d−1と同一の軸を有し、内部鉄心3a−
1〜3d−1を所定の隙間をもって取り囲むよう配され
た円筒形の外部鉄心3a−2〜3d−2とからなり、各
々の一端が円形の鉄板で固着された形状を有する。電磁
ヨーク3a〜3dの内部鉄心3a−1〜3d−1と外部
鉄心3a−2〜3d−2との隙間にはコイル4a〜4d
が設けられており、コイル4a〜4dに電流を流した場
合、内部鉄心3a−1〜3d−1及び外部鉄心3a−2
〜3d−2の他端はそれぞれ異なった磁極となる。
【0004】この電磁ヨーク3a〜3dは上記筐体1の
内部に、その中心軸が筐体1の対角線上に位置するよ
う、且つ、その一端は筐体1の開口面1a(以下、吸着
面1aと称する)と一致するよう配される。また、上記
電磁ヨーク3a〜3dは隣合う外部鉄心3a−2〜3d
−2の極が異なるよう、コイル4a〜4dが巻かれる。
【0005】コイル4a〜4dに直流電流を流すと、例
えば、電磁ヨーク3aの内部鉄心3a−1がN極、外部
鉄心3a−2がS極となる。従って、内部鉄心3a−1
から外部鉄心3a−2の向きに磁束線が生ずる。また、
電磁ヨーク3aの外部鉄心3a−2はS極であり、電磁
ヨーク3bの外部鉄心3a−2はN極となり、外部鉄心
3b−2から外部鉄心3a−1に磁束線が生ずる。この
ようにして、吸着面1a全体を覆うように磁束線が生ず
るため小形の磁性体等の吸着が容易になる。
【0006】上述した電磁チャックは、吸着面にくまな
く磁束線を生じさせるため複数の電磁ヨーク3a〜3d
を必要とし、構造が複雑であった。また、生じた磁束線
の密度にはムラがあり、吸着面1aの位置により小形の
磁性体が吸着する場合としない場合が生じた。次に構造
を簡略化した電磁チャックについて説明する。図6、図
7は従来の、構造が簡略化された電磁チャックの一部を
切り欠いた正面図、及び底面図である。図6、図7にお
いて電磁チャック本体は概略四角筒に形成された筐体
と、筐体の内部に配されたコイル部14とから構成され
る。
【0007】上記筐体はステンレス等の非磁性体により
四角形に形成された上部板11と、鉄等の磁性体により
四角形に形成された正面板12、底面板13、及び背面
板(図示省略)とからなる。底面板13は磁性体によっ
て一辺が櫛状に形成されたヨーク13a,13b、及び
ヨーク13aとヨーク13bとの間に配された真鍮等の
非磁性体材料により形成されたセパレータ13cとから
なる。上記ヨーク13a,13bは櫛の歯の断面が正四
角形、即ち、上端の幅と下端の幅とが同一であり、歯の
部分が互いに近接し、且つ交差するように配される。上
記ヨーク13a、正面板12、背面板、及びヨーク13
bにより磁気回路が形成される。
【0008】前述したコイル部14は磁性体により円柱
形に形成されたソレノイドヨーク14aと、ソレノイド
ヨーク14aの側面に繞設されたソレノイドコイル14
bとからなる。上記ソレノイドヨーク14aの両端は正
面板12及び背面板にそれぞれ固着される。上記構成に
おいて、ソレノイドコイル14bに直流電流が流れると
磁束線が生じる。例えば、背面板から正面板12の方向
に磁束線が生じたとすると、磁束線は正面板12を介し
ヨーク13aに至り、ヨーク13aの櫛の歯の部分がN
極となる。一方、近接するヨーク13bの櫛の歯の部分
はS極となり、磁束線が背面板を介してソレノイドコイ
ル14bに至る。
【0009】底面板13における磁束線の分布は図8に
示されたようになり、図中上部及び下部(以下、吸着面
と称する)に生ずる磁束線は、底面板13に対して、面
対称となる。この電磁チャックでは、ヨーク13aとヨ
ーク13bとのピッチを小さくすることにより、小形の
磁性体であってもN極S極両極に接触することができ、
多種多様な形状の磁性体を吸着面に吸着することができ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の電磁チャックにおいては、磁性体の吸着に関する磁
束は吸着面側に出ている磁束のみであり、図8において
底面板13の上部に出ている磁束は無駄になってしまう
という問題があった。従来の電磁チャックにおいて吸着
力を上げる場合、ソレノイドコイル14bの巻数を増や
したり、大電流を流す等の方法により対処してきたが、
ソレノイドコイル14bの巻数を増やすとソレノイドコ
イル14bが大型化してしまう。
【0011】また、大電流を流した場合、ソレノイドコ
イル14bの発熱量が極めて大きく、冷却する装置が別
途必要となる。従って、吸着力を上げる場合、電磁チャ
ックの大型化は避けられないという問題があった。電磁
チャックが大型化してしまうと、例えばロボットの手の
部分に使用する場合、極めて操作性が悪くなる。
【0012】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、装置を大型化せずに高い吸着力を有し、効率的
に多種多様の磁性体を吸着することが可能な電池チャッ
クを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明は吸着面上に複数の棒状部材が所定の隙間
をもって平行に配され、且つ、隣接する該棒状極部材の
磁極が異なるように設定された吸着手段を有する電磁チ
ャックにおいて、前記棒状極部材は前記隙間が前記吸着
面において最小となるような形状に形成されることを特
徴とする電磁チャック。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態について説明する。図1、図2は本発明の一実
施形態による電磁チャックの一部を切り欠いた正面図及
び底面図であり、図6及び図7と共通する部分には同一
の符号を付し、その説明を省略する。図1、図2に示さ
れた本発明の一実施形態による電磁チャックが図6及び
図7の示されたものと異なる点は、ヨーク13a,13
bを、櫛の刃の部分の形状が三角形の断面を有するヨー
ク20a,20bに変更した点である。
【0015】上記ヨーク20a,20bの底面(以下、
吸着面と称する)の幅は従来のヨーク13a,13bと
同一であり、底面が吸着面に位置するよう配される。ま
た、セパレータ20cはヨーク20a,20bの形状に
あわせて、ヨーク20aとヨーク20bとの間隙を埋め
るよう配される。図3は本発明の一実施形態による電磁
チャックの磁束線の分布を示す図である。磁束線は磁気
抵抗の少ない経路を、なるべく縮むように分布する性質
がある。
【0016】ヨーク20a,20bが上述した形状であ
る場合、隣合うヨーク20a,20bの隙間は吸着面に
近付くにつれて狭くなる。よって、磁気抵抗は吸着面の
位置において最も小さくなる。言い換えると、隣合うヨ
ーク20a,20b間の磁気抵抗はヨーク20a,20
bの上端(図3参照)に近づくにつれ大きくなる。従っ
て、磁力線は図3に示されたように吸着面及びその下方
に集中する。
【0017】
【実施例】次に、上述した本発明の一実施形態による電
磁チャックの一実施例について説明する。本実施例では
図4(a)〜図4(d)に示す部品を電磁チャックの吸
着面に吸着させ、その吸着力を測定した。また、吸着力
の差異を示すため、図6中の従来の電磁チャックについ
ても吸着力を測定した。図4(a)〜図4(d)に示さ
れた部品1〜部品4は概略円環形であり、部品1〜部品
3は図中上端に凹凸が形成されている。
【0018】この実施例においては、コイル部14は従
来と同一のものを使用した。また、電磁石14のソレノ
イドコイル14bには0.5mmの径を有する銅線を3
500回巻いたものを使用し、24[V]の電圧を印加
して、図4(a)〜図4(d)中の部品1〜部品4を吸
着させた。以下にその結果を示す。
【0019】
【表1】
【0020】上記表(1)に示される、本発明の一実施
形態による電磁チャックでは、吸着力が従来の電磁チャ
ックよりも平均2割ほど大きくなっている。以上、本発
明の一実施形態による電磁チャックについて説明を行っ
てきたが、前述したヨーク20a,20bの櫛の歯の部
分の断面形状は三角形に限られるものではなく、例え
ば、台形、凸状の逆T字型、蒲鉾型であっても良く、吸
着面に位置する部分、即ち底面の幅が吸着面より上部の
部分の断面の幅よりも広ければよい。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、この発明による電
磁チャックは、装置を大型化せずに高い吸着力を発生す
ることができる。従って、効率的に多種多様の磁性体を
吸着することが可能であるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による電磁チャックの一部
を切り欠いた正面図である。
【図2】本発明の一実施形態による電磁チャックの底面
図である。
【図3】本発明の一実施形態による電磁チャックの磁束
線の分布を示す図である。
【図4】本発明の一実施形態による電磁チャックの一実
施例で使用した部品の正面図である。
【図5】従来の電磁チャックの吸着面の構成を示す図で
あって、(a)は正面図であり、(b)は図5(a)中
A−A′線の断面図である。
【図6】従来の、構造が簡略化された電磁チャックの一
部を切り欠いた正面図である。
【図7】従来の、構造が簡略化された電磁チャックの底
面図である。
【図8】底面板13における磁束線の分布を示す図であ
る。
【符号の説明】
20a,20b ヨーク(棒状極部材)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸着面上に複数の棒状部材が所定の隙間
    をもって平行に配され、且つ、隣接する該棒状極部材の
    磁極が異なるように設定された吸着手段を有する電磁チ
    ャックにおいて、 前記棒状極部材は前記隙間が前記吸着面において最小と
    なるような形状に形成されることを特徴とする電磁チャ
    ック。
JP441096A 1996-01-12 1996-01-12 電磁チャック Withdrawn JPH09193070A (ja)

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JP441096A JPH09193070A (ja) 1996-01-12 1996-01-12 電磁チャック

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JP441096A JPH09193070A (ja) 1996-01-12 1996-01-12 電磁チャック

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005320125A (ja) * 2004-05-10 2005-11-17 Kohan Sendan Kikai Kk 吊上げ電磁石装置
JP2008114956A (ja) * 2006-11-01 2008-05-22 Sumitomo Heavy Ind Ltd リフティングマグネット
KR20120092572A (ko) * 2009-09-01 2012-08-21 에스지엠 갠트리 에스.피.에이. 수평-축선 코일 등의 이동용 전자기 리프터

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Effective date: 20030401