JPH08279415A - 多極着磁用ヨーク - Google Patents
多極着磁用ヨークInfo
- Publication number
- JPH08279415A JPH08279415A JP10794795A JP10794795A JPH08279415A JP H08279415 A JPH08279415 A JP H08279415A JP 10794795 A JP10794795 A JP 10794795A JP 10794795 A JP10794795 A JP 10794795A JP H08279415 A JPH08279415 A JP H08279415A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yoke
- groove
- magnetizing
- magnetized
- coil wire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
Abstract
一に着磁を行うことができる多極着磁用ヨークを提供す
る。 【構成】 多極着磁用ヨーク41は、ヨーク本体10
が、Coを25〜60重量%の範囲内で含有する鉄系合
金により構成され、その孔部2の内側にリング状磁石が
同心的に配置される。孔部2の内面には、装着溝4がヨ
ーク41の軸方向に複数本並列に形成されている。各装
着溝4は、その横断面において、連結溝部4cにより互
いに連結された第一の溝部4a及び第二の溝部4bを備
え、励磁用コイル線材15及び25がヨーク41の両端
面において交互に折り返されつつ、隣接して並ぶ各装着
溝4に対し、その第一又は第二の溝部4a及び第二の溝
部4bに順次、互い違いに装着される。
Description
ヨーク、特にリング磁石等を多極着磁するための着磁用
ヨークに関する。
て、半径方向に多極着磁されたリング状あるいは円柱状
の永久磁石が使用されている。例えば、リング状永久磁
石(以下、単にリング磁石ともいう)を多極着磁する場
合には、図1に示すような着磁用ヨーク101が使用さ
れる。着磁用ヨーク101は、例えば電磁軟鉄により円
筒状に形成され、その孔部102の内周面には軸方向に
沿って多数の装着溝104が並列に形成されている。ま
た、図3に示すように、これら装着溝104の全てのも
のにまたがって、励磁用のコイル線材105がヨーク1
01の端部側で折り返されながら装着される。そして、
リング磁石103を孔部102内に同心的に配置し、コ
イル線材105に通電することにより、図5に示すよう
に、リング磁石103は、その外周面を着磁面として半
径方向に多極着磁される。
なリング磁石103は、モータの小型化ないし高性能化
を図るため、最近では、Nd−Fe−B系磁石材料やS
m−Co系磁石材料等の希土類磁石材料により形成され
たものが多く使用されている。希土類磁石材料は保磁力
が極めて大きいため、十分な着磁を行うためには、それ
に打ち勝つ大きな着磁磁界を印加する必要がある。しか
しながら、上記従来の着磁用ヨークにおいては、その構
成材料である電磁軟鉄の飽和磁束密度と透磁率が希土類
磁石の着磁に必ずしも十分であるとは言い難く、磁石の
部位によっては着磁磁界が不足して、表面磁束密度の不
足や偏り(いわゆる着磁ムラ)等を生じ易い問題があ
る。特に、図8(a)に示すように、コイル線材105
の折返部106が形成されていない側は、形成されてい
る側に比べて磁石103の表面磁束密度が不足しやすい
傾向にある。
しても、十分かつ均一に着磁を行うことができる多極着
磁用ヨークを提供することにある。
クは、被着磁体の着磁面と対向するヨーク面を有するヨ
ーク本体と、そのヨーク面に複数本並列に形成されたコ
イル線材用の装着溝とを備える。それら複数の装着溝に
沿って励磁用コイル線材が装着され、その励磁用コイル
線材に通電することにより、上記着磁面を着磁する磁界
を発生させる。ここで、ヨーク本体は、Coを25〜6
0重量%の範囲内で含有する鉄系合金により構成され
る。Coの含有量が上記範囲外のものとなると、材料の
飽和磁束密度ないし透磁率が減少して着磁磁界の不足を
招くことにつながる。Coの含有量は、望ましくは45
〜55重量%とするのがよい。また、上記鉄系合金にお
いては、Coを除く残部は実質的にFeにより構成され
るが、合金の透磁率と飽和磁束密度を極端に低下させな
い範囲内で他の合金元素を添加することもでき、例え
ば、材料の靱性向上の観点から、Vを1〜3重量%の範
囲内で添加することもできる。
てヨーク本体の両端部にそれぞれ開放するものとし、励
磁用コイル線材をヨーク本体の両端部において折り返し
ながら、装着溝の全てのものにまたがって装着すること
ができる。
さ方向の第一の深さ位置に第一の溝部を、また第二の深
さ位置に第二の溝部を備え、かつそれら第一及び第二の
溝部が、それら各溝部の溝幅よりも狭い連結溝部により
互いに連結されたものとすることができる。この場合、
各装着溝は、その長手方向において前記ヨーク本体の両
端面にそれぞれ開放するものとすることができる。そし
て、励磁用コイル線材は、ヨーク本体の両端面において
交互に折り返されつつ、隣接して並ぶ各装着溝に対し、
その第一又は第二の溝部に順次、互い違いに装着される
2つの線材部分を備えたものとすることができる。その
第二の線材部分は、その折返部が生ずる側の端面が第一
の線材部分とは互いに逆となるように交互に折り返さ
れ、かつ各装着溝に対し、その線材の装着される溝部が
第一の線材部分とは互いに逆となるように、その第一も
しくは第二の溝部に装着される。
えた構成においては、ヨーク本体は、電磁軟鉄やFe−
Ni系合金等、一般の鉄系軟磁性材料により構成するこ
ともできる。
着磁体を挟んでヨーク本体と反対側にバックヨーク部を
設けることができる。
のヨーク面を具体的に、リング状又は円筒状に形成され
た被着磁体の外周面ないし内周面に対応する形状に形成
することができる。
被着磁体の着磁面と対向するヨーク面に沿って複数本並
列に形成された装着溝に励磁用コイル線材が装着され、
その励磁用コイル線材に通電することにより上記着磁面
を多極着磁するものであって、ヨーク本体が、Coを2
5〜65重量%の範囲内で含有する鉄系合金により構成
される。上記組成の合金を使用することにより、電磁軟
鉄等で構成された従来のヨークと比較して、ヨーク材の
飽和磁束密度が向上するため、より大きな着磁磁界を発
生させることができ、ひいては高性能の希土類磁石も十
分かつ均一に着磁することができる。また、透磁率も、
電磁軟鉄等と比較して優れているので、コイル線材の通
電量をそれほど大きくしなくとも、十分な強度の着磁磁
界を得ることができる。特に、装着溝をヨーク本体の両
端部に開放させ、励磁用コイル線材を折り返しながら、
装着溝の全てのものにまたがって装着する構成の着磁用
ヨークにおいては、上記合金の使用により、コイル線材
の折返部が形成された側と形成されない側との間の着磁
磁界強度の差が小さくなり、着磁後の磁石における表面
磁束密度の偏りやばらつき等が生じにくくなる。
部を備えた構成においては、装着される励磁用コイル線
材のターン数を増やすことができ、それに基づく着磁磁
界強度の増加により、高性能磁石を十分かつ均一に着磁
することができる。そして、励磁用コイル線材が、ヨー
ク本体の両端面において交互に折り返されつつ、隣接し
て並ぶ各装着溝に対し、その第一又は第二の溝部に順
次、互い違いに装着される2つの線材部分を備えた構成
においては、その第二の線材部分が、その折返部が生ず
る側の端面が第一の線材部分とは互いに逆となるように
交互に折り返され、かつ各装着溝に対し、その線材の装
着される溝部が第一の線材部分とは互いに逆となるよう
に、その第一もしくは第二の溝部に装着されるので、両
励磁用コイル線材は、ヨークの両端部において折返部を
互いに補いつつヨーク本体に装着され、折返部の有無に
基づく着磁磁界の不均一が解消されて、さらに効率よく
着磁を行うことができる。
ックヨーク部を設けた構成においては、磁石の厚さ方向
においても着磁磁界の均一化を図ることができる。
いて説明する。 (実施例1)図1は、本発明の多極着磁用ヨークの一例
を示すものである。多極着磁用ヨーク(以下、単にヨー
クともいう)1は、リング状の永久磁石部材を半径方向
に多極着磁するためのものであって、例えばFe−49
重量%Co−2重量%V合金(いわゆるパーメンデュー
ル合金)製のヨーク本体10を備え、その孔部2の内周
面には、軸方向に沿って多数の装着溝4が並列に形成さ
れている。各装着溝4は、図2に示すように、ほぼ円形
の断面を有する溝部4a、及びそれと一体的に形成され
て孔部2の内周面側に開放する開放部4bとを有し、開
放部4bが溝部4aよりも細幅に形成されて、全体とし
て鍵穴状の断面形状を有するものとなっている。このよ
うな形状のヨーク本体10は、例えば、精密鋳造等によ
り円筒状の予備体を形成し、その内周面に放電加工ない
しレーザー加工等により装着溝4を形成して製造するこ
とができる。
に、励磁用のコイル線材5が装着される。装着溝4は、
その長手方向においてヨーク本体10の両端部にそれぞ
れ開放しており、コイル線材5はヨーク1の端部側で折
り返されながら、装着溝4の全てのものにまたがって1
ターンずつ装着されている。
被着磁体として、例えばNd−Fe−B系希土類磁石粉
末を樹脂と共に成形して得られるリング磁石3を同心的
に配置し、パルス着磁電源を用いてコイル線材5に通電
すると、図5に示すように、ヨーク1の内周面(ヨーク
面)1aからはリング磁石3の外周面(着磁面)を半径
方向(肉厚方向)に貫く磁界が発生し、リング磁石3が
半径方向に着磁されることとなる。ここで、各装着溝4
内に装着されたコイル線材5を流れる電流の向きは交互
に反転しており、開放部4bにより区切られたヨーク面
1aの各領域1bを貫く磁界の方向も交互に反転するも
のとなる。これにより、リング磁石3の着磁面3aは、
ヨーク面1aの上記領域1bのそれぞれに対応して、す
なわち装着溝4の形成個数に対応して周方向に区切ら
れ、その区切られた領域のそれぞれに磁極が交互に反転
するように形成されて、いわゆる多極ラジアル着磁され
た状態となる。
磁軟鉄(B)、及び本発明のヨークに使用されるパーメ
ンデュール(A)の磁化曲線をそれぞれ示すものであ
る。パーメンデュールの飽和磁化ISAは電磁軟鉄の飽和
磁化ISBよりも大きく、また透磁率もパーメンデュール
の方が大きいため、パーメンデュールで構成した着磁用
ヨークは、電磁軟鉄で構成したものより均一かつ大きく
磁化される。これにより、希土類磁石などの高性能磁石
に対しても、それを均一かつ十分に着磁するに足る磁界
を発生させることができる。
ヨークをパーメンデュール及び電磁軟鉄によりそれぞれ
作製し、それらを用いてリング状のNd−Fe−B系ボ
ンド磁石(高さ15mm、内径18mm、外径20mm)を4
8極にラジアル着磁した場合の、磁石外周面(着磁面)
における表面磁束密度分布の測定例を示すものである。
ここで、着磁のためにコイル線材5に通電した電流値
は、電磁軟鉄製のものに対しては12kA、パーメンデ
ュール製のものに対しては10kAとした。電磁軟鉄製
のものを使用した場合は、分布曲線のピーク部における
磁束密度の平均値が1200G程度であるのに対し、パ
ーメンデュール製のものを使用すると、コイル線材5へ
の通電量がやや小さいにも拘わらず、ピーク部における
磁束密度の平均値は倍近くの2300Gまで向上してい
ることがわかる。
る表面磁束密度分布を模式的に示すものであり、(a)
は電磁軟鉄製のヨークを、(b)は本発明のパーメンデ
ュール製のものを使用した場合をそれぞれ示している。
すなわち、電磁軟鉄製のヨークを使用した場合には、表
面磁束密度がコイル線材の折返部5aに対応する側で高
く、形成されない側で低くなるなど不均一(着磁ムラ)
を生じているのに対し、パーメンデュール製のヨークを
使用すると、そのような着磁ムラが生じにくくなり、全
体を均一に着磁することができる。
例について説明する。図9に示すヨーク11において
は、円柱状ないし円筒状のヨーク本体10の外周面をヨ
ーク面11aとして、装着溝4が軸方向に並列に形成さ
れている。この場合、リング状磁石3はヨーク11の外
側に同心的に配置され、その内周面側から着磁磁界が印
加される。また、図10に示すヨーク21においては、
そのヨーク面21aが平坦に形成され、装着溝4は互い
にほぼ平行にかつ等間隔で形成されている。このような
ヨーク21を使用することにより、板状の磁石部材23
を板厚方向に多極着磁することができる。さらに図11
に示すように、ヨーク面21aを、円筒面の一部を構成
するように凸状ないし凹状に形成し、その軸方向に沿っ
て装着溝4を並列に形成することにより、そのヨーク面
21aに対応する周面を有する弓型の磁石部材23を半
径方向(肉厚方向)に多極着磁することができる。
体を挟んでヨーク本体とは反対側にバックヨーク部を設
けることができる。例えば、図1に示す形状のヨーク1
の場合、図12に示すように、その内側に配置されたリ
ング磁石3の内側にリング状のバックヨーク部8を設け
ることができる。バックヨーク部8はヨーク本体10と
同材質のものを使用することができるが、異なる材質の
ものであってもよく、例えば電磁軟鉄等で構成されたも
のも使用することができる。バックヨーク部8を設ける
ことにより、図12に示すように、リング磁石3の内周
面側で着磁磁界が発散しにくくなり、磁石の半径方向
(肉厚方向)の着磁ムラを防止することができる。ま
た、図13に示すように、このようなバックヨーク部8
は、図10に示すような平坦なヨーク面を有する着磁用
ヨーク21に対しても設けることができる。
の組成の合金に変えて、Fe−30重量%Co合金で構
成することもできる。これにより、ヨークの磁束密度を
電磁軟鉄のそれよりも20〜30%向上させることがで
きる。 (実施例2)図14は、装着溝が2つの溝部を備えた多
極着磁用ヨーク41の構成例を示すものである。ヨーク
41は、実施例1と同様にパーメンデュール合金で構成
され、図1に示すヨーク1と類似の外観を有する円筒状
のヨーク本体10を備えているが、図15に示すよう
に、装着溝4にはその横断面において、ヨーク1の内周
面側(第一の深さ位置)に第一の溝部4aを、また外周
面側(第二の深さ位置)に第二の溝部4bが形成され、
それら第一及び第二の溝部4a及び4bが、それら各溝
部の溝幅よりも狭い連結溝部4cにより互いに連結され
ている。装着溝4は、図16に示すように、その長手方
向においてヨーク本体10の両端部にそれぞれ開放して
おり、その第一及び第二の溝部4a及び4b(図14)
には、それぞれ励磁用コイル線材の第一の線材部分15
及び第二の線材部分25がヨーク本体10の両端部にお
いて折り返されつつ、装着溝4の全てのものにまたがっ
て装着されている。
部分15は、ヨーク本体10の両端面において交互に折
り返されつつ、隣接して並ぶ各装着溝4に対し、その第
一又は第二の溝部4a及び4bに順次、互い違いに装着
されている。また、第二の線材部分25は、その折返部
25aが生ずる側の端面が第一の線材部分15とは互い
に逆となるように交互に折り返され、かつ各装着溝に対
し、その線材の装着される溝部が第一の線材部分15と
は互いに逆となるように、その第一又は第二の溝部4a
又は4bに順次装着されている。これら第一及び第二の
線材部分15及び25は、その一方の端部側で互いに連
結するとともに、他端側をそれぞれ図示しない着磁電源
に接続することができる。このようにすれば、図16に
示すように、ヨーク41の両端部において、第一及び第
二の線材部分15及び25は折返部15a及び25aを
互いに補いつつヨーク本体10に装着されることとな
り、着磁電源から通電することにより、図17に示すよ
うに、折返部の有無に基づく着磁ムラを解消することが
できる。このような効果は、ヨーク41をパーメンデュ
ールに代えて電磁軟鉄等の他の鉄系軟磁性材料で構成し
た場合においても同様に達成することができる。また、
所定の形状の硅素鋼板を板厚方向に積層することによ
り、ヨーク本体10を形成することもできる。なお、第
一及び第二の線材部分15及び25を別体の線材として
形成し、その通電方向が上記構成と同じになるようにそ
れぞれ着磁電源に接続する構成としてもよい。
aに装着されるコイル線材15の折返方向と、第二の溝
部4bに装着されるコイル線材25の折返方向とが互い
に同方向となるように、線材15及び25をヨーク41
に装着することもできる。
示す斜視図。
て示す斜視図。
模式的に示す図。
状態を示す模式図。
線。
クを使用して多極着磁した磁石部材の、表面磁束密度分
布の測定例を示すグラフ。
クを使用して多極着磁した磁石部材の表面磁束密度分布
状態を模式的に示す図。
斜視図。
示す平面図。
図。
を模式的に示す図。
した磁石部材の表面磁束密度分布状態を模式的に示す
図。
法の変形例を示す図。
Claims (7)
- 【請求項1】 Coを25〜60重量%の範囲内で含有
する鉄系合金により構成され、被着磁体の着磁面と対向
するヨーク面を有するヨーク本体と、 そのヨーク面に複数本並列に形成されたコイル線材用の
装着溝とを備え、 それら複数の装着溝に沿って励磁用コイル線材が装着さ
れるようになっており、その励磁用コイル線材に通電す
ることにより、前記着磁面を着磁する磁界を発生させる
ことを特徴とする多極着磁用ヨーク。 - 【請求項2】 前記装着溝は、その長手方向において前
記ヨーク本体の両端部にそれぞれ開放するものとされ、
前記励磁用コイル線材は、該ヨーク本体の両端部におい
て折り返されつつ、前記装着溝の全てのものにまたがっ
て装着される請求項1記載の多極着磁用ヨーク。 - 【請求項3】 前記コイル線材用の装着溝は、その横断
面において、溝深さ方向の第一の深さ位置に第一の溝部
を、また第二の深さ位置に第二の溝部を備え、かつそれ
ら第一及び第二の溝部が、それら各溝部の溝幅よりも狭
い連結溝部により互いに連結されている請求項1又は2
に記載の多極着磁用ヨーク。 - 【請求項4】 鉄系軟磁性材料により構成され、被着磁
体の着磁面に対向するヨーク面を有するヨーク本体と、 そのヨーク面に複数本並列に形成されたコイル線材用の
装着溝であって、その横断面において、溝深さ方向の第
一の深さ位置に第一の溝部を、また第二の深さ位置に第
二の溝部を備え、かつそれら第一及び第二の溝部が、そ
れら各溝部の溝幅よりも狭い連結溝部により互いに連結
された装着溝とを備え、 それら装着溝に沿って励磁用コイル線材が装着されるよ
うになっており、その励磁用コイル線材に通電すること
により、前記着磁面を着磁する磁界を発生させることを
特徴とする多極着磁用ヨーク。 - 【請求項5】 前記各装着溝は、その長手方向において
前記ヨーク本体の両端面にそれぞれ開放するものとさ
れ、 前記励磁用コイル線材は、 前記ヨーク本体の両端面において交互に折り返されつ
つ、隣接して並ぶ前記各装着溝に対し、その第一又は第
二の溝部に順次、互い違いに装着される第一の線材部分
と、 同じく前記ヨーク本体の両端面において、その折返部が
生ずる側の端面が前記第一の線材部分とは互いに逆とな
るように交互に折り返され、かつ前記各装着溝に対し、
その線材の装着される前記溝部が前記第一の線材部分と
は互いに逆となるように、前記第一もしくは第二の溝部
に順次、互い違いに装着される第二の線材部分とを含む
ものとされている請求項3又は4に記載の多極着磁用ヨ
ーク。 - 【請求項6】 前記被着磁体を挟んで前記ヨーク本体と
は反対側に設けられたバックヨーク部を備える請求項1
ないし5のいずれかに記載の多極着磁用ヨーク。 - 【請求項7】 前記ヨーク面は、リング状又は円筒状に
形成された被着磁体の外周面ないし内周面に対応する形
状に形成されている請求項1ないし6のいずれかに記載
の多極着磁用ヨーク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10794795A JP3664271B2 (ja) | 1995-04-06 | 1995-04-06 | 多極着磁用ヨーク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10794795A JP3664271B2 (ja) | 1995-04-06 | 1995-04-06 | 多極着磁用ヨーク |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08279415A true JPH08279415A (ja) | 1996-10-22 |
JP3664271B2 JP3664271B2 (ja) | 2005-06-22 |
Family
ID=14472090
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10794795A Expired - Lifetime JP3664271B2 (ja) | 1995-04-06 | 1995-04-06 | 多極着磁用ヨーク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3664271B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011119621A (ja) * | 2009-12-07 | 2011-06-16 | Nippon Denji Sokki Kk | 着磁装置及び着磁ヘッド |
JP2011249565A (ja) * | 2010-05-27 | 2011-12-08 | Mglab Co Ltd | 着磁装置及び着磁ヘッド |
JP2021012918A (ja) * | 2019-07-04 | 2021-02-04 | 電子磁気工業株式会社 | 着磁ヨーク |
CN114023527A (zh) * | 2021-11-02 | 2022-02-08 | 浙江大学 | 一种基于磁化线圈的多极磁化方法 |
-
1995
- 1995-04-06 JP JP10794795A patent/JP3664271B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011119621A (ja) * | 2009-12-07 | 2011-06-16 | Nippon Denji Sokki Kk | 着磁装置及び着磁ヘッド |
JP2011249565A (ja) * | 2010-05-27 | 2011-12-08 | Mglab Co Ltd | 着磁装置及び着磁ヘッド |
JP2021012918A (ja) * | 2019-07-04 | 2021-02-04 | 電子磁気工業株式会社 | 着磁ヨーク |
CN114023527A (zh) * | 2021-11-02 | 2022-02-08 | 浙江大学 | 一种基于磁化线圈的多极磁化方法 |
CN114023527B (zh) * | 2021-11-02 | 2023-01-06 | 浙江大学 | 一种基于磁化线圈的多极磁化方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3664271B2 (ja) | 2005-06-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0352453B1 (en) | Ignition coil | |
EP1706934B1 (en) | Rotor-stator structure for electrodynamic machines | |
EP0889574A1 (en) | Reluctance type rotating machine with permanent magnets | |
JP2010130818A (ja) | 界磁子の製造方法 | |
US6194806B1 (en) | Compact cylindrical radial gap type motor | |
JP2002507380A (ja) | 軟質磁性体の歯を有する電気機械 | |
JP2001520860A (ja) | 改良リニアアクチュエータ | |
JP3280896B2 (ja) | 永久磁石式リラクタンス型回転電機 | |
JP4075226B2 (ja) | 永久磁石回転子の永久磁石 | |
IE43265B1 (en) | Rare earth permanent magnet rotor for dynamo electric machines and method of manufacturing same | |
JPS61180019A (ja) | 磁気軸受 | |
JPS61106058A (ja) | 微少変位リニア電磁アクチユエ−タ | |
US4727273A (en) | Permanent magnet type electric motor | |
JP3664271B2 (ja) | 多極着磁用ヨーク | |
Dubois et al. | Magnet shaping for minimal magnet volume in machines | |
JP4898692B2 (ja) | 電気機械のための回転子−固定子構造 | |
JPS5989560A (ja) | 永久磁石界磁形直流機 | |
US11742709B2 (en) | Axial gap motor having a void portion provided for the increased torque of said motor | |
US20180145548A1 (en) | Magnetic field generating member and motor including same | |
CN112039309B (zh) | 一种音圈电机磁路结构 | |
JP3059596B2 (ja) | Mri用磁界発生装置 | |
JP3750127B2 (ja) | ボイスコイル形リニアモータ | |
JP2004128302A (ja) | 希土類焼結磁石 | |
JPS6241583Y2 (ja) | ||
WO2024135211A1 (ja) | 電磁式回転動力機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040802 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040927 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050310 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050323 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090408 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090408 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100408 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100408 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110408 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110408 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120408 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130408 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130408 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140408 Year of fee payment: 9 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |