JPH09192958A - 主軸箱のクランプ構造 - Google Patents

主軸箱のクランプ構造

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JPH09192958A
JPH09192958A JP877796A JP877796A JPH09192958A JP H09192958 A JPH09192958 A JP H09192958A JP 877796 A JP877796 A JP 877796A JP 877796 A JP877796 A JP 877796A JP H09192958 A JPH09192958 A JP H09192958A
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JP
Japan
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guide
edge
slide plate
spindle box
guide edge
Prior art date
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Pending
Application number
JP877796A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Ueda
博之 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 切削時に主軸箱を固定コラムに安定固定し、
重切削時等においても、主軸箱が振動することがないよ
うにする。 【解決手段】 ガイド10に側方に突出するガイドエッ
ジ11を設け、スライドプレート13にガイド10を挟
んで相対向する一対のガイドブロック15を設け、ガイ
ドブロック15にガイドエッジ11を挟んでスライドプ
レート13に対向するバックプレートを設け、一方のガ
イドブロック15に他方のガイドブロック15を相対向
するガイドエッジ11に押圧する第1付勢手段を設け、
何れかのガイドブロック15にクランプ爪25およびク
ランプ爪25をガイドエッジ11に押圧する第2付勢手
段を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マシニングセンタ
ーや中ぐり盤等において、切削ツールを保持する面盤の
回転駆動機構を収めた主軸箱を設定位置に固定する技術
に係り、主軸箱のクランプ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のマシニングセンターは、図4〜図
6に示すように、ベッド1にZ軸方向に移動する第1の
移動台座2を設け、第1の移動台座2には水平面内でZ
軸に直交する方向のX軸方向に移動する第2の移動台座
3が設けられている。第2の移動台座3には鉛直軸心回
り(矢印A方向)に回転する回転テーブル4が設けられ
ている。
【0003】ベッド1に設けられた固定コラム5には、
ガイドに沿って鉛直なY軸方向に昇降する主軸箱6が設
けられている。主軸箱6には、面板7とこの面板7を水
平軸心回りに回転させる主軸モータ(図示せず)などが
設けられている。面板7には、回転軸心と直交するU軸
方向に往復移動するスライド部8が設けられており、ス
ライド部8には、加工工具を着脱自在に保持するツール
ポット9が設けられている。
【0004】図5〜図6に示すように、固定コラム5は
Y軸方向に延びる左右一対のガイド10,10を有して
おり、双方のガイド10,10はZ軸方向沿った外側に
向けてガイドエッジ11が突出している。固定コラム5
には、主軸箱6を昇降駆動するための駆動軸をなすボー
ルネジ12が上下方向に設けてある。
【0005】主軸箱6は固定コラム5に対向する側部に
スライドプレート13を備えており、スライドプレート
13は、中央部にボールネジ12に螺合するナット部1
4を有し、Z軸方向に沿った両側部にガイド10を挟ん
で対向する一対のガイドブロック15,15を有してい
る。双方のガイドブロック15,15は、Z軸方向にお
いてガイド10に対向し、ガイドブロック15には、X
軸方向においてガイドエッジ11に対向するバックプレ
ート16が設けてある。スライドプレート13のガイド
10より内側の位置には台座部17が設けてあり、台座
部17には、Z軸方向においてガイド10の内側面に対
向するジブ18が設けてある。バックプレート16は、
ガイド10とスライドプレート13が摺接する状態で、
X軸方向においてガイドエッジ11とバックプレート1
6の間に生じる微小間隙αを調節設定するものであり、
ジブ18は、ガイドブロック15とガイドエッジ11が
摺接する状態で、Z軸方向においてガイド10の内側面
とジブ18の間に生じる微小間隙βを調節設定するもの
である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の構成に
おいて、微小間隙αおよび微小間隙βは、ガイド10上
におけるスライドプレート13の摺動を確保するため
に、必須のものである。しかし、重切削を行う場合に、
微小間隙αおよび微小間隙βの存在に起因する主軸箱の
振動現象が発生し、切削面が粗くなるとともに、加工誤
差が発生する問題があった。
【0007】本発明は上記した課題を解決するものであ
り、位置調節時においてはガイド上を主軸箱が円滑に移
動でき、切削時においては固定コラムに主軸箱を安定固
定し、重切削時等においても、主軸箱が振動することが
ない主軸箱のクランプ構造を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明の主軸箱のクランプ構造は、固定コラム
にガイドを設け、ガイド上を摺動するスライドプレート
に主軸箱を固定配置する構造において、ガイドに、スラ
イドプレートに対向する摺動面に沿って側方に突出する
ガイドエッジを設け、スライドプレートに、ガイドを挟
んで相対向する一対のガイドブロックを設け、双方のガ
イドブロックに、ガイドエッジを挟んでスライドプレー
トに対向するバックプレートを設け、一方のガイドブロ
ックに、当該ガイドブロックを相対向するガイドエッジ
から離間する方向に付勢することにより、他方のガイド
ブロックを相対向するガイドエッジに押圧する第1付勢
手段を設け、何れかのガイドブロックに、バックプレー
トに対向するガイドエッジの背面から離間する位置とガ
イドエッジの背面に当接する位置とにわたって作動する
クランプ爪、およびクランプ爪をガイドエッジに押圧す
る方向に付勢してガイドエッジをスライドプレートとの
間において挟持する第2付勢手段とを設けた構成とした
ものである。
【0009】また、第1付勢手段および第2付勢手段と
してシリンダ装置を設け、クランプ爪をバックプレート
において回動自在に軸支してガイドエッジの背面から離
間する位置とガイドエッジの背面に当接する位置とにわ
たって揺動自在に設け、第2付勢手段をなすシリンダ装
置でクランプ爪の一側端部を付勢することにより、クラ
ンプ爪をガイドエッジに押圧するように構成したもので
ある。
【0010】上記した構成により、スライドプレートに
固定した主軸箱は、ガイドに沿って移動する。このと
き、第1付勢手段および第2付勢手段は解除状態にあ
り、スライドプレートは、ガイドエッジとガイドブロッ
クとの間における微小間隙、およびガイドエッジとバッ
クプレートとの間における微小間隙の存在により円滑に
摺動することができる。主軸箱を適当位置に配置した状
態で、第1付勢手段および第2付勢手段を作動させ、一
方のガイドブロックを相対向するガイドエッジから離間
する方向に付勢して、他方のガイドブロックを相対向す
るガイドエッジに押圧し、クランプ爪とスライドプレー
トとの間においてガイドエッジを挟持し、スライドプレ
ートをガイドに安定した状態に固定する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。先に図4〜図6において説明した部
材と同様の作用を行うものは同一番号を付して説明を省
略する。
【0012】図1〜図3において、スライドプレート1
3の一側に位置する一方のガイドブロック15には、外
側面に第1付勢手段としての第1油圧シリンダ21が取
付けてあり、内側面に開口して形成したホールド孔22
にロックピン23がガイドエッジ11の外側端面に当接
位置と離間する位置とにわたってZ軸方向において出退
自在に設けてある。ホールド孔22はガイドブロック1
5の外側面においても開口し、ガイドブロック15の外
側面からホールド孔22に挿入した第1油圧シリンダ2
1のロッドがロックピン23の基端部に当接している。
【0013】他方のガイドブロック15に設けたバック
プレート16は、適当位置に切欠部24が存在し、切欠
部24に配置したクランプ爪25を回動自在に軸支26
しており、クランプ爪25は、ガイドエッジ11の背面
から離間する位置とガイドエッジ11の背面に当接する
位置とにわたって揺動自在である。ガイドブロック15
およびバックプレート16には一連のホールド孔27が
形成してあり、ホールド孔27は切欠部24において開
口している。ホールド孔27には押圧ピン28がX軸方
向において出退自在に挿入してあり、押圧ピン28の先
端はクランプ爪25の一側端部に当接している。スライ
ドプレート13の前面側に位置して第2付勢手段をなす
第2油圧シリンダ29がガイドブロック15に設けてあ
り、ホールド孔27のスライドプレート13の前面側の
開口を通してホールド孔27に挿入した第2油圧シリン
ダ29のロッドが押圧ピン28の基端部に当接してい
る。
【0014】以下、上記構成における作用を説明する。
スライドプレート13に固定した主軸箱6は、ボールネ
ジ12の回転駆動により、ガイド10に沿って任意の位
置に移動する。このとき、第1油圧シリンダ21および
第2油圧シリンダ29は、フリー状態にあり、スライド
プレート13は、ガイドエッジ11とガイドブロック1
5との間における微小間隙、およびガイドエッジ11と
バックプレート16との間における微小間隙の存在によ
り円滑に摺動することができる。
【0015】主軸箱6を所定位置に固定する場合には、
第1油圧シリンダ21を作動させてロックピン23をガ
イドエッジ11の側部端面に押圧し、反作用して一方の
ガイドブロック15を相対向するガイドエッジ11から
離間する方向に付勢し、他方のガイドブロック15を相
対向するガイドエッジ11の側部端面aに押圧する。ま
た、第2油圧シリンダ29を作動させて押圧ピン28を
介してクランプ爪25を揺動させ、クランプ爪25の先
端部をガイドエッジ11に押圧し、ガイドエッジ11を
スライドプレート13との間において挟持する。このこ
とにより、スライドプレート13をガイド10に安定し
た状態に固定する。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、第
1付勢手段および第2付勢手段を作動させて、一方のガ
イドブロックを相対向するガイドエッジから離間する方
向に付勢して他方のガイドブロックを相対向するガイド
エッジに押圧することにより、また、クランプ爪とスラ
イドプレートとの間においてガイドエッジを挟持し、ス
ライドプレートをガイドに安定した状態に固定すること
ができ、主軸箱が振動することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における主軸箱のクランプ構
造の概要を示す模式図である。
【図2】図1のC部の拡大図である。
【図3】図1のD部の拡大図である。
【図4】従来のマシニングセンターの概要を示す模式図
である。
【図5】従来の主軸箱のクランプ構造の概要を示す模式
図である。
【図6】図5のA部およびB部を示す拡大図である。
【符号の説明】
10 ガイド 11 ガイドエッジ 13 スライドプレート 15 ガイドブロック 21 第1油圧シリンダ 23 ロックピン 25 クランプ爪 28 押圧ピン 29 第2油圧シリンダ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定コラムにガイドを設け、ガイド上を
    摺動するスライドプレートに主軸箱を固定配置する構造
    において、ガイドに、スライドプレートに対向する摺動
    面に沿って側方に突出するガイドエッジを設け、スライ
    ドプレートに、ガイドを挟んで相対向する一対のガイド
    ブロックを設け、双方のガイドブロックに、ガイドエッ
    ジを挟んでスライドプレートに対向するバックプレート
    を設け、一方のガイドブロックに、当該ガイドブロック
    を相対向するガイドエッジから離間する方向に付勢する
    ことにより、他方のガイドブロックを相対向するガイド
    エッジに押圧する第1付勢手段を設け、何れかのガイド
    ブロックに、バックプレートに対向するガイドエッジの
    背面から離間する位置とガイドエッジの背面に当接する
    位置とにわたって作動するクランプ爪、およびクランプ
    爪をガイドエッジに押圧する方向に付勢してガイドエッ
    ジをスライドプレートとの間において挟持する第2付勢
    手段とを設けたことを特徴とする主軸箱のクランプ構
    造。
  2. 【請求項2】 第1付勢手段および第2付勢手段として
    シリンダ装置を設け、クランプ爪をバックプレートにお
    いて回動自在に軸支してガイドエッジの背面から離間す
    る位置とガイドエッジの背面に当接する位置とにわたっ
    て揺動自在に設け、第2付勢手段をなすシリンダ装置で
    クランプ爪の一側端部を付勢することにより、クランプ
    爪をガイドエッジに押圧するように構成したことを特徴
    とする主軸箱のクランプ構造。
JP877796A 1996-01-23 1996-01-23 主軸箱のクランプ構造 Pending JPH09192958A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010242953A (ja) * 2009-04-10 2010-10-28 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 流量絞り装置
CN101885148A (zh) * 2010-05-07 2010-11-17 许晓华 一种蜗轮蜗杆箱的蜗杆腔加工辅助装置
JP2014079813A (ja) * 2012-10-12 2014-05-08 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 門形工作機械
CN108214044A (zh) * 2018-03-06 2018-06-29 佛山瑞普达光电科技有限公司 一种汽车用端部切槽轴体加工夹持机构
CN108214043A (zh) * 2018-03-06 2018-06-29 佛山瑞普达光电科技有限公司 一种汽车用端部切槽轴体可升降加工夹持机构

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