JP2793855B2 - チャック装置におけるワークの芯出し構造 - Google Patents

チャック装置におけるワークの芯出し構造

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JP2793855B2 JP24269089A JP24269089A JP2793855B2 JP 2793855 B2 JP2793855 B2 JP 2793855B2 JP 24269089 A JP24269089 A JP 24269089A JP 24269089 A JP24269089 A JP 24269089A JP 2793855 B2 JP2793855 B2 JP 2793855B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は切削加工等の際にチャック装置に装着された
ワークの芯出しを行うための芯出し構造に関するもので
ある。
[従来の技術] 従来、この種のチャック装置としては、第5図に示す
ように、機台31に割り出し台32を回転可能に連結すると
ともに、その割り出し第32にチャックプレート33を取り
付け、さらにそのチャックプレート33には、ワークWを
把持するためのチャック34を取着したものが一般的であ
る。このチャック装置においては、ワークWの軸心Aを
割り出し台32の回転中心Bに一致させるために、チャッ
クプレート33の取付位置の微調節を行う必要があり、そ
のため、チャックプレート33が適数個の予圧ボルト35に
より割り出し台32に取付けられている。
[発明が解決しようとする課題] ところが、前記従来のチャック装置では、割り出し台
32に対するチャックプレート33の位置調節手段が特に設
けられていないので、チャック34により把持されたワー
クWの芯出しは次のような手順で行っていた。まず、ダ
イヤルゲージ等の測定器CをワークWの外周面に当て、
その状態で割り出し台32とともにワークWを回転させ
る。そして、ワークWの回転にともなうぶれを測定器C
で測定し、そのぶれが無くなるようにチャックプレート
33をハンマー等で叩いて微動させていた。しかしなが
ら、このような方法では正確にワークWの芯出しを行う
ことは難しく、その調節作業に多大な時間がかかってし
まったり、あるいは熟練を要したりするという問題があ
った。
本発明の目的は、簡単な操作でチャックプレート33を
所定量だけ微動させることが可能となり、確実にワーク
の芯出しを行うことができ、その芯出し作業の作業効率
を向上を図ることができるチャック装置におけるワーク
を芯出しを構造を提供することにある。
[課題を解決するための手段] そこで、前記目的を達成するために本発明は、機台に
割り出し台を回転可能に連結するとともに、ワークを把
持するためのチャックが設けられたチャックプレートを
前記割り出し台に取り付けたチャック装置において、前
記ワークの軸心が割り出し台の回転中心と一致するよう
に、チャックプレートを割り出し台に微調節可能に取付
け、前記機台に固定された支持台に操作レバーを可動可
能に支持するとともに、その支持台には、チャックプレ
ートの外周面に圧接してこれを割り出し台の回転中心側
へ移動させるための押圧棒を移動可能に設け、さらに操
作レバーと押圧棒との間には、操作レバーの回動を押圧
棒に伝達して微動されるための伝達手段を設けたチャッ
ク装置におけるワークの芯出し構造をその要旨とするも
のである。
また、前記伝達手段は、押圧棒の移動方向と交差する
方向へ延びるように支持台に形成されたガイド溝と、前
記操作レバーに連結され、かつその操作レバーの回動に
基づきガイド溝に沿って移動する移動体とからなり、そ
の移動体には、前記押圧棒の移動方向と斜めに交差する
方向へ延びるスライド溝を形成し、同スライド溝に押圧
棒端部を係入することが好ましい。
[作用] 操作レバーを回動操作すると、その回動が伝達手段を
介して押圧棒に伝達され、同押圧棒が微動してチャック
プレートの外周面に圧接する。その結果、チャックプレ
ートが割り出し台の回転中心側へ移動されるので、ワー
クの軸心を割り出し台の回転中心に一致させることが可
能となる。
また、前記伝達手段がガイド溝と移動体とからなり、
その移動体にスライド溝が形成されているので、前記操
作レバーが回動操作されると、その回動に基づいて移動
体がガイド溝に沿いながら移動する。このガイド溝は押
圧棒の移動方向と交差する方向へ延び、しかも移動体に
は、前記押圧棒の移動方向と斜めに交差する方向へ延び
るスライド溝が形成され、さらに、そのスライド溝に押
圧棒の端部が係入されているので、前記移動体の移動に
より押圧棒が割り出し台の回転中心側へ付勢される。
[実施例] 以下、本発明を具体化した一実施例を第1〜3図に従
って説明する。
第1図に示すように、チャック装置の機台1の左側部
には円盤状をなす割り出し台2が連結されており、この
割り出し台2は機台1に内蔵されたモータ(図示しな
い)により回転駆動されるようになっている。割り出し
台2の外周にはフランジ2aが一体に形成されている。ま
た、割り出し台2の左側部には、適数個の予圧ボルト3
及びワッシャ4によりチャックプレート5が取付けられ
ており、このチャックプレート5は前記割り出し台2と
一体に回転するとともに、後記押圧棒15で圧接されるこ
とにより微調節可能となっている。チャックプレート5
の左側部には、複数個のチャック6が取着されており、
これらのチャック6によってワークWが把持されてい
る。
第1,2図に示すように、前記機台1の上部には支持台
7が固定されており、その支持台7から後方(第2図右
方)へ突出した固定軸8には、操作レバー9の下端部が
回動可能に支持されている。支持台7には左右の細長い
ガイド溝10が形成されており、このガイド溝10内に移動
体11が摺動可能に収容されている。移動体11には前記固
定軸8と同様に後方へ突出する軸12が固定されており、
操作レバー9において前記固定軸8よりも上方位置に形
成された長孔13内に、この軸12が係入されている。その
ため、固定軸8を中心として操作レバー9を左右へ回動
操作すると、長孔13の内壁が軸12に当接し、その結果、
移動体11がガイド溝10に沿って左右方向へ移動される。
前記支持台7の下部には、ガイド溝10の延出方向と直
交する方向である上下方向に延びて、そのガイド溝10の
内外を連通させる連通孔14が透設されており、この連通
孔14には、前記チャックプレート5の外周面に接触及び
離間する押圧棒15が挿入されている。押圧棒15の上端部
後面には支持突起15aが形成されており、この支持突起1
5a上にローラ16が回動可能に外嵌されている。そしてロ
ーラ16は前記移動体11の前面において、移動体11の移動
方向と斜めに交差する方向へ延びるように、すなわち、
右側ほど低くなるように傾斜角度αで斜め方向へ延びる
直線状スライド溝17内に係入されている。
そのため、前記操作レバー9の回動操作にともない移
動体11が左右へ移動すると押圧棒15が下動し(第3図の
二点鎖線参照)、これとは逆に移動体11が右方へ移動す
ると押圧棒15が上動することになる。スライド溝17の傾
斜角度αは、操作レバー9を回動操作したときの回動角
度と、押圧棒15の上下方向へ移動量とを考慮して決定さ
れており、本実施例では操作レバー9を80゜回動操作し
たときに、押圧棒15が上下方向へ0.3mm微動するよう
に、傾斜角度αが約0.5゜に設定されている。
そして、前述したガイド溝10及び移動体11は、操作レ
バー9の回動を押圧棒15に伝達し、同押圧棒15を上下方
向へ微動させるための伝達手段を構成している。
前記支持台7の下部において、割り出し台2のフラン
ジ2aの左側面と対応する部分には、固定係合爪18が下方
へ突設されている。また、同じく支持台7下部におい
て、固定係合爪18の右方位置には、可動係合爪19が軸20
により可動可能に支持されている。この可動係合爪19は
第1図に実線で示す係合位置と、同図に二点鎖線で示す
離脱位置とを採るようになっており、ワークWの芯出し
作業を行う際には係合位置へ回動させて、両係合爪18,1
9でフランジ2aを前後から挟持し、これを移動不能とす
るようになっている。
前記のように構成された本実施例のチャック装置を用
いてワークWの芯出しを行う場合には、まずチャック装
置を停止しておき、ワークWをチャック6で把持する。
また、可動係合爪19を離脱位置(第1図の二点鎖線参
照)へ回動させて、割り出し台2のフランジ2aから離間
させるとともに、操作レバー9を右方へ可動操作して押
圧棒15の下端をチャックプレート5の外周面から離間さ
せておく。そして、測定器CをワークWの外周面に接触
させ、この状態でチャック装置を駆動させて、割り出し
台2、チャックプレート5、チャック6及びワークWを
一体的に回転させる。
このようにワークWを回転させると、そのワークWの
軸心Aが割り出し台2の回転中心Bからどれだけ偏心し
ているかを測定器Cによって測定できる。そこで、この
測定された偏心量を0にするために必要な押圧棒15の移
動量から、操作レバー9の回動角度を算出する。続い
て、ワークWの偏心量が最も大きな部分が上側となるよ
うにチャック装置を停止し、可動係合爪19を係合位置
(第1図の実線位置)へ回動させることにより、両係合
爪18,19で割り出し台2のフランジ2aを前後から挟持す
る。すると、割り出し台2が回転不能となる。そこで、
操作レバー9を左右へ回動操作して、押圧棒15の下端を
チャックプレート5の外周面に当接させ、その後、算出
した値に基づき、さらに操作レバー9を左方へ回動操作
する。
操作レバー9が回動操作されると、同操作レバー9の
長孔13内に係入された軸12が、その長孔13内を移動しな
がら左方へ移動する。そのため、軸12に固定された移動
体11もガイド溝10に沿って左方へ摺動する。この移動体
11にはスライド溝17が斜めに形成され、しかも同スライ
ド溝17内に押圧棒15上端のローラ16が係入されているの
で、同ローラ16がスライド溝17の内壁によって押圧さ
れ、その結果、押圧棒15が下方へ所定量だけ微動する。
従って、この押圧棒15の微動によってチャックプレート
5が割り出し台2の回転中心B側へ微動する。そして、
測定器Cで再度ワークWの偏心量を測定し、前記と同様
の手順を複数回繰り返すと、ワークWの軸心Aが割り出
し台2の回転中心Bと一致し、ワークWの芯出し作業が
完了する。
芯出し作業が完了したところで、可動係合爪19を離脱
位置へ回動させ、操作レバー9を操作してチャックプレ
ート5から押圧棒15を離間させ、その後、再びチャック
装置を作動させて、切削加工等の所望の加工工程を行
う。
このように、本実施例のチャック装置によれば、操作
レバー9を所定角度だけ回動操作するという非常に簡単
な操作で、チャックプレート5及びワークWを所定量だ
け微動させて微調節を行うことが可能となる。そのた
め、従来のチャック装置とは異なり、確実にワークWの
芯出しを行うことができ、その芯出し作業の作業効率の
向上を図ることができる。
なお、本発明は前記実施例の構成に限定されるもので
はなく、例えば以下のように発明の趣旨から逸脱しない
範囲で任意に変更してもよい。
(1)第4図に示すように、ガイド溝10が傾斜角度αで
右側ほど下がるように斜めに形成し、このガイド溝10内
で移動体11を摺動させてもよい。ここ場合には、移動体
11のスライド溝17を斜めに形成する必要がない。また、
ガイド溝10及びスライド溝17の両方を斜めに形成しても
よい。
(2)ガイド溝10を、その左側ほど下がるように傾斜角
度αで斜めに形成してもよい。
[発明の効果] 以上詳述したように、本発明によれば簡単な操作でチ
ャックプレートを所定量だけ微動させることが可能とな
り、確実にワークの芯出しを行うことができ、その芯出
し作業の作業効率の向上を図ることができるという優れ
た効果を奏する。
【図面の簡単な説明】 第1〜3図は本発明を具体化した一実施例を示し、第1
図は一部を破断して示すチャック装置の正面図、第2図
は第1図におけるII−II線断面図、第3図は支持台の内
部構造を示す要部拡大断面図、第4図はガイド溝及びス
ライド溝の別例を示す拡大断面図、第5図は従来のチャ
ック装置の正面図である。 1……機台、2……割り出し台、5……チャックプレー
ト、6……チャック、7……支持台、9……操作レバ
ー、10……伝達手段の一部を構成するガイド溝、11……
伝達手段の一部を構成する移動体、15……押圧棒、17…
…スライド溝、A……軸心、B……回転中心、W……ワ
ーク。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機台(1)に割り出し台(2)を回転可能
    に連結するとともに、ワーク(W)を把持するためのチ
    ャック(6)が設けられたチャックプレート(5)を前
    記割り出し台(2)に取付けたチャック装置において、 前記ワーク(W)の軸心(A)が割り出し台(2)の回
    転中心(B)と一致するように、チャックプレート
    (5)を割り出し台(2)に微調節可能に取付け、前記
    機台(1)に固定された支持台(7)に操作レバー
    (9)を回動可能に支持するとともに、その支持台
    (7)には、チャックプレート(5)の外周面に圧接し
    てこれを割り出し台(2)の回転中心(B)側へ移動さ
    せるための押圧棒(15)を移動可能に設け、さらに操作
    レバー(9)と押圧棒(15)との間には、操作レバー
    (9)の回動を押圧棒(15)に伝達して微動させるため
    の伝達手段(10,11)を設けたことを特徴とするチャッ
    ク装置におけるワークの芯出し構造。
  2. 【請求項2】前記伝達手段は、押圧棒(15)の移動方向
    と交差する方向へ延びるように支持台(7)に形成され
    たガイド溝(10)と、前記操作レバー(9)に連結さ
    れ、かつその操作レバー(9)の回動に基づきガイド溝
    (10)に沿って移動する移動体(11)とからなり、その
    移動体(11)には、前記押圧棒(15)の移動方向と斜め
    に交差する方向へ延びるスライド溝(17)を形成し、同
    スライド溝(17)に押圧棒(15)端部を係入したことを
    特徴とする請求項1記載のチャック装置におけるワーク
    の芯出し構造。
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