JPH0919288A - εーポリーLーリシン分解酵素およびそれを用いた低重合度εーポリーLーリシンの製造法 - Google Patents
εーポリーLーリシン分解酵素およびそれを用いた低重合度εーポリーLーリシンの製造法Info
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Abstract
酵素を採取することを目的とし、その酵素を利用して低
重合度ε−ポリ−L−リシンを得ることを目的とした。 【構成】クリセオバクテリウム・グループIIbに属する
微生物を培養して、培養液中よりε−ポリ−L−リシン
分解酵素を採取し、それを用いてε−ポリ−L−リシン
から重合度2〜19の低重合度ε−ポリ−L−リシンを
得る。
Description
グループIIbに属する微生物を培養して、培養液中より
得られるε−ポリ−L−リシン分解酵素、その製造法、
及びε−ポリ−L−リシン分解酵素を利用した低重合度
ε−ポリ−L−リシンを製造する方法に関する。
グラム陽性菌、真菌等、各種の菌株に対し静菌作用があ
り、食品保存料として様々な食品の日持ち向上に利用さ
れている。食品は多種多様なので、食品の置かれている
環境によっては、ε−ポリ−L−リシンの通常量の添加
では効果が出ないことがある。そのときは大量に添加す
る必要があるが、それによって食品の風味が損なわれる
ことが多い。特開平4−287693号公報には、アス
ペルギルス(Aspergillus)属菌の産生する中性プロテア
ーゼでε−ポリ−L−リシンを処理するとε−ポリ−L
−リシンが加水分解され、その加水分解物を食品に添加
した場合、無処理のε−ポリ−L−リシンを添加した場
合と比較して、えぐ味が改善されることが記載されてい
る。しかし、アスペルギルス属菌の産生する中性プロテ
アーゼは基質特異性が広く、食品に直接添加された場合
は食品成分由来の蛋白に作用し、風味、触感が著しく変
化する恐れがある。そこで、ε−ポリ−L−リシンに特
異的に作用する分解酵素が求められていた。
するさいは、従来からメチルオレンジ法、高速液体クロ
マトグラフィー等が用いられているが、食品成分の除去
が困難で煩雑であった。ε−ポリ−L−リシンに特異的
に作用する酵素があれば、それを用いて食品から容易に
ε−ポリ−L−リシンを定量できる測定方法が開発でき
ることが期待された。また、ε−ポリ−L−リシンを蛋
白水溶液に添加するとゲル化するなどの作用がある。そ
のさい添加するε−ポリ−L−リシンの分子量によっ
て、生成するゲルの物性が異なることが知られている。
そこで、蛋白に作用せず、ε−ポリ−L−リシンにのみ
作用する分解酵素が望まれていた。その他、低重合度ε
−ポリ−L−リシンは未知の生理活性を有し、多方面の
利用が期待できる。これらの理由から、ε−ポリ−L−
リシンに基質特異性の高い加水分解酵素が望まれてい
た。
リ−L−リシンに基質特異性の高い加水分解酵素を提供
すること及びこの酵素を用いて低重合度ε−ポリ−L−
リシンを製造する方法を提供することにある。
を解決するために、広く自然界よりε−ポリ−L−リシ
ン分解酵素生産能を有する微生物を探索した。その結
果、新たに土壌より分離された菌(OJ−7株)が、ε
−ポリ−L−リシン分解酵素を培養液中に生産すること
を見いだした。また、この酵素を利用することによりε
−ポリ−L−リシンを効率よく製造できることを見いだ
し本発明を完成した。
−7株の菌学的性状は以下のとおりである。 (培養所見)肉汁寒天平板で24時間30℃で培養した
コロニーの形態は、直径1mm以下の円形、全縁で、低い
凸状、黄色、半透明、なめらかで光沢があった。グラム
陰性の短かん菌で芽胞形成及び運動性がなかった。カタ
ラーゼ及びチトクロームオキシダーゼ活性が陽性で、グ
ルコースOF試験の成績が酸化的で陰性であった。ま
た、本菌株は37℃及び41℃で弱い生育を示し、45
℃では生育が認められなかった。
た時、NO3還元,インドール産生、グルコースからの
酸の産生及びアルギニン・ジヒドロラーゼ活性が陰性、
ウレアーゼ、エスクリン加水分解及び硝酸の産生が陽
性、βーガラクトシダーゼ活性及びリンゴ酸の資化性が
弱い陽性、グルコース、アラビノース、マンノース、マ
ルトース、グルコン酸、クエン酸及びフェニル酢酸の資
化性が陽性、マンニトール、N−アセチルグルコサミ
ン、カプリン酸及びアジピン酸の資化性が陰性を示し
た。30℃で7日間生育した時、色素産生、スターチ加
水分解、カゼイン加水分解、DNase活性、α−グル
コシダーゼ活性及びバリン・アリルアミダーゼ活性が陽
性、硫化水素産生、インドール産生及び、α−ガラクト
シダーゼ活性が陰性を示した。これらの性状から、本菌
株をクリセオバクテリウム(Chryseobacterium)グループ
IIbと同定した。本菌株は工業技術院生命工学工業技術
研究所にFERM P−15004として寄託されてい
る。クリセオバクテリウムグループIIbが当該酵素の活
性を有していることは今までに明らかにされていない。
本菌株より生産されるε−ポリ−L−リシン分解酵素の
酵素学的および理化学的性質について記述する。
型に加水分解して、ε結合の低重合度ε−ポリ−L−リ
シン(重合度n=2〜19)を生成する。 2.基質特異性:ε−ポリ−L−リシンを分解し、低重
合度ε−ポリ−L−リシンを遊離するが、α−ポリ−L
−リシンには作用しない。 3.分子量:高速液体クロマトグラフィー法で測定し
た。分子量は約36,000である。 4.温度の影響:至適反応温度は55℃である。pH
7.0,10分間の加熱では40℃まで安定である。 5.pHの影響:至適反応pHはpH7.5である。4
℃、60時間の加熱ではpH7〜11で安定である。
カリウム緩衝液(pH7.5)を0.1ml、2.5mg/
mlのε−ポリ−L−リシン水溶液を0.4ml、生理
食塩水0.4ml及び酵素溶液を0.1mlを入れた試
験管を30℃で保温する。30分間後、高速液体クロマ
トグラフィーの展開溶媒を1ml添加することで反応を
停止する。遠心分離で沈澱を除き、上清液の10μLを
逆相高速液体クロマトグラフィーに供する。展開溶媒は
リン酸2水素1ナトリウム10ミリモル濃度 +過塩素
酸ナトリウム0.1モル濃度 + オクチルスルホン酸
ナトリウム10ミリモル濃度 + アセトニトリル3
7.5%(v/v)の組成のものを用い、毎分1mlの
流速で展開する。カラムはM&Sパック C−18(4.6
x 150mm)を用いる。215nmの波長の紫外線でε−
ポリ−L−リシンの減少を測定する。本条件下で酵素溶
液1ml当たり1分間で1mgのε−ポリ−L−リシンを
分解する酵素量を1Uとする。
製造される。クリセオバクテリウムグループIIb OJ
−7(FERM P−15004)を培養液で好気的に
培養する。この培養液は本菌が生育するものであればい
かなるものでも良いが、好ましくはペプトン1.5%
(w/v),酵母エキス1.5%(w/v),ショ糖
1.0%(w/v),塩化ナトリウム0.1%(w/
v),pH7.0の組成を持つ培養液を用いる。25℃
から33℃の温度で2日から5日間の期間培養し、遠心
分離機またはフィルターで菌体を除去する。菌体を除去
した液に蛋白沈澱剤を添加して培養液中の蛋白を沈澱さ
せる。当該酵素が沈澱し始めない濃度まで蛋白沈澱剤を
培養液に加える。生成した沈澱を遠心分離機またはフィ
ルターで除去する。沈澱を除去した液にさらに蛋白沈澱
剤を加え、当該酵素の大部分が沈澱し終わるまで続け
る。生成した沈澱を遠心分離機またはフィルターで濾過
して取り出す。これが粗製の当該酵素である。蛋白沈澱
剤としては、当該酵素を失活させないものであればいか
なるものでも用いられるが、好ましくは硫酸アンモニウ
ムを用い50〜80%飽和濃度の画分を得る。粗製の当
該酵素は、必要に応じて、さらにカラムクロマトグラフ
ィー等の手段で精製する。
以下のごとく製造される。原料として用いられるε−ポ
リ−L−リシンは重合度が20以上あればいかなるもの
でも使用可能であるが、好ましくは和光純薬(株)製の
ε−ポリ−L−リシン塩酸塩、チッソ(株)製の50%
(W/W)デキストリン粉末、低級脂肪酸グリセライド
製剤(商品名:ガードキープ)またはグリシン製剤(商
品名:ガードロング)が用いられる。原料のε−ポリ−
L−リシン塩酸塩をpH7.0〜8.0の緩衝液に溶か
す。緩衝液としては当該酵素を失活させないものであれ
ばいずれのものでもよいが、好ましくはリン酸カリウム
緩衝液pH7.5が用いられる。この溶液に当該酵素の
水溶液を加えて混合し、25℃〜40℃で2時間インキ
ュベートする。より低い重合度のものを得たいときはイ
ンキュベート時間をより長くする。反応液を加熱する
か、有機溶媒または高速液体クロマトグラフィーの展開
溶媒を加えるかして反応を停止し、変成した当該酵素蛋
白を遠心分離機もしくはフィルターで濾過し取り除く。
その反応液を逆相液体クロマトグラフィーに供し、重合
度2〜19のε−ポリ−L−リシンの画分を集める。カ
ラムはODS逆相カラムを用いる。展開溶媒は低重合度
ε−ポリ−L−リシンが分離出来るものであればいかな
るものでもよいが、好ましくはA液:リン酸2水素1ナ
トリウム10ミリモル濃度+過塩素酸ナトリウム0.1
モル濃度+オクチルスルホン酸ナトリウム10ミリモル
濃度、B液:2倍濃度のA液とアセトニトリルを液量で
1:1に混合した溶液を使用する。展開はA液とB液の
混合液中において、展開1分後にB液の濃度が50%
(V/V)から55%(V/V)まで、25分後に55
%(V/V)から70%(V/V)、35分後に70%
(V/V)〜75%(V/V)に直線的に増加する濃度
勾配に毎分1mlの流速で溶出させる。215nmの波
長の紫外線でピークを検出し、目的の重合度のε−ポリ
−L−リシンを得る。溶出液を陽イオン交換樹脂にかけ
濃縮し、得られた濃縮液を凍結乾燥、真空乾燥あるいは
デキストリン等の多糖類を混ぜてスプレードライする等
の手段で粉末状の低重合度ε−ポリ−L−リシンを得
る。重合度の如何を問わないときは酵素反応停止後の液
を液体クロマトグラフィーをせず直接、イオン交換樹脂
にかけてもよい。
は実施例のみに限定されるものではない。
/v),ショ糖1.0%(w/v),塩化ナトリウム
0.1%(w/v),pH7.0の組成を持つ培養液1
0LにクリセオバクテリウムグループIIb OJ−7
(FERM P−15004)を28℃で3日間振とう
培養した。得られた培養液から菌体を遠心分離にて取り
除き、得られた上清中に523U(2821mg)の当該
酵素活性を認めた。この上清液に硫酸アンモニウムを加
え、50〜80%飽和濃度の粗製の当該酵素の画分32
0U(624mg)を得た。
濃度のリン酸カリウム緩衝液(pH7.0)に溶かし、
同じ緩衝液に平衡化したDEAE−セファセル(300m
l)に吸着させ、0.1モル濃度のリン酸カリウム緩衝液
(pH7.0)で溶出した画分を0.01モル濃度のリ
ン酸カリウム緩衝液(pH7.0)で透析した。その画
分86.4U(115mg)を同じ緩衝液に平衡化したD
EAE−セファセルのカラム(サイズ:直径30mm, 長
さ100mm)に吸着させ、0.1モル濃度のリン酸カリウ
ム緩衝液(pH7.0)で溶出した活性画分に塩化カリ
ウムを1モル濃度になるように加えた。この画分55.
1U(6.7mg)を同じ緩衝液に平衡化したフェニルセ
ファセルのカラム(サイズ:直径30mm, 長さ30mm)
に吸着させ、0.1モル濃度のリン酸カリウム緩衝液(p
H7.0)で溶出した活性画分を集めた。この画分を0.
1モル濃度のリン酸カリウム緩衝液(pH7.0)+5
0%(v/v)グリセロールで透析し、当該酵素の精製
標品を得た。この精製標品は12.3Uで0.90mg、
比活性が13.7U/mg proteinであった。
0〜4000、重合度20〜35)10mg/ml水溶
液0.5ml、0.1モル濃度のリン酸カリウム緩衝液
(pH7.5)0.1ml、イオン交換水0.35ml
からなる水溶液に、ε−ポリ−L−リシン分解酵素1.
75U/ml水溶液0.05mlを加えて混合し反応さ
せた。その直後にこの反応液50μlを取り出し、この
反応液にA液25%、B液75%からなる展開溶媒50
μlを加え遠心分離し、上清10μlを逆相高速液体ク
ロマトグラフィーに供した。カラムは化学品検査協会製
L−カラム(ODS)(4.6×250mm)を用い
た。展開溶媒としてA液:リン酸2水素1ナトリウム1
0ミリモル濃度+過塩素酸ナトリウム0.1モル濃度+
オクチルスルホン酸ナトリウム10ミリモル濃度、B
液:2倍濃度のA液とアセトニトリルを液量で1:1に
混合した溶液を使用した。展開はA液とB液の混合液中
において、展開1分後にB液の濃度が50%(V/V)
から55%(V/V)まで、25分後に55%(V/
V)から70%(V/V)、35分後に70%(V/
V)〜75%(V/V)に直線的に増加する濃度勾配で
最終的に75%(V/V)で毎分1mlの流速で溶出さ
せた。215nmの波長の紫外線で検出したところ、図
1のクロマトグラムを得た。
反応させ、反応液50μlに上記と同じ展開溶媒0.2
mlを加えて上記と同様に遠心分離し、上清10μlを
同様に逆相高速液体クロマトグラフィーに供し、図2の
クロマトグラムを得た。重合度2から20以下の低重合
度ε−ポリ−L−リシンとL−リシンのピークが認めら
れ、ε−ポリ−L−リシンの低分子化が明らかにみられ
た。また、L−リシンのピークが極めて低いことから、
当該酵素反応の様式はエンド型と推定された。この反応
液50μlから凍結乾燥にて0.22mgの重合度2〜
19のε−ポリ−L−リシンが得られた。さらに、混合
液を20時間反応させ、反応液50μlを取り出し同様
に逆相液体クロマトグラフィーに供したところ、図3の
クロマトグラムを得た。重合度2から6の低重合度ε−
ポリ−L−リシンとL−リシンが検出され、重合度7以
上のものはほとんど検出されなかった。この反応液50
μlから凍結乾燥にて0.21mgの重合度2〜6のε
−ポリ−L−リシンが得られた。
α−ポリ−L−リシン臭酸塩(分子量4000〜150
00、重合度35〜130)を用いて、実施例2に準拠
して反応をおこない反応0時間後と24時間後との反応
産物を分析した。反応0時間後のクロマトグラムを図
4、24時間後のクロマトグラムを図5で表した。反応
24時間後でもクロマトグラムにほとんど変化がみられ
なかった。これはこの酵素がα−ポリ−L−リシンに作
用しないことを示す。
分解酵素はε−ポリ−L−リシンに基質特異性が高く、
ε−ポリ−L−リシンを加水分解し低重合度ε−ポリ−
L−リシン及びL−リシンを生成する。この酵素は、蛋
白の共存下で蛋白を分解することなくε−ポリ−L−リ
シンを分解することができる。この性質によって、低重
合度ε−ポリ−L−リシンの食品工業を中心として多方
面の用途が開ける。
質とした反応での反応直後(0時間)の反応液の逆相ク
ロマトグラムである。
質とした反応での反応4時間後の反応液の逆相クロマト
グラムである。
質とした反応での反応24時間後の反応液の逆相クロマ
トグラムである。
とした反応での反応直後(0時間)の反応液の逆相クロ
マトグラムである。
とした反応での反応24時間後の反応液の逆相クロマト
グラムである。
Claims (4)
- 【請求項1】以下の理化学的性状を示すε−ポリ−L−
リシン分解酵素。 1.作用:ε−ポリ−L−リシンをエンド型に加水分解
し、低重合度ε−ポリ−L−リシンを生成する。 2.基質特異性:ε−ポリ−L−リシンを分解し、低重
合度ε−ポリ−L−リシンを遊離するが、α−ポリ−L
−リシンには作用しない。 3.至適反応条件:至適pHはpH7.5であり至適温
度は55℃である。 4.安定条件:安定pH範囲はpH7〜11であり安定
温度範囲はpH7.0で10分間加熱した時、40℃ま
で安定である。 5.分子量:高速液体クロマトグラフィーで測定した分
子量は約36,000である。 - 【請求項2】クリセオバクテリウム・グループIIbに属
するε−ポリ−L−リシン分解酵素生産菌を培養して、
ε−ポリ−L−リシンを加水分解し低重合度ε−ポリ−
L−リシンを生成する酵素を培養液中より採取すること
を特徴とするε−ポリ−L−リシン分解酵素の製造法。 - 【請求項3】ε−ポリ−L−リシンを請求項1記載の酵
素で加水分解することにより低重合度ε−ポリ−L−リ
シンを製造する方法。 - 【請求項4】重合度が20以上のε−ポリ−L−リシン
を請求項1記載の酵素で加水分解することにより、重合
度が2〜19であるε−ポリ−L−リシンを製造する方
法。
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