JPH09192775A - 圧造機の素材押し込み装置 - Google Patents

圧造機の素材押し込み装置

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JPH09192775A
JPH09192775A JP1711596A JP1711596A JPH09192775A JP H09192775 A JPH09192775 A JP H09192775A JP 1711596 A JP1711596 A JP 1711596A JP 1711596 A JP1711596 A JP 1711596A JP H09192775 A JPH09192775 A JP H09192775A
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孝明 松宮
Suemori Mori
寿恵盛 森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 短寸の素材の圧造においてはトランスファフ
ィンガの開くタイミングの調節が著しく困難であり、ま
た、一定以下の長さの素材は圧造することができないと
いうことである。 【解決手段】 駆動杆4が後退位置にあるときは、ばね
9の付勢によりリンク7が起き上がって作動体8が押し
込み棒19とともにダイス3の側方においてダイス3の
取り付け面からダイス3の軸方向に離れた位置にあり、
駆動杆4が前進して係合面13がストッパ16に当接す
ると押し込み棒19がダイス3と同軸位置に達するがダ
イス3と押し込み棒19の軸方向の距離は変わらず、駆
動杆4がさらに前進すると作動体8は係合面13がスト
ッパ16当接していることによりそれ以上の前進が妨げ
られるため、ばね9の付勢に抗してリンク7が傾斜する
ことにより作動体8はダイス3の軸方向に接近するよう
に移動し、押し込み棒19がトランスファフィンガbに
挟持された素材aを軸方向から真っすぐに押してその一
部をダイス3に押し込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は圧造機のトランスフ
ァフィンガに挟持された素材をダイスに押し込む装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】圧造機において、トランスファフィンガ
により挟持されてダイスの直前に移送されてきた素材は
前進してくるパンチにより押されてその一部がダイスに
嵌入したときにトランスファフィンガが開いてさらに前
進してくるパンチとダイスの間で圧造が行われるのであ
るが、素材が短い場合にはトランスファフィンガが開く
タイミングが早いと素材が脱落してパンチとダイスが空
打ちを生じて破損し、逆に開くタイミングが遅いとトラ
ンスファフィンガがパンチにより打圧されて破損するこ
とになるためトランスファフィンガが開くタイミングを
微妙に調節する必要があり、素材の長さがトランスファ
フィンガの厚さより一定寸法以上なければ圧造をするこ
とができなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、短寸の素材の圧造においてはトランスファ
フィンガの開くタイミングの調節が著しく困難であり、
また、一定以下の長さの素材は圧造することができない
ということである。
【0004】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記課題
を解決するための手段として、請求項1の発明は、圧造
機のトランスファフィンガに挟持された素材をダイスに
押し込む装置であって、素材の押し込み方向と直角方向
に進退運動する駆動杆と、その駆動杆に2本のリンクに
より平行リンク機構を構成するように連結された作動体
と、その作動体を駆動杆から離間する方向に付勢するば
ねと、フレームに取り付けられ、作動体の先端部に取り
付けられた押し込み棒がダイスと同軸位置に達したとき
に作動体に形成された素材の押し込み方向と平行な係合
面に当接するストッパと、からなる構成としたから、駆
動杆が後退位置にあるときは、ばねの付勢によりリンク
が起き上がって作動体が押し込み棒とともにダイスの側
方においてダイスの取り付け面からダイスの軸方向に離
れた位置にあり、駆動杆が前進して係合面がストッパに
当接すると押し込み棒がダイスと同軸位置に達するがダ
イスと押し込み棒の軸方向の距離は変わらず、駆動杆が
さらに前進すると作動体は係合面がストッパ当接してい
ることによりそれ以上の前進が妨げられるため、ばねの
付勢に抗してリンクが傾斜することにより作動体はダイ
スの軸方向に接近するように移動し、押し込み棒がトラ
ンスファフィンガに挟持された素材を軸方向から真っす
ぐに押してその一部をダイスに押し込む。
【0005】すると、トランスファフィンガは挟持の必
要がないから開いて素材を解放するとともに押し込み棒
も駆動杆とともに後退し、その後パンチが前進してダイ
スとの間で素材を打圧して成形するのであり、トランス
ファフィンガが開いてからパンチで打圧できるから、短
寸の素材をトランスファフィンガとパンチとの干渉を生
じさせることなく確実に圧造することができる。
【0006】請求項2の発明は、圧造機のトランスファ
フィンガに挟持された素材をダイスに押し込む装置であ
って、フレームに2本のリンクにより平行リンク機構を
構成するするように連結された連動体と、その連動体に
素材の押し込み方向と直角方向の摺動自由に嵌合した摺
動体と、その摺動体を連動体から離間してダイスに接近
する方向に付勢するばねと、その摺動体に取り付けら
れ、その摺動体の先端部に取り付けられた押し込み棒が
ダイスと同軸位置に達したときにフレームに形成された
素材の押し込み方向と平行なストッパ面に当接する係合
体と、平行リンク機構を揺動駆動する駆動部材と、から
なる構成としたから、平行リンク機構が長方形に近い形
であるときは、連動体、摺動体とともに押し込み棒がダ
イスの側方においてダイスの取り付け面からダイスの軸
方向に離れた位置にあり、駆動部材の駆動により連動
体、摺動体及び押し込み棒が円弧運動して平行リンク機
構の平行四辺形が傾き、係合体がストッパ面に当接する
と押し込み棒がダイスと同軸位置に達するとともに、軸
方向においてもダイスに接近し、平行リンク機構がさら
に傾くと係合体がストッパ面に当接していることにより
摺動体はそれ以上の前進が妨げられるため、連動体だけ
がばねの付勢に抗して円弧運動を続け、摺動体はダイス
の軸方向に接近するように移動し、押し込み棒がトラン
スファフィンガに挟持された素材を軸方向から真っすぐ
に押してその一部をダイスに押し込む。
【0007】以下の作用及び効果は上記請求項1の発明
と同一である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0009】図1〜3は請求項1の発明の一実施の形態
を示し、図において、1はフレームであって、これに取
り付けられたダイスブロック2にダイス3が嵌着されて
いる。
【0010】ダイス3の側方にはダイス3の軸線と直角
方向に進退する駆動杆4が設けられ、その先端にアーム
5がねじ6により固定されており、その上方には作動体
8が2本のリンク7、7により連結されて、アーム5、
作動体8及びリンク7、7により平行リンク機構が構成
されている。
【0011】作動体8の下面には2つの孔10、10が
形成され、これらの孔10、10に進退自由に嵌合され
た中空ピン11、11がその中に装着された圧縮コイル
ばね9、9によりアーム5に押し付けられて作動体8を
押し上げる方向に付勢しており、作動体8の上面にはダ
イス3の軸方向と直角をなす転動面12とその終端に直
角に形成された係合面13とが設けられている。
【0012】各図におけるフレーム1の作動体8の上方
には取り付け板14がその長孔23に通したねじ15、
15により固定され、この取り付け板14にローラー状
のストッパ16が軸17により回転自由に支持されてお
り、このストッパ16が転動面12に当たって作動体8
の上動を規制している。
【0013】作動体8の先端には、ダイス3の軸線と平
行なめねじ18が形成され、このめねじ18に外周に雄
ねじ20が形成された押し込み棒19が螺入されてロッ
クナット21により先端の押し込み部22が適宜の突出
量となるように固定されている。
【0014】次に、本実施の形態の作動を説明する。
【0015】駆動杆4の後退位置においては、図1に示
すように、押し込み棒19はダイス3の側方前方に退避
しており、駆動杆4が進出するとストッパ16が転動面
12上を転がりつつ作動体8が進出し、図2に示すよう
に、係合面13がストッパ16に当たると、押し込み棒
19がダイス3と同軸上に達する。この調節は長孔23
による取り付け板14の固定位置の調節によって行われ
る。
【0016】駆動杆4がさらに前進すると、作動体8は
ストッパ16によりそれ以上の前進が阻止されるから、
図3に示すように、圧縮コイルばね9、9を縮めてダイ
ス3側へ真っすぐに接近し、トランスファフィンガbに
より挟持されてダイス3の直前に移送されている素材a
の一部をダイス3内に押し込むのであって、この間にス
トッパ16は係合面13上を転動する。
【0017】素材aの一部がダイス3内に押し込まれる
と、トランスファフィンガbが開いて素材aを解放し、
かつ、作動体8が後退した後図示しないパンチの前進に
より素材aがダイス3との間で圧造成形される。
【0018】次に、請求項2の発明の一実施の形態を図
4〜6に基づいて説明する。
【0019】フレーム41に装着されたダイス42の側
方にブロック25が長孔43に通されたボルト24によ
り固定されていて、そのブロック25に2本のリンク2
6、26によって連動体27が連結されて平行リンク機
構が構成されており、一方のリンク26のブロック25
への支持軸が回転する駆動部材28となっている。
【0020】連動体27には下面開放の箱型の摺動体2
9がダイス42の軸線と直角方向にのみ摺動自由に嵌合
しており、連動体27と摺動体29の間には摺動体29
をダイス42側へ押す圧縮コイルばね30が装着されて
いる。
【0021】摺動体29のダイス42側にはアーム31
がブラケット32により固定されており、その先端には
めねじ33に雄ねじ棒からなる押し込み棒34が螺入さ
れて適宜の突出量においてロックナット35により固定
されている。
【0022】ブロック25にはダイス42の軸線方向と
平行なストッパ面37を有するストッパ36が固定さ
れ、摺動体29の側面にはローラー状の係合体39がブ
ラケット38により回転自由に支持されている。
【0023】次に、本実施の形態の作動を説明する。
【0024】図4に示すように、リンク26、26がほ
ぼ直立した姿勢から、駆動部材28が時計方向に回転す
ると、押し込み棒34は摺動体29及び連動体27とと
もに円弧形の経路でダイス42に接近し、図5に示すよ
うに、係合体39がストッパ面37に当たると、摺動体
39とともに押し込み棒34は前進不能となり、ダイス
42と同軸上に位置する。この位置調節は長孔24を利
用したフレーム41に対するブロック25の固定位置調
節により行われる。
【0025】さらに、駆動部材28が同方向に回転する
と連動体27の前進により圧縮コイルばね30を縮めつ
つ摺動体29がダイス42に接近する方向に移動し、図
6に示すように、押し込み棒34がダイス42に真っす
ぐ接近し、トランスファフィンガbにより挟持されてダ
イス42の直前に移送されている素材aを押してその一
部をダイス42内に押し込む。
【0026】その後の作動は前記した請求項1の実施の
形態と同様である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1の発明の一実施の形態の後退
状態の一部切欠側面図である。
【図2】その前進状態の一部切欠側面図である。
【図3】その押し込み状態の一部切欠側面図である。
【図4】本発明の請求項2の発明の一実施の形態の後退
状態の一部切欠側面図である。
【図5】その前進状態の一部切欠側面図である。
【図6】その後退状態の一部切欠側面図である。
【符号の説明】
1:フレーム 3:ダイス 4:駆動杆 7:リンク 8:作動体 9:ばね 13:係合面 16:ストッパ 19:押し込み棒 26:リンク 27:連動体 28:駆動部材 29:摺動体 30:ばね 34:押し込み棒 37:ストッパ面 39:係合体 41:フレーム 42:ダイス a:素材 b:トランスファフィンガ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧造機のトランスファフィンガに挟持さ
    れた素材をダイスに押し込む装置であって、 素材の押し込み方向と直角方向に進退運動する駆動杆
    と、 該駆動杆に2本のリンクにより平行リンク機構を構成す
    るように連結された作動体と、 該作動体を前記駆動杆から離間する方向に付勢するばね
    と、 フレームに取り付けられ、前記作動体の先端部に取り付
    けられた押し込み棒がダイスと同軸位置に達したときに
    前記作動体に形成された素材の押し込み方向と平行な係
    合面に当接するストッパと、 からなる圧造機の素材押し込み装置。
  2. 【請求項2】 圧造機のトランスファフィンガに挟持さ
    れた素材をダイスに押し込む装置であって、 フレームに2本のリンクにより平行リンク機構を構成す
    るするように連結された連動体と、 該連動体に素材の押し込み方向と直角方向の摺動自由に
    嵌合した摺動体と、 該摺動体を前記連動体から離間してダイスに接近する方
    向に付勢するばねと、 該摺動体に取り付けられ、該摺動体の先端部に取り付け
    られた押し込み棒がダイスと同軸位置に達したときにフ
    レームに形成された素材の押し込み方向と平行なストッ
    パ面に当接する係合体と、 前記平行リンク機構を揺動駆動する駆動部材と、 からなる圧造機の素材押し込み装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101276090B1 (ko) * 2011-07-28 2013-06-18 주식회사 예일전자 리벳용 요크의 제조장치
CN113400071A (zh) * 2021-06-25 2021-09-17 重庆第二机床厂有限责任公司 一种定位组合式提拉投料器

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KR101276090B1 (ko) * 2011-07-28 2013-06-18 주식회사 예일전자 리벳용 요크의 제조장치
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CN113400071B (zh) * 2021-06-25 2022-08-30 重庆第二机床厂有限责任公司 一种定位组合式提拉投料器

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