JP3517132B2 - 圧造機におけるワークの飛び出し防止及び押し込み装置 - Google Patents

圧造機におけるワークの飛び出し防止及び押し込み装置

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JP3517132B2 JP33062698A JP33062698A JP3517132B2 JP 3517132 B2 JP3517132 B2 JP 3517132B2 JP 33062698 A JP33062698 A JP 33062698A JP 33062698 A JP33062698 A JP 33062698A JP 3517132 B2 JP3517132 B2 JP 3517132B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フレームに固定し
たダイブロックに並列して取り付けた複数のダイに装填
されたワークをダイブロックに対向してフレームに沿っ
て往復運動するラムに並列して取り付けた複数のパンチ
で打圧して成形するとともに各ダイから突き出されたワ
ークをフィンガで挟持して隣のダイに移送するようにし
た圧造機において、ダイから突き出されたワークの飛び
出しを防止するとともに搬送のタイミングに合わせて作
動してそのワークを隣のダイに押し込むようにした装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような圧造機においては、ダイか
ら突き出されたワークをフィンガで挟持して隣のダイの
直前まで移送し、ラムの前進により接近してくるパンチ
によりワークが押されてその一部がダイにはまり込むと
フィンガが開いて退避した後、パンチがワークをダイに
押し込みつつ打圧して成形するようになっていたが、ワ
ークの把持部が短いと、把持の際にフィンガが閉じてワ
ークをつかむことが困難であり、ワークを開放する際に
はフィンガが開く前にパンチが接近してフィンガを破壊
するおそれがあることから、ダイから突き出されたワー
クを受け止め、フィンガにより隣のダイに移送されたワ
ークをラムが後退している間にダイの中に押し込み、フ
ィンガが開いてからパンチで打圧するようにした装置が
提案された。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の装置
は、質量の大きいスライドブロックの平行運動と円弧運
動によりワークの受け止めと押し込みを行うようになっ
ていたため、高速運転に対応することができず、生産能
率が低いという課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】このよう
な課題を解決するための手段として、請求項1の発明
は、フレームに、ラムの往復運動に合わせて先端が隣合
う2つのダイの前面とその両ダイの中間の3位置に停止
するように揺動し、かつ前記ワークを隣のダイに移送す
る際該ワークの移動に合わせて揺動するアームを支持し
てそのアームを揺動させる揺動駆動機構を設けるととも
にその各アームをその先端が各ダイの前面に停止した状
態において各ダイに接近した位置と後退した位置との間
を往復させる往復駆動機構を設けたものであって、アー
ムの先端でダイから突き出されたワークを受け止め、フ
ィンガで挟まれて隣のダイの直前に移送されたワーク
、ワークの移動に合わせて揺動したアームの先端でダ
イに押し込むことによりフィンガを早期に開放させた
後、アームを元のダイとの間に退避させてパンチとの干
渉を回避することができるものであるから、アームの揺
動運動と往復運動とを別個の駆動機構で行うことができ
て、運動部分を軽量化し、高速運転に対応することがで
きて生産能率が向上する効果がある。
【0005】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、揺動駆動機構が、一端に複数のアームを個別に固定
した複数の揺動中心軸の他端に揺動駆動源を持つもので
あるから、簡単な構造で複数のアームを一斉に揺動させ
ることができ、請求項3の発明は、請求項2の発明にお
いて、往復駆動機構が、各揺動中心軸に鍔を設けるとと
もにその各揺動中心軸にばねを環装して一方向に付勢
し、各揺動中心軸と直角をなすように配置した揺動駆動
軸に固定した押圧部材を鍔に係合して揺動中心軸をばね
の弾力に抗する方向に押圧するとともにそのばねの付勢
方向に後退させるようにしたものであるから、簡単な構
造で複数のアームを一斉に往復運動させることができ、
また、請求項4の発明は、請求項3の発明において、揺
動中心軸がフィンガの移動前にダイから離間する方向に
移動するようになっているものであって、アームがワー
クの移動を妨げるのを防止することができるから、それ
ぞれ、請求項1の発明を確実に実現することができる効
果がある。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。図において、2はフレーム
1に固定されたダイブロックであって、その正面に複数
のダイa、b、c、dが等間隔で水平方向に並列して嵌
入されており、各ダイa、b、c、dに装填された図示
しないワークを、ダイブロック2に対向してフレーム1
をガイドとして往復運動する図示しないラムに取り付け
られた図示しないパンチで打圧して成形するとともに、
図示しない突き出しピンにより各ダイa、b、c、dか
ら突き出されたワークを図示しないフィンガで挟持して
隣のダイに移送することにより順次に成形するようにな
っている。
【0007】上記は従来公知の圧造機であるが、本実施
の形態においては、ダイブロック2の下方の各ダイa、
b、c、dの中間の位置に揺動中心軸3が軸方向の往復
運動及び中心線周りの回動自由に支持されていて、その
先端にアーム4が固定されているとともに、揺動中心軸
3の後端には四角形部15が形成されていて、その四角
形部15に緊密かつ相対的摺動自由に嵌合するスリーブ
16が軸受17、18によりフレーム1に揺動自由に支
持され、そのスリーブ16は図示しないキーを介してリ
ンク5の上端が相対的回転不能に固定されており、その
リンク5の下端は軸7により往復駆動棒6に回転自由に
連結されていて、その往復動棒6の上下運動を伴う水
平方向の往復運動により各アーム4が図1に1点鎖線で
示す中立姿勢と、2点鎖線で示す左傾姿勢と、実線で示
す右傾姿勢の各姿勢に順次に停止するようになってい
る。
【0008】揺動中心軸3には鍔8がナット9により固
定されていて、スラストベアリング19との間に装着さ
れたばね10の弾力により前方へ突出するように付勢さ
れており、往復動棒6と平行に配置されてフレーム1
に交互方向の回動自由に支持された揺動駆動軸11に固
定された押圧部材12の上端が鍔8に係合していて、そ
の揺動駆動軸11の交互方向の回動により揺動中心軸3
とともに各アーム4が図2に実線で示す後退位置と同図
に鎖線で示す前進位置の間を往復移動するようになって
いる。
【0009】また、各アーム4の先端には突き当て金具
13がナット14により固定されていて、各アーム4の
左右の傾倒姿勢において突き当て金具13が各ダイa、
b、c、dの中心に形成された図示しない成形孔に対応
するようになっている。
【0010】本実施の形態は上記構成になり、各アーム
4が図1に2点鎖線で示すように左傾姿勢にあり、か
つ、図2に実線で示すように、後退位置にあるときに、
ワークwが各ダイa、b、c、dの中心の成形孔から突
き出されると、そのワークwは図示しないフィンガに挟
持されると同時に各アーム4の先端の突き当て金具13
に突き当たって飛び出しが防止され、フィンガの移動に
よりワークwが右隣のダイに移送されると各アーム4も
一緒に図1に実線で示す右傾姿勢となると同時にフィン
ガが開いて退避するとともに、各アーム4が図2に鎖線
で示すように前進してワークwを成形孔内に押し込み、
その後に、ばね10の弾力により後退してから図1に1
点鎖線で示すように隣合うダイの間の中立姿勢に退避
し、ラムの前進によるパンチの打圧によりワークwがダ
イの成形孔内で成形が施される。
【0011】このように、ラムが後退している間にワー
クwの移送と成形孔内への押し込みが行われ、ラムが前
進してパンチによる打圧が行われる前にフィンガとアー
ム4が退避しているから、ワークwの把持部が短寸の場
合でもパンチとフィンガとの干渉が防止され、高速運転
が可能となって生産能率が向上する。
【0012】なお、本実施の形態において、ワークwを
挟持したフィンガが移動する前にアーム4がダイa、
b、c、dから離間する方向に移動するようにすると、
突き当て金具13がワークwから離れるため、フィンガ
が直線運動をし、突き当て金具13が円弧運動をするこ
とによる突き当て金具13とワークwの干渉が回避され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態の一部切欠正面図であ
る。
【図2】 その縦断面図である。
【符号の説明】
1:フレーム 2:ダイブロック 3:揺動中心軸 4:アーム 5:リンク 6:往復駆動棒 8:鍔 10:ばね 11:揺動駆動軸 12:押圧部材 a、b、c、d:ダイ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームに固定したダイブロックに並列
    して取り付けた複数のダイに装填されたワークを前記ダ
    イブロックに対向して往復運動するラムに並列して取り
    付けた複数のパンチで打圧して成形するとともに前記各
    ダイから突き出されたワークをフィンガで挟持して隣の
    ダイに移送するようにした圧造機において、前記フレー
    ムに、前記ラムの往復運動に合わせて先端が隣合う2つ
    の前記ダイの前面と該両ダイの中間の3位置に停止する
    ように揺動し、かつ前記ワークを隣のダイに移送する際
    該ワークの移動に合わせて揺動するアームを支持して該
    アームを揺動させる揺動駆動機構を設けるとともに該各
    アームをその先端が前記各ダイの前面に停止した状態に
    おいて前記各ダイに接近した位置と後退した位置との間
    を往復させる往復駆動機構を設けたことを特徴とする圧
    造機におけるワークの飛び出し防止及び押し込み装置。
  2. 【請求項2】 前記揺動駆動機構が、一端に前記複数の
    アームを個別に固定した複数の揺動中心軸の他端に揺動
    駆動源を持つことを特徴とする請求項1記載の圧造機に
    おけるワークの飛び出し防止及び押し込み装置。
  3. 【請求項3】 前記往復駆動機構が、前記各揺動中心軸
    に鍔を設けるとともに該各揺動中心軸にばねを環装して
    一方向に付勢し、前記各揺動中心軸と直角をなすように
    配置した揺動駆動軸に固定した押圧部材を前記鍔に係合
    して前記揺動中心軸を前記ばねの弾力に抗する方向に押
    圧するとともに該ばねの付勢方向に後退させるようにし
    たものであることを特徴とする請求項2記載の圧造機に
    おけるワークの飛び出し防止及び押し込み装置。
  4. 【請求項4】 前記揺動中心軸が前記フィンガの移動前
    に前記ダイから離間する方向に移動するようになってい
    ることを特徴とする請求項3記載の圧造機におけるワー
    クの飛び出し防止及び押し込み装置。
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