JP2504382B2 - プレス機におけるワ―ク移送装置 - Google Patents

プレス機におけるワ―ク移送装置

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JP2504382B2
JP2504382B2 JP5310473A JP31047393A JP2504382B2 JP 2504382 B2 JP2504382 B2 JP 2504382B2 JP 5310473 A JP5310473 A JP 5310473A JP 31047393 A JP31047393 A JP 31047393A JP 2504382 B2 JP2504382 B2 JP 2504382B2
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邦夫 新川
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TAKAGI SEIKO KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プレス機におけるワー
ク移送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プレス機に複数の金型を取り付
け、下型に対してワークを順次移送して多工程プレス加
工を同時にするようにしたものが知られている。この場
合、図5に模式的に示すように、例えば吸着具9(把持
具ともいう)を、R11〜R13の順路で移動させてワーク
Wを移送するのが一般的である。なお、同図には、吸着
具9が、隣接する下型2a,2b間の上方に位置する退
避状態が実線で示されている。この状態で、図外の上型
を下降させてプレス加工を行うのである。また、上記の
ようにワークWを移送する移送装置は、プレス機とは独
立した駆動源を有するロボット等で構成される場合の
他、いわゆるトランスファープレスとしてプレス機とセ
ットで製作される場合や、汎用プレス機に後付けされる
場合等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、汎用プレス
機に移送装置を後付けする場合においては、汎用プレス
機が備える補助出力軸を駆動源として利用することが考
えられるが、補助出力軸はプレス機の上部に位置してい
るため、補助出力軸の出力をベベルギヤ付き軸等の伝動
手段を介して下方に導いて移動機構を駆動して把持具を
下型付近で移動させる必要があり、ベベルギヤ等が2〜
3箇所介在すると、負荷変動の影響を受けることと相ま
ってバックラッシュで駆動機構がたつき易く、その影響
が駆動機構にまで波及して把持具の滑らかな動きが妨げ
られ易いものであった。
【0004】そこで、本発明は、比較的簡素かつ安価な
構成でもって、プレス機に連結した駆動機構を介して把
持具を滑らかに移動させることを解決すべき技術的課題
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このために、以下のよう
なプレス機におけるワーク移送装置を創作した。すなわ
ち、請求項1に係る発明では、プレスの1ストローク当
たり1回転する補助出力軸を有するプレス機に設けられ
るワーク移送装置であって、ワークをつかんだり放した
りできる把持具と、その把持具を支持してプレスの下型
上面に接近する位置と退避位置とに移動させ得る移動機
構と、その移動機構と前記補助出力軸との間に介装され
その移動機構を駆動するための駆動機構とから構成され
てなり、前記駆動機構は、前記補助出力軸に接続される
増速手段と、前記増速手段の出力側に接続されその増速
手段の増速比の逆数を減速比とするウォーム減速機とを
備えていることを特徴としている。なお、増速手段と
は、ベルトとプーリ等、伝動部材を介して増速するもの
をいう。
【0006】
【作用】上記のワーク移送装置では、補助出力軸の出力
回転を、一旦増速手段にて増速し、さらにウォーム減速
機にて減速したうえで移動機構を駆動している。このと
き、ウォームギヤ減速機は、出力軸から入力軸に対して
はトルク伝達ができないから、移動機構に比較的大きな
負荷変動が生じてもそれが減速機の駆動側に影響するこ
とがなく、したがって、移動機構がプレス動作に同期
て滑らかに動き、ワーク移送装置の作動が安定する。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。図1はプレス機の要部正面図、図2は側面図であ
る。両図に示すプレス機は、本体1のボルスター1aに
ダイセット1bを介して4種類の下型2(2a〜2d)
が、例えば、ブランキング、曲げ、曲げ、孔明けの加工
工程順に取り付けられており、4個のワークWを同時に
プレス加工できるようになっている。これらの下型2a
〜2d間でワークWを順次移送するワーク移送装置の移
動機構、及び駆動機構について順に説明する。
【0008】上記ボルスター1aの下型後方位置に起立
している2本のガイド支柱1c,1cは、水平方向左右
に延びるフィードバー3を昇降自在かつ左右スライド自
在に支持している。フィードバー3の左端部に取り付け
られた連結具3aには、ロッド4の先端部が接続されて
いて、詳しくは後述するが、ロッド4が押し引きされる
と、それに応じてフィードバー3が左右スライドするよ
うになっている。
【0009】一方、本体1側には紙面直角方向に延びる
2本の支軸5a,5bが設けられており、両支軸5a,
5bには略L字状のアーム6a,6bが回動自在に取り
付けられている。そして、図1及び図3参照、両アーム
6a,6bの一端部にはローラ6cが取り付けられ、こ
のローラ6cが前記フィードバー3の下辺部に当接して
フィードバー3の上下方向の位置決めをしている。両ア
ーム6a,6bの下端部はロッド7にて互いに連結さ
れ、両アームが連動するようになっている。アーム6a
には、さらにロッド8が接続されていて、詳しくは後述
するが、ロッド8が押し引きされると両アーム6a,6
bが回動し、それに従動してフィードバー3が昇降動す
るようになっている。
【0010】また、前記フィードバー3には下型2上に
オーバハングする取付アーム3bが下型2の配置と同間
隔に取り付けられ、この取付アーム3bに、ワークWを
吸着できる吸着具9(把持具ともいう)が取り付けられ
ている。吸着具9は、図外の吸引ポンプに連通してお
り、吸着カップに当接するワークWを、電磁弁(図示省
略)の作動を介して真空引きすることによって、所定の
タイミングでつかんだり放したりできるようになってい
る。なお、吸着具9をマグネット式や機械式の他の把持
手段に置き換えることもできる。
【0011】次に、前記ロッド4,8を押し引きする機
構について説明する。図1及び図2に示すように、本体
1の左側部に設けられた取付台10には、2本の揺動ア
ーム11,12が支軸11a,12aを介して回動自在
に取り付けられており、これを所定のタイミングで揺動
させるための溝カム13,14が、次述するウォームギ
ヤ減速機15(図2参照)の出力軸軸端に装着されてい
る。なお、図1には、カムの輪郭のみを示す。そして、
揺動アーム11,12の先端部には前記ロッド4,8が
回動自在に接続され、中間部には溝カム13,14に係
合するカムフォロワ12b,11bが設けられている。
図示形状の溝カム13はプレス1ストローク当たり1回
転してロッド4を略長手方向に1往復動させ、前記フィ
ードバー3を左右スライドさせる一方、溝カム14はプ
レス1ストローク当たり1回転してロッド8を略長手方
向に3往復動させ、フィードバー3を3回昇降動させる
ように形成されており、吸着具9が所定の軌跡で移動で
きるように設定されている。
【0012】以上のように構成された移動機構を駆動す
るための駆動機構について、次に説明する。前記ウォー
ムギヤ減速機15は、ウォームを原動側とし、ウォーム
ホィールを従動側とするものであり、ウォームホィール
からウォームを回すことはできない一般的なギヤ緒元を
有している。そして、ウォームギヤ減速機15の入力軸
軸端に取り付けられたプーリ16と、本体1の左側部に
設けられた大プーリ17aとの間にはタイミングベルト
18aが掛けられ、さらに、大プーリ17aと一体に設
けられている小プーリ17bと、本体1の補助出力軸1
9に取り付けられたプーリ19aとの間にはタイミング
ベルト18bが掛けられている。すなわち、上記の駆動
機構においては、補助出力軸19の回転は一旦増速され
た後、減速されている。なお、本実施例の場合、補助出
力軸19とウォーム間の増速比は1:10、ウォームギ
ヤ減速機15の減速比は10:1である。
【0013】次に、ワーク移送装置の作用を説明する。
図1では、フィードバー3が吸着具9を下型2の各中間
位置に退避させており、上型20がほぼプレス下死点に
ある状態が示されている。この状態からの作動を概説す
ると、プレスのクランクとともに補助出力軸19が回転
し、これと同期して溝カム13,14がプレスの1スト
ローク当たり1回転し、さらに、両カムに従動するフィ
ードバー3が左右スライド及び昇降動してから退避位置
に戻る。この間に、吸着具9が下型2上の各ワークWを
吸着して隣の下型2上に移送した後、上型20が下降し
てプレス加工がなされるようになっている。次に、吸着
具9の動きを詳しく説明する。
【0014】図4は吸着具9の移動軌跡を模式的に示す
図である。同図に示すように、退避位置にある吸着具9
は、先ず、所定の高さに上昇した後、左に移動し、さら
に下降して下型2a上のワークWをつかみ取る(図中、
R1 の軌跡)。次に、再度上昇した後、右に移動し、下
型2b上に降下してワークWを所定の位置にセットする
(図中、R2 の軌跡)。そして、ワークWを放した後に
再度上昇し、左に移動して両下型2a,2bの中間位置
でほぼ下型2a,2bと同じ高さまで下降する(図中、
R3 の軌跡)。すなわち、この位置が吸着具9の退避位
置であり、この状態になったときにタイミングを合わせ
て上型20が降下してプレス加工がなされる。なお、図
1〜図3において、21は上型ホルダ、22は保持レー
ルである。
【0015】本実施例のワーク移送装置では、上述のよ
うに、吸着具9と取付アーム3bとが、下型2とほぼ同
じ高さまで下降して退避するようになっている。したが
って、本体1の上型ホルダ21や保持レール22のプレ
ス下死点時位置を下型2に十分近づけた設定とすること
が可能になり、その分、従来のものより上型20の高さ
寸法を小さくすることができる。すなわち、上型をコン
パクトかつ安価に製作 することができるという効果があ
る。
【0016】次に、駆動機構の作用を説明をする。前述
したように、本体1の補助出力軸19の回転はベルト機
構にて一旦増速された後、ウォームギヤ減速機15で減
速されていて、ウォームギヤ減速機15の出力軸は溝カ
ム13,14を回転駆動し、両カム13,14はロッド
4,8を押し引きしてフィードバー3を移動・停止させ
ている。したがって、両カム13,14に直結されてい
るウォームギヤ減速機15の出力軸は負荷変動が激しい
が、ウォームギヤ減速機15は増速方向への逆回転が不
能であるから、負荷変動があってもその影響が入力軸側
に波及せず、両カム13,14が滑らかに回転する。
【0017】なお、本実施例ではウォームギヤ減速機を
用いたが、これに限らず、増速方向にはトルク伝達せず
にロックする形式のものを用いることができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、プ
ス機に同期して把持具が滑らかに移動し、ワーク移送装
置の作動が安定するから、プレス機の高速運転が可能と
なり生産性を上げることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のプレス機の要部正面図であり、ほぼプ
レス下死点状態を示している。
【図2】実施例のプレス機の側面図であり、ほぼプレス
上死点状態を示している。
【図3】実施例の移動機構の要部を模式的に説明する図
である。
【図4】実施例の吸着具の移動軌跡の説明図である。
【図5】従来例の吸着具の移動軌跡の説明図である。
【符号の説明】
1 本体 1a ボルスター 2,2a〜2d 下型 3 フィードバー 9 吸着具(把持具) 15 ウォームギヤ減速機 19 補助出力軸 20 上型

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレスの1ストローク当たり1回転する
    補助出力軸を有するプレス機に設けられるワーク移送装
    置であって、ワークをつかんだり放したりできる把持具
    と、その把持具を支持してプレスの下型上面に接近する
    位置と退避位置とに移動させ得る移動機構と、その移動
    機構と前記補助出力軸との間に介装されその移動機構を
    駆動するための駆動機構とから構成されてなり、前記駆
    動機構は、前記補助出力軸に接続される増速手段と、前
    記増速手段の出力側に接続されその増速手段の増速比の
    逆数を減速比とするウォーム減速機とを備えていること
    を特徴とするプレス機におけるワーク移送装置。
JP5310473A 1993-12-10 1993-12-10 プレス機におけるワ―ク移送装置 Expired - Lifetime JP2504382B2 (ja)

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