JPH09191928A - 化粧料容器 - Google Patents

化粧料容器

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JPH09191928A
JPH09191928A JP2473096A JP2473096A JPH09191928A JP H09191928 A JPH09191928 A JP H09191928A JP 2473096 A JP2473096 A JP 2473096A JP 2473096 A JP2473096 A JP 2473096A JP H09191928 A JPH09191928 A JP H09191928A
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JP
Japan
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thin
shock
frame
absorbing thin
plate frame
Prior art date
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Pending
Application number
JP2473096A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Yajima
勲 矢島
Akihito Torii
晶仁 鳥居
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP2473096A priority Critical patent/JPH09191928A/ja
Publication of JPH09191928A publication Critical patent/JPH09191928A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 化粧料容器に付加される上下方向、上下逆方
向或いは横方向の全ての方向からの衝撃を効果的に吸収
して、化粧料の割れやクラック等の発生を防止せんとす
るものである。 【解決手段】 上面を開放した収納凹所(2)を有する容
器本体(1)と、該収納凹所(2)内に固定して配設される
衝撃吸収薄肉中皿枠(9)と、該衝撃吸収薄肉中皿枠(9)
内に挿脱自在に装着される中皿(7)とを含み、衝撃吸収
薄肉中皿枠(9)は薄い樹脂シートで成形され、衝撃吸収
薄肉中皿枠(9)の外周面と収納凹所(2)の内周面との間
には空隙(8)が形成されると共に、衝撃吸収薄肉中皿枠
(9)の底面には収納凹所(2)の内底面に当接する突条(1
4)が形成され、中皿(7)と衝撃吸収薄肉中皿枠(9)とは
側面に於いて互いに係合する突部(12)と凹部(13)とによ
り掛止されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】この発明は、化粧料容器に落下等
の衝撃が付加されたとき、収納された固型粉末化粧料に
割れ等の不具合が発生するのを防止するようにした化粧
料容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、粉末化粧料を固型化して中皿と称
せられる小型の皿状容器に収納し、この中皿を容器本体
の収納凹部に取出自在に挿設してなる化粧料容器は公知
である。固型粉末化粧料は、衝撃に対して比較的弱く、
割れたり、クラックが入ったりするため、化粧料容器に
落下等の衝撃が加わったとき、衝撃を吸収する手段が設
けられている。
【0003】このような衝撃吸収手段として、固型粉末
化粧料を収納した中皿を浅皿状の薄肉トレーに装着固定
して、容器本体の収納凹所に挿設する構造が、実開平5
−5009号公報に開示されている。この公知の衝撃吸
収構造では、薄肉トレーの底面中央部を上方に盛り上げ
て、衝撃をこの盛り上げ部の撓みにより吸収するように
して、化粧料容器に付加される上下方向の衝撃を吸収す
るようにしてある。しかしながら、薄肉トレーは、側面
の突部を容器本体の収納凹所の凹部にがたつきのない様
に係合して、収納凹所から薄肉トレーが抜け出すのを阻
止してあるため、容器に側方から衝撃が加わったときに
は、薄肉樹脂がたわむことの出来る空間(すき間)がな
く、衝撃を十分に吸収することが出来ない欠点があっ
た。又、化粧料容器が転倒状態で落下し、中皿に上下を
逆にした衝撃が付加されたとき、薄肉トレーの突部が収
納凹所の凹部に嵌合された固定状態であり、この固定状
態の薄肉トレーに中皿が固定的に装着されているため、
上下逆方向の衝撃を効果的に吸収することが出来ず、化
粧料に割れやクラック等が生ずるおそれがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、化粧料容
器に付加される上下方向、上下逆方向或いは横方向の全
ての方向からの衝撃を効果的に吸収して、化粧料の割れ
やクラック等の発生を防止せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明が採った手段は、上面を開放した収納凹所
(2)を有する容器本体(1)と、該収納凹所(2)内に固定
して配設される衝撃吸収薄肉中皿枠(9)と、該衝撃吸収
薄肉中皿枠(9)内に挿脱自在に装着される中皿(7)とを
含み、衝撃吸収薄肉中皿枠(9)は薄い樹脂シートで成形
され、衝撃吸収薄肉中皿枠(9)の外周面と収納凹所(2)
の内周面との間には空隙(8)が形成されると共に、衝撃
吸収薄肉中皿枠(9)の底面には収納凹所(2)の内底面に
当接する突条(14)が形成され、中皿(7)と衝撃吸収薄肉
中皿枠(9)とは側面に於いて互いに係合する突部(12)と
凹部(13)とにより掛止されていることを特徴とする。
【0006】衝撃吸収薄肉中皿枠(9)が、樹脂シートを
真空成型した薄肉成型品であることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照しつつこの発明
の好ましい実施の形態を詳細に説明する。図において、
(1)は化粧料容器の本体であり、上面を開放した収納凹
所(2)を有する。(3)は容器本体(1)の上面を閉止する
蓋体であって、容器本体(1)に一端を蝶着され、他端は
容器本体(1)に開閉自在に係着され、内面には鏡(6)が
定着されている。収納凹所(2)の側部には、パフ等の塗
布具を収納するための凹所(4)が形成され、該凹所(4)
の底面には塗布具の乾燥を促進するための空気孔(5)が
穿孔されている。尚、化粧料容器の構造は、これに限ら
れるものではなく、化粧料収納部と塗布具収納部とが上
下2段に構成された構造、その他如何なる構造であって
も良い。要するに、固型粉末化粧料を収納する中皿を収
納する収納凹所(2)を備えた構造であればよい。
【0008】収納凹所(2)には、従来周知のように粉末
化粧料を固型化して収納した中皿と称せられる小型の皿
状容器(7)が取り出し自在に挿設される。中皿(7)は、
収納凹所(2)の内径寸法及び形状より若干小さい相似形
をなし、中皿(7)の全外周面と収納凹所(2)の全内周面
との間に若干の空隙(8)が作出される。該空隙(8)は、
化粧料容器に衝撃が付加されたときに、衝撃を吸収する
隙間として作用する。
【0009】(9)は、薄い樹脂シートで形成した衝撃吸
収薄肉中皿枠であって、上部フランジ(10)を容器本体
(1)の上部に定着される中枠(11)と容器本体(1)との間
に狭持して容器本体(1)の収納凹所(2)内に固定的に配
設される。該衝撃吸収薄肉中皿枠(9)は、前記中皿(7)
の外周面に装着され、中皿(7)を保持する。したがっ
て、衝撃吸収薄肉中皿枠(9)は、中皿(7)とほぼ同様の
寸法及び形状を有し、収納凹所(2)の内周面との間に、
前記空隙(8)がほぼそのまま残存する状態となる。衝撃
吸収薄肉中皿枠(9)と中皿(7)とは、其の側壁に形成さ
れた突部(12)と凹部(13)との係合により中皿の抜け出し
が阻止されると共に、衝撃吸収薄肉中皿枠(9)の底面に
は、収納凹所(2)の内底面に当接する突条(14)が複数形
成されている。衝撃吸収薄肉中皿枠(9)は、厚さ約0.1
〜2m/mのポリスチレン、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリプロピレン等の樹脂シートを真空成型した薄肉
成型品が好ましいが、これに限られるものではなく材
質、成形方法は特に限定されない。
【0010】容器本体(1)が落下して、垂直方向の衝撃
が中皿(7)に付加されると、突条(14)が撓んで衝撃が吸
収される。側方の衝撃が付加されると、衝撃吸収薄肉中
皿枠の側壁が空隙(8)内を側方に撓んで吸収する。更
に、容器本体が上下を逆にした状態で落下すると、突部
(12)が撓みつつ突部(12)と凹部(13)の係合が適度にずれ
て衝撃が吸収される。かくして、この発明によれば中皿
に付加される垂直方向、側方向並びに上下逆方向の全て
の衝撃が効果的に吸収され、中皿(7)に収納された固型
粉末化粧料が衝撃から保護される。
【0011】この発明の衝撃吸収薄肉中皿枠(9)に中皿
(2)を装着した化粧料容器について衝撃吸収試験を行っ
たところ、本発明の衝撃吸収薄肉中皿枠を備えた容器
は、衝撃吸収薄肉中皿枠を有しない従来の化粧料容器に
比して2〜3倍の耐衝撃性を有していた。すなわち、粉
体80〜93%、油分7〜20%のパウダリータイプ並
びに両用タイプの固型状ファンデーションを収納し、3
0〜50cmの高さから鉄板上に倒立・正立・横方向にそ
れぞれ落下させて、化粧料が割れるまでの回数を試験し
たところ、従来のものは3.6〜6.3回であったのに対
し、この発明の容器では8.6〜17.3回であった。
又、振動を付加して割れるまでの時間を試験したとこ
ろ、従来のものは数分しかもたなかったが、この発明で
は1時間のちも割れることはなかった。尚、試験に使用
した衝撃吸収薄肉中皿枠は、厚さ0.3m/mのポリエチレ
ンテレフタレートのシートの真空成型品を用いた。
【0012】衝撃吸収薄肉中皿枠(9)は、容器本体(1)
に固定されており、中皿(7)の交換は中皿(7)を容器本
体(1)の底面および衝撃吸収薄肉中皿枠(9)に形成した
孔からピンを差し込んで押し上げるか、或いは中皿(7)
の上縁を持ち上げて衝撃吸収薄肉中皿枠(9)から外し収
納凹所から取り出して行う。
【0013】
【発明の効果】この発明によれば、薄い樹脂シートから
なる衝撃吸収薄肉中皿枠を空隙を存して収納凹所に配設
し、該衝撃吸収薄肉中皿枠に中皿を取り出し自在に装着
し、衝撃吸収薄肉中皿枠と中皿とを突部と凹部との係合
により掛止すると共に、衝撃吸収薄肉中皿枠の底面に突
設した突条で収納凹所の内底面に当接してあるので、上
下方向の衝撃は突条の撓みにより、横方向の衝撃は衝撃
吸収薄肉中皿枠の側壁の撓みにより、上下逆方向の衝撃
は突部と凹所の撓みによる中皿の適度のずれによりそれ
ぞれ吸収することが出来、実質的にあらゆる方向の衝撃
を効果的に吸収して、化粧料に割れやクラックが発生す
るのを防止することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】化粧料容器の斜視図
【図2】図1A−A’線に沿った断面図
【図3】中皿と衝撃吸収薄肉中皿枠の斜視図
【図4】衝撃吸収薄肉中皿枠の平面図
【図5】図4BーB’線に沿った断面図
【図6】図4CーC’線に沿った断面図
【符号の説明】
(1)容器本体 (2)収納凹所 (3)蓋体 (4)塗布具収納凹所 (5)空気孔 (6)鏡 (7)中皿 (8)空隙 (9)衝撃吸収薄肉中皿枠 (10)フランジ部 (11)中枠 (12)突部 (13)凹部 (14)突条

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面を開放した収納凹所(2)を有する容器
    本体(1)と、該収納凹所(2)内に固定して配設される衝
    撃吸収薄肉中皿枠(9)と、該衝撃吸収薄肉中皿枠(9)内
    に挿脱自在に装着される中皿(7)とを含み、衝撃吸収薄
    肉中皿枠(9)は薄い樹脂シートで成形され、衝撃吸収薄
    肉中皿枠(9)の外周面と収納凹所(2)の内周面との間に
    は空隙(8)が形成されると共に、衝撃吸収薄肉中皿枠
    (9)の底面には収納凹所(2)の内底面に当接する突条(1
    4)が形成され、中皿(7)と衝撃吸収薄肉中皿枠(9)とは
    側面に於いて互いに係合する突部(12)と凹部(13)とによ
    り掛止されていることを特徴とする化粧料容器。
  2. 【請求項2】衝撃吸収薄肉中皿枠(9)は、樹脂シートを
    真空成型した薄肉成型品であることを特徴とする請求項
    1記載の化粧料容器。
JP2473096A 1996-01-18 1996-01-18 化粧料容器 Pending JPH09191928A (ja)

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Effective date: 20040622

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02